JPS60132534A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、騒音低減をはかった家庭用の電気掃除機に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図、第２図に従来の電気掃除機を示す。図において
、１は塵などを吸引するための吸引力を発生するファン
モータユニットでアリ、ファン部２及び、ファンを駆動
するモータ部３より構成されており、ファン部２に設け
られた吸気孔４より空気を吸い込み、モータ部３に設け
られた排気孔５より空気を排出する作用をする。ファン
部２はケーシング６と、これに内包されたファン７、エ
アカイト８よＶ成っている。又、モータ部３は固定子９
が圧入されたフレーム１ｏと、ブラケット１１．１２の
各々のハウジング部１３．１４に圧入された軸受１５，
１６で支持された回転子１７より構成されている。前記
ファン７は回転子１７の回転軸に固着され、前記ケーシ
ング６がブラケット１１の外周に圧入されている。

そして、ファンモータユニット１の回転時におけるアン
バランス振動を防振するため、ファンモータユニット１
（ｌ−Ｊ：掃除機本体１８に防振支持されている。すな
わち、ファン部２はケーシング６の外周に嵌着された略
円筒形の防振ゴム１７で、モータ部３はハウジング１４
に嵌着された防振ゴム１９で弾性支持されている。防振
ゴム１７の前端部２ｏは、本体仕切板２１の通気孔２２
のまわりに密着しており、ファンモータユニット１の排
気が吸気孔４へ環流するのを防ぐシールの役目を果して
いる。

２３はフィルターであり、塵を溜める集塵室２８とファ
ンモータユニット１の間に位置し、塵を分離する役目を
果している。２４は集塵室２８に連結したホースであり
、先端に床ノズル２６が取り付けられている。２６はコ
ードリール、２７は本体排気孔を示［７ている。

次に作用について述べる。ファンモータユニット１を駆
動すると、塵が空気と共に床ノズル２６より吸い込まれ
集塵室２８へ導かれる。そしてフィルタ２３で塵が分離
され、この塵は集塵室２８に溜ま９、空気のみが）１ン
モータユニツト１を通シ、本体排気孔２７よυ排気され
る。この時、ファンモータユニット１の吸気孔４の前の
空間は負圧になって吸引力が働らき、ファンモータユニ
ット１は本体仕切板２１の方へ移動しようとする。

この動きに対し、ハウジング１４に嵌着された防振ゴム
１９は規制の作用をせず、防振ゴム１７の前端部２０の
みが規制する作用をしている。ところで、掃除機本体１
８は省スペース設計のため、ファンモータユニット１の
吸気孔４と本体仕切板２１の隙間は２〜ｓ　ｖｙｔ　Ｌ
か設けてなく、しかも吸引力は１０ｋｇにも達するので
吸気孔４が本体仕切板２１に接触しないためには、防振
ゴム１７の前端部２０をかなシ硬くする必要がある。と
ころが第３図で示す様に、ファンモータユニット１の振
動は、ケーシング６外周部の軸方向成分が大きく、この
振動が硬い前端部２０では充分に防振できず掃除機本体
１８に伝わり、不快な騒音を発生するという大きな欠点
を有している。前端部２゜を柔らかくする方法としては
、前端部２ｏの直径を小さくし、吸気孔４の近くで受け
て吸引力を小さくする方法が考えられるが、ケーシング
６の吸気孔４付近は、ケーシングθが板金のため強度的
に弱く、軸方向に生じる荷重を支持するのは難しいとい
う問題がある。

発明の目的 本発明は上記従来の問題を解消したもので振動伝達を改
善して騒音低減をはかったものである。

発明の構成 本発明の電気掃除機は、ファンモータユニットの外周に
取り付けられファンモータユニットヲ掃除機本体に対し
て径方向に支持する防振ゴムと、前記ファンモータユニ
ットのモータ部側の端部を軸方向に固定して掃除機本体
に対するファンモータユニットの軸方向の動きを規制す
る防振ゴムと、前記ファンモータユニットの吸込口の周
囲に設けたシールとを有するもので、とくにファンモー
タユニットの軸方向への振動伝達を改善したものである
。

実施例の説明 本発明の一実施例を第４図〜第７図で説明する。

主な構成、及び集塵作用については従来例と同様なので
同一部分に同一符号を付して詳細な説明を省略し、ファ
ンモータユニットの支持構造及びシール構造について説
明し、防振作用と防振効果の特長について以下述べる。

ファンモータユニット１のファン部２のケーシング６外
周にはリング状の防振ゴム３１が装着されておシ、ファ
ン部２を径方向に対して掃除機本体１８に弾性支持して
いる。モータ部３の反ファン側のブラケット１２の中心
近くには、防振ゴム３２がビス３３．及び押え板３４を
用いてプラケット１２に固着されている。防振ゴム３２
は第６図〜第７図から明らかな様に、一端に端板３６゜
他端にツバ部３６を有した略円筒形をしており、中央に
はモータ部２のハウジング部１４に嵌合する様な円筒形
凹部３７を有している。又、端板３６々ツバ部３６の間
には、リング状の溝３８が構成されており、左右に分割
された掃除機本体１８のリブ３９がこの溝に嵌まり、モ
ータ部２を掃除機本体１已に弾性支持するとともに、フ
ァンモータユニット１の軸方向への動きを規制している
。本体仕切板２１の通孔にはゴム質で、薄い、略円筒ス
カート状のシール４ｏの一端が嵌着され、他端がファン
モータユニット１のケーシング６の吸気孔４の捷わりに
密着し、ファンモータユニット１の排気が吸気孔４へ環
流するのと防いでいる。

以」二の様にファンモータユニット１は、径方向には防
振ゴム３１及び防振ゴム３２で掃除機本体１８に弾性支
持され、軸方向には防振ゴム３２のみで支持される。す
なわち、シール４ｏは軸方向に非常に柔らかく、支持の
役目は果していないがシール４ｏの径が小さいため吸引
力が小さく、簡単な構造の防振ゴム３２で軸方向の支持
ができる。又第３図から判るようにファンモータユニッ
ト１の振動モードは、ケーゾング６部がモータ部２のハ
ウジング部１４に比べ犬きく、しかも揺動しているため
、ケーゾング６の外周部では軸方向成分が大きくなる。

これは回転子１７のアンバランス量に比ベファン７のア
ンバランス量が大きいために生じるものである。

上記の様な振動モードをもったファンモータユニット１
を前述した本発明の実施例における防振構造で支持する
と、ケーシング６外局部に軸方向の支持部がないため、
ここからの振動伝達は無く、また、防振ゴム３２からの
伝達は振動そのものが小さいためあまり無く、防振ゴム
３１の径方向からの伝達のみが主要な振動伝達経路とな
る。しかし、径方向の支持はファンモータユニットの自
重の一部（１ｋｇ　以下）を支持すれは良いので、がな
り柔らかく設計することが可能となり、この部分からの
振動の伝達も小さくなって従来に比べ振動の伝達を大［
１］に改善することができる。

発明の効果 本発明の電気掃除機は次のようなすぐれた効果を奏して
いる。

（１）元来、振動の小さい部分を支持するモータ部側の
防振ゴムで軸方向の吸引力を支持することにより、振動
の大きなファン部側の外周部で軸方向の荷重を支持する
必要がなくなり、振動伝達が大巾に改善され騒音を低減
できる。

（２）シール部で吸引力を支持しないため、シール部分
をファン部の吸気孔付近に設ける事ができ、そのため吸
引力が小さくなり、簡単な構造の防振ゴムで軸方向の支
持ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電気掃除機を示す部分断面図、第２図は
従来のファンモータユニット支持を示す半裁断面図、第
３図はファンモータユニットの振動モードを示す説明図
、第４図は本発明の一実施例を示す電気掃除機の部分断
面図、第６図は同掃除機のファンモータユニット支持を
示す半裁断面１・・・・・ファンモータユニット、３・
・・・・モータ部、４・・・・・吸込口、１８・・・・
・掃除機本体、３１．３２・・・・・防振ゴム、４０・
・・・・シール。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名卜　
Ｑ 宍　〜　− 卜　○Ｃ２ 姉 第５図 ２ 第　６　図 イ６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ファン部とモータ部とからなるファンモータユニットと
   、ファンモータユニットを内包する掃除機本体と、前記
   ファンモータユニットの外周に取り付けられファンモー
   タユニットを前記掃除機本体に対し径方向に支持する防
   振ゴムと、前記ファンモータユニットのモータ部側の端
   部を軸方向に固定して掃除機本体に対するファンモータ
   ユニットの軸方向の動きを規制する防振ゴムと、前記フ
   ァンモータユニットの吸込口の周囲に設けたシールとを
   有する電気掃除機。