JPS6235081Y2 - - Google Patents

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JPS6235081Y2
JPS6235081Y2 JP1986088603U JP8860386U JPS6235081Y2 JP S6235081 Y2 JPS6235081 Y2 JP S6235081Y2 JP 1986088603 U JP1986088603 U JP 1986088603U JP 8860386 U JP8860386 U JP 8860386U JP S6235081 Y2 JPS6235081 Y2 JP S6235081Y2
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JP
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strip
movement
photosensitive material
film
gear
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/04Roll-film cameras
    • G03B19/08Roll-film cameras with provision for alternative use with plates or cut-films
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、固定光線通開口およびこれを包囲す
る枠をもつハウジングと、この枠および光線通過
開口の後ろで帯状感光材料を案内する案内装置
と、帯状感光材料用の巻戻しボビンおよび巻取り
ボビンをもちかつ帯状感光材料をその長手方向に
動かす移動装置と、光線過開口の一部を覆つてこ
の光線通過開口より小さい可変映像窓を形成する
少なくとも1個の変位可能なしや蔽板とを備え、
しや蔽板によつて覆うことのできる光線通過開口
の部分が、帯状感光材料の長手方向に対して直角
に延びる光線通過開口の互いに対向する横縁から
始まり、移動装置が、各露光過程度に帯状感光材
料を、巻戻しボビンから巻取りボビンの方向へ、
しや蔽板により空けられる映像窓の大きさに合わ
される1つの前進運動送りだけ動かし、さらにし
や蔽板したがつて映像窓を変位させる制御装置お
よび属する操作装置と、しや蔽板の変位により帯
状感光材料の前進運動方向に見て映像窓の第2の
横縁に生ずる位置変化にほぼ一致する修正運動送
りで帯状感光材料を動かす修正移動装置と、ハウ
ジングに設けられる表示区域と、この表示区域に
おいて視覚的に知覚できかつ帯状感光材料の運動
状態を表示する表示機構とを備えている、写真撮
影装置に関する。
〔従来の技術〕
前記の種類の公知の装置はそれぞれ写真用カメ
ラのまとまつた部分として構成されており、同一
のカメラを用い2種類の映像サイズにより撮影を
選択して行なうことが可能であり、そのさい所望
の映像サイズの選択は帯状感光材料の挿入前にそ
のつど行わねばならずそのあとではもう変更でき
ない。各々の撮影のあとに必要な感光材料の移動
送りを選択された映像サイズに適合させるために
は、映像サイズの選択と同時に移動装置もそのつ
ど切換えるかあるいは部分的に交換せねばならな
い。最も簡単な場合には視界制限枠の中で映像窓
を小さくするしや蔽板が挿入されあるいは取り出
されねばならず、帯状材料の移動送りは、材料の
裏側に印刷された2種類の数列の数字によつて手
動で行なわれかつ測定されねばならず、この数字
は選択して露出可能な2個の表示窓を通して見る
ことができる。カメラのフアインダの中には、両
方の映像サイズに一致した区域を同時に見ること
ができ、したがつて誤りが除去されていない。
万能カメラ用としては、種々の大きさの映像窓
付の交換可能なフイルムカセツトも公知であり、
そのさい各々のフイルムカセツトは、カセツトの
固定された映像窓に対応した一定の移動送りをも
つフイルム用の固有のフイルム移動装置を有す
る。ことなつた映像窓をもつこのようなカセツト
が少なくとも2個存在する場合には、撮影のたび
に、カセツトが交換されることによつて所定の実
用性に対応した映像サイズが選択することができ
る。この解決策は比較的大きい材料消費に結びつ
いている。
映像窓のサイズが帯状の感光材料の長手方向に
おいて変更可能でありかつ帯状材料用移動装置の
移動送りが調整ずみの映像窓のサイズにそのつど
自動的に合わせられるマイクロフイルム撮影装置
も公知である。この公知の装置においては、連続
する写真の映像が重なることを避けるために、そ
のつど先ず映像窓のサイズを調整しかつそのあと
ではじめて帯状材料の撮影位置へ前進移動させる
ことがどうしても必要である。ただし帯状材料の
前進移動方向にみて映像窓の第2の横縁(以下単
にふちと称する)が一定の位置にある場合は別で
ある。しかしこの後者の状態は、多くの応用例に
おいて映像窓の大きさが変るさいに映像窓の中心
が対物レンズの光学軸に関し無意識のうちにずれ
てしまうとい欠点がある。このことは書類のマイ
クロフイルム撮影においてはまだがまんできる
が、しかし一般の写真撮影用カメラの場合には通
常は許容できない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の課題は、露光区域の中心を光軸に保ち
ながらその大きさを連続的に変化し、シヤツタレ
リーズを駆動する直前まで露光区域の大きさを変
化できるようにして、迅速な作業を可能にし、露
光区域の大きさの調節とシヤツタレリーズの駆動
との間にフイルム送り操作を行なう時間を浪費し
ないようにすることである。さらに本考案は、例
えば“120”または“220”の形式の普通の穴なし
ロールフイルムのような穴なし帯状感光材料の使
用に適した撮影装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この課題を解決するため本考案によれば、しや
蔽板の変位により、帯状感光材料の前進運動方向
に見て映像窓の第1および第2の横縁のそれぞれ
の位置が、帯状感光材料の長手方向に測つた固定
光線通過開口の寸法の少なくとも半分に相当する
距離にわたつて連続的に変化可能であり、修正移
動装置が、しや蔽板を変位させる制御装置と帯状
感光材料用移動装置の巻取りボビンとの間に挿入
される少なくとも1つの一方向連結装置をもち、
帯状感光材料の前進運動方向における映像窓の第
2の横縁の位置を変化する方向に制御装置が操作
されると、一方向連結装置を介して巻取りボビン
が駆動されて、前進修正運動送りを行ない、逆の
方向に制御装置が操作されると、この一方向連結
装置のため巻取りボビンが駆動されない。
たとえばすべり片として構成されている2個の
しや蔽板は、向かい合つている光線通過開口のふ
ちから帯状材料の長手方向と移動方向とに対して
平行な方向にそれぞれ光線通過開口の一部をしや
蔽する。そのさいつねに逆向きの等しい運動を両
方のしや蔽板に強制的に与え得ることが好都合で
あり、したがつてしや蔽板の間でおおわれないま
まになつている映像窓は、映像サイズが変えられ
たとき光線通過開口の二等分線に関して対称であ
る。しかしたとえば写真の映像上におけるひずん
だ線を避けるために、しや蔽板によつておおわれ
ないままになつている映像窓が、偏心した位置へ
移動可能であるように、両方のしや蔽板を互いに
無関係にあるいは同じ向きに移動可能にすること
も可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、固定焦点距離の1つまたは2
つのレンズを使用し、露光区域の大きさを変化可
能にして、所望の画角に合わせ、換言すれば記録
すべき対象物の所望の情報量に対して充分な余地
があるようにすることができる。これによりレン
ズの解像力はいかなる画角に対しても同じであ
り、重くなくまたかさばらずかつ安価で同じ最大
露光区域用のズームレンズより良好な光学特性を
もつ標準レンズを使用できる。
ズームレンズと同じように使用できるようにす
るため、本考案によれば露光区域の中心を光軸に
保ちながらその大きさを連続的に変化し、シヤツ
タレリーズを駆動する直前まで露光区域の大きさ
を変化できるようにして、迅速な作業を可能に
し、露光区域の大きさの調節とシヤツタレリーズ
の駆動との間にフイルム送り操作を行なう時間を
浪費しないようにすることができる。
さらに本考案による装置は、カメラから独立し
得ることが有利であり、かつ写真用カメラの裏側
に取りはずし可能に取り付けるための通常のロー
ルフイルムカセツトの形状をもつことができる。
この場合しや蔽板によつて完全に閉鎖し得ること
が好都合であり、したがつてこの装置がカメラか
ら取りはずされている場合に感光材料を光線入射
から保護するための光線よけすべり片としてもし
や蔽板が使用される。
〔実施例〕
図面に示された実施例について本考案を以下に
説明する。
第1図ないし第13図に示された本考案による
装置の実施例は、光を通さないハウジング100
を有し、このハウジングは、通常の写真撮影材料
のカセツトのように公知の構造の焦点ガラスカメ
ラの後方部に取りはずし可能に取りつけられてい
る。ハウジング100の前面には枠101(第3
図、第5A図、第5B図)が固定的に設けられて
おり、この枠は、本装図を用いて作り得る写真映
像の最大サイズを決める長方形の光線通過開口1
02を囲繞している。ハウジング100の後面は
一部分が揺動開放可能なふた103(第4図)と
して構成されており、このふたはピン継手104
によつて揺動可能に支持されている。
ハウジング100の内部には、帯状感光材料1
05ただし本例においてはロールフイルムの案内
および保持用のあとで述べる装置がある。第5A
図および第5B図により、未感光のフイルムが公
知のやり方で供給または巻戻しボビン106に巻
取られており、このボビンからフイルムが、転向
ロール107と計測ロール108を経て開口10
2の背後にあるフイルム台板またはフイルム押圧
板109へ動く。フイルム台板109はばね11
0の作用を受けており、このばねは、フイルムを
開口102の範囲において平らに保持するよう、
フイルム台板したがつてフイルム105をフイル
ム案内すべり片111に対して押圧する。フイル
ム案内すべり片は開口102の外側にある枠10
1の長手方向のへりに沿つて延びる。フイルム台
板109を横切つたあとフイルム105は別の転
向ロール112に到達し、このロールからフイル
ムはふた103の内面に沿つて巻取りボビン11
3に案内されており、この巻取りボビン113は
巻戻しボビン106の近くにある。フイルム台板
109、ばね110およびこのばねを支持する保
持片114は、ともに引張装置を形成し、この引
張装置は、フイルム105の挿入を容易にするた
めに、ふた103を開くと好都合にハウジング1
00から取り出すことができる。
同様に第5A図、第5B図が示すように、枠1
01のすぐ後ろかつフイルム105の前に、たと
えば薄鋼板のような薄膜状の非透光性材料製の2
個のすべりしや蔽板116と117とがあり、こ
れらのしや蔽板は、開口102の半分づつをしや
蔽できるように設計されている。1つのしや蔽板
116は、互いに向かい合つた1対のみぞ118
の中を案内されており、このみぞはしや蔽板11
6が開口102の範囲から完全に外に移されるこ
とを可能にする。類似のやり方で他のしや蔽板1
17は、互いに向かい合つた1対のみぞ119の
中を案内されており、このみぞは同様にしや蔽板
117が開口102の範囲から完全に外へ移され
ることを可能にする。しや蔽板116用のみぞ1
18の直線状に延びるのに反して、他のしや蔽板
117用のみぞ119は、転向ロール112のま
わりにU字状に曲げられた各1個の曲線と一部は
ハウジング100の後面すなわちふた103に沿
つた形状を有する。しや蔽板116と117との
案内用のみぞ118と119とは主としてフイル
ム105の長手方向に対して平行である。
すでに述べた転向ロール112は軸121に自
由に回転可能に支持されており、この軸はそれ自
体ハウジング100に回転可能に支持されており
かつ第6図によりその両方の終端部のところに周
辺に歯切りした各1個の円板122を保持し、こ
の円板のうち1個だけが第6図に見ることができ
る。円板122は歯付ベルト車123といつしよ
に軸121に固定される。円板122の周辺の歯
は、しや蔽板117の長手方向のへりに沿つて設
けられている2列のスプロケツトにかみ合つてお
り、したがつて歯付ベルト車123、軸121お
よび歯切り円板122の回転によつてしや断板1
17は案内みぞ119に沿つて移動することがで
きる。類似のやり方で他のしや蔽板116を動か
すために軸125がハウジング100に回転可能
に支持されており、この軸には歯付ベルト車12
6と周辺に歯切りした2個の円板127とが固定
されている。円板127は、しや蔽片116の長
手方向のへりに沿つて設けられている2列のスプ
ロケツトにかみ合つている。両方のしや蔽板11
6と117とのスプロケツトは開口102の外側
にあり、枠101からしや蔽されている。
両方の歯付ベルト車123と126とを介し
て、両面に歯をつけた継目なしベルト130の外
面がベルト車126、かつ内面がベルト車123
にかみ合つているようにベルト130が動き、そ
れによつて両方の歯車対127と122とはベル
ト130によつてそれぞれ逆向きに駆動される。
ベルト130の駆動は、ハウジング100に回転
可能に支持された中空軸132に固定された歯付
ベルト車131によつて行なわれ、この中空軸は
以下に述べられているように外から操作可能であ
る。歯付ベルト車126の一層大きい巻付けを可
能にするために、ベルト130はさらに2個の補
助歯付ベルト車133と134とを介して案内さ
れており、このうち最初のものはすでに述べた計
測ロール108に対して同軸に設けられており、
かつこれを支持する軸135に自由に回転可能に
支持されている。他の補助歯付ベルト車134
は、ハウジング100に取りつけられている軸1
36に自由に回転可能に支持されている。
中空軸132がたとえば第6図において逆時計
回りに回転することによつて、歯付ベルト車13
1,126,123および駆動ベルト130によ
つて両方のしや蔽板116と117とは互いに逆
向きに動かされ、したがつてこれらのしや蔽板は
開口102を一部または全部開放する。中空軸1
32が逆方向に回転することによつて、開口10
2の全部または一部をしや蔽するために両方のし
や蔽板116と117とが互いに逆向きに動かさ
れる。フイルムを光線入射から保護しあるいは1
回の写真撮影に対してしや蔽板116と117と
の間で映像窓を開放するために、開口102を選
択して全部閉じることも可能であり、映像窓のサ
イズは、開口102によつて決められた限界内で
変更可能である。開口102の寸法がたとえば12
×6cmである場合、両方のしや蔽板116と11
7とを適当に調整することによつて、映像サイズ
12×6cmに対して追加して慣用の映像サイズ9×
6cm、7.2×6cm、6×6cmおよび4.5×6cmに対
しても調整できる。
第7図には、ベルト130を駆動する歯付ベル
ト車131を保持する中空軸132の一端がハウ
ジング100から突出しておりかつそこで、円環
状の制御円板141と固定的に結合された端部フ
ランジ140を有している。端部フランジ140
と制御円板141は操作装置としてのつぼ形の回
転ノブ143の内部にあり、この回転ノブはハウ
ジング100の外で中空軸132に自由に回転可
能に支持されている。制御円板141は偏心して
設けられた開口144を有し、この開口の中へ制
御突起145がはめ込まれている。制御突起14
5が、開口144の中で中空軸132の軸線に対
して平行に移動可能なように支持されており、か
つ制御突起が制御円板141の一方の側かあるい
は反対の側かのいずれかにおいて円板から突出す
るように構成されており、そのさい突出部分がそ
れぞれ切頭円錐の形状をもつている。回転ノブ1
43は内側に切頭円錐状の切欠き146を備えて
おり、回転ノブを制御円板141したがつてまた
中空軸132と回転によつて連結させるために、
制御突起145がこの切欠きにかみ合うことがで
きる。後者の場合には、ノブ143を回すことに
よつて、開口102を選択して閉鎖あるいは開放
するために、しや蔽板116と117とを動かす
ことができる。制御円板141と回転ノブ143
との互いに近い方の平面は互いに間隔をもつてお
り、第8図の展開図に示されているようにそれぞ
れ1個の突出部147と148とを備えている。
突出部147と148とが互いに当ることによつ
て制御円板141と回転ノブ143との回転範囲
は、制御御突起145が切欠き146からはずれ
ているときには、互いに関連して360゜より若干
少ない角度まで制限される。しかし回転ノブ14
3の突出部148は、以下に説明するように、制
御突起145との共同動作に対しても決められて
いる。
中空軸132の内部には同軸に軸150が回転
可能に支持されており、この軸の互いに逆向きの
両方の端部フランジが中空軸132とハウジング
100とから突出している。軸150の一方の端
部フランジはつぼ形の回転ノブ143の中で終
り、円環状のプログラム円板152と円形の目盛
円板151とを保持し、これら2つのものは軸1
50に対して回転しないように結合されかつ回転
ノブ143の中に設けられている。プログラム円
板152は制御円板141に直接隣接しておりか
つ切頭円錐形の切欠き153を有し、プログラム
円板152を制御円板141と、したがつて軸1
50を中空軸132と回転によつて連結するため
に、制御突起145が切欠き153の中へ押し込
まれている。プログラム円板152と目盛円板1
51との間に環状円板154が設けられており、
この環状円板の外側の周は回転ノブ143と固定
的に結合されている。第1図には、環状円板15
4には指示記号155が付けてあり、この指示記
号は、目盛円板151に付けられておりかつしや
蔽板116と117とを用いて調整可能な映像サ
イズの目盛156に関係づけられている。回転ノ
ブ143はその周に指針157を有し、この指針
の角度位置は指示記号155の角度位置と一致し
ている。第1図に見られるハウジング100の外
面のところには、2つの記号158と159とが
付けられており、これらの記号は、指針157と
共同動作して、映像サイズ116と117とが閉
鎖位置にあるか開放位置にあるかを見えるように
する。
回転ノブ143から遠い方にある軸150の他
の端部は、第2の操作装置としての回転ノブ16
0を保持し、この回転ノブは、しや蔽板116と
117とにより開放された映像窓のサイズを変更
する目的で回転ノブ160を回転させることを可
能にするために、ハウジング100の外側におい
て回転しないように軸150に対して固定されて
いる。回転ノブ160は、それぞれ円錐形の拘束
切欠き161を有し、この拘束切欠きは第7図に
1つだけ見ることができる。ハウジング100の
ところにはピン163用の案内筒162が設けら
れており、このピンはばね164の作用を受けて
おり、このばね164は、回転ノブ160を回転
させるさいに、ピン163に関して軸方向に調整
された位置へ拘束切欠きが達したときはいつでも
ピン163の円錐形の端部を1つの拘束切欠き1
61の中へ拘束のために移す。以上に述べられか
つ図示された実施例においては、全部で5個の拘
束切欠き161が存在しており、これらは映像窓
のサイズ12×6cm、9×6cm、7.2×6cm、6×
6cmおよび4.5×6cmが関係づけられている。回
転ノブ160は外側に目盛円板165を保持し、
その上に第2図に示すように前記のサイズを明示
する目盛166が取り付けられている。第2図に
見られるハウジング100の外面のところには、
目盛166に関係づけられた固定の指示記号16
7がある。
最初に述べた回転ノブ143は、両方のしや蔽
板116および117を開口102の完全閉鎖位
置へ移したり、あるいは閉鎖位置から開放位置へ
移したりするのに使用され、この開放位置におい
てはしや蔽板116と117との間であらかじめ
選択されたサイズの映像窓が開放されている。第
2の回転ノブ160は、次の写真撮影の映像窓の
サイズしたがつて映像サイズをあらかじめ選択す
るのに用いられる。サイズ選択ノブ160の或る
拘束位置において第1図のしや蔽板制御ノブ14
3を図示された「閉」位置から「開」位置へ逆時
計回りに回転させる場合には、先ず制御突起14
5によつて回転モーメントが回転ノブ143から
制御円板141へしたがつてまた中空軸132へ
伝達される。何故ならば制御突起145は、回転
ノブ143の切欠き146とかみ合つており、プ
ログラム円板152によつて、回転ノブ143の
切欠き146から抜けることが防止されるからで
ある。それによつて両方のしや蔽板116と11
7とは閉鎖位置から開放位置へ移される。これが
行なわれている間は、サイズ選択ノブ160、軸
150およびプログラム円板152は静止したま
まである。制限突起145がプログラム円板15
2の切欠き153に一致した位置に達すると、制
御突起は前記の切欠き153の中へ抜け出る。何
故ならば回転ノブ143の切欠き146の円錐面
によつて制御突起へ軸方向推力が加えられる。制
御突起145がプログラム円板152の切欠き1
53にかみ合う位置に達すると、制御突起は回転
ノブ143の切欠き146から同時にはずれ、し
たがつて回転ノブ143と制御円板141との間
の連結は解かれる。この瞬間から回転ノブ143
は単独で「開」位置へ回転され、一方制御円板1
41は制御突起145によつて静止しているプロ
グラム円板152と連結され、それによつてしや
蔽板116と117とはもうそれ以上開放されな
い。さてしや蔽板116と117との間で解放さ
れた映像窓は、指示記号167に関係した目盛1
66あるいは指示記号155に関係した目盛15
6において選択して読みとることのできる所望の
サイズを有している。
回転ノブ143を逆方向に回転させる場合に
は、回転ノブ143の切欠き146が制御突起1
45と一致した位置に達するまでは、制御円板1
41と中空軸132とは最初静止しており、制御
突起145はプログラム円板152の切欠き15
3とかみ合つた状態にある。この瞬間に回転ノブ
143の連行突起148は制御突起145の側面
にあたる。そのさい制御突起145へ加えられた
側圧力は結果として制御突起への軸方向推力を生
じ、したがつて制御突起はプログラム円板152
の切欠き153からはずされ、回転ノブ143の
切欠き146とかみ合うにいたる。これによつて
制御円板141は回転ノブ143と連結され、プ
ログラム円板152からは連結がはずされる。回
転ノブ143を「閉」の位置へさらに回すと、中
空軸132が回転し、しや蔽板116と117と
は閉鎖位置へ移り、そのさいあらたなしや蔽板開
放のために調整されたサイズはあらかじめプログ
ラム化されたままである。
しや蔽板制御ノブ143が「開」の位置にある
のにサイズ選択ノブ160を他の拘束位置へ回し
た場合には、軸150したがつてプログラム円板
152が回転する。制御突起145はプログラム
円板の切欠き153とかみ合つておりはずれるこ
とはあり得ないから、プログラム円板152は制
御円板141と連結されており、したがつて中空
軸132は同様に回転させられ、しや蔽板116
と117とは画像窓のあらたに選択されたサイズ
へ調整される。
第4図において見られるハウジング100の裏
側には表示窓170が存在しており、表示窓には
しや蔽板116と117とが縮小した尺度で示さ
れている。このために考慮された装置が第7図お
よび第9図に図示されている。表示窓170はた
とえば合成物質製の透明な保護ガラス171を有
する。保護ガラス171の後ろには2個のすべり
表示片172と173とが設けられており、この
すべり表示片は2つのしや蔽板116と117の
縮小した模型でありかつなるべくは透明な有色の
材料から構成されている。すべり表示片172は
平行かつ張り出した2つの耳片174を備えてお
り、この耳片はそれぞれ関節結合部175によつ
ててこ176の二又状の端部に結合されている。
同様に二又状のてこ176の他の端部は関節結合
部177によつてハウジング100に揺動可能に
支持されている。両方の関節結合部175および
177の間の中心にてこ176が突出部178を
有し、この突出部は、中空軸132に固定された
カム板179と共同動作する。同様なやり方で他
のすべり表示片173は2つの張り出した耳片1
80を備えており、この耳片は、関節結合部18
1によつててこ182の端部の1つに結合されて
いる。このてこ182の他の端部は、関節結合部
183によつてハウジング100に揺動可能に支
持されている。両方の関節結合部181および1
83の間の中心にてこ182が突出部184を有
し、この突出部は、中空軸132に固定された第
2のカム板185と共同動作する。2つのカム板
179と185は、それぞれ1つのら旋状に延び
る周辺面を有し、この周辺面に対して突出部17
8あるいは184が接触し、そのさい前記のら旋
面は逆方向に高くなつている。引張りばね186
は、てこ176または他のてこ182に作用し、
したがつてこれらのてこは互いに引張られ、てこ
の突出部178および184はつねにカム板17
9および185の周辺面につねに接触した状態に
保持される。装置全体は、両方のすべり表示片1
72と173との位置は、両方のしや蔽板116
と117との位置につねに類似して相互に関係づ
けられるようになつている。したがつてしや蔽板
116と117とが閉鎖位置にありかつ開口部1
02を完全にしや蔽している場合には、すべり表
示片172と173とは互いに直接隣接する。す
べり表示片172と173との互いに近い方のふ
ちは、しや蔽板116と117とが開口102を
丁度完全に解放する場合には、互いに向かい合つ
ている表示窓170のふちのそばで正しく逆の位
置にある。それによつて表示窓170においてす
べり表示片172と173とを用い、しや蔽板1
16と117とが開口102に関してどの位置を
占めているかをつねに容易に認めることがある。
フイルム105を巻戻しボビン106から巻取
りボビン113へ前進移動させるために以下の装
置が設けられている。巻取りボビン113の軸方
向の端部の中へ軸端190が突出ており、この軸
端は公知のやり方で第13図に示すように半径方
向の連結片191を備えている。軸端190は一
方ではハウジング100に取りつけられた支持環
192に回転可能に支持されており、他方では筒
形スリーブ193に回転可能に支持されており、
そのさい筒形スリーブは、ハウジングに取りつけ
られた支持環194に回転可能に支持されてい
る。スリーブ193は一方の端部がハウジング1
00から外側に向かつて突出し、そこに手で操作
可能な移動てこ195を保持し、この移動てこは
第2図、第3図、第4図にも見ることができる。
ハウジング100の中ではスリーブ193が腕1
96を保持し、この腕に掛け金197が揺動可能
に支持されている。掛け金197は、つめ車19
8の歯切りした周と共同動作し、このつめ車は軸
端190の上におかれかつ回転しないようにこれ
に結合されている。移動てこ195が(第2図に
おいて逆時計回りに)揺動する場合には、アーム
196も同じ向きの揺動運動を行ない。そのさい
掛け金197はつめ車198の歯にかみ合つてこ
れをいつしよに回し、したがつて軸端190と巻
取りボビンもそれに対応して回転させられる。移
動てこ195の逆向きの復帰揺動においては、掛
け金197は、つめ車198の歯の上を作用する
ことなくすべり、このつめ車はしたがつて静止し
たままである。この移動てこ195の復帰揺動は
(図示されていない)ばねの作用を受けて自動的
に行うことができる。
フイルム105の移動送りは映像窓のそのつど
調整されたサイズに対応して制限されている。こ
のためには軸135に関する前記の計測ロール1
08は回転によつて小歯車200と結合されてお
り、この小歯車は、第11図および第12図にお
いて見られているようにラツク201とかみ合つ
ている。ラツク201はハウジング100の長手
方向に移動可能なように案内されている。しかし
さらにラツク201は、小歯車200の近くにあ
る点202の回りにわずかに揺動可能である。ラ
ツク201の一端は傾斜面203を備えており、
この傾斜面は段付部材204と共同動作するため
に決められており、したがつて傾斜面203が段
付部材204にあたるとラツク揺動させられる。
段付部材204はハウジング100内で同様に移
動可能なように案内されているが、ただしその方
向はラツク201の移動方向に対して垂直に延び
る方向である。段付部材204のところにはその
移動方向に対して平行な歯車列205があり、こ
の歯車列は軸150に固定されている小歯車20
6にかみ合つており、したがつてしや蔽板116
と117とから解放された映像窓のサイズを変更
するためにサイズ選択ノブ160を回転させるこ
とによつて、同時に段付部材204も位置を変え
る。段付部材204の形状は、調整された画面サ
イズにしたがつてラツク201の傾斜面203が
遅かれ早かれ段付部材のところに乗り上がりかつ
ラツク201の揺動を起こすようになつている。
ラツク201の揺動のさいにはラツクは、軸2
11により揺動可能に支持されておりかつ拘束突
起212を有する拘束てこ210を押圧する。拘
束突起は、抱束てこ210の揺動によつて、周辺
に歯切りした拘束車213にかみ合わされ、この
拘束車はつめ車198とともに軸190に固定さ
れており、これによつてフイルム105の移動も
停止かつ拘束される(第13図)。
前記のフイルムの移動拘束を解くために、ハウ
ジング100のところに外部操作可能の押釦21
4(第2図および第11図)が設けられており、
この押釦は、正方形または長方形断面をもつピン
の形状をもち、かつ長手方向において移動可能で
あるがしかし回転しないようになつている。第1
1図によれば押釦214はハウジング100の内
側においては回転可能なスリーブ115によつて
囲繞されており、このスリーブは軸方向に移動し
ないようになつておりかつばね216を内蔵し、
このばねは押釦214を外側に向かつて押圧する
よう力を加えている。内側にある押釦214の端
部は関節結合部217によつててこ218と結合
されており、てこの一端は関節結合部219によ
つてハウジング100に揺動可能に支持されてい
る。てこ218の他端は二又部220を有し、こ
の二又部の中へ前記の小歯車200のフランジ円
板221がかみ合つている。円板221と小歯車
200とがいつしよに単位体を形成し、この単位
体は、計測ロール108の軸135の上を軸方向
に移動可能であり、しかし回転しないように設け
られている。ばね216の作用に抗して押釦21
4を押圧することによつて、てこ218の二又部
220がフランジ円板221によつて小歯車20
0を軸方向に移動させてラツク201とのかみ合
いがはずれるようにてこ218が揺動させられ
る。それによつて、図示されていない戻しばねの
作用を受けてラツク201が初期位置に戻ること
が可能になる。押釦214を離すと、ばね216
が再び小歯車200をラツク201にかみ合わせ
る。
押釦214を囲繞する回転可能なスリーブ21
5は斜めに延びるみぞ222を有し、このみぞに
は押釦214の直交ピン223がかみ合つてい
る。スリーブ215には腕224がつけられてお
り、拘束てこ210の抱束突起212を拘束車2
13の歯からはずすため拘束てこ210の自由端
部と共同動作するように腕224の自由端部が決
められている。ばね216の作用に抗して押釦2
14を押圧することによつて、スリーブ215の
斜めに延びるみぞ222の中を直交ピン223が
すべり、それによつてスリーブはわずかに回転さ
せられる。スリーブ215のこの回転の結果とし
て腕224の揺動が行なわれ、したがつてこの腕
が拘束てこ210を操作し、かつその突起212
を拘束車213との連結からはずす。押釦214
を離すと、押釦はばね216の作用を受けて外側
に向かつて押され、そのさい直交ピン223とみ
ぞ222とによつてスリーブ215は回し戻さ
れ、腕224は揺動し戻される。
拘束てこ210を保持する軸211には、さら
に角形の感触腕225(第7図、第9図、第12
図)が取りつけられており、これの目的は以下に
説明されている。拘束てこ210、軸211およ
び感触腕225から形成される構想単位体には跳
躍ばね226が所属しており、この跳躍ばね22
6は、単位体をそのつど不安定な死点位置を超え
て移動させたあとで、前記の構造単位体を軸21
1の軸線のまわりに一方の向きあるいは逆の向き
に揺動させるように力を加えている。
フイルムの移動を表示窓170に視覚的に表示
するために継日なしの計測テープ230が存在し
ており、この計測テープは第9図により駆動ロー
ル231および3個の転向ロール232,23
3,234を経由して延び、そのさい表示窓17
0の範囲においてすべり表示片172および17
3の後を通り抜けて案内されている。転向ロール
232ないし234はハウジング100に自由に
回転可能に支持されている。駆動ロール231は
ハウジング100に取りつけられた軸235に回
転可能に支持されておりかつ同軸に設けられた歯
車236と回転によつて結合されており、この歯
車は歯車236aを介して歯車237とかみ合つ
ている。歯車237は同軸に設けられた歯車23
8と回転しないように結合されており、そのさい
両方の歯車237と238とが前記の軸125に
自由に回転可能に設けられている。さいごにあげ
た歯車238は最終的に別の歯車239とかみ合
つており、この歯車は前記の計測ロール108に
同軸に設けられておりかつ回転によつて結合され
ている。歯車236ないし239によつて形成さ
れた動力伝達装置は、フイルム105の移動通路
の外側の側面、ただしハウジング100の内部に
ある。フイルム105の移動させる場合には直接
フイルムによつて計測ロール108が駆動され、
計測ロールの回転運動は歯車239,238,2
37,236aおよび236によつて計測テープ
230用の駆動ロール231へ伝達される。その
結果計測テープ230はつねにフイルム105の
移動に類似して移動させられる。
たとえば「120」および「220」という記号で知
られている6.5cmの幅のフイルムのように市場に
おいては同じフイルム幅でも種々の長さであるか
ら、計測テープは少なくとも2つの平行に延びる
断片に分割され、この断片にはフイルムの先行端
と最終端とから計測されたフイルムの長さ寸法に
ついての表示数字をもつ目盛がつけられている。
この目盛および表示数字は、これらが表示窓の範
囲内にある限り、表示窓170を通して見ること
ができる。誤まりをなくすために、第7図に示さ
れるように、そのつど必要でない計測テープの断
片はカーテン240によつてしや蔽することがで
きる。カーテン240は、1つの計測テープの断
片を見えるようにするための開口242をもつ板
241の一部である。板241は、表示窓170
のすぐ後ろに、計測テープ230の長手方向を横
切つて移動可能なように設けらねており、かつ内
側に向かつて突出する耳片243を有し、この耳
片にはスリーブ244の一方の端が接続されてお
り、このスリーブが、ハウジング100に取りつ
けられた案内棒245に軸方向に移動可能なよう
な設けられている。スリーブ244は2本腕のて
こ246を保持し、第9図に示されているよう
に、てこ246は計測テープ230の内側の裏面
に対して一方の腕で接触し、弾性材料製の揺動条
片247を他方の腕が保持する。揺動条片247
は、音さまたは弦のような音響信号発生器として
使用される。
第9図および第10図に示すように、計測テー
プ230はその外側にある面に張り出した突起2
48,248a,249および249aを備えて
おり、これらの突起は、計測テープに沿つた種々
の位置において存在しテープと交差する方向にお
いては互いに除去されている制御情報をあらわ
す。計測テープ230に近い方のすべり表示片1
72の面のところに、側方に間隔をおいて互いに
並んで配置された2個の突起250があり、この
突起のうち1つだけが第9図に示されている。こ
れらの突起250は、その1つが計測テープ23
0の突起249とともに、他方が計測テープの突
起249aとともに共同動作し得るように設けら
れている。計測テープ突起249および249a
ならびにすべり表示片突起250は、それぞれ
徐々に高くなる傾斜面と垂直に落下する後側面と
をもつ鋸歯断面をもつ、計測テープの突起249
と249aのうちの1つが所属のすべり表示片突
起250の上を移動すると、計測テープの関係個
所が内側に向つて若干押圧され、それによつてて
こ246が操作されかつ揺動条片247は応力を
加えられる。計測テープ突起249または249
aが所属のすべり表示片突起250の上を移動し
た後これから離れると、てこ246と揺動条片2
47とは突然解放され、したがつて揺動条片は揺
動を始め、音響信号としての可聴音を発生する。
第11図および第12図は、サイズ選択用回転
ノブ160を保持する軸150に、回転しないよ
うに前記の軸と結合した歯車251が設けられて
おり、この歯車が他の歯車252とかみ合つてい
ることを示す。歯車252は、ハウジング100
に回転可能に支持された軸252aに回転しない
ように取りつけられている。軸252aの反対側
の端部には歯車253が回転しないように設けら
れており、この歯車は第9図に示すように他の歯
車254にかみ合つている。この歯車は軸254
aによつてハウジング100に回転可能に支持さ
れており、かつ制御円板255の直線上に延びる
歯車列255aとかみ合つている。制御円板25
5は、ハウジング100の案内用凹所256の中
で計測テープ230に沿つて直線状に移動可能な
ように案内されており、計測テープ230に近い
方の面のところに、側方に間隔をおいて互いに並
んで配置された2個の制御突起257を有し、そ
のうちの1つが第9図に示されている。制御突起
257の設置は、そのうち1つが計測テープ23
0の突起248と、他の1つが計測テープの突起
248aとそれぞれ共同動作し得るように行なわ
れている。
計測テープ230の内側にある面には、第9図
に示すように、2本腕の感触てこ258が、ハウ
ジング100に取りつけられた軸258aによつ
て揺動可能に支持されている。感触てこ258は
ばね259の作用を受けており、このばね259
は、感触てこ258の一方の腕が計測テープ23
0の内側に向いた面に、しかも制御円板255の
突起257の向かい合つている範囲において接触
するように感触てこ258を揺動させるよう力を
加える。感触てこ258の他の腕は、ばね259
の作用に抗し感触てこ258が揺動させられる場
合に、感触腕225と共同動作するように決めら
れている。計測テープ230のそれぞれ突起24
8と248aの1つが制御円板255の所属の突
起257の上を移動する場合には、計測テープの
関係個所は内側に向かつて若干押圧され、それに
よつて感触てこ258がばね259の作用に抗し
て揺動させられる。これによつて感触腕228が
操作され、したがつてこの腕と結合した拘束てこ
210が拘束車213とかみ合う位置へ跳躍る。
計測テープ230はあらかじめ定めた零位置を
有し、ロールフイルムがハウジング100の中へ
挿入される前に、計測テープはこの零位置へ手動
により、あるいはばね力によつて自動的に移され
ねばならない。最初の写真撮影のために露出可能
なフイルムの部分の先行端が、調整ずみの映像サ
イズに関係してしや蔽板116と117とによつ
ておおわれていない映像窓の中すなわち第3図の
A位置にあるように、「120」型あるいは「220」
型の挿入されたロールフイルムが前進して移動さ
せられている場合に、前記の零位置に関して、
各々の計測テープ突起248および248aの1
つが、制御すべり片255の所属の突起257の
上を移動するような位置を有する。「120」型のロ
ールフイルムの最終端が、まだしや蔽板116と
117とによつておおわれていないままになつて
いる映像窓の中へ達せずかつこの映像窓からあら
かじめ定めた比較的小さい距離を有している場合
に、計測テープ突起249が、所属のすべり表示
片突起250の上をそれぞれ移動するような位置
を有する。「220」型のロールフイルムの最終端
が、調整ずみの映像窓の中へまだ挿入されておら
ずかつこの映像窓からあらかじめ定めた比較的小
さい距離を有している場合に、類似のやり方で、
計測ベルト突起249aが、所属にすべり片突起
250の上をそれぞれ移動するような位置を有す
る。
すでに行なわれた写真撮影と、しや蔽板116
および117によつておおわれないままでありか
つその撮影のさいに調整された映像窓のサイズに
一致させたフイルム移動とのあとで、次の撮影の
ための映像サイズを大きくする場合には、写真潜
像の重複を予防するために、フイルム105はま
だ若干さらに前進移動させねばならない。したが
つて前進修正運動が必要である。このために第7
図、第12図、第13図に示されている次の装置
が考慮されている。すなわち、サイズ選択用の回
転ノブ160を保持する軸150に歯車260が
とりつけられており、この歯車は回転によつて軸
150と結合されている。歯車260は他の歯車
261とかみ合つており、この歯車261は、一
方向継手262を介して巻取りボビン113の駆
動用の前記の軸端190に設けられている。一方
向継手262は、第12図において歯車261が
時計回りに回転するさいに軸端190を連行し、
したがつて巻取りボビン113がフイルム105
の巻取り方向に回転させられ、それに対し歯車2
61が逆回転するさいにカプリング262ははた
らかず、軸端190は連行されないように構成さ
れている。歯車260と261とによつて形成さ
れる動力伝達装置の歯車比は、巻取りボビン11
3の巻取直径の特定の下限値において、連続する
写真潜像の重複を防止しかつ十分な写真間隔を確
保するために、一層大きい映像サイズを調整した
結果、丁度巻戻しボビン106から巻取りボビン
113へ向う方向の十分なフイルムの前進修正運
動が行なわれるようになつている。
一層大きいサイズをもつ写真撮影がすでに行な
われかつ一層大きいサイズに一致させてフイルム
105が移動させられたあと、しや蔽板116と
117とによつておおわれていないままの映像窓
のサイズを、回転ノブ160を適当に回すことに
よつて小さくする場合には、フイルムの損失が生
ずるであろう。何故ならば、フイルム105が適
当寸法だけ後進移動させられない限り、小さい方
のサイズの写真と大きい方のサイズのこれまで作
成した映像との間に不必要に大きい空き空間が生
ずると思われるからである。前記のフイルムの損
失は、しかしここに述べた装置においては避けら
れるかあるいは少なくともがまんできる最小値ま
で減少させられている。このために第7図、第1
2図、第13図に示される次のフイルム後進修正
運動用装置が存在する。すなわちサイズ選択用の
回転ノブ160に軸150を介して結合されてい
る前記の歯車251は他の歯車266にかみ合つ
ており、この歯車266は歯車267にかみ合つ
ている。歯車267は一方向継手268を中間連
結することにより軸端270に設けられており、
この軸端270はハウジング100に回転可能に
支持されておりかつその1つの端に公知のやり方
で半径方向の連結片271を有し、この連結片は
フイルム105用巻戻しボビン106にかみ合つ
ている(第5A図)。一方向継手268は、第1
2図において歯車267が時計回りに回転するさ
いに軸端270を連行し、したがつて巻戻しボビ
ン106がフイルム105の巻取り方向に回転さ
せられ、それに対し歯車267が逆回転するさい
に一方向継手268ははたらかず、軸端270は
連行されないように構成されている。歯車26
5,266および267によつて形成される動力
伝達装置の歯車比は、ボビン106の巻取直径の
特定の上限値において、連続する写真映像が過大
な空き空間なしにつながつているような、巻取り
ボビン113から巻戻しボビン106へ向う方向
のフイルム105の後進修正運動が行なわれるよ
うになつている。
前記の説明から、しや蔽板116と117とに
よつておおわれていない映像窓のサイズを変更す
るさいに、そのつど形状変更に適合したフイルム
106の修正運動が、サイズを大きくするか小さ
くするかによつて前進方向または後進方向に行な
われることがわかる。したがつてフイルムの移動
拘束を解くためすなわち拘束てこ210の突起2
12とラチエツト213とのかみ合いをはずすた
めに、押釦214が操作される直前に限つて、サ
イズ変更が可能である。フイルムの移動拘束が映
像サイズを変更したあとそのつど自動的再び有効
になるようにするため、第7図および第12図に
示された以下の装置が設けられている。すなわち
サイズ選択用回転ノブ160を保持する軸150
には、回転しないようにこの軸に結合された星形
車280が取りつけられている。この星形車は、
拘束てこ210をラチエツト213(第13図)
の方向に跳躍させるために、それぞれ回転ノブ1
60の2つの拘束位置の間で拘束てこ210の突
起281と共同動作するように決められている。
しかし拘束てこ210の突起212は、回転ノブ
160がまだ2つの拘束位置の間の中間位置にあ
る限り、ラチエツト213とかみ合うことができ
ない。何故ならばその場合にはピン163の内側
の端部が拘束てこ210の移動進路の中へ突出し
かつラチエツト213とかみ合うほんの直前に拘
束てこを引留めるからである。ピン163の外側
の端部がばね164の作用を受けて回転ノブ16
0の凹所161の1つの中へ拘束されてはじめ
て、ピン163の内側の端部が拘束てこ210の
ための進路を解放し、したがつててこの突起21
2がラチエツト213の中へ拘束されかつそれに
よつてフイルムの移動を拘束する。
前記の装置の使用方法および動作方法は、前記
の説明に示されていないところまで次のように要
求されている。すなわちロールフイルムの挿入前
にしや蔽板制御ノブ143が「閉」位置へ回さ
れ、それによつて両方のしや蔽板116と117
とが閉鎖位置へ移されかつハウジング100の前
面にある光線通過開口102が光線を通さないよ
うに閉鎖される。そのあとふた103が開放さ
れ、ハウジング100から引張装置109,11
0,114が取り出される。ロールフイルムが巻
き付けられている巻戻しボビン106は軸端27
0とその連結片271とにかみ合わされる。類似
の方法でからの巻取りボビン113は軸端190
とその連結片191とに連結される。ロールフイ
ルムの保護紙の外側の先行端は手で巻戻しボビン
106から引出され、ロール107と108との
間を通つて移動させられ、転向ロール112の回
りに案内され、かつ保護紙に印刷された始動矢印
の尖端が転向ロール112の近くの(図示されて
いない)一定の記号の高さに来るところまで前の
方へ引き出される。これにつづいて引張装置10
9,110,114がハウジング100の中へ挿
入され、そのあとで引張装置の裏側にあるロール
フイルムの保護紙が巻取りボビン113へ案内さ
れかつこれに取りつけられる。挿入されたロール
フイルムが「120」型か「220」型かにしたがつ
て、使用される型に関係する計測テープ230の
断片をカーテン240が解放しかつ他の計測テー
プの断片をしや蔽するような位置へ板241が移
動させられる(第7図)。さいごに継目なしの計
測テープ230があらかじめ定められた零位置へ
移されるが、このことは場合によつてはふた10
3が開かれたときにばねによつて自動的に行なわ
せることができる。ふた103を閉じたあとでは
本装置は使用準備の状態となる。
移動てこ195を操作するさいに、ロールフイ
ルムの帯状の保護紙が巻取りボビン113へ巻き
取られかつロールフイルムがいつしよに引かれる
ように巻取りボビン113が回転させられる。サ
イズ選択ノブ160のところで映像サイズの寸法
に保護紙の帯あるいはフイルムの長手方向におい
て一致している各々の移動ステツプをすすめたあ
とでフイルム移動拘束が有効になる。これは次の
ようにして行なわれる。フイルム移動の間に保護
紙またはフイルムによつて計測ロール108が駆
動され、計測ロールは歯車200によつてラツク
201を長手方向に移動させる。ラツクの端部の
ところにある傾斜面203が段付部材204に対
して当ると、ラツク201には横方向の力が加え
られ、この力は点202(第12図)のまわりの
ラツクの揺動を起こす。そのさいラツク201が
拘束てこ210を押圧し、したがつてこのてこが
ラチエツト213の方へ跳躍し、拘束てこの突起
212がラチエツト213の歯にかみ合うに至
る。これによつて巻取りボビン113に連結され
た軸端190は巻取方向への回転をしないように
拘束される。
押釦214を操作することによつて(第11
図)、拘束てこ210が腕224を介してラチエ
ツト213からはずれかつそれから離れるよう跳
躍することによつて移動拘束が解かれる。同時に
押釦214を操作することによつて二又てこ21
8を用いて歯車200がラツク201の歯からは
ずされ、そのあとでラツクは図示されていないば
ねの作用を受けてその初期位置へ戻る。
移動てこ195と押釦214とを何回も交互に
操作することによつて、計測テープ230の突起
248または248aが制御すべり片255の関
係する突起257の上を移動するまでフイルムが
前進方向に移動させられ、制御すべり片255の
位置は回転ノブ160によつて調整された映像サ
イズによつて決まる。この瞬間に突起248また
は248aを保持する計測テープ230の位置が
若干内側に向かつて押圧され、それによつて感触
腕225を操作する感触てこ258が操作され、
したがつて拘束てこ210が再びラチエツト21
3の方へ跳躍し、巻取りボビン113と連結され
た軸端190の回転が停止される。さてロールフ
イルム105は、しや蔽板116と117とがあ
とで開放位置に移される場合には、フイルムの先
行端が、選択された映像サイズに一致する映像窓
の内部でしや蔽板116のふちの附近たとえば第
3図のAの位置のあるところまで前進方向に移動
させられる。さてもう一度押釦214を操作する
ことによつて移動拘束が解かれ、移動拘束が再び
自動的に有効になるまでは、調整ずみの映像サイ
ズに一致した移動ステツプだけ移動てこ195に
よりフイルムを移動させる。さて写真撮影に適し
た感光フイルムの部分はしや蔽板116と117
とのうしろにある撮影個所にある。
さてこの装置全体は、通常の陰画カセツトまた
はロールフイルムカセツトのように焦点ガラスカ
メラの後側に取りつけることができる。取付けが
行なわれかつカメラシヤツタが閉じられていると
きには、しや蔽板制御ノブ143が「開」位置へ
回され、そのさい2つのしや蔽板116と117
とは、映像サイズ選択ノブ160のところで調整
されたサイズをもつ映像窓が2つのしや蔽板の間
でおおわれないところまで、向かいあつて移動す
る。フイルム上に最初の写真撮影潜像ができる原
因となるカメラシヤツタの操作のあとで、フイル
ムの移動拘束が解くために押釦214が押され、
でき上つた潜像の長手寸法に一致させてフイルム
を前進方向に移動させるために移動てこ195を
操作する。必要な移動送りの終端においてフイル
ムの移動拘束があらたに自動的に作用する状態に
なる。たとえばカメラの焦点ガラスを見かつ他撮
影対象を調整するために本装置をカメラから取り
はずす前に、しや蔽板116と117とはしや蔽
板制御ノブ143を「閉」位置へ回転させること
によつて閉鎖位置へ移すことができ、それによつ
てフイルム105の一部の好ましくない露光が避
けられる。これに対して本装置がをカメラに取り
つけたままにしておきかつカメラシヤツタが次の
画像の露出まで閉じられたままになつている場合
には、しや蔽板制御ノブ143を操作する必要は
ない。
次の写真撮影を一層大きい映像サイズで行ない
たい場合には、押釦214を押圧することによつ
てフイルムの移動拘束が解放され、つづいて表示
記号167または155の所望の映像サイズの情
報が向かい合うまでサイズ選択ノブ160が回さ
れ、そのさい回転ノブ160は拘束位置を占めね
ばならず、その位置においてピン163(第7
図)が回転ノブ160の凹所161の1つへかみ
合う。サイズ選択ノブ160の回転と同時に、歯
車260と261とによつて一方向継手262を
介して軸端190が回転させられ(第12図)、
したがつて巻取りボビン113が巻取り方向に駆
動されかつロールフイルム105が前進方向に移
動させられる。この場合に結果として生ずる修正
移動送りは少なくともこれまでに調整ずみの映像
サイズとあらたに調整された映像サイズとの間の
サイズの差の半分の大きさである。このようにし
て、連続する写真潜像がフイルム上で重なること
は防止される。あらたに選択された映像サイズが
回転ノブ160によつて調整されたあとで、フイ
ルムの移動拘束が再び自動的に作用する状態にな
る。何故ならば星形車280はノブ160の回転
の間に拘束てこ210のラチエツト213の方へ
跳躍させ、しかしそのさいピン163が回転ノブ
160の拘束凹所161の1つへかみ合わない限
り、ピン163は拘束てこ210がラチエツト2
13にかみ合うことを防止するからである。選択
された一層大きい映像サイズをもつ写真撮影用フ
イルムの露出のあとで再び押釦214が操作され
ねばならず、引つづいてフイルムの移動拘束が自
動的に作用する状態になるまで移動てこ195が
揺動させられる。そのさいロールフイルムは次の
映像のために、調整ずみの映像サイズの長手寸法
に一致させて前進方向に移動させられる。
一層小さい映像サイズをもつ次の写真撮影を行
いたい場合には、まず再び押釦214を操作する
ことによつてフイルムの移動拘束が解かれる。そ
のあとで、所望の一層小さい映像サイズの表示が
表示記号167または155と向かい合うまでサ
イズ選択ノブ160を回転させることができる。
回転ノブ160のこの回転の間に、軸端に連結さ
れた巻戻しボビン106がロールフイルムの巻取
り方向に駆動されるように、歯車265,266
および267により一方向継手268を介して軸
端270が回転させられる。これによつてこれま
で調整ずみの大きい方の映像サイズとあらたに調
整された小さい方の映像サイズとのサイズ差の少
なくとも半分にほぼ等しい送りだけフイルムの後
進修正運動が行なわれる。このようにして連続す
る写真の潜像の間に不必要なフイルム損失が避け
られる。あらたに選択された映像サイズが回転ノ
ブ160によつて調整されると、フイルムの移動
拘束が再び前記のやり方で自動的に作用する状態
になる。
両方のすべり表示片172と173とは、2個
のしや蔽板116と117とが光線通過開口10
2に関してどの位置を占めるか、たとえばしや蔽
板が閉鎖位置にあるかいなかについても、表示窓
170の中につねにたやすく認識させる。同様に
どれだけのフイルム材料がすでに露光されている
かおよび(または)どれだけのフイルム材料がま
だ以後の撮影のために使えるのかについて、表示
窓170の中で計測テープ230につけられた目
盛によつて読みとることができる。すべり表示片
172と173とはなるべく透明な着色材料から
構成されているから、計測テープにつけられた数
字は、すべり表示片172と173およびしや蔽
板116と117とが閉鎖位置にある場合にも見
ることが可能である。
フイルム移動過程の間に計測テープの突起24
9または249aが、すべり表示片172の関係
する突起250の上を移動すると、感触てこ24
6と揺動条片247とによつて音響信号が発生さ
せられ、この信号は、フイルム材料の一定の残長
だけ、しかもなるべくは最大可能な映像サイズ12
×6cmに対して十分なだけ以後の撮影のために使
用できることに写真家の注意を向けさせる。開始
された移動過程が、調整された映像サイズにした
がつて正常に終端まですすめられたあとでは、フ
イルムに以後の撮影のための場所がまだかなりあ
るようにする場合には、今どの映像サイズがもう
許容できないかを表示窓170において読みとる
ことができる。しかし次の撮影のあとあるいはそ
のような一層小さいサイズを放棄する場合には、
ロールフイルムとこれに付随する保護紙帯とを、
同時に押釦214を押圧しながら移動てこ195
によつて全部を巻取りボビン113へ巻き付ける
ことができる。
しや蔽板116と117とが閉鎖位置にない限
り前記の装置から取りはずし得ることを防止する
(図示されていない)拘束装置を設けることがで
きる。同様に本装置が正しくカメラに取りつけら
れていない限りしや蔽板116と117とをその
閉鎖位置に拘束する(図示されていない)装置を
設けることができる。
本発明による装置の前記の実施例は、同一のフ
イルム上の連続する撮影の間で映像窓のサイズを
調整できることおよびサイズ変更のさいの重なり
とフイルム損失とを避けるための自動装置などの
ような多数の利点があるために好ましいけれど
も、多くの応用例に対してはなお技術的に一層簡
単な変形実施例も効果的であるということができ
る。このような(図示されていない)変形実施例
は、たとえば以下に述べるように前記の装置とは
ことなる。
表示窓170には2個のすべり表示片172と
173とが省略されており、したがつてカム板1
79と185ならびにこの板と共同動作するてこ
176と182(第7図および第9図)も不要で
ある。回転ノブ160により大きい方の映像サイ
ズを選択するさいのフイルム前進修正運動用の歯
車260および261ならびに一方向継手262
が省略されている。同様に小さい方の映像サイズ
を選択するさいのフイルム後進修正運動用の歯車
265,266および267ならびに一方向継手
268も省略されている。そのために映像サイズ
変更のさいのフイルムの前進あるいは後進修正運
動は不可能なので、この変形実施例の場合にはロ
ールフイルム挿入のさい一定の映像サイズを選択
しなくてはならず、かつ全部の写真撮影のために
同一のフイルム上で一定の映像サイズを維持しな
くてはならない。撮影の間でのサイズ選択ノブ1
60の調整を防止するために、ハウジング100
のふた103が開かれている場合にだけ解放され
る拘束装置が回転ノブ160用として好都合に設
けられている。このために簡単なやり方でハウジ
ング内に二本腕のてこが揺動可能に設けられてお
り、このてこはこのてこの1つの腕に拘束ピン1
63のところでかみ合い、一方ふた103が閉じ
られる場合にてこの他方の腕がふた103によつ
て操作可能であり、したがつてふたが閉じられて
いる場合に前記のてこは、回転ノブ160の拘束
凹所161の1つにあるかみ合い個所に拘束ピン
163を確保する。さいごに音響信号発生器24
6,247およびこれに関係する計測テープ23
0の突起249および249aもなくすことがで
きる。
同一のフイルムにおける撮影の間での映像サイ
ズの変更が実際に可能な本装置の変形実施例も設
けられているが、しかし大きい方の映像サイズを
調整する場合には適当なフイルムの前進修正運動
が行なわれ、これに対して小さい方の映像サイズ
を選択する場合にはフイルムは後進方向には移動
させられない。したがつてこの変形実施例におい
てはフイルム上での連続する潜像の重なりは避け
られているが、しかし大きい方のサイズの映像と
これにつづく小さい方のサイズの映像との間のフ
イルム損失は避けられていない。
第14図ないし第22図には本考案による装置
の別の実施例が示されている。この実施例は、第
1図ないし第13図に示されかつそれに関して説
明されたものの改良である。第1の実施例の全部
品および詳細は、第14図ないし第22図による
装置においても同様であることが示されており、
したがつて今以下の説明においては、簡単にする
ために第1の実施例について述べられていない構
造部分と動作方法とだけが述べられている。
第14図および第15図によれば、両方のしや
蔽板116と117との移動用の歯付ベルト13
0(第6図)に追加して、第1の歯付ベルト13
0とは対照的に一方の側にだけ歯切りされた第2
の歯付ベルト300が存在する。第14図および
第15図に見られるように継目なしの第2の歯付
ベルト300は駆動歯車301にかけまわされ、
この駆動歯車が中空軸端302に取りつけられ、
この中空軸端は、サイズ選択ノブ160を保持す
る軸150を囲繞しかつこの軸に回転可能に支持
されている。さらに歯付ベルト300は、軸13
6に回転可能に支持された歯付ベルト用歯車30
3、軸125に回転可能に支持された歯付ベルト
用歯車304、軸135に回転可能に支持された
歯付ベルト用歯車305および軸121に回転可
能に支持された歯付ベルト306にかけまわされ
ている。これに関連して、しや蔽板の1つ117
の移動のために周辺に歯切りした歯車122を軸
121が保持し、かつ他のしや蔽板116の駆動
用の周辺に歯切りした歯車127は軸125に取
りつけられていることに注意する必要がある。第
1の実施例とは対照的に、両方の歯車対122と
127とは、第1の駆動ベルト130に所属する
歯付ベルト用歯車123または126には回転し
ないようには結合されておらず、この歯付ベルト
用歯車123または126は、歯付ベルト歯車3
06または304と同様に軸121および125
に自由に回転可能に支持されている。
第15図に示されるように、同軸に設けられた
歯付ベルト用歯車126と304との間には、端
部フランジを備えた継手スリーブ310があり、
この継手スリーブは、前記の歯付ベルト用歯車1
26と304との一方または他方を選択して継手
のかみ合い状態にし得るように、軸125の上を
軸線方向に移動可能である。継手スリーブ310
は、互いに直径上に向い合つている2個の長手方
向スリツトを有し、この長手方向スリツトを通し
て継手ピン312の反対側の端部が突出し、この
ピンは軸125の直径を貫通している。軸125
は軸線方向の凹所を有し、この凹所には継手ピン
314が同軸にかつ長手方向に移動し得るように
配置されている。前記のピン312は、軸125
の互いに向かい合つている2個の長手方向スリツ
トの中を案内されており、継手ピン314の直交
穴に固定的に取りつけられている。継手スリーブ
310は、コイル形圧縮ばね316および317
によつて囲繞されており、これらのばねの間に継
手ピン312の端部がかみ合つている。継手ピン
314は別の圧縮ばね318の作用を受けてお
り、この圧縮ばねは、継手ピンを軸125の凹所
の中へ一層深く押し込み、それによつて継手ピン
312と圧縮ばね317とにより継手スリーブ3
10を歯付ベルト用歯車126へ押圧し、それに
よつて軸125を歯付ベルト用歯車126に連結
するように作用している。
完全に同様に構成された継手装置320は、同
軸に設けられた歯付ベルト用歯車123および3
06の中にありかつ軸121に関係している。
軸125の凹所から突出する継手ピン314の
端部のところに二本腕のL形てこ321の一方の
腕がかみ合い、このL形てこの頂部は、関節結合
部322によつてハウジング100に揺動可能に
支持されている。このL形てこ321の他方の腕
は関節結合部323によつて押し棒324に結合
されており、この押し棒はハウジング100を長
手方向に貫通している。押し棒324の端部32
5はハウジング100から若干突出しかつ押釦と
して使用され、この押釦を操作することによつて
押し棒324と継手ピン314のL形てこ321
とを介しばね318の作用に抗して移動させるこ
とができ、したがつて継手ピン312は、歯車3
04を軸125に連結させるために、ばね316
によつて継手スリーブ310を歯付ベルト用歯車
304へ押圧し、一方同時に歯付ベルト用歯車1
26は軸125から連結をはずされる。類似のや
り方で、押し棒324は関節結合部326によつ
て第2のL形てこ327とも連結されており、こ
の第2のL形てこは関節結合部328によつてハ
ウジング100に揺動可能に支持されており、か
つこの第2のL形てこは、軸121が歯付ベルト
用歯車123から連結をはずされかつその代わり
に歯付ベルト用歯車306に連結させるように第
2の連結装置320を操作するのに用いられる。
第17図は、第2の歯付ベルト300を保持す
る中空軸端302用の駆動歯車301が、互いに
結合された2個の歯車330と331とを保持
し、これらの歯車が中空軸端に回転しないように
取りつけられていることを示す。歯車330は小
歯車332とかみ合わされており、この小歯車は
補助軸333の一端に取りつけられている。補助
軸333はハウジング100に回転可能に支持さ
れておりかつその反対の端部に他の小歯車334
を保持し、この小歯車が歯車335とかみ合つて
いる。歯車335は中空軸132に自由に回転可
能に支持されておりかつハウジング100から突
出するボス336を有し、このボスのところに、
ハウジングとしや蔽板制御ノブ143との間に設
けられた揺動てこ337が取りつけられている。
揺動てこ337を操作することにより歯車335
は回転させられ、この歯車335の運動は小歯車
334によつて補助軸333、小歯車332およ
び歯車330を介して中空軸端302と第2の歯
付ベルト300用の駆動歯車301とへ伝達され
る。押釦として用いられる押し棒の端部325を
同時に押圧ししたがつて歯付ベルト用歯車304
と306とが軸125または121に連結されて
いる場合には、揺動てこ337を操作するさい
に、しや蔽板116および117用の歯切りした
駆動歯車対127と122とが同じ向きに回転さ
せられ、したがつて両方のしや蔽板116と11
7とはハウジング100の光線通過開口102に
関して同期して移動させられる。
前記の歯車335とボス336とには、別の歯
車340が連結されており、この歯車は第18図
のように中間歯車341とかみ合つており、この
中間歯車は別の歯車342とかみ合つている。中
間歯車341は軸343によつて、また歯車34
0は軸344によつてハウジング100に回転可
能に支持されている。第1の実施例とは対照的
に、本考案による装置のここに述べた実施例にお
いては、移動可能な板345に表示窓170が設
けられており、この板345はハウジング100
の内側のところにすべり表示片172と173と
の運動方向に移動し得るように案内されている。
第18図には一層わかりやすくするためにすべり
表示片のうち1つだけが示されている。ハウジン
グ100は板345の前にのぞき開口346を有
し、こののぞき開口は表示窓170より大きい。
板345のところには歯車列347が存在し、こ
の歯車列は前記342にかみ合つている。しや蔽
板116と117とを同じ向きの移動のために揺
動てこ337を操作する場合には、同時に歯車3
40,341および342ならびに歯車列347
を介して表示窓170とともに板345が移動さ
せられ、一方すべり表示片172と173とは静
止しており、したがつてすべり表示片と表示窓と
の相対位置から、しや蔽板116と117とが光
線通過開口102に関してどの位置を占めるかを
たやすく認識することができる。歯車340,3
41および342により構成された動力伝達装置
の変速比は次のように決められている。すなわち
一方では同じ向きに行なわれるしや蔽板116と
117との移動とこれに類似の表示窓170の移
動との間の減速比が、一方ではしや蔽板の対向す
る移動運動と他方ではこれに対応するすべり表示
片172および173の対向する移動運動との間
の減速比に等しい。
押釦として用いられる押棒324の端部が押圧
されない限り、揺動てこ337を操作できないよ
う拘束する(図示されていない)拘束装置が存在
することも好都合である。揺動てこ337の操作
のために揺動すべき握りに押し棒を連結し、した
がつて前記の握りを揺動させかつそれにつづいて
揺動てこ337を操作するさいには、第2の駆動
ベルト用の歯付ベルト用歯車304と306とが
軸125および121に連結されている位置へ押
し棒324が自動的に動くことも可能である。
揺動てこ337によつて回転させ得る前記の歯
車330は、第14図に示されるように小歯車3
32ならびに歯車350とのかみ合いがはずれて
いる。歯車350は第2の一方向継手351を介
して巻取りボビン113駆動用の軸端190に設
けられている。一方向継手は次のように構成され
ている。すなわち一方向継手は、2つのしや蔽板
116と117との同じ向きの移動の間にそれぞ
れロールフイルムの前進運動の方向に歯車350
の回転運動を軸端190へ伝達し、それによつて
またフイルムの巻取り方向に巻取りボビン113
へ伝達し、しかししや蔽板が逆向きに同じ向きに
移動する間は伝達しない。歯車330と350と
によつて構成された動力伝達装置の変速比は次の
ように決められている。すなわち2つのしや蔽板
116と117とをフイルムの前進運動の方向に
自由に選択された区間だけ移動させる場合に、か
りにボビン113へのフイルムの巻付直径がまだ
最小である場合でも、回転する巻取りボビン11
3がフイルムを同じ区間だけ前進方向に移動させ
る。
同様に揺動てこ337によつて駆動可能な33
1(第17図)は、歯車355(第14図および
第15図)とかみ合つており、この歯車は、歯付
ベルト用歯車303を保持する軸136に自由に
回転可能に支持されており、歯車355自身は歯
車356にかみ合つている。歯車356は第2の
一方向継手357を介してロールフイルム用巻戻
りボビン106駆動用の軸端270に設けられて
いる。一方向継手357は次のように構成されて
いる。すなわち一方向継手は、2つのしや蔽板1
16と117との同じ向きの移動の間にそれぞれ
ロールフイルムの前進運動と逆の方向に歯車35
6の回転運動を軸端270へ伝達し、それによつ
てまたフイルムの巻戻し方向に巻戻しボビン10
6へ伝達し、しかししや蔽板が逆向きに同じ向き
に移動する間は伝達しない。歯車331,355
および356とによつて構成された動力伝達装置
の変速比は次のように決められている。すなわち
2つのしや蔽板をフイルムの前進運動の方向と逆
の向きに自由に選択された区間だけ移動させる場
合に、ボビン106への巻付直径が最大である場
合で、回転する巻戻しボビン106がフイルムを
ほぼ同じ区間だけ後進方向に移動させる。
第14図および第17図によれば、駆動ベルト
300用駆動歯車301の両側において中空軸端
302にそれぞれ1個のかさ歯車360または3
61が自由に回転可能に支持されている。これら
のかさ歯車360および361の各々が円周方向
に延びるスリツト362または363を有し、ス
リツトは約180゜の中心角を超えて延びる。駆動
歯車301の偏心した軸線方向の穴の中にピン3
64がはいつており、このピンの一端が1つのか
さ歯車360のスリツトの中へかみ合い、一方ピ
ン364の他端は他のかさ歯車361のスリツト
の中へ突出し、これは第17図に明らかに示され
ている。2つのかさ歯車360と361との互い
に近い方の面は、その周にそれぞれ1個のかさ歯
を備えており、このかさ歯は、2個のかさ歯車板
に共有のかさ歯車365にかみ合つている。前記
のかさ歯車365と別の一層大きいかさ歯車36
6とは同軸に軸367に設けられておりかつ互い
に回転しないように結合されている。軸367は
軸受台368によつてハウジング100に回転可
能に支持されている。この第2のかさ歯車366
はかさ歯輪歯車369にかみ合い、この輪歯車は
軸150に固定された歯車260に接している。
第1の実施例に関し第12図を参照してすでに説
明されているように、歯車260は歯車261に
かみ合つており、この歯車261は一方向継手2
62を介して巻取りボビン113駆動用として軸
端190に設けられている。
2つのかさ歯車板360と361、ベルト駆動
歯車301に取りつけられたピン364、かさ歯
車365と366、および軸150によつてサイ
ズ選択ノブ160に結合されたかさ歯輪歯車36
9は、次の課題をもつ限定機構をいつしよに形成
する。すなわち一方では映像サイズを変更するた
めにしや蔽板116と117とを反対方向に調整
し得ることと、他方では映像窓の移動のためにし
や蔽板を同方向に調整し得ることとを互いに関係
させて効果的に決めることである。サイズ選択ノ
ブ160が回転されると、歯車260とこれに設
けられたかさ歯輪歯車369とが一体になつてい
つしよに回転させられる。これによつてかさ歯車
366が回転に移され、そのさいこのかさ歯車に
回転しないように結合されたかさ歯車365が2
つのかさ歯車板360と361とを反対方向に駆
動する。そのさい円弧状に延びるスリツト362
と363とは互いに反対方向に動く。前記のスリ
ツトの一端が静止しているピン364にあたる
と、サイズ選択ノブ160はもうそれ以上同じ方
向に回転することはできない。逆にサイズ選択ノ
ブ160が拘束位置におかれたままになつてお
り、かつ揺動てこ337によつて両方のしや蔽板
116と117とが同方向に移動させられる場合
には、両方のかさ歯車360と361とは静止し
ており、一方歯付ベルト用歯車301は回転させ
られる。そのさいこの歯車301に固定的に結合
されたピン364は、かさ歯車板の弧状に延びる
スリツト362と366との中ですべる。ピン3
64が前記のスリツトの端部に当ると、揺動てこ
337は同方向にはそれ以上揺動することができ
ず、しや蔽板116と117とは静止する。
さてスリツト362と363とは次のように設
けられかつ決められている。すなわち第19図に
概略を示されているように、サイズ選択ノブ16
0のところで最小限可能な映像サイズたとえば
4.5×6cmが調整されている場合には、スリツト
は互いに合同な位置をしめ、第20図に概略を示
されているように、しや蔽板の間で自由のままに
なつている映像窓が、ロールフイルムの移動方向
に対して垂直に延びる光線通過開口102のふち
の1つに直接隣接するように、最小限可能な映像
サイズが調整されておりかつ同時に揺動てこ33
7によつて2つのしや蔽板116と117とが同
じ方向に移動させられる場合には、ピン364は
各々のスリツト362または363の他端に丁度
接触する。前記の条件が満たされた場合には、サ
イズ選択ノブ160によつて最大限可能な映像サ
イズたとえば12×6cmは、揺動てこ337が中心
位置を占める場合にしか調整することはできず、
この中心位置は映像窓の中心の位置に一致する。
そのさいピン364は、第21図に示すように、
1つのスリツト362の一端と他のスリツト36
3の反対側の端との間に拘束される。この場合に
は映像窓の偏心は不可能であり、ピン364の拘
束によつても防止される。さいごに、サイズ選定
ノブ160のところで中間の大きさの映像サイズ
たとえば7.2×6cmが調整されておりかつ揺動て
こ337が中央位置から若干揺動しており、した
がつて両方のしや蔽板116と117の間で自由
のままになつている映像窓が光線通過開口102
の中心に関して少し分散する。
第18図には、前記の歯車341に別の歯車3
70がかみ合つており、この歯車370は、ハウ
ジング100に設けられた軸371に自由に回転
可能に支持されていることが示されている。歯車
370は、止め摺動片373の歯車列372にか
み合つており、この止め摺動片は、ハウジング1
00の案内凹所374の中で計測テープ230に
沿つて直線的に移動し得るように案内されてい
る。止め摺動片373は、計測テープ230の方
へ突出する止め突起375を有し、この止め突起
375は、ロールフイルムを本装置へ挿入する前
あるいは挿入するさいに計測テープ230の初期
位置または零位置を決めるように、計測テープの
突起376との共同動作のために決められてい
る。歯車340,341および370と歯車列3
72によつて構成された動力伝達装置の変速比
は、しや蔽板116と117との同じ方向の駆動
用に用いられる装置300,301,304,1
27,306および122の変速比に対して、計
測テープ230の運動とフイルム105の運動と
の比と正確に同じ比たとえば1:5の比を有して
いる。
前記の装置の使用方法および動作方法が、第1
の実施例のものとことなつている範囲において以
下に要約されている。
揺動てこ337が中心位置にある場合には、第
14図ないし第22図による装置は、第1の実施
例に関して述べられたのと正確に同様に使用する
ことができる。しかしさらに、ハウジング100
の光線通過開口102よりも映像サイズが小さい
限り、サイズ選択ノブ160によつて選択された
映像サイズを多少とも開口の中心に関して移動さ
せるすなわち偏心させる可能性も示されている。
このことは、揺動てこ337を中心位置から一方
あるいは他の向きに揺動させることによりかつ同
時に押釦として用いられる押し棒324の端部3
25を押圧することにより可能になる。すでに述
べたように押し棒324を操作する結果として、
第1の駆動ベルト130に所属した歯付ベルト用
歯車126および123から軸125と121と
が連結をはずされ、そのかわりに第2の駆動ベル
ト300に所属した歯付ベルト用歯車304と3
06とに軸125と121とが連結される。揺動
てこ337を操作することによつて駆動ベルト3
00が駆動され、この駆動ベルトは、歯付ベルト
用歯車304と3306とにより、これらの歯車
に連結された軸125と121ならびにこれらの
軸に固定的に取りつけられた歯車対127と12
2とを回転させる。この結果2つのしや蔽板11
6と117との同方向の移動が行なわれ、したが
つてこれらしや蔽板の間に自由のままになつてい
る映像窓が光線通過開口102の内部で偏心され
た位置を占める。
巻戻しボビン106から巻取りボビン113へ
のロールフイルムの前進運動の方向にしや蔽板1
16と117とを同じ方向に移動させる場合に、
歯車330,350ならびに一方向継手351を
介しフイルムの巻取方向に巻取りボビン113を
駆動するために軸端190が駆動されることによ
つて、フイルムの前進修正運動が少なくとも同じ
区間だけ同時に行なわれる。この場合同じ軸端に
設けられた一方向継手262は完全に自由にすべ
る。巻戻しボビン106からフイルムを引き出す
ことは容易に可能である。何故ならば巻戻しボビ
ンに連結された軸端270に設けられた一方向継
手268と357とはこの場合完全に自由に回転
する。2つのしや蔽板116と117とが揺動て
こ337によつてロールフイルムの前進運動と逆
方向に同じ向きに移動させられる場合には、歯車
331,355,356ならびに一方向継手35
7を介しフイルムの巻取方向に巻戻しボビン10
6を駆動させるために軸端270が駆動されるこ
とによつて、フイルムの後進修正運動が少なくと
もほぼ同じ区間だけ同時に行なわれる。この場合
同じ軸端に設けられた一方向継手268は完全に
自由にすべる。フイルムの後進修正運動の場合に
はフイルムは巻取りボビン113から容易に引き
出される。何故ならばこの場合軸端190に設け
られた一方向継手262と351とが完全に自由
に回転するからである。映像窓が偏心する場合に
は連続してつづく潜像の重なりも連続してつづく
映像の間のフイルム損失も生じない。
しや蔽板制御ノブ143によつて、サイズ選択
ノブ160のところで調整された映像サイズに関
係なくかつ揺動てこ337により調整された映像
窓の偏心に関係なく、しや蔽板116と117と
を閉鎖位置へ移動することができ、この閉鎖位置
においては光線通過開口102が完全に閉じられ
ており、フイルムは光線入射から保護されてい
る。しや蔽板制御ノブ143を「閉」位置から
「開」位置へ回転させると、しや蔽板の間で自由
のままになつている映像窓が、サイズ選択ノブ1
60のところで調整された映像サイズに一致する
範囲でしかしや蔽板116と117とは移動せ
ず、そのさい映像窓は揺動てこ337により光線
通過開口の中心点に関して調整された同心または
偏心位置を自動的に占める。
第1の実施例の説明において、しや蔽板116
と117との逆向きの運動のさいに、同時にすべ
り表示片172と173も類似のやり方で移動さ
せられることが詳細に述べられている。前記の第
2の実施例においても同じ機能が得られている。
第2の実施例においてはさらに揺動てこ337に
よるしや蔽板116と117との同じ向きの調整
が、表示窓170(第18図)を内蔵する板34
5の類似の移動を行なわせる結果となり、したが
つて表示窓170の輪廓に関するすべり表示片1
72と173との相対位置は、光線通過開口10
2の輪廓に関するしや蔽板116と117とのそ
れぞれの位置と類似して変更される。それによつ
て表示窓170においてはすべり表示片172と
173と表示窓170の輪廓とによつて、光線通
過開口102に関してしや蔽板116と117と
がどの位置を占めるかが視覚的に表示され、その
さいしや蔽板から自由のままになつている映像窓
のそれぞれのサイズだけでなく、光線通過開口の
内部における映像窓の位置も認めることができ
る。
揺動てこ337の操作によつて、しや蔽板11
6と117とこれらのしや蔽板によつて自由のま
まにされた映像窓とを、光線通過開口102に関
して偏心した位置へ移すと、同時に動力伝達装置
340,341,370および372によつて止
め摺動片373も適当に調整され、そのさい摺動
片373のところに存在する止め突起375がそ
の位置を変える(第18図)。それによつて、計
測テープ突起376が止め摺動片373の突起3
75のところに当ることによつて決められる計測
テープ230の初期位置または零位置が、しや蔽
板116と117とこれらのしや蔽板によつて自
由のままにされた映像窓との偏心に類似して変え
られる。これによつて、本装置にロールフイルム
を装入する場合には、揺動てこ337が中心位置
からずれた位置にあり、露光可能なフイルム材料
の始端が自動的に正しい始動位置に移り、それに
よつて写真映像が部分的に先行紙の上へうつされ
したがつて一部が切られたりフイルム始端と第1
の写真映像との間に不必要に大きい使用不能の空
き空間が生じたりするのを防止することができ
る。
第23図には、偏心した映像窓を有する最後に
説明した実施例の改良された別の構成が示されて
いる。第14図ないし第22図に関連して説明さ
れた構造部分に追加して、第23図による装置
は、被写体にねらいを定めるためのフアインダ装
置を有する。フアインダ装置は主として光通路4
00、接眼レンズ401および前玉402を有す
る。前玉の内側の面のところにはのぞき開口付4
05付の板404があり、この開口の寸法は光線
通過開口102の寸法に比例する。板404は、
開口405の長い方の寸法の方向に移動し得るよ
うに設けられており、歯車407にかみ合う歯車
列406を有する。歯車407は軸408によつ
てハウジング100に回転可能に支持されており
かつ歯車409にかみ合つており、この歯車40
9は中空軸132に自由に回転可能に支持されて
おりかつ同軸に設けられた別の歯車410に回転
しないように結合されている(第17図も参
照)。この歯車410は小歯車411にかみ合つ
ており、この小歯車411は前記の補助軸333
(第17図)に回転しないように取りつけられて
おり、この補助軸333は揺動てこ337の揺動
によつて回転させることが可能である。それによ
つて揺動てこ337の揺動によりしや蔽板116
と117とを同じ方向に移動させるつど同時に補
助軸333と歯車411,410,409,40
7とを介して類似のやり方で板404が移動させ
られ、したがつて板404ののぞき開口405
は、つねにしや蔽板116と117との間で自由
のままになつている映像窓の位置に類似した位置
を占める。
板404の内側に向けられた面には、サイズ表
示しや蔽板412と413とがあり、これらのし
や蔽板は、同様にのぞき開口405の長い方の寸
法の方向に移動し得るように案内されておりかつ
透明な着色材料から構成されていることが好都合
である。サイズ表示しや蔽板412と413と
は、内側に向かつて張り出した耳片415および
416を有し、これらの耳片は、それぞれ1つの
関節結合部417または418によつて制御てこ
419または420に結合されている。この制御
てこはピン421によつて互いに連結されてお
り、このピン421は1対の案内スリツト422
の中を案内されており、この案内スリツトのうち
第23図には1つだけが示されている。前記の案
内スリツト422は、サイズ表示しや蔽板412
と413とが移動可能な平面に対して垂直に延び
る。ピン421は、さらにL形てこ425の1つ
の腕にあるスリツト424を貫通し、このL形て
こ425はその頂部において関節結合部426に
よつてハウジング100に揺動可能に支持されて
いる。L形てこ425の他の腕は、同様にスリツ
ト427を備えており、このスリツトを通して連
行ピン428がかみ合つている。この連行ピン4
28は、すべり表示片172の制御用てこ176
に取りつけられている。これによつてすべり表示
片172と173とを調整するつど同時にピン4
28、L形てこ425、ピン421および制御て
こ419と420とを介して類似の方法で、両方
のサイズ表示しや蔽板412と413も移動させ
られ、したがつてこれらのしや蔽板は、すべり表
示片172と173と同様にしや蔽板116と1
17とのそのつどの位置を認めさせる。耳片41
5と416とが引張りばね430によつて互いに
結合されており、この引張りばねは、サイズ表示
しや蔽板412と413とを向かい合つて動かす
ように作用することが好都合である。
接眼レンズ401を通してみると、サイズ表示
しや蔽板412と413とを通してのぞき開口4
05の輪廓もみることができ、したがつてサイズ
表示しや蔽板412と413との間およびしたが
つてしや蔽板116と117との間で自由のまま
になつている映像窓が、必要な場合にのぞき開口
405または光線通過開口102の中心点に関し
て移動させられるか否かまたはどのようにして移
動させられるかがわかる。同時に開口405を通
して被写体を見ることもでき、調整ずみの映像窓
に関して評価することもできる。したがつて被写
体の所望の部分の写真撮影をあとで行ない得るた
めに、映像窓を最も有効な位置へ移しかつ最も適
当なサイズへ調整することは比較的容易である。
本考案による装置の前記の実施例は、焦点ガラス
調整なしのカメラについて使用するのにも適して
いる。何故ならば、被写体をフアインダ装置の中
で観察しかつ評価することができる。この場合に
は表示窓170のうしろにあるすべり表示片17
2と173とは省略することができ、したがつて
表示窓の中で、消費ずみおよびまた備蓄中のフイ
ルムに関する情報をもつ計測テープ230だけを
見ることができる。
第1図ないし第13図に関連して説明された
(映像窓の偏心の可能性のない)本考案による装
置の第1の実施例が、第23図に示された種類の
フアインダ装置を備えており、しかしそのさい表
示窓405は固定的に設けられておりかつ歯車4
09と407とがなくなつていることが明らかで
ある。
説明されたすべての実施例において、しや蔽板
116と117とを移動させ、しや蔽板のそのつ
どの位置の視覚的表示を行なわせ、帯状感光材料
のそのつどの状態を表示し、かつ映像サイズを変
更したり光線通過開口102の内部で映像窓を移
動させたりするさいの帯状感光材料の前進また後
進修正移動を行わせる純機械的装置は存在してい
るけれども、もちろん本考案による装置の他の実
施例も可能であり、この実施例においては少なく
とも機能の一部が電気式、電気−機械式または電
子式の手段によつて行なわれる。突起248,2
48a,249,249aのかわりに、たとえば
計測テープ230が移動する場合に適当な固定の
検出機構または感触機構によつて検出できる電気
接点バンク、磁気膜またはスプロケツトと同じよ
うにちがつた形に構成された制御情報を計測テー
プ230が有することができる。計測テープ23
0は場合によつては回転可能な円板またはロール
で代用させることができる。
本発明による装置は、通常の陰画カセツトのか
わりに選択して種々のカメラに使用できかつカメ
ラから独立しているカセツトとしてつねに構成さ
れている必要はない。そのかわりに、たとえば第
23図に示されているように、本発明による装置
を写真撮影カメラの固定してまとまつた部分とし
て構成することも可能でありかつ多くの目的に対
して利点を有する。この場合には光を通さないハ
ウジング100は蛇腹501付カメラ500の後
部であり、この蛇腹はハウジング100と(図示
されていない)カメラの対物レンズ保持片との間
に公知のやり方で設けられている。第23図に関
連してすでに説明された部品400,401,4
02,404,405は、撮影すべき被写体にね
らいを定めるためのフアインダを構成し、そのさ
いサイズ表示しや蔽板412と413とはフアイ
ンダ映像において、しや蔽板116と117によ
つて調整された映像サイズを表示する。
本発明による装置がまとまつた部分であるカメ
ラの別の例として、映像区域制限枠の光線通過開
口の全部または一部をしや蔽用として(しや蔽板
116と117とに類似した)しや蔽板が設けら
れている一眼レフカメラを述べることにし、これ
に対して前記のしや蔽板(すべり表示片172と
173とに類似した)の模型は、カメラのフアイ
ンダ用焦点ガラスの直前または直後にある。消費
ずみおよび(または)まだ使用可能な未使用の感
光材料に関する情報を備えている計測テープある
いは他の等価な機構は、この場合同様にフアイン
ダ用焦点ガラスの範囲を通過することができ、そ
のさい計測テープなどは、ある機能を制御するた
めの突起(突起248,248a,249および
249a)を有することもできる。本発明による
装置がカメラのまとまつた部分である場合には、
たとえば感光材料を内蔵する平面の前にカメラが
みぞ形シヤツタを有する場合には、しや蔽板は光
線通過開口を完全に閉鎖する位置へ必ずしも移す
ことのできるものでなくてよい。
本発明による装置の説明ずみの実施例は、写真
家、とくに職業写真家に一連の利点を提供してお
り、そのうち最も重要なものは次のとおりであ
る。
すなわち、複数個のカメラやカセツトを必要と
することなしに、種々の映像サイズをもつ写真撮
影が可能である。撮影のサイズについて辺の比を
固定されるという制約はなく、したがつて最適の
映像形成が可能である。辺の比が1:nのパノラ
マ撮影も可能であり、そのさいnは2またはそれ
より大きい値である。映像サイズは、たとえば細
かい個所の多い被写体に対して一層良好な映像品
質を得るために大きい方のサイズを用いるような
やり方で被写体に適合させられる。交換可能な対
物レンズをもつカメラを使用する場合には、サイ
ズ変更によつて対物レンズ交換の必要性は減少さ
せることができる。同様に、中形および大形サイ
ズのカメラ用としていずれにせよ有効であるかあ
るいは避けられない可変焦点距離をもつ対物レン
ズの使用を多くの場合やめることができる。視界
制限枠101の光線通過開口102の内部で映像
窓を偏心させ得ることは、たとえば建造物の写真
撮影におけるひずんだ線を避けることを可能に
し、このことはさもなくば移動可能な後壁または
移動可能な対物レンズ保持片をもつカメラによる
か、あるいは光学軸に対しふちを直角に移動させ
得る特殊な対物レンズを用いるかしなければ実現
できないことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の実施例として、通常の陰画カ
セツトのように焦点ガラスカメラの後面のところ
に取りはずし可能に取りつけることのできる本考
案による装置の側面図、第2図は、第1図の装置
の反対側から見た類似の側面図、第3図は本装置
の正面図、第4図は本装置の背面図、第5A図お
よび第5B図は、第3図または第4図の線5−5
による縦断面図のそれぞれ一部の拡大図、第6図
は、第3図の線6−6による縦断面図の拡大図、
第7図は、第1図の線7−7による横断面図の拡
大図、第8図は、第7図に示された本装置の若干
の部分の360゜以上におよぶ周辺断面の概略展開
図、第9図は、第4図または第7図の線9−9に
よる部分的縦断面図の拡大図、第10図は、第7
図および第9図に示された計測テープの部分的展
開図、第11図は、第2図の線11−11による
部分的縦断面図の拡大図、第12図は、第4図の
線12−12による縦断面図の拡大図、第13図
は、第2図の線13−13による縦断面図の拡大
図、第14図は、本考案による装置の他の実施例
の、第15図の線14−14による縦断面図、第
15図は、第14図の線15−15による部分的
縦断面図、第16図は、第14図の線16−16
による類似の部分的縦断面図、第17図は、第1
4図の線17−17による横断面図、第18図
は、第17図の線18−18による部分的縦断面
図、第19図ないし第22図は、ことなつた映像
窓調整のさいに用いられる本装置の若干の構造部
品の概略図、第23図は、第14図ないし第22
図に示された本考案による装置の実施例の補足に
ついての部分的縦断面図である。 100……ハウジング、101……枠、102
……光線通過開口、105……帯状感光材料、1
06……巻戻しボビン、106,113,190
〜198……感光材料移動装置、109〜111
……感光材料案内装置、113……巻取りボビ
ン、116,117……しや蔽板、121〜13
2,150;300〜336……制御装置、16
0……操作装置、260〜262;350,35
1;251,266〜268,270;355〜
357……修正移動装置、170;405……表
示区域、230……表示機構、262;351…
…一方向連結装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 固定光線通過開口102およびこれを包囲す
    る枠101をもつハウジング100と、この枠
    101および光線通過開口102の後ろで帯状
    感光材料105を案内する案内装置109〜1
    11と、帯状感光材料105用の巻戻しボビン
    106および巻取りボビン113をもちかつ帯
    状感光材料105をその長手方向に動かす移動
    装置106,113,190〜198と、光線
    通過開口102の一部を覆つてこの光線通過開
    口102より小さい可変映像窓を形成する少な
    くとも1個の変位可能なしや蔽板116,11
    7とを備え、しや蔽板116,117によつて
    覆うことのできる光線通過開口102の部分
    が、帯状感光材料105の長手方向に対して直
    角に延びる光線通過開口102の互いに対向す
    る横縁から始まり、移動装置106,113,
    190〜198が、各露光過程後に帯状感光材
    料105を、巻戻しボビン106から巻取りボ
    ビン113の方向へ、しや蔽板116,117
    により空けられる映像窓の大きさに合わされる
    1つの前進運動送りだけ動かし、さらにしや蔽
    板116,117したがつて映像窓を変位させ
    る制御装置121〜132,150;300〜
    336および付属する操作装置106と、しや
    蔽板116,117の変位により帯状感光材料
    105の前進運動方向に見て映像窓の第2の横
    縁に生ずる位置変化にほぼ一致する修正運動送
    りで帯状感光材料105を動かす修正移動装置
    260〜262;350,351;251,2
    66〜268,270;355〜357と、ハ
    ウジング100に設けられる表示区域170;
    405と、この表示区域において視覚的に知覚
    できかつ帯状感光材料105の運動状態を表示
    する表示機構230とを備えているものにおい
    て、しや蔽板116,117の変位により、帯
    状感光材料105の前進運動方向に見て映像窓
    の第1および第2の横縁のそれぞれの位置が、
    帯状感光材料105の長手方向に測つた固定光
    線通過開口102の寸法の少なくとも半分に相
    当する距離にわたつて連続的に変化可能であ
    り、修正移動装置260〜262;350,3
    51;251,266〜268,270;35
    5〜357が、しや蔽板116,117を変位
    させる制御装置121〜132,150;30
    0〜336と帯状感光材料105用移動装置1
    06,113,190〜198の巻取りボビン
    113との間に挿入される少なくとも1つの一
    方向連結装置262:351をもち、帯状感光
    材料105の前進運動方向における映像窓の第
    2の横縁の位置を変化する方向に制御装置12
    1〜132,150;300〜336が操作さ
    れると、一方向連結装置262;351を介し
    て巻取りボビン113が駆動されて、前進修正
    運動送りを行ない、逆の方向に制御装置121
    〜132,150;300〜336が操作され
    ると、この一方向連結装置のため巻取りボビン
    113が駆動されないことを特徴とする、写真
    撮影装置。 2 修正移動装置260〜262;350,35
    1;251,266〜268,270;355
    〜357が、しや蔽板116,117を変位さ
    せる制御装置121〜132;300〜336
    と帯状感光材料105用移動装置106,11
    3,190〜198の巻戻しボビン106との
    間に挿入される別の一方向連結装置268;3
    57をもち、帯状感光材料105の前進運動方
    向とは逆に映像窓の第2の位置を変化する方向
    に制御装置121〜132;150;300〜
    336が操作されると、この別の一方向連結装
    置268;357を介して巻戻しボビン106
    が駆動されて、後進修正運動送りを行ない、逆
    の方向に制御装置121〜132;150;3
    00〜336が操作されると、この別の一方向
    連結装置のため巻戻しボビン106が駆動され
    ないことを特徴とする。実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の装置。 3 帯状感光材料の長手方向に移動可能な2個の
    しや蔽板116,117を備え、これらのしや
    蔽板によつて逆の側から光線通過開口のそれぞ
    れ一部を覆うことができ、しや蔽板116,1
    17が、逆向きの同じ運動のための第1の制御
    装置123,126,130,131,132
    と同じ向きの同じ運動のための第2の制御装置
    300,301,302,304,306とに
    連結可能であることを特徴とする、実用新案登
    録請求の範囲第2項に記載の装置。 4 しや蔽板116,117の変位によつて、映
    像窓が、その大きさを変えることなく、光線通
    過開口102内における位置を変化可能である
    ことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の装置。 5 帯状感光材料の長手方向に移動可能な2個の
    しや蔽板116,117を備え、これらのしや
    蔽板によつて逆の側から光線通過開口のそれぞ
    れ一部を覆うことができ、しや蔽板116,1
    17が同じ向きの運動のための制御装置30
    0,301,302,304,306に結合さ
    れていることを特徴とする、実用新案登録請求
    の範囲第4項に記載の装置。 6 しや蔽板116,117の一方または両方
    が、光線通過開口102を完全に覆う位置へ移
    動可能であることを特徴とする、実用新案登録
    請求の範囲第1項または第3項または第5項に
    記載の装置。 7 映像窓調整の選択のため、および光線通過開
    口102を完全に覆う位置と選択された映像窓
    に対応する開放位置としや蔽板116,117
    の一方または両方を移動させるための別体の装
    置160,337または143を備え、映像窓
    調整の選択装置160,337だけが、帯状感
    光材料105のための移動装置190,26
    0,261,262,330,350,35
    1,251,266,267,268,27
    0,331,355,357に結合されている
    ことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第
    6項に記載の装置。 8 表示機構230が、動作の自動制御用の制御
    情報248,248a,249,249aを保
    持することを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の装置。 9 最初の写真撮影の前に必要な帯状感光材料1
    05の一定の初期位置からの前進運動を制限す
    る装置210〜213,225,255,25
    7,258が存在し、表示機構230の少なく
    とも1つの制御情報248,248aによつて
    制限装置が制御可能であり、制御情報248,
    248aを検出するため、表示機構230の運
    動方向およびその逆方向に変位可能な部材25
    5に固定検出機構257が設けられ、映像窓の
    第2の横縁の位置変化に対応して前記の部材2
    55を変位させる制御装置251〜254が存
    在し、前記の部材255の変位運動と映像窓の
    第2の横縁の変位運動との比が、表示機構23
    0の運動と帯状感光材料105の運動との比に
    等しいことを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の装置。 10 信号装置246,247,250が、帯状感
    光材料の一定の長さの残りだけが以後の撮影の
    ために使用可能なことを通報し、表示機構23
    0の少なくとも1つの制御情報249,249
    aによつて信号装置が制御可能であり、制御情
    報249,249aを検出するために固定検出
    機構250が存在することを特徴とする、実用
    新案登録請求の範囲第9項に記載の装置。 11 表示機構の運動方向およびその逆方向に変位
    可能な部材172に検出機構250が設けら
    れ、映像窓の第2の横縁の位置変化に対応して
    前記の部材172を変位させる制御装置174
    ないし179が存在し、前記の部材172の変
    位運動と映像窓の第2の横縁の変位運動との比
    が表示機構230の運動と帯状感光材料105
    の運動との比に等しいことを特徴とする、実用
    新案登録請求の範囲第10項に記載の装置。 12 表示機構230が制御情報を表示する制御カ
    ム248,248a,249,249aをもつ
    ていることを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第9項ないし第11項のうち1つに記載の装
    置。 13 表示機構230が少なくとも1つの止めカム
    376を有し、この止めカムが、表示機構23
    0の零位置を決定するための固定止めカム37
    5と共同動作し、表示機構230の運動方向に
    変位可能な部材373に固定止めカム375が
    設けられ、映像窓の位置変化に対応して前記の
    部材373を変位させる制御装置341,37
    0,372が存在し、前記の部材373の変位
    運動と映像窓の位置変化との比が、表示機構2
    30の運動と帯状感光材料105の運動との比
    に等しいことを特徴とする、実用新案登録請求
    の範囲第9項ないし第11項のうち1つに記載の
    装置。 14 表示機構230が、種々の長さの帯状感光材
    料105に対する異なつた2系列の長さ情報の
    少なくとも1つをもち、使用ずみの帯状感光材
    料105に対して適切でない長さ情報を選択的
    にしや蔽する変位可能なしや蔽部材240が存
    在し、種々の長さの帯状感光材料105に対す
    る異なつた長さ情報の各々の系列に個々の制御
    情報248,248a,249,249aが所
    属しており、しや蔽部材240の変位によつて
    制御情報の少なくとも一部が自動的に選択可能
    であることを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第9項ないし第13項のうち1つに記載の装
    置。 15 光線通過開口102の輪郭に関してそれぞれ
    のしや蔽板位置または映像窓調整の視覚的表示
    を行なわせるために、視覚的に知覚できる光線
    通過開口102としや蔽板116,117との
    模型170,172,173;405,41
    2,413をもつ表示区域と、しや蔽板位置に
    対応してしや蔽板116,117の模型17
    2,173;412,413を制御する装置1
    76,179,184,185;419,42
    0,425とを備え、1つまたは同一の表示区
    域における光線通過開口102としや蔽板11
    6,117との模型170,172,173,
    405,412,413および表示機構230
    が同一の表示区域において同時に視覚的に知覚
    でき、しや蔽板116,117の模型172,
    173,412,413の制御装置176,1
    79,184,419,420,425と表示
    機構230の駆動装置108,231,23
    6,236a,237,238,239とが、
    しや蔽板116,117の模型172,17
    3,412,413の運動としや蔽板116,
    117の運動との比および表示機構230の運
    動と帯状感光材料105の運動との比が等しく
    なるように、互いに整合され、光線通過開口1
    02としや蔽板116,117との模形17
    0,172,173,405,412,413
    の後の表示区域の範囲に表示機構230がある
    ことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第
    8項ないし第14項のうち1つに記載の装置。 16 写真撮影装置が、種々の写真用カメラに選択
    して取りつけるためのカメラから独立したカセ
    ツト100として構成されていることを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    装置。 17 写真撮影装置が、写真用カメラのまとめられ
    た部分であることを特徴とする、実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の装置。
JP1986088603U 1977-02-07 1986-06-12 Expired JPS6235081Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
CH144277A CH615765A5 (ja) 1977-02-07 1977-02-07

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JPS61203735U JPS61203735U (ja) 1986-12-22
JPS6235081Y2 true JPS6235081Y2 (ja) 1987-09-07

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ID=4210554

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JP1157178A Pending JPS5397816A (en) 1977-02-07 1978-02-06 Photo shooting system using band sensitive material such as rolllfilm
JP1986088603U Expired JPS6235081Y2 (ja) 1977-02-07 1986-06-12

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JP1157178A Pending JPS5397816A (en) 1977-02-07 1978-02-06 Photo shooting system using band sensitive material such as rolllfilm

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DE (1) DE2708523C3 (ja)
NL (1) NL7800905A (ja)

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US4180314A (en) 1979-12-25
CH615765A5 (ja) 1980-02-15
DE2708523B2 (de) 1979-11-22
JPS61203735U (ja) 1986-12-22
JPS5397816A (en) 1978-08-26
NL7800905A (nl) 1978-08-09
DE2708523A1 (de) 1978-08-10
DE2708523C3 (de) 1980-08-07

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