JPH0599344A - 非接触端面シール - Google Patents

非接触端面シール

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JPH0599344A
JPH0599344A JP19842191A JP19842191A JPH0599344A JP H0599344 A JPH0599344 A JP H0599344A JP 19842191 A JP19842191 A JP 19842191A JP 19842191 A JP19842191 A JP 19842191A JP H0599344 A JPH0599344 A JP H0599344A
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JP
Japan
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sealing
seal
fluid
pressure side
contact end
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JP19842191A
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English (en)
Inventor
Yoshiichi Kimura
芳一 木村
Hideo Tsuboi
日出雄 壺井
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成を複雑にすることなく、高圧側から低圧
側へのシール流体の漏出を低減できる非接触端面シール
を提供することを目的とする。 【構成】 回転軸1とともに回転する回転環3の端面の
密封面3Sと、回転環3に相対する固定環4の端面の密
封面4Sとから密封部36を形成し、所定圧力を有した
シール流体の静圧力により両密封面3S,4Sが非接触
となる非接触端面シールにおいて、一方の密封面に低圧
流体側から高圧流体側に向かうスパイラル溝33を形成
し、スパイラル溝33は両密封面3S,4Sの相対的回
転によりシール流体を低圧側から高圧側へ巻き込む方向
に設けられており、密封面3S,4Sのいずれか一方に
は、密封面の半径方向高圧側に両密封面3S,4S間に
シール流体を導入するためのテーパ面31又は窪み38
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非接触端面シールに係
り、特に、回転軸とともに回転する回転環の密封面と、
該回転環に相対する固定環の密封面とから密封部を形成
する非接触端面シールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、非接触端面シールはハウジング
と回転軸間の空間をシールするために用いられており、
この非接触端面シールは、たとえば、高圧を扱うガスタ
ービンやコンプレッサに組み込まれる。一般的に、非接
触端面シールは2つのタイプがあり、その1つはシール
流体の圧力を利用した静圧型端面シールであり、他の1
つはスパイラル溝のような動圧効果をもたらす形状を持
った動圧型端面シールである。
【0003】次に、静圧型非接触端面シールを図12及
び図13を参照して説明する。
【0004】図12及び図13において、ケーシング9
の内部に収容された回転軸1には軸スリーブ2が設けら
れている。軸スリーブ2はキーを介して回転環3に接続
されている。そして、スプリングリテーナ6との間に介
在するバネ10によって、固定環4がシールリングリテ
ーナ5を介して回転環3に対して押しつけられている。
【0005】なお、この非接触端面シールでは回転環3
の半径方向外側が高圧側、半径方向内側が低圧側となっ
ている。
【0006】図12で示す様に、回転環3にはシール流
体が存在する外側に向かって隙間の広がるテーパ面31
が形成されている。ここで、符号32は回転環3の平面
部を示している。
【0007】本シールは上述したように圧力を持ったシ
ール流体がテーパ面に入り込むことによって非接触とな
る静圧型シールである。
【0008】一方、スパイラル溝等を有したタイプの非
接触端面シールは特公昭49−33614号(対応する
米国特許第3,499,653号)に開示されている。こ
の非接触端面シールは、図12及び図13に示すものと
同様に回転環と固定環とを備え、又、これら両環の一方
にスパイラル溝を備えている。そして、一方の環にはシ
ール流体が存在する外側に向かって隙間の広がるテーパ
面が形成されている。そして、スパイラル溝は高圧側か
ら低圧側へシール流体を巻き込む方向に設けられてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図12及び図13に示
す静圧型非接触端面シールにおいては、テーパ面31の
寸法e(図12)、シール面内径2r1,シール面外径
形2r2,バランス直径2rbを適宜設定し、回転環3及
び固定環4の密封面の隙間を極力少なくして、以て該密
封面に形成される流体膜の剛性を大きくしている。
【0010】しかしながら、この様な構成の非接触端面
シールで密封面からのシール流体の漏出を積極的に低減
するためには密封面の隙間を少なくする必要があった
が、当然限界があった。そのため、上述した様なタイプ
の非接触端面シールにおいて、密封面からのシール流体
の漏出をより低減する技術が要望されていたが、構成を
複雑にすることなく密封面からのシール流体の漏出を低
減することは困難であった。
【0011】一方、特公昭49−33614号に開示さ
れたスパイラル溝等を有した非接触端面シールにおいて
は、前述したようにスパイラル溝は高圧側から低圧側へ
シール流体を巻き込む方向に設けられているため、スパ
イラル溝は高圧側の流体を低圧側へ漏出させるように機
能する。それゆえ、密封面からの流体の総漏れ量は圧力
差(高圧側と低圧側との)による漏れ量にスパイラル溝
のポンピング作用による漏れ量を加算したものになり、
図12及び図13に示すものと同様に密封面からのシー
ル流体の漏出を低減することは困難であった。
【0012】本考案は上述した点に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、構成を複雑にすることなく高
圧側から低圧側へのシール流体の漏出を低減できる非接
触端面シールを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の1態様は、回転軸とともに回転する回転環
の端面の密封面と、該回転環に相対する固定環の端面の
密封面とから密封部を形成し、所定圧力を有したシール
流体の静圧力により前記両密封面が非接触となる非接触
端面シールにおいて、前記一方の密封面に低圧流体側か
ら高圧流体側に向かう溝を形成し、該溝は両密封面の相
対的回転によりシール流体を低圧側から高圧側へ巻き込
む方向に設けられており、前記密封面のいずれか一方に
は密封面の半径方向高圧側に両密封面間にシール流体を
導入するためのテーパ面が形成されていることを特徴と
するものである。また、本発明の別の態様は、回転軸と
ともに回転する回転環の端面の密封面と、該回転環に相
対する固定環の端面の密封面とから密封部を形成し、所
定圧力を有したシール流体の静圧力により前記両密封面
が非接触となる非接触端面シールにおいて、前記一方の
密封面に低圧流体側から高圧流体側に向かう溝を形成
し、該溝は両密封面の相対的回転によりシール流体を低
圧側から高圧側へ巻き込む方向に設けられており、前記
密封面のいずれか一方には密封面の半径方向高圧側に両
密封面間にシール流体を導入するための窪みが形成され
ていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記したような構成を有する本発明によれば、
前記テーパ面又は窪みにシール流体が入り込むことによ
る静圧作用と前記溝の動圧作用により、密封面の隙間を
極力小さくしつつ非接触状態とし、しかも密封面からの
漏れを少なくしている。
【0015】すなわち、前記溝により高圧側から低圧側
へのシール流体の流れに抵抗を与える様なポンピング作
用が生じ、このポンピング作用によりシール流体の高圧
側から低圧側への漏出が低減される。これにより、従来
からの要請であった密封面からのシール流体の漏出を極
力低減することが達成できる。
【0016】ここで、密封面の半径方向低圧側から高圧
側に向かって溝を形成するという簡単な構成であるた
め、非接触端面シールの構成を複雑にすることも無い。
【0017】また、一方の密封面の半径方向高圧側にテ
ーパ面又は窪みを設けたことにより、シール流体の圧力
によって回転環と固定環とは非接触状態に維持されるの
である。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る非接触端面シールの一実
施例を図1乃至図5を参照して説明する。
【0019】図1において、ケーシング9に収容された
回転軸1には軸スリーブ2が設けられている。そして軸
スリーブ2はキー20を介して回転環3に接続されてお
り、回転環3は固定環4と向かい合って且つ密封部36
において面接触(後述する密封面3Sと4S同士が接
触)している。
【0020】ここで固定環4はシールリングリテーナ5
に接触しており、シールリングリテーナ5とケーシング
9に取り付けられたスプリングリテーナ6との間にはバ
ネ10が介在している。そして、バネ10及びシールリ
ングリテーナ5を介して、固定環4は回転環3に押しつ
けられている。なお、第1図で符号42,44,46,
48,49はシール部材を示している。
【0021】回転環3の密封面3Sが図2に詳細に示さ
れている。図2において、半径方向外側(符号RO方
向)の符号31は高圧側(図1の符号H側)により量の
多くなるテーパ面、真中部の符号32は平面部、半径方
向内側(符号RI方向)の符号33はその端部が低圧側
(図1の符号L側)に開いたスパイラル溝であり、この
スパイラル溝33は低圧側の流体を高圧側に巻き込む方
向に設けられている。
【0022】なお、図1及び図3中の符号eは最大のテ
ーパ量であり、換言すると、回転環と固定環の接触状態
において回転環3の高圧側縁部と固定環4の密封面4S
との間隔である。
【0023】次に、この実施例の作用を図4及び図5を
参照して説明する。
【0024】回転軸1が回転することにより、回転環3
と固定環4とが相対運動する。ここで、高圧側Hにある
シール流体が回転環3の密封面3Sのテーパ面31から
浸入して、該密封面3Sと固定環4の密封面4Sとを非
接触状態とする。
【0025】ここで、図中のテーパ面の寸法e、シール
面内径2r1、シール面外径2r2、テーパ面内端の直径
2rt、バランス直径2rbを適当に決めることにより、
従来の静圧形非接触端面シールの場合と同様に、密封面
3S、4Sの隙間hを極力小さくして且つ該隙間に形成
される流体膜の剛性を大きくすることが出来る(図4参
照)。
【0026】これに加えて本発明では、密封面3Sに符
号33で示すスパイラル溝を設けることにより、スパイ
ラル溝33が流体を低圧側から高圧側へ巻き込むポンピ
ング作用が発生し、高圧側Hから低圧側Lへの圧力流体
の漏れ流れに対して抵抗を与えるようにして、漏出量を
減少するようになっているのである。
【0027】図5は密封面の半径方向における圧力分布
を示すグラフである。同グラフにおいて、縦軸は密封面
の各点における圧力Pkgf/cm2であり、横軸は密封面の
半径rmmである。本発明の非接触端面シールIは実線、
図12の従来の非接触端面シールIIは破線、特公昭49
−33614号の非接触端面シールIII は一点鎖線でそ
れぞれ示している。
【0028】図5における本発明の非接触端面シールI
においては、スパイラル溝33はテーパ面内端の直径2
tの処まで延びている場合の圧力分布を示している。
図5から明かなように、非接触端面シールIの圧力P
は、半径r1から半径rg(rt)の近傍のrxまでの間、
非接触端面シールII及びIIIの圧力よりも低い。それゆ
え、非接触端面シールIにおいては、半径r1からrx
での間の各点と低圧側L間の圧力差は、非接触端面シー
ルII及びIII のそれよりも小さい。したがって、非接触
端面シールIの高圧側から低圧側への漏れ量は、非接触
端面シールII及びIIIの漏れ量よりも小さい。
【0029】次に、本発明の非接触端面シールの別実施
例を図6乃至図11に示す。図6乃至図11は回転環3
の密封面3Sと固定環4の密封面4Sとを模式的に示す
ものである。
【0030】図6は本発明の第2実施例を示す断面図で
ある。本実施例によれば、回転環3は図3の第1実施例
のテーパ面31の代わりに半径方向外方に窪み38を備
えている。窪み38は両環3,4の間にシール流体を導
入するための手段として機能する。窪み38が形成され
ている領域は図3のテーパ面と同一の領域である。この
場合にも図1乃至図4の実施例と同様の作用効果が得ら
れる。
【0031】図7は本発明の第3実施例を示す断面図で
ある。本実施例によれば、図7(a)においては回転環
3はテーパ面31を備え、図7(b)においては回転環
3は窪み38を備えている。スパイラル溝33は平面部
32を越えてテーパ面31まで延び(図7(a))、又
は、窪み38まで延びている(図7(b))。
【0032】図8は本発明の第4実施例を示す断面図で
ある。本実施例によれば、図8(a)においては回転環
3はテーパ面31を備え、図8(b)においては回転環
3は窪み38を備えている。スパイラル溝33は平面部
32を越えてテーパ面31の外縁まで延び(図8
(a))、又は、窪み38の外縁まで延びている(図8
(b))。本実施例のスパイラル溝33のポンピング作
用は第3実施例のポンピング作用より大きい。
【0033】スパイラル溝33は図6、図7、図8の順
に高圧側Hに伸び、スパイラル溝33のポンピング作用
は図6、図7、図8の順に大きくなる。スパイラル溝の
領域は、密封面に形成される流体膜の厚さ、膜剛性、高
圧流体の漏れ量に対する要求によって決定されるべきも
のである。
【0034】図9は本発明の第5実施例を示す断面図で
ある。本実施例によれば、図9(a)においては回転環
3はテーパ面31を備え、図9(b)においては回転環
3は窪み38を備えている。スパイラル溝33は密封面
3Sの内端から離間した内側位置から伸び、テーパ面3
1(図9(a))、又は、窪み38(図9(b))に隣
接した平面部32の領域内に位置している。本実施例に
おいては、平面部32内に、密封面3Sの内端から所定
位置まで、スパイラル溝33がない平坦領域Aが存在す
る。それゆえ、非接触端面シールを組み込んでいる機械
が停止しているとき、シール流体が低圧力の場合には、
密封面は流体の静圧力によってのみでは非接触となら
ず、これゆえ平坦領域Aと密封面4Sとの接触部でシー
ル流体の漏出を防止する。
【0035】図10は本発明の第6実施例を示す断面図
である。本実施例によれば、図10(a)においては回
転環3はテーパ面31を備え、図10(b)においては
回転環3は窪み38を備えている。スパイラル溝33は
平面部32を越えてテーパ面31まで伸び(図10
(a))、又は、窪み38まで延びている(図10
(b))。本実施例においても、スパイラル溝33がな
い平坦領域Aが設けられており、機械の停止時に低圧流
体の漏出を防止する。また、スパイラル溝33のポンピ
ング作用は第5実施例のものより大きい。
【0036】図11は本発明の第7実施例を示す断面図
である。本実施例によれば、図11(a)においては回
転環3はテーパ面31を備え、図11(b)においては
回転環3は窪み38を備えている。スパイラル溝33は
平面部32を越えてテーパ面31の外縁まで延び(図1
1(a))、又は、窪み38の外縁まで延びている(図
11(b))。本実施例においても、スパイラル溝33
がない平坦領域Aが設けられており、機械の停止時に低
圧流体の漏出を防止する。また、スパイラル溝33のポ
ンピング作用は第6実施例のものより大きい。
【0037】図1乃至図11に示した実施例では回転環
3の端面3Sにスパイラル溝33を設けているが、固定
環4の端面4Sに設けても構わない。
【0038】また図示の実施例では、回転環3の半径方
向外側ROが高圧側Hで半径方向内側RIが低圧側Lで
あるが、回転環3の半径方向外側ROを低圧側として半
径方向内側RIを高圧側としても良い。換言すると、図
示の実施例では「半径方向高圧側」とは半径方向外側R
Oを意味し、「半径方向低圧側」とは半径方向内側RI
を意味しているが、「半径方向高圧側」を半径方向内側
RIとして、「半径方向低圧側」を半径方向外側ROと
することもある。
【0039】さらに、図示の実施例では回転環3の端面
3Sにスパイラル溝33を設けているが、スパイラル溝
以外の形状の溝であっても、高圧側から低圧側へのシー
ル流体の漏れ流れに対して抵抗を与える形状のものであ
れば良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、密
封面の半径方向低圧側から高圧側に向かって形成された
溝により高圧側から低圧側へのシール流体の流れに抵抗
を与える様なポンピング作用が生じるので、シール流体
は高圧側から低圧側へ漏出しなくなる。これにより、密
封面からのシール流体の漏出を低減することができる。
そして、密封面の半径方向低圧側から高圧側に溝を形成
するという簡単な構成であるため、製造、加工がそれ程
複雑にはならない。従って、コストも低く抑えることが
出来る。
【0041】また、一方のシールリングの密封面の半径
方向高圧側にテーパ面又は窪みを設けたことにより、高
圧側にあるシール流体がそのテーパ面又は窪みから浸入
し、その圧力によって回転環と固定環とは非接触状態に
維持される。そして、各種寸法を適当な数値に設定する
ことにより、密封面の隙間は極めて小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触端面シールの一実施例を示
す縦断面図。
【図2】本発明に係る非接触端面シールにおける回転環
の端面に形成されたスパイラル溝の詳細を示す端面図。
【図3】本発明に係る非接触端面シールにおける回転環
と固定環の要部拡大断面図。
【図4】本発明に係る非接触端面シールにおける動作説
明図。
【図5】本発明に係る非接触端面シールと従来の非接触
端面シールとの圧力分布の比較を示す図。
【図6】本発明に係る非接触端面シールの第2実施例を
示す断面図。
【図7】本発明に係る非接触端面シールの第3実施例を
示す断面図。
【図8】本発明に係る非接触端面シールの第4実施例を
示す断面図。
【図9】本発明に係る非接触端面シールの第5実施例を
示す断面図。
【図10】本発明に係る非接触端面シールの第6実施例
を示す断面図。
【図11】本発明に係る非接触端面シールの第7実施例
を示す断面図。
【図12】従来の非接触端面シールにおける縦断面図。
【図13】従来の非接触端面シールにおける回転環の端
面に形成されたスパイラル溝の詳細を示す端面図。
【符号の説明】
1 回転軸 3 回転環 4 固定環 5 シールリングリテーナ 6 スプリングリテーナ 10 バネ 20 キー 31 テーパ面 32 平面部 33 スパイラル溝 36 密封部 38 窪み 3S,4S 密封面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸とともに回転する回転環の端面の
    密封面と、該回転環に相対する固定環の端面の密封面と
    から密封部を形成し、所定圧力を有したシール流体の静
    圧力により前記両密封面が非接触となる非接触端面シー
    ルにおいて、前記一方の密封面に低圧流体側から高圧流
    体側に向かう溝を形成し、該溝は両密封面の相対的回転
    によりシール流体を低圧側から高圧側へ巻き込む方向に
    設けられており、前記密封面のいずれか一方には密封面
    の半径方向高圧側に両密封面間にシール流体を導入する
    ためのテーパ面が形成されていることを特徴とする非接
    触端面シール。
  2. 【請求項2】 回転軸とともに回転する回転環の端面の
    密封面と、該回転環に相対する固定環の端面の密封面と
    から密封部を形成し、所定圧力を有したシール流体の静
    圧力により前記両密封面が非接触となる非接触端面シー
    ルにおいて、前記一方の密封面に低圧流体側から高圧流
    体側に向かう溝を形成し、該溝は両密封面の相対的回転
    によりシール流体を低圧側から高圧側へ巻き込む方向に
    設けられており、前記密封面のいずれか一方には密封面
    の半径方向高圧側に両密封面間にシール流体を導入する
    ための窪みが形成されていることを特徴とする非接触端
    面シール。
  3. 【請求項3】 前記溝はスパイラル溝であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の非接触端面シール。
JP19842191A 1990-07-18 1991-07-12 非接触端面シール Pending JPH0599344A (ja)

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