JPH10339283A - スクロ−ル圧縮機 - Google Patents
スクロ−ル圧縮機Info
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- JPH10339283A JPH10339283A JP9148839A JP14883997A JPH10339283A JP H10339283 A JPH10339283 A JP H10339283A JP 9148839 A JP9148839 A JP 9148839A JP 14883997 A JP14883997 A JP 14883997A JP H10339283 A JPH10339283 A JP H10339283A
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Abstract
ル圧縮機の組立性が悪い。 【解決手段】 固定スクロ−ル1の台板1aと静止部材
4の対向面間に隙間を設け、この隙間に圧縮ガスを導入
し、固定スクロ−ル1を揺動スクロ−ル2に押圧するス
クロ−ル圧縮機で、静止部材4の中央部に凹部4aを設
け、該凹部4aをマフラ−5で囲い、前記凹部に半径方
向に向かう吐出穴4cを設けた。
Description
凍機などに用いられるスクロ−ル圧縮機で、固定スクロ
−ルが軸方向に移動可能としたものに関するものであ
る。
報に示された固定スクロ−ルが軸方向に移動可能な従来
のスクロ−ル圧縮機の断面図であり、1は固定スクロ−
ルであり、その台板1aの片側には板状渦巻歯1bが形
成されている。2は揺動スクロ−ルであり、その台板2
aの片側には板状渦巻歯2bが形成され、反対側には主
軸7から電動機8の駆動力を受けるボス部2cが突接さ
れている。固定スクロ−ル1の板状渦巻歯1bと揺動ス
クロ−ル2の板状渦巻歯2bとが組合わされて圧縮室6
を形成している。3はフレ−ムであり、その外周部は密
閉容器9に固着されており、揺動スクロ−ル2のスラス
ト負荷を支持するとともに、主軸7をラジアル方向に支
持している。10は板バネであり、4箇所のボルト用キ
リ穴が設けられており、その両端の2箇所のキリ穴にボ
ルトが挿入され、固定スクロ−ル1の台板1aの延長部
分の上端面に固定され、また、中央部の2箇所のキリ穴
にボルトが挿入され、フレ−ム3の上端面に固定されて
いる。これによって、固定スクロ−ル1とフレ−ム3
は、板バネ12によって軸方向に弾性連結され、ラジア
ル方向及び軸周りの回転方向には固定連結されている。
15は低圧ガスを吸入する吸入管である。23は油溜め
であり、圧縮機の軸受等の摺動部に供給される。
状の第1のピストン31及び第2のピストン32を形成
し、それぞれ覆い部材33で形成された同心配置の第1
のシリンダ室36及び第2のシリンダ室37に摺動する
ように嵌め合わされている。第1のシリンダ室36は第
1のピストン31の円筒面上に設けた第1の可撓性シ−
ル材34により第2のシリンダ室37とシ−ルされ、ま
た、第2のシリンダ室37は第2のピストン32の円筒
面上の第2の可撓性シ−ル材35により低圧側とシ−ル
されている。1cは固定スクロ−ルの吐出ポ−トであ
り、圧縮室6で圧縮された冷媒ガスは吐出ポ−ト1cを
経由して、第1シリンダ室36に入り、開口38を経
て、ガス吐出室39に入り、吐出室39より吐出管にて
圧縮機外へ吐出される。1dは圧縮途中の圧縮室と第2
のシリンダ室37とを連通し、中間圧力の冷媒ガスを第
2のシリンダ室37へ導入する抽気孔である。
15より吸入した低圧の冷媒ガスを圧縮室6で揺動スク
ロ−ル2の揺動運動により圧縮し、吐出ポ−ト1cから
第1のシリンダ室36、開口38、ガス吐出室39を経
て、ガス吐出室39に設けた吐出管より圧縮機外へ吐出
している。また、固定スクロ−ル1は板バネ10の弾性
変形により軸方向に移動可能とされ、第1のシリンダ室
36の吐出圧力が第1のピストン31に作用し、第2の
シリンダ室37の中間圧力が第2のピストン32に作用
し、これらの作用圧力により固定スクロ−ル1を揺動ス
クロ−ル2に押圧して両スクロ−ル間の密封付勢を行な
っている。
機は、以上のように構成されていたので、吐出圧力と中
間圧力とを仕切る第1の可撓性シ−ル材34及び中間圧
力と低圧とを仕切る第2の可撓性シ−ル材35が、固定
スクロ−ル1の台板1aの上部の円筒部である第1のピ
ストン31及び第2のピストン32に設けられている。
この場合、固定スクロ−ル1を覆い部材33に組合わせ
る際の円筒面嵌合部が2箇所あり、組立性が悪いのに加
えて、加工誤差に基因する嵌合部のクリアランスの偏り
が存在し、シ−ル箇所のシ−ル性不良が生じ易かった。
なされたもので、固定スクロ−ルが軸方向に移動可能
で、固定スクロ−ルの台板背面に導入された圧縮ガスに
より固定スクロ−ルを揺動スクロ−ルに押圧するスクロ
−ル圧縮機であって、組立性がよいとともに、固定スク
ロ−ル押圧の圧縮ガスのシ−ル箇所のシ−ル性不良が生
じない、また、液インジェクション機能を有する、高効
率で信頼性の高いスクロ−ル圧縮機を得ることを目的と
する。
係わるスクロ−ル圧縮機は、固定スクロ−ル軸方向移動
手段を有し、固定スクロ−ルの台板と静止部材間に隙間
を設け、前記隙間のうち、内側シ−ル材で囲われた高圧
室には高圧の圧縮ガスを導入し、内側シ−ル材と外側シ
−ル材で囲われた中間圧室には中間圧の圧縮ガスを導入
し、該圧縮ガスの圧力により固定スクロ−ルを揺動スク
ロ−ルに押圧するようにしたスクロ−ル圧縮機におい
て、前記静止部材の中央部に圧縮室に連通する凹部を設
け、該凹部を囲うようにマフラ−を取付け、該凹部に半
径方向に向かう吐出穴を設け、この吐出穴より圧縮ガス
を密閉容器外へ吐出するものである。
ロ−ル圧縮機は、第1の発明において、静止部材の凹部
に設けられた半径方向に向かう吐出穴より圧縮ガスを密
閉容器外へ吐出する吐出管と、該吐出管と前記密閉容器
とを接続する吐出接続管とを備え、前記吐出接続管は大
径部と小径部を有し前記密閉容器内部に向かってその直
径が大きくなる形状で、前記大径部において前記密閉容
器と固着され、前記小径部において前記吐出管と固着さ
れるものである。
ロ−ル圧縮機は、第1の発明において、マフラ−の静止
部材側の開口径及び静止部材の凹部の開口径が外側シ−
ル材を収納する溝の径以下で、かつ、内側シ−ル材を収
納する溝の径以上であるものである。
ロ−ル圧縮機は、第1の発明において、固定スクロ−ル
の液インジェクションポ−トと静止部材の液インジェク
ションポ−トとを固定スクロ−ルと静止部材間の隙間に
おいて液インジェクションシ−ル内で気密に連通し、前
記静止部材の液インジェクションポ−トと連通する静止
部材の半径方向に設けた液インジェクション穴に液イン
ジェクション管を接続したものである。
ロ−ル圧縮機は、第4の発明において、液インジェクシ
ョン管と密閉容器とを接続する液インジェクション接続
管を備え、前記液インジェクション接続管は大径部と小
径部を有し、前記密閉容器内部に向かってその直径が大
きくなる形状で、前記大径部において前記密閉容器と固
着され、前記小径部において前記液インジェクション管
と固着されるものである。
ロ−ル圧縮機は、第1の発明において、固定スクロ−ル
台板と静止部材との対向面間の隙間に設けたシ−ル材を
収納する溝の入口側コ−ナ部に切り欠きを設けたもので
ある。
の形態1の説明を行う。図1は本発明のスクロ−ル圧縮
機の断面図である。図1において、1は固定スクロ−ル
であり、その台板1aの片側(下側)には板状渦巻歯1
bが形成されている。2は揺動スクロ−ルであり、その
台板2aの片側(上側)には板状渦巻歯2bが形成され
ており、反対側(下側)には主軸7から駆動力を受ける
ボス部2cが突設されている。主軸7は、電動機8によ
り回転駆動される。固定スクロ−ル1の板状渦巻歯1b
と揺動スクロ−ル2の板状渦巻歯2bとは180度の位
相をもって組合わされ圧縮室6を形成している。3はフ
レ−ムであり、その外周部は密閉容器9に固着されてお
り、揺動スクロ−ル2のスラスト負荷を支持するととも
に、主軸7を軸受によりラジアル方向に支持している。
4は静止部材であり、上方に円筒形状の凹部4aが形成
されており、フレ−ム3の上端面に後述の板バネ10と
ともにボルトにより固定されている。5はマフラ−であ
り、静止部材4の円筒状の凹部4aの外側の上端面にシ
−ル材を介してボルトにより固定されており、マフラ−
5内には圧縮室6の最内側の圧縮室6、固定スクロ−ル
の吐出ポ−ト1c、静止部材4の吐出ポ−ト4bを経由
して高圧ガスが導入され、マフラ−5内が高圧空間、そ
の外部が低圧空間となっている。10は固定スクロ−ル
軸方向移動手段を構成する板バネであり、板状の弾性部
材から成り、固定スクロ−ル1の台板1aの外周部とフ
レ−ム3の外周部で挟まれた位置関係にあり、板バネ1
0には4箇所のリ−マ穴が設けられ、その両端の2箇所
のリ−マ穴にリ−マボルトが挿入され、固定スクロ−ル
1の台板1aの外周部に固定され、また、板バネ10
は、その中央側の2箇所のリ−マ穴にリ−マボルトが挿
入され、フレ−ム3の外周部の上端面に固定されてい
る。つまり、固定スクロ−ル1はフレ−ム3に、板バネ
10によって軸方向に弾性連結されているとともに、ラ
ジアル方向並びに軸回りの回転方向には物理的に固定連
結されていることとなり、運転中にずれることはない。
固定スクロ−ル1の台板1aの板状渦巻歯1bが形成さ
れる側とは反対側の面(上側面)には、高圧と中間圧を
仕切る内側シ−ル材11及び中間圧と低圧とを仕切る外
側シ−ル材12を収納する溝がそれぞれ設けられてい
る。固定スクロ−ル1、静止部材4及び内側シ−ル材1
1とで囲われた隙間が形成され、この隙間は、固定スク
ロ−ル1の最内側の圧縮室6に連通する吐出ポ−ト1c
と連通しており、高圧が導入される高圧室13を構成す
る。また、固定スクロ−ル1、静止部材4、内側シ−ル
材11及び外側シ−ル材12とで囲われた隙間が形成さ
れ、この隙間は、圧縮途中の中間圧の圧縮室6に開口す
る抽気孔1dにより中間圧が導入され中間圧室14を形
成する。13は、オルダム継手であり、揺動スクロ−ル
2の自転を拘束するとともに揺動スクロ−ル2とフレ−
ム3との位相を決めている。20は、ガラス端子であ
り、圧縮室6の上方で密閉容器9の上部の低圧空間に固
着されており、電動機8のリ−ド線と結線されている。
15は、電動機8上部近傍に開口した吸入管であり、密
閉容器9に固着され、低圧の圧縮用ガスを密閉容器9へ
導入する。
cが設けられている。この吐出穴4cは、円筒形状の凹
部4aの壁を貫通し、その一端が円筒形状の凹部4aに
開口し、他端はUリング等のシ−ル材を介して吐出管1
6が挿入され、この吐出管16は密閉容器9の上部に固
定され、高圧の圧縮ガスをスクロ−ル圧縮機外へ導く。
また、マフラ−5は、その静止部材4側の開口径が固定
スクロ−ル1の台板1aの外側シ−ル材12を収納する
溝の径と同等か、それ以下で、かつ、内側シ−ル材11
を収納する溝の径以上となるように静止部材4の上端面
に静止部材の凹部4aを囲うように固定されている。
は、隙間を形成する静止部材4の固定スクロ−ル1側に
設けてもよい。
作について説明する。電動機8により主軸7が回転さ
れ、主軸7により揺動スクロ−ル2が駆動されることに
より、吸入管15から導入された低圧の冷媒ガスは電動
機8を冷却しながら密閉容器9内を下部から上部へ移動
し、固定スクロ−ル1と揺動スクロ−ル2の板状渦巻歯
1b、2bで形成される圧縮室6に入り、圧縮室の外側
から中心側へ移動し、高圧に圧縮され、固定スクロ−ル
1の吐出ポ−ト1c、静止部材の吐出ポ−ト4bから静
止部材4の円筒形状の凹部4aとマフラ5で囲われた高
圧空間に入り、マフラ−効果により脈動を抑えられて、
吐出管16より圧縮機外へ吐出される。
1の軸方向移動機構について説明する。スクロ−ル圧縮
機の通常の運転時には、固定スクロ−ル1には、圧縮室
内のガス圧に起因する軸方向で上側へ押し上げる力が作
用し、また、固定スクロ−ル1の背面には、内側シ−ル
材11の中心側である高圧室13には高圧が、内側シ−
ル材11と外側シ−ル材12の間の中間圧室14にさら
されている部分には中間圧が作用しており、これらの高
圧、中間圧により固定スクロ−ルは、下側に押される
が、高圧室13、中間圧室14の径を適宜選定すること
により、全体として固定スクロ−ル1は適正な圧力で下
側、つまり揺動スクロ−ル2に押し付けられる設定とな
っている。固定スクロ−ル1は、弾性部材である板バネ
10を介してフレ−ム3に連結されており、従って固定
スクロ−ル1はフレ−ム3に、板バネ10によって軸方
向に弾性連結されているとともに、ラジアル方向並びに
軸回りの回転方向には物理的に固定連結されていること
となり、運転中にずれることはない。かくして、通常運
転時には、固定スクロ−ル1は揺動スクロ−ル2に軸方
向に適正な所定の力で常に押し付けられ、両板状渦巻歯
1b、2bは、それぞれ相手側の台板2a、1aの圧縮
室側内面と適正な所定の圧力で追従接触し、隙間をなく
し、圧縮時のガス漏れを防止し効率のよいスクロ−ル圧
縮機としている。また、圧縮機の起動時等に、冷媒が潤
滑油に溶け込み液圧縮が生じ、圧縮機内の圧力が異常に
上昇したような場合には、固定スクロ−ル1が上に押さ
れ軸方向にリリ−フし、両板状渦巻歯1b、2bは、そ
れぞれ相手側の台板2a、1aの圧縮室側内面と隙間を
つくり、この隙間から高圧を逃がすことにより板状渦巻
歯の破損等を防止する。なお、固定スクロ−ルは、軸方
向において、上方へは静止部材4に当接するまで、ま
た、下方へは板状渦巻歯1bが揺動スクロ−ル2の台板
2aの圧縮室側内面と当接するまでの範囲で軸方向に移
動可能である。
その静止部材4側のマフラ−5の開口径が固定スクロ−
ル1の台板1aの外側シ−ル材12を収納する溝の径と
同等か、それ以下で、かつ、内側シ−ル材11が収納さ
れる溝の径以上となるように静止部材4の上端面に静止
部材の凹部を囲うように固定されているので、静止部材
4には、軸方向上下からの圧力による差圧が大きくなる
ことによる偏荷重により変形することがない。即ち、マ
フラ−5内の高圧がかかる静止部材4の上側面積は、高
圧と中間圧のかかる下側の面積以下で、高圧のかかる面
積以上としているので静止部材4の偏荷重による変形が
おさえられ、内側、外側シ−ル材によるシ−ル部からの
圧漏れが防止できる。本実施の形態では、マフラ−5
は、上記の如くシ−ル部の圧漏れを防止しながらマフラ
−としての脈動防止効果を達成できる。さらに静止部材
4の円筒形状の凹部4aの大きさを変えることによりマ
フラ−容量を変えることができる。
止部材4の円筒形状の凹部4aの壁に設けた吐出穴4c
に挿入されているので、固定スクロ−ル1の軸方向の移
動に支障をきたすことがなく、固定スクロ−ルの軸方向
移動による両スクロ−ル渦巻歯の密封追従機構を達成で
きる。しかも、吐出管16をラジアル方向に密閉容器9
から突出するようにしているので、圧縮機の高さ方向の
寸法を抑えることができる。
を軸方向に移動する固定スクロ−ル軸方向移動手段とし
て、固定スクロ−ル1の台板1aの外周部とフレ−ム3
の外周部とを結合する板バネ10の例を挙げたが、これ
に限るものではなく、例えば、固定スクロ−ル軸方向移
動手段として、静止部材4の下方に円筒形状の凹部を形
成し、この凹部に固定スクロ−ル1の台板1aを嵌合さ
せ、固定スクロ−ル1をこの凹部をガイドとして軸方向
に摺動させるようにしてもよい。また、静止部材4、固
定スクロ−ル1及びフレ−ム3をリ−マピンにより位置
決めし、リ−マピンにより軸方向の移動のガイド及び半
径方向、回転方向の位置規制をしたものでもよい。
態2のスクロ−ル圧縮機の断面図であり、図3は、同じ
く中間圧室内のインジェクションポ−トを仕切るシ−ル
を説明する部分拡大図である。なお、実施の形態1と同
様部分には同一番号を付し、その説明を省略する。図に
おいて、1eは固定スクロ−ル1の台板1aに設けられ
た固定スクロ−ルの液インジェクションポ−トであり、
圧縮途中の圧縮室に開口する開口部である一端から延び
て、他端は固定スクロ−ル1の台板1aの上面に開口す
る。4dは静止部材4に設けられた静止部材の液インジ
ェクションポ−トであり、静止部材4下端面に開口する
開口部である一端から延びて、他端は静止部材4内にお
いて、静止部材4の側端面に開口する開口部から半径方
向に延びる液インジェクション孔4eと連通している。
固定スクロ−ル1の液インジェクションポ−ト1eの固
定スクロ−ル1の台板1a上面の開口部と静止部材4の
液インジェクションポ−ト4dの静止部材4の下面の開
口部とが、固定スクロ−ル1の台板1aと静止部材4と
の間の中間圧室14領域内において連通し、固定スクロ
−ル1の台板1a上端面に設けられたリング状の溝に設
けられた液インジェクションシ−ル材17によって中間
圧室14とは連通しないように仕切られている。18は
液インジェクション管であり、液インジェクション孔4
eの静止部材4の側端面の開口部にUリング等のシ−ル
材を介して挿入され、また液インジェクション管18は
その一部を密閉容器9に固定されるとともに冷凍サイク
ルの凝縮器出口に配管接続されている。図3において、
固定スクロ−ル1の上端面に設けられた溝に設けられる
液インジェクションシ−ル材17は、まず三角形断面を
有する弾性部材であるバックアップ材17bが固定スク
ロ−ル1の台板1a上端面のリング状の溝に斜面が外側
になるように装着され、その上に五角形断面を有する圧
力シ−ル材である端面シ−ル材17aがバックアップ材
17bの前記斜面に一面が合わさるように装着されてい
る。
縮器の出口側から分岐した配管により高圧液冷媒が液イ
ンジェクション管18を通って密閉容器1内へ導入さ
れ、静止部材の液インジェクション孔4e、液インジェ
クションポ−ト4d、固定スクロ−ルの液インジェクシ
ョンポ−ト1eを経て圧縮途中の圧縮室6に導かれるこ
とによりおこなわれ、圧縮途中の冷媒の温度を下げ、吐
出ガス温度の過昇を防止する。液インジェクションは、
常時行っても、配管途中の弁を調整又は開閉して過昇時
に行ってもよい。また、液インジェクション管18に
は、キャピラリ管を介して圧縮機の運転中は常にインジ
ェクションを行なう配管とキャピラリ管を介して開閉弁
または流量調整弁等により流量を開閉、調整する配管と
が並列に接続され、吐出ガス温度に応じてインジェクシ
ョン量を可変としてもよい。
ンポ−ト1e、4dのシ−ルは、次のように行われる。
図3において、インジェクションしない時には、弾性部
材であるバックアップ材17bが外周側に広がろうとし
ているため、端面シ−ル材17aは持ち上げられ、静止
部材4に軽く圧接されている。運転時に液インジェクシ
ョンされると、端面シ−ル材17aの背部に液インジェ
クションの高圧が回りこみ、端面シ−ル材17aはより
確実に静止部材4に圧接される。本実施の形態では、溝
を固定スクロ−ル1に設けた場合で説明したが、静止部
材4に設けてもよい。また、三角形断面のバックアップ
材17bは、ウエ−ブスプリング等でも同等の効果が得
られる。
ンポ−ト4d、1eの開口部は中間圧室14領域内に開
口し、液インジェクションシ−ル材17により中間圧室
とは連通しないように仕切られているが、高圧室13領
域内にインジェクションポ−ト4d、1eを開口させ、
上記同様に高圧室13と連通しないようにしてもよい。
図2に示すスクロ−ル圧縮機の高圧室13、中間圧室1
4をシ−ルするシ−ル機構を示す図である。図4は、高
圧と中間圧を仕切る内側シ−ルに関し、図4(a)は,
圧力シ−ル材11aを示し、ほぼ直角な2面とそれと対
向する斜面を有する五角形断面の、例えばテフロン等か
らなる圧力シ−ル材であり、図に示すように斜面側を内
側にしたリング状に形成され、その合わせ目箇所におい
て、リング径が調整できるようになっている。図4
(b)は、ほぼ直角面と斜面を有する三角形断面の弾性
部材であるバックアップ材11bであり、図に示すよう
に斜面側を外側にしてリング状にして使用される。内側
シ−ル材11は、上記圧力シ−ル材11aとバックアッ
プ材11bとで構成される。図4(c)は、固定スクロ
−ルの上端面に設けた溝に高圧室と中間圧室とを仕切る
上記の内側シ−ル材である圧力シ−ル材11aとバック
アップ材11bとを装着した状態を示し、まず上記溝に
バックアップ材11bを三角形断面の斜面を上にして装
着し、その斜面上に圧力シ−ル材11aの上記斜面が重
なるように装着されている。また、溝の入口側である上
側のコ−ナ部には切り欠きである面取りが施されてお
り、その面取りの軸方向寸法は、最大リリ−フ量より大
きく設定されている。以上は、内側シ−ル材11につい
て説明したが、外側シ−ル材12についても高圧と中間
圧の関係が中間圧と吸入圧である低圧との関係となるが
同じことがいえる。
及び定常運転時の状態を示しており、停止時において
は、弾性部材であるバックアップ材11bが外周側に広
がろうとするため、圧力シ−ル材11aは持ち上げら
れ、静止部材4に軽く圧接されている。この状態で圧縮
機を起動すると、起動直後から中間圧と高圧がシ−ルさ
れるので、圧力シ−ル材11aの背部に高圧が回り込
み、図4(c)において右側に押され、圧力シ−ル材1
1aはより確実に静止部材4に圧接される。なお、定常
運転時も図4(c)に示す状態になっている。また、リ
リ−フ動作時には、圧縮室内の圧力が異常に大きくな
り、図4(c)において、固定スクロ−ル1が静止部材
4に近ずくことに伴い圧力シ−ル材11aはそのままの
形状で溝の中を相対的に下方に移動する(沈む)のに対
して、バックアップ材11bは縮む、つまり図4(c)
において左側に移動し、その径が小さくなる。また、圧
力シ−ル材11aの外周上側のコ−ナ部は圧力差で周方
向に微小に変形しているが、固定スクロ−ル1に設けら
れた溝の上側コ−ナ部に面取りがなされており、特にそ
の面取りの軸方向寸法が最大リリ−フ量より大きく設定
されているので、リリ−フ動作時に固定スクロ−ル1と
静止部材4との間に挟み込まれて、固定スクロ−ルが充
分にリリ−フできなくなることはない。本実施の形態で
は固定スクロ−ル1に溝を設けた場合を説明したが、高
低圧セパレ−タ4に設けてもよい。また、三角形断面の
圧力シ−ル材はウエ−ブスプリング等でもよい。
ル1の溝に内側シ−ル材11を装着した図であるが、図
5においては、固定スクロ−ル1の溝の入口側である上
側コ−ナ部に切り欠きである段部を設けている。この段
部の深さは固定スクロ−ル1の最大リリ−フ量より大き
く設定されている。従って、圧力シ−ル材11aの上側
コ−ナ部がリリ−フ動作時に固定スクロ−ル1と静止部
材4との間に挟み込まれて、固定スクロ−ルが充分にリ
リ−フできなくなることはない。また、図6に示すよう
に外周上側コ−ナ部に面取りをした圧力シ−ル材11a
を固定スクロ−ル1の溝の入口側である上側コ−ナ部に
切り欠きである面取りをした溝に装着してもよい。この
際、圧力シ−ル材11aと固定スクロ−ル1の溝の面取
りの軸方向寸法関係を固定スクロ−ル1が最も揺動スク
ロ−ル2側に下がった時でも、図のように圧力シ−ル材
11aの面取りの下側エッジが固定スクロ−ル1の溝の
面取りの下側エッジより下側にあるようにすることで、
圧力シ−ル材11aが固定スクロ−ル1の溝の面取りエ
ッジにより削りとられることが防止できる。さらに、外
周上側のコ−ナ部に面取りをおこなった圧力シ−ル材1
1aを図5に示した上側のコ−ナ部に段部を設けた溝に
装着してもよい。
態4のスクロ−ル圧縮機の断面図である。なお、前記の
実施の形態と同様部分には同一番号を付し、その説明を
省略する。図において、29は吐出接続管であり、前記
密閉容器9の内部方向に向かってその直径が大きくなっ
ており、大径部29aと小径部29bとを有するラッパ
状に形成されており、該大径部29aの外周部は前記密
閉容器9とロウ付けなどにより気密接続されている。ま
た、前記小径部29bの内周部は前記吐出管16とロ付
けなどにより気密接続されている。従って、前記吐出管
16を挿入する際、図8に示すように前記静止部材4の
吐出穴4cと前記密閉容器9に気密接続された前記吐出
接続管29の位置が図に示すようにAだけずれていても
前記吐出接続管29がラッパ状に形成されているので前
記吐出管16が傾斜した状態でも前記吐出接続管29に
規制されないで挿入できる。そこで、前記密閉容器9の
吐出接続管29と静止部材4の吐出穴4Cとの位置精度
が多少悪くとも吐出管16が組み付けられる。
あり、密閉容器9の内部方向に向かってその直径が大き
くなっており、大径部30aと小径部30bとを有する
ラッパ状に形成されており、大径部30aの外周部は密
閉容器9とロウ付けなどにより気密接続されている。ま
た、小径部30bの内周部は液インジェクション管18
とロウ付けなどにより気密接続されている。従って、吐
出管16と同様に液インジェクション管18を挿入する
際、密閉容器9の液インジェクション接続管30と静止
部材4の液インジェクション孔4eとの位置精度が多少
悪くても液インジェクション管18が組み付けられる。
に係わるスクロ−ル圧縮機においては、固定スクロ−ル
軸方向移動手段を有し、固定スクロ−ルの台板と静止部
材間に隙間を設け、前記隙間のうち、内側シ−ル材で囲
われた高圧室には高圧の圧縮ガスを導入し、内側シ−ル
材と外側シ−ル材で囲われた中間圧室には中間圧の圧縮
ガスを導入し、該圧縮ガスの圧力により固定スクロ−ル
を揺動スクロ−ルに押圧するようにしたスクロ−ル圧縮
機において、前記静止部材の中央部に圧縮室に連通する
凹部を設け、該凹部を囲うようにマフラ−を取付け、該
凹部に半径方向に向かう吐出穴を設け、この吐出穴より
圧縮ガスを密閉容器外へ吐出するようにしたので、固定
スクロ−ルが軸方向に移動可能であり、静止部材、固定
スクロ−ル等の組立性が良いとともに、シ−ル材による
高圧及び中間圧のシ−ル性が良く、固定スクロ−ルを適
正に揺動スクロ−ルに押圧するスクロ−ル圧縮機が得ら
れる。
−ル圧縮機においては、第1の発明において、静止部材
の凹部に設けられた半径方向に向かう吐出穴より圧縮ガ
スを密閉容器外へ吐出する吐出管と、該吐出管と前記密
閉容器とを接続する吐出接続管とを備え、前記吐出接続
管は大径部と小径部を有し前記密閉容器内部に向かって
その直径が大きくなる形状で、前記大径部において前記
密閉容器と固着され、前記小径部において前記吐出管と
固着されるので、吐出管を挿入する際、密閉容器の吐出
接続管と静止部材の吐出穴との位置精度が多少悪くても
吐出管は性能上問題なく容易に組み付けられる。
−ル圧縮機においては、第1の発明において、マフラ−
の静止部材側の開口径及び静止部材の凹部の開口径が外
側シ−ル材を収納する溝の径以下で、かつ、内側シ−ル
材を収納する溝の径以上であるようにしたので、静止部
材には、軸方向両面からの圧力による差圧が大きくなる
ことによる大きな偏荷重がかかることがなく、変形が生
じず、シ−ル材によるシ−ル部からのシ−ル漏れが防止
でき、高効率のスクロ−ル圧縮機が得られる。
−ル圧縮機においては、第1の発明において、固定スク
ロ−ルの液インジェクションポ−トと静止部材の液イン
ジェクションポ−トとを固定スクロ−ルと静止部材間の
隙間において液インジェクションシ−ル内で気密に連通
し、前記静止部材の液インジェクションポ−トと連通す
る静止部材の半径方向に設けた液インジェクション穴に
液インジェクション配管を接続したので、固定スクロ−
ルが軸方向に移動可能であると共に液インジェクション
機能を有するスクロ−ル圧縮機を得ることができる。
−ル圧縮機においては、第4の発明において、液インジ
ェクション管と密閉容器とを接続する液インジェクショ
ン接続管を備え、前記液インジェクション接続管は大径
部と小径部を有し、前記密閉容器内部に向かってその直
径が大きくなる形状で、前記大径部において前記密閉容
器と固着され、前記小径部において前記液インジェクシ
ョン管と固着されるので、液インジェクション管を挿入
する際、密閉容器の液インジェクション接続管と静止部
材の液インジェクション孔との位置精度が多少悪くても
液インジェクション管は性能上問題なく、容易に組み付
けられる。
ロ−ル圧縮機においては、第1の発明において、固定ス
クロ−ル台板と静止部材との対向面間の隙間に設けたシ
−ル材を収納する溝の入口側コ−ナ部に切り欠きを設け
たので、スクロ−ル圧縮機の液圧縮等のリリ−フ動作時
に、固定スクロ−ルが静止部材側へ移動してもシ−ル材
が固定スクロ−ルと静止部材との間に挟み込まれること
がなく、リリ−フが確実に行われる。
縮機の断面図。
縮機の断面図。
ポ−トのシ−ルを示す要部拡大図。
図。
示す図。
機構を示す図。
縮機の断面図。
挿入し、吐出接続管に固定することを示す要部拡大図。
1e 固定スクロ−ルの液インジェクションポ−ト、2
揺動スクロ−ル、2a 台板、2b 板状渦巻歯、3
フレ−ム、4 静止部材、4a 凹部、4c 吐出
穴、4d 静止部材の液インジェクションポ−ト、4e
液インジェクション穴、5 マフラ−、6圧縮室、7
主軸、9 密閉容器、10 固定スクロ−ル軸方向移
動手段、11 内側シ−ル材、12 外側シ−ル材、1
3 高圧室、14 中間圧室、18液インジェクション
管、29 吐出接続管、29a 大径部、29b 小径
部、30 液インジェクション接続管、30a 大径
部、30b 小径部。
Claims (6)
- 【請求項1】 台板の一方側に板状の渦巻歯を形成する
固定スクロ−ルと、台板の一方側に板状渦巻歯を形成
し、前記固定スクロ−ルの板状渦巻歯と組合わせて圧縮
室を形成し、台板の他方側には駆動力を受ける主軸との
係合部を形成し、前記固定スクロ−ルに対して揺動運動
する揺動スクロ−ルと、密閉容器に固着支持され、前記
揺動スクロ−ルを軸方向に支持するとともに前記主軸を
半径方向に支持するフレ−ムと、前記フレ−ムにその周
辺部で固着され、前記固定スクロ−ルの台板に板状渦巻
歯と反対側で、対面して配置された静止部材と、固定ス
クロ−ル軸方向移動手段とを有し、 固定スクロ−ルの台板と静止部材間に隙間を設け、前記
隙間のうち、内側シ−ル材で囲われた高圧室には高圧の
圧縮ガスを導入し、内側シ−ル材と外側シ−ル材で囲わ
れた中間圧室には中間圧の圧縮ガスを導入し、該圧縮ガ
スの圧力により固定スクロ−ルを揺動スクロ−ルに押圧
するようにしたスクロ−ル圧縮機において、 前記静止部材の中央部に圧縮室に連通する凹部を設け、
該凹部を囲うようにマフラ−を取付け、該凹部に半径方
向に向かう吐出穴を設け、この吐出穴より圧縮ガスを密
閉容器外へ吐出することを特徴とするスクロ−ル圧縮
機。 - 【請求項2】 静止部材の凹部に設けられた半径方向に
向かう吐出穴より圧縮ガスを密閉容器外へ吐出する吐出
管と、該吐出管と前記密閉容器とを接続する吐出接続管
とを備え、前記吐出接続管は大径部と小径部を有し前記
密閉容器内部に向かってその直径が大きくなる形状で、
前記大径部において前記密閉容器と固着され、前記小径
部において前記吐出管と固着されることを特徴とする請
求項1記載のスクロ−ル圧縮機。 - 【請求項3】 マフラ−の静止部材側の開口径及び静止
部材の凹部の開口径が外側シ−ル材を収納する溝の径以
下で、かつ、内側シ−ル材を収納する溝の径以上である
ことを特徴とする請求項1記載のスクロ−ル圧縮機。 - 【請求項4】 固定スクロ−ルの液インジェクションポ
−トと静止部材の液インジェクションポ−トとを固定ス
クロ−ルと静止部材間の隙間において液インジェクショ
ンシ−ル内で気密に連通し、前記静止部材の液インジェ
クションポ−トと連通する静止部材の半径方向に設けた
液インジェクション穴に液インジェクション管を接続し
たことを特徴とする請求項1記載のスクロ−ル圧縮機。 - 【請求項5】 液インジェクション管と密閉容器とを接
続する液インジェクション接続管を備え、前記液インジ
ェクション接続管は大径部と小径部を有し、前記密閉容
器内部に向かってその直径が大きくなる形状で、前記大
径部において前記密閉容器と固着され、前記小径部にお
いて前記液インジェクション管と固着されることを特徴
とする請求項4記載のスクロ−ル圧縮機。 - 【請求項6】 固定スクロ−ル台板と静止部材との対向
面間の隙間に設けたシ−ル材を収納する溝の入口側コ−
ナ部に切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1記載
のスクロ−ル圧縮機。
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