JP2524818B2 - 1フレ―ム連続撮影カメラ - Google Patents
1フレ―ム連続撮影カメラInfo
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- JP2524818B2 JP2524818B2 JP63257025A JP25702588A JP2524818B2 JP 2524818 B2 JP2524818 B2 JP 2524818B2 JP 63257025 A JP63257025 A JP 63257025A JP 25702588 A JP25702588 A JP 25702588A JP 2524818 B2 JP2524818 B2 JP 2524818B2
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- film
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフィルムの1フレームの中に複数コマの写真
を時系列的に写し込む1フレーム連続撮影カメラに関す
る。
を時系列的に写し込む1フレーム連続撮影カメラに関す
る。
(技術の背景) 従来、動きのある被写体(たとえばゴルフのスイン
グ)の時系列的な連続写真を撮ることは知られており、
これは連写と呼ばれて通常のカメラを用いて短時間に何
回かレリーズ操作を押して被写体の動きを撮影するもの
である。
グ)の時系列的な連続写真を撮ることは知られており、
これは連写と呼ばれて通常のカメラを用いて短時間に何
回かレリーズ操作を押して被写体の動きを撮影するもの
である。
一方、4個のレンズとシャッタを用いて同時に撮影を
行う身分証明書撮影カメラが知られているが、これは静
止した被写体を撮影するもので撮影間隔を変えたりする
ものではない。
行う身分証明書撮影カメラが知られているが、これは静
止した被写体を撮影するもので撮影間隔を変えたりする
ものではない。
一方、最近になってストロボを短時間で間欠的に発光
させて1フレーム中に動きのある被写体像を何コマか写
し込むことのできるカメラが開発され実用化されてい
る。このカメラはマルチ撮影カメラと呼ばれて人気はあ
るものの、各コマの背景どうしが重なってしまい写真が
見にくいし、被写体を見易くするためには背景を単一色
にするなどの処理が必要になる。
させて1フレーム中に動きのある被写体像を何コマか写
し込むことのできるカメラが開発され実用化されてい
る。このカメラはマルチ撮影カメラと呼ばれて人気はあ
るものの、各コマの背景どうしが重なってしまい写真が
見にくいし、被写体を見易くするためには背景を単一色
にするなどの処理が必要になる。
(発明の目的および構成) 本発明は上記の点にかんがみなされたもので、フィル
ムの1フレームの中に複数コマの写真を時系列的に写し
込み見易い連続写真を撮影することができる連続撮影カ
メラを提供することを目的とし、この目的を達成するた
めに、フィルムの1フレームの枠内相当領域に複数の撮
影レンズを配置し、撮影動作に同期して複数の撮影レン
ズの前面をスリットを順次通過させるように構成した。
ムの1フレームの中に複数コマの写真を時系列的に写し
込み見易い連続写真を撮影することができる連続撮影カ
メラを提供することを目的とし、この目的を達成するた
めに、フィルムの1フレームの枠内相当領域に複数の撮
影レンズを配置し、撮影動作に同期して複数の撮影レン
ズの前面をスリットを順次通過させるように構成した。
(実施例) 以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による1フレーム連続撮影カメラの一
実施例の外観を示す正面図である。
実施例の外観を示す正面図である。
カメラの正面中央には4個の撮影レンズ1,2,3,4が設
けられ、正面上部にはファインダ5がまた正面右側上部
にはストロボ6が、そして上面左近くにはレリーズボタ
ン7がそれぞれ設けられている。
けられ、正面上部にはファインダ5がまた正面右側上部
にはストロボ6が、そして上面左近くにはレリーズボタ
ン7がそれぞれ設けられている。
レリーズボタン7を押すと、後述するような内部構成
により4個の撮影レンズ1〜4により1フレームの中に
時系列的に連続した4コマ写真が撮影される。
により4個の撮影レンズ1〜4により1フレームの中に
時系列的に連続した4コマ写真が撮影される。
第2図および第3図は第1図に示した本発明による1
フレーム連続撮影カメラのスリットシャッタ機構を示し
ており、第2図は要部正面図、第3図は断面側面図であ
る。
フレーム連続撮影カメラのスリットシャッタ機構を示し
ており、第2図は要部正面図、第3図は断面側面図であ
る。
レリーズボタン7を押し下げると、ストップ爪8が点
Aを支点として反時計方向に回動するとともにスタート
スイッチSW2がONするようになっている。9はストップ
ソレノイドで、通電するとストップ爪8を吸引するよう
に働く。
Aを支点として反時計方向に回動するとともにスタート
スイッチSW2がONするようになっている。9はストップ
ソレノイドで、通電するとストップ爪8を吸引するよう
に働く。
第2図からわかるように、正面の撮影レンズ1〜4の
すぐ背後には、半径方向に伸びるスリット10aと突起10b
とを有する円板状のスリットシャッタ10がギヤ列G1〜G6
を介してモータ11により回転できるように配置されてい
る。スリットシャッタ機構の中央下部には、スリットシ
ャッタ10の周縁を挟むようにコの字形のホトインタラプ
タ12が設けられていて、このホトインタラプタ12はスリ
ットシャッタ10の周縁近くに所定間隔で設けられた孔10
c1〜10c4と協動してスリットシャッタ10の回転位置を検
出することができる。
すぐ背後には、半径方向に伸びるスリット10aと突起10b
とを有する円板状のスリットシャッタ10がギヤ列G1〜G6
を介してモータ11により回転できるように配置されてい
る。スリットシャッタ機構の中央下部には、スリットシ
ャッタ10の周縁を挟むようにコの字形のホトインタラプ
タ12が設けられていて、このホトインタラプタ12はスリ
ットシャッタ10の周縁近くに所定間隔で設けられた孔10
c1〜10c4と協動してスリットシャッタ10の回転位置を検
出することができる。
スリットシャッタ10の後方のやや離れた位置にはカメ
ラの裏蓋(図示せず)に固定された圧板13が位置するよ
うになっていて、カメラに収納したフィルムFがこの圧
板13により圧接されるようになっている。
ラの裏蓋(図示せず)に固定された圧板13が位置するよ
うになっていて、カメラに収納したフィルムFがこの圧
板13により圧接されるようになっている。
なお、第3図に示すように、スリットシャッタ10を含
むフィルムFまでの空間は光密ケース14で包まれていて
暗箱を形成しているが、この空間は縦および横の仕切壁
14aにより4つの空間に光密に仕切られている。
むフィルムFまでの空間は光密ケース14で包まれていて
暗箱を形成しているが、この空間は縦および横の仕切壁
14aにより4つの空間に光密に仕切られている。
なお、4つの撮影レンズ1〜4とフィルムF(第2図
中に鎖線で示す)との位置関係は第2図に示したように
なる。
中に鎖線で示す)との位置関係は第2図に示したように
なる。
第4図は上記構造の連続撮影カメラのシャッタ速度の
撮影間隔を制御する制御回路の一実施例を示す。
撮影間隔を制御する制御回路の一実施例を示す。
図において、VBは電池、SW1は第2図に示したように
スリットシャッタ10の側縁に近接した位置に配置されて
いてスリットシャッタ10の突起10bによりONされるスイ
ッチ、SW2はレリーズボタン7を押したときONされるス
タートスイッチ、TRはトランジスタ、R1,R2は抵抗、C
はコンデンサ、PCは被写体輝度に応じて抵抗値が変化す
るCdSのようなホトコンダクタ、VR1,VR2(VR1>VR2)は
被写体の動きに応じてスリットシャッタ10の回転速度を
切り換えるための可変抵抗、SW3は被写体の動きに応じ
て可変抵抗VR1とVR2とを切換えるスイッチSW3、9はス
トップソレノイド、11はスリットシャッタ10を回転する
ためのモータ、12は発光ダイオード12aとホトトランジ
スタ12bとから成るホトインタラプタ、13はホトコンダ
クタPCの抵抗値とコンデンサCの容量とに基づいてシャ
ッタ開放時間を決定するシャッタ回路、14はシャッタ回
路13により決定されたシャッタ開放時間とホトインタラ
プタ12により検出されるスリットシャッタ10の回転位置
とに応じてストップソレノイド9のON、OFFおよびモー
タ回転信号を出力するカメラ制御回路である。
スリットシャッタ10の側縁に近接した位置に配置されて
いてスリットシャッタ10の突起10bによりONされるスイ
ッチ、SW2はレリーズボタン7を押したときONされるス
タートスイッチ、TRはトランジスタ、R1,R2は抵抗、C
はコンデンサ、PCは被写体輝度に応じて抵抗値が変化す
るCdSのようなホトコンダクタ、VR1,VR2(VR1>VR2)は
被写体の動きに応じてスリットシャッタ10の回転速度を
切り換えるための可変抵抗、SW3は被写体の動きに応じ
て可変抵抗VR1とVR2とを切換えるスイッチSW3、9はス
トップソレノイド、11はスリットシャッタ10を回転する
ためのモータ、12は発光ダイオード12aとホトトランジ
スタ12bとから成るホトインタラプタ、13はホトコンダ
クタPCの抵抗値とコンデンサCの容量とに基づいてシャ
ッタ開放時間を決定するシャッタ回路、14はシャッタ回
路13により決定されたシャッタ開放時間とホトインタラ
プタ12により検出されるスリットシャッタ10の回転位置
とに応じてストップソレノイド9のON、OFFおよびモー
タ回転信号を出力するカメラ制御回路である。
次に上記連続撮影カメラの動作を説明する。
さて、動く被写体にカメラを向けてレリーズボタン7
を押すと、スタートスイッチSW2がONし、それによって
トランジスタTRが導通してホトコンダクタPCおよびホト
インタラプタ12に通電されるとともに、シャッタ回路13
およびカメラ制御回路14に電源電圧が供給される。同時
にストップ爪8がスリットシャッタ10の突起10bから外
れてストップソレノイド9に吸引されるため、モータ11
の回転によりギヤ列G1〜G6を介してスリットシャッタ10
が矢印方向に回転を始める。その結果、スリットシャッ
タ10のスリット10aが撮影レンズ1,2,3,4を次々に横切り
被写体の変化する動きがフィルムFの1フレーム内に順
次時系列的に撮影される。
を押すと、スタートスイッチSW2がONし、それによって
トランジスタTRが導通してホトコンダクタPCおよびホト
インタラプタ12に通電されるとともに、シャッタ回路13
およびカメラ制御回路14に電源電圧が供給される。同時
にストップ爪8がスリットシャッタ10の突起10bから外
れてストップソレノイド9に吸引されるため、モータ11
の回転によりギヤ列G1〜G6を介してスリットシャッタ10
が矢印方向に回転を始める。その結果、スリットシャッ
タ10のスリット10aが撮影レンズ1,2,3,4を次々に横切り
被写体の変化する動きがフィルムFの1フレーム内に順
次時系列的に撮影される。
スリットシャッタ10の回転にともないスリットシャッ
タ10の周縁の孔10c1〜10c4が次々にホトインタラプタ12
を通過するので、カメラ制御回路14はホトインタラプタ
12から第5図(イ)に示すようなスリットシャッタ回転
位置信号を受けるとモータ11の回転速度を、スリット10
aが撮影レンズ1を通過してから撮影レンズ2に達する
までに要する時間t1と撮影レンズ2を通過してから撮影
レンズ3に達するまでに要する時間t2とが等しくなるよ
うに変化させるように制御する。この速度制御は、スリ
ット10aが撮影レンズ3を通過してから撮影レンズ4に
達するまでに要する時間t3についても同様で、t3=t2=
t1となるように、撮影レンズ3から4までの間ではモー
タ11の回転速度を上げる。スリット10aが撮影レンズ4
を通過した後再び撮影レンズ1に達するまでの時間t4は
t1,t2,t3と特に関係づける必要はなく、この時間t4はフ
ィルムFのフレーム間移動時間との関係などから決めれ
ばよい。
タ10の周縁の孔10c1〜10c4が次々にホトインタラプタ12
を通過するので、カメラ制御回路14はホトインタラプタ
12から第5図(イ)に示すようなスリットシャッタ回転
位置信号を受けるとモータ11の回転速度を、スリット10
aが撮影レンズ1を通過してから撮影レンズ2に達する
までに要する時間t1と撮影レンズ2を通過してから撮影
レンズ3に達するまでに要する時間t2とが等しくなるよ
うに変化させるように制御する。この速度制御は、スリ
ット10aが撮影レンズ3を通過してから撮影レンズ4に
達するまでに要する時間t3についても同様で、t3=t2=
t1となるように、撮影レンズ3から4までの間ではモー
タ11の回転速度を上げる。スリット10aが撮影レンズ4
を通過した後再び撮影レンズ1に達するまでの時間t4は
t1,t2,t3と特に関係づける必要はなく、この時間t4はフ
ィルムFのフレーム間移動時間との関係などから決めれ
ばよい。
カメラ制御回路14はさらに次のような制御も行う。
すなわち、被写体の動きがたとえば野球のバッティン
グのように比較的速い場合とダンスのように比較的ゆる
やかな場合とがあるので、前者の場合は撮影間隔を短く
とるのがよく、後者の場合は撮影間隔を比較的長くとる
のがよい。そこで予めスイッチSW3でVR1,VR2のいずれか
の可変抵抗を選択しておき、カメラ制御回路14ではその
選択した可変抵抗VR1またはVR2に基づいて第5図(ロ)
に示すようにモータ11の回転速度を変えるようにする。
グのように比較的速い場合とダンスのように比較的ゆる
やかな場合とがあるので、前者の場合は撮影間隔を短く
とるのがよく、後者の場合は撮影間隔を比較的長くとる
のがよい。そこで予めスイッチSW3でVR1,VR2のいずれか
の可変抵抗を選択しておき、カメラ制御回路14ではその
選択した可変抵抗VR1またはVR2に基づいて第5図(ロ)
に示すようにモータ11の回転速度を変えるようにする。
カメラ制御回路14の行うもう1つの制御として、被写
体輝度に応じた撮影時間制御がある。
体輝度に応じた撮影時間制御がある。
すなわち、カメラ制御回路14はシャッタ回路13から出
力されるシャッタ開放時間信号に応じて、被写体輝度が
小さい(すなわち暗い)ときは第5図(ハ)に示すよう
にモータ11を比較的ゆっくり回転させてスリット10aが
撮影レンズ上を通過する時間を長くするが、被写体輝度
が大きい(すなわち明るい)ときは同図(ニ)に示すよ
うに、モータ11の回転速度を大きくしてスリット10aが
撮影レンズ上を通過する時間を比較的短くするようにす
る。
力されるシャッタ開放時間信号に応じて、被写体輝度が
小さい(すなわち暗い)ときは第5図(ハ)に示すよう
にモータ11を比較的ゆっくり回転させてスリット10aが
撮影レンズ上を通過する時間を長くするが、被写体輝度
が大きい(すなわち明るい)ときは同図(ニ)に示すよ
うに、モータ11の回転速度を大きくしてスリット10aが
撮影レンズ上を通過する時間を比較的短くするようにす
る。
なお、可変抵抗VR1,VR2の選択は、カメラ本体に撮影
目的に応じて操作するボタン等をつけておき、そのボタ
ンの操作によりカメラ制御回路14で自動的に行うように
してもよい。
目的に応じて操作するボタン等をつけておき、そのボタ
ンの操作によりカメラ制御回路14で自動的に行うように
してもよい。
スリットシャッタ10の回転によりその突起10bでスイ
ッチSW1がONすると、第4図のコンデンサCが放電し、
その直後にスイッチSW1がOFFするので再び充電を始め
る。このときのホトコンダクタPCの抵抗値とコンデンサ
Cの容量とに基づいてシャッタ回路13によりシャッタ開
放時間が決定され、それに応じた信号がカメラ制御回路
14に送られる。
ッチSW1がONすると、第4図のコンデンサCが放電し、
その直後にスイッチSW1がOFFするので再び充電を始め
る。このときのホトコンダクタPCの抵抗値とコンデンサ
Cの容量とに基づいてシャッタ回路13によりシャッタ開
放時間が決定され、それに応じた信号がカメラ制御回路
14に送られる。
上記実施例はスリットシャッタ10の駆動をモータ11に
より電動で行うものであるが、次に第6図に示す実施例
はフィルム巻上げ時に付勢されるスプリングの復元力を
利用して行うものである。図中第2図と同じ参照数字は
同じ構成部分を示す。
より電動で行うものであるが、次に第6図に示す実施例
はフィルム巻上げ時に付勢されるスプリングの復元力を
利用して行うものである。図中第2図と同じ参照数字は
同じ構成部分を示す。
スリットシャッタ10の側縁近傍に2つのガバナ機構20
と30とが設けられており、ガバナ機構自体はギヤ列から
構成されたよく知られたものである。ガバナ機構20はギ
ヤG7を介してギヤ列G1〜G5と噛合しており、ギヤG7には
フィルム巻上げ字に付勢されるチャージスプリング15が
設けられている。
と30とが設けられており、ガバナ機構自体はギヤ列から
構成されたよく知られたものである。ガバナ機構20はギ
ヤG7を介してギヤ列G1〜G5と噛合しており、ギヤG7には
フィルム巻上げ字に付勢されるチャージスプリング15が
設けられている。
一方、スリットシャッタ10の側縁でスリット10aの近
くには歯車10dが設けられ、そのほぼ直径的に対向する
側縁には歯車10eが設けられている。
くには歯車10dが設けられ、そのほぼ直径的に対向する
側縁には歯車10eが設けられている。
さて、撮影に先立ってフィルムを巻上げると、チャー
ジスプリング15が引張られて復元力がたくわえられる。
ジスプリング15が引張られて復元力がたくわえられる。
いまレリーズボタン7を押すと、ストップ爪8がスリ
ットシャッタ10の突起10bから外れ、スリットシャッタ1
0はチャージスプリング15の復元力によりギヤ列G1〜G7
を介して矢印方向に回転される。このときギヤG7がガバ
ナ機構20と噛合しているのでガバナ作用が働きスリット
シャッタ10の回転の定速性が保たれる。
ットシャッタ10の突起10bから外れ、スリットシャッタ1
0はチャージスプリング15の復元力によりギヤ列G1〜G7
を介して矢印方向に回転される。このときギヤG7がガバ
ナ機構20と噛合しているのでガバナ作用が働きスリット
シャッタ10の回転の定速性が保たれる。
こうしてスリットシャッタ10はガバナ機構20により強
制的に一定の速度で回転を始め、スリット10aが撮影レ
ンズ1を通過し撮影レンズ2を通過したところで、今度
は歯車10eがガバナ機構30と噛合してスリットシャッタ1
0の回転が強制的に減速される。これは前述した実施例
でモータ11の回転速度を途中で変えることに相当し、撮
影レンズ2と3との間隔が撮影レンズ1と2との間隔よ
り広くても撮影間隔が等しくなるようにするためであ
る。
制的に一定の速度で回転を始め、スリット10aが撮影レ
ンズ1を通過し撮影レンズ2を通過したところで、今度
は歯車10eがガバナ機構30と噛合してスリットシャッタ1
0の回転が強制的に減速される。これは前述した実施例
でモータ11の回転速度を途中で変えることに相当し、撮
影レンズ2と3との間隔が撮影レンズ1と2との間隔よ
り広くても撮影間隔が等しくなるようにするためであ
る。
スリット10aが撮影レンズ3を通過したところで歯車1
0eとガバナ機構30との噛合が外れるのでガバナ機構30に
よる減速作用はその時点で解除され、スリットシャッタ
10の回転は再びもとの速度にもどる。
0eとガバナ機構30との噛合が外れるのでガバナ機構30に
よる減速作用はその時点で解除され、スリットシャッタ
10の回転は再びもとの速度にもどる。
こうして1フレームに4コマの時系列連続写真が撮影
される。
される。
第7図は1フレームに撮影される4コマの連続写真に
撮影の順序を写し込むための構成を示す。
撮影の順序を写し込むための構成を示す。
同図(イ)に示すような撮影順序を示す数字1,2,3,4
を描いた文字板16を第3図に示したカメラの中心軸C上
で暗箱14の仕切壁14aの中心に第7図(ロ)に示すよう
に拡散板17を前面に置いて配置しておくことにより、第
7図(ハ)に示すように、フィルムの1フレームの中央
に撮影順序を示す数字1,2,3,4が写し込まれる。一枚の
フィルム上に多数のフレームをもうけて撮影を行なう場
合には、そのフレームの撮影順序をフィルムに記入する
ことは大変有効であるが、フィルム背面などから番号を
写し込むために別部材をもうけるのは部品点数の増加と
いう点から見ても、コストの点から見ても有効でない。
を描いた文字板16を第3図に示したカメラの中心軸C上
で暗箱14の仕切壁14aの中心に第7図(ロ)に示すよう
に拡散板17を前面に置いて配置しておくことにより、第
7図(ハ)に示すように、フィルムの1フレームの中央
に撮影順序を示す数字1,2,3,4が写し込まれる。一枚の
フィルム上に多数のフレームをもうけて撮影を行なう場
合には、そのフレームの撮影順序をフィルムに記入する
ことは大変有効であるが、フィルム背面などから番号を
写し込むために別部材をもうけるのは部品点数の増加と
いう点から見ても、コストの点から見ても有効でない。
第8図は絞り機構を備えた本発明による1フレーム連
続撮影カメラの露出調整機構のみを示す。このような露
出調整機構により幅広い撮影条件下での撮影が可能にな
る。
続撮影カメラの露出調整機構のみを示す。このような露
出調整機構により幅広い撮影条件下での撮影が可能にな
る。
第8図(イ)からわかるように、第2図に示したと同
じスリットシャッタ10のすぐ背後に対照的な形状の絞り
開口を有する2枚の絞り板17と18がわずか離して配置さ
れており、絞り板17はギヤ21を介してサーボモータ22に
より回転され、絞り板18はギヤ23を介してサーボモータ
24により逆方向に回転されるようになっている。
じスリットシャッタ10のすぐ背後に対照的な形状の絞り
開口を有する2枚の絞り板17と18がわずか離して配置さ
れており、絞り板17はギヤ21を介してサーボモータ22に
より回転され、絞り板18はギヤ23を介してサーボモータ
24により逆方向に回転されるようになっている。
絞り板17および18は第8図(ロ)に示すように対照的
な形状をしており、絞り板17には4つの絞り開口17a,17
b,17c,17dと歯部17eとが設けられており、歯部17eがギ
ヤ21と噛合している。一方、絞り板18には絞り板17の絞
り開口17a〜17dとは対照的な向きの4つの絞り開口18a
〜18dと歯部18eとが設けられており、歯部18eがギヤ23
と噛合している。これら2枚の絞り板17と18はその絞り
開口17aと18a、17bと18b、17cと18c、17dと18dが重なる
ように配置されており、サーボモータ22および24により
それぞれ逆方向(絞り板17が実線矢印方向、絞り板18が
破線矢印方向)に回転したり、互いにその逆方向に回転
したりするようになっている。その結果、絞り開口(た
とえば17aと18a)の重なり合う面積が変化するので、被
写体からフィルムに達する光量が制御される。従って被
写体輝度に応じて絞り板17と18の回転量を調整すること
により露出調整が可能になる。
な形状をしており、絞り板17には4つの絞り開口17a,17
b,17c,17dと歯部17eとが設けられており、歯部17eがギ
ヤ21と噛合している。一方、絞り板18には絞り板17の絞
り開口17a〜17dとは対照的な向きの4つの絞り開口18a
〜18dと歯部18eとが設けられており、歯部18eがギヤ23
と噛合している。これら2枚の絞り板17と18はその絞り
開口17aと18a、17bと18b、17cと18c、17dと18dが重なる
ように配置されており、サーボモータ22および24により
それぞれ逆方向(絞り板17が実線矢印方向、絞り板18が
破線矢印方向)に回転したり、互いにその逆方向に回転
したりするようになっている。その結果、絞り開口(た
とえば17aと18a)の重なり合う面積が変化するので、被
写体からフィルムに達する光量が制御される。従って被
写体輝度に応じて絞り板17と18の回転量を調整すること
により露出調整が可能になる。
このような露出調整機構を備えれば広い範囲の輝度条
件すなわち種々な外部環境下で連続撮影ができる。
件すなわち種々な外部環境下で連続撮影ができる。
上記実施例では4つの撮影レンズを備えたカメラにつ
いて例示したが、本発明は2つ以上複数の撮影レンズを
備えたカメラに適用できることはもちろんである。ま
た、複数の撮影レンズのいずれかの焦点距離を変えるこ
とによりフィルム上の被写体の像の大きさを変えること
も可能である。
いて例示したが、本発明は2つ以上複数の撮影レンズを
備えたカメラに適用できることはもちろんである。ま
た、複数の撮影レンズのいずれかの焦点距離を変えるこ
とによりフィルム上の被写体の像の大きさを変えること
も可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明においては、フィルムの
1フレームの枠内相当領域に複数の撮影レンズを配置
し、撮影動作に同期して複数の撮影レンズの前面をスリ
ットを順次通過させるように構成したので、フィルムの
1フレーム内に複数コマが時系列的に連続的に撮影で
き、各コマの写真の背景が重なることがないため見やす
い連続写真が撮影できる。本発明によるカメラは特に動
きのある被写体の撮影に好適である。
1フレームの枠内相当領域に複数の撮影レンズを配置
し、撮影動作に同期して複数の撮影レンズの前面をスリ
ットを順次通過させるように構成したので、フィルムの
1フレーム内に複数コマが時系列的に連続的に撮影で
き、各コマの写真の背景が重なることがないため見やす
い連続写真が撮影できる。本発明によるカメラは特に動
きのある被写体の撮影に好適である。
第1図は本発明による1フレーム連続撮影カメラの一実
施例の正面図、第2図は第1図に示したカメラのスリッ
トシャッタ機構の一実施例の正面図、第3図は同スリッ
トシャッタ機構の側面断面図、第4図は本発明による1
フレーム連続撮影カメラの制御回路、第5図は第4図の
制御回路の動作を説明するための信号のタイミングチャ
ート、第6図はスリットシャッタ機構の他の実施例の正
面図、第7図は撮影順序写し込み機構を説明する図で、
(イ)および(ロ)は文字板、(ハ)は写し込み状態を
示す図、第8図は本発明によるカメラに用いられる露出
調整機構を示しており、(イ)は同機構の要部を示す側
面図、(ロ)は同機構を構成する絞り板の形状を示す正
面図である。 1,2,3,4……撮影レンズ、7……レリーズボタン、8…
…ストップ爪、9……ストップソレノイド、10……スリ
ットシャッタ、10……スリット、11……モータ、12……
ホトインタラプタ、13……シャッタ回路、14……カメラ
制御回路、G1〜G7……ギヤ列
施例の正面図、第2図は第1図に示したカメラのスリッ
トシャッタ機構の一実施例の正面図、第3図は同スリッ
トシャッタ機構の側面断面図、第4図は本発明による1
フレーム連続撮影カメラの制御回路、第5図は第4図の
制御回路の動作を説明するための信号のタイミングチャ
ート、第6図はスリットシャッタ機構の他の実施例の正
面図、第7図は撮影順序写し込み機構を説明する図で、
(イ)および(ロ)は文字板、(ハ)は写し込み状態を
示す図、第8図は本発明によるカメラに用いられる露出
調整機構を示しており、(イ)は同機構の要部を示す側
面図、(ロ)は同機構を構成する絞り板の形状を示す正
面図である。 1,2,3,4……撮影レンズ、7……レリーズボタン、8…
…ストップ爪、9……ストップソレノイド、10……スリ
ットシャッタ、10……スリット、11……モータ、12……
ホトインタラプタ、13……シャッタ回路、14……カメラ
制御回路、G1〜G7……ギヤ列
Claims (7)
- 【請求項1】カメラ本体の正面で且つフィルムの1フレ
ームの枠内に相当する領域に配置された複数の撮影レン
ズと、該撮影レンズとフィルムとの間に配置され複数の
撮影レンズの前面を順次通過するように移動可能なスリ
ットを有するスリット部材と、撮影動作に同期して前記
スリット部材を移動させる駆動機構とを有することを特
徴とする1フレーム連続撮影カメラ。 - 【請求項2】前記駆動機構によるスリット部材の移動速
度を可変とした請求項1に記載の1フレーム連続撮影カ
メラ。 - 【請求項3】前記駆動機構によるスリット部材の移動速
度を被写体輝度に応じて可変とした請求項1に記載の1
フレーム連続撮影カメラ。 - 【請求項4】前記駆動機構がモータを駆動源とする請求
項1に記載の1フレーム連続撮影カメラ。 - 【請求項5】前記駆動機構がフィルム巻上げ時にチャー
ジされるばね手段である請求項1に記載の1フレーム連
続撮影カメラ。 - 【請求項6】フィルムの1フレーム内に撮影順序を写し
込むようにした請求項1に記載の1フレーム連続撮影カ
メラ。 - 【請求項7】カメラ本体の正面で且つフィルムの1フレ
ームの枠内に相当する領域に配置された複数の撮影レン
ズと、該撮影レンズとフィルムとの間に配置され複数の
撮影レンズの前面を順次通過するように移動可能なスリ
ットを有するスリット部材と、該スリット部材の背後に
配置された絞り部材と、撮影動作に同期して前記スリッ
ト部材を移動させる駆動機構とを有することを特徴とす
る1フレーム連続撮影カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63257025A JP2524818B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 1フレ―ム連続撮影カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63257025A JP2524818B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 1フレ―ム連続撮影カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105132A JPH02105132A (ja) | 1990-04-17 |
JP2524818B2 true JP2524818B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=17300694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63257025A Expired - Fee Related JP2524818B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 1フレ―ム連続撮影カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524818B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7619653B2 (en) | 2006-07-26 | 2009-11-17 | Funai Electric Co., Ltd. | Motion detection imaging device |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69126579T2 (de) * | 1990-08-17 | 1998-01-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | Reihenbildkamera |
JPH0572625A (ja) * | 1991-09-17 | 1993-03-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 連写カメラ |
JP2672218B2 (ja) * | 1991-10-30 | 1997-11-05 | 富士写真フイルム株式会社 | 連写カメラ |
US5848307A (en) * | 1994-06-17 | 1998-12-08 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Camera for taking consecutive exposures |
CN101690389B (zh) | 2007-06-22 | 2012-06-06 | 松下电器产业株式会社 | 感应加热烹调器 |
-
1988
- 1988-10-14 JP JP63257025A patent/JP2524818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7619653B2 (en) | 2006-07-26 | 2009-11-17 | Funai Electric Co., Ltd. | Motion detection imaging device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02105132A (ja) | 1990-04-17 |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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