JPH0747362B2 - 農作業用車輪およびその製造方法 - Google Patents

農作業用車輪およびその製造方法

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JPH0747362B2
JPH0747362B2 JP58033936A JP3393683A JPH0747362B2 JP H0747362 B2 JPH0747362 B2 JP H0747362B2 JP 58033936 A JP58033936 A JP 58033936A JP 3393683 A JP3393683 A JP 3393683A JP H0747362 B2 JPH0747362 B2 JP H0747362B2
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景行 有村
春雄 父川
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オーツタイヤ株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B7/00Wheel cover discs, rings, or the like, for ornamenting, protecting, venting, or obscuring, wholly or in part, the wheel body, rim, hub, or tyre sidewall, e.g. wheel cover discs, wheel cover discs with cooling fins

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、田植機、バインダ等の農作業用車輪およびそ
の製造方法に関する。
従来の農作業車輪の欠陥に、防錆塗料の不完全が挙げら
れる。
たとえば、田植機用の車輪は、鉄製であるが、路上走行
するときの衝動を緩和する目的で、金属リムには、ゴム
被覆体が取付けられている。
前記ゴム被覆体は、走行時の緩衝緩和を目的とするか
ら、軸筒部とかスポークには取付けられない。したがつ
て、軸筒およびスポークは露出部分となるので防錆塗料
を塗布することになる。
しかし、ゴム被覆体を被覆する以前に防錆塗料を塗布す
ると、防錆塗料面の上に接着剤を二重に塗布してゴム被
覆体を被せるという結果になるから、通常は、ゴム被覆
体を被覆したのち、露出部分にのみ、塗料を塗布してい
た。
しかし、この方法によると、塗料を焼付け作業を行なう
とき、焼付け作業の熱が、ゴム被覆体に与えられて、ゴ
ム被覆体の性能を著しく劣化させるのである。
すなわち、塗料は自然乾燥のみでは剥離し易いので、通
常は、脱脂作業後、145℃位で水切り乾燥作業を行な
い、塗料を吹付けたのち、145℃で略20分位焼付け乾燥
処理していたものであり、この乾燥作業がゴム被覆体に
悪影響を与えていた。
斯る問題点に鑑み、例えば、特公昭57−49401号公報開
示の技術があり、それなりの成果を期待できる。
しかし、この従来例では、所謂ドブ漬けで接着剤層を母
体に形成してから、ゴム被覆体を金属リムに被覆固定す
るにさいして、ゴム液を利用するため、製造手間が過大
になるという問題がある。
そこで、ゴム被覆体を未硬化ゴムで、型成形するとすれ
ばよいが、この場合には、スポーク先端部にゴムの流動
が生じ、そのゴム層は形状不揃いであることから、土付
着を増長するし又、めくれの要因ともなることから、所
謂余分な部分はこれをナイフ等で剥離して仕上げなけれ
ばならず、この仕上工程は接着剤層を介して固着されて
いるので非常に面倒で、ときとしては、接着剤層をも一
緒に削りとることになる等の不具合がある。
本発明は、斯る実状に鑑みて案出されたものであり、そ
の第1の特徴と目的は、機体側の軸棒に嵌挿される金属
製軸筒より放射状に金属製スポーツが突出され、該金属
製スポークの先端部に金属製リムが固定され、前記金属
製軸筒および金属製スポーク並びに金属製リムのそれぞ
れの全外周面に接着剤層が形成され、前記金属製リムに
は前記接着剤層を介して緩衝用ゴム被覆体が披着固定さ
れてなる農作業用車輪において、 前記緩衝用ゴム被覆体と一体のスカート部が金属製スポ
ークのそれぞれの先端側に前記接着剤層を介して披着固
定され、スカート部の端縁よりスポーク軸方向中途に前
記接着剤層を介して披着固定されたマスキング材層が設
けられていることを特徴とする農作業用車輪を提供する
にあり、第2の特徴と目的は、機体側の軸棒に嵌挿され
る金属製軸筒より放射状に金属製スポークが突出され、
該金属製スポークの先端部に金属製リムが固定されてな
る金属製車輪母体を接着剤液槽に浸漬して金属製車輪母
体の全外周面に接着剤層を形成した後、前記金属製リム
が固定された金属製スポークのそれぞれの先端側にスポ
ーク軸方向中途にわたつてマスキング材層を塗布し、そ
の後、金属製リムに前記接着剤層を介して緩衝用ゴム被
覆体を加硫成形するとともに、各金属製スポークの先端
側に前記ゴム被覆体と一体のスカート部を加硫成形し、
その後、前記マスキング材層と対応するスカート部の先
端をスポーク軸方向中途にわたつて剥離させ、スカート
部の先端より前記マスキング材層を露出形成することを
特徴とする農作業用車輪の製造方法を提供するにある。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。
第1図は金属製車輪母体(1)とその全外周面に塩化ゴ
ム系用接着剤層を形成する一例を示しており、(2)は
金属軸筒で機体側より突出する軸棒に嵌挿する内径を有
し、該軸筒(2)より放射状に金属製スポーク(3)を
数本突出させ、その先端に金属製リム(4)を固定す
る。この状態に形成された車輪母体(1)をシヨツト処
理して表面に付着している錆及び塵芥の全部を除去した
のち、接着剤(5)を貯留した液槽(6)内に漬けて第
1図のように回転させ、その全表面に接着剤(5)をド
ブ漬けする。なお、図中、(7)はフランジを示してい
る。
このように全外周面に接着剤層(5A)が形成された車輪
母体(1)は、第3図、第4図に示す上型(8)と下型
(9)とからなる加硫成形型表面(10)に装填され、金
属製リム(4)にゴム被覆体(11)を前記接着剤層(5
A)を介して披着固定される。
而して、本発明の実施例においては、加硫成形前におい
て、第2図で示す如く金属製スポーク(3)のそれぞれ
の先端部側にスポーク軸方向中途にわたつてマスキング
材層(12)が接着剤層(5A)の上に塗布されている。
該マスキング材層(12)としては例えば、フエルトペン
用インキ又は離型剤が用いられる。
フエルトペン用インキからなるマスキング材層(12)
は、例えば、セラツク樹脂とリノール酸二量体もしく
は、それ以上の多量体とを少量の多価アルコールととも
に200〜300℃にて脱水性触媒存在下に反応させることに
より、リノール酸多量体部分的エステルを生成せしめ、
混和物がキシロールあるいはソルベントナフサのように
有機溶媒可溶状態に至るとき加熱を中止して得た粘糊状
物質と水溶性染料をアルミニウムイオンにより沈澱せし
め樹脂酸アルミニウムに吸着せしめて得たレーキとの混
合物を前記溶媒に溶解せしめたものを用いることがで
き、これよりなるマスキング材層はセラツク樹脂により
耐水性を付与することができる。
又、マスキング材層(12)として離型剤を用いるとき
は、石けん類、ワツクス、グラフアイト等を用いること
によつて、ゴムとの型離れをよくすることもでき、その
他、シリコーンエマルジヨン、シリコーンオイル、シリ
コーンワニス、シリコーングリース等のシリコン樹脂を
用いることができる。
斯様なマスキング材層(12)を図示のように塗布してか
ら、第3図、第4図に示す加硫成形型装置(10)に装填
する。
第3図、第4図において、(13)はキヤビテイであり、
ゴム被覆体(11)の外かく形状に合致する形状であり、
上下型(8)(9)の対応部に凹部(14)(15)を形成
してなる。なお、ゴム被覆体(11)に第7図で示す如く
ラグ(16)とか羽根(17)を一体成形する場合にはその
形状に見合つたキヤビテイ(13)とされる。
又、(18)(19)は位置保持ピンであり、凹部(14)
(15)の中心に周方向間隔おいて配置されており、前述
のように、マスキング材層(12)が塗布された前輪母体
(1)を第3図の如くセツトするとともに、未硬化ゴム
の塊(20)をセツトせしめ、本例では上型(8)を型締
めすることによつて、塊(20)をキヤビテイ(13)に流
動せしめ加硫成形するのである。
この加硫成形に伴つて、金属リム(4)には第5図で示
す如くゴム被覆体(11)が接着剤層(5A)を介して固着
されるとともに、該ゴム被覆体(11)と一体としてスポ
ーク(3)の先端部にはゴムが流動され、スカート部
(21)が一体に形成される。
このスカート部(21)はゴムの所謂ハミ出し部分が第5
図(2)の矢示の如く流動され、形状不揃な部分がマス
キング材層(12)とを反応して形成されるのは不可避で
あり、従つて、この部分(21A)はナイフ等で剥離させ
るのであるが、部分(21A)はこれが接着剤層(5A)に
直接でなくマスキング材層(12)を介して披着されてい
ることから、容易に剥離することができ、ここに、第6
図(1)(2)で示す如くマスキング材層(12)がスカ
ート部(21)の先端部よりスポーク軸方向中途にわたつ
て露出された農作業用車輪(22)が第7図のように構成
される。
以上、要するに本発明の農作業車輪は、機体側の軸棒に
嵌挿される金属製軸筒(2)より放射状に金属製スポー
ク(3)が突出され、該金属製スポーク(3)の先端部
に金属製リム(4)が固定され、前記金属製軸筒(2)
および金属製スポーク(3)並びに金属製リム(4)の
それぞれの全外周面に接着材層(5A)が形成され、前記
金属製リム(4)には前記接着材層(5A)を介して緩衝
用ゴム被覆体(11)が披着固定されてなる農作業用車輪
(22)において、 前記緩衝用ゴム被覆体(11)と一体のスカート部(21)
が金属製スポーク(3)のそれぞれの先端側に前記接着
材層(5A)を介して披着固定され、スカート部(21)の
端縁よりスポーク軸方向中途に前記接着剤層(5A)を介
して被接着固定されたマスキング材層(12)が設けられ
ていることを特徴とするものであるから、従来の車輪の
ごとく防錆塗料は塗布されていないが、接着剤を全周に
塗布してあるため、接着剤層が露出部分を被覆して防錆
効果を発揮する。
のみならず、従来製品に比べると、ゴム被覆体が強固に
形成されるというすぐれた効果を発揮するし、その上、
ゴム被覆体が完全密着するというすぐれた効果も発揮す
る。
という基本的効果に加えて、下記の特有の効果を奏す
る。
即ち、スカート部(21)の先端よりスポーク軸方向中途
にわたり、マスキング材層(12)が接着剤層(5A)を介
して披着されているので、スカート部(21)の端縁にお
ける耐水性、撥水性が良好となり、その付近の土付着が
少なくなつてスカート部(21)のめくれ、これに伴う破
損を防止することができる。
次に、本発明の製造方法によれば、マスキング材層(1
2)がスポーク(3)の接着剤層(5A)上に塗布されて
いるので、加硫成形に伴うスカート部(21)からのゴム
はみ出しがあつても、接着剤層(5A)に傷をつけること
なく、そのはみ出たゴムを容易かつ正確に剥離すること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の製造方法に使用する装置と車輪を示し、
第1図は接着剤塗布装置の説明図、第2図はマスキング
材塗布状態の拡大部分図、第3図は加硫成形型装置の型
開き時の部分を示す断面図、第4図は同じく型稀め時の
断面図、第5図(1)(2)は加硫成形時の断面図とそ
の拡大図であり、第6図(1)(2)は車輪(製品)の
部分断面図とその拡大図、第7図は車輪の一部省略した
全体正面図である。 (1)……車輪母体、(2)……輪筒、(3)……スポ
ーク、(4)……リム、(11)……ゴム被覆体、(12)
……マスキング材層、(21)……スカート部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体側の軸棒に嵌挿される金属製軸筒
    (2)より放射状に金属製スポーク(3)が突出され、
    該金属製スポーク(3)の先端部に金属製リム(4)が
    固定され、前記金属製軸筒(2)および金属製スポーク
    (3)並びに金属製リム(4)のそれぞれの全外周面に
    接着剤層(5A)が形成され、前記金属製リム(4)には
    前記接着剤層(5A)を介して緩衝用ゴム被覆体(11)が
    披着固定されてなる農作業用車輪(22)において、 前記緩衝用ゴム被覆体(11)と一体のスカート部(21)
    が金属製スポーク(3)のそれぞれの先端側に前記接着
    剤層(5A)を介して接着固定され、スカート部(21)の
    端縁よりスポーク軸方向中途に前記接着剤層(5A)を介
    して接着固定されたマスキング材層(12)が設けられて
    いることを特徴とする農作業用車輪。
  2. 【請求項2】機体側の軸棒に嵌挿される金属製軸筒
    (2)より放射状に金属製スポーク(3)が突出され、
    該金属製スポーク(3)の先端部に金属製リム(4)が
    固定されなる金属製車輪母体(1)を接着剤液槽(6)
    に浸漬して金属製車輪母体(1)の全外周面に接着剤層
    (5A)を形成した後、前記金属製リム(4)が固定され
    た金属製スポーク(3)のそれぞれの先端側にスポーク
    軸方向中途にわたつてマスキング材層(12)を塗布し、
    その後、金属製リム(4)に前記接着剤層(5A)を介し
    て緩衝用ゴム被覆体(11)を加硫成形するとともに、各
    金属製スポーク(3)の先端側に前記ゴム被覆体(11)
    と一体のスカート部(21)を加硫成形し、その後、前記
    マスキング材層(12)と対応するスカート部(21)の先
    端をスポーク軸方向中途にわたつて剥離させ、スカート
    部(21)の先端より前記マスキング材層(12)を露出形
    成することを特徴とする農作業用車輪の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5810083B2 (ja) * 1980-09-10 1983-02-24 アキレス株式会社 射出成型靴の製造方法
JPS57174180A (en) * 1981-04-20 1982-10-26 Mazda Motor Corp Masking method for painting

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