JPS6236620B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6236620B2
JPS6236620B2 JP56074408A JP7440881A JPS6236620B2 JP S6236620 B2 JPS6236620 B2 JP S6236620B2 JP 56074408 A JP56074408 A JP 56074408A JP 7440881 A JP7440881 A JP 7440881A JP S6236620 B2 JPS6236620 B2 JP S6236620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resistor
unfired
resistance value
multilayer body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56074408A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57188809A (en
Inventor
Takeshi Nishizawa
Juzo Shimada
Kazuaki Uchiumi
Kazunari Tsubota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP56074408A priority Critical patent/JPS57188809A/ja
Publication of JPS57188809A publication Critical patent/JPS57188809A/ja
Publication of JPS6236620B2 publication Critical patent/JPS6236620B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抵抗器の製造方法に関し、とくに金属
酸化物抵抗器の製造方法に関するものである。
従来金属酸化物抵抗器は抵抗体を無機絶縁基板
上にスクリーン印刷、転写印刷などの公知方法に
より所定形状に形成したのち無機絶縁基板と共に
焼成して製造されている。
しかし前述の従来製造方法では通常抵抗値の偏
差が±15%位あるため、抵抗体をレーザトリミン
グ、再焼成等の方法を用いて抵抗値を増または増
減して抵抗値の偏差が所定の値になるように加工
修正している。
この加工修正が施された抵抗器は製造コストが
高いだけでなく、加工により長期の信頼性も悪く
なる。
従来のスクリーン印刷、転写印刷などの方法で
抵抗値偏差が大きくなる原因は、抵抗体膜厚の偏
差が大きい、パターンのダレがあるなどの欠点を
前記方法が持つているためである。
本発明の目的はかかる従来欠点を解決し抵抗値
修正工程をなくした抵抗器の製造方法を提供する
ことにある。
本発明によれば有機フイルム上に導電性物質と
絶縁性物質からなる金属酸化物の混合体を膜状に
被着形成した第1のシートと、有機フイルム上に
無機絶縁性物質を膜状に被着形成した第2のシー
トとをそれぞれ有機フイルムから剥離する工程
と、この第1のシートを所望の膜厚に圧延したの
ち、第1および第2の両シートをそれぞれ所望の
外枠形状に打抜いたのち、両シートを積層し熱圧
着して多層体にする工程と、この多層体上に導電
性物質を被着形成する工程と、この多層体を個片
に切断したのち焼成する工程とからなることを特
徴とする抵抗器の製造方法を得られる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説
明する。
第1図に本発明による抵抗器の製造方法の一実
施例の工程図を示す。(第1図にもとずいて説明
する。) 先ず未焼成絶縁膜の製造工程について述べる。
酸化鉛(PbO)、酸化硼素(B2O3)、酸化珪素
(SiO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)からなるガ
ラス形成物をそれぞれ比重比60%、30%、4%、
6%の割合で秤量し、白金ルツボに入れ、加熱炉
を用いて空気雰囲気中で10時間加熱溶融したの
ち、水中へ滴下して冷却し、平均粒度10μm以下
の微小粒子を得る。次にアルミナボールを用いた
ボールミルによつてさらに微粉末形状に微細化し
てガラス粉末を得る。このガラス粉末とアルミナ
粉末を重量比45%:55%で秤量し、エタノールを
用いたアルミナボールミルによつて3時間湿式混
合を行う。この粉末を一度過・乾燥したのち、
エチルセロソルブ、ブチルカービトル、ブチルフ
タリルグリコール酸ブチル、ポリビニールブチラ
ールを重量比でそれぞれ50%、10%、3%、12%
添加し、ひきつづき撹拌器で1時間混合して泥漿
化した。この泥漿をビクターブレードを用いたス
リツプキヤステイング法によつて第1図aに示す
ようにポリエステルフイルム1上に成膜し、つづ
いて温度115℃で10分間乾燥し、未焼成絶縁膜2
を形成した。
次に抵抗体未焼成膜の製造工程について述べ
る。目標とする抵抗値は1KΩとした。前述の未
焼成絶縁膜用に製作したガラスリツトと、二酸化
ルテニウム粉末をそれぞれ重量比80:20の割合で
秤量し乳鉢混合を30分間行う。この混合物にエチ
ルセロソールブ、ブチルカービトール、ブチルフ
タリルグリコール酸ブチル、ポリビニールブチラ
ールを重量比でそれぞれ50%、10%、3%、12%
添加し、ひきつづき撹拌器で1時間混合して泥漿
化した。この泥漿を第1図aのように、先に成膜
した未焼成絶縁膜2上にドクターブレードを用い
たスリツプキヤステイング法によつて成膜し、つ
づいて温度115℃で10分間乾燥し、抵抗体未焼成
膜3を形成した。
前述した抵抗体未焼成膜と未焼成絶縁膜を用い
て抵抗器を製作するが、この製作の始めに抵抗値
確認用試作を行う。
第1図bに示すようにポリエステルフイルム1
上に成膜された未焼成絶縁膜2と抵抗体未焼成膜
3からなる多層膜4をポリエステルフイルム1よ
り剥離する。
次に第1図cに示すようにこの剥離した多層膜
4を金型5を用いたパンケングなどの公知の方法
により打抜いて外枠寸法が60×40mmである打抜き
膜4aに成形する。
しかる後第1図dに示すように銀−パラジウム
導体ペーストを打抜き膜4aの抵抗体未焼成膜3側
にスクリーン印刷などの公知の方法により被着形
成したのち、温度150℃1時間10分乾燥炉で乾燥
して電極6を形成する。
次に切断線A−A,B−Bに沿つてナイフなど
により、打抜き膜4aを切断し、第1図eに示す
ような個片7に成形する。次いでこの個片7を第
2図に示す温度曲線を有する焼成炉(図示省略)
中で焼成した。
ここで抵抗値確認用試作で製作した抵抗器の平
均抵抗値は0.8KΩであつた。この結果から抵抗
体焼成膜3の膜厚を25%薄くする必要があり、本
実施例では膜厚を26μmとした。抵抗体未焼成膜
3を薄くする方法を次に示す。
第3図は上下に対向する圧延ローラ8を用いて
抵抗体未焼成膜3を薄くする状態を示すものであ
る。圧延ローラ8に加わる圧力は500Kg/cm2であ
り、上下の圧延ローラ8のギヤツプを24μmとし
て圧延後の応力緩和による寸法変化を24μmとし
た。
上記方法によつて薄くした抵抗体未焼成膜3を
用いて、前述した工程と同一工程、同一条件で抵
抗値確認用試作を行い得られた抵抗器の平均抵抗
値は0.97KΩであつた。
第4図aおよびbは従来例のスクリーン印刷方
法によつて製造した抵抗器と本実施例で製造した
抵抗器の抵抗値偏差を示す分布図であり、抵抗値
はともに100KΩを目標に製造したものである。
以上第4図a,bを比較して明らかなように抵
抗値の百分率変動係数は従来のスクリーン印刷方
法では±28.2%であつたものが、本発明の方法に
よれば±5.2%ときわめて小さくなる。この±5.2
%の百分率変動係数は固定抵抗器の抵抗値偏差規
格のJ規格(±5%)を満足する良い結果であ
る。従つてJ規格の抵抗器の製造方法に本発明の
方法を採用すればトリミングを廃止できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図aはポリエスラルフイルム上に本発明の
一実施例で製作した絶縁膜と抵抗体未焼成膜とを
被着形成した状態を示す斜視図。第1図bは第1
図aの多層膜をポリエステルフイルムより剥離す
る状態を示す斜視図。第1図cは第1図bで剥離
した各膜を所望形状に打抜く状態を示す斜視図。
第1図dは第1図cの打抜き膜上に電極を被着さ
せた状態を示す斜視図。第1図eは切断された個
片の斜視図。第2図は本発明例で使用した焼成炉
の温度曲線図。第3図は抵抗体未焼成膜の圧延状
態を示す斜視図。第4図a,bは従来例のスクリ
ーン印刷と本実施例で製作された抵抗体の抵抗値
の分布図。 1……ポリエステルフイルム、2……未焼成絶
縁膜、3……抵抗体未焼成膜、4……多層膜、4
a……(多層膜の)打抜き膜、5……金型、6…
…電極、7……個片、8……圧延ローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機フイルム上に導電性物質と絶縁性物質か
    らなる金属酸化物の混合体を膜状に被着形成した
    第1のシートと、有機フイルム上に無機絶縁性物
    質を膜状に被着形成した第2のシートとをそれぞ
    れ有機フイルムから剥離する工程と、前記第1の
    シートを所望の膜厚に圧延したのち、前記第1お
    よび第2の両シートをそれぞれ所望の外枠形状に
    打抜いたのち、前記両シートを積層し熱圧着して
    多層体にする工程と、前記多層体上に導電性物質
    を被着形成する工程と、前記多層体を個片に切断
    したのち焼成する工程とからなることを特徴とす
    る抵抗器の製造方法。
JP56074408A 1981-05-18 1981-05-18 Method of producing resistor Granted JPS57188809A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56074408A JPS57188809A (en) 1981-05-18 1981-05-18 Method of producing resistor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56074408A JPS57188809A (en) 1981-05-18 1981-05-18 Method of producing resistor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57188809A JPS57188809A (en) 1982-11-19
JPS6236620B2 true JPS6236620B2 (ja) 1987-08-07

Family

ID=13546326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56074408A Granted JPS57188809A (en) 1981-05-18 1981-05-18 Method of producing resistor

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57188809A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57188809A (en) 1982-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0992983A (ja) セラミック多層基板の製造方法
JPH06231906A (ja) サーミスタ
EP0285873B1 (en) Method of producing a multi-layered ceramic capacitor
JPS5951716B2 (ja) 発熱体の製造方法
JPS6236620B2 (ja)
JPS6236618B2 (ja)
JPH10241987A (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法
JPS6328321B2 (ja)
JPH09260193A (ja) 積層コンデンサ
JPS6236619B2 (ja)
JPH07263272A (ja) 積層電子部品の製造方法
JPS6119082B2 (ja)
JPH1097948A (ja) 積層コンデンサ
JPH09260203A (ja) 積層コンデンサ
JPH1097947A (ja) 積層コンデンサ
JPH0348415A (ja) ペースト組成物および積層セラミックコンデンサの製造方法
JPS6236616B2 (ja)
JPS6236621B2 (ja)
JP3229021B2 (ja) 回路基板
JP3240873B2 (ja) 低温焼成セラミック誘電体及び低温焼成セラミック多層回路基板
JPH09260199A (ja) 積層コンデンサ
JPH09260202A (ja) 積層コンデンサ
JPH0625562A (ja) 厚膜導体ペースト組成物および多層配線基板の製造方法
JPH11177240A (ja) セラミック積層体の製造方法
JPH03190703A (ja) 電極形成セラミックグリーンシートの製造方法