JPS6234514Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6234514Y2 JPS6234514Y2 JP14453580U JP14453580U JPS6234514Y2 JP S6234514 Y2 JPS6234514 Y2 JP S6234514Y2 JP 14453580 U JP14453580 U JP 14453580U JP 14453580 U JP14453580 U JP 14453580U JP S6234514 Y2 JPS6234514 Y2 JP S6234514Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan motor
- elastic
- vacuum cleaner
- metal spring
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 24
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 16
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 229920001821 foam rubber Polymers 0.000 description 3
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- -1 that is Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、家庭用の電気式真空掃除機に関する
ものである。
ものである。
第1図で示すように、従来の真空式掃除機は、
フアンモータ1をサポートゴム前2及びサポート
ゴム3で本体4に防振支持している。5はフアン
モータの吸気孔、6は同排気孔を示しており、サ
ポートゴム前2の前端部は、本体内仕切壁7と密
着することにより、吸排気部間のシールの役目も
果している。このような一般的構成を有した従来
の真空式掃除機の問題点の一つとして騒音の問題
がある。騒音にも多くの種類があるが、なかで
も、ピーク音の一つであるモータ回転数に相当す
る周波数の音(以下n音と称する)は不快感を与
へると共に、掃除機本体を通し、床などへも振動
伝達する事もあり、低減の必要性が非常に大き
い。このn音はフアンモータ1の回転アンバラン
スによつて生じる振動がサポートゴム前2及び後
3から本体4へ伝わり、この本体4が振動するた
めに生ずる。特に、サポートゴム前2はシールの
役目も果しているため、その前端部で、フアンモ
ータ1の吸引力を支持しており、そのため、サポ
ートゴム前2の前端部は圧縮される傾向にある。
一般にゴム質の弾性体、特に発泡ゴムでは、圧縮
されると固くなる、すなわちバネ定数が大きくな
る性質を有するため、サポートゴム前2の防振効
果を良くするために、軟らかいゴムすなわち発泡
ゴムなどを使用しても、実際は圧縮されかたくな
るため、あまり防振特性が改善されないのが現状
である。
フアンモータ1をサポートゴム前2及びサポート
ゴム3で本体4に防振支持している。5はフアン
モータの吸気孔、6は同排気孔を示しており、サ
ポートゴム前2の前端部は、本体内仕切壁7と密
着することにより、吸排気部間のシールの役目も
果している。このような一般的構成を有した従来
の真空式掃除機の問題点の一つとして騒音の問題
がある。騒音にも多くの種類があるが、なかで
も、ピーク音の一つであるモータ回転数に相当す
る周波数の音(以下n音と称する)は不快感を与
へると共に、掃除機本体を通し、床などへも振動
伝達する事もあり、低減の必要性が非常に大き
い。このn音はフアンモータ1の回転アンバラン
スによつて生じる振動がサポートゴム前2及び後
3から本体4へ伝わり、この本体4が振動するた
めに生ずる。特に、サポートゴム前2はシールの
役目も果しているため、その前端部で、フアンモ
ータ1の吸引力を支持しており、そのため、サポ
ートゴム前2の前端部は圧縮される傾向にある。
一般にゴム質の弾性体、特に発泡ゴムでは、圧縮
されると固くなる、すなわちバネ定数が大きくな
る性質を有するため、サポートゴム前2の防振効
果を良くするために、軟らかいゴムすなわち発泡
ゴムなどを使用しても、実際は圧縮されかたくな
るため、あまり防振特性が改善されないのが現状
である。
本考案は上述した従来欠点を解決するもので、
吸気穴を有する掃除機本体と、この本体に弾性体
を介して気密・防振支持されたフアンモータとを
備え、前記弾性体は掃除機本体とフアンモータの
フアンケーシング間を気密に接続する薄肉可とう
体と、この薄肉可とう体に弾接する金属バネとで
構成され、しかも、弾性体が弾接するフアンモー
タのフアンケーシングはその弾接面を傾斜面とす
ることにより、フアンモータの弾性防振支持を金
属バネにより行ない、しかも吸排気間のシールは
薄肉可とう体でその役目を果す。それにより吸引
力により発生する力は金属バネで支持することに
なる。金属バネは性質上、圧縮力が働いてもバネ
定数は殆んど変化しないため、発泡ゴムなどの弾
性体で、シールを兼ねた弾性支持構成に比べ、実
質的に、非常に支持を軟らかく設計する事が可能
になり、フアンモータの振動を効果的に防振する
事ができ、n音の低減ができる。
吸気穴を有する掃除機本体と、この本体に弾性体
を介して気密・防振支持されたフアンモータとを
備え、前記弾性体は掃除機本体とフアンモータの
フアンケーシング間を気密に接続する薄肉可とう
体と、この薄肉可とう体に弾接する金属バネとで
構成され、しかも、弾性体が弾接するフアンモー
タのフアンケーシングはその弾接面を傾斜面とす
ることにより、フアンモータの弾性防振支持を金
属バネにより行ない、しかも吸排気間のシールは
薄肉可とう体でその役目を果す。それにより吸引
力により発生する力は金属バネで支持することに
なる。金属バネは性質上、圧縮力が働いてもバネ
定数は殆んど変化しないため、発泡ゴムなどの弾
性体で、シールを兼ねた弾性支持構成に比べ、実
質的に、非常に支持を軟らかく設計する事が可能
になり、フアンモータの振動を効果的に防振する
事ができ、n音の低減ができる。
以下本考案の具体例および作用を添付図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第2図において、11は吸気孔12を有する掃
除機本体であり、13はフアンモータであり、イ
ンペラ(図示せず)を内包し上面14がなだらか
に傾斜したフアンケーシング部15と、モータ部
16により構成されている。フアンケーシング部
15の上面14と掃除機本体11の間には、気密
用の薄いゴムでできた薄肉可とう体17並びに第
3図で示す金属板で作られた金属バネ18が装着
されて支持されている。モータ部16は、サポー
トゴム後19により本体11に防振支持されてい
る。上述のようにフアンモータ13は、軸方向
(縦方向)には金属バネ18とサポートゴム後1
9により支持され、径方向(横方向)には、フア
ンケーシング部15の傾斜部に金属バネ18を押
圧し設置することにより、フアンケーシング部1
5を横方向に支持し、モータ部16はサポートゴ
ム後19により支持している。フアンモータの吸
気孔22及び排気孔20の間のシールは、本体1
1と金属バネ18間及びフアンモータ13と金属
バネ18間に介在させた薄肉可とう体17でシー
ルされている。今、フアンモータ13を回転させ
ると空気が矢印の方向に吸込まれて吸込空間21
が負圧となり、フアンモータ13を持ち上げる方
向に力が作用して金属バネ18が圧縮されてこの
負圧による上方向の吸引力を吸収する。この時薄
肉可とう体17も撓んで上方向の力を受け持つ
が、金属バネ18が受け持つ力に比べると無視で
きる力である。従つて、フアンモータ13の振動
の本体に対する伝達は、金属バネ18の特性に依
存し、薄肉可とう体17の特性は殆んど影響され
ない。よつて、金属バネ18のバネ定数を小さく
設定し、吸引力は金属バネ18のストロークで吸
収するようにすれば、フアンモータ13を軟らか
く支持でき、防振効果も大巾に向上させる事がで
きる。サポートゴム後19からの振動伝達は、径
の小さい場所を支持し、しかも、使用時には吸引
力の作用で、荷重が殆んど加わらないなどの点か
ら殆んど無視できる。吸排気間のシールの効果は
支持体(金属バネ18)とシール体(薄肉可とう
体17)を別個に設けているため、設計の自由度
が大きく、支持体を軟らかくしても充分なシール
効果を得る事が可能である。
除機本体であり、13はフアンモータであり、イ
ンペラ(図示せず)を内包し上面14がなだらか
に傾斜したフアンケーシング部15と、モータ部
16により構成されている。フアンケーシング部
15の上面14と掃除機本体11の間には、気密
用の薄いゴムでできた薄肉可とう体17並びに第
3図で示す金属板で作られた金属バネ18が装着
されて支持されている。モータ部16は、サポー
トゴム後19により本体11に防振支持されてい
る。上述のようにフアンモータ13は、軸方向
(縦方向)には金属バネ18とサポートゴム後1
9により支持され、径方向(横方向)には、フア
ンケーシング部15の傾斜部に金属バネ18を押
圧し設置することにより、フアンケーシング部1
5を横方向に支持し、モータ部16はサポートゴ
ム後19により支持している。フアンモータの吸
気孔22及び排気孔20の間のシールは、本体1
1と金属バネ18間及びフアンモータ13と金属
バネ18間に介在させた薄肉可とう体17でシー
ルされている。今、フアンモータ13を回転させ
ると空気が矢印の方向に吸込まれて吸込空間21
が負圧となり、フアンモータ13を持ち上げる方
向に力が作用して金属バネ18が圧縮されてこの
負圧による上方向の吸引力を吸収する。この時薄
肉可とう体17も撓んで上方向の力を受け持つ
が、金属バネ18が受け持つ力に比べると無視で
きる力である。従つて、フアンモータ13の振動
の本体に対する伝達は、金属バネ18の特性に依
存し、薄肉可とう体17の特性は殆んど影響され
ない。よつて、金属バネ18のバネ定数を小さく
設定し、吸引力は金属バネ18のストロークで吸
収するようにすれば、フアンモータ13を軟らか
く支持でき、防振効果も大巾に向上させる事がで
きる。サポートゴム後19からの振動伝達は、径
の小さい場所を支持し、しかも、使用時には吸引
力の作用で、荷重が殆んど加わらないなどの点か
ら殆んど無視できる。吸排気間のシールの効果は
支持体(金属バネ18)とシール体(薄肉可とう
体17)を別個に設けているため、設計の自由度
が大きく、支持体を軟らかくしても充分なシール
効果を得る事が可能である。
又、一般的に防振効果は、問題としている振動
の周波数が防振系の共振周波数に比べ充分大きい
場合は弾性体の減衰比が小さい程防振効果が良
く、その点でも、ゴム等に比べると減衰比の小さ
い金属バネを使用する事が防振効果の改善につな
がる。
の周波数が防振系の共振周波数に比べ充分大きい
場合は弾性体の減衰比が小さい程防振効果が良
く、その点でも、ゴム等に比べると減衰比の小さ
い金属バネを使用する事が防振効果の改善につな
がる。
このように本考案によれば、ゴムに比べてはる
かに小さい減衰比を有し、荷重に対してバネ定数
が変化しない性質を有する金属バネによつて支持
装置を構成している為に従来のゴム弾性体による
支持に比べて振動伝達が極めて小さくなり、その
結果、n音の音圧は従来の約60dBから約40dB程
度にまで下げる事が可能となつた。又、フアンケ
ーシングの傾斜した上面に、薄肉可とう体を介し
て金属バネで押圧しているので、フアンモータの
横方向の移動は防止できる。又、吸排気間のシー
ル体は、支持体と別個にしているため、充分なシ
ール効果が得られるなど、構成もコンパクトであ
り製造費用も安価であるなどの特長がある。
かに小さい減衰比を有し、荷重に対してバネ定数
が変化しない性質を有する金属バネによつて支持
装置を構成している為に従来のゴム弾性体による
支持に比べて振動伝達が極めて小さくなり、その
結果、n音の音圧は従来の約60dBから約40dB程
度にまで下げる事が可能となつた。又、フアンケ
ーシングの傾斜した上面に、薄肉可とう体を介し
て金属バネで押圧しているので、フアンモータの
横方向の移動は防止できる。又、吸排気間のシー
ル体は、支持体と別個にしているため、充分なシ
ール効果が得られるなど、構成もコンパクトであ
り製造費用も安価であるなどの特長がある。
第1図は従来の掃除機を示す部分断面図、第2
図は本考案の掃除機のフアンモータ支持部の部分
断面図、第3図は金属バネの斜視図である。 13……フアンモータ、17……薄肉可とう
体、18……金属バネ、14……フアンケーシン
グ、11……本体。
図は本考案の掃除機のフアンモータ支持部の部分
断面図、第3図は金属バネの斜視図である。 13……フアンモータ、17……薄肉可とう
体、18……金属バネ、14……フアンケーシン
グ、11……本体。
Claims (1)
- 吸気穴を有する掃除機本体と、この本体に弾性
体を介して気密・防振支持されたフアンモータと
を備え、前記弾性体は掃除機本体とフアンモータ
のフアンケーシング間を気密に接続する薄肉可と
う体と、この薄肉可とう体に弾接する金属バネと
で構成され、しかも、弾性体が弾接するフアンモ
ータのフアンケーシングはその弾接面を傾斜面と
することにより、フアンモータの弾性防振支持を
金属バネにより行なつた真空掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14453580U JPS6234514Y2 (ja) | 1980-10-08 | 1980-10-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14453580U JPS6234514Y2 (ja) | 1980-10-08 | 1980-10-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5767657U JPS5767657U (ja) | 1982-04-22 |
JPS6234514Y2 true JPS6234514Y2 (ja) | 1987-09-03 |
Family
ID=29504236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14453580U Expired JPS6234514Y2 (ja) | 1980-10-08 | 1980-10-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6234514Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60132534A (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-15 | 松下電器産業株式会社 | 電気掃除機 |
-
1980
- 1980-10-08 JP JP14453580U patent/JPS6234514Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5767657U (ja) | 1982-04-22 |
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