JP2005147101A - スクロール圧縮機及びこれを用いた冷凍空調装置 - Google Patents

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稔 石井
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Abstract

【課題】 両スクロール背圧付与方式では、揺動スクロールへ付与する背圧力が大きくなると、スラスト軸受負荷が小さくなるため、揺動スクロールの転覆モーメントを覆すだけのモーメントを発生できなくなり、揺動スクロールが転覆し、揺動スクロールがばたつきながら旋回するという不安定な挙動を示すことになる。
【解決手段】 固定スクロールの導入孔の圧縮空間側開口部を、渦巻体の巻き終わりから360°以上中心側に進んだ位置に設けて、主軸の一回転中常時吸入圧空間に連通させないとともに、揺動スクロールの導入孔の圧縮空間側開口部は、巻き終わりから360°より巻き終わり側に位置させ、揺動スクロールの導入孔の圧縮空間側開口部が吸入圧空間に連通している区間においては、揺動スクロールの導入孔の背圧室側開口部をスラスト軸受に臨ませて閉塞させたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は冷凍空調装置等の冷凍サイクルに冷媒圧縮機として用いられるスクロール圧縮機及びこれを用いた冷凍空調装置に関するものである。
スクロール圧縮機の定常運転時の効率向上と、液冷媒による液バック運転時などに生じる固定スクロールと揺動スクロールの互いの渦巻体が組み合わされて形成される圧縮空間の異常昇圧のリリーフを目的に、固定スクロールを軸方向にのみ移動可能とする固定スクロールコンプライアント方式のスクロール圧縮機が商品化されている。これは固定スクロールの反渦巻体側の面に背圧を付与する背圧付与手段を設け、定常運転時には、固定スクロールを揺動スクロール側に押しつけ、互いの渦巻体の先端が、対向する相手側のスクロールの台板に接触するようにし、圧縮空間の軸方向の間隙をなくして、圧縮途中の冷媒ガスの低圧側への洩れによる効率低下を抑制し、効率向上を達成するとともに、圧縮空間の異常昇圧時には、その圧縮空間の高圧によって逆に固定スクロールが揺動スクロールから離間して、圧縮空間に軸方向の間隙を形成せしめ、その間隙から低圧側に異常高圧を開放することで、渦巻体の破損や、揺動スクロールを旋回させるための主軸を軸支する複数の軸受部、あるいは揺動スクロールを軸方向に支持するスラスト軸受部の損傷などを防止するものである。
ただし、上記の固定スクロールコンプライアント方式では、コンプライアント方式を採用していないスクロール圧縮機と比べると、固定スクロールを揺動スクロールに押しつける荷重だけ、揺動スクロールを軸方向に支持するスラスト軸受の負荷が増加してしまうという問題点を抱えている。
最近、R410Aのような高圧のHFC冷媒が、従来のR22に替わって冷媒ガスの主流となってきている。このような高圧冷媒を冷媒ガスとして用いる場合、同等の能力確保に対しては行程容積を減少させることができるが、その際、揺動スクロールの転覆を防ぐために、渦巻体のピッチを小さくすることよりも、渦巻体の高さを低くする傾向をより強めて行程容積を減少させている。よって、圧縮空間の冷媒ガスによる揺動スクロールのスラスト軸受負荷は、従来R22冷媒に比べ大きくなり、さらに上記した固定スクロールコンプライアント方式では、固定スクロール押しつけ力がスラスト軸受負荷にプラスされるため、このスラスト軸受の摺動損失が、従来のR22に比べ大きくなり効率が低下し、またスラスト軸受の負荷増大によって、スラスト軸受の損傷や焼付きを引き起こすといった信頼性も低下する。このように従来R22冷媒では、その効果が大きかった固定スクロールコンプライアント方式だが、R410Aのような高圧冷媒に対しては、従来R22冷媒に対して得られた効果が得られなくなっている。
そこで、固定スクロールコンプライアント方式の洩れ損失低減効果を活かしつつ、さらにスラスト軸受負荷を軽減させる目的を達成させるために、従来は、固定スクロールコンプライアント方式を備えつつ、揺動スクロールの反渦巻体側の面にも背圧を作用させ、この背圧力によって、揺動スクロールに作用するスラスト力の一部をキャンセルさせて、スラスト軸受を軽減させる手段が提供されている。
この手段を本明細書では両スクロール背圧付与方式と呼ぶこととすると、本方式は、主軸受を有するフレームに一体となって形成される揺動スクロールを支持するスラスト軸受に、円環状の凹部を形成して背圧室を構成し、その背圧室に圧縮空間から圧縮途中の中間圧の冷媒ガスを揺動スクロール台板に設ける導入孔によって導入し背圧力を得るもので、この背圧力が、揺動スクロールのスラスト力を一部肩代わりするかたちで受けることとなって、スラスト軸受負荷が軽減されるものである(例えば、特許文献1参照)。
ここで特許文献1に記載の両スクロール背圧付与方式は、密閉容器の内部が吸入圧雰囲気である低圧シェルタイプのスクロール圧縮機であるが、密閉容器の内部が吐出圧雰囲気となる高圧シェルタイプで、同様な両スクロール背圧付与方式のものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−158849号公報(第3頁〜第5頁、図1) 特開平7−332257号公報(第3頁、第4頁、図1)
揺動スクロールは、台板の圧縮室を形成する渦巻歯とは反対側の面にスラスト軸受が形成されるとともに、その面のその中心部には、主軸の上端の偏心軸部に嵌合して、回転力を付与される揺動軸受が設けられる。揺動スクロールには、渦巻歯に半径方向に作用する圧縮ガス負荷と、渦巻歯と軸方向にずれている揺動軸受に半径方向に作用する揺動軸受負荷とによって、揺動スクロールの重心周りに揺動スクロールを転覆させようとする転覆モーメントが作用する。この転覆モーメントを揺動スクロールのスラスト軸受負荷(揺動スクロールスラスト力の反力)によって発生するモーメントによってキャンセルしている。
上記の両スクロール背圧付与方式では、揺動スクロールへ付与する背圧力が固定スクロールへ付与する背圧力より大きくなるか、または等しくなると揺動スクロールがスラスト軸受から離間して、不安定な挙動を示すという問題があるが、それだけではなく、揺動スクロールへ付与する背圧力が例え、固定スクロールへ付与する背圧力より小さくても、揺動スクロールの転覆モーメントを覆すだけのモーメントを発生するに必要なスラスト軸受負荷が得られないと、揺動スクロールが転覆し、揺動スクロールがばたつきながら旋回するという不安定な挙動を示すことになる。このような挙動は、揺動スクロールの傾斜によって冷媒ガスの洩れを生じさせたり、あるいは揺動軸受やスラスト軸受に片当たりが生じ、各軸受部の損傷や焼付きが発生したりするなど、効率と信頼性の両面で不都合が発生する。
また、各スクロールの背圧室に中間圧を台板に設けた導入孔より導入する場合、導入孔が連通する圧縮空間の圧力は、主軸の回転角0°〜360°の1回転までは連続的に圧力が変化するが、360°を境にしてその後は、ひとつ外側の圧縮室に導入孔が開口されることになるため、導入される中間圧が不連続に急低下し、このため中間圧力の冷媒が圧縮空間に逆流し、再び圧縮することになるという呼吸損失が発生してしまう。
ここで、圧縮空間の圧力をP、圧縮空間(圧縮室)の容積をV、ポリトロープ変化指数をnとした場合、圧力と容積の関係は、
PVn=一定
であって、R410Aなどの現在使用されている冷媒ガスは、ポリトロープ変化指数nが1よりも大きい値(1.1など)であるため、容積の変化に比べ、圧力変化の割合の方が大きい。このため中間圧の導入孔の圧縮空間への開口位置を渦巻体の中心に近づけるほど、上記した導入孔が開口する圧縮空間の不連続な急低下が大きくなり、呼吸損失が増加してしまう問題がある。
また、呼吸損失を極力抑えようと、導入孔を上記とは逆に渦巻体の外側よりに設けた場合には、主軸の回転360°を境にひとつ外側の圧縮室に導入孔が開口されるときに、そこにはまだ圧縮室が形成されておらず、冷媒ガスの吸入行程の吸入圧空間に連通してしまうことも起こり得る。この場合は一度圧縮空間に取り込んで圧縮していた圧縮途中の冷媒ガスを、吸入圧空間に逆流させてしまうため、体積効率の低下を招いてしまうという問題がある。
以上のように背圧力を得るために圧縮途中の冷媒ガスを導入孔によって背圧室に導入する場合には、呼吸損失の発生やあるいは体積効率の低下を招く問題があり、かつ両スクロール背圧付与方式では背圧室を各々のスクロールに設けるため、呼吸損失の発生や体積効率の低下が、背圧室が固定スクロールだけに設けている従来の固定スクロールコンプライアント方式に比べ、顕著となる問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、揺動スクロールが不安定挙動を生じない両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機を得ることを目的とする。
また、呼吸損失の発生のない、又は低減した両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機を得ることを目的とする。
また、体積効率の低下のない、又は低減した両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機を得ることを目的とする。
また、このスクロール圧縮機を使用する冷凍空調装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明に係わる両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機は、固定スクロールに設けた導入孔の圧縮空間への開口位置を、揺動スクロールに設けた導入孔の圧縮空間への開口位置よりも渦巻体の中心側に設けたものである。
本発明のスクロール圧縮機は、固定スクロールに設けた導入孔の圧縮空間への開口位置を、揺動スクロールに設けた導入孔の圧縮空間への開口位置よりも渦巻体の中心側に設け、固定スクロールの背圧室に導入する中間圧を揺動スクロールの背圧室に導入する中間圧より高く設定し、揺動スクロールが転覆しないために最低限必要なスラスト軸受負荷を得られるようにしたため、スペース的に制約が生じる背圧室の面積の背圧力決定への依存度を極力小さくした環境においても、揺動スクロールが転覆することなく、安定した挙動を保つことができ、両スクロール背圧付与方式における冷媒ガスの洩れ損失の低減とスラスト軸受摺動損失の低減の効果を大いに発揮できる両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機が得られる効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わるスクロール圧縮機の断面図であり、密閉容器1の上部に圧縮機構部が、下部に電動機部が配置されていて、圧縮機構部と電動機部の間に、吸入管2が連通し、電動機部が吸入圧雰囲気に位置される、低圧シェルタイプのスクロール圧縮機である。圧縮機構部は、固定スクロール3と揺動スクロール4の両スクロールと、密閉容器1に固定されるフレーム5と、揺動スクロール4の自転を防止するオルダムリング6と、揺動スクロール4を旋回運動させる主軸7などによって構成される。また電動機部は、主軸7に焼嵌によって固定される回転子8と、密閉容器1に焼嵌めによって固定される固定子9とから構成される。
固定スクロール3は、台板3aと、この台板3aの一方の面に直角に立設するインボリュート形状の渦巻体3bとからなり、台板3aの中央部には圧縮した冷媒ガスを吐出する吐出孔10を有する。また揺動スクロール4は、上記主軸7の上端に主軸7と一体的に形成されている偏心軸7aに嵌合する揺動軸受4cが中央に突設された台板4aと、この台板4aの揺動軸受4cとは反対側の面に直角に立設するインボリュート形状の渦巻体4bとからなり、両スクロールの渦巻体3b、4bが位相を180°ずらして組み合わされ、両渦巻体3b、4bと両台板3a、4aによって、よく知られた三日月状の一対の圧縮空間Sが形成される。
フレーム5の上面にはスラスト軸受11がフレーム5と一体的に形成され、揺動スクロール台板4aの揺動軸受4c側の端面であるスラスト面4dと接触して、揺動スクロール4を軸方向に支持している。固定スクロール3の外周には全周に渡ってフランジ部3cが形成され、このフランジ部3cに複数のガイド孔12が設けられ、このガイド孔12には、下端面がフレーム5に接触し、上端面はフランジ部3cよりわずかな量突出した円筒状のガイドスリーブ13が嵌合してある。そして、それらガイドスリーブ13の内径に接触しないようにフランジボルト14が各々ガイドスリーブ13を貫通し、フランジボルト14の頭部受座14aをガイドスリーブ13の上端面に接触させて、フレーム5のねじ穴に取り付けられる。これにより、固定スクロール3はフレーム5に対して、半径方向の移動を規制されるが、軸方向にはフランジ部3c上面がフランジボルト14の頭部受座14aと接触するまで、すなわちガイドスリーブ13のフランジ部3cからの突出量分だけ、移動することが可能となる。このガイドスリーブ13の突出量が、圧縮空間Sの異常昇圧時のリリーフ量となって、圧縮空間Sに軸方向の間隙を形成させる。圧縮機静止時には、固定スクロール3は自身の自重を揺動スクロール4に支持される。
固定スクロール3の上側には、密閉容器1内を上下に区画する仕切板15が密閉容器1に固定されて取り付けられる。仕切板15の上部は、吐出孔10から吐出された冷媒ガスで満たされた吐出圧雰囲気となる。固定スクロール台板3aの上面(反渦巻体側の面)には、台板3aを中心として、異なる半径を有する2つの円環突起16、17が同心状にかつ同じ高さで、固定スクロール3に一体的に形成されている。また仕切板15の下面(固定スロール側の面)には、固定スクロール台板3aを中心として、円環突起18と、段部19が同じ高さで形成されるが、この円環突起18は上記固定スクロールの中心側の円環突起16よりも半径が少し大きく、段部19は上記固定スクロールの外側の円環突起17よりも半径が少し大きく形成される。
上記固定スクロールの円環突起16と仕切板の円環突起18は半径方向にはすきまを有し、軸方向には重なり合う部分を有し、その軸方向の重なり合う部分の半径方向すきまにリング状のシール材20aが装着される。また固定スクロールの円環突起17と仕切板の段部19間にも、同様にリング状のシール材20bが装着される。これら2つのシール材20a、20bと固定スクロール台板3aの上面と仕切板15の下面によって円環状の空間が形成され、この空間が固定スクロール3の背圧室21となり、固定スクロール台板3aに設けた導入孔22が、圧縮空間Sとこの背圧室21にそれぞれ開口し、両者を連通させ、背圧室21には圧縮途中の中間圧が導入される。固定スクロールの円環突起16、17の上面と仕切板15下面とは軸方向にすきまを有し、同様に仕切板の円環突起18および段部19の下面と固定スクロール台板3aの上面とにも軸方向にすきまを有し、これらのすきまは、上記したリリーフ量より大きく設定されており、固定スクロール3の軸方向の移動に対して障壁とならないようになっている。
固定スクロール台板3a上面の上記外側シール材20bのさらに外側は密閉容器1内部と同じ吸入圧雰囲気であり、固定スクロール3に軸方向の背圧力を付与しない。固定スクロール台板3a上面の上記内側シール材20aより内周部は、吐出孔10から吐出された冷媒ガスにより、吐出圧が作用する吐出室23となり、上記した背圧室21の中間圧とこの吐出室23の吐出圧によって固定スクロールの背圧力が得られる固定スクロールの背圧付与手段が構成される。そして固定スクロール背圧力Fbfは、背圧室21の面積と中間圧の積および吐出室23の面積と吐出圧の積で算出される2つの背圧力の和からなる。
上記したフレーム5に形成されるスラスト軸受11には、円環状の凹部が設けられ、この凹部と揺動スクロールスラスト面4dによって円環状の空間が形成され、この空間が揺動スクロール4の背圧室24となり、揺動スクロール台板4aに設けた導入孔25が、圧縮空間Sとこの背圧室24にそれぞれ開口し、両者を連通させ、背圧室24には圧縮途中の中間圧が導入される。図1のような低圧シェル方式においては、スラスト軸受11の内側空間および揺動軸受4c内周部は、両スクロールが形成する吸入空間と通じて吸入圧雰囲気となるため、この背圧室24の中間圧によってだけ揺動スクロール4の背圧付与手段が構成される。よって揺動スクロール背圧力Fboは、背圧室24の面積と中間圧の積から算出される。
また高圧シェル方式の場合では、図2に示すように、スラスト軸受11の内側空間を背圧室26として、導入孔25を開口して中間圧を導入する。揺動軸受4cの内周側の揺動スクロール台板4a下面には、主軸7に設けられる給油経路(図示せず)によって密閉容器1内の吐出圧が作用するため、上記した背圧室26の中間圧とこの揺動軸受4c内周の吐出圧によって揺動スクロールの背圧力が得られる揺動スクロール4の背圧付与手段が構成される。そして高圧シェル方式の場合の揺動スクロール背圧力Fboは、内径が揺動軸受4cの外径で、外径がスラスト軸受11の内径となる背圧室26の面積と中間圧の積および揺動軸受4c内径の面積と吐出圧の積で算出される2つの背圧力の和からなる。
ここで固定スクロール3の導入孔22の圧縮空間側開口部は、図3に示すように渦巻体3bの巻き終わりから360°以上渦巻体3bの中心側に位置させる。本実施の形態では、主軸7が一回転する間に導入孔22の圧縮空間側開口部が圧縮空間Sのさらに外側に存在する吸入圧空間に連通しない範囲で、最も外側の位置となる巻き終わりから360°の位置に形成させている。
しかし揺動スクロール4の導入孔25の圧縮空間側開口部は、図4に示すように揺動スクロール4の渦巻体4bの巻き終わりから360°以内に位置させる。すなわち巻き終わりから360°の位置よりも巻き終わり側に位置している。この場合主軸7が一回転する間に、導入孔25の圧縮空間側開口部は圧縮空間Sのさらに外側に存在する吸入圧空間に、ある範囲だけ連通することになる。
また揺動スクロール4の導入孔25の背圧室側開口部は、図5および図6に示すように主軸7の一回転中のある範囲においてだけは、揺動スクロール4の旋回運動に伴って、スラスト軸受11に臨み、背圧室24、26と連通しない状態ができるように開口させている。そして導入孔25の圧縮空間側開口部が吸入圧空間に連通している回転範囲は、必ず導入孔25の背圧室側開口部がスラスト軸受11に臨み、背圧室24、26と連通しない状態となるように開口位置を調整している。
以上のように構成されている本スクロール圧縮機の定常運転状態では、圧縮空間Sから導入孔22を通じて、固定スクロールの背圧室21に中間圧が導入される。その際、固定スクロール導入孔22の圧縮空間側開口部は、吸入空間に臨むことはないので、吸入圧空間側に圧縮した冷媒ガスが逆流することはない。そして導入孔22の圧縮空間側開口部を吸入圧空間に臨まない範囲で、最も外側となる位置に設けたので、主軸7の一回転中の圧縮空間の圧力変化割合がより小さい状態となり、圧縮空間の不連続な急低下が小さく、呼吸損失を低く抑えることができる。
また、同じく圧縮空間Sから導入孔25を通じて、揺動スクロール4の背圧室24に中間圧が導入されるが、固定スクロール3の導入孔22の場合よりも、導入孔25の圧縮空間側開口部は、巻き終わり側に形成されているため、揺動スクロール4の背圧室24、26の中間圧は、固定スクロールの背圧室22の中間圧よりも小さい圧力となる。
そして、揺動スクロール4の導入孔25の背圧室側開口部は、主軸7の一回転中に背圧室24、26に臨む範囲とスラスト軸受11に臨む範囲の両方を有する、すなわち背圧室24、26に連通する区間と、スラスト軸受11に臨んで閉塞され、背圧室24、26とは連通しない区間を有する間欠連通となるため、揺動スクロール4の背圧室24、26に導入される中間圧の変動幅は、連通区間だけの小さな変動幅となり、これによって揺動スクロール4の導入孔25により背圧室24、26と圧縮空間Sの間で起こる呼吸損失の低減が図られる。さらに揺動スクロール4の導入孔25の圧縮空間側開口部が吸入圧空間に連通している区間では、背圧室24、26と圧縮空間Sを連通させないため、背圧室24、26から吸入圧空間への冷媒ガスの逆流を生じさせずに、体積効率の低下を防止できる。
両スクロールの導入孔の圧縮空間側開口位置を上記のように設定することで、呼吸損失を低減し、体積効率の低下を抑えながら、揺動スクロール4の背圧室24、26の中間圧は、固定スクロール3の背圧室22の中間圧よりも小さい圧力とすることができる。このことによって固定スクロール背圧力Fbfと揺動スクロール背圧力Fboの設定において、お互いの背圧室形成にスペース的な制約が生じても、面積の影響を排除できて、必要以上に揺動スクロール背圧力Fboが大きくなってしまうことが防止できる。特に高圧シェル方式の場合には、揺動軸受4c内周の吐出圧が揺動スクロール背圧力Fboに寄与する部分が大きいため、確実に揺動スクロール4の背圧室24、26の中間圧を、固定スクロール3の背圧室22の中間圧よりも小さい圧力にすることで、背圧室形成のスペース的制約に縛られることなく、両スクロールの背圧付与手段が構成できる。
そして、両スクロールの背圧力は、揺動スクロール4に作用する転覆モーメントをキャンセルできるのに必要なスラスト軸受負荷が確実に得られるような関係となるように、固定スクロール背圧力Fbfを揺動スクロール背圧力Fboより大きく設定する。これによって、揺動スクロール4は転覆することなく、安定した挙動を保つことができ、両スクロール背圧付与方式における冷媒ガスの洩れ損失の低減とスラスト軸受摺動損失の低減の効果を大いに発揮できる両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機が得られ、さらに呼吸損失を低減し、体積効率の低下を抑えることが可能となる。
なお、上記した実施の形態1では、固定スクロール3の導入孔22の圧縮空側開口部を、渦巻体の巻き終わりから360°以上中心側に進んだ位置に設けて、揺動スクロールの導入孔25の圧縮空間側開口部は、巻き終わりから360°より巻き終わり側に位置させ、揺動スクロール4の導入孔25の圧縮空間側開口部が吸入圧空間に連通している区間においては、揺動スクロール4の導入孔25の背圧室側開口部をスラスト軸受11に臨ませて閉塞させたものであるが、固定スクロール3に設けた導入孔22の圧縮空間への開口位置を、揺動スクロール4に設けた導入孔25の圧縮空間への開口位置よりも渦巻体の中心側に設けただけでも、揺動スクロール4の背圧室24、26の中間圧を、固定スクロール3の背圧室22の中間圧よりも小さい圧力にすることで、背圧室形成のスペース的制約に縛られることなく、揺動スクロール4に作用する転覆モーメントをキャンセルできるのに必要なスラスト軸受負荷が確実に得られる両スクロールの背圧付与手段を構成することができる。
また、固定スクロール3に設けた導入孔22の圧縮空間Sへの開口位置を、揺動スクロール4に設けた導入孔25の圧縮空間Sへの開口位置よりも渦巻体の中心側に設け、かつ揺動スクロール4の導入孔25の揺動スクロール背圧室側への開口部を、揺動スクロール4の旋回運動に伴って、該背圧室24、26に開口する連通区間と、スラスト軸受11に臨んで閉塞され、背圧室24、26とは連通しない非連通区間を有する間欠連通となる位置に開口させることで、背圧室形成のスペース的制約に縛られることなく、揺動スクロール4に作用する転覆モーメントをキャンセルできるのに必要なスラスト軸受負荷が確実に得られる両スクロールの背圧付与手段を構成することができ、さらに揺動スクロール4の導入孔25による呼吸損失の低減と体積効率の低下を抑えることができる。
本実施の形態のスクロール圧縮機は、両スクロール背圧付与方式において、揺動スクロール4の導入孔25の揺動スクロール背圧室側への開口部を、揺動スクロール4の旋回運動に伴って、該背圧室24、26に開口する連通区間と、スラスト軸受に臨んで閉塞され、背圧室24、26とは連通しない非連通区間を有する間欠連通となる位置に開口させたため、揺動スクロール4の背圧室24、26に導入される中間圧の変動幅は、連通区間だけの小さな変動幅となり、これによって揺動スクロール4の導入孔25により背圧室24、26と圧縮空間Sの間で起こる呼吸損失の低減を達成することができ、より効率の向上した両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機が得られる効果がある。
また、本実施の形態のスクロール圧縮機は、固定スクロール3の導入孔22の圧縮空間側開口部を、渦巻体の巻き終わりから360°以上中心側に進んだ位置に設けて、常時両スクロールの渦巻体によって形成される三日月状の圧縮空間Sに連通させるとともに、揺動スクロール4の導入孔25の圧縮空間側開口部は、巻き終わりから360°より巻き終わり側に位置させ、揺動スクロール4の導入孔25の圧縮空間側開口部が少なくとも吸入圧空間に連通している区間においては、揺動スクロール4の導入孔25の背圧室側開口部をスラスト軸受11に臨ませて閉塞させたため、固定スクロール3の導入孔22の圧縮空間側開口位置を吸入圧空間と連通することのない最も外側に位置させることができ、固定スクロール3の背圧室21と圧縮空間Sの間で起こる呼吸損失の低減が図れる。
さらに揺動スクロール4の導入孔25の圧縮空間側開口部をその固定スクロール3の導入孔22の開口位置よりさらに外側に設けて、スペース的に制約が生じる背圧室24、26の面積の背圧力決定への依存度を極力小さくした環境においても、確実に固定スクロール3の背圧力を揺動スクロール4の背圧力より大きく設定でき、揺動スクロール4が転覆することがないようにしておいて、揺動スクロール4の導入孔25の圧縮空間側開口部が吸入圧空間に連通している区間では、背圧室24、26と圧縮空間Sを連通させないため、背圧室24、26から吸入圧空間への冷媒ガスの逆流を生じさせずに、体積効率の低下を防止できる。
また揺動スクロール4の導入孔25の背圧室24、26への中間圧導入は、少なくとも導入孔25が吸入圧空間に連通している区間は非連通となる間欠連通となり、かつ導入孔25の圧縮空間への開口位置が渦巻体の外側に近づくため、導入孔25と背圧室24、26の連通区間での圧力変動幅は小さくなり、背圧室24、26と圧縮空間の間で起こる呼吸損失を大きく低減することができ、より効率の向上した両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機が得られる効果がある。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、揺動スクロール4の導入孔25は間欠連通させることで、固定スクロール3の導入孔22の呼吸損失低減以上に呼吸損失の低減が達成できる。そこで、実施の形態2として、実施の形態1に追加して、図7に示すように、固定スクロール3の導入孔22の途中に絞り部を形成する。図7に示すように絞り部は小孔27aを有する板金27を導入孔22に圧入することで形成してもよいし、図8に示すように小孔通路28aを有するセットボルト28を導入孔25にネジ止め固定して形成してもよい。
この絞り部を形成したことにより、固定スクロール3の導入孔22が、360°回転した後でひとつ外側の圧縮空間Sに開口した時に、背圧室21から圧縮空間Sへ背圧室21の中間圧の冷媒ガスが逆流する際、絞り部が抵抗となって、逆流を抑制することで、背圧室21と圧縮空間Sの間で起こる呼吸損失の低減を達成することができる。
本実施の形態のスクロール圧縮機は、固定スクロール3の導入孔22に、絞り部を形成したため、固定スクロールの導入孔が、360°回転した後でひとつ外側の圧縮空間Sに開口した時に、背圧室21から圧縮空間Sへ背圧室21の中間圧の冷媒ガスが逆流する際、絞り部が抵抗となって、逆流を抑制することで、背圧室21と圧縮空間Sの間で起こる呼吸損失の低減を達成することができ、より効率の向上した両スクロール背圧付与方式のスクロール圧縮機が得られる効果がある。
なお上記した実施の形態1および2に示す両スクロール背圧付与方式は、高圧冷媒に適しており、R410AなどのR22代替冷媒に有効であることはすでに公知であるが、より高圧な冷媒として、近年では給湯用途などで二酸化炭素に代表される超臨界領域で運転される冷媒が用いられており、このような冷媒に対して、極めて有効に洩れ損失低減とスラスト軸受摺動損失低減が発揮できる。そこで、実施の形態1または2に記載のスクロール圧縮機と、熱源側熱交換器機と、利用側熱交換器と、スクロール圧縮機及び両熱交換器を接続する冷媒配管等とを備え、冷媒としてR410A冷媒又は二酸化炭素冷媒を使用する空気調和機、給湯用冷凍サイクル機等の冷凍空調装置は、スクロール圧縮機の効果により効率の高いまた信頼性の高い冷凍空調装置となる。
この発明のスクロール圧縮機は、冷凍空調装置の圧縮機に利用できる。
この発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における高圧シェル方式のスクロール圧縮機の揺動スクロールの背圧付与手段を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1における固定スクロールの導入孔の圧縮空間側の開口位置を示す図である。 この発明の実施の形態1における揺動スクロールの導入孔の圧縮空間側の開口位置を示す図である。 この発明の実施の形態1における揺動スクロールの導入孔の間欠連通を説明する背圧付与手段を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1における揺動スクロールの導入孔の間欠連通を説明する図である。 この発明の実施の形態2における固定スクロールの導入孔の絞り部を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2における固定スクロールの別の導入孔の絞り部を示す要部断面図である。
符号の説明
3 固定スクロール、3a 台板、3b 渦巻体、4 揺動スクロール、4a 台板、4b 渦巻体、5 フレーム、7 主軸、11 スラスト軸受、21 固定スクロールの背圧室、22 固定スクロールの導入孔、24 揺動スクロールの背圧室、25 揺動スクロールの導入孔、26 揺動スクロールの背圧室、S 圧縮空間。

Claims (5)

  1. 主軸の回転運動によって旋回運動する揺動スクロールと、該揺動スクロールを軸方向に支持するスラスト軸受を有するフレームに取り付けられ、軸方向に許容範囲内の移動が可能な固定スクロールとが、互いの渦巻体を噛み合せることで圧縮空間を形成し、固定スクロールの反渦巻体側の背面に背圧室を形成し、該背圧室に圧縮空間から圧縮途中の中間圧を固定スクロールの台板に設けた導入孔によって導入し、この背圧室の中間圧と中央部の吐出圧を固定スクロール背面に作用させ、その背圧力によって定常運転時には固定スクロールを揺動スクロールに押し付け、また圧縮空間の異常昇圧時には、その異常昇圧の圧力によって固定スクロールを軸方向へ移動させ、揺動スクロールから離間させることで圧力をリリーフさせるとともに、前記揺動スクロールの背面にも背圧室を形成し、該背圧室にも圧縮空間から圧縮途中の中間圧を揺動スクロールの台板に設けた導入孔によって導入して、前記スラスト軸受の負荷を軽減させるスクロール圧縮機において、
    固定スクロールに設けた前記導入孔の圧縮空間への開口位置を、揺動スクロールに設けた前記導入孔の圧縮空間への開口位置よりも渦巻体の中心側に設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記揺動スクロールに設けた導入孔の前記揺動スクロール背圧室側への開口部は、揺動スクロールの旋回運動に伴って、前記揺動スクロール背圧室に開口する連通区間と、スラスト軸受に臨んで閉塞され、前記揺動スクロール背圧室とは連通しない非連通区間とを有する間欠連通となる位置に開口していることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記固定スクロールに設けた導入孔の圧縮空間側開口部を、渦巻体の巻き終わりから360°以上中心側に進んだ位置に設けて、主軸の一回転中常時吸入圧空間に連通させないとともに、前記揺動スクロールに設けた導入孔の圧縮空間側開口部は、巻き終わりから360°より巻き終わり側に位置させ、前記揺動スクロールに設けた導入孔の圧縮空間側開口部が吸入圧空間に連通している区間では、揺動スクロールに設けた導入孔の背圧室側開口部は、スラスト軸受に臨んで閉塞されていることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記固定スクロールに設けた導入孔は、絞り部を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの請求項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかの請求項に記載のスクロール圧縮機と、熱源側熱交換器機と、利用側熱交換器と、前記スクロール圧縮機及び前記両熱交換器を接続する冷媒配管と、送風機等とを備え、R410A冷媒又は二酸化炭素冷媒を使用することを特徴とする冷凍空調装置。
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