JPS6239613A - 熱可塑性ポリウレタンの製造法 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタンの製造法

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JPS6239613A
JPS6239613A JP60178927A JP17892785A JPS6239613A JP S6239613 A JPS6239613 A JP S6239613A JP 60178927 A JP60178927 A JP 60178927A JP 17892785 A JP17892785 A JP 17892785A JP S6239613 A JPS6239613 A JP S6239613A
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diol
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広治 平井
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岡村 高幸
Sadao Yamashita
節生 山下
Kunio Kogame
小亀 邦雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は3−メチル−1,5−ペンタンジオールをグリ
コール成分とするポリエステルジオール、有機ジイソシ
アネートおよび鎖伸長剤kW合し、耐加水分解性および
低温特性のみならず、成形加工性、耐熱性および耐熱分
解性の改良された拘置な熱可塑性ポリエステル系ポリウ
レタンを連続的に製造する方法に関する。
従来の技術 従来より熱可塑性ポリウレタンは高弾性、耐摩耗性、耐
油性に優れろ等の多くの特長を有するためゴムやプラス
チックスの代替材料として注目されており、通常のプラ
スチック成形加工法が適用できる成形材料として広範な
用途で多量使用されるようになってきている。熱可塑性
ポリウレタンとしては、ポリエステル系ポリウレタン、
ポリエーテル系ポリウレタン、ポリカーボネート系ポリ
ウレタン等が知られているが、これらのポリウレタンの
なかでも、その耐加水分解性および低温特性の点からポ
リエステル系ポリウレタンが好ましく用いられている。
ポリエステル系ポリウレタンとしては1,4−ブタンジ
オールを構成成分とするポリエステルジオール(以下、
BD系ポリエステルジオールと略記することもある)、
ポリカプロラクトンジオール(OL系ポリエステルジオ
ール)等のポリエステルジオール、有機ジイソシアネー
トおよび鎖伸長剤からなるポリウレタンが知られている
。また、前記ポリウレタンよりさらに優れた耐加水分解
性および低温特性を有するポリウレタンとして3−メチ
ル−1,5−ペンタンジオールをグリコール成分とする
ポリエステルジオール(以下、MPD系ポリエステルジ
オールと略記することもある)を用いて得られたポリウ
レタンが知られている(たとえば、特開昭47−344
94号公報および同48−101496号公報参照)。
これらのポリウレタンの製造方法は、原料を混合して重
合することによって行なわれているが、均質なポリウレ
タンを製造するためには原料を溶融状態で混合して重合
することが好ましいことが知られている。そして、その
際の重合温度としては150〜250℃の範囲が好まし
いと記載されている一般文献もあるが、通常、原料、特
に有機ジイソシアネートの熱分解を考慮して200℃以
下の範囲内でできるだけ低い温度が選択されている。例
えば、前掲特開昭48−101496号公報に記載され
ている重合温度は高々160℃である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の製造法によって得られる熱可塑性
ポリウレタンは溶融粘度の温度依存性が大きいため他の
汎用熱可塑性樹脂と同様の方法での成形加工は困難であ
り不良品率も多くなる欠点があった。
ざらに高温で成形するため熱安定性の良好なポリウレタ
ンを使用しなければ成形加工時に受ける熱劣化や成形加
工機内での分解により、成形品の物性および外観などに
欠陥を生じろことになり、また長時間持続した加工も困
難になる欠点があった。
この原因は成形加工温度とポリウレタンの熱分解温度が
接近しているためである。この熱分解を避けるため比較
的低温で成形加工できろようにポリウレタンの軟化点を
低く定めろと必然的に熱可塑性ポリウレタンの耐熱変形
温度が低下し好ましくない。
熱可塑性ポリウレタンの成形加工性が良くないと言われ
るのはこの様な理由によるものである。
本発明者等は、特に成形加工性、耐熱分解性および耐熱
性に優れた熱可塑性ポリエステル系ポリウレタンを製造
すべく、該製造の際の製造条件について郡々検討したが
、充分満足のできる熱可塑性ポリウレタンを得ることが
できなかった。、すなわち、例えばBD系ポリエステル
ジオールまた(よOL系ポリエステルジオールとジイソ
シアネートからポリウレタンを常法により製造してみた
が、該ポリウレタンは溶融粘度の温度依存性が大きく、
充分な成形加工性?有するものでなく、また充分な耐熱
分解性を有するものでなかった。また、前掲特開昭48
−101496号公報の実施例4に準じてAiPD系ポ
リエステルジオール、4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートおよ(jl、4−ブタンジオールの混合物
を160℃の熱板上に注ぎ込み、熟成した後、粉砕しポ
リウレタン(フレーク)を調製したが、該ポリウレタン
は溶融粘度の温度依存性が大きく、依然として成形加工
性が改良さ1゜たものではなかった。また他の実施例を
追試した場合および特開昭47−34494号公報記載
の実施例全追試した場合も成形加工性の点で充分瀾足の
でさ′ろポリウレタンは得られなかった。
本発明音等は、上述した従来技術の問題に@み、耐加水
分解性および低温特性のみならず、成形加工性、耐熱性
および耐熱分解性の改良された均質な熱可塑性ポリエス
テル系ポリウレタンを製造する方法を提供する目的で鋭
意検討を重ね、本発明を完成するに至った。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、上記目的は、高分子ジオール、有機ジ
イソシアネートおよび釦伸長剤?重合し、熱可塑性ポリ
ウレタンを連続的に製造するにあたり、 i) 前記ジオールとして3−メチル−1,5−ペンタ
ンジオールおよびジカルボン酸を重縮合し°C得られた
平均分子量1,000〜5,000のポリエステ/ジオ
ール(a)e 用い、 Ii)  有機ジイソシアネート(b)を前記ポリエス
テルジオール(a)に対し一般式 %式%[::1 〔ここで鼠は前記ポリエステルジオール(alの平均分
子量を表わし、旧よ前記ポリエステ/レジオール(a)
 K対する有機ジイソシアネート(b)のモル比を表わ
す〕で示されるモル比で使用し、かつ i) 重合時の温度vTp’c C得ようとするポリウ
レタンの原料組成と同一組成で原料を一活仕込法で混合
したのち、150℃、160℃、170°Cおよび18
0℃の温度で各々15分間重合した後5°C/分の冷却
速度で冷却して得られたポリウレタンを示差走査熱量測
定(DSO)に供して得られた4本のDSC曲線(生成
ポリウレタンを10℃/分の昇温速度で昇温した時に得
られるDSC曲線)の最高吸熱ピークの頂点を示す温度
のなかで最も高い温度(’Oを意味する〕以上とするこ
と全特徴とする熱可塑性ポリウレタンの製造法によって
達成される。
本発明において使用する高分子ジオールは3−メチル−
1,5−ペンタンジオールおよびジカルボン酸を必須成
分として用いて重縮合して得られるポリエステルジオー
ル(MPD系ポリエステルジオール)であり、本発明に
おいて3−メチル−1゜5−ペンタンジオールの使用は
必要不可欠である。
本発明においては他の製造条件も必要不可欠であるが、
前記ジオール金グリコール成分としたポリエステルジオ
ールの使用によって耐加水分解性、低温特性、成形加工
性、耐熱性および耐熱分解性の改良されたポリウレタン
を得ることができる。
該MPD系ポリエステルジオールの代りに例えばBD系
ポリエステルジオールまたはCL系ポリエステルジオー
ルを使用すること以外は本発明でいう製造条件で重合し
ても、得られるポリウレタンは高温雰囲気に放置すると
ウレタン結合の分解が起こるだけでなく、溶融粘度の温
度依存性が大きく、成形加工性に優れたものにならない
上記MPD系ポリエステルジオールを製造する際にはグ
リコール成分として3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ールを単独で用いることが望ましいが、該ジオールを主
体とする混合グリコールを用いてもよい。混合して用い
られるグリフールとしては例えばエチレングリコーノペ
ブタンジオール、ヘキサンジオール、プロピレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール
、ノナンジオール等が挙げられろ。これらのグリコール
はそれぞれ1抑のみならず2種以上組合せて用いてもよ
い。混合グリコール中の3−メチル−1゜5−ペンタン
ジオールの使用量は、混合グリコールに対して30重量
%以上、好ましくは45重量%以上さらに好ましくは6
0重世%以上であるのが好ましい。
また、上記htPD系ポリエステルジオールIJ造する
ためのジカルボン酸としては炭素数4〜12の脂肪族ジ
カルボン酸または炭素数8〜12の芳香族ジカルボン酸
が好ましく、それらの具体的なものとしてはコハク酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セパチン酸、イソフタル酸
、テレフタル酸が挙げられろ。なかでもアジピン酸また
はアゼライン酸が好ましく使用される。
上記M P D系ポリエステルジオールは、ポリエチレ
ンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートの
製造において用いられている公知の方法と同様の方法、
すなわちエステル交換または直接エステル化とそれに続
く溶融重縮合反応にて製造可能である(前掲特開昭48
−101496号公報参犯)。
本発明において、MPIJ系ポリエステルジオールの平
均分子量は1,000〜5,000、好ましくは1.5
00〜4,000の範囲内にあることが必要である。
前記平均分子量が小さ過ぎると、得られるポリウレタン
の溶融粘度の温度依存性は小さくなるが、耐熱性、低温
特性が著しく低下する。一方、平均分子量が大き過ぎる
と、得られるポリウレタンの低温特性は良好となるが、
溶融粘度の温度依存性は大となり成形加工性が低下する
本発明で使用される有機ジイソシアナートとしては、例
えばジフェニルメタンジイソシアネート、2.4−トリ
レンジイソシアネート、2.6− トリレンジイソシア
ネート、フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフチ
レンジイソシアネート、3,3−ジクロロ−4,4−ジ
フェニルメタンジインシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、トルイレンジインシアネート等の芳香族ジイ
ソシアネートや、ヘキサメチレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、4.4−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシア
ネート等の脂肪族または脂環族ジイソシアネートが挙げ
られる。これらのジイソシアネートは単独で用いても、
また2種以上を混合して用いてもよ(ゝ。
本発明において、M P D系ポリエステルジオール(
a)と有機ジイソシアネート(b)との使用割合は、ポ
リエステルジオール(alの分子fl1Mで表わし、M
 P D系ポリエステルジオール(alに対する有機ジ
イソシアネートのモル比I Eで表わしたとき一般式0
.001 M+0.5 <E<0.0023級+4.6
金満足するモル比で使用することが、他の製造条件とと
もに重要である。Bが0.001 M+0.5より小さ
いと耐熱性が不良となり、Bが0.0023 Ai+4
.6 以ととなると耐熱性は良好であるが、低温特性お
よび成形加工性が不良となる。
本発明で使用される鎖伸長剤としては、ポリウレタン業
界における常用の連釦成長剤、すなわちインシアネート
基と皮応しうる活性水素原子を分子中に少なくとも2個
以上有する分子量400以下の化合物、例えばエチレン
グリコール、ブタンジオール、プロピレングリコール、
1.6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペン
タンジオール、1.4−ヒス(β−ヒドロキシエトキシ
)ベンゼン、1,4−シクロヘキサンジオール、ビス(
β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、キシレングリ
フール等のジオール類や、水、ヒドラジン、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、キシリレンジアミン、イ
ンホロンジアミン、ピペラジン、フェニレンジアミン、
トリレンジアミン、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタ
ル酸ジヒドラジド、等が挙げら几る。こnらの化合物は
単独で、または2秤以上を混合して使用してよい。最も
好ましい鎖伸長剤はブタンジオール、1.4−ビス(β
−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンである。
これらの鎖伸長剤の使用量は、理論的にはl(−1の量
でよいが、実際にはB−1に1(−1の数モル%を加え
た量である。なお、ここでBは上記定義のとおりである
本発明の製造法においては、高分子ジオールとして上記
特定のkiPl)系ポリエステルジオール全(史用する
こと、および該ポリエステルジオ−7しと有機ジイソシ
アネート全特定の割合で使用することに加えて、その重
合時の温度全TpCO< TPは、f:記定義のとおり
)以上、好ましくはTp+5(’Q以上にすることが必
要である。そうすることにより、耐加水分解性および低
温特性のみならず、成形加工性、耐熱性および耐熱分解
性の改良された均質な熱可塑性ポリウレタンが得られる
。一方、重合時の温度が低いと、生成ポリウレタンの溶
融粘度の温度依存性が大さく、成形加工性が何ら改良さ
れない。重合温度により生成溶融粘度の温度依存性が極
めて大さく変化するのlよ高分子ジオールとして例えば
J3 D系ポリエステルジオールまたはCL系ポリエス
テルジオールを用いた場合にはその効果は小さく、MJ
’D系ポリエステルジオールを用いる本発明に特有なも
のである。
なお、上記におけるTpの決定の際には、Tpの決定の
ために行なうポリウレタンの調製時の重合、すなわち得
ようとするポリウレタンの原料と同一組成の原料を一括
仕込み法Vこよる重合(以下、予備重合と称す)の際の
温度として150℃、160℃、170℃および180
℃の(すなわち、溶#II重合可能な比鮫的低い温度)
で晶度のなかからひとつの温度(α)を選び、その生成
ポリウレタンのDSC曲線より該ポリウレタンの最高吸
熱ピークの頂点を示す温度’L’++’Oを求め、該T
1全TPとみなすことができる場合もあるが、使用する
MPD系ポリエステルジオールの平均分子電および該ポ
リエステlレジオールと有機ジイソ・ンア不一トとのI
吏用割合、すなわちR値によっては1.ちる予備重合温
度(α)における生成ポリウレタンの′vlが該重合温
度より10℃または20℃低い重合温度(βまたはγ)
での重合により生成したポリウレタンのT1または−r
、rより低い場合がある。なお、予備重合湿度が190
℃であれは、重合温度の高低と生成ポリ □ウレタンの
T1の高低における前述したような逆転はおこらない。
また、予備重合温度のきざみは小さい方が好ましいが、
10℃のきざみであれば、求められた11.のなかで最
も傷い温度をTpとしても実質的に真のTpとほぼ同じ
であり、問題はないっしたがって、上記′rpの決定方
法は極めて便利で合理的なものである。
なお、重合時の温度はポリウレタンががなり激しく分解
する温度、たとえば260℃以下にするのが好ましい。
本発明の製造法における好ましい具体例としては、次の
方法が挙げられろ。すなわち、少なくともいずれかの部
分が12℃以上に設定された押出機にMPD系ポリエス
テルジオール、鎖伸長剤および有機ジイソシアネートヲ
定量ポンプにより連続的に供給し、次いでストランド状
またはシート状に押出す方法である。この方法において
、M P D系ポリエステルジオールと鎖伸長剤は混合
物の形で供給してもよいし、またMPD系ポリエステル
ジオールと有機ジイソシアネートを供給前または供給後
にプレポリマーの形にして用いてもよい。
なお、前記の押出機としては自己清浄性全盲する双軸ス
クリュー型押出機で代表されろ多軸スクリュー型押出機
を用いるのが生成ポリウレタンの均−H七 小 ^清)
L 椛将 六° 梢 2本発明の製造法:・ζよって得
ら几る熱可塑性ポリウレタンは、耐加水分解性および低
温特性に優れ、しかも成形加工性、耐熱性および耐熱分
解性の各点で著しく改良されている。特に好ましい場合
には生成ポリウレタンのみかけの溶融流動の活性化エネ
ルギー(Ea)は、小さくなり、一般式%式% (但し、式中Nはポリウレタンの重量に対する窒素原子
の重機の百分率を示す。また、(η)は300Cでジメ
チルホルムアミド中、0.5 g/l 00 mtイの
濃度で測定した対数粘度を示すが1,1以下である)で
表わされる範囲内にある。
本発明の製造法によって得らnる熱可塑性ポリウレタン
は、特に成形加工性および耐熱分解性に優れているので
通常用いられる射出成形機、押出成形機、ブロー成形機
などにより容易に成形され、優れた耐加水分解性、低温
特性、耐熱性金主かし、シート、フィルム、チューブホ
ース、ロールギア、バッキング材−防振材一ベルトラミ
不−ト製歎自動車部品、スポーツ用品等に使用される。
また、溶剤に溶解して人造皮革または繊維の処理剤、接
着剤等にも有用であるが、ざらに当技術分野で知られて
いるかまたはこれから開発される種々の用途にも使用可
能なることが理解される。
実  施  例 次に実施例および比較例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はそれらによって何ら限定さンtない
なお実並例および比1咬例中、ポリウレタンの溶融流動
特性の湿度依存性は高七式フp−テスター(例えば、f
ll16島津製作所製高化式フローテスターCFT−5
00型)を用い昇淵法(ホールド185’(: X 5
 min、昇温速度5℃/min、ダイス径×長さ=0
5層φX 5 mme、荷重20 kg )にて粘13
Li−測定し、みかけの溶融流動の活性化エネルギーE
a(Kca11モル)で評価した。なお、見かけの溶融
流動の活性化エネルギーEa (Kcal//(−ル)
は、絶対溝jyの逆数に対して、絶対溝LWと相関関係
にある流量比の対数値全プロットし、その傾きKを求め
、次の式により計算された。
Ea=−2,303B−K (ここでI(はガス定数(1,987cat/deg−
+nole ) ’c(表わす) また対数粘度(η)1よ30℃、D M F溶液中o、
sg/100mJの濃度で測定した。
低温特性については得られたポリウレタンペレットを2
50℃で2分間加圧(10ky/a!、 )プレスする
ことにより100μのフィルムを調製し、動的粘弾性自
動測定器(東洋ボールドウィン抹製レオハイプロンモデ
ルDOV−[) (110RZ )による主分散ピーク
温度(Tα)を測定することにより評価した。
耐熱性については上記と同様の方法で調製した100μ
のフィルム全タンザクテ1に打ち抜き1、ll5K−6
3011C従ってインストロン′vMM型万能引張試験
機で20°C及び120°Cでの引張り強度(TB12
0.111820 )全測定し、その強度保持率〔′v
B!2o/TB20×100%〕ティ、っテ評価した。
またポリウレタンの耐加水分解性はジャングルテストに
より評価した。ジャングルテストは70℃、95%の相
対湿度下に50μの厚みのポリウレタン皮膜全28日間
放置しジャングルテスト前後のフィルムの引張強度保持
率で評価した。
耐熱分解性は、示差走査熱量天秤(理学電機株製TG−
DSC)i用い、窒素雰囲気下、230 ’Cでポリウ
レタン1oWLgを5時間放置したときの熱重量減少率
を測定して評価した。
なお実施例及び比較例中の各表において用いた原料は略
号ライ)って示したが略号と化合物の関係は、以下のと
おりである(第1表)。
以下余白 実施例1 (’rpの測定) 回転速度f 40 rpmに設定した100CCのニー
ダ−(ブラベンダー社製ブラベンダーブラストグラフ)
KP随PA−MDIおよびBD(鎖伸長剤)をPMPA
/八iDIへBDのモル比が115/4となる割合で合
計9ogfeワンショット法により仕込み、150℃、
1606C1170°Cおよび1800Cの温度で各々
重合したr得られたポリウレタンを1週間室温で放置し
た後、示差走査熱量計(・く−キン−ニルマー社製DS
C−20型)に供しI)80曲線を求めた。各重合温度
における生成ポリウレタンの′r′Fは第2表のとおり
であり−このポリウレタンの’rpを209°Cとした
第2表 (ポリウレタンの製造) 平均分子g 2,000のPMPAと13Dとからなり
30°Cに加熱された混合物と50℃に加熱溶融した随
DIとをPMPA/4D I/BDの1軍用モル比が1
 / 5 / 4となる量で定喰ポンプにより同方向に
回転する二軸スクリュー押出機に連続的に仕込み、連続
溶融重合を行なった。このとぎ、前記押出機の中を前部
、中間部、後部の三つの帯域に分け、中間部の温度をT
pより高い230℃とした。
該温度全溶融重合湿度とした。生成したポリウレタンを
ストランド状で水中へ連続的に押し出し、次いでペレタ
イザーでペレフトに成形した。
得られたポリウレタンについて溶融流動のみかけの活性
化二不ルギー(Ea )、耐熱性、低温特性、耐加水分
解性、耐熱分解性音調べた。その結果を第3表に示す。
実施例2〜7および比較例1〜10 (’rpの測定) 第3表に示した原料全同表に示した組成比で用い、実施
例1と同様の方法によりポリウレタンを調製し、そのT
pを求めた。その結果を第3表に示す。
(ポリウレタンの製造) 第3表に示した原料を同表に示した組成比で用い重合温
度全Tpとして同表に示したm度とすること以外は、実
施例1と同様の方法でポリウレタン(ベレット)全製造
した。生成した各ポリウレタンの物性を第3表に示す。
以下余白 第3表から明らかな如く、高分子ジオールとしてP A
i P Aを用いてTp以上の湿度で重合して得られる
ポリウレタンは重合温度をTp以下の温度とすること以
外は同じ条件で重合して得られるポリウレタンに比較し
て溶融流動のみかけの活性化エネルギーが約半分であり
、成形加工性に優れている(実施例1、比較例1参照)
。ただし、PMPAに対する〜iDIのモル比Bが一般
式〔I〕で示される値の範囲内にないと生成ポリウレタ
ンの耐熱性が極めて不良(比較例2)か、溶融流動のみ
かけの活性化エネルギーが著しく大きい(比1佼例3)
またPMPAの平均分子量が小さいと得らrしるポリウ
レタンの耐熱性が劣り、低温特性が不良(比較例4)で
あり、一方、PMPAの平均分子量が大きいとTp以上
の温度で重合しても溶融流動のみかけの活性化エネルギ
ーが著しく大きい(比較例5)のに対し、P M P 
Aの分子量が1,000〜5,000の範囲内にある場
合には、上記2つの欠点が改良されている(実施例1〜
4)、さらに高分子ジオールとしてPCLを用いて、′
vp以上の温度で重合しても、得られるポリウレタンの
溶融流動のみかけの活性化エネルギーがあまり小さくな
らない(比較例8)。
発明の効果 本発明方法により、耐加水分解性および低温特性のみな
らず、成形加工性、耐熱性および耐熱分解性の改良され
た熱可塑性ポリウレタンが得られる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子ジオール、有機ジイソシアネートおよび鎖
    伸長剤を重合して熱可塑性ポリウレタンを連続的に製造
    するにあたり、 i)前記高分子ジオールとして3−メチル−1,5−ペ
    ンタンジオールおよびジカルボン酸を重縮合して得られ
    た平均分子量1000〜5000のポリエステルジオー
    ル(a)を用い、 ii)前記有機ジイソシアネート(b)を前記ポリエス
    テルジオール(a)に対し、一般式 0.001M+0.5<R<0.0023M+4.6〔
    I 〕〔ここでMは前記ポリエステルジオール(a)の
    平均分子量を表し、Rは前記ポリエステルジオール(a
    )に対する有機ジイソシアネート(b)のモル比を表す
    〕で示されるモル比で使用し、iii)重合時の温度を
    Tp℃〔ただし、Tpは得ようとするポリウレタンの原
    料と同一組成で原料を一括仕込み法で混合した後、15
    0℃、 160℃、170℃および180℃の各温度で各々15
    分間重合した後5℃/分の冷却速度で冷却して得られた
    ポリウレタンを示差走査熱量(DSC)に供して得られ
    た4本の DSC曲線(生成ポリウレタンを10℃/分の上昇温度
    で昇温したときに得られるDSC曲線)の最高吸熱ピー
    クの頂点を示す温度のなかで最も高い温度(℃)を意味
    する〕以上とする ことを特徴とする熱可塑性ポリウレタンの製造法。
  2. (2)ポリエステルジオール(a)が3−メチル−1,
    5−ペンタンジオールと炭素数4〜12の脂肪族ジカル
    ボン酸とを重縮合することによつて得られる高分子ジオ
    ールである特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)脂肪族ジカルボンがアジピン酸またはアゼライン
    酸である特許請求の範囲第2項記載の製造法。
  4. (4)ポリエステルジオール(a)の平均分子量が1,
    500〜4,000の範囲内にある特許請求の範囲第1
    項記載の製造法。
  5. (5)重合が多軸スクリュー型押出機を用いる連続溶融
    重合であり、かつ前記押出機のいずれかの部分がTp(
    ℃)以上の温度である特許請求の範囲第1項記載の製造
    法。
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