JPS61254544A - 4,4,4−トリフルオロバリン系化合物の製造法 - Google Patents

4,4,4−トリフルオロバリン系化合物の製造法

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JPS61254544A
JPS61254544A JP9355885A JP9355885A JPS61254544A JP S61254544 A JPS61254544 A JP S61254544A JP 9355885 A JP9355885 A JP 9355885A JP 9355885 A JP9355885 A JP 9355885A JP S61254544 A JPS61254544 A JP S61254544A
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JP
Japan
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methyl
trifluorovaline
compound
acid ester
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JP9355885A
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English (en)
Inventor
Keiichi Uchida
内田 啓一
Arata Yasuda
新 安田
Yoshitomi Morisawa
義富 森澤
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明H4,4,4−) IJフルオロバリン系化合物
の製造法に関するものであり、特に該化合物の高立体選
択的な製造法に関するものである。
[従来の技術〕 含フツ素アミノ酸はその生理活性だけでなく、ペプチド
などの生理活性物質の重要な合成中間体である。含フツ
素アミノ酸の化学合成法はいくつかある。その中で、4
.4.4−)!Jフルオロバリンの合成に関しては、(
イ)エステルのα位をブロム化、次いで脱HBrととも
にアミン基を導入する方法(J、Med、(!ham、
、  (1964) 7 、369 )、(ロ)含フツ
素ヒダントインを経由する方法(J。
org、cbem、、  (1970) !35. 1
43B )などが知られている。
〔発明の解決しようとする問題点〕
従来の4.4.4− ) IJフルオロバリンの合成法
は、トレオ:エリトロ(ジアステレオマーの比)は、3
:1種度であり、高立体選択的な合成法とはいえず、光
学活性体の合成には不向きであった。
〔問題点を解決するための手段] 本発明は光学活性の高い4.4.4−) 9フルオロバ
リン系化合物を製造することが可能な4.4゜4−トリ
フルオロバリン系化合物の製造法に関するものであり、
即ち、 3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸エステ
ルにアルカリ金属アミドを反応させてアルカリ金属エノ
ラートとした後親電子試薬を反応させて2−ヒドロキシ
−3−メチル−4,4,4−) IJフルオロブタン酸
エステルを製造し、次いて2−ヒドロキン−3−メチル
−4,4,4−トリフルオロプタン酸エステルのヒドロ
キ7基をアミン基に変換して4.4.4−トリフルオロ
バリンエステルを製造すること、またはさらに該a、 
a、 4− )リフルオロバリンエステルを加水分解し
て4.4.4−)リフルオロバリンを製造することを特
徴とする4、 4.4−トリフルオロバリン系化合物の
製造法、である。
3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸エステ
ルは3位の炭素原子が不整炭素であシ、2種の立体異性
体がある。2−ヒドロキン−3−メテルー4.4.4−
トリフルオロプタン酸エステルおよび4.4.4− )
 !Jフルオロバリンエステルはそれぞれ2位と3位の
炭素原子が不整炭素であり4種の立体異性体がある。従
って、立体特異性のない3−メチル−4,4,4−) 
!Jフルオロブタン酸エステルを出発原料とすると4種
の立体異性体の混合物からなる4、 4.4−) 9フ
ルオロバリン系化合物が得られる。しかし、4.4゜4
−トリフルオロバリン系化合物、特に4.4.4−トリ
フルオロバリン、はそれ自体あるいはそれを中間原料と
したポリペプチドなどにおいて目的とする生理活性を発
揮させるためにその4種の立体異性体の内の1樵が特に
有用であるということが少くない。従って、4,4.4
−トリフルオロバリン系化合物の4種の立体異性体の内
の任意の1種を製造することができれば極めて有用であ
ると考えられる。本発明の製造法は、3−メチル−4,
4,4−トリフルオロプタン酸エステルの一方の立体異
性体を用いることによシ、4、4.4−) リフルオロ
バリン系化合物の2位の炭素原子に関する2種の立体異
性体のいずれか1種を極めて立体特異的に合成すること
が可能となる方法である。従うて、全体として4.4゜
4)1“ 一トリフルオロバリン系化合物の4種の立体異性体の内
の任意の1種を極めて立体特異的に合成することができ
る。この合成の流れを図示すれば下記式[11〜[[〕
の様になる。
上記式において、Aは3−メチル−4,4,4−トリフ
ルオロプタン酸エステルを、Bは2−ヒドロキシ−3−
メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸エステルを
、Cは4.4.4− )リフルオロバリン系化合物を示
し、反応X、Y、Zはそれぞれ後述の反応を示す。特に
反応Yは2位の炭素原子に関する立体反転の反応を示す
。その内式El]と[lDを具体的に示すとたとえは以
下の式[円〔…〕となる。なお各式におけるR1゜B2
 、 Hgは後述する。またA1  はムの立体異性体
の1つを BlとB2はBの立体異性体の内2つを、C
1,C1はCの立体異性体の内の2つを示すものである
上記化合物A〜0において、エステルの他方の残基(た
とえば式〔■り、〔nつにおけるHl、RaR1)は特
に限定されるものではない。たとえば、アルキル基、シ
クロアルキル基、アリール基、アルアルキル基、その他
のヒドロキシ基含有化合物のヒドロキシ基を除いた残基
を示す。また。
これらエステルとしてはポリエステルでおってもよく、
たとえば3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン
酸と多価アルコールのポリエステルを使用しうる。好ま
しくはモノヒドロキシ化合物のヒドロキシ基を除いた残
基であり、特に炭素数1〜10のアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、およびアルアルキル基(これら
基には不活性な官能基を有していてもよい)であり、炭
素数1〜4のアルキル基が最も好ましい。各化合物のこ
れら残基は反応の途中で変換されてもよいが通常は同一
の基である。たとえば、上記R’、 R”、 R”  
は通常同一の基であり、特に上記のようにアルキル基が
最も好ましい。以下 R1、Hl 、 Ha  は同一
の基であるとし、それをRで示す、 化合物AからBの反応である反応xは、ムにアルカリ金
属アミドを反応させてアルカリ金属エノラートとした後
親電子試薬を反応させる下記[V]で例示する2段階の
反応を含む。この反応は極めて立体特異的な反応である
Mはアルカリ金属であり、アルカリ金塊アミド属として
はリチウム、ナトリウム、あるいはカリウムが適当で特
にリチウムが好ましい。R4とBS  はそれぞれアル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アルアルキル
基、トリプルキルシリル基、その他の1価の有機基、ま
たはR4とR6が共同して含窒素環を形成するようなア
ルキレン基が適当であり、特に炭素数1〜6+7)フル
キル基、炭素数5〜1Ωのシクロアルキル基、または炭
素数4以下のアルキル基を有するトリアルキルシリル基
が好ましい。具体的アルカリ金属アミドとしては九とえ
ばりチウム−N、 N−ジイソプロピルアミド、リチウ
ム−1%N−ジシクロへキシルアミド、リチウム−\N
−ビストリメチルシリルアミドなどが好ましい。
k・ 上記アルカリ金属エノラートに親電子試薬を反応させる
と2−ヒドロキシ−3−メチル−4,4゜4−トリフル
オロプタン酸エステルが生成する。
2位の炭素原子にヒドロキシ基を付加しうる親電子試薬
としては種々の化合物を使用しうるが特に過酸化物が適
当であシ、その内でも重金属の過酸化物やその誘導体(
%に錯体)が好ましい。拳・・響・・#曽・曽・・・・
・・・・拳O特にモリブデンペルオキシ錯体(MOO,
L 、 友だしLFi配位子でアシ、たとえばヘキサメ
チルホスホリックトリアミドやピリジンなど)が好まし
い。これらの反応は溶媒中で行なわれ、溶媒としては特
に限定されるものではないがテトラヒドロフラン(TH
F)などのエーテル系溶媒が適当である。また、溶媒に
ヘキサメチルホスホリックトリアミド(以下HMPAと
いう)、ピリジン、N、 N、 n: N’−テトラメ
チルエチレンジアミンなどを加えて立体選択性を向上す
るなどの効果を発揮させることができる。反応温度は0
℃以下の低温が適当である。
上記ヒドロキシ基導入反応は極めて立体特異的な反応で
ある。この立体特異的反応はトリメチル基とメチル基の
立体的嵩高さによる反応でFiなくトルフルオロメチル
基の強い電子的効果によるものと考えられる。たとえば
、後述実施例に示すように、(3s)−3−メチル−4
,4゜4−ブタン酸エチルエステル(前記式〔lりにお
いてHl  がエチル基であるAI  の化合物)より
得られるBの化合物はそのB1とB2の比が約95〜9
7対約5〜3であリ Bl の割合が極めて大きい。
前記Yの反応は2位の炭素原子に結合したヒドロキシ基
を反転する反応であシ、水酸基の酸化と還元の2つの反
応よりなることが好ましい。
即ち Bl  の化合物を酸化してα−ケトエステルを
製造し、これを還元することによりB2  の化合物が
立体特異的に得られる。酸化剤や還元剤は特に限定され
るものではないが、たとえば無水クロム酸、クロム酸カ
リ、過マ/ガン酸カリなどの酸化剤や水素化ホウ素ナト
リウムなどのカルボン酸残基を還元しない還元剤が好ま
しい。これらの反応における溶媒としては種々のものを
使用しうるが、酸化反応においては酸化され難い炭化水
素溶媒が適当であり、還元反応にはアルコールなどの溶
媒が適当である。反応温度は室温以下の低温が適当であ
る。この反応によりたとえばBl  の化合物が立体特
異的にB2の化合物に変換される。
前記2の反応はヒドロキシ基をアミン基に変換する反応
である。この反応としては公知の反応を使用しうるが、
たとえば下記式[Mlで示すようにBの化合物をまずト
シレートとした後アジドに変え、このアジドを還元して
アミノ基とすることが好ましい。
N、        NHf1 上記式[VI]において、まず第1段の反応は塩基や有
機アルカリ金属化合物存在下スルホン酸クロライドを反
応させてトリレートを得る反応である。塩基としては、
たとえば水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物
、炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、あるいは
トリエチルアミンやピリジンなどの第3級アミンが適当
であシ、有機アルカリ金属化合物としてはアルキルリチ
ウムやアリールリチウムなどが適当である。スルホン酸
クロリドとしてはp−)ルエンスルホン酸クロリドが好
ましいがR6がアルキル基、シクロアルキル基、アリー
ル基、アルアルキル基などである他のスルホン酸クロリ
ドも使用しうる。溶媒としてはエーテル系溶媒、炭化水
素系溶媒、エステル系溶媒などを使用しうる。反応温度
は塩基を用いる場合には約60℃以下、有機アルカリ金
属化合物を用いる場合は室温以下、特に0℃以下が適当
である。
前記式[rllの反応の第2段目の反応はアジトド− の製造である。アジ化ナトリウム、その他のアジ化物を
反応させることにより図示したようなアジドが得られる
。反応は有機溶媒中で加熱下に行なわれることが好まし
く、有機溶媒としてはアルコール系部課、エーテル系溶
媒、炭化水素系溶媒などが適当である。次の第3段目の
反応は還元反応であり、通常パラジウム触媒などの水素
化触媒の存在下に水素を反応させることによって行なわ
れるが、他の水素添加反応を採用することも可能である
得うれるa、a、 4−)リフルオロバリンエステルは
そのまま他の化合物の出発原料として使用しうるが、通
常は加水分解して4.4.4−) リフルオロバリンと
する。このアミノ酸エステルの加水分解は通常のアミノ
酸エステルの〃0水分解と同じ方法を採用しうる。
なお、実施例におけるジアステレオマーの比はIH−、
13C!−1あるいは111F−NMRスペクトルより
求めた値である。
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
以下の実施例は前記A1  の化合物よlC1およびC
2の化合物を製造する例を示したが、ムの他の立体異性
体を用い、Cの他の2棟の立体異性体を全く同一の方法
で製造しうろことに明らかである。
実施例1 (3s”)−3−メチル−4,4,4−トリフルオロプ
タン酸エチルエステル(t54f、a4mmol )の
THF’溶液(70−)を−78℃で、LDA (リチ
ウムIJ、 N−ジイソプロピルアミド、1o m m
ob )のTHF溶液(8d)中に45分かけてゆつ〈
)と滴下した。10分後、モリブデンペルオキシ錯体5
.6 t (13mmol )を加えた。−30℃で1
.5時間攪拌の後、飽和亜硫酸ナトリウム水溶液(40
m )を加え、室温で30分間さらに攪拌した。水(5
0d)を加え、有機層を分離した後、水層をエーテルで
抽出した。両者をいっしょにして5%塩酸(121m+
/)で洗滌後、硫酸マグネシウムで乾燥し7′coカラ
ムクロマトグラフイー(シリカゲル)によ処分離精製し
、(28”、 3B”) −2−ヒドロキシ−3−メチ
ル−4,4,4−トリフルオロプタン酸エチルエステル
を1.1 s t (収率69%)得た。
この化付物のジアステレオマーの比は以下の通シであっ
た。
(28”、38’)/(2R”、3B”)=9575ま
た同定値は以下の通りであった。
’ H−NMR(CD(!13)  :δ 1.10(
d、 J=7.08Hz、 3H)、 t33(t、 
J=7.08Hz、 3H)、 2.6−2.8(m、
 1H)、1o(d、J=5.12H2,IH,−0旦
)、 4.31 (q。
J=7.081iz、 2H)、 4.55(dd、 
J=5.12.1.95Hz。
IH)。
1111−MMR(CDCIs、 aF13coon)
 : (ppmはCF3(!OOH基準) 5.33(
d、 J=9.28Hz )。
上記により得られた(28”、3B”)−2−ヒドロキ
シ−3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸エ
チルエステルを主成分とする立体異性体混合物r:L5
9t(五〇 m mob ) 30−のT)IFに溶解
し、この溶液に一78℃でn−ブテルリテウATHIF
溶液(ファクター1.69)i、80−(五〇 m m
ob )を攪拌下に滴下した。次いでp−トルエンスル
ホン酸クロリドα57?(五〇 m mol、 )を1
017!のTHFに溶解した溶液を滴加し、0℃まで昇
温度1時間反応した。
カラムクロマトグラフィーで分離精製し、(28二38
’) −2−)クロキク−3−メチル−4,4,4−ブ
タン酸エチルエステルをQ、87f(W率84%)得た
IH−NMR(CDCIs)  :  δ l 7(d
、 J=Z2Hz、 3H)、 1.24(t、 J=
7.2H2,3Ii)、 2.46CB、311)。
2.5−AD(m、 IH)、 4.23(q、 J=
12HIJ、 2H)。
7.2−7.6(m、 4H)。
1’p−NmR(cnc13. Cy、coon) :
 (ppmは0F3000H基準) 7.91 (d、
 J=a30Hz )。
上記により得られた(28”、 3S”)−2−トシロ
キシ−3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸
エチルエステル1.05 t (A Om mol )
を3−のエタノールにとかし、ここに7.5−の水に溶
解したアジ化ナトリウム(llL30f)を加え還流下
24時間反応させた。常法通り彼処)1・ 理し、粗生成物をエタノール(2−)に溶かし触媒量の
パラジウム黒を加え、加圧下(4気圧)10時間水素添
加した。反応生成物をp遇し、P液を1.3N−塩化水
累一メタノール溶液で酸性にした。溶媒を留去し、2−
アミノ−4,4,4−トリフルオロプタン酸エチルエス
テルの塩酸塩(α21)・を得た。
上記塩酸塩(0,2t)に3N−水酸化ナトリウム(a
8−)を加え、溶液になるまで100℃で加熱した。濃
塩酸で酸性にし、溶媒を留去後、少量のエタノールに再
溶解した。ピリジンを加え、冷却してアミノ酸を析出さ
せた。再結晶(エタノール−水)により(2%、 s 
1℃−4,4,4−トリフルオロバリンα1Fを得た。
融点は260℃であった。
実施例2 実施例1で侍た(28”、 38ゝ)−2−ヒドロキシ
−3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸エチ
ルエステルを主成分とする立体異性体混合物1.10 
f (5,5m mol )をべ/ゼン(21d)に溶
かし、無水クロム酸−硫酸一酢酸一水(f= 1. s
 b ) (17wt )を0℃でガロえた。室温で1
7時間攪拌ののち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
え、水増をエーテルで抽出した。
tL酸マグネシクムで乾燥後、I8I縮し、2−オキソ
ー4.4.4−トリフルオロプタン酸エチルエステルを
得た。
”H−NMR(ODOIg) :  δ tx7(t、
 J=7.2H2,sH)、 1.40(a、 J=7
.2Hz、 AH)、 4.24(aeptet。
J==a3Hg、 3H)、 4.40(q、 J=7
.2Hz、 5H)。
”F−NMR(CDC13,0F3000ki ) :
 (ppm nCF3CO0)i基準) 7.72((
1,J=a3)1z)。
工R(CHO]4 )  1735.1265.118
0.1035cfn−’上で得られた化合物をメタノー
ル(10−)に溶かし、水素化ホウ素ナトリウム122
tを0℃で加え、10分間反応させた。メタノールを留
去後、水にあけ後処理し、(2R”、 3B”) −2
−ヒドロキシ−3−メチル−4,4,4−トリフルオロ
プタン酸エチルエステル(n、zor)を得た。
得られた化合物のジアステレオマーの比は以下の通りで
めった。
(2B”、As”)/(2R”、38”)=10/90
また、その測定値は以下の通シであった。
’H−NMR((3DC!1.)  :  δ ts2
(t、、 J=7.08Hz。
3H)、1.32(d、 J=7.33Hz、3H)、
2.7−2.9(m。
IH)、2.97((1,J=5.6Hz、IH)、4
.20(ad、J=5.61,166H2,1B)、4
.30(q、J=7.08Hz。
2H)。
1ay−NuR(ancl、、at、cooH):  
(ppm /aOF、C0OH基準) ao3(a、 
J=a79H2)。
上記によシ得られた(2R”、 !is’) −2−ヒ
ドロキシ−5−1+ルー4.4.4−) 9フルオロブ
タン酸エチルエステルを主成分とする立体異性体混合物
Q、39f(2,0mmol)を用いて実施例1と同じ
反応により4.4.4− ) !Jフルオロバリンエチ
ルエステルa102を得た。そのジアステレオマーの比
は(2R“、ss”)/(20”、 3B”)で表わし
て約90 / 10であった。また、そのα10?を実
施例1と同じ方法で加水分解して4、4.4−トリフル
オロバリンLIL04tを得た。
〔発明の効果〕
実施例に示したように、本発明によシ4.4.4−トリ
フルオロバリン系化合物の4種の立体異性体の内の任意
の1mを高立体特異的に合成することか可能となった。
これによシ得られる4゜4、4−)リフルオロバリン系
化合物、特に4.4゜4−トリフルオロバリンはペプチ
ドなどの合成中間体として特に有用である。
手続補正書 昭和60年6月11  日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸エ
    ステルにアルカリ金属アミドを反応させてアルカリ金属
    エノラートとした後親電子試薬を反応させて2−ヒドロ
    キシ−3−メチル−4,4,4−トリフルオロプタン酸
    エステルを製造し、次いで2−ヒドロキシ−3−メチル
    −4,4,4−トリフルオロプタン酸エステルのヒドロ
    キシ基をアミノ基に変換して4,4,4−トリフルオロ
    バリンエステルを製造すること、またはさらに該4,4
    ,4−トリフルオロバリンエステルを加水分解して4,
    4,4−トリフルオロバリンを製造することを特徴とす
    る4,4,4,−トリフルオロバリン系化合物の製造法
    。 2、親電子試薬が重金属過酸化物の錯体であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項の製造法。 3、2−ヒドロキシ−3−メチル−4,4,4−トリフ
    ルオロプタン酸エステルの2位の炭素原子に関し立体反
    転させ、立体反転された2−ヒドロキシ−3−メチル−
    4,4,4−トリフルオロプタン酸エステルのヒドロキ
    シ基をアミノ基に変換することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項の製造法。
JP9355885A 1985-05-02 1985-05-02 4,4,4−トリフルオロバリン系化合物の製造法 Pending JPS61254544A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4917817A (en) * 1987-07-24 1990-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Optical active compound, process for producing same and liquid crystal composition containing same

Cited By (2)

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US4917817A (en) * 1987-07-24 1990-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Optical active compound, process for producing same and liquid crystal composition containing same
US5126071A (en) * 1987-07-24 1992-06-30 Canon Kabushiki Kaisha Optically active compound, process for producing same and liquid crystal composition containing same

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