JPH0222530Y2 - - Google Patents

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JPH0222530Y2
JPH0222530Y2 JP1985156765U JP15676585U JPH0222530Y2 JP H0222530 Y2 JPH0222530 Y2 JP H0222530Y2 JP 1985156765 U JP1985156765 U JP 1985156765U JP 15676585 U JP15676585 U JP 15676585U JP H0222530 Y2 JPH0222530 Y2 JP H0222530Y2
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JP
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pressure side
seal ring
low
clearance
side seal
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、特に低温用コンプレツサーやLNG
ポンプ等に採用して好適な軸封装置に関するもの
である。
[従来の技術] 一般に、低温用コンプレツサーやLNGポンプ
の軸封装置としては、オイルシールを使用できな
いため非接触ガスシールが使用されている。斯か
る従来の非接触ガスシール方式の軸封装置の一例
を第4図に示すと、主軸aに固定したロータ側シ
ールリングbの外側にステータ側シールリングc
を対向配置し、該ステータリングcをケーシング
dに固設したステータeに支持させ、ロータ側シ
ールリングbのステータ側シールリングcと対向
する面に形成したスパイラル溝fにより、機内g
と機外hの差圧を利用してシールリングb,c間
クリアランスにガスシールを形成するものであ
る。尚iはステータ側シールリングcのロータ側
シールリングb側への押付力を付与するスプリン
グ、jはOリングである。
[考案が解決しようとする問題点) しかしながら斯かる従来方式においては、主軸
aが高速で回転した場合には、シールリングb,
c間クリアランスが大きくなり過ぎて機内gから
機外hへガスが漏れてしまい、一方主軸aが低速
で回転した場合には、スプリングi力によりシー
ルリングb,cが接触して摩擦を越してしまう問
題があつた。
本考案は、このような問題をなくそうとするも
のである。
[問題点を解決するための手段] 本考案では、主軸に取付けたロータ側シールリ
ングの高圧側と低圧側の両面を、該両面に対し所
要のクリアランスを保持して対向するよう挟み且
つ高圧側のクリアランスと低圧側のクリアランス
とを連通する中間圧力室を形成する断面凹字状の
ステータ側シールリングをケーシングに弾性支持
し、前記高圧側のクリアランスを形成する対向面
のいずれか一方の面の内周部および前記低圧側の
クリアランスを形成する対向面のいずれか一方の
面の外周部に、それぞれ高圧側から低圧側へ強制
的にポンピングする如きスパイラル溝を凹設した
構成としている。
[作 用] 従つて、ロータ側シールリングとステータ側シ
ールリングとの間の両方のクリアランスに夫々ガ
スシールが形成され、該両ガスシールの圧力バラ
ンスによつて、常に前記両方のクリアランスが一
定量に保たれる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図に示す如く、主軸1に固定したロータ側
シールリング2の機内3の側の面と、機外4側の
面との両面に対向して所要のクリアランスが形成
され且つ該両クリアランスを前記ロータ側シール
リングの外周部にて連通する中間圧力室12が形
成されるよう、断面凹字状としたステータ側シー
ルリング5を配置すると共に、該ステータ側シー
ルリング5をOリング6を介してケーシング7に
取付けたステータ8に弾性支持せしめる。又前記
ロータ側シールリング2の機内3側の面の内周部
には、第2図に示すように、高圧側である機内3
側から低圧側である機外4側へ強制的にポンピン
グするような形状のスパイラル溝9を凹設し、機
外4側の面の外周部には、第3図に示すように、
同様なスパイラル溝10を凹設する。
斯かる構成において、主軸1の駆動を介しロー
タ側シールリング2が回転すると、該ロータ側シ
ールリング2の内外面のスパイラル溝9,10の
ポンピング作用により、ロータ側シールリング2
の内外面とステータ側シールリング5との間のク
リアランスに2個所のガスシールが形成される。
即ち、スパイラル溝9の部分では、機内3側が高
圧で中間圧力室12内が低圧であり、又スパイラ
ル溝10の部分では、中間圧力室12内が高圧で
機外4側が低圧であるため、夫々の圧力差によつ
てスパイラル溝9,10にガスシールが形成さ
れ、クリアランスが保持される。このようにして
ガスシールが高圧側と低圧側の両方に2箇所形成
されるため、該両ガスシールの圧力バランスによ
つて常に両クリアランスは一定量に保たれ主軸1
の回転が速くてもガス漏れが確実に防止され、
又、主軸1の回転が遅くてもシールリング2,5
は接触せず摩耗が防止される。
尚、前記実施例では、スパイラル溝9,10を
ロータ側シールリング2の両側に設けたが、該ス
パイラル溝9,10をステータ側シールリング5
に設けてもよく、またスパイラル9をロータ側シ
ールリング2に設け、一方スパイラル溝10はス
テータ側シールリング5に設けるように、あるい
はその逆の配置でもよい。更にステータ側シール
リング5をOリング6を介しステータに保持させ
たが、第1図において2点鎖線で示すように、ベ
ローズ11を用いてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の軸封装置によれ
ば、ロータ側シールリングの内外面にガスシール
が形成されるようにしたので、両ガスシールの圧
力バランスによつて主軸の回転が速くても遅くて
もガス漏れを確実に防止でき、しかもシールリン
グ間の摩耗を防止することができる、と言う優れ
た効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の軸封装置の部分説明図、第2
図及び第3図は夫々スパイラル溝の説明図、第4
図は従来例の説明図である。 1は主軸、2はロータ側シールリング、5はス
テータ側シールリング、9,10はスパイラル
溝、12は中間圧力室を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸に取付けたロータ側シールリングの高圧側
    と低圧側の両面を、該両面に対し所要のクリアラ
    ンスを保持して対向するよう挟み且つ高圧側のク
    リアランスと低圧側のクリアランスとを連通する
    中間圧力室を形成する断面凹字状のステータ側シ
    ールリングをケーシングに弾性支持し、前記高圧
    側のクリアランスを形成する対向面のいずれか一
    方の面の内周部および前記低圧側のクリアランス
    を形成する対向面のいずれか一方の面の外周部
    に、それぞれ高圧側から低圧側へ強制的にポンピ
    ングする如きスパイラル溝を凹設したことを特徴
    とする軸封装置。
JP1985156765U 1985-10-14 1985-10-14 Expired JPH0222530Y2 (ja)

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JPS6263468U JPS6263468U (ja) 1987-04-20
JPH0222530Y2 true JPH0222530Y2 (ja) 1990-06-18

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE106999T1 (de) * 1989-12-06 1994-06-15 Pacific Wietz Gmbh & Co Kg Gasgesperrte, kontaktlose dichtungsanordnung für eine welle.
DE10004263A1 (de) * 2000-02-01 2001-08-02 Leybold Vakuum Gmbh Dynamische Dichtung

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JPS4933614A (ja) * 1972-07-24 1974-03-28
JPS57167566A (en) * 1981-04-10 1982-10-15 Hitachi Ltd Vacuum seal for turning shaft

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