JPS6242174Y2 - - Google Patents

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JPS6242174Y2
JPS6242174Y2 JP1811080U JP1811080U JPS6242174Y2 JP S6242174 Y2 JPS6242174 Y2 JP S6242174Y2 JP 1811080 U JP1811080 U JP 1811080U JP 1811080 U JP1811080 U JP 1811080U JP S6242174 Y2 JPS6242174 Y2 JP S6242174Y2
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JP
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groove
sheet
window
protrusion
flat plate
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JP1811080U
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JPS56120424U (ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転トルク伝達装置に関するものであ
る。
従来のこの種のトルク伝達装置では、エンジン
の低回転時(特にデイーゼルエンジンではトルク
変動が大きい)に、シートがプレートに当る音が
非常に大きかつた。例えば従来装置(特開昭55−
20930号)ではコイルスプリングを均一に圧縮し
てトルクの変動を吸収することは出来たが、前記
の音を消すことは出来なかつた。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案
されたもので、駆動側部材に連結して回転する第
1部材と、該第1部材に対して相対変位可能に従
動側部材に連結して回転する第2部材と、該両部
材の各平板部の所定円周上に放射状に配設された
所定数の窓部と、該窓部に軸心が円周方向に伸び
るよう配設されたスプリング部材と、前記窓部の
円周方向両側部に夫々設けられた略半円断面形状
の溝部と、該夫々の溝部に当接係合する該溝部と
同断面形状の突起部を有し、かつ前記スプリング
部材を両側から挟持するように配設され、該スプ
リング部材を圧縮して前記第1、第2部材の所定
の相対回転を可能とした1対のシートと、該シー
トの突起部と窓部の溝部とが当接係合した際の該
シートの外周端面と該溝部周囲の窓部側面との間
隔よりも僅かに大きな厚さを持ち、前記シートの
外周端面に接合された弾性部材とよりなる回転ト
ルク伝達装置に係るもので、前記弾性部材が最初
に当り、それからシートの突起部が窓部の溝部に
当るようにすることにより、打音を消去できる回
転トルク伝達装置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第1図及び第2図に於いて、図示しない駆動
軸に同心的に連結して一体回転するドライブプレ
ート1にピン2によつてリングギヤ部材3が固定
されており、該プレート1の摺擦面5と、該プレ
ート1と同心一体に回転する前記リングギヤ部材
3の摺擦面4に、摩擦部材6a,6bが平板部材
7a,7bを介し、該部材7a,7bの間に張設
された皿ばね8によつて圧接されている。
平板部材7a,7bの中心方向部分は、従動側
部材9の中心方向部分に於いてピン10及びボル
ト11によつて該従動側部材9と同心的に固定さ
れ、かつ前記ドライブプレート1の中心部1aの
外円筒面部にブツシユ1bを介して支承されたハ
ブ12の円筒面上に摺動可能に支持され、更にハ
ブ12の円筒面から半径方向外方へ伸びた平板部
であるフランジ13を挾んで配設されることによ
り、ハブ12及びフランジ13に対し相対回転変
位可能に設けられている。また従動側部材9及び
ハブ12、フランジ13も、ドライブプレート1
に対して相対変位可能に同心的に支承されてい
る。
平板部材7bには、所定数の窓部14bが放射
状に穿設されており、該窓部14bの円周方向の
両端部には略半円断面形状の溝部15b,16b
が設けられている。また平板部材7aにも前記窓
部14bと全く同じ窓部14aが穿設されてお
り、該窓部14aにも前記溝部15b,16bと
全く同一の溝部が設けられている。前記両平板部
材7a,7bの間に挾まれたフランジ13にも
又、両平板部材7a,7bに穿設されたと同様の
窓部13aが設けられており、かつ該窓部13a
の円周方向の両端部にも略半円断面形状の溝部1
3bが設けられている。なお、フランジ13の窓
部13aの半径方向外側は、一般的に切欠かれて
いる。そしてこれら3者の窓部両側の溝部に共通
に、該溝部と同じ大きさの略半円断面形状を有す
る突起部17が当接係合して回転できるよう、該
突起部17を有する1対のシート18,18が配
設され、該シート18,18間にはコイルスプリ
ング19が張設されており、該コイルスプリング
19の内周部内にはストツパ用弾性部材20が挿
入されている。
さて第6図の如くシート18の突起部17が、
平板部材7bの窓部14bに於ける溝部15bに
当接係合した時、シート18の外周端面21と、
窓部14bの溝部15b周囲の側面22との間に
はlの間隔が設けられるようになつている。23
はシート18の外周端面21に接合された弾性部
材で、その厚さl′=l+αとなつていて、厚さ
l′のものが圧縮されると厚さlになる。また弾性
部材23の平面形状は第8図の如き円形状シート
18と同心の円弧を含む弓形状でも、第11図の
如く四隅部を円弧とした四角状シート18の、該
円弧と同心の円弧を対向する外側角部に有する矩
形状であつてもよい。また平板部材7a及びフラ
ンジ13の窓部14b及び13aと、シート18
との関係についても同様に設定されている。
次に作用を説明する。先ずドライブプレート1
と従動側部材9との間の動力伝達が行なわれる
と、ハブ12及びフランジ13に対し平板部材7
a,7bが、例えば第1図で反時計方向に相対回
転変位しようとした場合、左側のシート18の突
起部17がフランジ13の窓部13aの側端部に
設けた溝部13bに第1図の如く当接し、右側の
シート18の突起部17が平板部材7bの溝部1
6b及び平板部材7aの図示しない溝部に当接
し、この両シート18,18によつてスプリング
19が圧縮される。
この場合、シート18に接合した弾性部材23
の厚さl′は、例えばシート18の突起部17と溝
部15bの当接係合時のシート18の外周端面2
1と窓部14bの側面22との間の間隔lよりα
だけ厚く構成されているので、第6図の如くシー
ト18が移動してその突起部17が溝部15bに
当接する前に、先ず第5図の如くシート18に接
合した弾性部材23と窓部14bの側面22が当
接する。その後弾性部材23がシート18により
圧縮され、シート18の突起部17と溝部15b
との金属同志が静かに当り、激しく衝突して衝突
音を発生するようなことはない。なお、平板部材
7a及びフランジ13と、シート18との当接に
際しても同様に作用する。
さて前記の如く伝達トルクの大きさに応じてス
プリング19が圧縮されて撓むと、フランジ13
に対し平板部材7a,7bが反時計方向に相対回
転変位する。この変位の際シート18,18は、
その突起部17,17を中心にして回転できるた
め、前記相対回転変位の度合に関係なくスプリン
グ19の両端部の平行が保持され、第4図の如く
均一に圧縮される。
またフランジ13に対し平板部材7a,7bが
第1図の時計方向に相対回転しようとした場合に
は、前記と逆に左側のシート18の突起部17
が、平板部材7bの溝部15bと平板部材7aの
図示しない溝部とに当接し、右側のシート18の
突起部17がフランジ13の図示しない溝部に当
接し、この両者によつてスプリング19が圧縮さ
れる。このように伝達トルクの大きさに応じてス
プリング19が撓み、フランジ13に対し平板部
材7a,7bが前記と逆方向に相対回転変位し、
スプリング19は傾くことなく均一に圧縮され
る。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、第2部材に対し第1部材が相対回転変位
する際、シートは窓部の溝部に当接係合する突起
部を中心にして回転できるため、スプリングは両
端部の平行が保持され均一に圧縮される。
また本考案はシートの突起部と窓部の溝部とが
当接係合した際の該シートの外周端面と該溝部周
囲の窓部側面との間隔よりも僅かに大きな厚さを
持ち、前記シートの外周端面に接合された弾性部
材を有するので、シートの突起部と窓部の溝部が
当接係合する場合、従来のようにこれらが最初か
ら直接係合するのではなく、先ずシートの外周端
面に接合した弾性部材に窓部の側面が当接する。
この場合には従来の前記金属同志の直接係合の場
合のような衝突音は発生しない。その後シートの
弾性部材が圧縮されて、静かにシートの突起部と
窓部の溝部との当接係合が音の発生なしに行なわ
れる。またこの場合弾性部材が窓部の側面に当接
しても、やがてシートの突起部と溝部とが当接係
合してそれ以上弾性部材の圧縮はないため、弾性
部材に亀裂が入るようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回転トルク伝達
装置の1部切截正面図、第2図は第1図のA〜A
断面図、第3図は第1図に於ける要部の組付時の
正面図、第4図は同作動時の正面図、第5図は第
1図に於いてシートに接合した弾性部材と窓部の
側面が当接した状態を示す説明図、第6図はシー
トの突起部と窓部の溝部が当接係合した状態を示
す説明図、第7図は本考案の実施例を示すシート
の正面断面図、第8図は同側面図、第9図は同平
面図、第10図は第7図と異なる実施例を示すシ
ートの正面断面図、第11図は同側面図、第12
図は同平面図である。 図の主要部分の説明、1……ドライブプレート
(駆動側部材)、7a,7b……平板部材(第1部
材)、9……従動側部材、13……フランジ(第
2部材)、14a,14b……窓部、15b,1
6b……溝部、17……突起部、18……シー
ト、19……スプリング部材、21……外周端
面、22……側面、23……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動側部材に連結して回転する第1部材と、該
    第1部材に対して相対変位可能に従動側部材に連
    結して回転する第2部材と、該両部材の各平板部
    の所定円周上に放射状に配設された所定数の窓部
    と、該窓部に軸心が円周方向に伸びるよう配設さ
    れたスプリング部材と、前記窓部の円周方向両側
    部に夫々設けられた略半円断面形状の溝部と、該
    夫々の溝部に当接係合する該溝部と同断面形状の
    突起部を有し、かつ前記スプリング部材を両側か
    ら挟持するように配設され、該スプリング部材を
    圧縮して前記第1、第2部材の所定の相対回転を
    可能とした1対のシートと、該シートの突起部と
    窓部の溝部とが当接係合した際の該シートの外周
    端面と該溝部周囲の窓部側面との間隔よりも僅か
    に大きな厚さを持ち、前記シートの外周端面に接
    合された弾性部材とよりなることを特徴とする回
    転トルク伝達装置。
JP1811080U 1980-02-15 1980-02-15 Expired JPS6242174Y2 (ja)

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JP1811080U JPS6242174Y2 (ja) 1980-02-15 1980-02-15

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JP1811080U JPS6242174Y2 (ja) 1980-02-15 1980-02-15

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JPS56120424U JPS56120424U (ja) 1981-09-14
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JP1811080U Expired JPS6242174Y2 (ja) 1980-02-15 1980-02-15

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JPS56120424U (ja) 1981-09-14

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