JPS6238866Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、メーター筐を利用したオートバイ
の補助灯に関する。

オートバイでは、前部にヘツドランプ以外に補
助灯を設けていて、駐車時に点灯して他の通行人
に所在を明示させたり、薄暮時に点灯して他の通
行人に所在を示す補助灯を備えておる。そして、
これらは数が多い方が目立つて、他の通行人に視
認させることができて安全が図れる。

この考案は、かかる点に鑑み、メーター筐を利
用して補助灯を設けたもので、以下本考案を図面
に示す実施例について説明する。

オートバイでは、一般に、フロントホーク１の
上部に前方に向けてヘツドランプ２が取付けられ
る。そして、その上側には、メーター筐３が装着
される。メーター筐３は、内部にスピードメータ
ーや回転計が装備されて、上面のレンズを通して
運転者が見ることができるようになつており、
又、運転用の各種のパロツトランプ等も装備され
ている。ところで、メーター筐３の前面に窓孔４
を設け、この窓孔４にレンズ５を嵌込む。そし
て、レンズ５の内側にランプ６を配置する。ラン
プ６は、夜間にメーターの文字盤７を照明するた
めのもので、レンズ５の後側のランプ６は、照度
を調節する必要はあるが、文字盤７の照明用のも
のをそのまま利用する。

しかして、メーター筐３の文字盤７を照明する
ランプ６を点灯すると、窓孔４に嵌込んだレンズ
５が光つて前方に光が放射され、補助灯になつ
て、他の通行人の視認性を高めるのに役立つ。

以上説明したように、この考案は、フロントホ
ークの上部に前方に向けてヘツドランプを取付
け、その上方にメーター筐を取付けるものに於
て、メーター筐の前面に窓孔を設けてレンズを嵌
込み、該レンズの内側に文字照明用のランプを配
したもので文字盤をランプで照明すれば、レンズ
も光つて補助灯にすることができ、他の通行人へ
の視認性を高めることができて、交通安全の向上
ができる。そして、装置としてはメーター筐の窓
孔にレンズを嵌込むだけで、ランプは文字盤の照
明用のものが利用されるので、安価に製造でき
て、製造コストのアツプも僅かでできる。又、ラ
ンプは、元々文字盤照明用のもので、点滅スイツ
チも設けられているので、スイツチを追加する必
要もない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面
図、第２図は斜視図、第３図は要部の拡大縦断側
面図である。 １……フロントホーク、２……ヘツドランプ、
３……メーター筐、４……窓孔、５……レンズ、
６……ランプ、７……文字盤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フロントホークの上部に前方に向けてヘツドラ
   ンプを取付け、その上方にメーター筐を取付ける
   ものに於て、メーター筐の前面に窓孔を設けてレ
   ンズを嵌込み、該レンズの内側に文字盤照明用の
   ランプを配したことを特徴とするオートバイの補
   助灯。