JPS6241078B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6241078B2
JPS6241078B2 JP6043081A JP6043081A JPS6241078B2 JP S6241078 B2 JPS6241078 B2 JP S6241078B2 JP 6043081 A JP6043081 A JP 6043081A JP 6043081 A JP6043081 A JP 6043081A JP S6241078 B2 JPS6241078 B2 JP S6241078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
masking
bumper
paper
masking paper
Prior art date
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Expired
Application number
JP6043081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57174180A (en
Inventor
Masahiro Hamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda KK
Original Assignee
Matsuda KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuda KK filed Critical Matsuda KK
Priority to JP6043081A priority Critical patent/JPS57174180A/ja
Publication of JPS57174180A publication Critical patent/JPS57174180A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、塗装のマスキング方法に関し、特に
自動車のバンパー等、3次曲面をもつた成形物の
塗装に最適なマスキング方法に関するものであ
る。 最近、自動車のバンパーは、その衝撃吸収性を
高めるために、プラスチツク製で、バンパー幅の
大きなものが採用される傾向にある。そして、こ
のようなバンパーに対して、装飾のため、あるい
はバンパー幅を小さく見せたいために、バンパー
の上下の一定幅部分を車体と同色等に塗装するこ
とが行われている。 ところで、従来、このような塗装を行う場合、
バンパーのマスキング部分を覆うマスキング方法
として、マスキング治具を用いる方法とマスキン
グテープを使用する方法とが知られている。すな
わち、前者の治具による方法は、バンパーのマス
キング部分を治具で覆い、塗装し焼付け乾燥した
後、該治具を取除く方法であり、また、後者のテ
ープによる方法は、バンパーの塗装見切り線に沿
つて見切りマスクを設け、該見切りマスクにマス
キング紙をテープによつて貼り付けてバンパーの
マスキング部分を覆い、塗装し焼付け乾燥後、テ
ープを剥がしてマスキング紙および見切りマスク
を取除く方法である。 しかるに、上記従来の方法は、前者の治具によ
る方法にあつては、被塗物がプラスチツク製の比
較的柔軟なバンパーであるために、治具をバンパ
ーに押し当てた際、バンパーが変形して、マスキ
ング精度が悪いとともに、その都度治具を洗う必
要があるため、作業性が悪いという問題がある。
また、後者のテープによる方法にあつては、作業
性が悪いとともに、バンパーの3次曲面の部分で
マスキング紙に雛が発生して気密が保たれず、マ
スキング性能に欠けるため、上記雛の部分に対策
を施す必要があり、その作業が極めて困難である
という問題があつた。 本発明者は斯かる諸点に鑑み、鋭意研究の結
果、被塗物とマスキング紙との双方に接着剤を塗
布しておくと、被塗物にマスキング紙を雛の発生
もなく貼り付けることができることを見い出し、
本発明を完成するに至つたものである。 すなわち、本発明の塗装のマスキング方法は、
被塗物にウレタン樹脂系接着剤を塗布してマスキ
ングの見切り線を形成し、この上に、端部を上記
接着剤で縁取りしたマスキング紙を貼り付けて、
該マスキング紙により被塗物のマスキング部分を
覆い、次いで被塗物を塗装し焼付け乾燥した後、
上記マスキング紙および接着剤を被塗物より剥離
することにより、バンパー等の3次曲面の成形物
の塗装に対してもマスキングを容易に行うことが
できるものである。 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。 第1図ないし第3図は被塗物として自動車のプ
ラスチツク製バンパーWの上下バンパーフエイス
W1,W2に対し、中間に一定幅lのマスキング部
分W3を残して塗装する場合に適用した例を示
す。 先ず、第1図に示すように、バンパーWの上下
塗装見切り線pに沿つて、ウレタン樹脂を主剤と
し常温で粘着性を有する接着剤1をノズルタイプ
の塗布装置2によつて例えば幅13mm、厚さ2mmの
帯状に塗布して、見切り線pを形成する。この場
合、塗布装置2のノズルから吐出された接着剤は
所定幅に塗布されるとともに、通常の塗装用ガン
の場合によるような吹付けによるオーバスプレー
部もなく塗布でき、その見切り線pは正確なもの
となる。また、この塗布動作、つまりバンパーW
の上下塗装見切に線pに沿つての、バンパーWと
塗布装置2のノズルとの相対移動は、従来公知の
ものを使用でき、例えば接着剤の塗布装置として
の特開昭52−109541号公報に示される倣い方法
や、特開昭55−81759号公報に示されるロボツト
による移動方法を採用することができる。 ここにおいて、上記接着剤1は、後述する塗装
の焼付け乾燥時に赤外線あるいは熱風等によつて
80〜160℃で0.5〜3.0時間加熱されるので、この
加熱によつて接着剤1の塗布層が変形しないこと
が望まれるが、塩化ビニル樹脂系およびエポキシ
樹脂系接着剤ではこの熱時の強度が不足するのに
対し、ウレタン樹脂系接着剤はこの熱時の強度が
保持できるので好ましい。 一方、上記マスキング幅lに対応する所定幅の
マスキンング紙3の上下端縁に、第3図に詳示す
るように上記と同じウレタン樹脂系接着剤1を塗
布したものを用意する。 そして、第2図に示すように、上記マスキング
紙3の上下端縁の接着剤1,1を、上記バンパー
Wの上下見切り線p、pに沿つて塗布した接着剤
1,1に各々対向させて重ね合わせることによ
り、マスキング紙3を接着剤1,1を介してバン
パーWに貼り付け、該マスキング紙3によりバン
パーWのマスキング部分W3を密封して覆う、
尚、バンパーWの両側端部においてはマスキング
紙3をバンパーWの裏面内側へ折り曲げておく。 ここにおいて、被塗物であるバンパーWとマス
キング紙3の両方に接着剤1を塗布してマスキン
グ紙3をバンパーWに貼り付けたことにより、被
塗物(バンパー)の曲面の変化を双方の接着剤1
塗布層によつて吸収し、3次曲面の箇所でも雛を
生ずることなく気密を保つて貼り付けることがで
きる。 次いで、上記のようにマスキング紙3でマスキ
ングされたバンパーWに対し塗装を行い、続いて
赤外線あるいは熱風等によつて80〜160℃で0.5〜
3.0時間の加熱条件で焼付け乾燥を行う。しかる
後、直ちに上記マスキング紙3および接着剤1を
バンパーWから剥離することにより、バンパーW
の上下バンパーフエイスW1,W2に、中間のマス
キング部分W3を残して所望の塗装が施される。 ここにおいて、上記マスキング紙3および接着
剤1の剥離時期は、焼付け乾燥前の塗装直後では
塗料が乾いていないので糸ビキが生じ、塗装見切
り線が乱れるので好ましくない。そのため、上記
の如く、焼付け乾燥直後で接着剤1の塗布層温度
が常温に下がるまでの間に剥離すると、上記接着
剤1塗布層が粘弾性を保有していることから、マ
スキング紙3と接着剤1とを同時に簡単に剥がす
ことができるとともに、綺麗な見切り線を得るこ
とができる。 したがつて、このようにして塗装されたバンパ
ーWは、簡単なマスキングにより綺麗な見切に線
を有する塗装が施されたものとなり、装飾効果の
優れたものが得られる。 次に、上記ウレタン樹脂系接着剤1について詳
述するに、マスキング材組成物として下記のよう
な性能が要求される。すなわち、 (イ) 100℃×30分の焼付けで変形しない耐熱変形
性 (ロ) 80℃×30分の焼付けで塗膜強度(400Kg/
cm2)以上の抗張力を保持する熱時強度 (ハ) 被塗物と接着剤との間で100〜200g/cm、マ
スキング紙と接着剤との間で400〜600g/cmの
接着強度 (ニ) 見切り線および塗膜へ悪影響を及ぼさないこ
と。 上記要求性能(イ)〜(ニ)を確保するためのウレタン
樹脂系接着剤の配合例の一例を下記に示す。 a 主剤:ウレタン樹脂 60重量部 b 硬化剤:イソシアネート 15重量部 c フイラー(補強、硬さ調整):炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、硫酸バリウム 20重量部 d 添加剤(粘弾性の付与) 5重量部 今、具体的に、プラスチツク(軟質材)製のバ
ンパーに対して、本発明方法および従来方法(マ
スキングテープ使用によるものとマスキング治具
によるもの)を用いてそれぞれ塗装を行い、その
結果を下記表に示す。
【表】 尚、以上の説明では、自動車のプラスチツク製
バンパーに適用した場合について述べたが、本発
明はその他、金属製のバンパーは勿論のこと、あ
らゆる形状、材質の成形物に対しても適用できる
のは言うまでもない。 以上説明したように、本発明によれば、3次曲
面をもつた被塗物の塗装見切り線を出すように、
該被塗物にウレタン樹脂を主剤とし常温で粘着性
を有する接着剤を塗布する一方、上記接着剤を端
縁に塗布したマスキング紙を用意し、上記見切り
線に沿つて塗布した接着剤に、上記マスキング紙
端縁の接着剤を重ね合わせることにより、マスキ
ング紙を接着剤を介して被塗物に貼り付けて被塗
物のマスキング部分を上記マスキング紙で覆い、
次いで被塗物を塗装し焼付け乾燥した後、上記マ
スキング紙および接着剤を被塗物より剥離するも
のであるので、軟質材よりなる3次曲面をもつた
成形物に対してもマスキングを容易に行うことが
できるとともに、見切り線の仕上り度が良好な塗
装を行うことができ、しかも作業性に優れ、かつ
自動化が可能であり、大幅なコストダウン化を図
ることができる塗装のマスキング方法を提供する
ことができるものであり、特にバンパー等の3次
曲面をもつ成形物に対して最適なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を例示するもので、第
1図はバンパーの塗装見切り線に沿つて接着剤を
塗布する状態を示す斜視図、第2図はマスキング
紙をバンパーに貼り付ける状態を示す縦断面図、
第3図は第2図のマスキング紙の部分拡大図であ
る。 1…接着剤、3…マスキング紙、W…バンパ
ー、W3…マスキング部分、p…塗装見切り線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3次曲面をもつた被塗物の塗装見切り線を出
    すように、ウレタン樹脂を主剤とし常温で粘着性
    を有する接着剤を該被塗物に塗布する一方、上記
    接着剤を端縁に塗布したマスキング紙を用意し、
    上記見切り線に沿つて塗布した接着剤に、上記マ
    スキング紙端縁の接着剤を重ね合わせることによ
    り、マスキング紙を接着剤を介して被塗物に貼り
    付けて被塗物のマスキング部分を上記マスキング
    紙で覆い、次いで被塗物を塗装し焼付け乾燥した
    後、上記マスキング紙および接着剤を被塗物より
    剥離することを特徴とする塗装のマスキング方
    法。
JP6043081A 1981-04-20 1981-04-20 Masking method for painting Granted JPS57174180A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6043081A JPS57174180A (en) 1981-04-20 1981-04-20 Masking method for painting

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6043081A JPS57174180A (en) 1981-04-20 1981-04-20 Masking method for painting

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Publication Number Publication Date
JPS57174180A JPS57174180A (en) 1982-10-26
JPS6241078B2 true JPS6241078B2 (ja) 1987-09-01

Family

ID=13142007

Family Applications (1)

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JP6043081A Granted JPS57174180A (en) 1981-04-20 1981-04-20 Masking method for painting

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3827994A1 (en) 2019-11-29 2021-06-02 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge apparatus and discharge control method for liquid discharge apparatus
US11243727B2 (en) 2019-04-25 2022-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus having a standy state, control method, and non-transitory computer-readable storage medium

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JPH0747362B2 (ja) * 1983-03-01 1995-05-24 オーツタイヤ株式会社 農作業用車輪およびその製造方法

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