JPS586079B2 - 端蓋のシ−ル構造 - Google Patents
端蓋のシ−ル構造Info
- Publication number
- JPS586079B2 JPS586079B2 JP13853078A JP13853078A JPS586079B2 JP S586079 B2 JPS586079 B2 JP S586079B2 JP 13853078 A JP13853078 A JP 13853078A JP 13853078 A JP13853078 A JP 13853078A JP S586079 B2 JPS586079 B2 JP S586079B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- end cover
- retaining ring
- notch
- internal pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は超高圧の圧縮機等のバレル型ケーシングにおけ
るケーシング胴と端蓋間のシーリングに関するものであ
る。
るケーシング胴と端蓋間のシーリングに関するものであ
る。
圧縮機等が高圧になるとそのケーシングによくバレル型
が用いられる。
が用いられる。
バレル型ケーシングは第1図にその軸を含む断面でその
端蓋部分を示しているがそのケーシング胴1と端蓋2と
の間には内圧に対して通常第2図のように端蓋に設けた
パッキン溝中にOリング(環状パッキン)・4とバック
アップリング5がおかれる。
端蓋部分を示しているがそのケーシング胴1と端蓋2と
の間には内圧に対して通常第2図のように端蓋に設けた
パッキン溝中にOリング(環状パッキン)・4とバック
アップリング5がおかれる。
超高圧になるとケーシング胴1は内圧によりその直径方
向に膨張し端蓋2にはその方向の膨張はないのでケーシ
ング胴と端蓋との間に間隙ができる。
向に膨張し端蓋2にはその方向の膨張はないのでケーシ
ング胴と端蓋との間に間隙ができる。
そしてこの間隙が大きくなるとバックアップリング5や
Oリング4は第3図のように内圧によりこの間隙へ押し
込まれ、つまりはみ出し、そのため気密を損じ、あるい
は端蓋の取外しに支障を来すこともある。
Oリング4は第3図のように内圧によりこの間隙へ押し
込まれ、つまりはみ出し、そのため気密を損じ、あるい
は端蓋の取外しに支障を来すこともある。
以上のようにして生じる間隙を小さくするためケーシン
グ胴の強度を内圧に要求される以上に大きくすることは
それだけ機の重量価格にも影響してくる。
グ胴の強度を内圧に要求される以上に大きくすることは
それだけ機の重量価格にも影響してくる。
それで本発明では薄い環状の0リング保持環をおいてそ
の外周に溝を設けてこれにOリングおよびバックアップ
リングを収め、この保持環は内圧によりケーシング胴の
内面に圧着されて前記のような間隙ができないようにし
て従来の問題点を解決した。
の外周に溝を設けてこれにOリングおよびバックアップ
リングを収め、この保持環は内圧によりケーシング胴の
内面に圧着されて前記のような間隙ができないようにし
て従来の問題点を解決した。
第4図はこのパッキン部を圧縮機の軸を含む断面図で示
す。
す。
13は端蓋2の縁部内圧側に設けられた切り込みである
。
。
この切り込み部に薄肉のOリング保持環6を入れる。
Oリング保持環にはその外周にOリング溝14が設けら
れ、これにOリング4とバックアップリング5が収めら
れる。
れ、これにOリング4とバックアップリング5が収めら
れる。
0リング保持環6はケーシング胴1よりは厚さを小とし
て、また胴1にやゝゆるいはめ合いとする。
て、また胴1にやゝゆるいはめ合いとする。
切り込み13の側面と保持環6の端面との間には保持環
6にパッキン溝を設けてOリング9をおく。
6にパッキン溝を設けてOリング9をおく。
このようにした保持環6を輪状ストツパ7とボルト8に
より端蓋2にゆるく止める。
より端蓋2にゆるく止める。
保持環6と切り込み13の底、ストツパ7との間にはそ
れぞれ隙間15.16ができるようそこに当り面10,
11を保持環6に設けておく。
れぞれ隙間15.16ができるようそこに当り面10,
11を保持環6に設けておく。
この隙間には均圧孔12から内圧が導かれて保持環6を
ケーシング胴内面および端蓋にパッキンを介して押しつ
ける役目をする。
ケーシング胴内面および端蓋にパッキンを介して押しつ
ける役目をする。
これで内圧は保持環6に対して機の半径方向では図に示
すように力F1として作用し、環6はケーシング胴1よ
りは大きい直径方向の膨張度を以て胴1に押しつけられ
て胴1との間に間隙を生じることはなく、また環6は機
の軸方向ではOリング9を介して力F2により端蓋に押
しつけられこの部の気密を保つ。
すように力F1として作用し、環6はケーシング胴1よ
りは大きい直径方向の膨張度を以て胴1に押しつけられ
て胴1との間に間隙を生じることはなく、また環6は機
の軸方向ではOリング9を介して力F2により端蓋に押
しつけられこの部の気密を保つ。
以上では内圧による影響の対策として本発明をのべてき
たが、これは温度による膨張差に対しても同様の効果の
あるものである。
たが、これは温度による膨張差に対しても同様の効果の
あるものである。
そしてこのことを考慮して6リング保持環6の材質は運
転時内部の流体温度が高くなるものは端蓋2の熱膨張係
数より大きい材質を使用し、反対に流体の温度が運転時
下るものは、端蓋2の材質より熱膨張係数が小さいもの
が使用される。
転時内部の流体温度が高くなるものは端蓋2の熱膨張係
数より大きい材質を使用し、反対に流体の温度が運転時
下るものは、端蓋2の材質より熱膨張係数が小さいもの
が使用される。
こうすることにより、内部流体圧力と温度に対して、常
に外周は胴に、端面は端蓋に密着するOリングケースを
作ることが出来る。
に外周は胴に、端面は端蓋に密着するOリングケースを
作ることが出来る。
従ってOリング等の流出も防止出来、内部流体も完全に
シールすることが出来る。
シールすることが出来る。
また、従来の端蓋はOリング溝が直接切られていたため
端蓋2を胴1に組込んで位置合せのため円周方向に廻す
場合Oリングの摩擦力により動きににくかったが、Oリ
ング保持環6を端蓋より分離することにより、端蓋2を
周方向に動かす事が容易になった。
端蓋2を胴1に組込んで位置合せのため円周方向に廻す
場合Oリングの摩擦力により動きににくかったが、Oリ
ング保持環6を端蓋より分離することにより、端蓋2を
周方向に動かす事が容易になった。
第1.2.3図は従来の端蓋部シールパッキンを示し、
何れも機の軸を含む断面で第1図は端蓋部分、第2,3
図はそれのシールパッキン部分、第4図は同じ断面で本
発明のものを示す。 1:ケーシング胴、2:端蓋、3:シャーリングキー、
4:Oリング、5:バツクアツプリング、6:Oリング
保持環、7:ストツパ、8:ボルト、9:Oリング、1
0:当り面、11:当り面、12:均圧孔。
何れも機の軸を含む断面で第1図は端蓋部分、第2,3
図はそれのシールパッキン部分、第4図は同じ断面で本
発明のものを示す。 1:ケーシング胴、2:端蓋、3:シャーリングキー、
4:Oリング、5:バツクアツプリング、6:Oリング
保持環、7:ストツパ、8:ボルト、9:Oリング、1
0:当り面、11:当り面、12:均圧孔。
Claims (1)
- 1 バレル型ケーシングにおいて端蓋縁部の内圧側に環
状に切り込みをつけ、この切り込みに薄昨環状のOリン
グ保持環をはめ込み、この保持環の外周に環状の溝を設
けてこれにOリングとバックアップリングとを収め、保
持環端面と前記の端備切り込み側面との間にパッキンを
おき、保持環の内面とその一方の端面とに内圧を加える
ようにしたバレル型ケーシングの端蓋のシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13853078A JPS586079B2 (ja) | 1978-11-09 | 1978-11-09 | 端蓋のシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13853078A JPS586079B2 (ja) | 1978-11-09 | 1978-11-09 | 端蓋のシ−ル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5564191A JPS5564191A (en) | 1980-05-14 |
JPS586079B2 true JPS586079B2 (ja) | 1983-02-02 |
Family
ID=15224298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13853078A Expired JPS586079B2 (ja) | 1978-11-09 | 1978-11-09 | 端蓋のシ−ル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586079B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6389493U (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-10 | ||
WO2012114556A1 (ja) | 2011-02-25 | 2012-08-30 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | 圧縮機 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5783697A (en) * | 1980-11-12 | 1982-05-25 | Hitachi Ltd | Barrel type casing |
JP5524109B2 (ja) | 2011-02-25 | 2014-06-18 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | 圧縮機 |
-
1978
- 1978-11-09 JP JP13853078A patent/JPS586079B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6389493U (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-10 | ||
WO2012114556A1 (ja) | 2011-02-25 | 2012-08-30 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | 圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5564191A (en) | 1980-05-14 |
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