JPH0526326Y2 - - Google Patents

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JPH0526326Y2
JPH0526326Y2 JP1985193748U JP19374885U JPH0526326Y2 JP H0526326 Y2 JPH0526326 Y2 JP H0526326Y2 JP 1985193748 U JP1985193748 U JP 1985193748U JP 19374885 U JP19374885 U JP 19374885U JP H0526326 Y2 JPH0526326 Y2 JP H0526326Y2
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、油圧シリンダのロツドのシール装
置に関する。
〈従来の技術〉 第2図に示すように、従来の油圧シリンダ1
は、内孔1a内にロツド3に固定したピストン2
を摺動自在に嵌入し、圧力室8あるいは7に圧油
を給排することで、ロツド3が矢印Aで示すよう
に左右に移動するものである。この油圧シリンダ
1のロツドカバー5には圧力室8側から順に軸受
5a、バツフアー装置5b、Uパツキン5cを配
置してあり、バツフアー装置5bとUパツキン5
cとでシール装置Sを構成している。バツフアー
装置5bは、第3図に示すようにバツフアーリン
グ50をOリング51で外周から押圧するような
位置関係でロツドカバー5のロツド挿通孔内面に
設けた環状溝52内に収容されている。バツフア
ーリング50は、Oリング51の内周面が当接す
る基部53と、ロツド3の表面に当接する突起5
4を有する部分55とで形成してある。バツフア
ーリング50が突起54を中心に回動させられる
と、下面56とロツド3の表面との間の隙間が小
さくなりバツフアー作用の増強を図るようになつ
ている。
このような油圧シリンダ1は、圧力室7に圧油
が供給されると、ロツド3が右方へ移動する。こ
のとき、ロツド3の表面に沿つて軸受5aとロツ
ド3の表面との間の圧油進入路62を通つてバツ
フアー装置5bに達する油は、バツフアーリング
50の突起54でかき取られ、バツフアー装置5
bとUパツキン5cとの間の中間室57への進入
を断たれる。
また、圧力室8に圧油が供給されたり、あるい
は圧力室7に圧油が供給されてロツド3が右方へ
移動中に排圧の上昇により圧力室8の油圧が上昇
すると、その油圧により、バツフアーリング50
は突起54を中心に転動し、バツフアー作用を増
大して中間室57への圧油の進入を防止する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前記従来の油圧シリンダのロツドのシール装置
において、バツフアー装置の機能が不十分であ
り、バツフアー装置とUパツキンとの間の中間室
57へ圧油が進入し、その結果油洩れを生じる問
題があつた。
すなわち、バツフアー装置5bは、ロツドが右
方向へ移動するとき、そのバツフアーリング50
がロツド3の表面に沿つて運ばれてくる油を突起
54でかき取るものであるが、ロツド3の移動速
度が速いと、突起54でかき取られた油によつて
バツフアーリング50のふところ58の圧力が急
激に上昇する。また、圧力室8の油圧が急激に上
昇すること等によつてもバツフアーリング50の
ふところ38の油圧が急激に上昇する。そして、
このバツフアーリング50の両端面59,60と
環状溝52の両側面との関係は、第4図に示すよ
うに、バツフアーリング50の下面56がロツド
3の表面に沿うようにある程度転動すると、それ
以上の転動を許容しないように両端面59,60
の部分が環状溝52の両側面に当接するようにし
てある。この構造は、バツフアーリング50のシ
ール機能の低下を防止するためのものである。す
なわち、バツフアーリング50は本来シリンダの
圧力室8の圧力の高いときに隙間δを通つてバツ
フアーリング50の外周側の室61に流入する油
がOリング51を押圧することによつてより強力
にシールするようにした構成であるが、バツフア
ーリング50の下面56がロツド3の表面に接触
するようになるとシール機能が急激に低下してし
まうから、環状溝52の両側面によりバツフアー
リング50を拘束してそのシール機能の低下を防
止するようにしたものである。しかしながらこの
構造では、ふところ58に急激な油圧の上昇があ
つた場合、バツフアーリング50の端面59と環
状溝52の側面との間の隙間δが小さくなつてい
ると、バツフアーリング50はその外周側の室6
1の圧力とふところ58の圧力とに差を生じ、そ
の圧力差により直径が拡大するように変形し、突
起54がロツド3の表面から離れて中間室57へ
圧油を通過させてしまい、油洩れとなるのであ
る。
この考案は、前述した従来のバツフアーリング
のふところの油圧が急激に上昇した場合に、バツ
フアーリングの直径が拡大するように変形するこ
とにより生じる油洩れの問題を解決しようとする
ものである。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、前記油洩れを防止するために、バ
ツフアーリングの外周側とふところ側との油圧が
常時均一化するようにして、バツフアーリングの
直径が拡大変形しないようにしたものである。
すなわち、この考案の手段は、油圧シリンダの
ロツドとロツドカバーとの間をシールするように
ロツドカバー部に設けてあり、油圧シリンダの圧
力室側から順に位置するバツフアー装置とUパツ
キンとで形成し、前記バツフアー装置が、前記ロ
ツドの外周面に当接する突起を有しその突起の圧
力室側の内周面を拡大してふところを形成されそ
のふところと反対側の内周面を上記突起から端部
に向かつて徐々に拡大するテーパ周面に形成され
ていているバツフアーリングと、そのバツフアー
リングを外周から押圧するように設けたOリング
と、そのバツフアーリング及びOリングを収容し
ているロツドカバー内周面に形成された環状溝
と、からなる油圧シリンダのロツドのシール装置
において、前記バツフアーリングのふところ側を
前記バツフアーリングの外周側へ連通する連通部
を設けてなるものである。
〈作用〉 この手段によれば、バツフアーリングの突起が
油をかき取り圧油が溜められて、その油圧が上昇
するようになつても、その圧力が連通部を介して
バツフアーリングの外周側へも作用するので、バ
ツフアーリングの径を拡大させるような圧力差が
生じないようになる。従つて、バツフアーリング
のふところの圧力が急激に上昇しても、バツフア
ーリングの直径が拡大することはなく、油洩れが
防止される。
〈実施例〉 第1図aはこの考案の第1実施例を示し、第3
図に示した従来のものと異なる点は、バツフアー
リング50の端面59に、すなわち圧力室8側の
基部53に、バツフアーリング50の半径方向の
溝をふところ58と室61との連通部70として
複数個設けた点であり、他の部分は従来と同様で
あるから同一図面符号で示して説明を省略する。
この実施例によれば、突起54でかき取られた
油、あるいは圧力室8に作用する油圧によつてふ
ところ58の油圧が上昇しても、その油圧は連通
部70を介してバツフアーリング50の外周側の
室61に作用するので、バツフアーリング50の
ふところ58とその外周側、つまり室61に油圧
差が生じない。また、室61に作用する油圧によ
り、Oリング51が全体的にUパツキン5c側に
押圧されるので、室61に作用する油圧がOリン
グ51を介してバツフアーリング50の部分55
側を押圧する。このため、バツフアーリング50
は、突起54を中心にして室61の圧力に応じて
転動させられ、その下面56がロツド3の表面に
沿い、拡径することもなく、バツフアー機能を確
実に発揮するから、中間室57側への油の進入が
なく、油洩れを防止できる。
第1図bは第2実施例を示し、第1実施例の連
通部70の他の形態として、バツフアーリング5
0のふところ58を軸方向に拡大する形でロツド
カバー5の内孔の軸受5aとバツフアー装置5b
との間を拡径して室71を形成すると共に室71
内とバツフアーリング50の外周側の室61内と
を連通する孔72を複数個穿設してなる連通部7
0aを設けてある。
この実施例によれば、バツフアーリング50の
ふところ58に油圧が作用するとき、その油圧は
連通部70a、すなわち室71と孔72とを介し
てバツフアーリング50の外周側にも作用するの
で、第1実施例と同様にふところ58と室61と
に油圧差が生じない。従つて、同様に油洩れを防
止できる。
〈考案の効果〉 この考案によれば、バツフアーリングのふとこ
ろ58と、バツフアーリングの外周側の室61と
を連通する連通部を設けて双方の間に圧力差が生
じないようにしてあるから、バツフアーリングは
Oリングの押圧力に抗して拡径するようなことが
なく、これによつて中間室57側への圧油の流れ
を阻止し、確実なシール効果が得られる。また、
バツフアー装置を、ロツドの外周面に当接する突
起とこの突起の圧力室側に形成されたふところと
そのふところと反対側にテーパ周面とを有するバ
ツフアーリングと、そのバツフアーリングを外周
から押圧するように設けたOリングと、を有する
構成としたものにおいて、このバツフアー装置の
圧力室側をバツフアーリングの圧力室側へ連通さ
せたことによつて、バツフアーリングのふところ
に生じる油圧が、バツフアーリングを拡径させる
ことなく、Oリングを介してバツフアーリング
を、その突起を中心にして転動させ、ロツドの表
面にそのテーパ内周面を沿わせるように作用する
ので、バツフアーリングのふところに発生する油
圧(ロツドの速度あるいは圧力室に作用する油
圧)に応じたシール力を保つことになり、効果的
なシール装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の第1実施例を示す主要部
縦断側面部分図、第1図bはこの考案の第2実施
例を示す主要部縦断側面部分図、第2図は従来の
油圧シリンダの1例を示す縦断側面図、第3図は
第2図の部分拡大図、第4図は第3図の部分拡大
図である。 1……油圧シリンダ、2……ピストン、3……
ロツド、5……ロツドカバー、5b……バツフア
装置、5c……Uパツキン、50……バツフアー
リング、51……Oリング、52……環状溝、5
4……突起、58……ふところ、61……室、7
0,70a……連通部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧シリンダのロツドとロツドカバーとの間を
    シールするようにロツドカバー部に設けてあり、
    油圧シリンダの圧力室側から順に位置するバツフ
    アー装置とUパツキンとで形成し、前記バツフア
    ー装置が、前記ロツドの外周面に当接する突起を
    有しその突起の圧力室側の内周面を拡大してふと
    ころを形成されそのふところと反対側の内周面を
    上記突起から端部に向かつて徐々に拡大するテー
    パ内周面に形成されていているバツフアーリング
    と、そのバツフアーリングを外周から押圧するよ
    うに設けたOリングと、そのバツフアーリング及
    びOリングを収容しているロツドカバー内周面に
    形成された環状溝と、からなる油圧シリンダのロ
    ツドのシール装置において、前記バツフアーリン
    グのふところ側を前記バツフアーリングの外周側
    へ連通する連通部を設けてなる油圧シリンダのロ
    ツドのシール装置。
JP1985193748U 1985-12-16 1985-12-16 Expired - Lifetime JPH0526326Y2 (ja)

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