JPS58190591A - スクロ−ル流体機械 - Google Patents

スクロ−ル流体機械

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JPS58190591A
JPS58190591A JP7120682A JP7120682A JPS58190591A JP S58190591 A JPS58190591 A JP S58190591A JP 7120682 A JP7120682 A JP 7120682A JP 7120682 A JP7120682 A JP 7120682A JP S58190591 A JPS58190591 A JP S58190591A
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pressure
gas
orbiting scroll
chamber
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Nobukatsu Arai
信勝 荒井
Kenji Tojo
健司 東條
Masato Ikegawa
正人 池川
Shigeru Machida
茂 町田
Iku Mikami
三上 幾
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスクロール流体機械に依り、特に密閉形スクロ
ール圧縮機に好適な軸方向密封機構に関する。
スクロール流体機械の軸方向密封機構(旋回スクロール
を固定スクロールに押し付ける機構)として、特開昭5
0−32512号の圧縮機としての実施例の1つK、吐
出ガスの圧力を旋回スクロールの背面に作用させるもの
がある。この場合、吐出圧一定で吸入圧が変化した場合
、押し付は力が過大あるいは過小になる運転条件があり
、広い圧力条件で安定した運転ができない。一方、圧縮
機に対して特開昭53−119412号では、圧扁途中
の中間圧力のガス圧を旋回スクロールの鏡板に設けた背
圧孔を通じて旋回スクロールの9部に等ひき、との背圧
により外力を得ている。この場合、得られる背圧は、吸
入圧に依存して変化し、従って押し付は力は吸入圧の変
化に追従する。圧縮室内部のガス圧による軸方向力は、
受圧面積の大きさの関係で、吸入圧の大きさに対する依
存度が高く、特開昭53−119412号の方法は特開
昭50−32512号に比べれば前記押し付は力が広い
範囲で適正に保たれる。しかし、吐出圧の大きさとの相
関がないため、一定のスクロールラップに一定の背圧孔
を設けた場合、運転可能な吐出圧に限界がでる。また、
吸入ガスをバイパスして圧縮機ヲアンロードさせたいよ
うな場合、背圧が低下して押し付は力が不足し、安定し
た軸方向密封が保持できないという欠点がある。
この発明の目的は吸入圧、吐出圧の広い範囲で、安定し
た軸方向密封を達成させ、かつ損失の少ない外力付与構
造、およびスクロール流体機械として好適な軸受ならび
にスフミール部材摺動部への給油構造をも合わせて提供
することにある。
この発明は、両スクロール間の安定した軸方向密封を得
るため、装置内に流入していく吸入ガスの圧力値に依存
しており、実質的に吸入側と遮断された密封作動室のガ
ス圧、装置から排出されてくる吐出ガスのガス圧または
少くとも吐出ガスと同じ圧力レベルにある油の圧力たと
えは吐出ガスから分離した油の圧力の両方を旋回スクロ
ールの背面に、それぞれ付与する部分を仕切った状態で
付与することを特徴とする。
このように、装置内の異なる圧力レベルの2つのガス圧
またはガス圧と油圧を併用することによって、安定した
軸方向密封を達成できる。とくに吸入圧力および吐出圧
力が広範囲に変動した場合や、ヒートポンプ用圧縮機の
ように、暖房運転時の吸入圧力が冷房運転時よりも槓端
に低くなるものや、密封作動室から吸入側へのバイパス
による容量制御を行った除に、安定した最適な軸方向密
封を維持できる。
以下)本発明を図面に基づいて説明する。
第1図、第2図は本発明の圧縮機としての一実り&例全
示すもので、ケニシング1、これの内部に固定されたフ
レーム8、該フレーム8上に設置された固定スクロール
10および旋回スクロール11、両スクロールラップ間
に形成された圧縮室20、旋回スクロール騙動用のモー
タ21、駆動軸24、中間圧のガスが充満する第1の背
圧室30、高圧の@滑油が尋人される第2の背圧室31
を倫えている。
前記ケーシング1は、胴体2、上部カバー3、下部カバ
ー4とにより密閉形に形成されており、ケーシング1の
内部の上部には圧縮ガスの吐室室5が形成され、中間部
には圧縮ガスの排出室6が形成され、下部には潤滑油室
7が形成されている。
前記フレーム8は、ケーシング1の胴体2の上部に固定
されており、フレーム8の上部にはハウジング室が形成
され、−側部には圧縮ガス排出用の切欠部9が形成され
、また端部には圧縮ガス用のガス通孔38が設けられて
いる。
前記固定スクロール10は、鏡板に、ラップ14、塊状
の周縁部16とを有して構成され、該周縁部16を介し
て前記フレーム8にボルト等の固定手段(!A示せず)
で固定されている。罰記鋭板12には、圧縮室20の中
心部から圧縮ガスを吐出させる吐出孔36が、前記周縁
部16には圧縮すべきガスの吸入孔34が設けられ、周
縁部16の内側には吸入室35が形成され、さらに周縁
部16の端縁部には圧縮ガス用のガス通孔37が設けら
れている。
前記旋回スクロール11は、鏡板13、ラップ15、軸
受部17とを有して構成されている。また、旋回スクロ
ール11は前記フレーム8の上部に形成されたハウジン
グ室内に設置されている。
前記鏡板13とハウジング室間には、第1の背圧室30
が形成され、鏡板13には圧扁室20の中間部から第1
の背圧室30にガス圧を導く背圧孔46a、46bが設
けられている。前記ラップ15は、固定スクロールlO
の前記ラップ14と同じ形状に形成されている。
前記固定スクロール10と旋回スクロール11とは、ラ
ップ14.15同士が互いに噛み合わされており、その
内部に圧縮室20が形成されている。また、固定スクロ
ール10の一板12とkIIjJスクロール11のラッ
プ15の端部とは接触面18を介して接触し、旋回スク
ローノν11の鏡板13と固定スクロール10のラップ
12の端部とは接触面19’t’介して接触している。
IIu記モータ21は、ステータ22およびロータ23
全有し、ケーシング1の内部の、上下方向のほぼ中間部
に定置されている。前記ステータ22には、圧縮ガス用
のガス通孔39.39’が円周方向に複数個設けられて
いる。
前記駆動軸24は、モータ21のロータ23に連結され
た主軸25、これの上端部に連結された偏心軸26とで
構成されており、第2図に示すごとく、主軸250軸心
01に対して、偏心軸26の軸心02は間隔6、偏心し
た位置に設けられている。そして、偏心軸26には軸受
部17全介して旋回スクロール11が連結され、該旋回
スクロールll固定スクロール10の中心の回りに旋 
 。
同させうるようになりている。前記主軸25の下端部に
は、揚油促進ピース47が付設され、また主軸25と偏
心軸26とにわたって給油路48aが又、主軸25には
別の給油路48bが設けられ、24には給油孔49 a
 * 49 bが、また、旋回スフローA・11の鏡板
13には供油孔45が設けられており、各部材間の摺動
部に潤滑油51’(r供給しうるようになっている。前
記偏心軸26の上端部と旋回スクロール11の軸受部1
7間には第2の背圧室31が形成されている。
なお、第1図中、27は駆動軸に設けられたバランスウ
ェイト、28a、2’3bは旋回スクロールとフレーム
間に設けられた自転阻止部材、29は上記エンドカバー
に設けられたハーメチック端子を示す。
前記圧縮室20には、圧縮機の外部に設けられた吸入配
管32、ケーシング1の胴体2の上部に取り付けられた
吸入管33、固定スクロール10の周縁部16に設けら
れた吸入孔34および吸入室35を通じて圧縮すべきガ
スが吸入される。そして、圧縮室20で圧縮された圧縮
ガス50はシ1j定スクロール10の鏡板12の中心部
に設けられた吐出孔36、ケーシング1内の上部に形成
された吐出室5、固定スクロール10の周縁部16に設
けられたガス通孔37、フレーム8に設けられたガス通
孔38’t−経てケーシング1内の排出室6に流れ、圧
縮ガス50の一部は排出室6からフレーム8に形成され
た切欠部9に入り、また他の一部はモータ21のステー
タ22に設けられたガス通孔39を通ってケーシング1
内の潤滑油室7に流れ、ついでステータ22に設けられ
た他のガス通孔39′ヲ通ってフレーム8に設けられた
切欠部9に入り、ケーシング1の胴体2に取り付けられ
た排出管40全通り、圧縮機の外部に設けられた排出配
管411c通じて取り出されるようになっている。
固定スクロール10と旋回スクロール11の鏡板とラッ
プ端部との接触面の気密を保持するために必要な最小限
度の外力全与える手段は、二系統を有し、その一つの系
統は圧縮室20の中間部から旋回スクロール11の鏡板
13に設けられた背圧孔46Jl*46bt−通じて前
記鏡板13とフレーム8のハウジング室間に形成された
第1の背圧室30にガス圧全導入しうるように構成され
、他の一つの系統は圧縮室20の中心部から固定スクロ
ール10の鏡板12に設けられた吐出孔36、ケーシン
グ1内の上部に形成された吐出室5、固定スクロール1
0の周縁部16に設けられたガス通孔37、フレーム8
に設けられたガス通孔38、モータ21のステータ22
に設けられたガス通孔39を通ってケーシング1内の中
間部に形成された排出室6およびその下部に形成された
I―滑油室7に圧縮ガスの吐出圧を導入し、該吐出圧に
より潤滑油51’に加圧し、駆動軸24の内部に設けら
れた給油路48aから偏心軸26の上端部と旋回スクロ
ール11の軸受部17間に形成された第2の背圧室31
に前記圧縮ガスの吐出圧に相当する油圧を導入しうるよ
うに構成されている。
前記実施例のスクロール圧縮機は、次のように運転され
、作用する。モータ21を駆動すると、駆動軸24が回
転し、これに伴い旋回スクロール11が駆動軸24の主
軸25と偏心軸26の間隔if半径として旋回運動する
前記旋回スクロール11の旋回運動に伴い、圧縮室20
内に吸入配管32、吸入管33、吸入孔34および吸入
室351通じてガスが吸入され、その吸入ガスは圧縮室
20における外周部20aから中間部20bt−経て中
心部20cに移送されつつ順次加圧される。
前記圧縮室20で加圧された圧縮ガス50は第1図に矢
印で示すように、固定スクロール10の中心部に設けら
れた吐出孔36からケーシング1内の上部に形成された
吐出室5に吐出され、ついで固定スクロール100周縁
部16に設けられたガス通孔37、フレーム8に設けら
れたガス通孔38を通ってケーシング1内の排出室6に
流れ、圧縮ガス50の一部はモータ21の上部全通って
フレーム8に形成された切欠部9に入り、他の一部はモ
ータ21のステータ22に設けられたガス通孔39を通
ってケーシング1内の潤滑油室7に流れ、ついでステー
タ22に設けられた他のガスfi孔39 ’ を通って
フレーム8に形成きれた前記切欠部9に入り、その過程
で圧締ガス50はモータ21全冷却し、ついで切欠部か
ら排出管4o、排出配管41を通じて圧輸機外部に取り
出される。
前記ガスの圧縮過程で、ガス圧により旋回スクロール1
1に固定スクロール10から離脱させる方向の力が作用
するが、これに対して旋回スクロール11の鏡板13に
設けられた背圧孔46a。
46bを通じて、旋回スクロール11の鏡板13とフレ
ーム8のハウジング室間に形成された第1の背圧室30
に圧縮過程の中間のガス圧が導入され、旋回スクロール
11の背圧に固定スクロール10から離脱させる力と逆
方向の外力が印加され、さらに前述の潤滑油冨7に流れ
ろ前記圧縮ガスにより潤滑油51が加圧され、駆動軸2
4に設けられた給油路48に通じて、旋回スクロール1
1の軸受部17と偏心軸26の上端部間に形成された第
2の背圧部31に圧縮ガス50の吐出比に相当する油圧
が導入され、旋回スークロール11の背部に固定スクロ
ール10から離脱させる力と逆方向の外力が印加される
。従って、これら二系杭の外力により固定スクロール1
0の鏡板12と旋回スクロール11のラップ15の端部
との接触面18、および旋回スクロール11の鏡板13
と固定スクロール10のラップ14の端部との接触面1
9の気密を適正な外力で確実に保持することができる。
第3図及び第4図は膨張機としての一実施例を示すもの
で、基本的には第1図の実施例と大差ない。ただし、本
実施例はいわゆる開放形と呼ばれるもので、第1図の場
合のようなケーシング1などはない。
相違点について説明する。
外部の高圧作動流体発生源(図示せず)に接続する配管
60.油分離容器61.流入管62が固定スクーール1
0′の中心部の流入孔36’に接゛続している。油分離
容器61からは、潤滑油を供給するための油配管63が
、フレーム8/に設けられた油孔64に接続している。
被駆動軸24′は、フレーム8′に、軸受71゜72′
に介して支えられ、被駆動軸24’の偏心部26′には
旋回スクロール11が軸受70’t−介して装着されて
いる。フレーム8′内部のノ1ウジング室(第1の背圧
室)30′と、外部とのシールは、メカニカルシール7
3により行われ、74゜75は各々メカニカルシール7
3のハウジング。
カバーである。
被駆動帽24′には、主軸25′と偏心軸26′とにわ
たって給油路48′が設けられ、ここには、前記フレー
ム8′の油孔64から、摺動ピース76、被駆動軸24
′に設けられた油孔65を介して潤滑油が供給される。
潤滑油は給油路48′及び油孔66全通って、その一部
は前記メカニカルシール73の摺動部へ、他の一部は、
被駆動軸24′の偏心軸26′の端部の第2の背圧室3
1′へ供給される。該第2の背圧室31’へ供給された
潤滑油は、旋回スクロール11’の鏡板部13′に設け
られた給油孔45′より、固定スクロール10/の周縁
部16/と、旋回スクロール11’の鏡板部13′の摺
動面へ供給される。また一部は軸受70の潤滑に供せら
れる。
軸受71.72の潤滑は、メカニカルシール73の摺動
部を潤滑した後の油が供せられる。
固定スクロール10′の周縁部16′には、膨張後の低
圧ガスの流出孔34′が設けられており、ここに外部の
低圧源(図示せず)に接続する配管67が結合されてい
る。
第4図に示すように、まず高圧の作動流体が固定スクロ
ール10/の流入孔63からラップ14’及び15’が
作る第1の空間20′Cに流入する。
作動流体が持つ力は、旋回スクロール11′のラップ1
5’に作用し、旋回スクロール11′は旋回運動を起し
、これが被駆動軸24’ci回転させる。作動流体は、
旋回スクロール11′の回転に伴ない、空間20’b 
、20’ aと膨張し、次々と仕事と発生していく。膨
張が終了した作動流体は、固定スクロール10′の周縁
部16′内部の低圧室35′から流出孔34′全通り外
部へ出ていく。
この作用が連続的に継続され、膨張機は動力を発生する
圧縮機の実箆例と同様に、空間20′内部のガス力が旋
回スクロール11′の鏡板部13′に作用し、旋回スク
ロール11′全固定スクロール10ノから引き離そうと
する。これに対し、旋回スクロール11′の鏡板13′
に設けられた背圧孔46’a 、46’bi通じて、第
1の背圧室30′に膨張過程の中間圧のガスが導入され
、内部のガス力と逆方向の外力全旋回スクロール11′
に与える。さらに、被駆動軸24′の給油路48′を通
じて、前記第2の背圧室31′に導入された同圧の潤滑
油が内部のガス力と逆方向の外力として旋回スクロール
11′に与えられる。従って、これら二系統の外力によ
り固定スクロール10′の鏡板12と旋回スクロール1
1′のラップ15′の先端、および旋回スクロール11
′のN&i3’と固定スクロール11’のラップ14’
の先端の気密全適正な外力で確実に保持することができ
る。
第5図は、中間圧力を得るために旋回スクロール11(
あるいは11′)の鏡板13(あるいは13′)に設け
た背圧孔46a 、46b (あるいは46’a。
46’b )の例全示す。設ける位tffi(i−ラッ
プ15の中心部よりの巻き角λで示す。巻き角λは、ラ
ップ15の形成曲線金インボリーート線(内側曲線15
Bと外側曲線15Aからなる)とした場合、第6図に示
すように、インポリエート曲線の基礎円BSでの回転角
で与えられる。外側曲線15A上の点λnは巻き角スが
指定する点である。またBLは基準軸線2示している。
適正な中間圧Pbは、運転圧力条件、ラップの寸法仕様
、駆動軸24の偏心部26の上端面の面積などにより異
なる。以下は適正な中間圧を得るための背圧孔46m、
46bの位置について説明する。
第7図は、旋回スクロール11のラップ15の外側のイ
ンポリエートと固定スクロール10のラップ14の内側
のインポリエートとの接点(位置を巻き角λで表示)の
移動と、作動室20内部の圧力P(実線)の関係と、旋
回スクロール11のラップ15の外側のインポリエート
の巻き角で与えた背圧孔46mの位置λbにより得られ
る背圧Pb(中間圧Pm;破線)の関係全示す。この関
係は次式で計算される。
Pm=六繋+2□P(λ)dλ−(1)図中λ$はラッ
プ最外周部で最初(最後)の密閉空間を作る時のラップ
15の巻き角であり、Adは中心部で最後(最初)の密
閉空間を作る時のラップ15の巻き角である。
一方、適正背圧の大きさは、次式で与えられる。
8 Pb 11Ab+Pd−Ad =Fpa+ 、、 十F
s −+21ここで、  Pb:適正中間圧力(第1の
背圧室の圧力)Ab:Pbがかかる部分の旋回スクロー
ル背面の面積 Pd:高圧のガス圧又は油圧(第2の背圧室の圧力) Ad: Pdがかかる部分の面積 Fpaルミニラツブの軸方向流体力 Msニラツブ内部の径方向流体力により旋回スクロール
に与えられるモーメント Rb:旋回スクロールの鏡板半径 F8:鏡板摺動面の(油圧による)力 である。
上述の関係で定められる背圧孔46a、46b(46’
 l、 46’ b)の位置は、必ずしも常にラップ1
4.15(14’ 、15’)が形成する完全な密閉空
間(例えば第2図の20bのような圧縮室)だけに連通
しているとは限らず、例えば第2図に示されたごとく、
一時期吸入室に開口する空間(圧縮室)20aに連通す
るように決められる場合もある。
背圧孔46m(46’鳳)は、ラップ15の外線に沿っ
た位置に、46b(46’ b  )は、ラップ15の
内線に沿った位置に設ける。背圧孔46a。
46 b (46’ a、 46’b )は丸とは限ら
ないが、丸が最も加工しヤすい。また、背圧孔46m、
46bの外周線が、各々ラップ15の内線及び外線に一
致するか、多少の距離ヲ訃いて設けるのが加工上容易で
ある。しかし、ラップ15にくい込んで、あるいはラッ
プ15側面に設けることも可能である。
背圧孔46 m 、 46 b (46’i、46’b
)の大きさく丸の場合直径)は、鏡板13 (13’)
に設けた場合、ある時点では同定スクロール10(10
’)フラン7’l 4 (14’)の先端部によってシ
ールされる必要があるため、少なくともラップ14(1
4’)の厚さく通常の設計ではラップ15(15’)の
Jv−さtと同じ;第5図に表示)以下の長径のもので
ある必要がある。小さい方の限界は、各機械の羊位時間
当りの風量や、第1背圧室30(30’)の大きさなど
で変るが、概略(ε+1)710以上が適当である。
第5図の実施例では、46aと46bf!:インボリュ
ートの基礎円に対し、すなわちラップ14゜15で形成
される作動室20内の圧力が等しい位置に設けているが
、この位置全多少ずらして設けることも考えられる。
背圧孔46a 、46b (46’a、46’b)は、
第1図及び第3図に示した実施例では旋回スクロール1
1(11’)の鏡板13(13’)に設けたが、上記と
同様な中間圧が得られる位置に、固定スクロール10(
10’)の鏡板12(12’)の側に設けて、別配管で
第1の背圧室30(30’ )に尋びくこともできる。
また、第2の背圧菟に潤滑油を導入する必要のない場合
は、旋回スクロール11(11’)の鏡板13(13つ
の中心部、すなわち作動室2Qc(20’c)が形成さ
れる部分に、第2の背圧室31(31’)と導通する小
孔を設けて高圧ガスを第2の背圧室31(31’)に導
ひくこともで色る。
以上のように本発明によれば、スクロール流体機械の作
動条件、すなわち、低圧側の圧力、高圧側の圧力が変化
しても、それに対応した外力を旋回スクロールの背面t
ζ付与することが可能なため、常Kik適な軸方向密封
力が保持され、運転圧力の    ゛広い範囲で安定な
運転が実現でき、かつ敢適な位置に背圧孔を設けること
により、広い圧力範囲で高い性能が得られるという効果
がある。また、同時に、好適な軸受及び鏡板摺動面への
給油構造をとることができ、軸受、鏡板部材に対する信
頼性(耐久性)が^められる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3vAは、本発明の実施例を示す縦断面図、
#2図、第4!IIはラップの噛み合い部分で切断した
横断拡大平面図、第5図は背圧孔の位置に関する一実施
例を示す拡大平面図。第6図は、ラップ中心部の状態を
示す拡大平面図。第7図は作動室内の圧力変化と背圧孔
の位置に対する背圧の大きさの関係を示す図である。 1・・・ケーシング、8,8′・・・フレーム、10.
10’・・・固定スフミール、  11,11’・・・
旋回スクロール、12.12’ 、13.13.・・・
固定スクロールと旋回スクロールの鏡板、  14.1
4’ 、15,15’・・・同ラップ、  17.17
’・・・旋回スクロールの軸受部、  18.19・・
・一方のスクロールの鏡板と他方のスクロールのラップ
端部との接触面、 20゜20′・・・圧縮室、  2
1・・・モータ、 24.24’・・・駆動軸、 30
.30’−・・旋回スクロールの鏡板とフレームのハウ
ジング室間に形成された第1の背圧室、  31.31
’・−旋回スクロールの軸受部と駆動軸の偏心軸の上端
部間に形成された第2の背圧室、  32・・・圧縮ガ
スの吸入孔、  32′・・・膨張ガスの流出孔、  
36・・・圧縮ガスの吐出孔、第1図 第2図 1(1(ト1) 第ろヅ 46′a 第5図 46b(46’b) 第7図 λd  λb    λ8 ラップ接点の巻き角 (中心部←−→外周部)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鏡板と、これに直立する渦巻状に形成されたラップ
    とを有すゐ2個のスクロール部材の、前記ラップ同士を
    噛み合わせ、一方のスクロール部材を固定し、他方のス
    クロール部材を自転全阻した状態で旋回運動させて、流
    体の圧縮又は膨張を行わせるスクロール流体機械におい
    て、一方のスクロール鏡板と他方のスクロールのラップ
    i=bとの接触面の気密を保持するための外力を、2つ
    の圧力レベルの異なるガス圧又は油圧により与えること
    を特徴とするスクロール流体機械。 2、前記接触面の気密を保持するための外力を、自己が
    発生する中間圧力のガス圧と、吐出圧又は3、前記接触
    面の気密を保持する外力全、機械に供給される最高圧力
    のガス圧又は油圧と、自己4、前記接触面の気密を保持
    する外力を、駆動軸の軸受及び、両スクロールの拮動面
    に供給する載のスクロール流体機械。 5、 中間圧力のガス圧を旋回スクロール鏡板に設けた
    中間圧孔によって得ると共に、このガス圧板。 Pb・Ab+PdaAd=Fpa+、、+FsPb:中
    間圧力 Ab:中間圧力がかかる部分の面積 Pd:高圧のガス圧又は油圧 Ad : Pdがかかる部分の面積 FP!lニラツブ内部の軸方向流体力 M−二テラツブ内部径方向流体力により旋回スクロール
    に与えられるモー メント Rb:旋回スクロールの鏡板半径 Fs:i板摺動面の油圧による力
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