JPS6236632B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6236632B2
JPS6236632B2 JP56055606A JP5560681A JPS6236632B2 JP S6236632 B2 JPS6236632 B2 JP S6236632B2 JP 56055606 A JP56055606 A JP 56055606A JP 5560681 A JP5560681 A JP 5560681A JP S6236632 B2 JPS6236632 B2 JP S6236632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
gas
substrate
plasma
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56055606A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56169320A (en
Inventor
Shunpei Yamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5560681A priority Critical patent/JPS56169320A/ja
Publication of JPS56169320A publication Critical patent/JPS56169320A/ja
Publication of JPS6236632B2 publication Critical patent/JPS6236632B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02365Forming inorganic semiconducting materials on a substrate
    • H01L21/02518Deposited layers
    • H01L21/02521Materials
    • H01L21/02524Group 14 semiconducting materials
    • H01L21/02529Silicon carbide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides
    • C23C16/32Carbides
    • C23C16/325Silicon carbide
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02365Forming inorganic semiconducting materials on a substrate
    • H01L21/02367Substrates
    • H01L21/0237Materials
    • H01L21/02425Conductive materials, e.g. metallic silicides
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02365Forming inorganic semiconducting materials on a substrate
    • H01L21/02518Deposited layers
    • H01L21/02521Materials
    • H01L21/02524Group 14 semiconducting materials
    • H01L21/02532Silicon, silicon germanium, germanium
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02365Forming inorganic semiconducting materials on a substrate
    • H01L21/02612Formation types
    • H01L21/02617Deposition types
    • H01L21/0262Reduction or decomposition of gaseous compounds, e.g. CVD

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、基板上に複数の半導体膜を層状に積
層して形成するに際し、それぞれの半導体膜に対
応してプラズマ気相反応装置を独立して設け、さ
らにそれぞれの装置を互いに連結して構成せしめ
るとともに、プラズマ化された反応性気体の流れ
にそつて基板の被形成面を配置して被膜形成を多
量に一度に行なうとともに、プラズマエネルギが
被形成面を反応性気体を衝突せしめることにより
損傷させることがないようにすることを目的とす
る。
本発明はかかる半導体膜を水素またはハロゲン
元素が添加された非単結晶半導体、好ましくは炭
化珪素被膜(SiCのみでなく、本発明においては
Si1-xCx、0x<1の総称特にX=0において
はSiを意味する)であつて、この被膜を基板上に
積層してP、I、N型の半導体層をPI、NI、PN
接合またはそれらを重ね合せた結果、PNPN、
PIN、PNI等の接合をそれぞれの導電型またはそ
の半導体層を構成する成分が互いに混入し合わな
いように独立して順次基板上に積層して形成せし
める方法に関する。
従来炭化珪素とは熱的に作製する場合はカーボ
ン板を還元雰囲気であつてかつ珪素気体例えば四
塩化珪素中に1200〜2000℃の温度にし、この板上
に1〜15μの被膜を形成する固相−気相反応が知
られている。しかしこの方法においては基板はカ
ーボン上に限られており、カーボン板の酸化防止
材程度にしか真性の炭化珪素は用いられなかつ
た。
本発明はかかる高温で初めて作られる炭化珪素
をプラズマ気相法特に0.01〜10torrの圧力雰囲気
のプラズマ減圧気相法を用いたもので低温(200
〜800℃)で作製する際、珪化物気体と炭化物気
体との反応またはそれらに同時に価または価
の不純物気体例えばジボランまたはフオスヒンを
添加してPまたはN型の導電型を有する炭化珪素
被膜を設けることを特徴としている。
本発明においては炭化珪素に関しSi1-oCx(0
x<1)の範囲で珪化物気体と炭化物気体を混
合することにより任意に制御できる。もちろん、
x=0においては珪素被膜であり、これは本発明
者によるプラズマを用いる場合、減圧気相法(特
公昭51−1389)にすべて示されている。またx=
1においては、形成される被膜は純粋の炭素(グ
ラフアイト)であるため半導体被膜とはならな
い。
また従来スパツタ法で炭化珪素を基板上に形成
する方法が知られている。しかしこの方法は炭素
板と珪素板を反応容器に入れスパツタ法でたたき
飛翔中に炭素と珪素とを反応せしめ基板上に真性
の炭化珪素を形成させたものである。
しかしこのような方法においては形成される炭
化珪素は化学量論的に均質ではなく被膜中に炭素
のクラスタ(塊)または珪素のクラスタが存在し
てしまう。かかる場合炭化珪素はその化学量論に
より定められたエネルギバンド(帯)を有する
が、その中の炭素はグラフアイトと同じく導体、
また珪素は1.1eVの多結晶半導体になつてしま
う。このような状態はこの炭化珪素を化合物半導
体として利用しようとする場合最も大きな障害と
なつていることがわかつた。
このスパツタ法により形成された炭化珪素膜中
のクラスタは数十原子〜数万原子が集まり変動直
径が数十A〜数千Aの粒状または板状の塊構造を
有している。塊の境界は加速エネルギによつて必
ずしも明確にはなつていない場合もある。特に炭
素のクラスタは化学的にきわめて安定であり、こ
のクラスタを被膜が形成されてしまつた後アニー
ルにより消滅させることは不可能である。このた
め化学量論的に均一な炭素と珪素との配分とする
ためこれらのクラスタが被膜の形成時に発生して
膜中に局部的に炭素または珪素のクラスタを生じ
させないPまたはN型の炭化珪素被膜およびその
作製方法はきわめて重要である。本発明はかかる
炭素または珪素のクラスタを発生させることな
く、いわゆる均質な膜厚のPまたはN型の炭化珪
素または珪素被膜を形成させることを成就したも
のである。
以下に本発明を実施するための参考例を図面に
従つて説明する。
参考例 1 基板は導体基板(ステンレス、チタン、窒化チ
タン、その他の金属)、半導体(珪素、炭化珪
素、ゲルマニユーム)、絶縁体(アルミナ、ガラ
ス、有機物質)または複合基板(絶縁基板上に酸
化スズ、ITO等の導電膜が形成されたもの、絶縁
基板上に選択的に導体電極が形成されたもの)を
用いた。本参考例のみならず本発明のすべてにお
いてこれらを総称して基板という。もちろんこの
基板は可曲性であつても、また固い板であつても
よい。
第1図に示した反応系において誘導エネルギー
を用いた気相法を用いて炭化珪素半導体を形成し
たものである。基板1はボート(例えば石英)2
に対して林立させた。
基板は200μ−2mmの厚さの10cm□を本参考例
においては用いた。この基板を反応容器3に封じ
た。この反応容器は1〜20MHz、特に13.56MHz
の高周波加熱炉4の高周波エネルギにより反応性
気体および基板を励起、反応または加熱できるよ
うにしている。さらにその外側に抵抗加熱による
ヒータ5を設置している。排気は6よりバルブ1
1を経て、真空ポンプ8を経てなされる。反応性
気体は9の入口に到るが、基板より離れた位置に
て高周波エネルギ10、ここでは1〜10GHz、
例えば2.46GHzのマイクロ波エネルギにより学的
に活性化、分解または反応させている。この10
の部分の容器7にて反応性気体である炭素と珪素
または必要に応じて混入されるPまたはN型不純
物を完全に混合した。さらに高周波ネルギにより
化学的にこれらの反応性気体を活性化させ、さら
に一部を互いに反応させている。またミクサー1
7にて珪化物と炭化物はあらかじめ十分混合して
よい。反応系3(容器7を含む)は10-3
102torr特に0.01〜10torrとした。
反応性気体は珪化物気体14に対してはシラン
(SiH4)、ジクロールシラン(SiH2Cl1)、トリクロ
ールシラン(SiHCl2)、四塩化珪素(SiCl4)等が
あるが、取りあつかいが容易なシランを用いた。
価格的にはジクロールシランの方が安価でありこ
れを用いてもよい。
炭化物気体13に対してはメタン(CH4)、エ
タン(C2H6)、プロパン(C3H8)のような炭化水
素であつても、また四塩化炭素(CCl4)のような
塩化炭素であつてもよい。ここではメタンを用い
た。炭化珪素に対しては、P型の不純物としてボ
ロンをジボラン15より1016〜9×1020cm-3の濃
度になるように加え、またN型の不純物としては
フオスヒン(PH2)を16より1016〜9×1021mm-3
の濃度になるように調整して用いた。アルシン
(AsH2)であつてもよい。キヤリアガス12は反
応中は水素(H2)または塩化水素(HCl)を用い
たが、反応開始の窒素(N2)を液体窒素により利
用した。反応系は最初容器の内壁に付着した酸素
等を800〜1200℃に加熱して除去し、その後排気
口側より基板1を挿着したボート2を容器3に入
れた。この後この容器3を真空系8により真空引
きし、10-3torrにまでした。さらにしばらくの間
水素を10〜40%混入した窒素を流し、反応系をパ
ージした。また高周波エネルギを容器7に印加
し、さらに基板を200〜800℃に5により加熱し
た。この時10〜300Wに高周波エネルギ4により
励起または活性化を助長させてもよい。
被膜の成長速度は第2図に示してあるが、マイ
クロ波エネルギと高周波エネルギとを加えた場合
は21、マイクロ波エネルギのみでは22、また
これらを全く加えない場合には23が得られた。
基板に単に抵抗加熱のみしたのではほとんど炭化
珪素被膜は成長しないことがわかつた。加えてマ
イクロ波エネルギによる励起はきわめて効果があ
ることがわかつた。第2図は炭化物気体と珪化物
気体を1:1にして混入し、水素のキヤリアガス
を反応性気体とも1:10とした場合である。もち
ろん形成された被膜中に珪素成分が多くなればそ
の成長速度は全体に増加し、逆に炭化物気体が多
くなると減少してしまつた。炭化物気体のみでは
形成された被膜成分は膜状にならなかつた。
第3図は炭素/珪素の比と光学的なエネルギギ
ヤツプとの関係を測定したものである。マイクロ
波エネルギと高周波エネルギとを加えた場合は3
3が、またマイクロ波エネルギのみでは32が、
さらに高周波エネルギのみでは31がスパツタ法
等では30が得られた。これらより炭素が多くな
ると被膜中の炭素成分が0.7までは単純に増加
し、その後はエネルギギヤツプが減少してきてい
る。
光学成分が0<x<0.7においては、エネルギ
ギヤツプはどの場合でも増加していつている。
しかしその増加の程度は被膜中に珪素のクラス
タまたは炭素のクラスタが存在する場合は小さく
出てしまう。これらにより基板より離れた位置で
炭化物気体と珪化物気体とを完全に混合しておく
ことはきわめて重要であり、かつC−H結合、Si
−H結合、C−C結合、Si−Si結合をすべて化学
的に励起または分解しておくこともきわめて重要
であることがわかつた。
特に本発明のこのPまたはN型の導電型を有す
る炭化珪素とするため、価または価の不純物
を混入した場合、ボロンによりP型が、またリン
によりN型が作られるが、その時はこの被膜中に
炭素のクラスタが存在している場合はきわめて不
活性であり、添加した不純物のうちPまたはN型
を示すのは10%以下になつてしまいイオン化率が
低く電気伝導率が小さかつた。この場合残りのイ
オン化しない不純物は半導体中のキヤリアにとつ
ての散乱中心となつてしまい、キヤリアのライフ
タイムは指数関数的に小さくなつてしまつた。も
ちろん炭素クラスタは不良導体であるため、不純
物レベルを有することなく、被膜の絶縁破塊耐圧
も低下させてしまつた。以上のことから明らかな
ように、本発明の基板より離れた位置で反応性気
体である珪化物気体と炭化物気体と、価または
価の不純物を均等に混合して化学的に活性また
は励起しておくことは、イオン化率を100%に近
くした炭化珪素を特に10〜2000Aの大きさを有す
るアモルフアス的多結晶構造の有する炭化珪素半
導体を設ける場合きわめて重要であることがわか
つた。
以上の参考例において非単結晶半導体である炭
化珪素は単結晶を必ずしも有してはおらず、非単
結晶すなわちアモルフアス構造または10〜2000A
の大きさを有する多結晶が混入したアモルフアス
的多結晶の構造であることが電子線回折の結果よ
り明らかになつた。特に基板の温度が200〜800℃
においてはアモルフアスであり、また600〜1200
℃においては多結晶であつた。アモルフアスと多
結晶との境界は反応圧力および高周波エネルギに
よつて多少異なつた。
またこの場合、この被膜中に存在する再結合中
心を作る不対結合手の中和用の水素の量を測定し
てみると、600〜800℃に加熱して作られた被膜の
水素の含有量は10〜0.1モル%であり、200〜500
℃で作られたものは40〜10モル%であつた。水素
は炭化珪素半導体中において珪素または炭素の不
対結合手を中和する作用があるため、この水素を
含有させることはきわめて重要である。しかし本
来はSi−CまたはSi−Si結合が理想である。
反応系は第1図を用いた。反応性気体は水素1
2を100%混入し、マイクロ波10による励起と
高周波エネルギ3による励起とを行つた。容器は
0.01〜1torrとし、10分〜1時間加熱アニールし
た。加熱温度は200〜600℃とした。基板は図示し
たように高周波エネルギに対して直角方向の方が
原子状の水素が被膜中に入りやすいため好ましか
つた。
このようにして誘導アニールを行つた時この被
膜は多結晶(結晶の大きさが10〜2000A程度のア
モルフアス的)であるにもかかわらず、10〜60モ
ル%の水素を含有させることができた。その結果
再結合中心の密度は1016〜1018cm-3より1014〜1015
cm-3と102〜103分の一に減少させることができ
た。
以上の結果本発明のP、IまたはN型の半導体
としての被膜を単層に作ることを成就することが
できた。本発明はこの参考例を用いて同一反応室
にてその反応性気体の種類を変えることにより、
複数の半導体層を順次積層してPN接合、PIN接
合、PNPN接合等を多重に自由に作ることができ
る。
しかしプラズマ気相反応により被形成面に被膜
を形成する場合、同時に同じ生成物が反応容器の
内壁にまで形成されてしまう。このため例えば2
つの半導体層の積層により形成されるPN接合ま
たは3つの半導体層の積層により形成されるPIN
接合を基板上に形成させようとすると、第1の半
導体層であるP層の不純物がNまたはI層を形成
する際、その反応性気体がプラズマ放電により予
め壁面にも形成されたP層をスパツタし、そのP
層を構成する不純物または半導体を構成する成分
を再び活性化して気体化し、NまたはI層を形成
させる半導体層中に被膜形成の際同時に混入して
しまう。このためN層またはI層はP層の不純物
例えばホウ素が混入し、リンとホウ素とが互いに
悪い相互作用を及ぼし、深いレベルの再結合中心
を作つてしまう。またI層ではなく、P層となつ
てしまう。このため例えばPN接合では逆方向リ
ークがきわめて大きく、ダイオード特性を得るの
みである。さらに最悪の場合には、不純物の混入
によりオーム接触特性にすらなつてしまう場合が
あつた。
またこのようなP層とN層とがお互いの不純物
の混入をさけるために、I層を層間に入れたPIN
接合においても、程度の差こそあれこのI層にP
層の不純物が混入し、P層ができてしまいI層を
作ることができなかつた。このため複数の半導体
層特に異種導電型の半導体層を積層しようとすれ
ば、プラズマ気相法の欠点である混入という非制
御性を排除し、それぞれの半導体層をその接合面
を面として形成するすなわち、その前工程で形成
された被膜のまた不純物の混入または影響を受け
ることなく形成させることがきわめて重要であ
る。特にプラズマ気相反応においては、反応性気
体はきわめて大きな運動エネルギを有するため、
単なる気相反応またはエピタキシヤル成長とは異
なり、反応性気体が壁面等にすでに形成されてい
る反応生成物をスパツタし、再びその一部を気化
して新たな反応性気体として作用させてしまう。
このため以下の本発明の実施例において示される
如き多層に積層して非単結晶半導体層を形成せん
とするに際し、それぞれの半導体層をそれぞれ独
立した反応容器において形成することは、さらに
加えてそれぞれの反応容器に加えられる接合性気
体もそれぞれ独立し配管内の吸着不純物の混入を
排除することは、その接合面を明確にし接合領域
またはその近傍でお互いの半導体層を構成する不
純物を混合したり、またそれぞれの半導体層を構
成する珪素または炭素の量を混合して接合面にて
平均化させることを本質的に防ぐことができ、ひ
いては非単結晶半導体であるにもかかわらず、そ
の接合特性を単結晶半導体と同等にまで高めるた
めにきわめて重要である。
以下に本発明の実施例を図面に従つて説明す
る。
実施例 1 この実施例1を第4図に従つて説明する。
この図面はPN接合、PIN接合、PNPN接合、
MIN接合等の基板上の半導体に異種導電型または
半導体を構成する成分の異なる同種導電型の半導
体層をそれぞれの半導体層をその前に形成された
半導体層の影響を受けることなく独立した反応容
器で漸次積層してゆくことにより、多層に自動か
つ連続的に形成するための装置である。
このプラズマ気相装置は系〜系において4
つの反応容器を互いに連結し、それぞれの反応容
器に対応して反応性気体の導入系、排気系を有し
ている。さらに系の一方の側および系の他方
の側には、外気の反応容器への混入を排除するた
めの予備室を有している。この装置は入口側の第
1の予備室50よりボート上に基板51をその被
形成面が反応性気体の流れにそつて一定の間隔を
おいて挿着し、ゲート弁64の開閉にて反応容器
65に移動させたものである。
この後この基板に対しすでに参考例1で行なつ
た被膜を形成するが、反応性気体60,61,6
2をバルブ58を開閉して反応室の一方より励起
室52に導入する。この52においては高周波誘
導エネルギ53によりプラズマ励起をし、反応性
気体を化学的に励起、活性化または反応せしめ、
その後ホモジナイザー54を経て容器65に導入
させ、基板51の被形成面上にP、IまたはN型
の導電型を有した非単結晶半導体層を形成させ
た。この反応容器内には基板51が挿着されてお
り、必要に応じてこれが毎分3〜30回転、例えば
6回/分で回転している。これは形成される膜厚
の均一度を高めるためである。さらにこの基板は
予めヒータ55により加熱され、不要の反応生成
物およびキヤレアガスは反応容器の他方(図面で
は下側)に真空ポンプ56により排気させた。
図面より明らかな如く、本発明方法において
は、参考例1に示す如き基板51が反応性気体の
流れにそつて配置され、それがプラズマ気相反応
を行ないうる間隔で互いに離間して配置されるた
め、例えば10cm□の基板と同時に100〜200枚もプ
ラズマ気相法にて作製することができ、従来より
知られた反応性気体に垂直に配置した方法に比べ
て、10〜30倍もの量を同時に作製することができ
た。
以上のようにして系において所定の厚さ、例
えば10A〜10μの炭化珪素被膜が形成され、かつ
その場合においてSi1-xCx(0x<1)の化学
量論比で定められたエネルギギヤツプを有し、か
つP型、I型またはN型の導電型を示す不純物が
被膜形成と同時に基板上にデイポジツトして被膜
中に添加される。
系の処理が終わつた後、この系の反応性気体
および飛翔中の反応生成物を真空排除して除去し
た。この後ゲート弁57を開け系に系での処
理基板、ボートを移動し、このゲート弁57を閉
じる。この移動においての系、系の反応容器
の圧力は同一でなければならない。この後系に
おいても系と同様に非単結晶半導体がプラズマ
気相反応処理によりその成分または成分の化学量
論比に従つて半導体がPINの導電型の異なる不純
物を電加され、設形に従つて形成される。この時
同時に系での処理基板は系に、系の基板は
系に、系の基板は第2の予備室59に移動す
る。
このそれぞれの系〜はP型、I型(不純物
が混入していない状態)、N型および誘導アニー
ルを示している。しかし接合をPIN構造ではなく
PN、PNI、PNPN等々を作ろうした時は、その場
合半導体層の数またはプラズマ処理の数に従つて
減圧下でのプラズマ気相反応処理を独立して行な
うための反応容器すなわち系の数は増加または減
少連結させた。
また形成される被膜のエネルギギヤツプは、
SixC1-xにおける係数xに従つて定められ、被形
成面に平行に異なつたエネルギギヤツプをもつた
炭化珪素または珪素が形成される。またこの場合
エネルギハンドギヤツプは連続して変化してい
る。
以上の如く、本発明において示されたように複
数の半導体層を基板の被形成面上に形成するにあ
たり、それぞれの半導体層を形成する反応容器を
互いに連結させるからそれぞれ独立にプラズマ気
相反応処理も行なうように設けられ、その結果大
気にふれさせることなく、またそれぞれの半導体
層を構成させる成分またはその中に添加される不
純物が互いに混入しあうことなく形成させること
ができた。その結果従来第1図に示す如きプラズ
マ気相反応方法により、PIN型の光電変換装置と
して作製した場合、AM1(100mW/cm2)にて4
〜6%(Voc=0.8〜0.95V、Isc=10〜12mA/
cm)であつたものが、本発明方法の実施例におい
ては8〜10%(Voc=0.9〜0.95V、Isc13〜18m
A/cm2)を得ることができた。この実施例におけ
るPIN構造等においては、Si1-xCx(0x<
1)で示される炭化珪素のみとしたが、炭化物気
体を導入することなくx=0としたいわゆる珪化
物気体またはそれにPまたはN型の不純物を混入
した半導体膜を同時に複合化してもよい。
本発明において形成される被膜中の結晶構造が
アモルフアスであれ多結晶であれ、その構造には
制限をうけない。本発明においては形成された被
膜がP型、I型またはN型を有するとともに、
PI、IN、PN接合またはこれらを重ねた接合を有
する半導体であることが重要である。このため形
成された被膜中に水素が0.1〜100モル%特に0.1
〜40モル%混合させることが大きな特徴である。
さらにこの珪素または炭素の不対結合手を水素
によりSi−H、C−Hにて中和するのではなくSi
−Cl、C−Clとハロゲン化物を用いて実施して
もよいことはいうまでもない。この濃度は10モル
%以下、例えば2〜5モル%が好ましかつた。
基板の種類に関しては参考例1に示したが、こ
れは実施例1においても同様であり、これ以外に
GaAs、GaAlAs、BP、CdS等の化合物半導体で
あつてもよいことはいうまでもない。
本発明で形成された炭化珪素被膜に対しフオト
エツチ技術を用いて選択的にPまたはN型の不純
物を混入または拡散してPN接合を部分的に作
り、この接合を利用してトランジスタ、ダイエー
ド、可視光レーザー、発光素子または光電変換素
子を作つてもよい。特にエネルギバンド巾をW−
N(WIDE TO NALLOW)とした即ちSiC−Si
としたPIN接合、MINPN接合、PNPN接合、
MIPN接合は光電変換効率を15〜30%にまで向上
させることができ、工業的に重要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の炭化珪素半導体被膜を形成す
るための製造装置の概要を示す。第2図、第3図
は第1図の製造装置によつて得られた炭化珪素被
膜の特性である。第4図は本発明を実施するため
の製造装置の例である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プラズマ気相反応を独立して行ない得る少な
    くとも2つの反応室を互いに連結し、前記反応室
    は一方より反応性気体を導入し、該気体プラズマ
    反応後他方に排気する機構を有して設けられた半
    導体製造装置において、減圧下に保持された第1
    の反応室に複数個の基板を平行に離間するととも
    に、該基板の被形成表面が前記反応性気体の流れ
    にそつて配置したボートに反応性気体を一方より
    導入し、プラズマ反応せしめた前記反応性気体を
    前記被形成面上に一導電型の水素またはハロゲン
    元素が添加された非単結晶の第1の半導体層を形
    成するとともに、他方より排気する工程とを有す
    ることにより、前記第1の半導体層を形成する工
    程と、前記反応性気体および不要反応生成物を排
    気した後、前記第1の反応室に連結された第2の
    反応室にゲート弁を開け移した後、該ゲート弁を
    閉じることにより前記ボートを移動する工程と、
    前記第2の反応室にて前記基板上の第1の半導体
    層上に主成分または成分の化学量論比の異なるさ
    らにまたは導電型の異なる第2の非単結晶半導体
    層を形成する工程とを有することを特徴とするプ
    ラズマ気相反応方法。 2 特許請求の範囲第1項において、ボートに配
    置された基板は被膜の均一度を高めるため3〜30
    回/分で回転していることを特徴とするプラズマ
    気相反応方法。
JP5560681A 1981-04-15 1981-04-15 Silicon carbide semiconductor Granted JPS56169320A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5560681A JPS56169320A (en) 1981-04-15 1981-04-15 Silicon carbide semiconductor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5560681A JPS56169320A (en) 1981-04-15 1981-04-15 Silicon carbide semiconductor

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15288778A Division JPS5578524A (en) 1978-12-10 1978-12-10 Manufacture of semiconductor device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56169320A JPS56169320A (en) 1981-12-26
JPS6236632B2 true JPS6236632B2 (ja) 1987-08-07

Family

ID=13003422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5560681A Granted JPS56169320A (en) 1981-04-15 1981-04-15 Silicon carbide semiconductor

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56169320A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58115872A (ja) * 1981-12-28 1983-07-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 可撓性光起電力装置
JP2004297008A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 National Institute Of Advanced Industrial & Technology p型半導体材料、その作製方法、その作製装置、光電変換素子、発光素子、および薄膜トランジスタ
JP4691888B2 (ja) * 2004-03-18 2011-06-01 凸版印刷株式会社 非単結晶太陽電池および非単結晶太陽電池の製造方法
JP5923378B2 (ja) 2012-05-07 2016-05-24 田中貴金属工業株式会社 温度ヒューズ可動電極用の電極材料

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833150A (ja) * 1971-08-28 1973-05-08
JPS4942423A (ja) * 1972-05-04 1974-04-22
JPS531465A (en) * 1976-06-25 1978-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacturer for semiconductor mono crystal thin film and its manufacturing unit
JPS54153740A (en) * 1978-05-25 1979-12-04 Ulvac Corp Continuous vacuum treatment apparatus
JPS5578524A (en) * 1978-12-10 1980-06-13 Shunpei Yamazaki Manufacture of semiconductor device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833150A (ja) * 1971-08-28 1973-05-08
JPS4942423A (ja) * 1972-05-04 1974-04-22
JPS531465A (en) * 1976-06-25 1978-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacturer for semiconductor mono crystal thin film and its manufacturing unit
JPS54153740A (en) * 1978-05-25 1979-12-04 Ulvac Corp Continuous vacuum treatment apparatus
JPS5578524A (en) * 1978-12-10 1980-06-13 Shunpei Yamazaki Manufacture of semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56169320A (en) 1981-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6749687B1 (en) In situ growth of oxide and silicon layers
JPS6237527B2 (ja)
KR20210091081A (ko) 게르마늄 주석을 포함하는 막의 형성 방법 그리고 그 막을 포함하는 구조물 및 디바이스
US20060199357A1 (en) High stress nitride film and method for formation thereof
EP1763893A2 (en) Germanium deposition
US20050026400A1 (en) Methods for depositing amorphous materials and using them as templates for epitaxial films by solid phase epitaxy
US20140127887A1 (en) Chemical Vapor Deposition System
WO1997041276A1 (en) Low temperature chemical vapor deposition and etching apparatus and method
US20110315992A1 (en) Plasma-enhanced chemical vapor deposition of crystalline germanium
JPH036652B2 (ja)
JPS6243536B2 (ja)
EP1044291B1 (en) In situ growth of oxide and silicon layers
JP2002539327A (ja) 基板表面への金属酸化物の化学的気相成長法による成膜方法および装置
JPS5895550A (ja) 非単結晶半導体層形成用装置
JPS621565B2 (ja)
JPS6236632B2 (ja)
JPH0324053B2 (ja)
JPH0337731B2 (ja)
JP2639616B2 (ja) 半導体被膜形成方法
JPS6237528B2 (ja)
KR102489425B1 (ko) 장벽 층이 없는 텅스텐 증착
WO2022013906A1 (ja) SiCエピタキシャル基板の製造装置及び製造方法
JPS6318856B2 (ja)
TWI751158B (zh) 包括鍺-錫膜之結構與裝置及該膜之形成方法
JPH0424432B2 (ja)