JPH01132858A - ポリウレタン極細弾性繊維不織布 - Google Patents

ポリウレタン極細弾性繊維不織布

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JPH01132858A
JPH01132858A JP63127677A JP12767788A JPH01132858A JP H01132858 A JPH01132858 A JP H01132858A JP 63127677 A JP63127677 A JP 63127677A JP 12767788 A JP12767788 A JP 12767788A JP H01132858 A JPH01132858 A JP H01132858A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はポリウレタン極細弾性繊維不織布に関するもの
である。
[従来の技術] 従来から各種のポリウレタン弾性繊維からなる不織布に
ついての提案は種々なされている。
例えば、特開昭52−81177号において乾式紡糸に
よって得られたポリウレタン弾性繊維からなる不織布に
ついての提案がなされている。しかしこれは乾式紡糸の
ため通常繊度の繊維が繊維同志で強固な膠着を生じて開
繊不良となって、これから作られる不織布は風合の硬い
ものとなり、その外観や触感はポリウレタンのフィルム
の如くなって不織布状の外観、触感とは全く異なったも
のになってしまう。
これに対して特開昭59−223347号では熱可塑性
ポリウレタンを溶融紡糸後高温気体流を噴射し、細化し
て得られたフィラメントを実質的に集束させないでシー
ト状に積層し、積層されたフィラメントの接触点を該フ
ィラメント自体により接合させたポリウレタン弾性繊維
不織布が提案されている。ここでは、溶融紡糸されたポ
リウレタン弾性フィラメントが乾式紡糸のように多くの
部分で膠着する事なく、実質的に集束されずに不織布を
形成するので柔軟性、伸縮性、通気性を有するものにな
るというものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら一般的にポリウレタンは、溶融紡糸するよ
うな高温下では極めて活性が高くかつ不安定であるため
、溶融紡糸で安定に、とりわけ高速気流を噴出して細化
を均一に行なう事は困難で、膠着が少なく実質的に繊維
同志の集束や膠着のない不織布を得る事は極めてむつか
しい。とりわけ繊維同志の集束を実質的に解消する事は
不可能である。
すなわちポリエーテルポリオールをソフトセグメント成
分として合成されたポリウレタンを使用すると溶融状態
での熱分解が激しく、ポリウレタンの弾性的性質が著し
く低下して実用に供せるような伸縮性は失なわれてしま
う。
又ポリエステルポリオールをソフトセグメント成分とし
て合成したポリウレタンを使用すると、ポリエーテルポ
リオールをソフトセグメント成分にして合成したポリウ
レタンに比較すれば、溶融下での耐熱分解性は優れてい
るものの、通常のポリマーに比較すると溶融紡糸時の重
合度低下が大きく、極細弾性繊維不織布の耐久性(特に
耐加水分解性)は本来の性能からさらに低下し、また弾
性的性質も低下するため実用上使用は不可能である。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みて鋭意検討した
結果達成されたものである。
本発明の目的とするところは、繊維同志間の集束を実質
的に解消する事がなくても充分に良好な触感と柔軟性、
伸縮性、透湿防水性を有し、かつこれらの諸性能の耐久
性に優れたポリウレタン極細弾性不織布を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば上記目的は、熱可塑性ポリウレタンを紡
糸孔から溶融紡出すると同時に、隣設して設備した気体
吐出孔から高温高速気体を噴出して極細化繊維流とし、
これをシート状に捕集したポリウレタン極細弾性繊維不
織布において、該熱可塑性ポリウレタンが高分子ジオー
ルとして3−メチル−1,5−ペンタンジオールまたは
、これを主体とする混合グリコールとジカルボン酸を反
応して得られた平均分子量500〜3000のポリエス
テルジオールを用いて得られたものであり、該ポリウレ
タンよりなる平均繊維直径が7μ以下である、ポリウレ
タン極細弾性繊維不織布によって達成される。
本発明のポリウレタン極細弾性繊維不織布を構成する熱
可塑性ポリウレタンは、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオールまたは、これを主体とする混合グリコールとジ
カルボン酸よりなる末端に水酸基を有するポリエステル
ジオール(以下、MPD系PESジオールと略記するこ
とがある)に宵機ジイソシアネートを反応させて得られ
る熱可塑性ポリウレタン(以下、TPOと略記すること
がある)である。
上記において、3−メチル−1,5−ペンタンジオール
と混合して用いられる代表的なグリコールとしては、エ
チレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール
、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ノ
ナンジオール等の炭素数2〜10の脂肪族ジオール、ジ
エチレングリコール等のポリアルキレンポリオールが挙
げられる。これらグリコールは各々1種のみならず2種
以上組み合わせてもよい。これらのジオールをあまり多
く用いることは、本発明の効果を小さくするため好まし
くなく、MPD系PESジオールの製造の際グリコール
成分に対して40重量%以内、さらに好ましくは20重
量%以内の範囲で用いられる。
またジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸、芳香族
カルボン酸が好ましく用いられる。その代表的なものと
してはコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セパチン
酸等の炭素数4〜12個の脂肪族ジカルボン酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸等の炭素数4〜12の芳香族カル
ボン酸が挙げられる。
上記ポリエステルジオールはポリエチレンテレフタレー
トまたは、ポリブチレンテレフタレートの製造において
用いられている公知の方法と同様の方法、すなわちエス
テル交換または直接エステル化とそれに続く溶融重縮合
反応にて製造可能である。その平均分子量は600〜3
000、好しくは800〜2000の範囲内にあるのが
望ましい。前記分子量が小さ過ぎると有機ジイソシアネ
ートと反応させて得られるポリウレタンの溶融時の弾性
的性質が低下して溶融紡糸と同時に高温高速気体を噴出
しての極細化は容易になるが、得られるポリウレタン極
細弾性繊維不織布の弾性的性質すなわち伸縮性が低下し
、耐熱性、低温特性も著しく低下する。
一方、分子量が大きすぎると有機ジインシアネートと反
応して得られるポリウレタンの溶融紡糸と同時の高温高
速気体を噴出しての細化が著しく困難となって極細のポ
リウレタン繊維流が形成されず、良好な触感、柔軟性を
有するポリウレタン弾性繊維不織布が得られない。本発
明においてTPUを製造するために使用される適当な有
機ジイソシアネートとしては、インシアネート基を分子
中に2コ以上含有する公知の脂肪族、指環族、芳香族有
機ジイソシアネート、特に4.4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、P−フ二二レンジイソシアネート、
トルイレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、インホロンジイソシアネー)
、4.4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
等のジイソシアネート等が挙げられる。得られるTPU
の機械的物性から4,4°−ジフェニルメタンジイソシ
アネートが好・ましい。
また本発明において、所望により適当な鎖伸長剤を使用
してもよく、該鎖伸長剤としては、ポリウレタンにおけ
る常用の連鎖成長剤、すなわちインシアネートと反応し
うる水素原子を少なくとも2コ含有する分子量400以
下の低分子化合物、例エバエチレングリコール、プロピ
レングリコール、1.4−ブタンジオール、1.6−ヘ
キサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、シクロヘキサンジオール、キシリレングリコール、
1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ネ
オペンチルゲルコール、3,3°−ジクロロ−4,4°
−ジアミノジフェニルメタン、インホロンジアミン、4
.4゛−ジアミノジフェニルメタン、ヒドラジン、ジヒ
ドラジドトリメチロールプロパン、グリセリン等が挙げ
られる。これらの中でも1.4−ブタンジオール、■、
4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、3−メ
チル−1,5−ペンタンジオールあるいはこれらの混合
物が最も有効に使用できる。
また場合によっては、ポリエチレンジオール、ポリテト
ラメチルレンジオール、ポリカプロラクトンジオール等
のポリマージオール、ポリカプロラクトンジオール等の
ポリマージオールを成形性をそこなわない範囲で使用す
ることもできる。
本発明で使用するポリウレタンの合成方法としては従来
より知られている方法が利用できる。
(例えば特公昭47−34494号公報参照)次に本発
明の不織布で重要な点としては、熱可塑性ポリウレタン
が溶融紡出する同時に隣設して設備した気体吐出孔から
の高温高速気体を噴出して平均単繊維直径12μ以下の
極細化弾性繊維としてシート状に捕集したものである事
がある。
すなわち、通常の溶融紡出されたポリウレタをカットス
テーブルの製造方法のように紡糸捲取、捲縮、カーデイ
ングを経て不織布化しようとしても、先づ溶融紡糸で1
2μ以下の平均単繊維直径のポリウレタン繊維を得る事
ができない。さらにポリウレタン繊維は、弾性的性質の
ために、カーデイジグに供せるような捲縮を付与する事
ができず、不織布は実質不可能である。それに対して溶
融紡出すると同時に気体吐°出孔からの高温高速気体を
噴出するので、あれば、平均単糸直径12μ以下までで
も極細化繊維不織布とすることができる。
さらに極めて重要な点は繊維の平均直径が12μ以下で
ある事である。
すなわち平均繊維直径が12μ以下と非常に極細である
ポリウレタン繊維では、高温高速気体噴出で極細繊維化
される際に実質に単繊維相互の集束や膠着が解消されな
くても・、得られる繊維集合体としてのポリウレタン極
細弾性繊維不織布は、ポリウレタンフィルムのような冷
めたい感触とは全く異なる繊維質布帛特有の暖かい良好
なる触感と柔軟性、伸縮性、透湿防水性発現するからで
ある。
より好ましくは平均繊維直径は10μ以下である。
平均繊維直径が12μを越えたところで単繊維相互の集
束や膠着が解消されないと、得られる不織布はフィルム
状の冷めたい触感で柔軟性が不良の粗硬なものとなって
しまう。又、透湿防水性もとくに防水性が極端に低下し
て実用に供せる様な防水性は得られない。
本発明のポリウレタン極細弾性繊維は、常法のメルトブ
ローン法により製造される。
すなわち特開昭49−48921号等に記載されるメル
ト−ブローン用装置を用いて、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオールとアジピン酸とからなる平均分子量が1
000のポリエステルジオール、■、4ブタンジオール
及び4.4ジフエニルメタンジイソシアネートから溶融
重合して得られた熱可塑性ポリウレタンを紡糸孔から溶
融紡出すると同時に、紡糸孔に隣設して設備された気体
吐出孔から高温高速の空気を噴出して細化繊維化して極
細化繊維流としてシート状に、たとえば移動するコンベ
アネットにおいて直接繊維流が当る部分に吸引排気装置
を備えたもので捕集される。
この時ポリウレタン極細弾性繊維不織布が良好なシート
形態を保ちかつ良好な触感と柔軟性、伸縮性、通気性を
有すようにするためには、紡糸孔とコンベアネット間の
距離が10〜30cmに設定するのがよい。これが30
cm以上大きく離れると良好゛シート形態を保つことが
困難になる。又10cmより小さくなると単繊維同志の
膠着が激しく、不織布は良好な触感が失なわれてしまう
なお、本発明のポリウタレン極細弾性繊維不織布の良好
な物性等に影響を与えない程度に光安定剤、顔料その他
の添加物を添加する事は可能である。
本発明のポリウタレン極細弾性繊維不織布は良好なる暖
かい触感と柔軟性、伸縮性、透湿防水性を有するから、
これらの特徴を活した各種用途に使用される。その場合
、単独で使われる場合と他の不織布、織物、編物と組合
せ使われる場合がある。具体的には伸縮性と透湿防水性
を生かして、スポーツカジュアルウエア、レインコート
、ウィンドブレーカ−、ファンデーション、衣料用人工
皮革といった衣料用素材や手術用手段、湿布用基布、絆
創膏用基布、おむつカバーなど医療衛生材料用等である
実施例 以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。なお各種
の物性値の測定は以下の様な方法条件で行なった。
強度及び伸度 : 試料中2.5cm、試料長10cm
+、引張り速度30cm/分 伸長回復率 : 試料中2.5cm、試料長10cm、
引張り速度10cI+l/分で100%伸長し、直ちに
同速で原長まで回復させ、残留伸び 率を求めこれから算出する。
剛 軟 度 : 試料中2.5cm、 45°カンチレ
バー法(J I 5−L1096) 耐 水 圧 :  J I S−1092B法による。
透  湿  度 :  JIS−Z−0208による。
触    感 :  20cmX 20cmの試料を手
で表裏両面を触ってその感触を判定する。
実施例1 3−メチル−1,5−ペンタンジオールとアジピン酸と
からなる平均分子量が1000のポリエステルジオール
と、1.4ブタンジオール及び4,4°ジフエニルメタ
ンジイソシアネートから溶融重合して窒素原子重量%が
4.0%のポリウレタンを得た。
特開昭49−48921号等に記載されるメルトブロー
ン装置において、直径0.3mmの紡糸孔をlll1m
ピッチで一列に配列し、その両側に0.25mmの厚さ
のスリット状気体吐出孔を有するもの用いて、上記ポリ
ウレタンを溶融温度250°Cで、紡糸孔当り0.20
g/分で吐出させ、260℃の加熱空気を1.5kg/
cm’ケージの圧力でスリット状気体吐出孔より噴出さ
せてメルト−ブローンを行なった。このとき紡糸孔下2
3cmの位置で走行するベルトコンベア上で噴射繊維流
を捕集して、ポリウレタン極細弾性繊維不織布を得た。
このポリウレタン不織布は捕集しただけで良好なシート
状を形成していた。この不織布を走査型電子顕微鏡で5
00倍に拡大で観察したところ平均繊維直径は8μであ
り、繊維同志の集束は認められたものの不織布の物性は
、次の如くであり、・目 1寸+ 57(g/m’) ・強 度: 1.6(kg/2.5cm)・仲 度: 
290(%) ・軸 感 ; 繊維質な暖い感触。
・100%伸長時の伸長回復:  91(%)・剛軟度
 :  31(mm) ・耐水圧 :  400(mmH,0)・透湿度 : 
 9050(g/m”/24hrs)良好な触感と柔軟
性、伸縮性、透湿防水性を有していた。
この不繊布をタテヨコ2方向へ伸縮性のある編地の裏へ
張り合せて、スポーツカジュアルシャツを作成したとこ
ろ、良好なる触感と伸縮性と透湿防水性とを兼備えたも
のとなった。
この不織布を5日間、90℃の温水に浸漬した時の浸漬
前後の強度、伸度保持率をもって耐久性を評価したとこ
ろ、保持率が90%以上と極めて良好であった。
比較例1 実施例1と同じポリウレタンを実施例1で用いたと同じ
メルトブローン装置でメルトブローンするに当り、紡糸
孔当り吐出量を0.5g/分、加熱空気圧力を0.9k
g/c+1と変更する以外は全て実施例1と同一条件と
した。
この条件で得られたポリウレタン不繊布は、平均繊維直
径14μの繊維から形成され、繊維同志の集束が認めら
れた。
この不織布の物性は次の如くであり、 ・目 イ寸: 110(g/IO’) ・強 度: 0.7(kg/2.5cm)・伸 度: 
aOO(%) ・触 感 : 繊維質だが、粗硬な感触。
・100%伸長時の伸長回復 :92(%)・剛軟度 
:  65(a+a+) ・耐水圧 :  80(11B!0) ・透湿度 :  1G200(g/m”/24hrs)
風合が粗硬で耐水性も小さく、実用価値の乏しものであ
った。
比較例2 実施例1においてポリウレタンとして3−メチル−1,
5−ペンタンジオールとアジピン酸からなる、平均分子
量が500のポリエステルジオールと1.4ブタンジオ
ール及び4,4°ジフエニルメタンジイソシアネートか
ら溶融重合したものを用いる以外は全(同一装置、同一
条件下でメルトブローンを実施して、ポリウレタン極細
繊維不織布を得た。
この不織布は平均繊維直径は8μであったが不織布の物
性は次の如くであり、 ・目 イ寸+ 58(g/m2) ・強 度: 1.1(kg/2.5cm)・仲 度: 
130(%) ・触 感 ・ 繊維質な暖かい感触。
・100%伸長時の伸長向i!  :  85(%)・
剛軟点 :  30(mm) ・耐水圧 :  420(mmHto)・透湿性 + 
 7500(g/m’/24hrs)伸縮性の乏しいも
のとなった。
この不織布を5日間、90°Cの温水に浸漬した時の浸
漬前後の強度、伸度保持率をもって耐加水分解性を中心
とした耐久性を評価したところ、保持率が44%以上と
不良であった。
比較例3 実施例1において、ポリウレタンとして3−メチル−1
,5−ペンタンジオールとアジピン酸からなる平均分子
量が5000のポリエステルジオールと1.4ブタンジ
オール及び414゛−ジフェニルメタンジイソシアネー
トから溶融重合したものを用いる以゛外は同一装置、同
一条件でメルトブローンを試みた。しかしこの場合には
、ポリウレタン吐出流が紡糸孔近傍でほとんど切断を起
して充分な細化極細化が行なわれず、ポリウレタン極細
弾性繊維不織布を得ることができなかった。
比較例4 実施例1において、ポリウレタンのポリエステルポリジ
オールの代りに平均分子it 1100のポリテトラメ
チレンエーテルグリコールを用いて溶融重合したものを
用いる以外は同一装置、同一条件でメルトブローンを試
みた。
しかしこの場合には、溶融状態でポリウレタンの熱分解
が激しく、安定にメルトブローンを行なう事が困難であ
った。安定性を欠きながらもシート状に捕集したもので
も実用に供せるようなものでなく、伸縮性等機械的物性
に乏しいものであった。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  熱可塑性ポリウレタンを紡糸孔から溶融紡出すると同
    時に隣設して設備した気体吐出孔から高温高速気体を噴
    出して極細化繊維流としてシート状に捕集したポリウレ
    タン極細弾性不織布において、該ポリウレタンが高分子
    ジオールとして3−メチル−1.5−ペンタンジオール
    またはこれを主体とする混合ジオールとジカルボン酸を
    反応して得られた平均分子量600〜3000のポリエ
    ステルジオールを用いて得られた熱可塑性ポリウレタン
    であり、該ポリウレタンよりなる平均繊維直径が12μ
    以下である、良好な触感と柔軟性、伸縮性、透湿防水性
    を有し、かつ該性能の耐久性に優れた事を特徴とするポ
    リウレタン極細弾性繊維不織布。
JP63127677A 1987-08-04 1988-05-24 ポリウレタン極細弾性繊維不織布 Expired - Fee Related JPH0726304B2 (ja)

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