JPS6229791Y2 - - Google Patents

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JPS6229791Y2
JPS6229791Y2 JP1613483U JP1613483U JPS6229791Y2 JP S6229791 Y2 JPS6229791 Y2 JP S6229791Y2 JP 1613483 U JP1613483 U JP 1613483U JP 1613483 U JP1613483 U JP 1613483U JP S6229791 Y2 JPS6229791 Y2 JP S6229791Y2
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JP
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hot water
vaporizer
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heat source
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JP1613483U
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JPS59124834U (ja
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、LPG焚きボイラへ燃料を供給するた
めに、低温のLPGを温水によつてガス化させる気
化器に係り、この気化器の熱源用温水設備の改良
に関する。
LPG焚きボイラへ、燃料としてガス化したLPG
を供給するための気化器は、発停頻度が多いとと
もに、ボイラの急速な立ち上げに合せて円滑に立
ち上げを行なうことが要求される。この気化器で
は、低温のLPGを温水によつてガス化しているの
で、熱源としての温水系にも十分な追従性が要求
される。そのため、気化器側の要求する熱量を円
滑に供給し得るようにするため気化器の起動前に
温水系の温水温度を自動的に所定温度まで昇温さ
せておくいわゆる温水ウオーミングを実施してい
る。
第1図は従来の気化器の熱源用温水設備の系統
図であり、先ずこれについて説明する。
気化器1はドラム2とこれに配管接続されたリ
ボイラ3とから構成され、低温のLPG液が供給管
4を通してドラム2へ導入され、ガス化したLPG
は配管5を通して図示しないLPG焚きボイラへと
導出される。リボイラ3には配管6を通して温水
が導入され、この温水はリボイラ3のシエル側を
通り配管7を経て後述するリターン管8へと導出
される。
温水を導入する配管6には直列に遮断弁9、温
水流量検出器10、温水流量調節弁11が設けら
れている。この温水流量調節弁11は温水流量調
節計12によつて制御されるもので、その制御量
は、圧力検出器13により検出されたドラム2の
圧力にもとづくドラム圧力調節計14の出力及
び、温水温量検出器10により検出された温水流
量にもとづく温水流量変換器15の出力によつて
決められる。
16は熱源としての温水を貯える温水タンクで
あり、温水ポンプ17及び温水ポンプヘツダー流
量検出器18を経て配管6へ温水が供給される。
19はリターン管8を通して戻つて来る利用済温
水を蒸気によつて再度加熱する温水ヒータであ
り、ヒータ19の出口温度を温度検出器20で検
出し、この検出信号を温度調節計21へ入力し、
この温度調節計21にて検出信号と目標値が合致
するように、加熱蒸気流量調節弁22の開度を調
節するようになつている。23は蒸気供給管であ
る。温水ヒータ19で加熱された温水は温水タン
ク16に貯えられる。
温水ポンプヘツダ流量検出器18の出口側とリ
ターン管8とは、バイパス流量調節弁24を有す
るバイパス管25によつて接続されている。この
バイパス流量調節弁24の開度は、温水ウオーミ
ング指令器26からの指令にもとづき、温水タン
ク16の温水温度を検出する温水タンク温度検出
器27及び温水ポンプヘツダ流量変換器28の出
力からバイパス流量を所定流量に保つように計算
するバイパス流量設定器29によつて制御され
る。
次に動作を説明する。
気化器1からボイラへLPGガスを供給している
通常の運転状態においては、遮断弁9は開でバイ
パス管25に設けたバイパス流量調節弁24は閉
としている。従つて温水タンク16に貯えれ温水
は温水ポンプ17により配管6〜リボイラ3のシ
エル側〜配管7〜リターン管8を経て温水ヒータ
19に至り、加熱蒸気で所定温度に加熱されて、
温水タンク16にもどるようになつている。
気化器1からボイラへLPGガスを供給していな
い停止状態においては温水ポンプ17は停止し、
遮断弁9及びバイパス流量調節弁24は閉とな
り、リボイラ3への温水の供給(熱源供給)は断
たれることとなる。
この停止状態下においては温水タンク16の温
度が自然放熱等により徐々に低下するので、気化
器起動時(ボイラへLPGガスを供給しはじめると
き)、温水タンク16の温水温度、即ち配管6に
より供給される温水の温度が低くなつており、気
化器1に対し充分な熱源を供給できない。
従つて、気化器1を起動する前に、予め温水タ
ンク16内の温水温度を所定値まで昇温させてお
くことが必要となり、そのため温水ウオーミング
指令器26、温水タンク温度検出器27、温水ポ
ンプヘツダ流量検出器18、温水ポンプヘツダ流
量変換器28、バイパス流量設定器29、バイパ
ス流量調節弁24等から成る温水設備のウオーミ
ング設置が設けられている。
今、気化器が停止している状態から気化器を起
動する場合について述べる。まず温水ポンプ17
を起動し(ここでは温水ポンプ廻りの配管、シー
ケンス等は省略している)指令器26にて温水ウ
オーミング指令を出す。バイパス流量設定器29
は温水タンク温度検出器27の出力が所定値以上
であるか否かを判断し、規定値以下であつたらバ
イパス流量調節弁24を開ける信号を出し、温水
ポンプヘツダー流量検出器18とにより得られる
温水ポンプヘツダー流量検出信号により、バイパ
ス流量を所定値に保つ。従つて温水タンク16内
の温水はバイパス管25→リターン管8の経路で
循環する。循環水は温水ヒータ19で加熱される
ので温水タンク16の温水温度は次第に上昇し、
やがて温水タンク温度検出器27の出力は所定値
以上を指示することとなり、このときバイパス流
量設定器29は温水ウオーミング完了と判断し温
水ウオーミング完了を表示すると共にバイパス流
量調節弁24に対し閉指令を出力する。
この温水ウオーミング完了後、気化器を起動す
る際には遮断弁9を開とする。その際ドラム圧力
検出器13の出力が低下傾向になる場合、ドラム
圧力調節計14の出力は増大し、温水流量調節計
12に対し温水を増加させるように要求する。従
つて温水流量調節弁11の開度は大となり温水ウ
オーミング装置によつて所定値以上に保たれた温
水がリボイラ3に増加供給されるドラム圧力検出
器13の出力低下は抑制される。
即ち安定なドラム圧力制御が達成できる。
この場合ボイラの停止期間が長いと温水タンク
16の温度も下がり、気化器起動に対し問題はな
いが、短期間停止(例えば1日以内)後の気化器
起動時温水タンク16の温度は充分な保温を施し
熱容量も大きいので所定値以上のままであり、こ
のためバイパス流量設定器29は温水ウオーミン
グ完了を表示してしまう。しかし温水循環ライン
の配管系温水は外気温近傍まで冷えており、この
まま気化器を起動すると冷たい温水がリボイラ内
に入ることとなり気化器の蒸発熱源とならず円滑
な立上げができず運転上支障をきたす。具体的に
はボイラへLPGガスを供給開始すると、ドラム圧
力検出器13の出力が低下し、従つてドラム圧力
を所定値に保つべく温水流量調節弁11の開度は
増加するが、冷たい温水が供給されるため、ドラ
ム圧力はさらに低下傾向となり、温水流量調節弁
11の開度はさらに全開方向に移る。この状態は
温水タンク16に貯えられていた温水がリボイラ
3に流れ込むまで続き、これ以後、温水が熱源と
しての機能を発揮できるようになるからドラム圧
力の低下は抑制されドラム圧力は所定値に復帰す
る。しかし、温水流量調節弁11の変動が大きか
つた場合には、所定値を行きすぎるような現象が
生じる(ドラム圧力が大幅に変動する)。
又、温水流量が大幅に変動するため、リボイラ
チユーブ内の気液混相状態が変動し、このためド
ラムレベルも大幅な変動を余儀なくされ、気化器
の安定運転上支障をきたすという欠点があつた。
本考案は上記のような従来の欠点を除去するこ
とを目的としてなされたものである。
そこで本考案は、気化器の起動に際して、温水
タンク温度検出器27の出力が所定値以上であつ
ても、ある時間温水のバイパス循環を強制的に行
ない、温度系内の温度の均一化を図るようにした
もので、以下本考案の一実施例について第2図を
参照して詳細に説明する。なお第2図において第
1図と同一部分には同一符号を附してあるので、
その部分の説明は省略する。
第2図において、50はオンデイレイタイマで
あり、指令器26からのウオーミング開始指令信
号が分岐して供給され、この指令信号が供給され
た後所定時間経過後に、温水タンク温度検出器2
7の出力をバイパス温量設定器29へ伝達するよ
うに、従来の温水タンク温度検出器27とバイパ
ス流量設定器29を結ぶ信号ライン中に設けたも
のである。51は切換スイツチである。
一方、52は温水ヒータ19に流入する温水の
温度をを検出する温水ヒータ入口温度検出用温度
スイツチであり、温水ヒータ19の入口における
温水温度が所定温度以上のときリレーを動作させ
るようになつている。そして、温水タンク温度検
出器27の出力が分岐してこのリレー53の接点
を経由し、更にスイツチ51を介してバイパス流
量設定器29へ伝達される。
そこで、切換スイツチ51がオンデイレイタイ
マ50側に接続されているときは、指令器26か
らのウオーミング開始指令信号が出てウオーミン
グ動作が開始しても、タイマ50に設定した時間
経過後でなければ、温水タンク温度検出器27の
出力がバイパス流量設定器29へ伝達されない。
よつてこのタイマ50に設定する遅れ時間を、温
水循環系内の温水温度が気化器1の熱源として十
分な温度に達するに必要な時間に設定しておくこ
とにより、従来の欠点を解消することができる。
更に、切換スイツチ51をリレー53側へ接続
した場合には、指令器26からウオーミング開始
指令信号が出てウオーミング動作が開始した後、
温水ヒータ19の入口側の温水温度が気化器1の
熱源とに十分な温度に達したことを、温水ヒータ
入口温度検出用温度スイツチ52にて検出して、
リレー53が動作し、リレー53は温水タンク温
度検出器27側に接続され、その後温水ウオーミ
ングが完了するようにしている。従つてこれによ
つても従来の欠点を解消することができる。
このように本考案によれば、バイパス流量設定
器29にて温水ウオーミング完了が表示された時
点では、停止期間や放熱量の多少にかかわらず温
水タンク16を含め温水循環系内の温水温度が気
化器1の熱源として必要な程度に均一化すること
ができ、ボイラの急速な立ち上げに際しても円滑
に対応できる気化器の熱源用温水設備が提供でき
る。
なお本考案は、オンデイレイタイマ50又は温
水ヒータ入口温度検出用温度スイツチ52のいず
れか一方の系統を設ければ目的が達成できること
は云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の気化器の熱源用温水設備を示す
系統図、第2図は本考案に係る気化器の熱源用温
水設備の一実施例を示す系統図である。 1……気化器、2……ドラム、3……リボイ
ラ、6,7……配管、8……リターン管、9……
遮断弁、16……温水タンク、17……温水ポン
プ、18……温水ポンプヘツダ流量検出器、19
……温水ヒータ、24……バイパス流量調節弁、
25……バイパス管、26……温水ウオーミング
指令器、27……温水タンク温度検出器、29…
…バイパス流量設定器、50……オンデイレイタ
イマ、51……切換スイツチ、52……温水ヒー
タ入口温度検出用温度スイツチ、53……リレ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体を加熱して気化させる気化器と、この気化
    器へ熱源として温水を供給するとともに、利用済
    の温水を再加熱するようにした循環系を有する温
    水供給装置と、前記気化器の起動に先立ち、少な
    くとも前記気化器をバイパスさせて前記温水供給
    装置を動作させるとともに、動作した前記温水供
    給装置内の温水温度が所定温度以上になつたとき
    前記気化器のバイパスを解除するウオーミング指
    令装置とを具備する気化器の熱源用温水設備にお
    いて、前記ウオーミング指令装置から動作開始指
    令が発せられてから所定時間経過後の前記温水温
    度を取込むように遅動装置を設けたことを特徴と
    する気化器の熱源用温水設備。
JP1613483U 1983-02-08 1983-02-08 気化器の熱源用温水設備 Granted JPS59124834U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1613483U JPS59124834U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 気化器の熱源用温水設備

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JP1613483U JPS59124834U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 気化器の熱源用温水設備

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Publication Number Publication Date
JPS59124834U JPS59124834U (ja) 1984-08-22
JPS6229791Y2 true JPS6229791Y2 (ja) 1987-07-31

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ID=30147437

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JP1613483U Granted JPS59124834U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 気化器の熱源用温水設備

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6417107B2 (ja) * 2014-04-17 2018-10-31 三浦工業株式会社 蒸気システム
JP6417106B2 (ja) * 2014-04-17 2018-10-31 三浦工業株式会社 蒸気システム
JP6475564B2 (ja) * 2015-05-14 2019-02-27 三浦工業株式会社 蒸気システム

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Publication number Publication date
JPS59124834U (ja) 1984-08-22

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