JP3008421U - アクセサリー機能を有する表示灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用アクセサリーや店内広告灯などに用い
る個性的でしかも安価ななアクセサリー機能を有する表
示灯を提供すること。 【構成】 打ち抜き模様２を透設した非透光性筒体１の
内部にこの非透光性筒体１の内面に添って打ち抜き模様
２を塞ぐ彩色透光材３と、照明用光源４とを装着したも
の。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動車などの車両用アクセサリーの外、店内広告灯などに用いるアク セサリー機能を有する表示灯に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、自動車の普及にともない、他人の所有する自動車とは異なる個性ある自 動車を所有しようする傾向がユーザーにある。このため、ユーザーはオプション の発光ダイオードよりなるストップランプ、ハロゲンフォグランプ、エアロバイ ザー、スポイラー、ステッププロテクタ等のアクセサリーを装着して所有車を際 立たせることが広く行われている。しかし、これらのオプションは今では一般的 となり、所有車を個性的なものとすることが難しくなっているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は前記のような問題をなくし、個性的で、しかも、安価なアクセサリー 機能を有する表示灯を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記のような課題を解決した本考案のアクセサリー機能を有する表示灯は、打 ち抜き模様を透設した非透光性筒体の内部にこの非透光性筒体の内面に添って打 ち抜き模様を塞ぐ彩色透光材と、照明用光源とを装着したことを特徴とするもの である。なお、照明用光源としては、乳白色フィルムで被覆したプラスチックレ ンズ内に多数の発光ダイオードを配置したもの、彩色透光性筒体で蛍光管を被套 したものが用いられ、非透光性筒体としては光輝性、耐久性の点からステンレス 筒体が用いられる。また、照明用光源として彩色透光性筒体で蛍光管を被套した ものを用いるときは、彩色透光性筒体を、非透光性筒体の両端を閉塞するキャッ プの内面の段付きリブに両端を保持させて部品点数を少なくするとともに組立作 業を簡略化することが好ましい。そして、このようなアクセサリー機能を有する 表示灯は、照明用光源を車両用バッテリに接続して自動車用アクセサリーとした とき最大の効果を発揮する。

【０００５】

【作用】

このようなアクセサリー機能を有する表示灯は、例えば、２輪や４輪駆動車等 の車両のフロントやリヤフレームに取り付けたうえ、照明用光源をバッテリとオ ンオフ自在に接続しておけば、照明用光源の非点灯時には、ステンレス筒体など の非透光性筒体に透設された様々な打ち抜き模様を塞ぐ彩色透光材により表され る装飾模様により他車にはない際立ったアクセサリー機能を発揮できることとな る。また、照明用光源を点灯すれば、非透光性筒体に形成された打ち抜き模様を 塞ぐ彩色透光材を通じて照明用光源は外部に透過され、照明用光源の発色光と彩 色透光材の色が混色された発光色として打ち抜き模様を輝かせることができるも ので、特に、照明用光源が発光ダイオードの場合には昼間でも視認できる輝きで 打抜き模様を際立たせることができるうえに、点滅が瞬時に行われるのでストッ プランプなどに用いた場合特に有効である。また、照明用光源を蛍光管として蛍 光管特有の優雅な光を店内広告灯などに有効に利用することができ、特に、照明 用光源を蛍光管とするときは非透光性筒体の両端開口を塞ぐキャップの内面の段 付きリブに蛍光管を覆う彩色透光性筒体の両端を保持させおけば、照明用光源を 非透光性筒体の中心からずれないように組み付けることができるので、部品点数 が少なくてよいばかりか、打抜き模様の明るさが不均一となることがないうえに 、車両の振動を吸収して耐久性を低下させることがないものである。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案を図１〜図２に示される第１の実施例に基づいて詳細に説明する 。 １はステンレス筒体などの角形あるいは丸形の非透光性筒体であり、該非透光 性筒体１の前面側には文字、図形等の種々の打ち抜き模様２が透設されている。 ３は非透光性筒体１の内面に添着される彩色透光材で、該彩色透光材３は打抜き 模様２を塞いで非透光性筒体１内に雨や水が侵入しないようにするとともに、打 抜き模様２を装飾するものであるから、非透光性筒体１の内面に対応する円弧状 または平板状の板や筒としてある。４は前記非透光性筒体１内に装着される照明 用光源で、該照明用光源４は前部を透明なプラスチックレンズ５とするとともに 後部を不透明とした断面長円形の筒体６と、該筒体６の後部に装着される基板８ に取り付けられた多数の発光ダイオード９とよりなるもので、プラスチックレン ズ５は発光ダイオード９の発光を前方に集中させるためのものである。また、基 板８に取り付けられる発光ダイオード９の発光色は、赤、黄、緑の三色のうち一 色のみでもよいし、発光色の異なるものを適宜配置し、任意の発光色を得るよう にいてもよく、あるいは彩色透光材３の色との混色により所定の発光色が得られ るようにして発光ダイオード９の点灯時と非点灯時とで打抜き模様２の色が変わ るようにしてもよい。

【０００７】 １０はプラスチックレンズ５を構成する断面長円形の筒体６の前部に被着され る乳白色フィルムであり、該乳白色フィルム１０は発光ダイオードの発色光を散 乱させて均一光とするためのものである。１１は非透光性筒体１の両端に嵌着さ れる半球状のプラスチックスよりなるキャップであり、該キャップ１１の弧状内 面には発光ダイオード９を収納した筒体６の両端に嵌着した半球状の蓋１２の先 端弧状面が嵌合され、筒体６が非透光性筒体１の中心に自動的に配置されるよう にするとともに、発光ダイオード９を振動から保護する緩衝作用を持つものであ る。１３はキャップ１１の嵌合部１１ａの外周に形成される抜け止め及び防水用 の環状リブ、１５は非透光性筒体１の取付用ボルト、１６はバッテリ等に接続さ れる電源コード、１７は非透光性筒体１の打抜き模様２が分離しないように設け た連繋部である。

【０００８】 このように構成されたものは、取付ボルト１５により２輪や４輪駆動車等の車 両のフロントやリヤのフレームに取り付けたうえ、電源コード１６をバッテリ等 の電源とオンオフ自在に接続する。そして、照明用光源４の非点灯時には角形あ るいは丸形の非透光性筒体１に透設した様々な打ち抜き模様２を塞ぐ彩色透光材 ３により表される装飾模様により他車にはない際立った特長を誇示できることと なり、特に、非透光性筒体１をステンレス筒体としたときは光輝性、耐久性に優 れているので、照明用光源４からの光と相俟って際立ったアクセサリー機能を長 期間保持できる。

【０００９】 また、照明用光源４の点灯時には、角形あるいは丸形の非透光性筒体１に形成 された打ち抜き模様２を塞ぐ彩色透光材３を通じて照明用光源４の発光ダイオー ド９の発光色は断面長円形の筒体６のプラスチックレンズ５により前方に集光さ れたうえ、断面長円形の筒体６の前部に被着される乳白色フィルム１０により集 光された光は散乱されて均一光となり、打ち抜き模様２を塞ぐ彩色透光材３を透 過して均一に発色させることとなる。このとき、発光ダイオード９の発色光と彩 色透光材３の色が異なる場合は、発光ダイオード９の発光色と彩色透光材３の色 が混色された発光色として打ち抜き模様２を光輝かせることとなるので、打ち抜 き模様２は闇のなかでくっきりと浮かび上がることとなり、他にはない際立った 特長を発揮させることができるものである。

【００１０】 また、図３〜図５に示される第２の実施例を詳細に説明する。 １はステンレス製の角形あるいは丸形の非透光性筒体であり、該非透光性筒体 １の前面側には文字、図形等の種々の打ち抜き模様２が透設されている。３は非 透光性筒体１の内面に添着される彩色透光材で、該彩色透光材３は打抜き模様２ を塞いで非透光性筒体１内に雨や水が侵入しないようにするとともに、打抜き模 様２を装飾するものである。４は前記非透光性筒体１内に装着される照明用光源 で、該照明用光源４は非透光性筒体１内に装着される蛍光管２１と該蛍光管２１ の外側を被套する彩色透光筒体２０とよりなるもので、彩色透光筒体２０は蛍光 管２１の発光を均一化するとともに、彩色透光材３の色と混色することにより任 意の発光色を得るようにするもので、点灯時の発色と、非点灯時の発色を変える こともできることとなる。前記蛍光管２１は非透光性筒体１の両端に嵌着される キャップ１４の内面に形成される段付きリブ２２に彩色透光筒体２０を介して係 止されるもので、蛍光管２１は非透光性筒体１の中心に安定して保持され、彩色 透光材３からの透過光の明るさが不均一とならないようにするとともに、蛍光管 ２１の組付けを容易にしている。なお、１５は非透光性筒体１の取付用ボルト、 １６はバッテリー等にトランスを介して接続される電源コード、１７は非透光性 筒体１の打抜き模様２が分離しないように設けた連繋部、１８はキャップ１４の 嵌合部１４ａの外周に形成される抜け止め及び防水用の環状リブである。

【００１１】 このように構成されたものは、取付ボルト１５により２輪や４輪駆動車等の車 両のフロントやリヤのフレーム或いは店内に取り付けたうえ、電源コード１６を トランスを介して電源とオンオフ自在に接続する。そして、照明用光源４の非点 灯時は角形あるいは丸形の非透光性筒体１に透設される様々な打ち抜き模様２を 塞ぐ彩色透光材３により表される装飾模様により他にはない際立った特長を誇示 できることとなる。また、照明用光源４の点灯時には、角形あるいは丸形の非透 光性筒体１に形成された打ち抜き模様２を塞ぐ彩色透光材３を通じた照明用光源 ４の蛍光管２１の発光色は蛍光管２１の外側に被套された彩色透光筒体２０の色 に基づいて発色し、彩色投光材３は混色された均一な発光色として打ち抜き模様 ２を輝かせることができるので、打ち抜き模様２は闇のなかでくっきりと浮かび 上がることとなり、他にはない際立った特長を発揮することができるものである 。また、図６はガードバーに打抜き模様２を透設し、内部に照明用光源４を装着 した他の実施例を示すものである。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は前記説明によって明らかなように、打ち抜き模様を塞ぐ彩色透光材に より打ち抜き模様を際立たせるとともに、非透光性筒体内の照明用光源を点灯さ せることにより、打ち抜き模様をより鮮やかに際立たせ、個性的なアクセサリー 機能を発揮させることができ、特に、非透光性筒体をステンレス筒体としたとき は照明用光源４からの光と相俟って際立ったアクセサリー機能を長期間保持でき る。また、照明用光源を発光ダイオードとしたときは輝度が強く昼間でも視認で きる発光色が得られるうえに、振動に強く長期間耐用でき、しかも、発光ダイオ ードを取り付けた基板は屈曲させることができるので、彎曲したり屈曲された非 透光性筒体にも装着することができる。さらに、照明用光源として蛍光管を用い れば、簡単な構造で均一な光を打ち抜き模様を発色させることができ、この場合 、蛍光管をキャップの段付きリブに保持させるようにしておけば、蛍光管が振動 によりずれることがいうえに、組付けを容易なものとすることができる。 従って、本考案は従来の問題点を解決し、車両用アクセサリーなどに有効な個 性的でしかも安価に提供できるアクセサリー機能を有する表示灯として実用的価 値極めて大なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。

【図２】本考案の第１の実施例の断面図である。

【図３】本考案の第２の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。

【図４】本考案の第２の実施例の断面図である。

【図５】本考案の第２の実施例の要部を示す一部切欠側
面図である。

【図６】本考案をガードバーに組み込んだ他の実施例を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 非透光性筒体 ２ 打ち抜き模様 ３ 彩色透光材 ４ 照明用光源 ５ プラスチックレンズ ９ 発光ダイオード 10 乳白色フィルム 14 キャップ 20 彩色透光性筒体 21 蛍光管 22 段付きリブ

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 打ち抜き模様(2)を透設した非透光性筒
   体(1)の内部にこの非透光性筒体(1)の内面に添って打ち
   抜き模様(2)を塞ぐ彩色透光材(3)と、照明用光源(4)と
   を装着したことを特徴とするアクセサリー機能を有する
   表示灯。
2. 【請求項２】 照明用光源(4)が、乳白色フィルム(10)
   で被覆したプラスチックレンズ(5)内に多数の発光ダイ
   オード(9)を配置したものである請求項１に記載のアク
   セサリー機能を有する表示灯。
3. 【請求項３】 照明用光源(4)が、彩色透光性筒体(20)
   で蛍光管(21)を被套したものである請求項２に記載のア
   クセサリー機能を有する表示灯。
4. 【請求項４】 彩色透光性筒体(20)が、非透光性筒体
   (1)の両端を閉塞するキャップ(14)の内面の段付きリブ
   (22)に両端を保持させてある請求項３に記載のアクセサ
   リー機能を有する表示灯。
5. 【請求項５】 照明用光源(4)を車両用バッテリに接続
   した請求項１または２または３または４に記載のアクセ
   サリー機能を有する表示灯。
6. 【請求項６】 非透光性筒体(1)が、ステンレス筒体で
   ある請求項１または２または３または４または５に記載
   のアクセサリー機能を有する表示灯。