JPH0719350A - 多段キャンドモータポンプのポンプ段部間シール構造 - Google Patents

多段キャンドモータポンプのポンプ段部間シール構造

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JPH0719350A
JPH0719350A JP5166581A JP16658193A JPH0719350A JP H0719350 A JPH0719350 A JP H0719350A JP 5166581 A JP5166581 A JP 5166581A JP 16658193 A JP16658193 A JP 16658193A JP H0719350 A JPH0719350 A JP H0719350A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ効率を向上すると共にその経年変化を
防止し、ポンプ段数を減少すると共にこれら各ポンプ段
部をコンパクト化することができる多段キャンドモータ
ポンプのポンプ段部間シール構造を得る。 【構成】 摺動接合部40は、固定壁部22とインペラ
24の回転ボス部24aとの間を高圧側ポンプ段部20
nから低圧側ポンプ段部20mへ向けて延在する軸方向
通路42と、これに直交する半径方向通路44とから形
成し、一方シールリング50は、軸方向通路42内にお
いて、固定壁部22に対しOリング52を介して液密的
に回転軸方向へ摺接し移動するよう形成し、これにより
シールリング50が両ポンプ段部20n、20m間の圧
力差ΔPにより、低圧側ポンプ段部20m側へ押圧し摺
接して、シールリング50の一端面50aと回転ボス部
24aの対向面24a′との間に半径方向シール面部4
6が自動的に形成されるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段キャンドモータポ
ンプに係り、特にそのポンプ段部間のシール構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、多段キャンドモータポンプは、
例えば図7に示すように、回転軸10を共有する多段ポ
ンプ部12とキャンドモータ部14とからなり、回転軸
10を、モータ部14に設けた一対の軸受16、16を
介して軸支すると共に、この軸受16およびモータ部1
4を、循環パイプ18によりモータ部14内を循環する
ポンプ部12からの一部循環取扱液を介して潤滑および
冷却するよう構成されている。
【0003】従って、この種の多段キャンドモータポン
プにおいては、ポンプ全体がシール部分のない完全無漏
洩構造を有しており、取扱液が外部に漏洩することがな
いことから、例えば化学工場等における特種溶液等を取
扱うポンプとして広く賞用されている。
【0004】なお、ここでポンプ部12の各ポンプ段部
20、20、…は、図8に、その隣接する高圧および低
圧側の2つのポンプ段部20n、20mを拡大して示す
ように、各ポンプ段部の区画固定壁部22、22間の係
合穴部から形成される固定接合部26と、区画固定壁部
22およびインペラ24の回転ボス部24a間の回転軸
10方向の通路から形成される摺動接合部28とを介し
て順次接合されている。そして、前記固定接合部26お
よび摺動接合部28には、それぞれOリング30および
円環シールリング32がそれぞれ介装されており、高圧
側ポンプ段部から低圧側ポンプ段部へ逆流しようとする
取扱液の漏洩を阻止するようにシールされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の多段キャンドモータポンプのポンプ段部間シー
ル構造は、以下に述べるような、なお改善すべき大きな
難点を有していた。
【0006】すなわち、前記従来のポンプ段部間シール
構造は、前述したように、Oリング30を有する固定接
合部26と、円環シールリング32を有する摺動接合部
28とから構成されている。この場合、前記接合部から
の漏洩は、一方の固定接合部26においては、この接合
部は固定的な係合穴部から形成されているので、前記O
リング30によって確実に阻止される。しかしながら、
他方の摺動接合部28においては、この接合部は、改め
て後述するように、モータ部14内の軸受16とは別
に、ポンプ部12内にも軸受を有する通常の多段ポンプ
の場合とは異なり、円環シールリング32が大きなシー
ル面部隙間ε(図8参照)を必要とすることから、前記
円環シールリング32によるシールが、前記通常の多段
ポンプに対する場合のようには、確実に達成することが
できなかった。
【0007】しかるに、キャンドモータを使用する多段
ポンプにおいては、前述したように、共通回転軸10は
モータ部14の一対の軸受16、16によって軸支され
ており、しかもこの軸受16は、その材質を、通常の多
段ポンプの場合における銅合金等に代えて、特種取扱溶
液に適応するカーボンあるいはセラミック等を使用して
いるので、その軸受面部隙間ε′(図8参照)が、摺動
特性の劣化のために通常の多段ポンプの場合より大きく
設定されている。この結果、ポンプ部12の各ポンプ段
部20間のシール構造を構成する摺動接合部28は、回
転軸10が大きく振れ回るために、前述のように、その
円環シールリング32のシール面部隙間εを大きく、す
なわち軸受16の前記軸受面部隙間ε′よりも更に大き
く設定しなければならず、従ってそのシール性も確実に
達成することは困難であった。
【0008】なお、前記したように、大きなシール面部
隙間εは、それ自体では(そのままの状態では)、シー
ル性を損なうことは明らかである。殊に、図5の破線か
らなる特性曲線La′で示すように、ポンプ段部間の差
圧ΔPが上昇すると、漏れ量qが急激に上昇し、従って
図6の破線からなる特性曲線Lb′で示すように、ポン
プ効率ηも通常の多段ポンプに比較して相当低下する。
しかしながら、前記シール面部隙間εは、軸受16の摩
耗による回転軸10の付加的偏心振れによって、円環シ
ールリング32が摩耗することにより、この隙間量自体
が更に増大するので、前述した難点であるポンプ効率
(特にポンプ揚程に伴うもの)の低下および経年変化に
よる低下を、さらに増大することになる。なお、漏れ量
qの増大(ポンプ効率の低下)は、円環シールリング3
2の軸方向長さl(図8参照)を増大することにより、
ある程度防止することができるが、これは基本的な解決
ではない。この場合には、摺動接合部28が大形化して
各ポンプ段部20が長大化し、このためポンプ部12全
体が大形化する等の別の難点が発生する。
【0009】このように、前記従来の多段キャンドモー
タポンプのポンプ段部間シール構造は、比較的多量のポ
ンプ段部間の漏れ量等に基因するポンプ効率の低下およ
びその経年変化、並びに比較的低いポンプ段部間の揚程
から規定されるポンプ部の多段化は避けられない難点を
有していた。
【0010】そこで、本発明の目的は、ポンプ効率を向
上すると共にその経年変化を防止し、ポンプ段数を減少
すると共に各ポンプ段部をコンパクトに構成することが
できる多段キャンドモータポンプのポンプ段部間シール
構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る多段キャンドモータポンプのポンプ段
部間シール構造は、回転軸を共有する多段ポンプ部とキ
ャンドモータ部とからなり、前記回転軸をモータ部に設
けた一対の軸受を介して軸支すると共に、前記軸受およ
びモータ部をポンプ部からの一部循環取扱液を介して潤
滑および冷却を行うよう構成した多段キャンドモータポ
ンプにおいて、ポンプ部の互いに隣接する各ポンプ段部
間に形成した摺動接合部内に、円筒状シールリングを回
転軸方向に摺動自在に介装し、このシールリングの一端
面を、前記隣接するポンプ段部間の圧力差により低圧側
ポンプ段部側へ押圧し摺接させることにより、前記摺動
接合部をシールすることを特徴とする。
【0012】この場合、摺動接合部は、ポンプ段部の区
画固定壁部とインペラの回転ボス部との間を、高圧側ポ
ンプ段部から低圧側ポンプ段部へ向けて延在する回転軸
方向通路と、これに直交する半径方向通路とからなり、
シールリングは、前記回転軸方向通路内において固定壁
部に対し液密的に回転軸方向へ摺接し移動することによ
り、前記半径方向通路においてインペラの回転ボス部と
の間に半径方向シール面部を形成することができる。
【0013】また、シールリングは、その低圧側の受圧
面積を高圧側の受圧面積より大きく設定することができ
る。
【0014】さらに、シールリングは、摺動側外周面に
金属スリーブを囲繞固定することにより、その摺動性と
耐久性とを向上させることができる。
【0015】
【作用】本発明によれば、各隣接するポンプ段部間の摺
動接合部から逆流し漏洩しようとする取扱液は、摺動接
合部内において回転軸方向に摺動自在に介装されている
円筒状シールリングが、その一端面を、隣接するポンプ
段部間の圧力差により自動的に低圧側のポンプ段部側へ
押圧し摺接することにより、シールされるよう構成され
ている。言い換えれば、本発明のシール構造は、そのシ
ールリングの一端面が、摺動接合部に対して回転軸の半
径方向の摺接する面シールをメカニカルに形成するよう
構成されている。
【0016】このように、本発明のシール構造は、その
面シールが回転軸の半径方向に構成されるので、回転軸
の周方向に構成される従来のシール構造とは異なり、そ
のシール面部隙間が、可及的に小さな寸法に設定され
る。しかも、この寸法は、ポンプ段部間の差圧の上昇に
伴って、さらに圧接し縮小される。従って、本発明によ
れば、漏れ量が低減され、ポンプ効率が向上すると共に
その経年変化も防止され、各ポンプ段部の揚程が上昇し
て、ポンプ段数が減少しかつこの各ポンプ段部もコンパ
クトに構成される。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係る多段キャンドモータポン
プのポンプ段部間シール構造の実施例につき、添付図面
を参照しながら以下詳細に説明する。なお、説明の便宜
上、図7および図8に示す従来の構造と同一の構成部分
には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0018】本実施例の多段キャンドモータポンプにお
いて、その摺動接合部のポンプ段部間シール構造を除
き、その他の構成、すなわち多段キャンドモータポンプ
自体並びに固定接合部のポンプ段部間シール構造は、前
記従来技術と同一である。従って、以下の説明において
は、前記摺動接合部のポンプ段部間シール構造に限定す
る。
【0019】図1において、本発明に係る摺動接合部の
ポンプ段部間シール構造は、基本的には、ポンプ部12
の互いに隣接する各ポンプ段部間、すなわち高圧および
低圧側ポンプ段部20n、20mの区画固定壁部22お
よびインペラ24の回転ボス部24aの間に形成した摺
動接合部40内に、円筒状シールリング50を回転軸1
0方向に摺動自在に介装し、このシールリング50の一
端面50aを、隣接する両ポンプ段部20n、20m間
の圧力差ΔPにより低圧側ポンプ段部20m側へ押圧し
摺接することにより、前記摺動接合部40のシールを達
成するよう構成されている。
【0020】すなわち、摺動接合部40を拡大して示す
図2において、摺動接合部40は、区画固定壁部22と
インペラの回転ボス部24aとの間を、高圧側ポンプ段
部20nから低圧側ポンプ段部20mへ向けて延在する
回転軸10の軸方向通路42と、これに直交する半径方
向通路44とから形成している。一方、シールリング5
0は、軸方向通路42内において、区画固定壁部22に
対しOリング52を介して液密的に回転軸10の軸方向
へ摺接し移動するよう形成されている。そして、これに
より、シールリング50が両ポンプ段部20n、20m
間の圧力差ΔPにより、低圧側ポンプ段部20m側へ押
圧し摺接することにより、シールリング50の一端面5
0aとインペラの回転ボス部24aの対向面24a′と
の間に、回転軸10に半径方向のシール面部46が自動
的に形成されるよう構成されている。
【0021】この場合、シールリング50は、従来技術
と同様に、カーボンあるいはセラミック等で構成し、こ
れをピン54またはキーにより回り止めを行うと共に軸
方向に対して摺動可能に取付けられる。
【0022】前記構成において、高圧側ポンプ段部20
nからの取扱液の漏れ量qは、シールリング50と区画
固定壁部22との間の流路42aが可及的に狭く、かつ
Oリング52で液密にシールされているので、シールリ
ング50とインペラ24の回転ボス部24aとの間の軸
方向流路42bおよび半径方向シール面部46を通り、
低圧側ポンプ段部20mへ流れようとする。しかるに、
この漏れ量qは、半径方向シール面部46が両ポンプ段
部20n、20mの間の圧力差ΔPを介してメカニカル
にシールされているので、可及的に少量に抑制される。
しかも、この漏れ量qは、シール面部が回転軸の周方向
に構成されている従来の構造とは異なり、回転軸の軸方
向流路42bの隙間には、実質的に関係することなく、
また圧力差ΔPに対しては、その増大に反比例して抑制
される。
【0023】従って、本発明によれば、漏れ量qは、こ
の状態を示す前記図5において、従来の特性曲線La′
に対比して実線からなる特性曲線Laで示されるよう
に、特に圧力差ΔPの上昇時において低下する。そし
て、これにより、ポンプ効率ηは、これを示す前記図6
において、従来の特性曲線Lb′に対比して実線からな
る特性曲線Lbで示されるように、上昇することは明ら
かである。また、その経年変化も防止される。さらに、
圧力差ΔPが上昇しても、漏れ量qが大きくは増大しな
いことから、各ポンプ段部の揚程を上昇させることが可
能となるので、ポンプ段数が減少して装置全体がコンパ
クト化されることも明らかである。このように、本発明
によれば、ポンプ効率の上昇による省エネルギ効果と、
コンパクト化による省スペースおよびコストダウン効果
とを、同時に達成することができる。
【0024】図3は、本発明に係るポンプ段部間シール
構造の別の実施例を示すものである。この実施例におい
ては、先の実施例におけるシールリングの低圧側の受圧
面積を、高圧側の受圧面積より大きく設定したものであ
る。
【0025】すなわち、シールリング50は、摺動接合
部40の半径方向通路44内に配置される部分(一端面
50a部分)を、軸方向通路42内に配置される部分
(他端面50b部分)より横方向へ拡大した階段状に形
成することにより、低圧側ポンプ段部20m側の受圧面
積(一端面50aの面積)Saを、高圧側ポンプ段部2
0n側の受圧面積(他端面50bの面積)Sbより大き
く設定されている。このように構成することにより、両
ポンプ段部20n、20m間の圧力差ΔPに基づくシー
ル面部46の面圧は、前述の実施例の場合のSa/Sb
倍まで減少し得るので、前記圧力差ΔPが大きくて前記
面圧が大きくなるような場合に、有効に適用することが
できる。なお、本実施例においては、シールリング50
の回り止め用として、キー56を使用した場合を示す。
その他の全体的作用および効果は、前述の実施例の場合
と同様であるので、説明を省略する。
【0026】図4は、本発明に係るポンプ段部間シール
構造のさらに別の実施例を示すものである。この実施例
は、前記図3に示す実施例において、シールリング50
の外周部すなわち区画固定壁部22との摺動部側に金属
スリーブ58を囲繞固定し、この金属スリーブ58を囲
繞したシールリング50に対して適宜回り止め用のピン
54を取付けて、前記各実施例と同様に軸方向に対して
摺動可能に構成したものである。このように構成するこ
とにより、シールリング50の摩耗防止と共に区画固定
壁部22に対する摺動性を改善し、シールリング50の
耐久性を向上さることができる。
【0027】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更が可
能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多段
キャンドモータポンプのポンプ段部間シール構造は、回
転軸を共有する多段ポンプ部とキャンドモータ部とから
なる多段キャンドモータポンプにおいて、ポンプ部の互
いに隣接する各ポンプ段部間に形成した摺動接合部内に
円筒状シールリングを回転軸方向に摺動自在に介装し、
このシールリングの一端面を隣接する両ポンプ段部間の
圧力差により低圧側ポンプ段部側へ押圧し摺接させて、
摺動接合部をシールするように構成したことにより、シ
ールリングのシール面部を、従来の回転軸の周方向とは
異なり、回転軸の半径方向に構成すると共に、そのシー
ル作用をメカニカルに作動するよう構成され、これによ
りポンプ段部間の取扱液漏れ量を低下させ、ポンプ効率
の向上と共にその経年変化を防止し、各ポンプ段部の揚
程を上昇させ、さらにポンプ段数を減少すると共にその
ポンプ段部自体もコンパクトに構成することができる。
【0029】従って、本発明によれば、ポンプ効率の上
昇による省エネルギ効果と、コンパクト化による省スペ
ースおよびコストダウン効果とを、同時に達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多段キャンドモータポンプのポン
プ段部間シール構造の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示すシール構造の要部拡大断面図であ
る。
【図3】本発明に係る多段キャンドモータポンプのポン
プ段部間シール構造の別の実施例を示す要部拡大断面図
である。
【図4】本発明に係る多段キャンドモータポンプのポン
プ段部間シール構造のさらに別の実施例を示す要部拡大
断面図である。
【図5】多段キャンドモータポンプのポンプ段部間圧力
差ΔPに対する漏れ量qを示すグラフである。
【図6】多段キャンドモータポンプのポンプ流量Qに対
するポンプ効率ηを示す特性曲線図である。
【図7】従来の多段キャンドモータポンプの構成を示す
一部切欠側面図である。
【図8】図7に示す多段キャンドモータポンプのポンプ
段部間シール構造を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】 10 回転軸 12 ポンプ部 20n 高圧側ポンプ段部 20m 低圧側ポンプ段部 22 区画固定壁部 24 インペラ 24a 回転ボス部 24a′ 対向面 40 摺動接合部 42 軸方向通路 42a、42b 流路 44 半径方向通路 46 シール面部 50 シールリング 50a 一端面 50b 他端面 52 Oリング 54 ピン 56 キー 58 金属スリーブ ε シール面部隙間 ε′ 軸受面部隙間 ΔP ポンプ段部間圧力差 q 漏れ量 η ポンプ効率 Q ポンプ流量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を共有する多段ポンプ部とキャン
    ドモータ部とからなり、前記回転軸をモータ部に設けた
    一対の軸受を介して軸支すると共に、前記軸受およびモ
    ータ部をポンプ部からの一部循環取扱液を介して潤滑お
    よび冷却を行うよう構成した多段キャンドモータポンプ
    において、 ポンプ部の互いに隣接する各ポンプ段部間に形成した摺
    動接合部内に、円筒状シールリングを回転軸方向に摺動
    自在に介装し、このシールリングの一端面を、前記隣接
    するポンプ段部間の圧力差により低圧側のポンプ段部側
    へ押圧し摺接させることにより、前記摺動接合部をシー
    ルすることを特徴とする多段キャンドモータポンプのポ
    ンプ段部間シール構造。
  2. 【請求項2】 摺動接合部は、ポンプ段部の区画固定壁
    部とインペラの回転ボス部との間を、高圧側ポンプ段部
    から低圧側ポンプ段部へ向けて延在する回転軸方向通路
    と、これに直交する半径方向通路とからなり、シールリ
    ングは、前記回転軸方向通路内において固定壁部に対し
    液密的に回転軸方向へ摺接し移動することにより、前記
    半径方向通路においてインペラの回転ボス部との間に半
    径方向シール面部を形成してなる請求項1記載の多段キ
    ャンドモータポンプのポンプ段部間シール構造。
  3. 【請求項3】 シールリングは、その低圧側の受圧面積
    を高圧側の受圧面積より大きく設定してなる請求項1記
    載の多段キャンドモータポンプのポンプ段部間シール構
    造。
  4. 【請求項4】 シールリングは、摺動側外周面に金属ス
    リーブを囲繞固定してなる請求項1ないし3のいずれか
    に記載の多段キャンドモータポンプのポンプ段部間シー
    ル構造。
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