JPS6234120Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6234120Y2
JPS6234120Y2 JP3948783U JP3948783U JPS6234120Y2 JP S6234120 Y2 JPS6234120 Y2 JP S6234120Y2 JP 3948783 U JP3948783 U JP 3948783U JP 3948783 U JP3948783 U JP 3948783U JP S6234120 Y2 JPS6234120 Y2 JP S6234120Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
boiler
vaporizer
pipeline
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3948783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59144343U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3948783U priority Critical patent/JPS59144343U/ja
Publication of JPS59144343U publication Critical patent/JPS59144343U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6234120Y2 publication Critical patent/JPS6234120Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は水を蒸気に変換し、この蒸気エネル
ギーをロード側へと供給するボイラーの燃料供給
装置に係り、特に燃料たる液化ガス(主に液化石
油ガス)をベーパライザ(蒸発器)により気化さ
せてボイラーへ供給する装置の改良に関する。
従来、この種の燃料供給装置に用いられるベー
パライザには、電気式、蒸気式、温水式の3方式
がある。
こゝで蒸気式、温水式のものゝエネルギー媒体
は蒸気であるが、当該蒸気は専用のラインより供
給しなければならず、このため大型な蒸気供給装
置を必要とする問題点があつた。
その点電気式ベーパライザが、すぐれており多
用されているものの、何れの方式にあつても、24
時間常にエネルギーを供給しておかねばならず、
この結果稼動コストが嵩むだけでなく、当該作業
は作業者により逐次目視により管理しなければな
らないものとなつている。
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたもの
であつて、その目的とするところは、ボイラーへ
燃料を供給するに際し、燃料タンクから自然に気
化する燃料ガスを活用することで、ベーパライザ
を予熱しておくことなくボイラーを始動できるよ
うにし、しかも同ベーパライザの加熱に電気エネ
ルギーを用いずボイラーから得られる蒸気を加熱
源として液化ガスを気化させることができるよう
にして省エネルギーをはかり、さらには、ボイラ
ーの始動後は、ベーパライザの加熱及び同ベーパ
ライザにより気化された燃料ガスのボイラーへの
供給等を、すべて自動化できるボイラーへの燃料
供給装置を提供しようとするものである。
この目的を達成するため、この考案にあつては
液体ガス入りの燃料タンクから自然気化により生
ずる燃料ガスをボイラーへ直接送給するパイプラ
インと燃料タンクからの液化ガスをベーパライザ
で気化させ、当該燃料ガスをボイラーへ送給する
パイプラインとを具備し、かつ上記ボイラーの蒸
気流路には、その蒸気の一部をベーパライザへ送
給するバイパス流路を接続し、このバイパス流路
には当該蒸気発生後、設定時間経過後に、前記ベ
ーパライザとボイラーとの間におけるパイプライ
ンを開成する制御部が付設されてなるものであ
る。
以下、添付図面に示す一実施例にもとづき、こ
の考案を詳細に説明する。
この実施例に係る燃料供給装置Aは、液化ガス
を貯留するボンベ等による燃料タンク1と当該タ
ンク1にあつて上位に示した気化ガス供給源1′
に連通接続され他端がガス送給用パイプライン2
に連通接続されてなる自然気化ガス用パイプライ
ン3と、同タンク1の下位に示した液化ガス供給
源1″に連通接続され他端が上記ガス送給用パイ
プライン2に連通接続されてなる液化ガス用パイ
プライン4と、この液化ガス用パイプライン4の
中途に介装されたベーパライザ5とを具備してい
る。
さらにこのベーパライザ5と、上記ガス送給用
パイプライン2が連通接続されているLPG焚きボ
イラーB,Bの蒸気流路6との間には、バイパス
流路7が連通接続され、このバイパス流路7には
制御部8が付設されている。
尚、同図中蒸気流路6は、当該ボイラーB,B
で発生した蒸気を前記ロードすなわち負荷側へ送
給するもので、バイパス流路7の前記他端はボイ
ラーB,Bと当該ロード間における蒸気流路6か
ら分岐されている。
また、同図中9,9′は、夫々前記自然気化ガ
ス用パイプライン3、バイパス流路7に介装され
た圧力調整弁を示す。
前記制御部8は、バイパス流路7に付設した圧
力検知器10と、同器10が、バイパス流路7内
の所定蒸気圧を検知して作動したとき、これに応
動して始動するタイマー11と、このタイマー1
1始動後、タイマーの設定時間経過後に該同タイ
マー11より発せられることゝなる信号に応動し
て前記液化ガス用パイプライン4を開成する電磁
弁12とから構成されている。
尚、上記電磁弁12は、液化ガス用パイプライ
ン4のベーパライザ出口側に介装されている。
次に、この実施例に係る燃料供給装置Aを用い
てボイラーB,Bを稼動させる場合について説明
する。
先ず、ボイラーB,Bの手前側における開閉弁
V,Vのスタートスイツチ(図示せず)を開いて
やれば、気化ガス供給源1′からの自然気化によ
る燃料ガスが自然気化ガス用パイプライン3、ガ
ス送給用パイプライン2を経由してボイラーB,
Bへと供与されるから、当該ボイラーB,Bに着
火することができる。
この時、もちろん前記電磁弁12はオフ状態を
保つており、従つて液化ガス用パイプライン4は
閉成されている。
そして上記の如くボイラーB,Bが着火作動し
て加熱されると、ボイラーB,Bに流入する水に
より蒸気が発生し、該蒸気は蒸気流路6からロー
ドへと送給されるが、この時当該蒸気の一部は、
蒸気流路6に接続されたバイパス流路7から分岐
してベーパライザ5へと供給され、ベーパライザ
5は該蒸気により次第に加熱されていく。
そして、上記バイパス流路7を流れる蒸気の圧
力が一定圧(例えば1〜2Kg/cm2)に達すると、
前記圧力スイツチ等による前記圧力検出器10が
タイマー11を始動させ、該タイマー11はその
設定時間経過後に電磁弁12を作動することにな
る。
この結果電磁弁12は、前記液化ガス用パイプ
ラインを開成し、前記蒸気が既に充分な加熱状態
に達しているベーパライザ5にあつて、液体ガス
供給源1″から送られて来た液化ガスがガス化さ
れ、当該燃料ガスが供給用パイプライン2を経由
してボイラーB,Bへと送給され、ボイラーB,
Bは、この系により供給されてくる燃料ガスによ
りその燃料が経続される。
すなわち、上記の場合同パイプライン4を流れ
るベーパライザ5による燃料ガスの圧力は前記自
然気化ガス用パイプライン3を流れる自然気化ガ
スの圧力より高圧となるので、圧力調整弁9は遮
断状態となり、自然気化による燃料ガスの供給は
止んで、ベーパライザ5による気化ガスのみによ
るボイラーB,Bの運転となる。
それ故、この実施例に係る燃料供給装置Aにあ
つては、ボイラーB,Bへの点火が随時可能であ
り、着火後は、該装置Aが、自然気化燃料ガスの
送給、ベーパライザ5の加熱及び自然気化燃料ガ
スからベーパライザにより気化された燃料ガスへ
の切換を自動的に行なうことができるので、ボイ
ラーB,Bの着火作業が極めて容易となり、しか
も、ベーパライザ5の加熱は、ボイラーB,Bよ
り発生する蒸気を利用して行なうように構成した
ので、ベーパライザ5の稼動コストを大幅に低減
できる。
また、この実施例にあつては、ベーパライザ5
が充分加熱されるまでの間、液化ガス用パイプラ
イン4を開成しないよう制御部8により制御する
よう構成したので、充分気化されていない液化ガ
スが誤つてボイラーB,Bへ付与されてしまうと
いつたことがなく、ボイラーB,Bの燃焼効率を
不本意に変動させることもない。
この考案は、以上説明してきたように、燃料タ
ンクから自然気化により発生する燃料ガスを利用
してボイラーを始動可能として蒸気を随時発生さ
せ、この蒸気によりベーパライザを加熱して燃料
液化ガスを気化させるように構成したので、ロー
ド側で蒸気を必要とするに至つたときはボイラー
に着火してやれば、その後はすべて自動的にベー
パライザの加熱に基づくボイラーの燃焼を継続で
き、この結果、ボイラーへの燃料供給を円滑かつ
容易に行なうことができ、ベーパライザの加熱は
ボイラーより発生する蒸気を利用して行なえるの
で稼動コストを大幅に低減できるとともに、自然
気化ガスからベーパライザによる燃料ガスへの切
換えを制御部で自動的に行なえるのでボイラーの
断続稼動例えば1日8時間駆動用などに好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例に係るボイラーへ
の燃料供給装置を示す略示配管説明図である。 B……ボイラー、1……燃料タンク、2……ガ
ス送給用パイプライン、3……自然気化ガス用パ
イプライン、4……液化ガス用パイプライン、5
……ベーパライザ、6……蒸気流路、7……バイ
パス流路、8……制御部、10……圧力検知器、
11……タイマー、12……電磁弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 液体ガス入りの燃料タンクから自然気化によ
    り生ずる燃料ガスをボイラーへ直接送給するパ
    イプラインと、燃料タンクからの液化ガスをベ
    ーパライザで気化させ、当該燃料ガスをボイラ
    ーへ送給するパイプラインとを具備し、かつ上
    記ボイラーの蒸気流路には、その蒸気の一部を
    ベーパライザへ送給するバイパス流路を接続
    し、このバイパス流路には、当該蒸気発生後、
    設定時間経過後に、前記ベーパライザとボイラ
    ーとの間におけるパイプラインを開成する制御
    部が付設されてなるボイラーへの燃料供給装
    置。 (2) 制御部は、バイパス流路内の蒸気圧により作
    動する圧力検知器と、この圧力検知器からの信
    号により始動するタイマーと、このタイマーが
    設定時間経過後に発する信号により応動してベ
    ーパライザ側のパイプラインを開成する常閉の
    電磁弁とから構成されている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のボイラーへの燃料供給装
    置。
JP3948783U 1983-03-18 1983-03-18 ボイラ−への燃料供給装置 Granted JPS59144343U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3948783U JPS59144343U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 ボイラ−への燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3948783U JPS59144343U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 ボイラ−への燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59144343U JPS59144343U (ja) 1984-09-27
JPS6234120Y2 true JPS6234120Y2 (ja) 1987-08-31

Family

ID=30170130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3948783U Granted JPS59144343U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 ボイラ−への燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59144343U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012514175A (ja) * 2008-12-26 2012-06-21 エンブ マキネ サナイ ベ ティジャレット エー. エス. 燃料予熱システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU4780300A (en) * 1999-05-24 2000-12-12 Nishiyama, Kenichi Method of improving petroleum fuel combustion and device therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012514175A (ja) * 2008-12-26 2012-06-21 エンブ マキネ サナイ ベ ティジャレット エー. エス. 燃料予熱システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59144343U (ja) 1984-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6234120Y2 (ja)
WO2001066999A1 (fr) Evaporateur de gaz liquefie
JP3951163B2 (ja) 液化ガス供給装置
US4380975A (en) Cold starting system for alcohol fueled engine
JP2004309039A (ja) 一体型液化ガス気化装置
JPS621652Y2 (ja)
JP2001116197A (ja) 液化ガス蒸発装置
JPS6238116Y2 (ja)
JPH02119061A (ja) 燃料電池のメタノール改質装置
JPS6229791Y2 (ja)
JPS6238115Y2 (ja)
JPS6218827Y2 (ja)
JP2002139198A (ja) 液化ガス供給装置
JPS6112515Y2 (ja)
JPS6336239Y2 (ja)
JPS6141369B2 (ja)
JPS5911279Y2 (ja) ブタンガス供給装置
JP2000039098A (ja) バルク容器用気化装置
KR19980047559A (ko) 엘피지 차량의 혹한시 시동후 출발성 개선장치
JPH0142770Y2 (ja)
JP2759313B2 (ja) 自動気化式燃焼装置
JPS5833396Y2 (ja) 液体燃料燃焼装置
JPS61280307A (ja) 液体燃料燃焼装置
JPS5932606A (ja) 冷熱発電プラント
JP2004278685A (ja) Lpガスバルク供給システム