JPH038872Y2 - - Google Patents

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JPH038872Y2
JPH038872Y2 JP1985096341U JP9634185U JPH038872Y2 JP H038872 Y2 JPH038872 Y2 JP H038872Y2 JP 1985096341 U JP1985096341 U JP 1985096341U JP 9634185 U JP9634185 U JP 9634185U JP H038872 Y2 JPH038872 Y2 JP H038872Y2
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JP
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rotor
circumferential groove
flow path
rubber layer
housing
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JP1985096341U
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JPS624685U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高圧流体配管用回転継手、さらに詳
しく言えば、シール部の焼付きを防止して水洩れ
を無くした高圧流体配管用回転継手に関する。
(従来の技術) 上水管や下水管等の洗浄作業時にホースの収納
に使用されている高圧ホースリールには高圧流体
配管用回転継手が設けられている。このような回
転継手の使用条件は、一般的に、圧力が100〜350
Kg/cm2、回転数が60〜80rpmである。
従来、この種の高圧流体配管用回転継手のシー
ル部には、OリングやVパツキン等の摺動シール
部材が使用されていた。
シール性能を向上させるためにシール用として
市販されている各種のOリングやVパツキンを複
数個を並べて用いることが考えられる。
実公昭52−14253号に係る継手は、Vパツキン
を複数個を並べて用いている。
(考案が解決しようとする問題点) このような回転継手では、高圧下で中・高速の
回転数域に入るとシール部材が焼き付いてしま
い、水洩れが発生するという問題点があつた。こ
の場合、早いものでは取付け直後に、遅くとも半
年程度でシール部の焼付や水洩れや発生し、その
機能が発揮できず交換をよぎなくされていた。
これは、前述のようなOリングやVパツキン等
の摺動シール部材を回転シール部材として使用す
ると、シール部材が接触するロータにはいつも同
じ部分で接触するため、潤滑のための水膜が切れ
てしまうためである。
本考案の目的はシール部材を異なる材料を軸方
向に積層し、これをさらに軸方向に圧力に対応し
て変形するように配置することにより、潤滑とシ
ールに対する性能を向上させることにより、中高
速の回転に対するシール部材の焼付きによるシー
ル性能の低下を防止するとともに、高圧下のシー
ル性能を十分に保持できる高圧流体配管用回転継
手を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による高圧流
体配管用回転継手は、内部に流路が形成されたハ
ウジングにその流路と連通する流路が形成された
ロータを軸受で回転可能に支持した高圧流体配管
用回転継手であつて、前記ハウジングの前記ロー
タとの回転部分の前記流路の接続部に隣接して設
けられた円周溝と、中央の硬質ゴム層とその硬質
ゴム層の両側に形成された布入ゴム層とで構成さ
れていて、その幅が前記円周溝の幅よりも若干狭
く、前記硬質ゴム層の外周面に前記円周溝の底部
の径よりも大きな外径のエツジ部が形成され、内
周面に前記ロータの前記円周溝に対面する外周の
径よりも小さな径の2つの内周面エツジによつて
潤滑溝が形成された構造で、前記円周溝に挿入さ
れるシール部材とを備えて構成されている。
(実施例) 以下、図面等を参照して、実施例について本考
案を詳細に説明する。
第1図は、本考案による高圧流体配管用回転継
手の第1の実施例を示した図であつて、同図Aは
正面断面図、同図Bは側面図、同図Cはシール部
材を取り出して示した拡大断面図である。
第1図Aに示すように、ロータ1にはポート1
aが設けられており、ロータ1の内側にはポート
1aに連通する流路1bとこの流路1bに穿設さ
れた開口部1cとが設けられている。ロータ1の
外側には、大径部1d、小径部1e、ねじ部1f
が形成されている。
ハウジング2にはポート2aが設けられてお
り、このポート2aは環状空間2bに連通してい
る。ハウジング2の環状空間2bの両側には円周
溝2c,2cが、さらにその両側には段部2d,
2dが設けられている。
ハウジング2の円周溝2c,2cには、シール
部材4,4が挿入されている。このシール4部材
は、第1図Cに示すように、中央部の硬質ゴム層
4aを両側から布入ゴム層4b,4bで挟んだ構
造である。布入ゴム層4bは、ゴム層4aの反押
し出しの働きをし、円周方向にゴム層4aが捩る
のを防止している。硬質ゴム層4a外周は、布入
ゴム層4bよりも若干大きいエツジ部が形成され
ており、内側の滑り面には潤滑溝4cが形成され
ている。エツジ部を設けるのは、ラジアル方向の
変形からゴム層4aに張りを持たせるためであ
る。シール部材4の幅は、ハウジング2の円周溝
2cの幅よりも若干小さめにしてあり、例えば、
円周溝2cの幅が8mmのときには、シール部材4
の幅は7.5mm程度にしている。
ハウジング2の段部溝2d,2dには、ラジア
ル軸受5,6が取付けられており、これらのラジ
アル軸受5,6でロータ1を回転可能に支持して
いる。ラジアル軸受5はロータ1の大径部1dと
小径部1eの段部で支持され、ラジアル軸受6は
ロータ1のねじ部1fに螺合するナツト3で支持
されている。
第2図は、本考案による高圧流体配管用回転継
手の第2の実施例を示した図であつて、同図Aは
正面断面図、同図Bは側面図である。
第2図は、ロータ11が有底円筒状のハウジン
グ12に取付けられ、スラスト方向の荷重を受け
るような場合の例を示している。
ロータ11の内側にはポート11a、流路11
bおよび開口部11cが形成され、外側には大径
部11d、小径部11eおよびつば部11fが形
成されている。
ハウジング12には、ポート12a、流路12
bおよび円周溝12c、段部12d,12eが形
成されている。
ハウジング12の円周溝12cには、前述のシ
ール部材4と同様な形状と機能をもつシール部材
14が挿入されている。
ハウジング12の段部12dにはラジアル軸受
15が取付けられ、段部12eとロータ11のつ
ば部11fとの間にはスラスト軸受16が設けら
れている。スラスト軸受16は、第2図Bに示す
ように、ハウジング12にねじ19で固定された
カバー13で支持されている。ハウジング12と
カバー13の間には、Oリング17が挿入され、
ロータ11とカバー13の間にはダストシール1
8が挿入されている。
(考案の効果) 以上詳しく説明したように、本考案によれば、
中・高速回転によるシール部材の焼付きと高圧に
よる水洩れを有効に防止できる。
本考案による高圧流体配管用回転継手において
ハウジングの前記ロータとの回転部分の前記流路
の接続部に隣接して設けられた円周溝に対して、
中央の硬質ゴム層とその硬質ゴム層の両側に形成
された布入ゴム層とからなるシール部材の幅を前
記円周溝の幅より若干狭くしてある。
そして、円周溝の底部の径より大きな外径のエ
ツジ部が形成され、内周面にロータの前記円周溝
が対面する外周の径よりも小さな径の2つの内周
面エツジによつて潤滑溝が形成されている。
シール部材は内部の流体の圧力の変動に対して
前記円周溝内で変形させられ移動させられロータ
との接触面において接触面が移動して、潤滑液の
保持等を容易にする。
また、ハウジングおよびロータの流路に高圧水
が供給されていない状態では、シール部材は挿入
されたときの形状をゴムの保持力で保つ。高圧水
が供給されて圧力がかかつた状態では、高圧水は
ハウジングとロータとの接触面を通つてシール部
材に達つしシール部材の側面を押しつけることに
よりシール部材は円周溝の側面に押しつけられ
る。その結果、円周溝のラシアル方向にも変形し
シール力が高まる。よつて高圧水は漏出しない。
前記中央の硬質ゴム層とその硬質ゴム層の両側
に形成された布入ゴム層は、同一のシール部材を
複数並べるよりは全体としてのシール性能と潤滑
液の保持性の向上に有利である。
例えば、本考案による構造の回転継手を数台制
作し、延べ1年間の実働作業時間に相当する時間
使用する実験を行つたが、焼付きや水洩れは発生
しておらず、良好な状態を保つていた。また、
500Kg/cm2の水圧を10分間かける耐圧テストを行
つたが水洩れは発生しなかつた。
このため、回転継手の信頼性を向上させるとと
もに、シール部材の寿命も長く、保守の費用の節
約および作業の軽減が図れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による高圧流体配管用回転継
手の第1の実施例を示した図であつて、同図Aは
正面断面図、同図Bは側面図、同図Cはシール部
材を取り出して示した拡大断面図である。第2図
は、本考案による高圧流体配管用回転継手の第2
の実施例を示した図であつて、同図Aは正面断面
図、同図Bは側面図である。 1,11……ロータ、2,12……ハウジン
グ、4……シール部材、5,6,15……ラジア
ル軸受、16……スラスト軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に流路が形成されたハウジングにその流路
    と連通する流路が形成されたロータを軸受で回転
    可能に支持した高圧流体配管用回転継手であつ
    て、前記ハウジングの前記ロータとの回転部分の
    前記流路の接続部に隣接して設けられた円周溝
    と、中央の硬質ゴム層とその硬質ゴム層の両側に
    形成された布入ゴム層とで構成されていて、その
    幅が前記円周溝の幅よりも若干狭く、前記硬質ゴ
    ム層の外周面に前記円周溝の底部の径よりも大き
    な外径のエツジ部が形成され、内周面に前記ロー
    タの前記円周溝に対面する外周の径よりも小さな
    径の2つの内周面エツジによつて潤滑溝が形成さ
    れた構造で、前記円周溝に挿入されるシール部材
    とを備えた高圧流体配管用回転継手。
JP1985096341U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH038872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985096341U JPH038872Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985096341U JPH038872Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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Publication Number Publication Date
JPS624685U JPS624685U (ja) 1987-01-12
JPH038872Y2 true JPH038872Y2 (ja) 1991-03-05

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ID=30961974

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JP1985096341U Expired JPH038872Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0543349Y2 (ja) * 1987-09-07 1993-11-01
JP2002213670A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Asahi Glass Co Ltd スイベルジョイント
JP6302204B2 (ja) * 2013-10-04 2018-03-28 株式会社タブチ サドル分水栓

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Publication number Publication date
JPS624685U (ja) 1987-01-12

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