JPH0572625A - 連写カメラ - Google Patents

連写カメラ

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Publication number
JPH0572625A
JPH0572625A JP3267195A JP26719591A JPH0572625A JP H0572625 A JPH0572625 A JP H0572625A JP 3267195 A JP3267195 A JP 3267195A JP 26719591 A JP26719591 A JP 26719591A JP H0572625 A JPH0572625 A JP H0572625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter plate
continuous shooting
exposure
shutter
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3267195A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kameyama
信行 亀山
Michio Cho
倫生 長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3267195A priority Critical patent/JPH0572625A/ja
Priority to US07/946,097 priority patent/US5264882A/en
Publication of JPH0572625A publication Critical patent/JPH0572625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/023Multi-image cameras
    • G03B19/026Sequence cameras

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な機構で部品点数を少なくし小型化を容
易にする。各連写画面の露光精度を揃える。1回の連写
で多くの連写画面を撮影する。連写画面の時間的な順番
を分かりやすくする。 【構成】 レリーズボタンの押圧により、ステッピング
モータでシャッタ板12を回転駆動する。シャッタ板1
3はピン19を介してシャッタ板12に従動される。シ
ャッタ板12,13には、スリット21a〜21d,2
2a〜22dが形成してあり、これらのスリットは重な
り合った状態で、シャッタ基板に4個ずつ2列に形成し
た計8個の露光開口を順次に開閉する。 【効果】 コンパクトに作製できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、一回のレリーズ操作に
より短い時間間隔で複数回の撮影を行う連写カメラに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】運動している被写体を時間的なずれをも
って順々に撮影すると、撮影の瞬間毎に動きの止まった
写真画像を得ることができる。このため、例えばスポー
ツ等では各瞬間毎のフォームを静止画像として観察する
ことができ、非常に便利である。このような連写機能を
得るには、一眼レフカメラで行われているように、モー
タによりフイルムを1コマずつ高速で巻き上げながら、
これに同期してシャッタを駆動すればよい。しかし、フ
イルムを高速で巻き上げると、モータの音がうるさくな
り、例えばゴルフスイング等のように静粛性が要求され
る場面では問題がある。また、1回の連写に使用する撮
影コマを増やすと、フイルムの使用量がかさみ、一本の
フイルムで多くの連写を行うことができない。更にプリ
ント写真は通常1コマ毎に分割されてしまうから、連写
シーンであってもバラバラのプリント写真となり、整理
に手間取るという問題もあった。
【0003】このような背景から、特公昭41−133
52号公報や特開平2−105132号公報に見られる
ように、一回のレリーズ操作によって、複数の露光開口
を通して順次に撮影を行うようにした連写カメラが提案
されている。前者の公報記載のカメラでは、複数の露光
開口の各々にシャッタ羽根とこれを駆動するスプリング
装置を設け、チャージしたシャッタ羽根を順次に開放し
て撮影を行うようにしている。また、後者の公報記載の
カメラは4つの露光開口を通し、それぞれの連写画面が
「田」の字型に配列されるようにしたもので、ロータリ
ー式の一枚のシャッタ板を一回転させるだげで、時間的
にずれた4コマの連写画面が撮影されるようになってい
る。
【0004】しかしながら、複数の露光開口毎にシャッ
タ羽根及びスプリング装置を設けたものでは、各シャッ
タ羽根がそれぞれのスプリング装置によって駆動される
ので、構造が複雑で部品点数が多く小型化が困難である
とともに、全てのシャッタ羽根の駆動特性を揃えること
が困難であり、各連写画面の露光時間や連写間隔にばら
つきが生じやすいという問題がある。また、一枚のシャ
ッタ板を回転させ、その回転中心から等距離の位置に複
数の連写画面を撮影するものでは一回の連写で撮影され
る連写画面の数を多くすることが困難であるだけでな
く、「田」の字型に配列したプリント写真になるため連
写画面の時間的な順番がわかりにくいという欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの欠点を補うた
め、本出願人より、2コマのパノラマプリント用の画面
を横方向に複数に分割して、一回のレリーズ操作により
分割された各々のコマに端から順次に撮影を行うように
した連写カメラが特願平2−216594号で提案され
ている。この連写カメラで撮影されたフイルムに、パノ
ラマプリントサービスを適用することにより、充分観賞
に足るプリント写真を得ることができるが、周知のよう
にパノラマプリント用の画面はフイルムのコマの中央部
分を使っているため、フイルムの使用効率という点では
改良の余地を残している。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、簡単な構造で部品点数が少なく小型化が容易であ
るとともに、各連写画面の露光精度を揃えることが容易
で、しかも一回の連写で撮影される画面の数が多く連写
画面の時間的な順序のわかり易い連写カメラを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、フイルムの給送方向に沿って2列に、各
列3個以上で配列された露光開口と、この露光開口を覆
う2枚の円板状のシャッタ板と、前記シャッタ板の各々
に形成され、各シャッタ板の回転により前記露光開口の
内所定の露光開口を同時に横切って露光を行う開口を備
えたものである。
【0008】
【実施例】本発明の連写カメラの外観を示す図3におい
て、カメラボディ2の前面には8個の撮影レンズ3a〜
3hが4個ずつ上下二段に配列されて取り付けられ、各
々の撮影レンズの光軸は平行になっている。この撮影レ
ンズ3a〜3dはアクリル等の透明な樹脂からなるレン
ズプレート4に一体に成形され、撮影レンズ3e〜3h
はレンズプレート5に一体成形されている。またカメラ
ホディ2の上面にはレリーズボタン6,連写間隔を設定
するコマ数設定ノブ7,右利き,左利きによって撮影順
序を切り換えるR/L設定ノブ8が設けられている。
【0009】図1及び図2に示すように、カメラボディ
2の内部には撮影レンズ3a〜3hに対応した8個の露
光開口9a〜9hを形成したシャッタ基板10が固定さ
れている。これらの露光開口9a〜9hの内径はいずれ
も等しくなっている。シャッタ基板10には軸11が一
体に形成されており、この軸11には一対の円板状のシ
ャッタ板12,13が回動自在に設けられている。シャ
ッタ板12の外周には全周にわたって歯列14が形成さ
れている。この歯列14には駆動ギヤ15が噛合してお
り、ステッピングモータ16の回動は前記駆動ギヤ15
を介してシャッタ板12に伝達される。シャッタ板12
には反射片17が設けられており、この反射片17はシ
ャッタ基板10に設けられた反射型ホトセンサ18で監
視される。これにより、シャッタ板12の原点位置の確
認が可能となる。
【0010】シャッタ板12,13の中央には、前記軸
11が挿通される開口12a,13aが図4に示すよう
に形成されている。シャッタ板12にはピン19が、シ
ャッタ板13にはピン19が嵌入する周方向に長いスロ
ット20がそれぞれ形成されている。シャッタ板12が
時計方向に回動されたときには、ピン19がスロット2
0の端部20aを、またシャッタ板12が反時計方向に
回動されたときには、ピン19がスロット20の端部2
0bを押圧して、シャッタ板13を従動させる。
【0011】シャッタ板12には開口12aの中心とピ
ン19を結ぶ直線上に4個のスリット21a〜21dが
形成されており、またシャッタ板13には開口13aの
中心と端部20bを結ぶ線分上にスリット22a,22
bが、開口13aの中心と端部20aを結ぶ直線上にス
リット22c,22dがそれぞれ形成されている。更に
シャッタ板13にはシャッタ基板10に接触する突起2
3が前記開口13aを取り囲むように一体に形成されて
いる。この突起23はシャッタ基板10に適度のフリク
ションを与え、シャッタ板13が慣性で回転しないよう
にしている。
【0012】上述した軸を拡大して示す図5において、
この軸11は径の異なる軸部11a〜11dで構成され
ており、前記シャッタ板13は軸部11aの上面に載置
され、軸部11bの外周面を軸周として回動される。シ
ャッタ板13が軸11から外れないように、軸部11c
には円筒形の抜け止め24が上方から装填される。この
抜け止め24はシャッタ板12の固定回転軸として用い
られるため、軸部11cの外周面には、回転方向の移動
を阻止するキー25と軸方向の移動を阻止するフック2
6がそれぞれ形成されている。この抜け止め24にシャ
ッタ板12が取り付けられるが、軸部11dは図2に示
すようにカメラボディ2に嵌入されるから、シャッタ板
12,13は軸11から外れることはない。なお、この
実施例ではシャッタ板13が慣性で回転するのを防止す
るために、シャッタ板13に突起23を設けたが、図6
に示す摺動接片28や図7に示すようにシャッタ基板1
0に突起29を設け、この突起29に圧縮バネ30でシ
ャッタ板13を押圧するようにしてもよい。
【0013】前記カメラボディ2には仕切り壁27が一
体に形成されており、この仕切り壁27とカメラボディ
2により、35ミリフイルム31の前面には、等しいサ
イズの8個の露光室32a〜32hが設けられる。露光
室32a〜32hは図1に示すように、35ミリフルサ
イズ画面33を8コマの連写画面34a〜34hに分割
する。連写画面34a〜34d,34e〜34hは4コ
マずつ上下二段に配置される。なお、プリント時にネガ
マスクよるケラレを考慮すると、4個の連写画面34
a,34d,34e,34hの横サイズを、他の連写画
面34b,34c,34f,34gのそれよりも長くす
るのがよく、各撮影レンズ3a〜3hの中心は分割の前
の画面中央に寄せておくのが望ましい。
【0014】フイルム31は、スプール35が反時計方
向に回転することにより巻上げられ、パトローネ36か
ら引き出される。スプール35にはフイルム給送用のモ
ータ37が内蔵され、その駆動力はギヤ38を介してフ
イルム給送機構39に伝達される。フイルム給送機構3
9はギヤ38からの駆動力を受け、フイルム巻上げ時に
はギヤ40を介してスプール35を駆動し、フイルム巻
戻し時にはギヤ41を介して巻戻し用のフォーク42を
駆動する。
【0015】パーフォレーション31aに係合するスプ
ロケット45は、フイルム31の給送により回転され
る。フイルム31の給送長はスプロケット45及びエン
コーダ48によって検出される。エンコーダ48はスプ
ロケット45に一体に固着され、放射状に透孔スリット
が形成された信号板47と、信号板47の回転を光電検
出するフォトセンサ48とからなる。フォトセンサ48
は、フイルム巻上げ時に透孔スリットの通過個数を計数
し、フイルム31の給送量が35ミリフルサイズの1コ
マ分に達した瞬間にモータ37の停止信号を発生する。
【0016】図8は連写カメラの回路構成をブロック図
で示したもので、その撮影シーケンスはMPU50によ
って管制されている。MPU50は、レリーズボタン6
が押されたときにレリーズ信号発生回路51からのレリ
ーズ信号を受けて撮影シーケンスを開始する。連写間隔
設定回路52は、コマ数設定ノブ7のセット位置に応
じ、8コマを1秒(FASTモード),2秒(SLOW
モード)のいずれかで連写するかを設定する。
【0017】R/Lモード切換回路53は、R/L設定
ノブ8のセット位置に応じ、連写時のシャッタ板12,
13の回転を時計方向,反時計方向のいずれかに切り換
える。即ち、連写の対象とする人物が右効きの動きを行
うときには、R/L設定ノブ8を指標Rにセットするこ
とによって、R/Lモード切換回路53はMPU50に
右効きモード信号を入力し、R/L設定ノブ8が指標L
にセットされたときにはMPU50には左効きモード信
号が入力される。また、プログラムROM54には連写
撮影のシーケンスプログラムが格納され、前述した連写
間隔設定回路52,R/Lモード切換回路53からの信
号に応じた連写撮影のシーケンスを実行する。
【0018】ドライバIC55は、MPU50からの制
御信号及びクロックパルスを受けてステッピングモータ
16に駆動パルスを供給する。周知のように、ステッピ
ングモータ16は供給される駆動パルスの個数に比例し
て回転を行うから、駆動パルスの個数により回転角を決
めることができ、さらに駆動パルスの周波数を変更させ
ることにより,即ちパルス間隔を変更することにより回
転の速さをコントロールすることができる。
【0019】このように構成された連写カメラで、例え
ば右利きの人のゴルフスイングをトップ位置からフォロ
ースルーの位置まで連写する様子について、図9(A)
〜図13を参照して説明する。R/L設定ノブ8を指標
Rにセットした後、ゴルフシャフトがトップ位置にきた
時にレリーズボタン6を押圧する。これにより、ステッ
ピングモータ16が正転し、駆動ギヤ15を介して、図
9(A)に示す原点位置のシャッタ板12を反時計方向
に回転する。シャッタ板12が図9(B)に示す位置ま
で移動されると、ピン19が切欠きの端部20bを押圧
するから、シャッタ板13はシャッタ板12に従動する
ようになる。この状態では、スリット21a,21bと
シャッタ板13のスリット22a,22bがそれぞれ重
なり合う。そして、スリット22aが図10(A)に示
す第1露光位置を通過すると、露光開口9aが開閉され
る。
【0020】シャッタ板12が回転を続け、スリット2
2bが図10(B)に示す第2露光位置を通過すると、
露光開口9bは開閉される。そして、スリット22bが
図示しない第3露光位置を通過すると、露光開口9cは
開閉される。この後、スリット22aが図11(A)に
示す第4露光位置を通過すると、露光開口9dは開閉さ
れて、前半の露光が終了するが、前記シャッタ板12は
継続して回転される。スリット22aが図11(B)に
示す前半終了位置に達すると、ステッピングモータ16
の駆動が停止され、シャッタ板12の回転が停止され
る。なお、露光開口9e〜9hは、この段階では開閉さ
れない。
【0021】次にステッピングモータ16が逆転する
と、シャッタ板12が時計方向へ回転する。このとき、
ピン19が切欠き20内を移動するので、シャッタ板1
3はそのままの位置に止まる。シャッタ板12が図12
(A)に示す位置まで回転すると、ピン19は端部20
aを押圧するから、シャッタ板13はシャッタ板12に
従動する。この状態では、シャッタ板12のスリット2
1c,21dとシャッタ板13のスリット22c,22
dがそれぞれ重なり合う。そして、スリット22dが図
12(B)に示す第5露光位置を通過すると、露光開口
9eが開閉される。
【0022】シャッタ板12が回転を続け、スリット2
2cが図示しない第6露光位置,第7露光位置を通過す
ると、露光開口9f,9gがそれぞれ開閉される。そし
て、スリット22dが図13に示す第8露光位置を通過
すると、露光開口9hは開閉されて、後半の露光が終了
するが、前記シャッタ板12は継続して回転される。そ
して、シャッタ板12が図9(A)に示す原点位置に戻
ると、ステッピングモータ16の駆動が停止される。こ
れにより、シャッタ板12の回転が停止し、1回の連写
撮影が完了する。
【0023】こうして連写画面34a・34b・34c
・・・34hの順に8コマが撮影されると、撮影完了信
号を受けてフイルム給送機構39が作動し、ドライバ3
7aを介してモータ37が駆動され、フイルム31の給
送が開始される。そして、信号板46,フォトセンサ4
7によって35ミリフルサイズ1コマ分の給送が検知さ
れるとモータ37が停止して次回の撮影の待機状態とな
る。
【0024】以上のようにして撮影されたフイルム31
からプリントすると、図14(A)に示すようなプリン
ト写真が得られる。なお、この実施例ではシャッタ板1
2を反時計方向に180度回転した後、時計方向に回転
させて原点位置に戻したが、反時計方向に360度回転
させて、原点位置に戻してもよい。そのような場合のプ
リント写真は図14(B)に示すようになる。
【0025】ところで、左利きの人のコルフスイングを
連写する場合には、R/L設定ノブを「L」に切り換え
て撮影を行う。この状態でレリーズボタン6を押圧する
と、ステッピングモータ16が逆転し、図9(A)に示
す原点位置にあるシャッタ板12が時計方向に回転す
る。このとき、ピン19が端部20aを押圧するから、
シャッタ板13も従動して時計方向に回転する。図15
に示すように、まずスリット22dにより露光開口9d
が開閉される。この後、露光開口9c,露光開口9b,
露光開口9aの順に開閉され、前半の露光が終了する。
この後、図16(A)に示す前半終了位置まで、シャッ
タ板12が回転されると、ステッピングモータ16は一
旦停止される。この後、ステッピングモータ16が正転
すると、シャッタ板12は反時計方向に回転する。そし
て、ピン19が端部20bを押圧するタイミングで、ス
リット21aとスリット22aとが、スリット21bと
スリット22bとがそれぞれ図16(B)に示すように
重なり合う。この状態で、更にシャッタ板12の回転が
継続されると、露光開口9h,露光開口9g,露光開口
9f,露光開口9eの順に開閉される。後半の撮影が終
了する。このようにして連写画面34d・34c・34
b・34a・34h・34g・34f・34eの順に8
コマが撮影される。この結果、図14(C)に示すよう
なプリント写真を得ることができる。
【0026】以上、1回の連写で35ミリフルサイズ画
面1コマ分を用い、その中に上下二段に合計8コマの連
写画面を撮影する例について説明してきたが、連写画面
のコマ数を35ミリフルサイズ画面1コマ分あたり3コ
マあるいは5コマにすることもできる。また、上記実施
例では、4個のレンズを一体成形したレンズプレートを
2枚使用しているが、2個のレンズを一体成形したレン
ズプレートを4枚、あるいは8個のレンズを一体成形し
たレンズプレートを1枚使用してもよい。
【0027】なお、上記何れの実施例でも、仕切り壁2
7の先端は図2に示すように、フイルム31との間に隙
間を設けてあるから、隣合うコマの端部の露光が重ね合
わさり、プリント時に各コマの間が黒枠(未露光)にな
ることが防止される。すなわち、各連写画面34a〜3
4hの間が二重露光によりプリントした時にこの部分が
白っぽくなり、好ましい連写写真を得ることができる。
また、1回の連写による連続写真となり、各コマが時間
の経過とともに横に並べられた形になるので、連写シー
ンの再現性の点で有利であるとともに、鑑賞しやすいサ
イズの連写プリントを安価に得ることができる。
【0028】
【発明の効果】上記のように、本発明の連写カメラによ
れば、露光開口の数より少ない複数の円板にスリット状
の開口を形成し、これを回転させて対応する露光開口を
順次に横切るようにしたので、簡単な機構で部品点数が
少なくコストを低減できるとともに、連写画面の時間的
な順番が分かりやすくなり、しかも各連写画面の露光精
度を揃えることも容易になる。また、露光開口をフイル
ム給送方向に2列に各列3個以上で配列したので、1回
の連写で撮影される連写画面の数を多くすることができ
るとともに1本のフイルムで多くの連写を行うことがで
き、しかもカメラをコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連写カメラの要部概略図である。
【図2】連写カメラの要部断面図である。
【図3】本発明の連写カメラの外観図である。
【図4】一対のシャッタ板を分解して示す拡大斜視図で
ある。
【図5】シャッタ板の回転軸を分解して示す拡大斜視図
である。
【図8】連写カメラの電気的構成を示す図である。
【図9】(A)はシャッタ板の原点位置を示す図であ
り、(B)は両シャッタ板が回転するタイミングを示す
図である。
【図10】(A)は第1露光位置を示す図であり、
(B)は第2露光位置を示す図である。
【図11】(A)は第4露光位置を示す図であり、
(B)はステッピングモータが逆転するときのシャッタ
板の位置を示す図である。
【図12】(A)は両シャッタ板が回転するタイミング
を示す図であり、(B)は第5露光位置を示す図であ
る。
【図13】第8露光位置を示す図である。
【図14】本発明の連写カメラで得られたプリント写真
の例を示す説明図である。
【図15】左利きモード時の第1露光位置を示す図であ
る。
【図16】(A)はステッピングモータが正転するとき
のシャッタ板の位置を示す図であり、(B)は両シャッ
タ板が回転するタイミングを示す図である。
【符号の説明】
3a〜3h 撮影レンズ 4,5 レンズプレート 9a〜9h 露光開口 11,12 シャッタ板 16 ステッピングモータ 19 ピン 21a,21b,21c,21d スリット 22a,22b,22c,22d スリット 31 フイルム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一回のレリーズ操作に
より短い時間間隔で複数回の撮影を行う連写カメラに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】運動している被写体を時間的なずれをも
って順々に撮影すると、撮影の瞬間毎に動きの止まった
写真画像を得ることができる。このため、例えばスポー
ツ等では各瞬間毎のフォームを静止画像として観察する
ことができ、非常に便利である。このような連写機能を
得るには、一眼レフカメラで行われているように、モー
タによりフイルムを1コマずつ高速で巻き上げながら、
これに同期してシャッタを駆動すればよい。しかし、フ
イルムを高速で巻き上げると、モータの音がうるさくな
り、例えばゴルフスイング等のように静粛性が要求され
る場面では問題がある。また、1回の連写に使用する撮
影コマを増やすと、フイルムの使用量がかさみ、一本の
フイルムで多くの連写を行うことができない。更にプリ
ント写真は通常1コマ毎に分割されてしまうから、連写
シーンであってもバラバラのプリント写真となり、整理
に手間取るという問題もあった。
【0003】このような背景から、特公昭41−133
52号公報や特開平2−105132号公報に見られる
ように、一回のレリーズ操作によって、複数の露光開口
を通して順次に撮影を行うようにした連写カメラが提案
されている。前者の公報記載のカメラでは、複数の露光
開口の各々にシャッタ羽根とこれを駆動するスプリング
装置を設け、チャージしたシャッタ羽根を順次に開放し
て撮影を行うようにしている。また、後者の公報記載の
カメラは4つの露光開口を通し、それぞれの連写画面が
「田」の字型に配列されるようにしたもので、ロータリ
ー式の一枚のシャッタ板を一回転させるだげで、時間的
にずれた4コマの連写画面が撮影されるようになってい
る。
【0004】しかしながら、複数の露光開口毎にシャッ
タ羽根及びスプリング装置を設けたものでは、各シャッ
タ羽根がそれぞれのスプリング装置によって駆動される
ので、構造が複雑で部品点数が多く小型化が困難である
とともに、全てのシャッタ羽根の駆動特性を揃えること
が困難であり、各連写画面の露光時間や連写間隔にばら
つきが生じやすいという問題がある。また、一枚のシャ
ッタ板を回転させ、その回転中心から等距離の位置に複
数の連写画面を撮影するものでは一回の連写で撮影され
る連写画面の数を多くすることが困難であるだけでな
く、「田」の字型に配列したプリント写真になるため連
写画面の時間的な順番がわかりにくいという欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの欠点を補うた
め、本出願人より、2コマのパノラマプリント用の画面
を横方向に複数に分割して、一回のレリーズ操作により
分割された各々のコマに端から順次に撮影を行うように
した連写カメラが特願平2−216594号で提案され
ている。この連写カメラで撮影されたフイルムに、パノ
ラマプリントサービスを適用することにより、充分観賞
に足るプリント写真を得ることができるが、周知のよう
にパノラマプリント用の画面はフイルムのコマの中央部
分を使っているため、フイルムの使用効率という点では
改良の余地を残している。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、簡単な構造で部品点数が少なく小型化が容易であ
るとともに、各連写画面の露光精度を揃えることが容易
で、しかも一回の連写で撮影される画面の数が多く連写
画面の時間的な順序のわかり易い連写カメラを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、フイルムの給送方向に沿って2列に、各
列3個以上で配列された露光開口と、この露光開口を覆
う2枚の円板状のシャッタ板と、前記シャッタ板の各々
に形成され、各シャッタ板の回転により前記露光開口の
内所定の露光開口を同時に横切って露光を行う開口を備
えたものである。
【0008】
【実施例】本発明の連写カメラの外観を示す図3におい
て、カメラボディ2の前面には8個の撮影レンズ3a〜
3hが4個ずつ上下二段に配列されて取り付けられ、各
々の撮影レンズの光軸は平行になっている。この撮影レ
ンズ3a〜3dはアクリル等の透明な樹脂からなるレン
ズプレート4に一体に成形され、撮影レンズ3e〜3h
はレンズプレート5に一体成形されている。またカメラ
ホディ2の上面にはレリーズボタン6,連写間隔を設定
するコマ数設定ノブ7,右利き,左利きによって撮影順
序を切り換えるR/L設定ノブ8が設けられている。
【0009】図1及び図2に示すように、カメラボディ
2の内部には撮影レンズ3a〜3hに対応した8個の露
光開口9a〜9hを形成したシャッタ基板10が固定さ
れている。これらの露光開口9a〜9hの内径はいずれ
も等しくなっている。シャッタ基板10には軸11が一
体に形成されており、この軸11には一対の円板状のシ
ャッタ板12,13が回動自在に設けられている。シャ
ッタ板12の外周には全周にわたって歯列14が形成さ
れている。この歯列14には駆動ギヤ15が噛合してお
り、ステッピングモータ16の回動は前記駆動ギヤ15
を介してシャッタ板12に伝達される。シャッタ板12
には反射片17が設けられており、この反射片17はシ
ャッタ基板10に設けられた反射型ホトセンサ18で監
視される。これにより、シャッタ板12の原点位置の確
認が可能となる。
【0010】シャッタ板12,13の中央には、前記軸
11が挿通される開口12a,13aが図4に示すよう
に形成されている。シャッタ板12にはピン19が、シ
ャッタ板13にはピン19が嵌入する周方向に長いスロ
ット20がそれぞれ形成されている。シャッタ板12が
時計方向に回動されたときには、ピン19がスロット2
0の端部20aを、またシャッタ板12が反時計方向に
回動されたときには、ピン19がスロット20の端部2
0bを押圧して、シャッタ板13を従動させる。
【0011】シャッタ板12には開口12aの中心とピ
ン19を結ぶ直線上に4個のスリット21a〜21dが
形成されており、またシャッタ板13には開口13aの
中心と端部20bを結ぶ線分上にスリット22a,22
bが、開口13aの中心と端部20aを結ぶ直線上にス
リット22c,22dがそれぞれ形成されている。更に
シャッタ板13にはシャッタ基板10に接触する突起2
3が前記開口13aを取り囲むように一体に形成されて
いる。この突起23はシャッタ基板10に適度のフリク
ションを与え、シャッタ板13が慣性で回転しないよう
にしている。
【0012】上述した軸を拡大して示す図5において、
この軸11は径の異なる軸部11a〜11dで構成され
ており、前記シャッタ板13は軸部11aの上面に載置
され、軸部11bの外周面を軸周として回動される。シ
ャッタ板13が軸11から外れないように、軸部11c
には円筒形の抜け止め24が上方から装填される。この
抜け止め24はシャッタ板12の固定回転軸として用い
られるため、軸部11cの外周面には、回転方向の移動
を阻止するキー25と軸方向の移動を阻止するフック2
6がそれぞれ形成されている。この抜け止め24にシャ
ッタ板12が取り付けられるが、軸部11dは図2に示
すようにカメラボディ2に嵌入されるから、シャッタ板
12,13は軸11から外れることはない。なお、この
実施例ではシャッタ板13が慣性で回転するのを防止す
るために、シャッタ板13に突起23を設けたが、図6
に示す摺動接片28や図7に示すようにシャッタ基板1
0に突起29を設け、この突起29に圧縮バネ30でシ
ャッタ板13を押圧するようにしてもよい。
【0013】前記カメラボディ2には仕切り壁27が一
体に形成されており、この仕切り壁27とカメラボディ
2により、35ミリフイルム31の前面には、等しいサ
イズの8個の露光室32a〜32hが設けられる。露光
室32a〜32hは図1に示すように、35ミリフルサ
イズ画面33を8コマの連写画面34a〜34hに分割
する。連写画面34a〜34d,34e〜34hは4コ
マずつ上下二段に配置される。なお、プリント時にネガ
マスクよるケラレを考慮すると、4個の連写画面34
a,34d,34e,34hの横サイズを、他の連写画
面34b,34c,34f,34gのそれよりも長くす
るのがよく、各撮影レンズ3a〜3hの中心は分割の前
の画面中央に寄せておくのが望ましい。
【0014】フイルム31は、スプール35が反時計方
向に回転することにより巻上げられ、パトローネ36か
ら引き出される。スプール35にはフイルム給送用のモ
ータ37が内蔵され、その駆動力はギヤ38を介してフ
イルム給送機構39に伝達される。フイルム給送機構3
9はギヤ38からの駆動力を受け、フイルム巻上げ時に
はギヤ40を介してスプール35を駆動し、フイルム巻
戻し時にはギヤ41を介して巻戻し用のフォーク42を
駆動する。
【0015】パーフォレーション31aに係合するスプ
ロケット45は、フイルム31の給送により回転され
る。フイルム31の給送長はスプロケット45及びエン
コーダ48によって検出される。エンコーダ48はスプ
ロケット45に一体に固着され、放射状に透孔スリット
が形成された信号板47と、信号板47の回転を光電検
出するフォトセンサ48とからなる。フォトセンサ48
は、フイルム巻上げ時に透孔スリットの通過個数を計数
し、フイルム31の給送量が35ミリフルサイズの1コ
マ分に達した瞬間にモータ37の停止信号を発生する。
【0016】図8は連写カメラの回路構成をブロック図
で示したもので、その撮影シーケンスはMPU50によ
って管制されている。MPU50は、レリーズボタン6
が押されたときにレリーズ信号発生回路51からのレリ
ーズ信号を受けて撮影シーケンスを開始する。連写間隔
設定回路52は、コマ数設定ノブ7のセット位置に応
じ、8コマを1秒(FASTモード),2秒(SLOW
モード)のいずれかで連写するかを設定する。
【0017】R/Lモード切換回路53は、R/L設定
ノブ8のセット位置に応じ、連写時のシャッタ板12,
13の回転を時計方向,反時計方向のいずれかに切り換
える。即ち、連写の対象とする人物が右効きの動きを行
うときには、R/L設定ノブ8を指標Rにセットするこ
とによって、R/Lモード切換回路53はMPU50に
右効きモード信号を入力し、R/L設定ノブ8が指標L
にセットされたときにはMPU50には左効きモード信
号が入力される。また、プログラムROM54には連写
撮影のシーケンスプログラムが格納され、前述した連写
間隔設定回路52,R/Lモード切換回路53からの信
号に応じた連写撮影のシーケンスを実行する。
【0018】ドライバIC55は、MPU50からの制
御信号及びクロックパルスを受けてステッピングモータ
16に駆動パルスを供給する。周知のように、ステッピ
ングモータ16は供給される駆動パルスの個数に比例し
て回転を行うから、駆動パルスの個数により回転角を決
めることができ、さらに駆動パルスの周波数を変更させ
ることにより,即ちパルス間隔を変更することにより回
転の速さをコントロールすることができる。
【0019】このように構成された連写カメラで、例え
ば右利きの人のゴルフスイングをトップ位置からフォロ
ースルーの位置まで連写する様子について、図9(A)
〜図13を参照して説明する。R/L設定ノブ8を指標
Rにセットした後、ゴルフシャフトがトップ位置にきた
時にレリーズボタン6を押圧する。これにより、ステッ
ピングモータ16が正転し、駆動ギヤ15を介して、図
9(A)に示す原点位置のシャッタ板12を反時計方向
に回転する。シャッタ板12が図9(B)に示す位置ま
で移動されると、ピン19が切欠きの端部20bを押圧
するから、シャッタ板13はシャッタ板12に従動する
ようになる。この状態では、スリット21a,21bと
シャッタ板13のスリット22a,22bがそれぞれ重
なり合う。そして、スリット22aが図10(A)に示
す第1露光位置を通過すると、露光開口9aが開閉され
る。
【0020】シャッタ板12が回転を続け、スリット2
2bが図10(B)に示す第2露光位置を通過すると、
露光開口9bは開閉される。そして、スリット22bが
図示しない第3露光位置を通過すると、露光開口9cは
開閉される。この後、スリット22aが図11(A)に
示す第4露光位置を通過すると、露光開口9dは開閉さ
れて、前半の露光が終了するが、前記シャッタ板12は
継続して回転される。スリット22aが図11(B)に
示す前半終了位置に達すると、ステッピングモータ16
の駆動が停止され、シャッタ板12の回転が停止され
る。なお、露光開口9e〜9hは、この段階では開閉さ
れない。
【0021】次にステッピングモータ16が逆転する
と、シャッタ板12が時計方向へ回転する。このとき、
ピン19が切欠き20内を移動するので、シャッタ板1
3はそのままの位置に止まる。シャッタ板12が図12
(A)に示す位置まで回転すると、ピン19は端部20
aを押圧するから、シャッタ板13はシャッタ板12に
従動する。この状態では、シャッタ板12のスリット2
1c,21dとシャッタ板13のスリット22c,22
dがそれぞれ重なり合う。そして、スリット22dが図
12(B)に示す第5露光位置を通過すると、露光開口
9eが開閉される。
【0022】シャッタ板12が回転を続け、スリット2
2cが図示しない第6露光位置,第7露光位置を通過す
ると、露光開口9f,9gがそれぞれ開閉される。そし
て、スリット22dが図13に示す第8露光位置を通過
すると、露光開口9hは開閉されて、後半の露光が終了
するが、前記シャッタ板12は継続して回転される。そ
して、シャッタ板12が図9(A)に示す原点位置に戻
ると、ステッピングモータ16の駆動が停止される。こ
れにより、シャッタ板12の回転が停止し、1回の連写
撮影が完了する。
【0023】こうして連写画面34a・34b・34c
・・・34hの順に8コマが撮影されると、撮影完了信
号を受けてフイルム給送機構39が作動し、ドライバ3
7aを介してモータ37が駆動され、フイルム31の給
送が開始される。そして、信号板46,フォトセンサ4
7によって35ミリフルサイズ1コマ分の給送が検知さ
れるとモータ37が停止して次回の撮影の待機状態とな
る。
【0024】以上のようにして撮影されたフイルム31
からプリントすると、図14(A)に示すようなプリン
ト写真が得られる。なお、この実施例ではシャッタ板1
2を反時計方向に180度回転した後、時計方向に回転
させて原点位置に戻したが、反時計方向に360度回転
させて、原点位置に戻してもよい。そのような場合のプ
リント写真は図14(B)に示すようになる。
【0025】ところで、左利きの人のコルフスイングを
連写する場合には、R/L設定ノブを「L」に切り換え
て撮影を行う。この状態でレリーズボタン6を押圧する
と、ステッピングモータ16が逆転し、図9(A)に示
す原点位置にあるシャッタ板12が時計方向に回転す
る。このとき、ピン19が端部20aを押圧するから、
シャッタ板13も従動して時計方向に回転する。図15
に示すように、まずスリット22dにより露光開口9d
が開閉される。この後、露光開口9c,露光開口9b,
露光開口9aの順に開閉され、前半の露光が終了する。
この後、図16(A)に示す前半終了位置まで、シャッ
タ板12が回転されると、ステッピングモータ16は一
旦停止される。この後、ステッピングモータ16が正転
すると、シャッタ板12は反時計方向に回転する。そし
て、ピン19が端部20bを押圧するタイミングで、ス
リット21aとスリット22aとが、スリット21bと
スリット22bとがそれぞれ図16(B)に示すように
重なり合う。この状態で、更にシャッタ板12の回転が
継続されると、露光開口9h,露光開口9g,露光開口
9f,露光開口9eの順に開閉される。後半の撮影が終
了する。このようにして連写画面34d・34c・34
b・34a・34h・34g・34f・34eの順に8
コマが撮影される。この結果、図14(C)に示すよう
なプリント写真を得ることができる。
【0026】以上、1回の連写で35ミリフルサイズ画
面1コマ分を用い、その中に上下二段に合計8コマの連
写画面を撮影する例について説明してきたが、連写画面
のコマ数を35ミリフルサイズ画面1コマ分あたり3コ
マあるいは5コマにすることもできる。また、上記実施
例では、4個のレンズを一体成形したレンズプレートを
2枚使用しているが、2個のレンズを一体成形したレン
ズプレートを4枚、あるいは8個のレンズを一体成形し
たレンズプレートを1枚使用してもよい。
【0027】なお、上記何れの実施例でも、仕切り壁2
7の先端は図2に示すように、フイルム31との間に隙
間を設けてあるから、隣合うコマの端部の露光が重ね合
わさり、プリント時に各コマの間が黒枠(未露光)にな
ることが防止される。すなわち、各連写画面34a〜3
4hの間が二重露光によりプリントした時にこの部分が
白っぽくなり、好ましい連写写真を得ることができる。
また、1回の連写による連続写真となり、各コマが時間
の経過とともに横に並べられた形になるので、連写シー
ンの再現性の点で有利であるとともに、鑑賞しやすいサ
イズの連写プリントを安価に得ることができる。
【0028】
【発明の効果】上記のように、本発明の連写カメラによ
れば、露光開口の数より少ない複数の円板にスリット状
の開口を形成し、これを回転させて対応する露光開口を
順次に横切るようにしたので、簡単な機構で部品点数が
少なくコストを低減できるとともに、連写画面の時間的
な順番が分かりやすくなり、しかも各連写画面の露光精
度を揃えることも容易になる。また、露光開口をフイル
ム給送方向に2列に各列3個以上で配列したので、1回
の連写で撮影される連写画面の数を多くすることができ
るとともに1本のフイルムで多くの連写を行うことがで
き、しかもカメラをコンパクトにすることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】連写カメラの要部概略図である。
【図2】連写カメラの要部断面図である。
【図3】本発明の連写カメラの外観図である。
【図4】一対のシャッタ板を分解して示す拡大斜視図で
ある。
【図5】シャッタ板の回転軸を分解して示す拡大斜視図
である。
【図6】摺動接片を設けたシャッタ板を示す斜視図であ
る。
【図7】シャッタ板を押圧する機構の他の例を示す要部
断面図である。
【図8】連写カメラの電気的構成を示す図である。
【図9】(A)はシャッタ板の原点位置を示す図であ
り、(B)は両シャッタ板が回転するタイミングを示す
図である。
【図10】(A)は第1露光位置を示す図であり、
(B)は第2露光位置を示す図である。
【図11】(A)は第4露光位置を示す図であり、
(B)はステッピングモータが逆転するときのシャッタ
板の位置を示す図である。
【図12】(A)は両シャッタ板が回転するタイミング
を示す図であり、(B)は第5露光位置を示す図であ
る。
【図13】第8露光位置を示す図である。
【図14】本発明の連写カメラで得られたプリント写真
の例を示す説明図である。
【図15】左利きモード時の第1露光位置を示す図であ
る。
【図16】(A)はステッピングモータが正転するとき
のシャッタ板の位置を示す図であり、(B)は両シャッ
タ板が回転するタイミングを示す図である。
【符号の説明】 3a〜3h 撮影レンズ 4,5 レンズプレート 9a〜9h 露光開口 11,12 シャッタ板 16 ステッピングモータ 19 ピン 21a,21b,21c,21d スリット 22a,22b,22c,22d スリット 31 フイルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムの給送方向に沿って2列に、か
    つ各列に3個以上配列された露光開口を覆う2枚の円板
    状のシャッタ板と、前記シャッタ板の各々に形成され、
    各シャッタ板の回転により前記露光開口の全てを所定の
    順序で同時に横切って露光を行う開口を備えたことを特
    徴とする連写カメラ。
  2. 【請求項2】 上記シャッタ板の回転方向を切り換える
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の連写カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 上記シャッタ板は原点位置から一方方向
    に180度回転した後、逆転して原点位置に戻ることを
    特徴とする請求項1記載の連写カメラ。
  4. 【請求項4】 上記シャッタ板は原点位置から一方方向
    に360度回転して、原点位置に戻ることを特徴とする
    請求項1記載の連写カメラ。 【0001】
JP3267195A 1991-09-17 1991-09-17 連写カメラ Pending JPH0572625A (ja)

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