JPS6239185B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエアゾル組成物に関するものである。 エアゾル組成物は機能的成分（たとえばヘアス
プレー樹脂）のアルコール性または水性アルコー
ル性溶液と、圧力下で液化したフツ素化された炭
化水素ガスまたはフツ素化炭化水素ガス類の混合
物よりなる推進剤とを含むことが知られている。 フツ素化炭化水素推進剤を使用する代わりに、
液化した炭化水素特にプロパンおよびブタンを用
いる。炭化水素推進剤を使つたエアゾルスプレー
の可燃性は、組成物中に塩化メチレンまたは１・
１・１−トリクロロエタンまたはその混合物を含
有することにより低下できることは既知である
が、実際の工業上では炭化水素をベースにしたエ
アゾル組成物中に水を含有して可燃性を低下させ
るので慣用である。事実、現在多数の水を含有し
炭化水素をベースとするエアゾル製品が市販され
ており、これらの製品は二相系である。しかしか
かる製品は二相系であることに伴う欠点、すなわ
ち使用する前に振とうせねばならず、また溶液中
に液体炭化水素が残留するのを防ぎおよび／また
は水を含有するスプレーの微細な液滴化を促進す
るために、気体相コツクに用いるスプレーバルブ
の使用がしばしば必要となる。 本発明の目的は一個のエアゾル容器の寿命期間
を通じてスプレーした組成物の非常に微細な液滴
を充分に生ずるに足る量の炭化水素推進剤を含有
し、また水および塩化メチレンおよび／または
１・１・１−トリクロロエタンの両方を含有して
スプレーした時の組成物の可燃性を低下させてい
るにもかかわらず、単一相組成物である故に前述
の二相系の欠点を克服した特定の組成物を提供す
ることにある。 本発明によれば、液体混合物中の機能的成分の
懸濁液または溶液の状態の、単一室エアゾル容器
のエアゾル組成物において、 (イ) 上記液体混合物が (a) エアゾル容器内に25℃において1.5〜8.5
Kg／cm²の圧力を与える、５〜30重量％の炭化
水素推進剤、 (b) ５〜20重量％の水、 (c) 10〜40重量％の塩化メチレン、または１・
１・１−トリクロロエタンもしくはそれらの
混合物、および (d) 少くとも37重量％のエタノール、ｎ−プロ
パノール、もしくはイソプロパノールまたは
それらの混合物 から本質的になり、 (ロ) 前記液体混合物が単一相を形成し、そして (ハ) 前記機能的成分の量が前記エアゾル組成物に
基づいて約0.2〜約10重量％の範囲内であるこ
とを特徴とするエアゾル組成物が提供される。 エアゾル組成物において機能的成分の他に炭化
水素推進剤及びアルコール成分だけを使用したの
では引火性が強く大変危険でその燃焼性を減少さ
せるために従来水及び塩化メチレン等のハロゲン
化化合物を混入させていた。しかし従来ではこれ
らのエアゾル組成物は二相を生ずる大きな欠点を
有していた。本発明は燃焼を減少させた上記公知
の物質の組み合わせを取り入れているにもかかわ
らず上記規定の量的範囲内で上記(a)〜(d)成分を使
用するとそれら液体混合物は首尾よく単一相に保
つことができることを見い出したことに基づいて
いる。本発明の液体混合物はエアゾル組成物の使
用目的に沿つてエアゾル組成物を性格づける機能
的成分を、組成物に基づいて0.2〜10重量％の量
で含有させて、この機能的成分を安定な溶液また
は懸濁液の状態で保持することができ、上記規定
の量的範囲内の成分組み合わせを有する本発明の
エアゾル組成物は振とうすることなく使用でき、
容器内に液体を残すことなく完全に排出させるこ
とができる。 上記の体質上(a)〜(d)の諸成分を含む単一相液体
混合物とは、液体混合物の少くとも95重量％が上
記に特述する成分よりなるものを意味する。しか
しながら少量のその他の有機液体類をも、それら
が組成物の性質に重大な妨害を及ぼさない限りに
おいて含有してもよい。例としてはジメトキシメ
タン、酢酸エチル、アセトン、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、２−メトキシエタノー
ル、２−エトキシエタノールまたはブタノールが
ある。 炭化水素推進剤としては、たとえばプロパン、
iso−ブタン、ｎ−ブタンまたはこれらの物質の
配合物があげられる。市販の配合量は少割合のよ
り高分子の飽和した炭化水素を含みうる。その他
の炭化水素たとえばヘキサンをプロパンまたはブ
タン類と配合して、前記の範囲内の圧力を生じて
もよい。特に適した炭化水素推進剤は、25℃にて
約2.5ないし約8.5barsの蒸気圧を有する市販の
Calor Aersol Propellantsである。所望により圧
縮されたガスたとえば二酸化炭素および／または
亜鉛化窒素等の従来使用されている補助推進剤を
エアゾル組成物中に含有することもできる。 本発明によるエアゾル組成物中の機能的部分と
は、エアゾル組成物に特定の使用目的に沿つた性
格を与える成分及びそれらの溶液を助けたり可塑
化を促進したりする成分であり、たとえば整髪
剤、ヘアスプレー樹脂、ヘアセツテイング樹脂、
発汗防止剤、殺菌薬、香料または防臭剤等及びそ
れらの溶解を助ける物質もしくは可塑性がある。
適当な混合物を用いてもよい。 ヘアスプレー樹脂としては本目的に通常使用さ
れる任意の樹脂を用いることができ、特にフイル
ム形成重合体（たとえばポリビニルピロリドン、
ポリビニルピロリドン／酢酸ビニル共重合体；酢
酸ビニルと不飽和カルボン酸たとえばクロトン酸
との共重合体；酢酸ビニル、クロトン酸およびア
クリル性またはメタクリル性エステルの共重合よ
り生ずる共重合体；酢酸ビニル、クロトン酸およ
び長炭素鎖を有する酸のビニルエステルまたは長
炭素鎖をする酸のアリルまたはメタリルエステル
の共重合より生ずる共重合体；酢酸ビニルとビニ
ルアルキルエーテルとの共重合より生ずる共重合
体；ビニルアルキルエーテルと無水マレイン酸と
の共重合より生じ飽和した脂肪族アルコールにて
部分的もしくは完全にエステル化された共重合
体；不飽和アルコールと短炭素鎖を有する酸から
誘導したエステルと、短炭素鎖を有する不飽和
酸、および飽和アルコールと短炭素鎖を有する不
飽和酸から誘導した少くとも１種のエステルとの
共重合より生ずる共重合体；および少くとも１種
の不飽和エステルと少くとも１種の不飽和酸との
共重合より生ずる共重合体）より得た樹脂を用い
る。 酸基を含有する共重合体は、有機または無機の
塩基により適宜中和して、使用を促進する為に溶
解性を増大させることができる。 上記目的の為に使用できる塩基の例はモノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、isoプロパノールアミン酸、モノホ
リン、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノー
ルまたは２−アミノ−２−メチル−１・３−プロ
パンジオールである。 ヘアスプレーはその他の機能的成分たとえば可
塑性（たとえばジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチ
ルアジペート、ジメチルフタレートまたはジブチ
ルフタレート、および米国特許明細書第3928558
号に記載のポリジメチルシロキサン−ポリオキシ
アルキレンブロツク共重合体）の添加により調整
してもよい。 ヘアスプレー樹脂は通常エアゾル組成物中に、
組成物の約0.2から7.5重量％までの量にて用い
る。 本発明によるエアゾル組成物中での使用に適し
た発汗防止剤は、公知のアルミニウムおよびジル
コニウム収斂剤物質（たとえばアルミニウムクロ
ルヒドロキシド）である。 本発明によるエアゾル組成物中には、その他の
少量物質たとえば変性剤や防腐剤が含まれてもよ
い。 以下のエアゾル組成物の諸例により本発明を例
示する。各ケースにおいて諸成分は６オンス
（215ml）の容器中に充填した。パーセンテージは
重量による。圧力はすべて25℃にて与える。 例 １ 以下の組成を有するエアゾルヘアスプレーを製
造した。 成 分 ｇ ヘアスプレー樹脂（機能的成分） 2.000 ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール（機
能的成分） 0.186 塩化メチレン 25.000 水 10.000 炭化水素推進剤（CAP40） 18.000 工業用メタノール変性エタノール（740P）
100.000となす量 上記成分中のヘアスプレー樹脂はNational
Starch社製の商品名Resin28−2930を有する酢酸
ビニル（75％）と、クロトン酸（10％）と、ピバ
リン酸のビニルエステル（15％）との重合体であ
る。 上記成分中の炭化水素推進剤（CAP40）は主
としてプロパンとブタン類との混合物からなる配
合物であり、約3.2barsの蒸気圧を有する市販の
商品名Calor Aerosol Propellant Grade40（これ
はCAP40と略される）を有する推進剤であつ
た。 この組成物は工業用メタノール変性エタノール
中に上記樹脂の溶解を促進する塩基２−アミノ−
２−メチル−１−プロパノールを溶解し、これに
上記樹脂を加えて溶解して製造した。この溶液中
に塩化メチレンと水を加え、生じた混合物をエア
ゾル容器中に入れた。容器の上にバルブを真空設
置し、このバルブを通じて推進剤を容器中に充填
した。エアゾル容器内の圧力は2.53Kg／cm²であつ
た。 単一相をなす液体混合物の中和された上記樹脂
の安定な溶液からなるエアゾル組成物は使用前に
振とうする必要がなかつた。上記炭化水素推進剤
の量は容器の中味をすべて排出するのに充分であ
つた。 例 ２ 以下の組成を有するエアゾルヘアスプレーを製
造した。 成 分 ｇ ヘアスプレー樹脂（機能的成分） 4.0 塩化メチレン 25.0 水 11.0 炭化水素推進剤（例１と同じ） 17.0 イソプロパノール 43.0 本例において使用した上記ヘアスプレー樹脂は
Luviskol371という商品名を有する市販の樹脂で
あり、酢酸ビニル（70％）とビニルピロリドン
（30％）との共重合体をイソプロパノール中に溶
解した50％溶液である。 イソプロパノール中に上記ヘアスプレー樹脂を
溶解し、続いて塩化メチレンと水を加えて組成物
を製造した。次の操作は例１と同様に行つた。エ
アゾル容器内の圧力は2.32Kg／cm²であつた。 出来上つたエアゾル組成物は単一相をなす液体
混合物中に上記活性成分を溶解した安定な溶液な
ので、使用前に容器を振とうする必要はなかつ
た。推進剤の量は缶の中味をすべて排出するのに
充分であつた。 例 ３ 以下の組成を有するエアゾルヘアスプレーを製
造した。 成 分 ｇ ヘアスプレー樹脂（例１と同じ）（機能的成分）
1.00 ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール（機
能的成分） 0.09 塩化メチレン 25.00 水 10.00 炭化水素推進剤（例１と同じ） 10.00 二酸化炭素（補助推進剤） 2.00 エタノール 100.00となす量 この組成物はエタノール中に上記ヘアスプレー
樹脂の溶解を促進する２−アミノ−２−メチル−
１−プロパノールを溶解し、次にこれに上記ヘア
スプレー樹脂を加えて製造した。この溶液中に塩
化メチレンと水を加え、この混合物をエアゾル容
器中に入れた。容器上にバルブを付け、このバル
ブを通じて上記炭化水素推進剤と二酸化炭素とを
容器中に入れた。エアゾル容器内の圧力は4.92
Kg／cm²であつた。 単一相をなす液体混合物中の中和された樹脂の
溶液からなるエアゾル組成物は使用前に振とうす
る必要がなかつた。上記推進剤の量は容器内の中
味をすべて排出するのに充分であつた。また上記
補助推進剤の二酸化炭素を使用せずその代りに例
１と同じ炭化水素推進剤を2.00ｇ増加させても同
様に単一相の液体混合物が得られ同じ効果が得ら
れた。 例 ４ 以下の組成を有するエアゾルヘアスプレーを製
造した。 成 分 ｇ ヘアスプレー樹脂（例１と同じ）（機能的成分）
1.00 ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール（機
能的成分） 0.09 塩化メチレン 25.00 水 10.00 炭化水素推進剤（例１と同じ炭化水素推進剤
12.00ｇ及びｎ−ヘキサン6.00ｇ） 18.00 ２−メトキシエタノール 4.50 エタノール 100.00となす量 この組成物はエタノール中に上記樹脂成分の溶
解を促進するための上記塩基２−アミノ−２−メ
チル−１−プロパノールを溶解し、次に上記樹脂
を加えて製造した。この溶液中に塩化メチレン、
水、メトキシエタノール（この成分は(c)成分の極
少代替物として使用された）およびヘキサン（こ
れは(a)成分の炭化水素推進剤）を加え、生じた混
合物をエアゾル容器に充填した。容器上にバルブ
を付け、このバルブを通じて例１と同じCAP炭
化水素推進剤を入れた。エアゾル容器内の圧力は
3.09Kg／cm²であつた。単一相をなす液体混合物中
の中和された樹脂の溶液からなるエアゾル組成物
は使用前に振とうする必要がなかつた。上記推進
剤の量は容器の中和をすべて排出するのに充分で
あつた。上記成分において２−メトキシエタノー
ルを除去しそしてその分エタノールをさらに4.50
ｇ増加させても単一相液体混合物が得られ同様な
効果が得られた。 例 ５ 以下の組成を有するエアゾルヘアセツテイング
を製造した。 成 分 ｇ ヘアセツテイング樹脂（機能的成分） 2.0 塩化メチレン 10.0 水 19.0 炭化水素推進剤（例１と同じ） 7.0 エタノール 62.0 上記ヘアセツテイング樹脂はビニルピロリドン
（60％）と酢酸ビニル（40％）との共重合体であ
る。 この組成物はエタノール中に上記樹脂を溶解
し、次にこれを塩化メチレンと水を加えて製造し
た。この混合物をエアゾル容器中に入れ、バルブ
を付けた。続いてこのバルブを通じて上記炭化水
素推進剤を入れた。エアゾル容器内の圧力は2.80
Kg／cm²であつた。単一相をなす液体混合物中の上
記ヘアセツテイング樹脂の溶液からなるエアゾル
組成物は使用前に振とうする必要はなかつた。推
進剤の量は容器の中味をすべて排出するのに充分
であつた。 例 ６ 以下の組成を有するエアゾールスペーススプレ
ーを製造した。 成 分 ｇ 柑橘油ベース香料（機能的成分） 0.5 塩化メチレン 10.0 水 15.0 炭化水素推進剤（例１と同じ） 17.0 工業用メタノール変性エタノール 100.0となす量 この組成物は工業用メタノール変性エタノール
中に上記香料を溶解し、次に塩化メチレンと水と
をこれに加えて製造した。この混合物をエアゾル
容器中に入れバルブを真空設置した。次にこのバ
ルブを通じて上記炭化水素推進剤を入れた。エア
ゾル容器内の圧力は3.59Kg／cm²であつた。 単一層をなす液体混合物中の上記香料の溶解か
らなるエアゾル組成物は使用前に振とうする必要
がなかつた。上記推進剤の量は容器の中味をすべ
て排出するのに充分であつた。 例 ７ 以下の組成を有するエアゾールスペーススプレ
ーを製造した。 成 分 ｇ 炭化水素推進剤（例１と同じ） 15.0 水 8.0 塩化メチレン 10.0 ラベンダー油ベース香料（機能的成分） 0.5 エタノール 66.5 この組成物はエタノール中に上記香料を溶解
し、次に塩化メチレンと水をこれに加えて製造し
た。この混合物をエアゾル容器中に入れバルブを
付けた。次にこのバルブを通じて上記炭化水素推
進剤を入れた。エアゾル容器内の圧力は2.25Kg／
cm²であつた。 単一相をなす液体混合物中の上記香料の溶液か
らなるエアゾル組成物は使用前に振とうする必要
がなかつた。上記推進剤の量は容器の中味をすべ
て排出するのに充分であつた。 例 ８ 以下の組成を有するエアゾル防臭剤を製造し
た。 成 分 ｇ ２・４・4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシ−ジフ
エニルエーテル（機能的成分） 0.2 塩化メチレン 25.0 水 10.0 炭化水素推進剤（例１と同じ） 18.0 工業用メタノール変性エタノール 100.0となす量 上記２・４・4′ートリクロロ−2′ーヒドロキシ
−ジフエニルエーテルは殺菌による脱臭に使用さ
れるTrgasanDP300という商品名で市販されてい
る殺菌剤である。 この組成物は工業用メタノール変性エタノール
中に上記殺菌剤を溶解し、これに塩化メチレンと
水を加えて製造した。この混合物をエアゾル容器
中に入れ、容器上にバルブを真空設置し、次にこ
のバルブを通じて上記炭化水素推進剤を入れた。
エアゾル容器内の圧力は3.23Kg／cm²であつた。 単一相をなす液体混合物中の上記殺菌剤の溶液
からなるエアゾル組成物は使用前に振とうする必
要がなかつた。上記推進剤の量は容器の中味をす
べて排出するのに充分であつた。 例 ９ 以下の組成を有するエアゾル防臭剤を製造し
た。 成 分 ｇ ２・４・4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシ−ジフ
エニルエーテル（機能的成分） 0.2 塩化メチレン 25.0 １・１・１−トリクロロエタン 5.0 水 5.0 炭化水素推進剤（例１と同じ） 25.0 エタノール 100.0となす量 上記成分中の２・４・4′−トリクロロ−2′−ヒ
ドロキシ−ジフエニルエーテルは例８に使用され
たのと同じ市販の殺菌剤であり、殺菌による脱臭
に使用された。 (c)成分は塩化メチレンと１・１・１−トリクロ
ロエタンとの混合物が使用された。 この組成物はエタノール中に上記殺菌剤を溶解
し、これに塩化メチレン、トリクロロエタンおよ
び水を加えて製造した。次にこの混合物をエアゾ
ル容器中に入れ、容器上にバルブを付け、次にこ
のバルブを通じて上記炭化水素推進剤を充填し
た。エアゾル容器内の圧力は2.95Kg／cm²であつ
た。 単一相をなす液体混合物中の上記殺菌剤の溶液
からなるエアゾル組成物は使用前に振とうする必
要がなかつた。上記推進剤の量は容器の中味をす
べて排出するのに充分であつた。 例 10 以下の組成を有するエアゾル発汗防止剤を製造
した。 成 分 ｇ アルミニウムクロルヒドロキシド−プロピレング
リコール錯体（機能的成分） 10.0 塩化メチレン 10.0 水 10.0 炭化水素推進剤（例１と同じ） 15.0 工業用メタノール変性エタノール 100.0となす量 上記成分中のアルミニウムクロルヒドロキシド
−プロピレングリコール錯体はRehydrolという
商品名を有する市販の発汗防止機構的成分であ
る。 この組成物は工業用メタノール変性エタノール
及び水中に上記発汗防止機能的成分を溶解し、次
に塩化メチレンをこの混合物に加えて製造した。
この混合物をエアゾル容器中に入れ、バルブを付
けた。このバルブを通じて上記炭化水素推進剤を
入れた。エアゾル容器内の圧力は2.60Kg／cm²であ
つた。 単一相をなす液体混合物中の上記発汗防止機能
的成分の溶液からなるエアゾル組成物は使用前に
振とうする必要がなかつた。上記推進剤の量は容
器の中味をすべて排出するのに不充分であつた。 炭化水素推進剤及びその燃焼性を減少させるた
めの水の組み合せを有する従来のエアゾル組成物
は二相に分離するという大きな欠点を有していた
が上記実施例１〜10から明らかなように特許請求
の範囲に規定された量的範囲内で(a)〜(d)成分を組
み合わせて存在させた液体混合物は燃焼性を減少
させる水及びハロゲン化化合物を多量に炭化水素
推進剤と組み合わせたにもかかわらず首尾よく単
一層を形成することができ、しかもエアゾル組成
物を性格づける機能的部分を0.2〜10重量％の範
囲の量で溶接として存在させ、使用時振とうする
ことが必要なく、エアゾル容器中に残液を残すこ
となくエアゾルとして排出させることができた。 上記例１〜10中の(a)〜(d)成分及び活性成分が特
許請求の範囲に規定する範囲に入ることは下記の
表をみれば明らかである。 【表】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 液体混合物中に機能的成分を懸濁または溶解
   してなる、単一室エアゾル容器用エアゾル組成物
   において、 (イ) 上記液体混合物が (a) エアゾル容器内に25℃において1.5〜8.5
   Kg／cm²の圧力を与える、５〜30重量％の炭化
   水素推進剤、 (b) ５〜20重量％の水、 (c) 10〜40重量％の塩化メチレン、もしくは
   １・１・１−トリクロロエタンまたはそれら
   の混合物、および (d) 少くとも37重量％のエタノール、ｎ−プロ
   パノール、もしくはイソプロパノールまたは
   それらの混合物 から本質的になり、 (ロ) 前記液体混合物が単一相を形成し、そして (ハ) 前記機能的成分の量が前記エアゾル組成物に
   基づいて約0.2〜約10重量％の範囲内であるこ
   とを特徴とするエアゾル組成物。 ２ 液体混合物の単一相が10〜20重量％の炭化水
   素推進剤を含有することを特徴とする、上記第１
   項に記載の組成物。 ３ 液体混合物の単一相が15〜30重量％の塩化メ
   チレンおよび／または１・１・１−トリクロロエ
   タンを含有することを特徴とする、上記第１項ま
   たは第２項に記載の組成物。 ４ 液体混合物の単一相が37〜70重量％のエタノ
   ール、ｎ−プロパノール、もしくはイソプロパノ
   ールまたはそれらの混合物を含有することを特徴
   とする、上記第１〜３項のいずれか１項に記載の
   組成物。