JPH09329247A - 非接触端面シール - Google Patents

非接触端面シール

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JPH09329247A
JPH09329247A JP17173696A JP17173696A JPH09329247A JP H09329247 A JPH09329247 A JP H09329247A JP 17173696 A JP17173696 A JP 17173696A JP 17173696 A JP17173696 A JP 17173696A JP H09329247 A JPH09329247 A JP H09329247A
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JP
Japan
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sealing
groove
sealing surface
fluid
ring
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JP17173696A
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Inventor
Yoshiichi Kimura
芳一 木村
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転環と固定環との相対的な回転方向が異な
る場合においても、密封面に高い剛性を有する流体膜を
形成できるようにする。 【解決手段】 回転軸1とともに回転する回転環3A,
3Bの端面の密封面と、回転環3A,3Bに相対する固
定環4A,4Bの端面の密封面とから密封部を形成し、
密封圧力が加わった状態あるいは回転軸1が回転した状
態で両密封面が非接触となる非接触端面シールにおい
て、一方の密封面の高圧側周縁と低圧側の所定径との間
の環状領域を円周方向に沿って複数の溝形成領域31に
区分し、各溝形成領域31内に、円周方向の中央に位置
して溝形成領域31の径方向に延びる密封流体導入溝3
3と、この密封流体導入溝33を挟んで左右対称で密封
流体導入溝33または高圧側周縁から内側にスパイラル
状に延びるスパイラル溝34a,34bとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばターボ型コ
ンプレッサの軸シールとして使用される非接触端面シー
ルに係り、特に、回転軸とともに回転する回転環の密封
面と、該回転環に相対する固定環の密封面とから密封部
を形成する非接触端面シールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、非接触端面シールはハウジング
と回転軸間の空間をシールするために用いられており、
この非接触端面シールは、たとえば、高圧を発生するガ
スタービンやコンプレッサに組み込まれる。上記のタイ
プの非接触端面シールは特公平1−22509号(対応
する米国特許第4,212,475号)に開示されてい
る。この特公平1−22509号では、図4乃至図6に
示されるように回転環側にスパイラル溝を形成したタイ
プのものが示されている。
【0003】図4乃至図6において、ケーシング9の内
部に収容された回転軸1には軸スリーブ2が設けられて
いる。軸スリーブ2はキーを介して回転環3に接続され
ている。そして、スプリングリテーナ6との間に介在す
るバネ10によって、固定環4がシールリングリテーナ
5を介して回転環3に対して押しつけられている。
【0004】回転環3は図5及び図6に詳細に示されて
おり、符号35はシール流体をそのポンピング作用で巻
き込むスパイラル溝、符号36は巻き込まれたシール流
体に絞り作用を与えるダム領域を示している。
【0005】しかして、回転軸1が回転することによ
り、回転環3と固定環4とが相対運動する。これによ
り、回転環3に形成したスパイラル溝35(図6参照)
が高圧流体を巻き込んで、密封面に流体膜を形成する。
このことにより密封面は非接触状態となるが、密封面間
の隙間が極力小さくなるようにして高圧流体の漏れを制
限している。
【0006】また、特公昭49−33614号(対応す
る米国特許第3,499,653号)に他のタイプの非
接触端面シールが開示されている。この非接触端面シー
ルは、図4乃至図6に示すものと同様に回転環と固定環
とを備え、又、これら両環の一方にスパイラル溝を備え
ている。そして、一方の環にはシール流体が存在する外
側に向かって隙間の広がるテーパ面が形成されている。
【0007】本非接触端面シールにおいては、流体がテ
ーパ面より両環の間に侵入すると、シール流体の作動圧
力によって密封面は非接触状態となる。シール流体が低
圧の場合には、シール流体の静圧効果だけでは非接触に
ならないが、スパイラル溝の動圧効果により、密封面が
非接触状態となる。
【0008】ここに、この種の非接触端面シールにあっ
ては、前記スパイラル溝35が一方向に向いたスパイラ
ル状に設けられており、回転軸1、ひいては回転環3を
正転方向(図6のA方向)に回転させた場合にのみスパ
イラル溝35内にシール流体を巻き込んで密封面に流体
膜を形成できるが、回転軸1を逆転方向(同図B方向)
に回転させた場合には、かかる流体膜を形成することが
できない。このため、回転軸1を正逆回転させる必要の
ある回転機器には適用できない。
【0009】このため、例えば特開平7−26009号
として、回転軸が正逆何れの方向に回転する場合におい
ても、密封面に流体膜を形成できるようにしたものが提
案されている。
【0010】この特開平7−26009号公報に記載さ
れたものは、図7に示すように、回転環3の密封端面3
aと固定環4の密封端面4aとを対向して配置し、密封
端面3aに、その周方向に並列する偶数個の動圧発生溝
1・・・,72・・・を形成してある。各動圧発生溝7
1,72は、密封端面3aの外周端から径方向に延びる導
入部8aとその先端部から周方向に延びる動圧発生部8
bとからなる3本のL字形溝8・・・で構成されてお
り、隣接する動圧発生溝71,72は、それらの境界線X
1,X2に対して対称形状をなす。従って、回転軸が正転
されたときには、第1動圧発生溝71・・・に導入され
た高圧側密封流体により密封端面3a,4a間に動圧が
発生する。また、回転軸が逆転されたときには、第2動
圧発生溝72・・・に導入された高圧側密封流体によ
り、正転時と全く同一の条件で、密封端面3a,4a間
に動圧が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す特開平7−26009号に記載の非接触端面シール
にあっては、動圧発生溝がL字形溝で構成されているた
め、密封面に形成される流体膜の剛性をそれ程高めるこ
とができないといった問題点がある。そして、流体膜の
剛性の低下は、密封面の固体接触を防止し、流体シール
を正常に作動させるためのマイナス要因となってしま
う。
【0012】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、回転軸が正逆両方向に回転する場合においても密封
面において望ましい動圧を発生させることができ、密封
面に剛性の高い流体膜を形成することができる非接触端
面シールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転軸とともに回転する回転環の端面の
密封面と、該回転環に相対する固定環の端面の密封面と
から密封部を形成し、密封圧力が加わった状態あるいは
前記回転軸が回転した状態で前記両密封面が非接触とな
る非接触端面シールにおいて、前記一方の密封面の高圧
側周縁と低圧側の所定径との間の環状領域を円周方向に
沿って複数の溝形成領域に区分し、前記各溝形成領域内
に、円周方向の中央に位置して該溝形成領域の径方向に
延びる密封流体導入溝と、この密封流体導入溝を挟んで
左右対称で該密封流体導入溝または高圧側周縁から内側
にスパイラル状に延びるスパイラル溝とを設けたことを
特徴とする。
【0014】上記したような構成を有する本発明によれ
ば、一方の密封面に設けられた各溝形成領域には、密封
流体導入溝と、該密封流体導入溝を挟んで左右対称なス
パイラル溝とが形成されており、この密封面の他方の密
封面に対する相対的な回転によって、左右のスパイラル
溝の一方で密封流体導入溝及び高圧側周縁からシール流
体を密封面内に巻き込み、これによって、互いに相対す
る密封面の相対的な回転方向が異なっても、密封面にシ
ール流体による流体膜を形成することができる。しか
も、シール流体をスパイラル状に延びるスパイラル溝に
沿って密封面内に巻き込むことによって、ここに形成さ
れる流体膜の剛性を高くすることができる。
【0015】ここに、スパイラル溝の深さを3〜15μ
mに、ダム幅比を0.2〜0.8に、バランス比を0.
8〜0.9にそれぞれ設定することにより、密封面の隙
間及び流体膜の剛性を望ましい値にすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る非接触端面シールの一実
施例を図1乃至図3を参照して説明する。この実施例
は、互いに対をなす固定環と回転環とを回転軸の軸方向
に沿って2対配置した、いわゆるダブルシール構造を採
用した非接触端面シールに適用した例を示すもので、ま
た密封面の外周側が高圧側Hに内周側が低圧側Lになっ
ている。
【0017】図1において、ケーシング9に収容された
回転軸1には軸スリーブ2が設けられている。そして軸
スリーブ2には大径部2aが設けられ、この大径部2a
の両面にキーを介して2個の回転環3A,3Bがそれぞ
れ固着されており、この各回転環3A,3Bは固定環4
A,4Bとそれぞれ向かい合っている。
【0018】ここで各固定環4A,4Bは各シールリン
グリテーナ5にそれぞれ接触しており、各シールリング
リテーナ5とケーシング9との間にはバネ10がそれぞ
れ介在されている。そして、バネ10及びシールリング
リテーナ5を介して、固定環4A,4Bは回転環3A,
3Bにそれぞれ押しつけられている。
【0019】この実施例においては、回転軸1の回転に
伴って、2個の回転環3A,3Bが一体となって回転す
るのであるが、図1において、一方の回転環3Aにはそ
の左側に固定環4Aが位置し、他方の回転環3Bにはそ
の右側に固定環4Bが位置するため、回転環3Aと固定
環4Aとの相対的な回転方向と、回転環3Bと固定環4
Bとの相対的な回転方向とが互いに逆方向になる。
【0020】前記回転環3A,3Bの前記固定環4A,
4Bに相対する端面、即ち密封面の詳細を図2に示す。
同図において、符号31は溝形成領域を、符号32は密
封作用を行うダム領域を示している。
【0021】即ち、回転環3A,3Bの高圧側周縁と低
圧側の所定径(2rg)との間の環状領域を円周方向に
沿って複数の溝形成領域31に区分している。図示の例
では合計6個の溝形成領域31に区分されている。前記
各溝形成領域31には、その円周方向の中央に位置して
高圧側周縁から溝形成領域31の径方向の全長に延びる
密封流体導入溝33が形成されている。そして、この密
封流体導入溝33を挟んでその両側には、スパイラル溝
34a,34bが左右対称に形成されている。
【0022】即ち、密封流体導入溝33を挟んで、一側
に位置するスパイラル溝34aは、回転環3A,3Bの
高圧側周縁又は密封流体導入溝33から内側にスパイラ
ル状に延びており、このスパイラル溝34aは低圧側の
所定径(2rg)と密封流体導入溝33から周方向の所
定角度位置(角度α)で終端している。密封流体導入溝
33を挟んで、他側に位置するスパイラル溝34bは、
回転環3A,3Bの高圧側周縁又は密封流体導入溝33
から内側にスパイラル状に延びており、このスパイラル
溝34bは低圧側の所定径(2rg)と密封流体導入溝
33から周方向の所定角度位置(α)で終端している。
【0023】これにより、図2において、固定環4A,
4Bが固定された状態で、回転環3A,3Bが同図A方
向に回転すると、高圧側周縁または密封流体導入溝33
からスパイラル溝34b内に高圧側Hの密封流体を巻き
込んで、ここに剛性の高い流体膜を形成する。逆に、回
転環3A,3BがB方向に回転すると、高圧側周縁また
は密封流体導入溝33からスパイラル溝34a内に高圧
側Hの密封流体を巻き込んで、ここに剛性の高い流体膜
を形成するようになっている。
【0024】なお、図1で各一対の符号42,44,4
6,48はシール部材を示している。このような構成に
より、高圧側Hにある高い圧力を持つ流体は低圧側Lに
極力漏出しない様になっている。
【0025】次に、上述のように構成された本実施例の
非接触端面シールの作用を説明する。回転軸1が回転す
ることにより、2個の回転環3A,3Bも回転するので
あるが、この時、相対する回転環3Aと固定環4Aとの
相対的な回転方向と、回転環3Bと固定環4Bとの相対
的な回転方向が互いに逆方向になる。
【0026】すると、回転環3A,3Bに形成された左
右のスパイラル溝34a,34bの一方が高圧側Hから
高圧流体を巻き込んで、密封面に流体膜を形成する。即
ち、前述のように、一方の回転環3Aと固定環4Aとの
間ではスパイラル溝34a(または34b)の形成領域
に、他方の回転環3Bと固定環4Bとの間では、スパイ
ラル溝34b(または34a)の形成領域に流体膜が形
成される。
【0027】この流体膜により密封面は非接触状態とな
り、図3(図1における右側の回転環及び固定環のみ示
す)に示されるように、回転環3Bと固定環4Bとの間
の密封面間に隙間hが形成される。そして、密封面間の
隙間hは極力小さくなるようにして漏れを制限してい
る。
【0028】ここに、スパイラル状に延びる左右のスパ
イラル溝34a,34b内に高圧密封流体を巻き込むこ
とにより、溝形成領域31とダム領域32との境界を示
す直径2rg と、密封流体導入溝33からの所定角度α
とで決まる位置での圧力を高めて、密封面に剛性の高い
流体膜を形成することができる。
【0029】このように、本実施例によれば、2種類の
回転環を備えることなく、1種類の回転環によってダブ
ルシール構造の非接触端面シールを構成することがで
き、しかも回転軸が正逆何れの方向に回転する場合にお
いても、密封面に高い剛性の流体膜を形成することがで
きる。
【0030】前述のように、溝形成領域31には左右対
称のスパイラル溝34a,34bが設けられており、密
封面の相対的回転による溝のポンピング作用によって高
圧側Hの密封流体を低圧側Lに巻き込み、また、ダム領
域32は高圧側から低圧側への流れに対する絞り抵抗作
用を持ち、本来の密封作用を行うようになっている。言
い換えれば、回転環3A,3Bの端面(密封面)には、
ポンピング作用を行う溝形成領域31と密封作用を行う
ダム領域32が存在する。
【0031】前記密封面に形成される流体膜の負荷能力
及び剛性は、スパイラル溝34a,34bの深さ
(h0 )、バランス比(BR=(r2 2−rb 2)/(r2 2
−r1 2))、ダム幅比(DW=(rg−r1)/(r2
1))を適正に選ぶことにより変化する。このため、
密封面の固体接触を生ずることなく狭い隙間hを維持で
きるようにする必要がある。ここに、前記2r1 は密封
面の内径を、2r2 は密封面の外径を、2rb はバラン
ス径をそれぞれ示している(図1参照)。
【0032】ここに、前記スパイラル溝34a,34b
の深さh0 を小さくすればする程、流体膜の剛性を高く
することができるが、この深さh0 を小さくすると、隙
間hが減少する。そして、この隙間hが小さすぎると、
密封面の固体接触を引き起こす可能性がある。このこと
からスパイラル溝34a,34bの深さh0 は極端に小
さい値を選定できず、また、溝の加工上の誤差の問題を
考慮すると、この面からも、スパイラル溝34a,34
bの深さh0 は極端に小さい値を選定することはできな
い。
【0033】そこで、本発明の非接触端面シールでは、
スパイラル溝34a,34bの深さh0 は3μmを下限
とすることが好ましい。一方、スパイラル溝34a,3
4bの深さh0 の上限はラフなシール効果でも良い場合
を考慮すると15μm程度まで広げてもさしつかえな
い。
【0034】次に、ダム幅比と膜剛性の関係を検討する
と、ダム幅比が小さいほど、膜剛性が上昇する。したが
って、膜剛性に関する限りは、ダム幅比を小さくすれば
よいが、ダム幅比を小さくすると、漏れ量が増加してし
まう。また、極端にダム幅比を小さくしすぎると、ダム
領域32に傷や欠け等の欠陥があると、そこから流体が
漏れてシールとして機能しない場合がある。
【0035】そこで、本発明の非接触端面シールでは、
ダム幅比は0.2を下限とすることが好ましい。一方、
ダム幅比の上限は膜剛性の値が小さすぎないことを考慮
して、0.8程度が好ましい。
【0036】バランス比については、高圧側Hから低圧
側Lへの流体の漏れを最小限に抑えることができること
を考慮すると、0.8〜0.9の範囲が好ましい。
【0037】上記実施例においては、密封面の外周側が
高圧で内周側が低圧であるため、高圧側にある回転環の
外周縁から所定径内側に入った環状領域を溝形成領域と
しているが、密封面の内周側が高圧で外周側が低圧であ
る時には、高圧側にある回転環の内周縁から所定径内側
に入った環状領域を溝形成領域とすることにより、上記
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】更に、上記実施例においては、回転環の固
定環に対面する端面、即ち回転環の密封面にスパイラル
溝を形成した例を示しているが、これとは逆に、固定環
の回転環に対面する端面、即ち固定環の密封面に前記実
施例と同様なスパイラル溝を形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転軸が正逆両方向に回転する場合においても回転環お
よび固定環の密封面において望ましい動圧を発生させる
ことができる。しかも、シール流体をスパイラル状に延
びるスパイラル溝に沿って密封面内に巻き込むことによ
って、密封面に剛性の高い流体膜を形成することができ
る。更に、スパイラル溝の深さ(h0 )、ダム幅比(D
W)及びバランス比(BR)を適宜選択することによ
り、密封面の隙間及び流体膜の剛性を望ましい値にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触端面シールの一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】本発明に係る非接触端面シールにおける回転環
の密封面の詳細を示す端面図である。
【図3】本発明に係る非接触端面シールにおける回転環
と固定環の要部拡大断面図である。
【図4】従来の非接触端面シールにおける縦断面図であ
る。
【図5】従来の非接触端面シールにおける回転環の断面
図である。
【図6】従来の非接触端面シールにおける回転環の密封
面を詳細に示す端面図である。
【図7】従来の他の非接触端面シールにおける回転環の
密封面の詳細を示す端面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 3A,3B 回転環 4A,4B 固定環 31 溝形成領域 32 ダム領域 33 密封流体導入溝 34a,34b スパイラル溝 h0 スパイラル溝の深さ h 密封面隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸とともに回転する回転環の端面の
    密封面と、該回転環に相対する固定環の端面の密封面と
    から密封部を形成し、密封圧力が加わった状態あるいは
    前記回転軸が回転した状態で前記両密封面が非接触とな
    る非接触端面シールにおいて、 前記一方の密封面の高圧側周縁と低圧側の所定径との間
    の環状領域を円周方向に沿って複数の溝形成領域に区分
    し、 前記各溝形成領域内に、円周方向の中央に位置して該溝
    形成領域の径方向に延びる密封流体導入溝と、この密封
    流体導入溝を挟んで左右対称で該密封流体導入溝または
    高圧側周縁から内側にスパイラル状に延びるスパイラル
    溝とを設けたことを特徴とする非接触端面シール。
  2. 【請求項2】 前記スパイラル溝の深さを3〜15μm
    に、密封面におけるダム幅比を0.2〜0.8に、バラ
    ンス比を0.8〜0.9にそれぞれ設定したことを特徴
    とする請求項1記載の非接触端面シール。
JP17173696A 1996-06-11 1996-06-11 非接触端面シール Pending JPH09329247A (ja)

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