JPS6234688B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6234688B2 JPS6234688B2 JP57105297A JP10529782A JPS6234688B2 JP S6234688 B2 JPS6234688 B2 JP S6234688B2 JP 57105297 A JP57105297 A JP 57105297A JP 10529782 A JP10529782 A JP 10529782A JP S6234688 B2 JPS6234688 B2 JP S6234688B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- barium sulfate
- reaction
- particles
- reaction system
- sulfuric acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- TZCXTZWJZNENPQ-UHFFFAOYSA-L barium sulfate Chemical compound [Ba+2].[O-]S([O-])(=O)=O TZCXTZWJZNENPQ-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims description 82
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 39
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 34
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 32
- CJDPJFRMHVXWPT-UHFFFAOYSA-N barium sulfide Chemical compound [S-2].[Ba+2] CJDPJFRMHVXWPT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 10
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 239000002002 slurry Substances 0.000 claims description 7
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 claims description 4
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000003513 alkali Substances 0.000 claims description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 15
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 4
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 3
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000006911 nucleation Effects 0.000 description 3
- 238000010899 nucleation Methods 0.000 description 3
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 3
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 159000000009 barium salts Chemical class 0.000 description 2
- 239000011362 coarse particle Substances 0.000 description 2
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 238000004442 gravimetric analysis Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- PMZURENOXWZQFD-UHFFFAOYSA-L Sodium Sulfate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-]S([O-])(=O)=O PMZURENOXWZQFD-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-L Sulfate Chemical compound [O-]S([O-])(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 238000010306 acid treatment Methods 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 229910052788 barium Inorganic materials 0.000 description 1
- DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N barium atom Chemical compound [Ba] DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 230000005587 bubbling Effects 0.000 description 1
- 244000309464 bull Species 0.000 description 1
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 description 1
- 239000003518 caustics Substances 0.000 description 1
- 239000012295 chemical reaction liquid Substances 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 238000009776 industrial production Methods 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229910052938 sodium sulfate Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000011152 sodium sulphate Nutrition 0.000 description 1
- 239000012798 spherical particle Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000013022 venting Methods 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F11/00—Compounds of calcium, strontium, or barium
- C01F11/46—Sulfates
- C01F11/462—Sulfates of Sr or Ba
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
本発明は硫酸と硫化バリウムの反応により硫酸
バリウムを製造する方法に関し、その目的とする
ところは顔料、化粧品又は樹脂添加剤に適した粒
径大なる板状の硫酸バリウムを製造するにある。 従来より、硫酸と硫化バリウムの反応、いわゆ
る硫酸法による硫酸バリウムの製造法は知られて
おり、例えば特公昭54−23874号、特公昭54−
23875号、特公昭54−23876号及び特開昭57−
51119号が知られている。 これらはいずれも約1.2μ以下の微細な硫酸バ
リウムの製造に関するものであつて、粗大な硫酸
バリウムの製造ではない。 唯、領えば特公昭54−23874号等には粒子径が
5〜10μの巨大なりん片状の粒子の生成する現象
を見いだしていることが示されているが、これら
はどのような条件で生成するかは教えてはいな
い。硫酸法における微細な粒子は前記公報にて再
現性よく製造できるが、巨大粒子の生成領域は極
めて不安定な領域であるため、再現性が悪く、粒
子のバラツキが著しいことがわかり、又、文献的
にみても驚くべきことに硫酸法による粗大な粒子
の硫酸バリウムを製造することについてはほとん
ど知られていないが、これは硫酸法による硫酸バ
リウムの工業的製造の検討が比較的新しいことと
条件設定の困難性から来たものであろうと理解で
きる。 一方、硫酸バリウムの結晶の生成とその加温浸
漬による結晶の成長に関しては古くから数多くの
研究結果が報告されている。例えば、Bull、
Chem.Soc.Japan.Vol.27、No.3、第121頁によれ
ば、大型試験管の中でバリウム塩水溶液と流酸の
等モル、等濃度溶液を手早く混合し、得られた沈
殿を電子顕微鏡で観察測定し、粒子の大きさと形
状が混合原料の濃度で支配され、濃度が薄くなる
につれて無定形、球形、紡錘型、ダイヤモンド型
などに種々変形し粒子の平均的な大きさも0.013
μから2μ程度まで大幅に変ることが示されてい
る。前述の研究報告によると、平均粒径0.5μ附
近のものをつくるにはバリウム塩及び硫酸の濃度
は0.04モル附近が要求され、硫化バリウムに換算
して約0.7重量%に当り工業的常識からはかなり
薄い濃度といえる。また球形の粒子を得る濃度は
0.5モル以上であり、硫化バリウムとして約8.5重
量%以上に相当し硫化バリウム水溶液としては工
業的に普通な濃度となるが、平均粒子径は0.051
μと極めて微細であり、加温浸漬等の処理によつ
ても一般的に使用されている0.5μ以上に成長さ
せることは恐らく困難と推測される。 他方、硫酸バリウムを秤量形とする硫酸イオン
又はバリウムの重量分析は化学分析の代表的な操
作としてこれも古くから極めて多数の研究が見ら
れる。一般に重量分析のための過しやすい沈殿
は、「ぶんせき」1975年、第5号、第280頁によれ
ば、、10μm以上とされているが、分析化学上、
沈殿生成の一般論を記述しているにすぎず、硫酸
バリウムの生成について具体的に何ら教示しては
いない。従つて当然のことながら本発明の目的に
は全く適合しない。 その他、硫酸バリウムの結晶に関する種々の研
究報告が見られるけれども、硫化バリウムと硫酸
の反応で本発明の目的に合致する粒子の形状、大
きさ、顔料としての諸特性を得るには、どのよう
な条件で反応させ、どのような後処理をしたらよ
いかについては、従来ほとんど明らかにされてい
ない。 如上の事実に鑑み、本発明者らは硫酸法にて粗
大な硫酸バリウムの生成条件を鋭意検討したとこ
ろ、粒子のバラツキの少くない信頼性のある製造
条件を見出し、極めて工業的に適した本発明を完
成した。 すなわち、本発明の要旨とするところは、硫酸
バリウム溶液と硫酸との反応により硫酸バリウム
を製造するに当り、両液を単位時間当りの供給液
全容量(F)と反応系容量(V)との比が0.1〜1.0の
範囲で連続的に供給し、かつ反応系がPH3〜7未
満の弱酸性で電導度が0.1〜100μ〓/cmの状態で
反応して硫酸バリウムの沈殿を生成させることを
特徴とする粒径大なる硫酸バリウムの製造法に係
るものである。 本発明において使用される硫化バリウム溶液及
び硫酸はいずれの濃度においても特に限定なく適
用できるが反応系のスラリー濃度が5〜320g/
の範囲となるような濃度を選択する。 原料は生成する硫酸バリウムの純度と白色度と
を向上させるためにできるだけ不純物のない方が
好ましく、特に硫酸中のFe分は避けるべきであ
る。又、反応はできるだけ無酸素状態で行うこと
が望ましい。 本反応は弱酸性(PH3.0〜7未満、好ましくは
3.5〜6.5)かつ電導度が0.1〜100μ〓/cmの状態
で連続的に両液を供給して行うことが第1に重要
な点である。この理由は上記以外の範囲では粒径
大なる硫酸バリウムの結晶粒子の高品質のものが
本質的に得られないからである。又、このような
コトロールは工業的にみて極めて操作し易い利点
のあるところでもある。 次に本反応は、供給液全量(F)と反応系容量
(V)との比F/Vが0.1〜1.0に両液の供給量を
コントロールすることが第2に重要な点である。 ここに、供給液全量(F)とは、単位時間(分)当
りの硫化バリウム溶液及び硫酸中の水の量と生成
する硫酸バリウムの量を比重4.5で割つた量の合
計量(容量)を表わし、反応系容量(V)とは反
応槽に存在する反応液量を表わすものとする。 本反応では連続的に行なわせることが反応条件
を始発から一貫して一定にさせるための必須の条
件であり、上記F/Vが約1以上になると硫酸バ
リウムの結晶粒子の成長する時間が不足する以外
に結晶抜取量と供給イオン量とのバランスが崩れ
て異常核発生をきたし、結晶の成長と核発生を交
互に繰り返す傾向にあり、又逆にそれが0.1以下
の場合には同様に上記バランスが保持できにくく
なると共に、粒子が確率的に極長時間反応槽に滞
留するものがあり、さらに核発生が起り難くなつ
て著しい巨大粒子の生成する傾向になつて粒径分
布が幅広くなるので、いずれも本発明の目的とす
る高品質の板状で粒径大なる硫酸バリウムのバラ
ツキのない粒子を得ることはできない。 本反応は、常温から反応系の沸点までの温度を
任意に選択できるが、副生するH2Sガスを抜気し
て反応を速めると共に結晶の粒子の成長を考慮す
ると概ね50〜90℃の範囲で行うことが好ましい。 かくて得られた硫酸バリウムは板状をした粒径
2〜20μの粒径大なる整つた粒子であるが、更に
必要により酸又はアルカリの水溶液中で加熱処理
を行うことにより、より好ましい緻密な粒子を得
ることができる。この加熱処理は酸処理の場合は
塩酸液中PHは2以下であり、又アルカリ処理では
カ性アルカリ溶液中PH12以上とし、いずれの場合
も温度が約70℃以上で1時間以上硫酸バリウム粒
子を撹拌しながら加熱処理することによつて行わ
れる。 かくして本発明の方法によれば、工業的に有利
に品質安定な粗大な硫酸バリウムを製造すること
ができる。 かかる硫酸バリウムは特殊な合成樹脂の添加
剤、化粧品あるいは特殊顔料としての分野に有効
に利用することができる。 以下、本発明を実施例にて具体的に説明する。 実施例において反応液の攪拌は通常の攪拌条件
下(200〜30ppm)で行つた。攪拌が悪いと反応
系の均一性が保たれない危検がある。攪拌は高速
ほどよい。 実施例 1 BaS液とH2SO4液との供給口と発生するH2Sを
取除排気口及びPHメーターのセンサー及び電導度
計のセンサーを取付ける口と生成するBaSO4スラ
リーを取出すオーバーフロー口を設けた撹拌機付
密閉反応器(有効容量1)に予め純水1を入
れ撹拌する。これに一方より5重量%H2SO4(比
重1.029)(30℃)を毎分120mlの割合で定量ポン
プで入れ、他方よりPH4.5(電導度6μ〓/cm)
になるように7重量%BaS液(30℃)を同時に注
入した。このときのBaS液の注入量は毎分144ml
であつた。オーバーフロー口から生成するBaSO4
スラリーを定常的に抜出し溶存しているH2SをN2
ガスでバツ気して過し、ケークを純水で充分に
水洗した。過ケークは110℃で乾燥後粉砕し
た。結晶は直径10μ程度、厚さ0.5μの板状で粗
大な粒子であつた。 その後、本反応を同じ条件で継続させて経時的
にサンプリングして粒子の性状をみたところ安定
して再現性よく(最初に示される)ものと実質的
に同じものが得られた。 なお、本反応槽のスラリー濃度は56g/であ
り、F/V=0.26であつた。 実施例 2 BaSとして15重量%の硫化バリウム溶液を100
ml/分、98重量%H2SO4を5.6ml/分となるよう
に温度70℃において反応させる以外は実施例1と
同様の条件及び操作で反応させた。このときのス
ラリー濃度は230g/でありF/Vは0.105であ
つた。この反応においてサンプリングして得られ
た硫酸バリウムを電子顕微鏡写真によりみたとこ
ろ、直径約10μ厚さ約1μの板状の粗大な結晶粒
子であつた。 実施例 3 実施例1において、反応系のPHを6及び電導度
を2μ〓/cmとした以外は全く同様の条件で反応
させたところ、直径約8μ厚さ約0.5μの板状の
粗大な結晶粒子が得られた。 実施例 4 実施例1において硫酸の供給量を400ml/分と
変えた以外は全く同様の条件と操作で反応させと
ころ直径約5μ、厚さ約0.5μの板状の粗大な硫
酸バリウムの結晶粒子が得られた。なお、この反
応におけるF/Vは0.86であつた。 実施例 5 実施例1ないし4で得られた硫酸バリウムの結
晶粒子を3重量%NaOH溶液中で70℃において5
時間加熱処理した。 その結果は第1表の通りである。
バリウムを製造する方法に関し、その目的とする
ところは顔料、化粧品又は樹脂添加剤に適した粒
径大なる板状の硫酸バリウムを製造するにある。 従来より、硫酸と硫化バリウムの反応、いわゆ
る硫酸法による硫酸バリウムの製造法は知られて
おり、例えば特公昭54−23874号、特公昭54−
23875号、特公昭54−23876号及び特開昭57−
51119号が知られている。 これらはいずれも約1.2μ以下の微細な硫酸バ
リウムの製造に関するものであつて、粗大な硫酸
バリウムの製造ではない。 唯、領えば特公昭54−23874号等には粒子径が
5〜10μの巨大なりん片状の粒子の生成する現象
を見いだしていることが示されているが、これら
はどのような条件で生成するかは教えてはいな
い。硫酸法における微細な粒子は前記公報にて再
現性よく製造できるが、巨大粒子の生成領域は極
めて不安定な領域であるため、再現性が悪く、粒
子のバラツキが著しいことがわかり、又、文献的
にみても驚くべきことに硫酸法による粗大な粒子
の硫酸バリウムを製造することについてはほとん
ど知られていないが、これは硫酸法による硫酸バ
リウムの工業的製造の検討が比較的新しいことと
条件設定の困難性から来たものであろうと理解で
きる。 一方、硫酸バリウムの結晶の生成とその加温浸
漬による結晶の成長に関しては古くから数多くの
研究結果が報告されている。例えば、Bull、
Chem.Soc.Japan.Vol.27、No.3、第121頁によれ
ば、大型試験管の中でバリウム塩水溶液と流酸の
等モル、等濃度溶液を手早く混合し、得られた沈
殿を電子顕微鏡で観察測定し、粒子の大きさと形
状が混合原料の濃度で支配され、濃度が薄くなる
につれて無定形、球形、紡錘型、ダイヤモンド型
などに種々変形し粒子の平均的な大きさも0.013
μから2μ程度まで大幅に変ることが示されてい
る。前述の研究報告によると、平均粒径0.5μ附
近のものをつくるにはバリウム塩及び硫酸の濃度
は0.04モル附近が要求され、硫化バリウムに換算
して約0.7重量%に当り工業的常識からはかなり
薄い濃度といえる。また球形の粒子を得る濃度は
0.5モル以上であり、硫化バリウムとして約8.5重
量%以上に相当し硫化バリウム水溶液としては工
業的に普通な濃度となるが、平均粒子径は0.051
μと極めて微細であり、加温浸漬等の処理によつ
ても一般的に使用されている0.5μ以上に成長さ
せることは恐らく困難と推測される。 他方、硫酸バリウムを秤量形とする硫酸イオン
又はバリウムの重量分析は化学分析の代表的な操
作としてこれも古くから極めて多数の研究が見ら
れる。一般に重量分析のための過しやすい沈殿
は、「ぶんせき」1975年、第5号、第280頁によれ
ば、、10μm以上とされているが、分析化学上、
沈殿生成の一般論を記述しているにすぎず、硫酸
バリウムの生成について具体的に何ら教示しては
いない。従つて当然のことながら本発明の目的に
は全く適合しない。 その他、硫酸バリウムの結晶に関する種々の研
究報告が見られるけれども、硫化バリウムと硫酸
の反応で本発明の目的に合致する粒子の形状、大
きさ、顔料としての諸特性を得るには、どのよう
な条件で反応させ、どのような後処理をしたらよ
いかについては、従来ほとんど明らかにされてい
ない。 如上の事実に鑑み、本発明者らは硫酸法にて粗
大な硫酸バリウムの生成条件を鋭意検討したとこ
ろ、粒子のバラツキの少くない信頼性のある製造
条件を見出し、極めて工業的に適した本発明を完
成した。 すなわち、本発明の要旨とするところは、硫酸
バリウム溶液と硫酸との反応により硫酸バリウム
を製造するに当り、両液を単位時間当りの供給液
全容量(F)と反応系容量(V)との比が0.1〜1.0の
範囲で連続的に供給し、かつ反応系がPH3〜7未
満の弱酸性で電導度が0.1〜100μ〓/cmの状態で
反応して硫酸バリウムの沈殿を生成させることを
特徴とする粒径大なる硫酸バリウムの製造法に係
るものである。 本発明において使用される硫化バリウム溶液及
び硫酸はいずれの濃度においても特に限定なく適
用できるが反応系のスラリー濃度が5〜320g/
の範囲となるような濃度を選択する。 原料は生成する硫酸バリウムの純度と白色度と
を向上させるためにできるだけ不純物のない方が
好ましく、特に硫酸中のFe分は避けるべきであ
る。又、反応はできるだけ無酸素状態で行うこと
が望ましい。 本反応は弱酸性(PH3.0〜7未満、好ましくは
3.5〜6.5)かつ電導度が0.1〜100μ〓/cmの状態
で連続的に両液を供給して行うことが第1に重要
な点である。この理由は上記以外の範囲では粒径
大なる硫酸バリウムの結晶粒子の高品質のものが
本質的に得られないからである。又、このような
コトロールは工業的にみて極めて操作し易い利点
のあるところでもある。 次に本反応は、供給液全量(F)と反応系容量
(V)との比F/Vが0.1〜1.0に両液の供給量を
コントロールすることが第2に重要な点である。 ここに、供給液全量(F)とは、単位時間(分)当
りの硫化バリウム溶液及び硫酸中の水の量と生成
する硫酸バリウムの量を比重4.5で割つた量の合
計量(容量)を表わし、反応系容量(V)とは反
応槽に存在する反応液量を表わすものとする。 本反応では連続的に行なわせることが反応条件
を始発から一貫して一定にさせるための必須の条
件であり、上記F/Vが約1以上になると硫酸バ
リウムの結晶粒子の成長する時間が不足する以外
に結晶抜取量と供給イオン量とのバランスが崩れ
て異常核発生をきたし、結晶の成長と核発生を交
互に繰り返す傾向にあり、又逆にそれが0.1以下
の場合には同様に上記バランスが保持できにくく
なると共に、粒子が確率的に極長時間反応槽に滞
留するものがあり、さらに核発生が起り難くなつ
て著しい巨大粒子の生成する傾向になつて粒径分
布が幅広くなるので、いずれも本発明の目的とす
る高品質の板状で粒径大なる硫酸バリウムのバラ
ツキのない粒子を得ることはできない。 本反応は、常温から反応系の沸点までの温度を
任意に選択できるが、副生するH2Sガスを抜気し
て反応を速めると共に結晶の粒子の成長を考慮す
ると概ね50〜90℃の範囲で行うことが好ましい。 かくて得られた硫酸バリウムは板状をした粒径
2〜20μの粒径大なる整つた粒子であるが、更に
必要により酸又はアルカリの水溶液中で加熱処理
を行うことにより、より好ましい緻密な粒子を得
ることができる。この加熱処理は酸処理の場合は
塩酸液中PHは2以下であり、又アルカリ処理では
カ性アルカリ溶液中PH12以上とし、いずれの場合
も温度が約70℃以上で1時間以上硫酸バリウム粒
子を撹拌しながら加熱処理することによつて行わ
れる。 かくして本発明の方法によれば、工業的に有利
に品質安定な粗大な硫酸バリウムを製造すること
ができる。 かかる硫酸バリウムは特殊な合成樹脂の添加
剤、化粧品あるいは特殊顔料としての分野に有効
に利用することができる。 以下、本発明を実施例にて具体的に説明する。 実施例において反応液の攪拌は通常の攪拌条件
下(200〜30ppm)で行つた。攪拌が悪いと反応
系の均一性が保たれない危検がある。攪拌は高速
ほどよい。 実施例 1 BaS液とH2SO4液との供給口と発生するH2Sを
取除排気口及びPHメーターのセンサー及び電導度
計のセンサーを取付ける口と生成するBaSO4スラ
リーを取出すオーバーフロー口を設けた撹拌機付
密閉反応器(有効容量1)に予め純水1を入
れ撹拌する。これに一方より5重量%H2SO4(比
重1.029)(30℃)を毎分120mlの割合で定量ポン
プで入れ、他方よりPH4.5(電導度6μ〓/cm)
になるように7重量%BaS液(30℃)を同時に注
入した。このときのBaS液の注入量は毎分144ml
であつた。オーバーフロー口から生成するBaSO4
スラリーを定常的に抜出し溶存しているH2SをN2
ガスでバツ気して過し、ケークを純水で充分に
水洗した。過ケークは110℃で乾燥後粉砕し
た。結晶は直径10μ程度、厚さ0.5μの板状で粗
大な粒子であつた。 その後、本反応を同じ条件で継続させて経時的
にサンプリングして粒子の性状をみたところ安定
して再現性よく(最初に示される)ものと実質的
に同じものが得られた。 なお、本反応槽のスラリー濃度は56g/であ
り、F/V=0.26であつた。 実施例 2 BaSとして15重量%の硫化バリウム溶液を100
ml/分、98重量%H2SO4を5.6ml/分となるよう
に温度70℃において反応させる以外は実施例1と
同様の条件及び操作で反応させた。このときのス
ラリー濃度は230g/でありF/Vは0.105であ
つた。この反応においてサンプリングして得られ
た硫酸バリウムを電子顕微鏡写真によりみたとこ
ろ、直径約10μ厚さ約1μの板状の粗大な結晶粒
子であつた。 実施例 3 実施例1において、反応系のPHを6及び電導度
を2μ〓/cmとした以外は全く同様の条件で反応
させたところ、直径約8μ厚さ約0.5μの板状の
粗大な結晶粒子が得られた。 実施例 4 実施例1において硫酸の供給量を400ml/分と
変えた以外は全く同様の条件と操作で反応させと
ころ直径約5μ、厚さ約0.5μの板状の粗大な硫
酸バリウムの結晶粒子が得られた。なお、この反
応におけるF/Vは0.86であつた。 実施例 5 実施例1ないし4で得られた硫酸バリウムの結
晶粒子を3重量%NaOH溶液中で70℃において5
時間加熱処理した。 その結果は第1表の通りである。
【表】
実施例 6
実施例1ないし4で得られた硫酸バリウムの結
晶粒子とPH2の塩酸水溶液中で70℃において同じ
く5時間加熱処理した。その結果は第2表の通り
である。
晶粒子とPH2の塩酸水溶液中で70℃において同じ
く5時間加熱処理した。その結果は第2表の通り
である。
【表】
比較例 1
実施例1において、5重量%H2SO4液を毎分40
mlおよび7重量%BaS液を48mlの流速で供給した
以外は、同様の操作にて硫酸バリウムを生成させ
た。このときのF/V値は0.09であつた。得られ
た硫酸バリウムを電子顕微鏡で観察したところ、
粒子の形状および粒度が不整いで、特に20μ以上
の巨大粒子が多数認められた。 比較例 2 実施例1において、5重量%H2SO4液を毎分
600mlおよび7重量%BaS液を毎分720mlの流速で
供給した以外は、実施例1と同様の操作にて硫酸
バリウムを生成させた。このときのF/V値は
1.3であつた。得られた硫酸バリウムを電子顕微
鏡で観察したところ、板状の4〜8μの結晶粒子
も認められたが、粒成長しない微細な粒子が多数
認められ、粒度分布のばらつきは大きいものであ
つた。 比較例 3 (先行技術) 11重量%の硫化バリウム水溶液と20重量%の硫
酸ナトリウム水溶液とを硫酸をPH調整剤としてPH
5.0で同時添加して温度70℃で反応させて硫酸バ
リウムを製造した。 得られた硫酸バリウムは直径約3μの石こう状
のものであつた。
mlおよび7重量%BaS液を48mlの流速で供給した
以外は、同様の操作にて硫酸バリウムを生成させ
た。このときのF/V値は0.09であつた。得られ
た硫酸バリウムを電子顕微鏡で観察したところ、
粒子の形状および粒度が不整いで、特に20μ以上
の巨大粒子が多数認められた。 比較例 2 実施例1において、5重量%H2SO4液を毎分
600mlおよび7重量%BaS液を毎分720mlの流速で
供給した以外は、実施例1と同様の操作にて硫酸
バリウムを生成させた。このときのF/V値は
1.3であつた。得られた硫酸バリウムを電子顕微
鏡で観察したところ、板状の4〜8μの結晶粒子
も認められたが、粒成長しない微細な粒子が多数
認められ、粒度分布のばらつきは大きいものであ
つた。 比較例 3 (先行技術) 11重量%の硫化バリウム水溶液と20重量%の硫
酸ナトリウム水溶液とを硫酸をPH調整剤としてPH
5.0で同時添加して温度70℃で反応させて硫酸バ
リウムを製造した。 得られた硫酸バリウムは直径約3μの石こう状
のものであつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硫化バリウム溶液と硫酸との反応により硫酸
バリウムを製造するに当り、両液を単位時間当り
の供給液全容量(F)と反応系容量(V)との比が
0.1〜1.0の範囲で連続的に供給し、かつ反応系が
PH3〜7未満の弱酸性で電導度が0.1〜100μ〓/
cmの状態で反応して硫酸バリウムの沈殿を生成さ
せることを特徴とする粒径大なる硫酸バリウムの
製造法。 2 反応系のスラリー濃度が5〜320g/であ
る特許請求の範囲第1項記載の粒径大なる硫酸バ
リウムの製造法。 3 生成した硫酸バリウムスラリーを塩酸または
アルカリにおいてそれぞれPH2以下またはPH12以
上、温度70℃以上の条件で少なくとも1時間以上
加熱処理する特許請求の範囲第1項記載の硫酸バ
リウムの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10529782A JPS58223617A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 粒径大なる硫酸バリウムの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10529782A JPS58223617A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 粒径大なる硫酸バリウムの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58223617A JPS58223617A (ja) | 1983-12-26 |
JPS6234688B2 true JPS6234688B2 (ja) | 1987-07-28 |
Family
ID=14403753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10529782A Granted JPS58223617A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 粒径大なる硫酸バリウムの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58223617A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0687651A1 (en) | 1994-06-13 | 1995-12-20 | Sakai Chemical Industry Co., Ltd., | Plate barium sulfate and process for producing the same |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69111852D1 (de) * | 1990-03-07 | 1995-09-14 | Kao Corp | Plättchenförmiges Bariumsulfat und kosmetische Zusammensetzung. |
US5262148A (en) * | 1990-03-07 | 1993-11-16 | Kao Corporation | Process for preparing barium sulfate |
CN107200344A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-09-26 | 河北科技大学 | 一种微米级大颗粒硫酸钡的制备方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5033986A (ja) * | 1973-07-28 | 1975-04-02 | ||
JPS5250994A (en) * | 1975-10-23 | 1977-04-23 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Process for producin brium sulfate |
JPS5252198A (en) * | 1975-10-24 | 1977-04-26 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Method for preparating barium sulfate |
JPS5252892A (en) * | 1975-10-28 | 1977-04-28 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Method for producting barium sulfate |
JPS5253794A (en) * | 1975-10-30 | 1977-04-30 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Prepartion of barium sulfate |
JPS5423876A (en) * | 1977-07-25 | 1979-02-22 | Tokico Ltd | Master cylinder with hydraulic control valve |
JPS5423874A (en) * | 1977-07-21 | 1979-02-22 | Yoshigai Kikai Kinzoku Co Ltd | Hub brake |
JPS6234688A (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-14 | Japan Steel Works Ltd:The | ステンレスクラツド鋼板用素材の溶接構造 |
-
1982
- 1982-06-21 JP JP10529782A patent/JPS58223617A/ja active Granted
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5033986A (ja) * | 1973-07-28 | 1975-04-02 | ||
JPS5250994A (en) * | 1975-10-23 | 1977-04-23 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Process for producin brium sulfate |
JPS5252198A (en) * | 1975-10-24 | 1977-04-26 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Method for preparating barium sulfate |
JPS5252892A (en) * | 1975-10-28 | 1977-04-28 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Method for producting barium sulfate |
JPS5253794A (en) * | 1975-10-30 | 1977-04-30 | Nippon Chem Ind Co Ltd:The | Prepartion of barium sulfate |
JPS5423874A (en) * | 1977-07-21 | 1979-02-22 | Yoshigai Kikai Kinzoku Co Ltd | Hub brake |
JPS5423876A (en) * | 1977-07-25 | 1979-02-22 | Tokico Ltd | Master cylinder with hydraulic control valve |
JPS6234688A (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-14 | Japan Steel Works Ltd:The | ステンレスクラツド鋼板用素材の溶接構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0687651A1 (en) | 1994-06-13 | 1995-12-20 | Sakai Chemical Industry Co., Ltd., | Plate barium sulfate and process for producing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58223617A (ja) | 1983-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Wilhelmy et al. | Preparation and properties of monodispersed spherical-colloidal particles of zinc sulphide | |
RU2519037C2 (ru) | Способ получения карбоната кальция с подвергнутой реакционной обработке поверхностью и его применение | |
US3416884A (en) | Crystalline zirconium phosphates | |
CN100496707C (zh) | 一种氧化铝载体的制备方法 | |
JP7021795B2 (ja) | 粒形が制御可能な酸化インジウム球形粉体の調製方法 | |
KR101308118B1 (ko) | 산성 지르코니아 졸 및 그 제조방법 | |
KR930006346B1 (ko) | 알루미나 및 지르코니아 혼합 산화물 및 그의 제법 | |
CN104671265A (zh) | 一种制备拟薄水铝石的方法 | |
KR20140143849A (ko) | 침전에 의해 화합물을 제조하기 위한 장치 및 방법 | |
EP3121150B1 (en) | Plate-like aluminum oxide and preparation method therefor | |
JPH0465011B2 (ja) | ||
KR20100027110A (ko) | 수산화크롬, 그의 제조 방법, 그것을 이용한 3가 크롬 함유액 및 크롬 도금 방법 | |
CN113668060A (zh) | 一种利用盐泥连续制备半水和二水硫酸钙晶须的工艺 | |
CN103708525B (zh) | 高堆密度细颗粒低氯根稀土碳酸盐及氧化物的生产方法 | |
JPS6234688B2 (ja) | ||
CN103043694A (zh) | 一种水合氧化铝的制备方法 | |
US7037476B1 (en) | Process for preparing amorphous silica from kimberlite tailing | |
Kovalenko et al. | Determination of technological parameters of Zn-Al layered double hydroxides, as a matrix for functional anions intercalation, under different synthesis conditions | |
CN112126977B (zh) | 一种制备高纯片状单晶和片晶致密聚集状铈碳酸盐的方法 | |
Kim et al. | Nucleation and Supersaturation in Drowning‐Out Crystallization using a T‐Mixer | |
KR20130008895A (ko) | 고즙으로부터 수산화마그네슘을 제조하는 장치 | |
CN109368675B (zh) | 一种超细超白氢氧化铝微粉除钠净化方法 | |
JPH0235694B2 (ja) | ||
JP3106636B2 (ja) | 酸化ジルコニウム粉末の製造方法 | |
Phillips et al. | ELECTRON MICROSCOPE OBSERVATIONS ON THE GROWTH OF Mg (OH) 2 CRYSTALS |