JP3748938B2 - 中空構造物の中空部遮断方法および中空部遮断用部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は中空構造物の中空部遮断方法および、中空部遮断用部材(以下、遮断用部材と略記する。)に関し、詳しくは、車両ボディにおけるピラ−,ロッカ−パネル,ル−フサイドパネルあるいはフィ−ドパネルなどの中空構造物の制振,防音などを高めるために、その中空部に対し、外部加熱により発泡させて前記中空部を遮断する方法と、この方法に使用する遮断用部材に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図14に示すように、インナパネル102とアウタパネル104によって中空の箱形閉じ断面に構成された中空構造物101の中空部106に発泡性材料121を支持するために、インナパネル102の外方からボルト111を挿入し、該ボルト111のねじ部111aを中空部106の内部に所要長さだけ突入させた状態において、そのねじ部111aにワッシャ120を介して発泡性材料121を差込むことで、中空構造物101の中空部106の内部に発泡性材料121を支持する構造が知られている。
また、前記したような発泡性材料やその発泡性材料の支持構造は、例えば、特開平2−276836号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したように、中空構造物101の中空部106に発泡性材料121が支持された後、外部からの加熱に基づいて、発泡性材料121が発泡膨張すると、その発泡性材料121の周囲は、発泡膨張しながらインナパネル102及びアウタパネル104の内周面を押圧して密着し、これによって中空部106を遮断する。
図15に示すように、発泡性材料121の発泡膨張が完了し、発泡体122となった後、その発泡体122が冷却され、所定の収縮率で収縮すると、その発泡体122の収縮力によって同発泡体122の周囲の密着部に対応する部分において、中空構造物101の外面に凹凸の歪み126が発生する。
特に、アウタパネル104の外面が意匠面108となる場合には、前記凹凸の歪み126によって見栄えが良くない問題点があった。
【0004】
そこで、本発明の第1の課題は、前記した従来の問題点に鑑み、発泡性材料の発泡膨張後の収縮が原因となって中空構造物の意匠面に発生する凹凸の歪みを軽減することができる中空構造物中空部の遮断方法を提供することにある。
【0005】
そして、本発明の第2の課題は、前記中空部の遮断方法の実施に使用するための遮断用部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した第1の課題を達成するために、請求項1の発明に係る中空構造物中空部の遮断方法は、加熱により発泡する発泡性材料を、中空部の遮断面に支持板を有するホルダを介して保持させた後、外部加熱して前記発泡性材料を発泡させるとともにこの発泡体を遮断面に満たして中空部を遮断する方法であって、
前記中空部の非意匠面裏面部分に対応する前記ホルダの支持板の部位には第1の発泡性材料を保持させかつ中空部の意匠面側裏面部分に対応する前記ホルダの支持板の部位には前記第1の発泡性材料より高発泡率の第2の発泡性材料を保持させることを特徴とする。
【0007】
前記した第1の課題を達成するために、請求項2の発明に係る中空構造物中空部の遮断方法は、請求項1の発明において、ホルダは両支持板の間に発泡性材料を保持させる構造よりなり、非意匠面裏面部分に対応する支持板間には発泡体が遮断面のほとんどを塞ぐ量の第1の発泡性材料を保持させ、意匠面裏面側部分に対応する支持板の部分には発泡体が少くとも意匠面の裏面側を幅広に被う量の第2の発泡性材料を保持させることを特徴とする。
【0008】
前記した第2の課題を達成するために、請求項3の発明に係る中空部の遮断用部材は、中空部に配置し外部加熱により発泡した発泡体により中空部を遮断させるための遮断用部材であって、
所定の隙間を有して2枚の支持板を支持させたホルダの両支持板間の内部側には第1の発泡性材料を保持させ、かつ支持板の外部側には第1の発泡性材料より高発泡率の第2の発泡性材料を保持させてなることを特徴とする。
【0009】
そして、前記した第2の課題を達成するための請求項4に係わる中空部の遮断用部材は、請求項3において、第1の発泡性材料はその発泡体が遮断面のほとんどを塞ぐ量保持させ、かつ第2の発泡性材料はその発泡体が少くとも意匠面裏面側を幅広に被う量保持させてなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1または請求項2の中空部遮断方法において、ホルダの第1,第2の発泡性材料は、各々発泡体となり中空部を遮断する。第1の発泡性材料による発泡体は中空部遮断面のほとんどを遮断し、第2の発泡性材料による発泡体は中空部を形成するパネルの意匠面裏面部分を幅広く被う。この発泡体は高発泡率であり、硬化の際の収縮性が小さい。
【0011】
請求項3または請求項4の遮断用部材は、予じめホルダに第1,第2の発泡性材料が保持させてあるので、中空部に配置し外部加熱すれば、中空部を発泡体により遮断し得る。遮断部材は第2の発泡性材料が中空部の意匠面裏面側に向けて中空部内に配置される。第2の発泡性材料の発泡体は意匠面裏面側を幅広く被う。この発泡体は高発泡率であり、硬化の際の収縮性が小さい。
【0012】
【実施例】
以下に、この発明の実施例を図1〜図13に基づいて説明する。
本例は車両ボディのピラ−1内の中空部7の所定の遮断面に、発泡体を満たして、防音,防振の遮断構造を得る場合についてのものである。
【0013】
まず、図3に本実施例の実施に用いるホルダ11を示す。このホルダ11は所定の隙間を有する平行な2枚の支持板12の下端中央部に差し込み用のクリップ13が両支持板12の接続部材を兼ねて一体成形された耐熱性の合成樹脂よりなる。両支持板12は中空部遮断面をほとんど被う大きさにされている。
前記クリップ13は図4,図5に示すように、先端部が切込み溝13Aにより左右に分割されかつ基部側外周は抜止め状の係止溝13Bとされ、ピラ−1側の止め孔4に圧入することにより止着させ得るようになっている。
【0014】
前記ピラ−1はピラ−を構成するインナパネル2とアウタパネル5を、その相互の接合フランジ3,6においてスポット溶接する前に、インナパネル2の凹部側の止め孔4にホルダ11のクリップ13が押込まれる(図2,図7参照)。クリップ13は支持板12が中空部7を遮断する向きになるように取付けられる。押し込んだクリップ13はその切込み溝13Aにより撓んで止め孔4に挿入され、挿入後は元の状態に広がるため係止溝13Bが止め孔4に固定される。
【0015】
次いで、図2,図6に示すように、固定したホルダ11の支持板12間の内部側(クリップ13側)には第1の発泡性材料15を仮付けあるいは接着などの適宜な止め手段により保持させ、両支持板12間の少くとも外部側(図2の支持板12における上辺部側)には第2の発泡性材料16を仮付けあるいは接着などにより保持させて遮断用部材18が形成される。本例における第2の発泡性材料16は図6に示すように支持板12の上辺部と左右の両辺部に保持させてある。
【0016】
前記第1の発泡性材料15および前記第2の発泡性材料16は、いずれも110℃〜190℃前後の温度によって発泡膨張して発泡体15A,16Aとなる未発泡状態の材料であり、第2の発泡性材料16は第1の発泡性材料15より高発泡率のものとされている。
【0017】
第1の発泡性材料15としては、例えば、特開平2−276836号公報に開示されている配合をもつ材料が用いられる。
ちなみに、この発泡性材料15の配合は、エチレンとメチルアクリレ−トのコポリマ−MI0.7,MA15重量%63.55,LDPE(融点1.5℃,密度0.919)27,15,4,4−ジ−tertブチルペルオキシn−ブチルバレレ−ト(トリゴノックス(Trigonox)29/40)0.63,ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン(パ−カドックス(Perkadox)14/40)1.63,ベンゼンスルホニヒドラジド(セロ−ゲン(Cellogen)OT)3.62,アゾジカ−ボンアミド(ポロフォ−(Porofor)ADC−K)1.81,及びジ−エチレングリコ−ル(DEG)1.81(全比率は重量基準)である。ポロフォ−成分は発泡活性を活性化する亜鉛を含む。そして、射出成形や押出成形、特にこの実施の形態においては射出成形によって必要とされる特定形状の発泡性材料15が形成される。この発泡性材料15は110℃〜190℃の温度で発泡、硬化され、独立気泡の発泡体15Aとなる。
【0018】
第2の発泡性材料16はブチルゴムあるいはポリウレタンなどの、たとえば20倍の高発泡倍率の発泡体16Aが用いられる。第2の発泡性材料16は前記した第1の発泡性材料15を改良して発泡倍率を高めたものを用いることができる。
なお、第1の発泡性材料15,第2の発泡性材料16は前記配合のものに限定するものではなく、加熱発泡する発泡性の材料中より発泡倍率を考慮して使用することができる。本例の第1の発泡性材料15は発泡倍率6倍の材料を用い、第2の発泡性材料16は発泡倍率15倍の材料を使用した。
【0019】
遮断用部材18を形成した後は、インナパネル2にアウタパネル5が重ねられ相互の接合フランジ3,6において、スポット溶接され、中空の箱形閉じ断面をなしかつ遮断用部材18を含むピラ−1が構成される(図2の仮想線部分,図7参照)。構成したピラ−1のアウタパネル5の外面が意匠面5Aとされる。ピラ−1内中空部7の遮断用部材18において、クリップ13と反対方向の支持板12側(図示支持板の上辺側)はアウタパネル5の意匠面5A裏面側に対応する部位とされ、支持板12の他の外周辺は非意匠面裏面側に対応する部位とされる。
中空部7に配置した状態のホルダ11において、非意匠面裏面部分に対応する支持板12間には発泡体15Aが遮断面のほとんどを塞ぐ量の第1の発泡性材料15を保持させ、意匠面5A裏面側部分に対応する支持板12には発泡体15Bが少くとも意匠面5Aの裏面側を幅広く被う量の第2の発泡性材料16を保持させてある。
【0020】
構成されたピラ−1は車両ボディに組付けた後、車両ボディの焼付け塗装の工程において第1の発泡性材料15および第2の発泡性材料16の発泡温度に外部加熱される。すなわち、外部加熱により遮断用部材18の第1,第2の発泡性材料15,16はその保持した部位に基づいて各々発泡膨張して発泡体15A,16Aとなる。
【0021】
図1,図10に示すように両発泡体15A,16Aによりホルダ11の両支持板12間の隙間が満たされるとともにその外周部にもれ出した発泡体15Bにより中空部7内が遮断される。両発泡体15A,15Bはつながって中空部7の遮断面を形成する。第2の発泡性材料16は発泡率の高い材料を用いているので、図1に示すように、両支持板12より外部にもれ出し、意匠面5A裏面側を幅広く被う状態となる。
【0022】
発泡体15A,16Aは独立気泡を含んだ硬化物となるため、中空部7は遮断され、ピラ−1部分の防音,防振が高められる。意匠面5A裏面を被う発泡体16Aの硬化物は高発泡率のものであり、該裏面に幅広く被着した状態となっているので、従来のように意匠面7に凹凸を生ずることがない。
なお、本例の遮断用部材18は図8に示すように支持板12の側面側にも第2の発泡性材料16を保持させたため、図10に示すように、もれ出した発泡体16Aの硬化物により側面側も幅広く接着させ得る。しかして、本例によれば図9に示すように発泡体15A,16Aにより良好な遮断面が形成される。
【0023】
前記した実施例における中空部7の遮断方法はインナパネル2に取付けたホルダ11に対して第1の発泡性材料15および第2の発泡性材料16を順次保持させて、遮断用部材18を形成したが、中空部7の遮断方法は、予じめホルダ11に両発泡性材料15,16を保持させた遮断用部材19を用いても実施することができる。
【0024】
すなわち、この遮断用部材19は、所定の隙間を有して2枚の支持板12を支持させたホルダ11の、両支持板12間の内部側に、第1の発泡性材料15を保持させ、かつ、支持板12の外部側には第2の発泡性材料16を保持させた構造とすることができる。この遮断部材19において第1の発泡性材料15はその発泡体15Aが遮断面のほとんどを塞ぐ両保持させ、かつ第2の発泡性材料16はその発泡体16Aが少くとも意匠面5A裏面側を幅広く被う量保持させるようにする。
【0025】
この遮断用部材19はピラ−1のインナパネル2に取付けた後、このインナパネル2にアウタパネル5を重ね、両接合フランジ3,6においてスポット溶接し、遮断用部材19を含むピラ−1を構成し、外部加熱してピラ−1中空部7を第1,第2の発泡性材料15,16の発泡体15A,16Aにて遮断し得る。
第2の発泡性材料16による発泡体16Aは前記した実施例の場合と同様に、アウタパネル5の意匠面5A裏面側を幅広く被うので、この発泡体16Aの硬化物による意匠面5Aの凹凸は生じない。遮断用部材19は予じめホルダ11に第1,第2の発泡性材料15,16を保持させてあるので、取扱い易く、中空部7の遮断に都合のよいものである。
【0026】
前記した遮断用部材18,19は両支持板12間に第1の発泡性材料15および第2の発泡性材料16を保持させたが、本発明に係わる遮断用部材はこの構造に限るものではない。たとえば、図12〜図13に示す遮断用部材20としても、前記した遮断用部材18,19と同様に、中空部7の遮断および意匠面5Aの凹凸の軽減をなし得る。
すなわち、図12に示す遮断用部材20のホルダ21は、支持板22の外面上部側に外方へ突出する支持片23が設けられていて、この一方の支持片23上方の支持板22外面には第1の発泡性材料15より高発泡率の第2の発泡性部材16が保持させてある。なお、第1の発泡性部材15は前記した実施例と同様に両支持板22間の下部および中央部に保持されている。
【0027】
図12に示す遮断用部材20は、支持片23を有するホルダ21に第1の発泡性材料15と第2の発泡性材料16を順次に保持させて、ピラ−1中空部7の遮断方法を行なうことができ、また、予じめ支持片22を有するホルダ21に第1の発泡性材料15と第2の発泡性材料16を保持させた図12の遮断用部材20を用意しておき、これを用いて中空部7の遮断をすることもできる。
【0028】
すなわち、遮断用部材20は図12に示すようにピラ−1内に配置され、該ピラ−1は車両ボディに組込まれて、塗装工程において外部加熱される。外部加熱において第1の発泡性材料15および第2の発泡性材料16は発泡膨張して発泡体15A,16Aとなり、ピラ−1内の中空部7を遮断する。図11に示すように、第1の発泡性材料15に基づく発泡体15Aは両支持板22間を主体に満たし、第2の発泡性材料16に基づく発泡体16Aは支持板22の外面上部側および意匠面5A裏面側に幅広に広がり両発泡体15A,16Aはつながった状態となり、硬化物となって中空部7を遮断する。アウタパネル5の意匠面5Aはその裏面に被着した発泡体16Aの硬化物により凹凸がほとんど生じない。
【0029】
図12に示す遮断用部材20は一方の支持板22の支持片23より外面上部側に第2の発泡性材料16を保持させたが、第2の発泡性材料16は一方あるいは両方の支持板22の支持片23上に保持させてもよい(図示せず)。
【0030】
前記した各遮断用部材18,19,20においては、中空構造物が車両ボディのピラ−1の場合を例示したが、中空構造物はこれに限るものではなく、例えば車両ボディのロッカパネル,ル−フサンドパネル,フ−ドパネル等であってもよく、車両ボディ以外であってもよい。
【0031】
【発明の効果】
請求項1または請求項2の中空部遮断方法によれば、発泡性材料の加熱発泡後の収縮が原因となって中空構造物の意匠面に発生する凹凸の歪みを軽減することができる。
請求項3または請求項4の遮断用部材は、中空構造物の中空部の意匠面裏面側に第2の発泡性材料を向けて配置し、外部加熱すれば中空部を遮断しかつ意匠面裏面を発泡体にて被うことができ、その意匠面には凹凸歪みの発生を軽減させ得る。このため、請求項3または請求項4の遮断用部材は外部加熱して中空構造物の中空部を遮断するに適したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中空部遮断状態の側面図である。
【図2】 中空部に配置した遮断用部材の側断面図である。
【図3】 ホルダの斜視図である。
【図4】 ホルダの止着部を主体とした拡大底面図である。
【図5】 ホルダの止着部を主体とした拡大正面図である。
【図6】 遮断用部材の縦断した正面図である。
【図7】 中空部に配置した遮断用部材の正面図である。
【図8】 中空部に配置した遮断用部材の平断面図である。
【図9】 遮断用部材による遮断状態の正面図である。
【図10】 遮断用部材による遮断状態の平断面図である。
【図11】 別例の遮断用部材による中空部遮断状態の側面図である。
【図12】 中空部に配置した別例遮断用部材の側断面図である。
【図13】 図12のXIII−XIII線における断面図である。
【図14】 従来の遮断用部材のピラ−内配置状態図である。
【図15】 図14の遮断用部材における遮断状態の不具合を示す図である。
【符号の説明】
1 ピラ−
2 インナパネル
4 止め孔
5 アウタパネル
5A 意匠面
7 中空部
11,21 ホルダ
12,22 支持板
13 クリップ
15,16 発泡性材料
15A,16A 発泡体
18,19,20 遮断用部材
23 支持片
Claims (4)
- 加熱により発泡する発泡性材料を、中空部の遮断面に支持板を有するホルダを介して保持させた後、外部加熱して前記発泡性材料を発泡させるとともにこの発泡体を遮断面に満たして中空部を遮断する方法であって、
前記中空部の非意匠面裏面部分に対応する前記ホルダの支持板の部位には第1の発泡性材料を保持させかつ中空部の意匠面側裏面部分に対応する前記ホルダの支持板の部位には前記第1の発泡性材料より高発泡率の第2の発泡性材料を保持させることを特徴とした中空構造物の中空部遮断方法。 - ホルダは両支持板の間に発泡性材料を保持させる構造よりなり、非意匠面裏面部分に対応する支持板間には発泡体が遮断面のほとんどを塞ぐ量の第1の発泡性材料を保持させ、意匠面裏面側部分に対応する支持板の部分には発泡体が少くとも意匠面の裏面側を幅広に被う量の第2の発泡性材料を保持させることを特徴とした請求項1に記載の中空構造物の中空部遮断方法。
- 中空部に配置し外部加熱により発泡した発泡体により中空部を遮断させるための遮断用部材であって、
所定の隙間を有して2枚の支持板を支持させたホルダの両支持板間の内部側には第1の発泡性材料を保持させ、かつ支持板の外部側には第1の発泡性材料より高発泡率の第2の発泡性材料を保持させてなることを特徴とした中空部遮断用部材。 - 第1の発泡性材料はその発泡体が遮断面のほとんどを塞ぐ量保持させ、かつ第2の発泡性材料はその発泡体が少くとも意匠面裏面側を幅広に被う量保持させてなることを特徴とした請求項3に記載の中空部遮断用部材。
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