JPS6239546A - 光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステルの製法 - Google Patents
光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステルの製法Info
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- JPS6239546A JPS6239546A JP17839585A JP17839585A JPS6239546A JP S6239546 A JPS6239546 A JP S6239546A JP 17839585 A JP17839585 A JP 17839585A JP 17839585 A JP17839585 A JP 17839585A JP S6239546 A JPS6239546 A JP S6239546A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、医薬品の合成中間体として有用な光学活性3
−フルオロ酪酸又はそのエステルの製法に関する。
−フルオロ酪酸又はそのエステルの製法に関する。
(従来の技術)
近年、フッ素原子を化合物中に導入することで、従来に
ない好ましい性質をその化合物にもたらす例が、特に医
薬品開発分野で顕著となっている。
ない好ましい性質をその化合物にもたらす例が、特に医
薬品開発分野で顕著となっている。
β−ラクタム系抗生物質分野でも、その抗菌活性発現に
重要な役割を果していると考えられていた側鎖水酸基を
フッ素原子に変換した場合、その抗菌活性を損うことな
く、逆にβ−ラクタム環の加水分解反応をひき起して不
都合とされる腎ペプチダーゼに対して、むしろ抵抗力が
増大するという、次式に示される含フツ素チェナマイシ
ン誘導体が見出されている。
重要な役割を果していると考えられていた側鎖水酸基を
フッ素原子に変換した場合、その抗菌活性を損うことな
く、逆にβ−ラクタム環の加水分解反応をひき起して不
都合とされる腎ペプチダーゼに対して、むしろ抵抗力が
増大するという、次式に示される含フツ素チェナマイシ
ン誘導体が見出されている。
この含フツ素チェナマイシン誘導体において、フッ素原
子の立体化学は水酸基同様(ト)配置であることが、そ
の強い抗菌力発現に必須要件とされるが、こうした目的
の立体化学をもつフッ素原子のの導入法としては、既に
β−ラクタム環をもつ化合物を出発原料として、その側
鎖の水酸基をフッ素置換する方法が公知である(特開昭
58−87533、特開昭59−84886.特開昭6
O−19786)。しかし、この方法では、そのβ−ラ
クタム環の開裂を極力抑えるため一78℃なる極低温を
必要とする等の問題がある。
子の立体化学は水酸基同様(ト)配置であることが、そ
の強い抗菌力発現に必須要件とされるが、こうした目的
の立体化学をもつフッ素原子のの導入法としては、既に
β−ラクタム環をもつ化合物を出発原料として、その側
鎖の水酸基をフッ素置換する方法が公知である(特開昭
58−87533、特開昭59−84886.特開昭6
O−19786)。しかし、この方法では、そのβ−ラ
クタム環の開裂を極力抑えるため一78℃なる極低温を
必要とする等の問題がある。
本発明者らは、不安定なβ−ラクタム環を形成する以前
の工程で、より温和な反応条件で立体化学を制御した光
学活性フッ素化合物を構築し、医薬品中間体としての広
い有用性をも果すことを目的として、光学活性3−ヒド
ロキシ酪酸エステルのフッ素化反応について鋭意研究を
重ねた。3−フルオロ酪酸エステルは特殊な電解反応の
生成物の一つとして既知の化合物であるが、従来技術と
して本化合物を簡便に得る方法は知られていない上に、
光学活性な3−フルオロ酪酸及びそのエステル類は得ら
れていない。
の工程で、より温和な反応条件で立体化学を制御した光
学活性フッ素化合物を構築し、医薬品中間体としての広
い有用性をも果すことを目的として、光学活性3−ヒド
ロキシ酪酸エステルのフッ素化反応について鋭意研究を
重ねた。3−フルオロ酪酸エステルは特殊な電解反応の
生成物の一つとして既知の化合物であるが、従来技術と
して本化合物を簡便に得る方法は知られていない上に、
光学活性な3−フルオロ酪酸及びそのエステル類は得ら
れていない。
本発明の出発化合物である光学活性3−ヒドロキシ酪酸
エステル類は、水酸基がカルボキシル基のβ−位に位置
するために、いわゆるβ−説離反応をひき起して非常に
安定なりロトン酸エステ・ル類に変換され易い化合物で
ある。事実、この光学活性3−ヒドロキシ酪酸エステル
類を3−アルキルスルホナート、例えばトシラート、メ
ジラード等の活性型化合物に変換して後、peイオンに
よる求核置換反応で本発明の主題化合物である3−フル
オロ置換体を得る試みは、ことごとくクロトン酸エステ
ル類を与えるという結果に終っている。
エステル類は、水酸基がカルボキシル基のβ−位に位置
するために、いわゆるβ−説離反応をひき起して非常に
安定なりロトン酸エステ・ル類に変換され易い化合物で
ある。事実、この光学活性3−ヒドロキシ酪酸エステル
類を3−アルキルスルホナート、例えばトシラート、メ
ジラード等の活性型化合物に変換して後、peイオンに
よる求核置換反応で本発明の主題化合物である3−フル
オロ置換体を得る試みは、ことごとくクロトン酸エステ
ル類を与えるという結果に終っている。
このように、光学活性な3−フルオロ酪酸又はそのエス
テル類は本研究の開始時点で文献未記載の化合物であっ
て、前記した如く3−ヒドロキシ体からのフッ素化とし
て通常者えうる方法ではクロトン酸類のみが得られてし
まうという欠点がある。
テル類は本研究の開始時点で文献未記載の化合物であっ
て、前記した如く3−ヒドロキシ体からのフッ素化とし
て通常者えうる方法ではクロトン酸類のみが得られてし
まうという欠点がある。
水酸基を直接フッ素原子で置換するという今一つのフッ
素置換法が、既にβ−ラクタム環をもつ化合物に対して
適用された方法であり、例えば、チン・ポン・マクらは
一78℃という極低温下に三フッ化ジエチルアミノ硫酸
(DAS T )を作用させる方法で目的のフッ素置換
体を20%の収率で得ている〔特開昭59−84886
.ペテロサイクルズ(Heterocycles )
* 19巻。
素置換法が、既にβ−ラクタム環をもつ化合物に対して
適用された方法であり、例えば、チン・ポン・マクらは
一78℃という極低温下に三フッ化ジエチルアミノ硫酸
(DAS T )を作用させる方法で目的のフッ素置換
体を20%の収率で得ている〔特開昭59−84886
.ペテロサイクルズ(Heterocycles )
* 19巻。
1399−1405頁(1982年)〕。またフッ素化
試剤を三フッ化ピペリジル硫酸に代えて20〜45%の
収率をえているが、β−ラクタム環開裂という重大な副
反応が依然さけられていない。フッ化水素を有機塩基と
の塩としてフッ素化反応に利用するYarovenko
試薬の改良型として、ジエチルアミンーヘキサフルオロ
プカペン試薬(石川試薬)が最近開発され、光学活性α
−ヒドロキシカルボン酸エステルのフッ素化体合成例が
報告されているが、この場合ラセミ体かえられ光学活性
は失われてしまっている〔第39回有機合成化学総合研
究発表講演会講演要旨集(1981年)〕。
試剤を三フッ化ピペリジル硫酸に代えて20〜45%の
収率をえているが、β−ラクタム環開裂という重大な副
反応が依然さけられていない。フッ化水素を有機塩基と
の塩としてフッ素化反応に利用するYarovenko
試薬の改良型として、ジエチルアミンーヘキサフルオロ
プカペン試薬(石川試薬)が最近開発され、光学活性α
−ヒドロキシカルボン酸エステルのフッ素化体合成例が
報告されているが、この場合ラセミ体かえられ光学活性
は失われてしまっている〔第39回有機合成化学総合研
究発表講演会講演要旨集(1981年)〕。
(発明が解決しようとする問題点)
フッ素を光学活性部位に含むβ−ラクタム化合物を製造
する際、フッ素導入に伴う不安定なβ−ラクタム化合物
の開裂を避け、かつ極低温などの工業上不利な反応を回
避するため光学活性部位へのフッ素の導入方法が必要で
あった。そのためβ−ラクタム形成以前に、その原料と
なる化合物にフッ素を導入する方法として、光学活性3
−ヒドロキシ酪酸エステル類より光学活性3−フルオロ
酪酸またはそのエステルを製造することに着目し、光学
活性を保持しつNフッ素を導入する温和な反応条件につ
いて検討した。
する際、フッ素導入に伴う不安定なβ−ラクタム化合物
の開裂を避け、かつ極低温などの工業上不利な反応を回
避するため光学活性部位へのフッ素の導入方法が必要で
あった。そのためβ−ラクタム形成以前に、その原料と
なる化合物にフッ素を導入する方法として、光学活性3
−ヒドロキシ酪酸エステル類より光学活性3−フルオロ
酪酸またはそのエステルを製造することに着目し、光学
活性を保持しつNフッ素を導入する温和な反応条件につ
いて検討した。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明者ら
は、その報告例が専ら室温下の反応である石川試薬の安
定性に着目し、本試薬による3−ヒドロキシ酪酸エステ
ル類の3−フッ素化反応を徹底的に追求した結果、本反
応が発熱反応で進行し、温度コントロールが副反応であ
るβ−説離反応抑制に重要な因子であることを見出して
、目的の光学活性を保持したフッ素置換体を得る反応条
件を確立することができ、更には、得られた文献未記載
の光学活性3−フルオロ酪酸エステル類が、塩基性条件
下では速やかにβ−説離をひき起すが、酸性条件下であ
ればエステル部を加水分解して、フリーのカルボン酸に
誘導可能であることも見出して本発明を完成した。
は、その報告例が専ら室温下の反応である石川試薬の安
定性に着目し、本試薬による3−ヒドロキシ酪酸エステ
ル類の3−フッ素化反応を徹底的に追求した結果、本反
応が発熱反応で進行し、温度コントロールが副反応であ
るβ−説離反応抑制に重要な因子であることを見出して
、目的の光学活性を保持したフッ素置換体を得る反応条
件を確立することができ、更には、得られた文献未記載
の光学活性3−フルオロ酪酸エステル類が、塩基性条件
下では速やかにβ−説離をひき起すが、酸性条件下であ
ればエステル部を加水分解して、フリーのカルボン酸に
誘導可能であることも見出して本発明を完成した。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
即ち、本発明は、式(1)で示される光学活性3−ヒド
ロキシ酪酸エステル (式中、R1はC1〜C4の脂肪族低級アルキル基を表
わす) をフッ素化試剤と反応させ、必要に応じて加水分解する
ことを特徴とする、式(1) (式中、R2は01〜C4の脂肪族低級アルキル基また
は水素原子を表わす) で示される光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステル
の製法を要旨とする。
ロキシ酪酸エステル (式中、R1はC1〜C4の脂肪族低級アルキル基を表
わす) をフッ素化試剤と反応させ、必要に応じて加水分解する
ことを特徴とする、式(1) (式中、R2は01〜C4の脂肪族低級アルキル基また
は水素原子を表わす) で示される光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステル
の製法を要旨とする。
式(1)の化合物は、アセト酢酸エステルの微生物によ
る還元反応〔須貝、藤田、森;日化誌、9巻。
る還元反応〔須貝、藤田、森;日化誌、9巻。
1315頁(1983年)〕、あるいは酪酸エステル類
の微生物によるβ−水酸化反応(本出願人による特開昭
58−158190)によって容易に調製することがで
きる。
の微生物によるβ−水酸化反応(本出願人による特開昭
58−158190)によって容易に調製することがで
きる。
R1またはR2で示される脂肪族低級アルキル基として
はメチル又はエチル基が好ましい。フッ素化試剤として
は、いわゆるYarovenko試薬が採用できるが、
フッ素化オレフィンと有機塩基との反応物、なかでもジ
エチルアミンとへキサフルオロプロペンとから形成され
る石川試薬がその反応性及び取扱い易さという点で好ま
しい。試剤調製後に速やかに使用するならば、より安価
な1゜1.2−トリフルオロ−2−クロロエチレンとジ
エチルアミンとから形成されるフッ素試剤も好ましく利
用できる。その他の有機塩基としてはピリジン、ピペリ
ジン等が採用できる。副反応のβ−説離反応は反応温度
が高い程併発し易いことから、反応内温度を20℃以下
に保つことが望ましく、最も好ましい反応温度としては
一20°〜+10℃の範囲内、とりわけ0℃付近で実施
するのが良い。
はメチル又はエチル基が好ましい。フッ素化試剤として
は、いわゆるYarovenko試薬が採用できるが、
フッ素化オレフィンと有機塩基との反応物、なかでもジ
エチルアミンとへキサフルオロプロペンとから形成され
る石川試薬がその反応性及び取扱い易さという点で好ま
しい。試剤調製後に速やかに使用するならば、より安価
な1゜1.2−トリフルオロ−2−クロロエチレンとジ
エチルアミンとから形成されるフッ素試剤も好ましく利
用できる。その他の有機塩基としてはピリジン、ピペリ
ジン等が採用できる。副反応のβ−説離反応は反応温度
が高い程併発し易いことから、反応内温度を20℃以下
に保つことが望ましく、最も好ましい反応温度としては
一20°〜+10℃の範囲内、とりわけ0℃付近で実施
するのが良い。
フッ素化試剤の使用量は出発化合物の3−ヒドロキシ酪
酸エステルに対して1〜5倍モル当量、好ましくは1〜
2倍モル当量が採用される。
酸エステルに対して1〜5倍モル当量、好ましくは1〜
2倍モル当量が採用される。
反応は、薄層クロマトグラフィー(TLC)又はガスク
ロマトグラフィーで経時変化を追跡して、その終点を知
ることができるが、通常2〜20時間で完結する。反応
溶剤としては、直接フッ素化をされないものであれば何
れも利用できるが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、塩化メチレン、1.2−ジクロロエタン、クロロ
ホルム、トルエン、ヘキサン等が採用される。
ロマトグラフィーで経時変化を追跡して、その終点を知
ることができるが、通常2〜20時間で完結する。反応
溶剤としては、直接フッ素化をされないものであれば何
れも利用できるが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、塩化メチレン、1.2−ジクロロエタン、クロロ
ホルム、トルエン、ヘキサン等が採用される。
反応後の処理法としては、過剰量の重炭酸ソーダを加え
てフッ化水素酸を十分中和した後、反応に使用した溶剤
か、または新たに生成物を抽出するのに適当な有機溶剤
を加えて分液抽出を行なう。
てフッ化水素酸を十分中和した後、反応に使用した溶剤
か、または新たに生成物を抽出するのに適当な有機溶剤
を加えて分液抽出を行なう。
式(II)のR2が水素である化合物、即ち3−フルオ
ロ酪酸を得る場合は、得られたエステルを例えばジオキ
サンに溶解して、鉱酸、例えば6N塩酸あるいは10%
硫酸を加えた後、60〜80℃に数時間加熱する方法で
その目的を達成することができる。この時採用する鉱酸
の使用量は、2〜10倍モル当量、好ましくは2〜3倍
モル当量である。
ロ酪酸を得る場合は、得られたエステルを例えばジオキ
サンに溶解して、鉱酸、例えば6N塩酸あるいは10%
硫酸を加えた後、60〜80℃に数時間加熱する方法で
その目的を達成することができる。この時採用する鉱酸
の使用量は、2〜10倍モル当量、好ましくは2〜3倍
モル当量である。
(実施例)
次に、具体的な実施例で本発明を更に詳しく説明するが
、かかる実施例によって本発明はいかなる制約も受ける
ことはない。
、かかる実施例によって本発明はいかなる制約も受ける
ことはない。
実施例1
3−フルオロ酪酸メチルエステルの合成3(R)−ヒド
ロキシ酪酸メチル、〔α):0−48゜(C= 1.0
.CHCl3 )、25gを塩化メチレン100ccに
溶解し、昇塔を水浴で十分冷却した状態で、撹拌下にジ
エチルアミン−へキサフルオロプロペン試剤52CJ−
をゆっくり滴下した。内温が10’Cを越さない様にし
て全量を70分を要して加え、その後も5℃近辺で3時
間撹拌を続けた。
ロキシ酪酸メチル、〔α):0−48゜(C= 1.0
.CHCl3 )、25gを塩化メチレン100ccに
溶解し、昇塔を水浴で十分冷却した状態で、撹拌下にジ
エチルアミン−へキサフルオロプロペン試剤52CJ−
をゆっくり滴下した。内温が10’Cを越さない様にし
て全量を70分を要して加え、その後も5℃近辺で3時
間撹拌を続けた。
TLC(シリカゲル、トルエン−アセトン=9:1)で
原料の消失を確認して重炭酸ソーダ20りを加えて十分
撹拌し、次いで氷水100r/を加え、塩化メチレン層
を分液、水洗、食塩水洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、30 cmWi dme r精留塔を用いた蒸留
精製に供した。極少量のクロトン酸メチルがbp26〜
33℃/30 uIlで留出し、目的の3−フルオロ酪
酸メチルがbp40〜42°c/3omnりの留分とし
て14g取得できた。
原料の消失を確認して重炭酸ソーダ20りを加えて十分
撹拌し、次いで氷水100r/を加え、塩化メチレン層
を分液、水洗、食塩水洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、30 cmWi dme r精留塔を用いた蒸留
精製に供した。極少量のクロトン酸メチルがbp26〜
33℃/30 uIlで留出し、目的の3−フルオロ酪
酸メチルがbp40〜42°c/3omnりの留分とし
て14g取得できた。
〔α)g0+6.5°(C=2. CHC1a )、
(α〕65+10.5°(C=2.MeOH) ’ HNMR(CD 01 a * 90M比)δ 1
.41 (3H,d−d、 J 3.4=6.5田、J
F、4=23.4門、CH3) 2.1〜2.9 (2H,m、 CH2>164(3H
,s、0CH3) 4.98 (IH,d−Qs J 3.4=6.5H2
I JF、 a−47,4)(z、 CH) 実施例2 3−フルオロ酪酸メチルの合成 実施例1で、3(2)−ヒドロキシ酪酸メチルに代えて
3(S)−ヒドロキシ酪酸メチル、〔α)F、 O+4
1.0° (C= 1.0. CHC13)、25りを
用い、反応温度を内温−6〜+6℃に保ち、フッ素化試
剤(1,2当量)を25分間で添加した他は全く同じ処
方で粗生成物を得、若干減圧度を落して蒸留精製を行な
った。目的の表題化合物がbp56〜57℃/60朋H
9の留分として129えられた。
(α〕65+10.5°(C=2.MeOH) ’ HNMR(CD 01 a * 90M比)δ 1
.41 (3H,d−d、 J 3.4=6.5田、J
F、4=23.4門、CH3) 2.1〜2.9 (2H,m、 CH2>164(3H
,s、0CH3) 4.98 (IH,d−Qs J 3.4=6.5H2
I JF、 a−47,4)(z、 CH) 実施例2 3−フルオロ酪酸メチルの合成 実施例1で、3(2)−ヒドロキシ酪酸メチルに代えて
3(S)−ヒドロキシ酪酸メチル、〔α)F、 O+4
1.0° (C= 1.0. CHC13)、25りを
用い、反応温度を内温−6〜+6℃に保ち、フッ素化試
剤(1,2当量)を25分間で添加した他は全く同じ処
方で粗生成物を得、若干減圧度を落して蒸留精製を行な
った。目的の表題化合物がbp56〜57℃/60朋H
9の留分として129えられた。
〔αJ57s°(C=2. MeOH)IHNMR(C
DCl2.90MHz) スペクトルは実施例1の化
合物と完全に重ね合わされるスペクトルを示した。
DCl2.90MHz) スペクトルは実施例1の化
合物と完全に重ね合わされるスペクトルを示した。
実施例3
3−フルオロ酪酸の合成
実施例2でえられた3−フルオロ酪酸メチル759をジ
オキサン200CCに溶解し、10%硫酸180−を加
えて内温75〜80℃に4時間半加熱した。氷水で冷却
後、酢酸エチル200CCで抽出し、4.3りの無色油
状物質として表題化合物をえた。
オキサン200CCに溶解し、10%硫酸180−を加
えて内温75〜80℃に4時間半加熱した。氷水で冷却
後、酢酸エチル200CCで抽出し、4.3りの無色油
状物質として表題化合物をえた。
〔α)D−6,8°(C=2. CHO1g )IHN
MR(CDC13,90MI(z)δ 1.42(3H
,d−d、 J3.4=6.2田、JF、4=24門、
CHa) 2.3〜2.9 (2H,m、 CH2)5.09 (
IH,d−Q、 J 3.4=6.2円、JF、3=4
6.81−レ、CH) 10.9(IH,S、C00H) 実施例4 3−フルオロ酪酸の合成 実施例1でえられた3−フルオロ酪酸メチル13gをジ
オキサン130cr−に溶解し、10%硫酸70cr−
を加えて内温70℃で3時間加熱撹拌した後、実施例3
と同様の後処理を行ない、7.7gの目的物をえた。
MR(CDC13,90MI(z)δ 1.42(3H
,d−d、 J3.4=6.2田、JF、4=24門、
CHa) 2.3〜2.9 (2H,m、 CH2)5.09 (
IH,d−Q、 J 3.4=6.2円、JF、3=4
6.81−レ、CH) 10.9(IH,S、C00H) 実施例4 3−フルオロ酪酸の合成 実施例1でえられた3−フルオロ酪酸メチル13gをジ
オキサン130cr−に溶解し、10%硫酸70cr−
を加えて内温70℃で3時間加熱撹拌した後、実施例3
と同様の後処理を行ない、7.7gの目的物をえた。
〔α見5+7.4°(C−2,CHCl a )IHN
MR(CDC13,90M田)スペクトルは、実施例3
でえられた生成物のそれと完全に一致するシグナルを示
した。
MR(CDC13,90M田)スペクトルは、実施例3
でえられた生成物のそれと完全に一致するシグナルを示
した。
実施例5
3−フルオロ酪酸メチルの合成
フッ素化試剤としてジエチルアミンと1.1.2−トリ
フルオロ−2−クロロエチレンから調製した溶液(1,
2当量)を用いた以外は実施例2と同じ処方で、3(S
)−ヒドロキシ酪酸メチルから表題化金物ヲエタ。(α
) o 58.0°(C−=1. MeOH)(発明の
効果) 不安定なβ−ラクタム環を形成する以前の段階で、原料
物質にフッ素を導入することにより、温和な条件で光学
活性部位にフッ素を含む骨格を持つ化合物を提供できる
。この化合物は含フツ素チェナマイシン系化合物をはじ
め、多くの光学活性部位にフッ素を含む医薬品の合成中
間体としての用途が期待できる。
フルオロ−2−クロロエチレンから調製した溶液(1,
2当量)を用いた以外は実施例2と同じ処方で、3(S
)−ヒドロキシ酪酸メチルから表題化金物ヲエタ。(α
) o 58.0°(C−=1. MeOH)(発明の
効果) 不安定なβ−ラクタム環を形成する以前の段階で、原料
物質にフッ素を導入することにより、温和な条件で光学
活性部位にフッ素を含む骨格を持つ化合物を提供できる
。この化合物は含フツ素チェナマイシン系化合物をはじ
め、多くの光学活性部位にフッ素を含む医薬品の合成中
間体としての用途が期待できる。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社
代理人 弁理士 浅 野 真 −a発手続補正書
昭和61年6月28日
昭和60年 特 許 願第1781395号2、発明
の名称 光学活性8−フルオロ酪酸又はその事件との関
係 特許出願人 4、代理人
の名称 光学活性8−フルオロ酪酸又はその事件との関
係 特許出願人 4、代理人
Claims (8)
- (1)式( I )で示される光学活性3−ヒドロキシ酪
酸エステル ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はC_1〜C_4の脂肪族低級アルキル
基を表わす) をフッ素化試剤と反応させ、必要に応じて加水分解する
ことを特徴とする、式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^2はC_1〜C_4の脂肪族低級アルキル
基または水素原子を表わす) で示される光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステル
の製法。 - (2)R^2が炭素数1〜4のアルキル基である特許請
求の範囲第1項記載の製法。 - (3)アルキル基がメチル基である特許請求の範囲第2
項記載の製法。 - (4)フッ素化試剤がフッ素化オレフィンと有機塩基と
の反応物からなる試剤である特許請求の範囲第1項記載
の製法。 - (5)フッ素化オレフィンがヘキサフルオロプロペンま
たは1,1,2−トリフルオロ−2−クロロエチレンで
ある特許請求の範囲第4項記載の製法。 - (6)有機塩基がジエチルアミンである特許請求の範囲
第4項記載の製法。 - (7)反応を20℃以下の温度で実施する特許請求の範
囲第1項記載の製法。 - (8)加水分解を酸性条件で実施する特許請求の範囲第
1項記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17839585A JPS6239546A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17839585A JPS6239546A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステルの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6239546A true JPS6239546A (ja) | 1987-02-20 |
Family
ID=16047747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17839585A Pending JPS6239546A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 光学活性3−フルオロ酪酸又はそのエステルの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6239546A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0506059A2 (en) * | 1991-03-27 | 1992-09-30 | Idemitsu Kosan Company Limited | Process for producing 2-fluoroisobutyric acid ester |
WO2006103986A1 (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-05 | Tosoh F-Tech, Inc. | 光学活性なフルオロプロリン誘導体の製造方法 |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP17839585A patent/JPS6239546A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0506059A2 (en) * | 1991-03-27 | 1992-09-30 | Idemitsu Kosan Company Limited | Process for producing 2-fluoroisobutyric acid ester |
WO2006103986A1 (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-05 | Tosoh F-Tech, Inc. | 光学活性なフルオロプロリン誘導体の製造方法 |
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