JPS6011609B2 - プラスチツク・シ−トフレ−ム - Google Patents

プラスチツク・シ−トフレ−ム

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Publication number
JPS6011609B2
JPS6011609B2 JP53069035A JP6903578A JPS6011609B2 JP S6011609 B2 JPS6011609 B2 JP S6011609B2 JP 53069035 A JP53069035 A JP 53069035A JP 6903578 A JP6903578 A JP 6903578A JP S6011609 B2 JPS6011609 B2 JP S6011609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom wall
strength
side wall
plastic sheet
plastic
Prior art date
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Expired
Application number
JP53069035A
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English (en)
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JPS54160465A (en
Inventor
滋 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
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Publication of JPS54160465A publication Critical patent/JPS54160465A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチック・シートフレームに関し、特に自
動車用に好適なプラスチック・シートフレームに関する
自動車用シートフレームは一般に鋼板から形成されてい
るが、燃料消費量の節減を主な目的とする軽量化のため
に、近来は繊維強化プラスチック(FRP)製に代る煩
向にある。
シートフレームをFRP材料から低圧発泡射出成形する
場合には、加熱された材料は成形用型に注入されると直
ちに冷却、固化が始まるので、3秒程度の短時間内に射
出を完了する必要がある。しかし、従釆のこの種シート
フレームにおいては第1図に示すように形成されている
ので均衡した強度分布を得ることがきわめて困難であっ
た。すなわち、同図Aに示すものにおいては本体1が底
壁2、側壁3および補強用リブ4a,4b,4c等を備
えており、底壁2のほぼ中央に射出ゲートとの対向部5
が配されている。したがって、加熱されたFRP材料が
ゲート対向部5から矢印で示すように放射状に流鰯する
とき、内側に配されたリブ4a,4b等が障害となって
材料の遠かな流動が阻害され、その結果、各部の強度が
不均衡になり易い。また、同図Bに示すようり射出ゲー
ト対向部5を底壁2の両端部における側壁3に配した場
合には、材料は流動を阻害されることは殆んどないが両
方向からの接合部6においていわゆるウェルド部が生じ
、このウェルド部の強度不足を免れない。さらに、同図
Cに示すように底壁2のほぼ中央を射出ゲートに対向位
置させるとともに、底壁2に対向部5を中心とする放射
状のリブ4dを設けるようにすれば、上記2例における
よりは改善されはするが、リブ4a,4bによる流動障
害が生ずるとともに相隣るリブ4dの両端間における接
合部6にウヱルド部を生じ、充分満足し得るものを得る
ことができない。本発明は上記事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、プラスチック、特に
FRP材料の低圧発泡射出成形によっても材料の流動不
良やウェルド部を生ずることがなく、強度および剛性が
所望の分布状態をなすようなプラスチック・シートフレ
ームを提供することにある。
以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説明する。第
2図ないし第4図は本発明をシートバック・フレームに
適用した場合を例示し、本体10は板状をなす底壁1
1と、この底壁1 1の周縁部に沿って立上げられた側
壁12と、複数の補強用リブ13・・・とを一体に備え
ている。これら補強用リブ13…は、谷内端部が、底壁
1 1のほぼ中央部に配される射出ゲート14との対向
部を指向するとともに、各外端部が上記側壁12と一体
に連接してほぼ放射状に配設されており、かつ内端から
外端に向って高さが増大するように形成されている。ま
た、補強用リブ13・・・はそれぞれの配置された位置
に応じて直線状または適宜の曲線状に形成され、かつそ
れぞれの各部における厚さは、本体10が所望の強度お
よび剛性を有するように、底壁11および側壁12の形
状、寸法に関連して適宜に設定されている。上記本体1
はFRP材料から一体に低圧発泡射出成形される。FR
P材料としては、たとえばガラス繊維33%、66ナイ
ロン66.6%、発泡剤0.4%(重量比)の混合剤を
基準とするがこれに限られることはなく、これとは組成
の異なる他の適宜プラスチック材料であってもよい。上
記本体1は適宜のプラスチック材料から一体に射出成形
されているので、各部を個別に成形して組立てる場合に
比し工数を大幅に節減し、生産性を向上することができ
る。
また、材料自体の比重が小さいこと、ならびに、厚さの
異なる部分を一体成形し得るので各部を所望の強度およ
び剛性に適合する厚丸こ形成して無駄な肉付をなくし得
ることなどにより、従来の鋼製のものに比し重量を大幅
に軽減することができる。また、上記補強用リブ13・
・・を内端部が射出ゲート対向部を指向するとともに外
端部が側壁12と一体に連接するようにしてほぼ放射状
に配置したので、射出成形時におけるFRP材料は何ら
阻害されることなく円滑に流動し、きわめて短時間(約
3秒以内)に完全な射出を行なうことができるとともに
、各部、特にシートバック・フレームにおける重要部で
ある左右両側壁にゥェルド部を生ずることがない。
したがって、低強度となり易し、射出ゲート14との対
向部を、比較的低強度が許容される底肇11の中央部に
配したことと相まって、全体としての強度および剛性の
分布状態が理想的にバランスしたシートバック・フレー
ムを得ることができ、かっこのようにバランスした強度
分布が得られるので無駄な肉付をさらに軽減することが
可能となる。なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、たとえば、家具用シートフレーム等の
場合には必ずしもFRP材料を用いる要はなく、またシ
ートバック・フレームの他にシートクッション・フレー
ムにも適用することができる。
さらに、ほぼ放射状に配される各補強用リプは、数なら
びにそれぞれの位置、形状、寸法等を任意に設定するこ
とができる。その他、本発明の要旨とするところの範囲
内で種々な変更、応用が可能であることはいうまでもな
い。本発明は、上述したように内端部が射出ゲート対向
部を指向するとともに外端部が上記側壁と一体に連接し
てほぼ放射状に配された複数の補強用リブを一体に設け
たので、プラスチック材料の低圧発泡成形によっても材
料の流動障害やウェルド部等を生ずるようなことがなく
、したがって強度および剛性が所望の分布状態をなす軽
量なプラスチック・シートフレームを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,Cは互いに相異なる従来のプラスチック
・シートフレームを例示する正面図、第2図は本発明の
一実施例を示す斜視図、第3図は同例の正面図、第4図
は第3図のW−W線に沿う断面図である。 10・・・本体、11・・・底壁、12・・・側壁、1
3・・・補強用リブ、14・・・射出ゲート。 繁1図 繁2図 第8図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 底壁およびこれの周縁部に沿って立上げられた側壁
    を有してプラスチツク材料から一体に射出成型された本
    体を備えるものにおいて、上記本体は内端部が射出ゲー
    トとの対向部を指向するとともに外端が上記側壁と一体
    に連接してほぼ放射状に配された複数の補強用リブを一
    体に具備したことを特徴とするプラスチツク・シートフ
    レーム。
JP53069035A 1978-06-08 1978-06-08 プラスチツク・シ−トフレ−ム Expired JPS6011609B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53069035A JPS6011609B2 (ja) 1978-06-08 1978-06-08 プラスチツク・シ−トフレ−ム

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JP53069035A JPS6011609B2 (ja) 1978-06-08 1978-06-08 プラスチツク・シ−トフレ−ム

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Publication Number Publication Date
JPS54160465A JPS54160465A (en) 1979-12-19
JPS6011609B2 true JPS6011609B2 (ja) 1985-03-27

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ID=13390914

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JP53069035A Expired JPS6011609B2 (ja) 1978-06-08 1978-06-08 プラスチツク・シ−トフレ−ム

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Families Citing this family (12)

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JPS54160465A (en) 1979-12-19

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