JPS6234855Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6234855Y2 JPS6234855Y2 JP11520481U JP11520481U JPS6234855Y2 JP S6234855 Y2 JPS6234855 Y2 JP S6234855Y2 JP 11520481 U JP11520481 U JP 11520481U JP 11520481 U JP11520481 U JP 11520481U JP S6234855 Y2 JPS6234855 Y2 JP S6234855Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core metal
- steering wheel
- synthetic resin
- spoke
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 10
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Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は芯金を埋設した合成樹脂のステアリン
グホイール、特にリング部に連結するスポークが
リング部の周方向の一部分に偏在した形式のステ
アリングホイールに関するものである。
グホイール、特にリング部に連結するスポークが
リング部の周方向の一部分に偏在した形式のステ
アリングホイールに関するものである。
第1図は芯金を埋設した合成樹脂のステアリン
グホイールを示すもので、リング部1、ボス部2
およびこれ等を連結するスポーク部3よりなる。
そして各部にはそれぞれ互に溶接された芯金1
0,20,30が埋設されている。図例ではスポ
ーク部3は2本のスポーク3a,3bよりなる。
θはスポーク角度を示す。
グホイールを示すもので、リング部1、ボス部2
およびこれ等を連結するスポーク部3よりなる。
そして各部にはそれぞれ互に溶接された芯金1
0,20,30が埋設されている。図例ではスポ
ーク部3は2本のスポーク3a,3bよりなる。
θはスポーク角度を示す。
ところで最近は、ステアリングホイールの前方
に位置するメータパネル等の視認性を向上する等
の目的でスポーク角度θを大きくとる傾向にあり
一般に120゜〜200゜とされている。またリング部
1の芯金10としては一般に直径7mm〜9mmの丸
棒が用いられている。また、リング部1の直径は
運転のしやすさ等を考慮して一般に約20mmとされ
ている。
に位置するメータパネル等の視認性を向上する等
の目的でスポーク角度θを大きくとる傾向にあり
一般に120゜〜200゜とされている。またリング部
1の芯金10としては一般に直径7mm〜9mmの丸
棒が用いられている。また、リング部1の直径は
運転のしやすさ等を考慮して一般に約20mmとされ
ている。
本考案は従来のものよりも更にスポーク角度θ
を大きく250゜以上とし、かつ強度および剛性に
すぐれたステアリングホイールを提供することを
目的とするものである。
を大きく250゜以上とし、かつ強度および剛性に
すぐれたステアリングホイールを提供することを
目的とするものである。
スポーク角度θをより大きくすることはメータ
パネル等の視認性を向上せしめる意味で望ましい
ことである。しかしながらスポーク角度θを大き
く250゜ないしそれ以上にすると、スポーク部の
芯金30とリング部の芯金10との連結部が芯金
10の一部に著しく偏在することになつて芯金1
0の剛性および強度を従来の細い丸棒材では確保
することが困難となる。そこで本考案のステアリ
ングホイールは、スポーク角度θを250゜以上と
してステアリングホイールに必要な強度を保持
し、かつ重量増をきたさないことを考慮して、リ
ング部の芯金として直径11mm〜13mmのパイプ材を
用いた。また、リング部1の外径は握りやすさお
よび操作性から20mm程度が適当であることより、
芯金10まわりに形成する樹脂層の肉厚を4mmな
いし5mmと、従来の丸棒芯金を用いたものよりも
薄くした。
パネル等の視認性を向上せしめる意味で望ましい
ことである。しかしながらスポーク角度θを大き
く250゜ないしそれ以上にすると、スポーク部の
芯金30とリング部の芯金10との連結部が芯金
10の一部に著しく偏在することになつて芯金1
0の剛性および強度を従来の細い丸棒材では確保
することが困難となる。そこで本考案のステアリ
ングホイールは、スポーク角度θを250゜以上と
してステアリングホイールに必要な強度を保持
し、かつ重量増をきたさないことを考慮して、リ
ング部の芯金として直径11mm〜13mmのパイプ材を
用いた。また、リング部1の外径は握りやすさお
よび操作性から20mm程度が適当であることより、
芯金10まわりに形成する樹脂層の肉厚を4mmな
いし5mmと、従来の丸棒芯金を用いたものよりも
薄くした。
ところで、スポーク角度θを大きくする場合に
問題となるのは、芯金を金型キヤビテイ内にセツ
トして芯金まわりに合成樹脂を射出成形するとき
に生じるリング部1の芯金10の変形である。
問題となるのは、芯金を金型キヤビテイ内にセツ
トして芯金まわりに合成樹脂を射出成形するとき
に生じるリング部1の芯金10の変形である。
即ち、芯金を金型キヤビテイにセツトして合成
樹脂を射出成形する場合、樹脂はボス部に形成し
た金型の注入口より注入されてスポーク部3から
リング部1へと順次充填されるが、第2図の矢印
で示すようにリング部1の芯金10にはその内径
側から注入された樹脂の応力が作用する。特にス
テアリングホイールの合成樹脂部材として一般に
用いられているポリプロピレンは比較的粘性が大
きくメルトインデツクス1程度であるので上記応
力も大きくなり、図示のように芯金30に一部で
しか連結されていないリング部の芯金10は楕円
状に変形する。このため得られたステアリングホ
イールのリング部には芯金10の一部が露出する
ことがある。しかも本考案はスポーク角度θを従
来よりも大きくしており、その上にリング部の芯
金10の径を大きくして樹脂層を薄肉としたので
芯金10と金型キヤビテイとの間隔幅が小さいた
めに、芯金10がステアリングホイールのリング
部外面に露出する傾向がより大きくなる。
樹脂を射出成形する場合、樹脂はボス部に形成し
た金型の注入口より注入されてスポーク部3から
リング部1へと順次充填されるが、第2図の矢印
で示すようにリング部1の芯金10にはその内径
側から注入された樹脂の応力が作用する。特にス
テアリングホイールの合成樹脂部材として一般に
用いられているポリプロピレンは比較的粘性が大
きくメルトインデツクス1程度であるので上記応
力も大きくなり、図示のように芯金30に一部で
しか連結されていないリング部の芯金10は楕円
状に変形する。このため得られたステアリングホ
イールのリング部には芯金10の一部が露出する
ことがある。しかも本考案はスポーク角度θを従
来よりも大きくしており、その上にリング部の芯
金10の径を大きくして樹脂層を薄肉としたので
芯金10と金型キヤビテイとの間隔幅が小さいた
めに、芯金10がステアリングホイールのリング
部外面に露出する傾向がより大きくなる。
そこで本考案は合成樹脂材料として、ポリプロ
ピレンにポリエチレンを共重合させたブロツクコ
ポリマータイプのポリプロピレンのメルトインデ
ツクス3〜8のものを用いて、これを射出成形す
ることによりステアリングホイールの樹脂本体部
を形成する。メルトインデツクスを3〜8として
従来のポリプロピレンよりも流動性を大きくした
ことにより芯金10に加わる応力が低くなり、射
出成形時の芯金10の変形が防止される。かつポ
リプロピレンとポリエチレンの共重合体によりス
テアリングホイールの本体を構成して伸び特性を
よくしたので、耐サーマルシヨツク性も良好であ
る。
ピレンにポリエチレンを共重合させたブロツクコ
ポリマータイプのポリプロピレンのメルトインデ
ツクス3〜8のものを用いて、これを射出成形す
ることによりステアリングホイールの樹脂本体部
を形成する。メルトインデツクスを3〜8として
従来のポリプロピレンよりも流動性を大きくした
ことにより芯金10に加わる応力が低くなり、射
出成形時の芯金10の変形が防止される。かつポ
リプロピレンとポリエチレンの共重合体によりス
テアリングホイールの本体を構成して伸び特性を
よくしたので、耐サーマルシヨツク性も良好であ
る。
以上説明したように本考案のステアリングホイ
ールはスポーク角度を250゜以上と大きくしたこ
とによりステアリングホイール前方に位置するメ
ータ類の視認性を向上せしめ、かつリング部の芯
金を太くしたことによりスポーク角度を大きくし
たにかかわらず強度は充分に保持され、また合成
樹脂本体を溶融状態で流動性のよいポリエチレン
共重合のポリプロピレンを射出成形にて形成した
ので芯金の変形がなく製作性にすぐれており、か
つ合成樹脂本体の耐サーマルシヨツク性も良好で
ある。本考案のステアリングホイールは自動車に
適用して実用効果が特に大きい。
ールはスポーク角度を250゜以上と大きくしたこ
とによりステアリングホイール前方に位置するメ
ータ類の視認性を向上せしめ、かつリング部の芯
金を太くしたことによりスポーク角度を大きくし
たにかかわらず強度は充分に保持され、また合成
樹脂本体を溶融状態で流動性のよいポリエチレン
共重合のポリプロピレンを射出成形にて形成した
ので芯金の変形がなく製作性にすぐれており、か
つ合成樹脂本体の耐サーマルシヨツク性も良好で
ある。本考案のステアリングホイールは自動車に
適用して実用効果が特に大きい。
第1図は本考案のステアリングホイールの正面
図、第2図は従来の射出成形時における合成樹脂
の流れおよび芯金の変形を示す図である。 1……リング部、10……リング部芯金、2…
…ボス部、20……ボス部芯金、3……スポーク
部、30……スポーク部芯金。
図、第2図は従来の射出成形時における合成樹脂
の流れおよび芯金の変形を示す図である。 1……リング部、10……リング部芯金、2…
…ボス部、20……ボス部芯金、3……スポーク
部、30……スポーク部芯金。
Claims (1)
- 芯金を埋設し、スポーク角度θが250゜以上で
ある合成樹脂のステアリングホイールであつて、
リング部には直径11mm〜13mmのパイプ状芯金を用
い、該芯金まわりにはメルトインデツクスが3〜
8のブロツクコポリマータイプのポリプロピレン
を射出成形した肉厚4mm〜5mmの合成樹脂層を形
成せしめたステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11520481U JPS5819871U (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | ステアリングホイ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11520481U JPS5819871U (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | ステアリングホイ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5819871U JPS5819871U (ja) | 1983-02-07 |
JPS6234855Y2 true JPS6234855Y2 (ja) | 1987-09-04 |
Family
ID=29909471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11520481U Granted JPS5819871U (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | ステアリングホイ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819871U (ja) |
-
1981
- 1981-07-31 JP JP11520481U patent/JPS5819871U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5819871U (ja) | 1983-02-07 |
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