JP5524109B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、垂直分割型(バレル型)の圧縮機に関し、特に、シール構造に関するものである。
一般に、垂直分割型の圧縮機の圧縮機ケーシング(以下、「ケーシング」という。)は、その内部にローターや翼等の製品部品が内蔵されている。製品部品を内部に収容しているケーシング内部の軸方向の両端部には、ヘッドと呼ばれる端蓋が設けられている。ヘッドは、製品部品をケーシングの軸方向の両端部から挟むようにして設けられている。このヘッドの外周面とケーシングの内周面との間には、被圧縮体の漏れを防止するためにOリングが設けられている(例えば、特許文献1)。
このOリングによるシール構造として、特許文献1には、ヘッドの外周面に切り込み部を設けて、この切り込み部にリング状の薄肉のOリング保持環を設け、このOリング保持環の外周にOリング溝を設けて、Oリングを設ける構造となっている。さらに、Oリング保持環の端面(圧縮機の軸方向に直交する面)にもOリング溝を設けて、ヘッドの外周面に設けた切り込み部の側面(圧縮機の軸方向に直交する面)との間をシールするためにOリングを設けている。
特公昭58−6079号公報
しかし、特許文献1に記載の発明は、Oリング保持環に圧縮機の軸方向に圧力が作用して、Oリング保持環の端面に設けられているOリングが切り込み部の側面に押し付けられた際には、Oリング保持環に作用する圧縮機の軸方向に押しつける力によって、Oリング保持環がヘッドの半径方向外側に動かなくなる恐れがある。
また、Oリング保持環が薄肉であるため、Oリング保持環の外周面や側面にOリングが嵌まるOリング溝を加工することが困難という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、容易かつ効果的にシールすることが可能なシール構造を備えた圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の圧縮機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る圧縮機によれば、略筒状の圧縮機ケーシングと、該圧縮機ケーシングの端面を塞ぐように該圧縮機ケーシングの内周に設けられる略円柱状の蓋部と、該蓋部と前記圧縮機ケーシングの内周面とによって囲まれて、翼が収容される空間部と、前記蓋部の前記空間部側の外周面の周方向に設けられるシール手段と、を備え、前記蓋部には、前記シール手段が設けられる外周面よりも半径方向内側に、前記蓋部の前記空間部側から軸方向に延在する切欠き部を設けることを特徴とする。
空間部を形成する蓋部の空間部側には、シール手段が設けられる外周面よりも半径方向内側に蓋部の軸方向に延在する切欠き部を設けることとした。これにより、空間部に内圧が生じた場合には、切欠き部内に内圧が作用し、シール手段と切欠き部とによって挟まれる蓋部の外周部分に圧縮機ケーシングの半径方向外側に向かって力が作用することとなる。そのため、内圧によってケーシングが半径方向外側に膨らんで圧縮機ケーシングの内径が大きくなった場合であっても、シール手段を圧縮機ケーシングの内周面に当接することができる。したがって、圧縮機ケーシングの内周面と蓋部の外周面との間からの漏れを防止することができる。
なお、切欠き部が設けられる外周面よりも半径方向内側の位置および軸方向に延在する寸法は、切欠き部に所定の内圧(例えば定格時の内圧)が作用した際に、シール手段と切欠き部とによって挟まれる蓋部の外周部分が、その半径方向外側に向かって撓むことが可能なように設定される。
空間部を形成する蓋部の空間部側には、シール手段が設けられる外周面よりも半径方向内側に蓋部の軸方向に延在する切欠き部を設けることとした。これにより、空間部に内圧が生じた場合には、切欠き部内に内圧が作用し、シール手段と切欠き部とによって挟まれる蓋部の外周部分に圧縮機ケーシングの半径方向外側に向かって力が作用することとなる。そのため、内圧によってケーシングが半径方向外側に膨らんで圧縮機ケーシングの内径が大きくなった場合であっても、シール手段を圧縮機ケーシングの内周面に当接することができる。したがって、圧縮機ケーシングの内周面と蓋部の外周面との間からの漏れを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る垂直分割型の圧縮機の縦断面概略構成図の上半部である。 図1に示すヘッドとケーシングとの間の部分拡大図である。 本発明の変形例1に係るヘッドとケーシングとの間の部分拡大図である。 本発明の変形例2に係るヘッドとケーシングとの間の部分拡大図である。
図1には、本発明の一実施形態に係る垂直分割型の圧縮機の縦断面概略構成図の上半部が示めされており、図2には、図1に示すケーシングとヘッドとの間のシール構造を示す部分拡大図が示されている。
垂直分割型(バレル型)の圧縮機1は、略筒状の圧縮機ケーシング(以下、「ケーシング」という。)5と、ケーシング5の端面を塞ぐようにケーシング5の内周に設けられている略円柱状のヘッド(蓋部)10、20と、ヘッド10、20とケーシング5の内周面とによって囲まれて、インペラ(翼)3や回転軸2が収容されている空間部14(図2参照)と、各ヘッド10、20の空間部14側の外周面の周方向に設けられているOリング(シール手段)11c(図2参照)とから主に構成されている。
ケーシング5は、略円筒状をなしており、その内部に回転軸2、インペラ3やヘッド10、20が収容可能とされている。ケーシング5の駆動側の端部(図1において右端)は、その半径方向内側に向かって突出している段差部5aが設けられており、後述する駆動側ヘッド10に設けられている段差部10aと係合可能となっている。また、ケーシング5の反駆動側の端部(図1において左端)は、その内周面の周方向にキー溝5bが設けられており、後述するシアリングキー9が嵌合可能となっている。
回転軸2は、その軸中心とケーシング5の軸中心と略同一軸となるように、ケーシング5の略中心部に設けられている。回転軸2は、駆動側の端部に駆動源である蒸気タービン(図示せず)などが接続されている。回転軸2は、駆動側の端部近傍および反駆動側の端部近傍をジャーナル軸受6によって回転可能に支持されている。
また、回転軸2の反駆動側の端部近傍に設けられているジャーナル軸受6と回転軸2の反駆動側の端部との間には、回転軸2の半径方向外側に向かって突出しているスラストカラー2aが設けられている。このスラストカラー2aと、スラストカラー2aの側面(駆動側および反駆動側の面)に設けられているスラスト軸受7とによって、回転軸2の軸方向に働く力(スラスト)が支持されている。さらに、回転軸2上には、インペラ3が設けられている。
インペラ3は、例えば3枚設けられている。インペラ3は、回転軸2が回転駆動されることによって、例えばエチレンやプロピレン、メタンのガス(流体)を吸引、圧縮する。インペラ3に圧縮されたガスは、ダイヤフラム4に設けられている流路4aから回転軸2の駆動側に設けられている下流側のインペラ3の入口へと導かれる。
ダイヤフラム4は、例えば3枚設けられている。各ダイヤフラム4は、各インペラ3の半径方向外側を囲むように設けられている。ダイヤフラム4は、その外径がケーシング5の内径と略同径とされている。ダイヤフラム4には、インペラ3によって圧縮されたガス(圧縮流体)を下流側のインペラ3の入口へ導く流路4aが設けられている。
ヘッド10、20は、インペラ3およびダイヤフラム4をケーシング5の軸方向の両端から挟むようしてケーシング5の内部に設けられている。ヘッド10、20は、その内周側に回転軸2を回動可能とするジャーナル軸受6を各々有している。ヘッド10、20の外径は、ケーシング5の内径と略同径とされている。また、ヘッド10、20の内周側であって、ジャーナル軸受6よりもインペラ3側には、ガスシール8が各々設けられている。このガスシール8によって、インペラ3が圧縮したガスが回転軸2と各ヘッド10、20との間から洩れることを防止している。
ヘッド10、20は、駆動側ヘッド10と反駆動側ヘッド20とからなっている。駆動側ヘッド10の駆動側の端部は、前述したケーシング5の段差部5aと係合可能なように、半径方向内側に向かって窪んだ段差部10aとなっている。また、反駆動側ヘッド20の反駆動側の外径端は、前述したケーシング5の内周面に設けられているキー溝5bにシアリングキー9が嵌合することによって、反駆動側ヘッド20のケーシング5の軸方向への移動を規制する嵌合部20aが設けられている。
シアリングキー9は、リング状であり、ケーシング5の軸方向に直交する断面が略四角形状とされている。シアリングキー9は、前述したように、ケーシング5の内周面に設けられているキー溝5bおよび反駆動側ヘッド20の外径端部に設けられている嵌合部20aを接続するように嵌合される。このようにシアリングキー9をキー溝5bおよび嵌合部20aに嵌合させることによって、反駆動側ヘッド20のケーシング5の軸方向の移動を規制している。
次に、図1に示した反駆動側ヘッド20とケーシング5との間のシール構造について図2を用いて説明する。ここで、図2の右側は、インペラ3(図1参照)によって圧縮されたガスを有する空間部14となっている。
反駆動側ヘッド20の両端部近傍の外周面には、円周方向に3つのOリング溝20a、20b、20cが設けられている。Oリング溝20a、20bは、図2において左端部近傍の反駆動側ヘッド20の外周面に設けられており、空間部14側(図2の右側)の端部近傍の反駆動側ヘッド20の外周面には、Oリング溝20cが設けられている。
これらのOリング溝20a、20b、20cには、各々Oリング11a、11b、11cが1本ずつ設けられている。
反駆動側ヘッド20には、Oリング11cが設けられている外周面よりも半径方向内側に、反駆動側ヘッド20の空間部14側から軸方向に延在している切欠き部13が設けられている。切欠き部13は、図2に示すように、反駆動側ヘッド20の軸方向の断面がL字形状になるように形成されている。L字形状に形成されている切欠き部13の長軸と反駆動側ヘッド20の外周面とによって形成されている反駆動側ヘッド20の外周部分(以下、「腕部」という。)20dには、その外周面に前述したOリング11cを収容しているOリング溝20cが設けられている。
次に、図2に示した空間部14に内圧が作用した場合について説明する。
空間部14の内圧によって、ケーシング5の空間部14側が半径方向外側に向かって膨らむ。また、反駆動側ヘッド20には、空間部14側の反駆動側ヘッド20の端面に開口している切欠き部13が設けられているので、内圧が切欠き部13に作用する。そのため、腕部20dには、反駆動側ヘッド20の半径方向外側(図2において上方向)に向かって力が作用する。
このように、腕部20dに作用している上方向の力によって、腕部20dの上方(外周側)に設けられているOリング11cがケーシング5の内周面側に接する。したがって、空間部14に内圧が作用してケーシング5が膨らんだ場合であっても、Oリング11cをケーシング5の内周面に当接させて、Oリング11cの潰し代を確保でき気密性を維持することができる。
以上の通り、本実施形態に係る圧縮機1によれば、以下の作用効果を奏する。
空間部14を形成している反駆動側ヘッド(蓋部)20の空間部14側には、Oリング(シール手段)11cが設けられている外周面よりも半径方向内側に反駆動側ヘッド20の軸方向に延在している切欠き部13を設けることとした。これにより、空間部14に内圧が生じた場合には、切欠き部13内に内圧が作用し、Oリング11cと切欠き部13とによって挟まれている腕部(反駆動側ヘッド20の外周部分)20dにケーシング(圧縮機ケーシング)5の半径方向外側に向かって力が作用することとなる。そのため、内圧によってケーシング5が半径方向外側に膨らんでケーシング5の内径が大きくなった場合であっても、Oリング11cをケーシング5の内周面に当接することができる。したがって、ケーシング5の内周面と反駆動側ヘッド20の外周面との間からのガスの漏れを防止することができる。
なお、本実施形態では、切欠き部13が反駆動側ヘッド20の空間部14側の端面に開口して反駆動側ヘッド20の軸方向に延在するとして説明したが、本発明の切欠き部13は、これに限定されるものではなく、変形例1のように空間部14側の近傍の反駆動側ヘッド20の外周面に開口しているものとしても良い。
図3には、変形例1の切欠き部を有するヘッダとケーシングとによるシール構造の簡略図が示されている。
切欠き部23は、空間部14側近傍の反駆動側ヘッド20の外周面に開口しており、反駆動側ヘッド20に設けられているOリング11cが収められているOリング溝20cよりも反駆動側ヘッド20の半径方向内側に向かって延在している。反駆動側ヘッド20の外周面から反駆動側ヘッド20の半径方向内側に向かって延在している切欠き部23は、図3に示すように、反駆動側ヘッド20の軸方向の断面がL字形状になるようにOリング溝20cの下方(反駆動側ヘッド20の軸側)に、反駆動側ヘッド20の軸方向に長軸を有するように延在している。
次に、図3に示した空間部14に内圧が作用した場合について説明する。
空間部14の内圧によって、ケーシング5の空間部14側が半径方向外側に向かって膨らむ。そのため、ケーシング5の空間部14側の内周面と、反駆動側ヘッド20の空間部14側の外周面との間に隙間が生じる。
しかし、反駆動側ヘッド20の空間部14側の外周面には、切欠き部23が開口しているため、ケーシング5の空間部14側の内周面と反駆動側ヘッド20の空間部14側の外周面との間に生じた隙間に入った内圧が切欠き部23に作用する。そのため、腕部20dには、反駆動側ヘッド20の半径方向外側(図3において上方向)に向かって力が作用する。
このように、腕部20dに作用している上方向の力によって、腕部20dの上方に設けられているOリング11cがケーシング5の内周面側に接する。したがって、空間部14に内圧が作用してケーシング5が膨らんだ場合であっても、腕部20dに設けられているOリング11cをケーシング5の内周面に当接させて、Oリング11cの潰し代を確保でき気密性を維持することができる。
また、本発明の変形例2として、Oリング保持環32と貫通路31とを用いて図4のようにしてもよい。
反駆動側ヘッド20の空間部14側の外周面の周方向には、反駆動側ヘッド20の半径方向内側に向かって窪んでいる溝部20eが設けられている。溝部20eには、リング状のOリング保持環32が収められている。溝部20eの反駆動側ヘッド20の半径方向内側に向かう深さは、Oリング保持環32の厚みよりも深いものとされている。
反駆動側ヘッド20は、空間部14側の端面に開口している貫通路31を有している。貫通路31は、その反対端が反駆動側ヘッド20に設けられている溝部20eの底部に開口するように溝部20eに向かって斜め左上方に延在している。
Oリング保持環32は、その外周面にOリング11cを保持することができるOリング溝20cが設けられている。Oリング保持部材32は、その幅方向(反駆動側ヘッド20の長軸方向)の両端面が反駆動側ヘッド20の溝部20eの側面と溶接によって、Oリング保持部材32の外周面と反駆動側ヘッド20の外周面とが段差のない面一になるように接続されている。そのため、Oリング保持環32の内周面と、溝部20eの底部との間に空間部33が形成されることとなる。
次に、図4に示した空間部14に内圧が作用した場合について説明する。
空間部14の内圧によって、ケーシング5の空間部14側が半径方向外側に向かって膨らむ。また、反駆動側ヘッド20の空間部14側の端面には、貫通部31が開口しており、貫通部31の他端部が空間部33に開口しているので、内圧が空間部33に作用する。そのため、Oリング保持環32には、反駆動側ヘッド20の半径方向外側(図4において上方向)に向かって力が作用する。
ここで、Oリング保持環32の両端面は、反駆動側ヘッド20の溝部20eの側面に溶接によって接続されているため、Oリング保持環32に作用する上方向の力によってOリング保持環32の略中央部に設けられているOリング11cがケーシング5の内周面側に接する。したがって、空間部14に内圧が作用してケーシング5が膨らんだ場合であっても、Oリング11cをケーシング5の内周面に当接させて、Oリング11cの潰し代を確保でき気密性を維持することができる。
また、本実施形態および各変形例では、反駆動側ヘッド20に切欠き部13、23や、Oリング保持環32と貫通路31とを設けるとして説明したが、駆動側ヘッド10の空間部側14に同様に切欠き部13、23や、Oリング保持環32と貫通路31を設けるとしても良い。
1 圧縮機
3 翼(インペラ)
5 圧縮機ケーシング(ケーシング)
10、20 蓋部(ヘッド、駆動側ヘッド、反駆動側ヘッド)
11c シール手段(Oリング)
13 切欠き部
14 空間部

Claims (1)

  1. 略筒状の圧縮機ケーシングと、
    該圧縮機ケーシングの端面を塞ぐように該圧縮機ケーシングの内周に設けられる略円柱状の蓋部と、
    該蓋部と前記圧縮機ケーシングの内周面とによって囲まれて、翼が収容される空間部と、
    前記蓋部の前記空間部側の外周面の周方向に設けられるシール手段と、
    を備え、
    前記蓋部には、前記シール手段が設けられる外周面よりも半径方向内側に、前記蓋部の前記空間部側から軸方向に延在する切欠き部を設けることを特徴とする圧縮機。

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