JPS6233635B2 - - Google Patents

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JPS6233635B2
JPS6233635B2 JP21141281A JP21141281A JPS6233635B2 JP S6233635 B2 JPS6233635 B2 JP S6233635B2 JP 21141281 A JP21141281 A JP 21141281A JP 21141281 A JP21141281 A JP 21141281A JP S6233635 B2 JPS6233635 B2 JP S6233635B2
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product
signal
unloading
carry
memory
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JP21141281A
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JPS58117097A (ja
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Motosane Shimada
Mitsunobu Takahashi
Yoshihisa Nakajima
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPS58117097A publication Critical patent/JPS58117097A/ja
Publication of JPS6233635B2 publication Critical patent/JPS6233635B2/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動販売機の制御装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、この種の装置においては、顧客が商品を
選択すると、その商品を取出口まで搬送し、取出
口に設けられたスイツチ等の検出手段から商品の
搬出が終了した旨の信号が入力した後に釣銭を払
い出していた。
そして、商品が搬送途中でつまつたような場合
には以下のように処理していた。
すなわち、たとえば特開昭51―62799号公報に
記載されたもののように、商品の搬出開始からそ
の商品が取出口に至る搬出終了までに通常要する
時間より多少長めの時間をあらかじめタイマにセ
ツトしておき、その所定時間以内に商品取出口に
設けられた検出手段から搬出が終了した旨の信号
が入力しないときには、顧客に対して投入金額を
返還していた。
このように、従来装置においては、商品が取出
口に搬出された場合にはその搬出後に、釣銭の払
出しを行い、商品の搬出が不能な場合には上述し
た所定時間の経過後に、顧客の投入金額の返却払
出しの補償が行なわれていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来装置においては、商品取出
口内に設けた検知スイツチにより商品払出しの確
認を行うようにして、商品が払出された後でなけ
ればその確認の信号は入力されなかつたので、正
常な場合であつても商品払出し動作が完全に終了
するまで、すなわち顧客が紙幣または貨幣を投入
して商品の選択スイツチを押してから商品が取出
口に搬出されるまでに通常要する時間が経過する
まで、釣銭の払い出しは行つていなかつた。その
ため、正常の場合がほとんどであるにもかかわら
ず、常に釣銭の払い出しが遅くなり、希望の商品
を得た顧客が釣銭の払い出しが終了するまで自動
販売機の前で待たねばならず、顧客をいら立たせ
るという問題があつた。
さらに、顧客が選択した商品が搬出不能となつ
た場合においては、従来装置では投入金額の全額
をただちに返却していたので、その場合に顧客が
もし他の商品を所望するようなときには、顧客は
返還された紙幣または貨幣を再び自動販売機に投
入して所望する商品の選択スイツチを押さなけれ
ばならず、このような場合、顧客に煩雑感を与え
るという問題点もあつた。
本発明の目的は、顧客が選択した商品の搬出が
終了する前に商品の搬出動作と並行して釣銭の払
出し動作を開始するようにすることによつて、顧
客に無用の苛立ちを抱かせず、さらに、顧客が選
択した商品が搬出不能になつた場合には、返還貨
幣の再投入をせずに可能な限り多くの他の商品列
の商品の販売が可能な状態になるよう自動販売機
を制御するようにすることによつて、顧客に無用
の煩雑感を抱かせない自動販売機の制御装置を提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明は商
品選択スイツチの操作に応じて商品を搬出し、搬
出された商品の販売価格を投入金額(または残
額)から減算して釣銭払い出し動作を行なう自動
販売機の制御装置において、商品の搬出終了前に
釣銭の払い出しを開始する釣銭払出手段と、商品
の搬出不能状態を検出して搬出不能信号を送出す
る搬出不能検出手段と、搬出不能信号の受信に基
づき、釣銭が払出される以前のときは搬出不能の
商品の販売価格を減算する前の投入金額(または
残額)の範囲内で、また釣銭が払い出されている
ときは搬出不能の商品の販売価格の金額範囲内
で、搬出不能となつた商品の商品列を除く他の商
品列の商品に対して販売可否を判定し、販売が可
能なときは販売可能信号を送出する判定手段と、
販売可能信号に基づき販売が可能な他の商品列の
商品を表示する手段と、販売可能信号に基づき販
売が可能な他の商品列に対しては自動販売機を販
売可能状態にする手段とを有することを特徴とす
るものである。
[作用] 本発明では、次のように動作する。すなわち、
まず、釣銭払出手段により、商品選択スイツチの
操作に応じて搬出された商品の販売価格を投入金
額(または残額)から減算して得られる釣銭の払
い出し動作を、その商品の搬出終了前に商品搬出
終了前に商品搬出と並行して開始する。
また、選択された商品が搬出不能なときには搬
出不能検出手段により、搬出不能信号を出力す
る。そして、判定手段により、この搬出不能信号
の受信に基づき、釣銭が払い出される以前のとき
は当該搬出不能の商品の販売価格を減算する前の
投入金額(または残額)の範囲内で、また釣銭が
払い出されているときは当該搬出不能の商品の販
売価格の金額範囲内で、搬出不能となつた商品の
商品列を除く他の商品列の商品に対して販売の可
否を判定し、販売が可能なときは販売可能信号を
送出する。
次に、この販売可能信号に基づいて、表示手段
により販売が可能な他の商品列の商品を表示する
とともに、自動販売機もその表示された商品を販
売することが可能な状態になる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第1図は本発明自動販売機の制御装置の制御手
段の一例を示す。
図において、1は制御演算部、2および3は商
品購入者が選択した商品の搬出状態を検知する第
1および第2タイマである。第1タイマ2は制御
演算部1から商品搬出部4に出力される商品搬出
指令信号(以下、搬出信号という)S1の出力と
同時にカウントを開始し、所定のTb時間カウン
トしたらカウント終了信号S7を制御演算部1へ
送出する。第2タイマ3は搬出機構が正常に動作
したときに搬出検出部5から制御演算部1に出力
される搬出確認信号S2の受信と同時にカウント
を開始し、所定のTe時間カウントしたらカウン
ト終了信号S8を制御演算部へ送出する。商品搬
出部4は商品購入者が選択した商品を搬出する部
分で搬出検出部5を有する。搬出検出部5は搬出
機構が正常に動作したときには搬出確認信号S2
を第1タイマ2のカウント開始からTb時間内
(Ta時間経過時点)に制御演算部1へ送出する。
この場合商品搬出が正常に行われていないときに
は第2タイマ3のカウントは第1タイマ2のカウ
ント終了時点(すなわちTb時間経過後)で停止
する。
6は販売可能信号表示部であり、制御演算部1
から供給される販売可能信号S5に基づいて販売
可能な商品を点灯等により表示する。7は売切検
知部であり、商品売切情報D1を制御演算部1へ
供給する。8は選択ボタンであり、商品購入者に
より押下げられると選択商品の選択信号S6を制
御演算部1へ供給する。9は投入貨幣検出部であ
り、投入貨幣情報D2を制御演算部1へ供給す
る。10は釣銭検出部であり、有効な釣銭有無の
情報D3を制御演算部1へ供給する。11は商品
価格設定部であり、商品の販売価格情報D4を制
御演算部1へ供給する。12は搬出不能記憶部で
あり、制御演算部1から供給された搬出不能信号
S4を記憶する。13は搬出不能表示部であり、
制御演算部1から供給された搬出不能信号S4に
基づいて販売不能な商品を点灯等により表示す
る。
14は販売可能商品メモリであり、上述の販売
可能信号S5が出力された販売可能な商品につい
ての商品情報D5を記憶する。15は投入金種メ
モリであり、制御演算部1から供給された投入金
種情報D7を記憶する。16は搬出商品価格メモ
リであり、制御演算部1から供給された商品価格
情報D8を記憶する。17は残額メモリであり、
商品購入者が投入した金額およびこの投入金額か
らすでに販売した商品の販売価格を差し引いた残
金の情報(残額情報)D6を制御演算部1から供
給されて記憶する。18は商品購入者が金銭を投
入後、商品を選択するか否かの待ち時間をカウン
トする第3タイマであり、販売可能信号S5の出
力と同時にカウントを開始し、所定のカウント数
(時間)に達するとカウント終了信号S9を制御
演算部1へ送出する。19は最終販売メモリであ
り、単売りおよび制限付連続販売の最終販売時に
それを意味する最終販売フラグFが格納される。
20は自動返金時に釣銭として払い出す金額を格
納する自動返金額メモリであり、残額メモリ17
の内容D6または搬出商品価格メモリ16の内容
D8を記憶する。
動作を説明すると次のようになる。まず、投入
貨幣検出部9からの投入貨幣情報D2に基いて、
投入された貨幣の金種別枚数が投入金種メモリ1
5で記憶されるとともに投入貨幣の合計金額が残
額メモリ17で記憶される。次に売切検知部7の
売切情報D1と、残額メモリ17の残額(すなわ
ち投入金額)情報D6と、釣銭検出部10の釣銭
情報D3と、商品価格設定部11の商品価格情報
D4と搬出不能記憶部12の搬出不能となつた商
品列の情報D9とを制御演算部1で読み込み、そ
の結果販売が可能な商品に関してのみ販売可能信
号S5を制御演算部1から販売可能信号表示部6
に供給する。このとき、同時に販売可能商品メモ
リ14に販売可能信号S5が出力された販売可能
な商品情報D5を記憶させる。その後、商品購入
者により選択ボタン8が押下げられると選択ボタ
ン8から制御演算部1に選択信号S6が送出さ
れ、制御演算部1によりこの選択信号S6と上述
の販売可能信号S5との論理積をとり、1つの搬
出信号S1を商品搬出部4に供給する。このと
き、搬出信号S1を供給するのに先立つて搬出さ
れる商品の販売価格の情報D8を搬出商品価格メ
モリ16へ記憶させる。なお、残額メモリ17の
内容は単一販売時および連続販売時の第1回目の
搬出では購入者の投入金額D7であり、連続販売
時の第2回目以後の搬出では購入者の投入金額か
らそれまでに搬出した商品の販売価格を引いた残
りの金額D6である。搬送信号S1により次の商
品搬出動作が行われる。この商品搬出動作には次
の3種類のパターンがある。
(1) 搬出が正常に終了した場合(第2図a〜cに
示す正常な搬出動作cの場合) (2) 搬出信号S1が出ているにもかかわらず、搬
出装置が駆動しなかつた場合(第2図d〜gに
示す異常な搬出動作Aの場合) (3) 搬出装置が駆動し始めたが途中で動かなくな
つてしまつた場合(第2図h〜kに示す異常な
搬出動作Bの場合) 第2図a〜kは第1図の出力信号の状態を示す
ものであるが、この第2図a〜cにより、まず上
述の(1)に関する動作を説明する。なお、残額メモ
リ17に記憶された投入金額(または残額)から
搬出商品価格メモリ16に記憶された商品の販売
価格の減算時期は次の通りである。すなわち、制
限付連続販売、例えば商品を連続して販売すると
商品が商品取出口に詰まつてしまうので、商品取
出口に商品が満杯とならないように販売個数が制
限された連続販売の途中においては搬出検出部5
からの搬出確認信号S2が入力してからこの搬出
確認信号S2が立ち下がつたことを条件(すなわ
ち商品が確実に搬出されたことを条件)に投入金
額から販売価格の減算が開始される。また、単一
販売または連続販売の最終販売動作時には搬出確
認信号S2の立ち上がりを条件(すなわち釣銭の
払い出し開始を早め、商品の取出口に商品が到達
する以前釣銭の払い出しを開始できるように、搬
出確認信号S2の立ち下りを待つのではなく、搬
出確認信号S2の立上りを条件)として投入金額
から販売価格の減算が開始されるのである。
搬出信号S1が制御演算部1から商品搬出部4
に出力されると同時に、第1タイマ2がカウント
を開始する。このタイマ2は第2図dに示すよう
にTb時間カウントしたら制御演算部1へカウン
ト終了信号S7を送出する。商品搬出が正常な場
合は、Tb時間以内のTa時間経過後に搬出検出部
5から搬出機構が正常に動作したことを示す搬出
確認信号S2が制御演算部1に送出される。搬出
検出部5としては通常は搬出モータの回転を検出
するカムスイツチ等を用いることができる。制御
演算部1はこの搬出確認信号S2を受信すると同
時に第1タイマ2のカウントを停止し、そのカウ
ント内容をクリアする。続いて制御演算部1によ
り第2タイマ3のカウントを開始する。この第2
タイマ3は第2図hに示すように、Te時間経過
すると制御演算部1へカウント終了信号S8を送
出する。商品搬出が正常に行われた場合は、第2
図aおよびbに示すようにTe時間以内(第2図
h参照)に搬出確認信号S2がなくなり、それと
同時に搬出信号S1の出力を停止する。このとき
の搬出動作が連続販売の途中では制御演算部1に
より搬出確認信号S2の立ち下がりによつて残額
メモリ17に記憶された投入金額(または残額)
から選択された商品の販売価格を減算し、販売可
能商品メモリ14、搬出商品価格メモリ16の内
容をクリアする。また、第2タイマ3のカウント
を停止し、そのカウンタの内容をクリアする。前
記搬出動作が単一販売または連続販売の最終販売
動作である場合には制御演算部1により搬出確認
信号S2の立上り時に投入金額(または残額)か
ら選択された商品の販売価格が減算されて、搬出
確認信号S2が供給されてからTe時間経過後に
釣銭払い出し信号S3が送出され、釣銭の払い出
しが行なわれている。釣銭の払い出しが終了する
とすべてのメモリの記憶内容はクリアされる。
次に、上述の2に関する異常な搬出動作Aの場
合を第2図d〜gにより説明する。この場合は、
第2図eに示すように、搬出信号S1を制御演算
部1から商品搬出部4へ供給しているにもかかわ
らず、搬出機構が駆動しないため搬出確認信号S
2が制御演算部1へ送出されない場合である。
この場合はまず、搬出信号S1が出力される
と、上述の第1タイマ2のカウントを開始する。
ところが、Tb時間の間に搬出確認信号S2が入
力しないため、第1タイマ2から制御演算部1に
カウント終了信号S7が送出される(第2図d参
照)。制御演算部1では信号S7の受信により、
この時点で、商品の搬出が不能とみなし、搬出商
品価格メモリ16の内容をクリアする。更に、搬
出信号S1の供給を停止し、搬出不能信号S4を
制御演算部1から搬出不能記憶部12ならびに搬
出不能表示部13へ供給するとともに販売可能商
品メモリ14に記憶された販売可能商品から前記
搬出不能となつた商品をクリアする。ここで搬出
確認信号S2はまだ送出されていないのでその搬
出動作が連続販売の途中でも投入金額(または残
額)から商品の販売価格の減算は開始されておら
ず、その搬出動作が単一販売または連続販売の最
終販売動作であつてもまだ釣銭の払い出し動作も
開始されない(第2図c参照)。
このように、この異常な搬出動作Aの場合は、
残額メモリ17にはまだ搬出商品価格メモリ16
に記憶された商品の販売価格が減算されずに異常
な搬出動作A以前の投入金額(または残額)が記
憶されており、かつ商品購入者が前回の商品の選
択をする時に、販売可能信号S5が出ていた他の
商品に関しては販売可能商品メモリ14に記憶さ
れているので、この販売可能商品メモリ14の記
憶内容により販売可能信号表示部6へ再び販売可
能信号S5を出して、商品購入者が新たに選択す
ることを可能にする。これにより、搬出不能時に
は投入金額(または残額)を自動返金するものに
対して、商品購入者が自動返金された貨幣を返却
口から取り出して商品購入のために再び投入する
という投入動作が省略できるとともに、自動販売
機の営業上の利益向上にも寄与することができ
る。ただし、このとき搬出不能記憶部12から制
御演算部1へ搬出不能になつた商品の情報D9を
フイードバツクするので、このとき搬出不能とな
つた商品については販売可能信号S5は出されな
い。ここで、1つも販売可能信号S5が出ない場
合は、残額メモリの内容の金額はすべて返却す
る。また、購入者が返却レバーを押すことによつ
ても返却が可能である。
次に、上述の(3)に関する異常な搬出動作Bの場
合を第2図h〜kにより説明する。この場合は、
搬出確認信号S2は送出されたが、商品搬出の途
中で搬出機構が故障して、動かなくなつてロツク
してしまい、選択した商品が出てこない場合であ
る。
この異常な搬出動作Bの場合、連続販売の途中
においては搬出確認信号S2が第2図iに示すよ
うに立下がらないので投入金額(または残額)か
ら商品の販売価格の減算は行なわれず、この連続
販売の途中における再度の販売可能信号S5の送
出手順は上述の(2)の場合と同様である。従つてこ
こでは単一販売または連続販売の最終販売動作の
場合について説明する。まず、第1タイマ2が搬
出信号S1の出力時からカウントを開始し、続い
て第2タイマ3が搬出確認信号S2の出力時から
カウントを開始する(第2図hおよび同図i参
照)。ここで商品の搬出が正常な時は第2タイマ
3のカウント終了信号S8が送出されるTe時間
より短いTb時間で搬出確認信号S2がなくなる
のであるが(第2図b参照)、この異常な搬出動
作Bの場合は第2図iに示すようにTe時間経過
しても搬出確認信号S2がなくならないので、第
2タイマ3から制御演算部1へカウント終了信号
S8が送出される。第2図kに示すように、この
カウント終了信号S8を受信した制御演算部1は
搬出信号S1を直ちに停止し、同時に搬出不能表
示部13と搬出不能記憶部12とに搬出不能信号
S4を出力する。
このとき、第2図h〜iで示すように、Ta+
Te>Ta+Tcの関係にあるため、単一販売および
連続販売時の最終販売においては、釣銭の払い出
しはすでに開始されている。従つて、釣銭の払い
出しに関しては、釣銭の払出し途中に異常な搬出
動作Bのような搬出不能となつた場合は、釣銭払
い出し動作を最後まで続けて釣銭金額を全て払い
出してしまう。
次に、単一販売および連続販売の最終販売時に
おいては、制御演算部1により投入金種メモリ1
5の内容D7と、売切検知部7の情報D1と、釣
銭検出部5の情報S2と、搬出商品価格メモリ1
6の内容D8すなわち搬出不能になつた商品の金
額とで販売が可能かどうかを判定し、他の商品で
の販売が可能ならば再び販売可能信号S5を販売
可能信号表示部6に送出する。もちろん搬出不能
になつた商品および前回までの販売動作で搬出不
能になつた商品に関しては、搬出不能記憶部12
から搬出不能情報D9が制御演算部1へ供給され
るので、それら搬出不能の商品に関しては販売可
能信号S5は供給されない。また、このときすべ
ての商品に関して販売可能信号S5が出されない
場合は、搬出不能になつた商品の金額のすべてを
返却する。これは、購入者が返却レバーを押すこ
とによつても残金または投入貨幣の返却を可能と
する。
なお、残金や投入貨幣の返却動作を行つた場合
は、販売可能商品メモリ14、投入金種メモリ1
5、搬出商品価格メモリ16、残額メモリ17の
おのおのの内容はすべてクリアする。
上述のように、上述の(2)および(3)の異常な搬出
状態AまたはBが発生し、商品購入者に対して補
償を行つた後については、搬出不能記憶部12に
記憶されている商品以外の商品については、販売
動作は可能となつている。なぜなら、すでに述べ
たように搬出信号S1と、搬出確認信号S2と、
搬出不能信号S4はすべて各商品に対応して入出
力している信号であるから、例えばある商品列が
搬出不能になつても、他の商品列の搬出動作には
影響がないように制御されるからである。
次に、第2図のタイムチヤートをさらに詳しく
説明するために、第3図の搬出動作のフローチヤ
ートを参照して、この自動販売機の制御装置の動
作を説明する。
制御演算部1で販売可否の判断が行なわれて販
売可能商品メモリ14に販売可能商品が記憶さ
れ、かつ販売可能信号表示部6にて販売可能な商
品に対応する表示が行なわれる。これに基いて選
択ボタン8が操作されると搬出信号S1が供給さ
れ、第3図に示す商品搬出動作が開始される。ま
ず、手順100で上述の操作された選択ボタンに
対応する商品の搬出信号S1の供給と同時に第1
タイマ2のカウントを開始し、手順101へ進
む。手順101では搬出確認信号S2の有無を確
認をし、搬出確認信号S2の出力がなかつた場合
は、手順103で第1タイマ2のカウント終了信
号S7の有無を判断する。手順103で第1タイ
マ2のカウント終了信号S7がなかつた場合は、
上述の手順101の搬出確認信号S2の有無を判
断するところへ戻る。ここで第1のタイマ2のカ
ウント終了信号S7が送出される以前に搬出確認
信号S2が送出されて手順101で搬出確認信号
S2が確認されると手順102に進んで第1のタ
イマ2のカウントを停止し第2タイマ3のカウン
トを開始する。一方、手順101―103―10
1を循環中に第1タイマ2のカウント終了信号S
7が有つた場合、すなわち第2図dに示すように
第1のタイマ2のカウント時間(Tb時間)以内
に第2図eに示すように搬出確認信号S2が入つ
てこなかつた場合には、第1のタイマ2のカウン
ト時間経過後手順103から手順104へ進んで
手順104において搬出信号S1を停止し(第2
図d参照)、搬出不能信号S4を送出し、第1の
タイマ2の内容をクリアする。この手順100―
101―103―104までが第2図d〜gに示
した異常な搬出動作Aの時の搬出信号停止制御手
順に該当する。
続いて、異常な搬出動作Aのときは手順104
から手順105に進み、販売可能商品メモリ14
の内容D5で他の商品の販売が可能かどうかの判
断をする。すなわち、手順105においては販売
可能商品メモリ14に今回搬出不能となつた商品
以外の販売可能商品が記憶されているか否かの判
断をする。その結果、すべての商品について販売
が不可能な場合は手順106において自動返金す
る。しかし、手順105において販売可能商品メ
モリ14に販売が可能な商品が記憶されている場
合は、手順107で当該商品に対応する販売可能
信号S5を商品可能信号表示部6へ送出し、第3
タイマ18のカウントを開始する。ここで、第3
タイマ18は、商品購入者が商品を選択するか否
かの待ち時間をカウントするタイマであり、所定
のカウント数(時間)に達すると、カウント終了
信号S9を制御演算部1へ出力する。第3タイマ
18のカウントを開始した後手順108におい
て、選択信号S6の有無を判断する。選択信号S
6が有つた場合は、手順1080で第3のタイマ
18のカウントを停止しかつカウント内容をクリ
アして再び搬出信号S1を送出する手順100へ
もどる。手順108で選択信号S6がなかつた場
合は、手順109においてタイマ18のカウント
終了信号S9の有無をみる。その第3タイマ18
のカウント終了信号S9がなかつた場合は手順1
08へ戻り、再度選択信号S6の有無を判断す
る。第3タイマ18のカウント終了信号S9が有
つた場合は、手順106において自動返金する。
すなわち、手順108―109―106では第3
タイマ18で設定された時間内に選択スイツチ8
を押さなければ、商品を購入する意志がないとみ
なして自動返金してしまう。これにより、商品購
入者が返却レバーを押す手間を省いている。
手順102で第2タイマ3のカウントを開始す
る場合は搬出確認信号S2が第1タイマ2の設定
時間以内に送出された場合であるが、この場合は
次に搬出確認信号S2の出力状態をみる手順11
0に進む。手順110で搬出確認信号S2が有と
判断した場合は、手順113において第2タイマ
3のカウント終了信号S8の有無をみる。このカ
ウント終了信号S8がなかつたときは手順110
へ戻り、再び搬出確認信号S2の有無を判断す
る。手順110―113―110を循環中に手順
110で搬出確認信号S2が無しと判断した場
合、すなわち第2タイマ3の設定時間内に搬出確
認信号S2が消滅した場合は手順111で搬出信
号S1の送出を停止し、続いて、手順112にお
いて、第2タイマ3のカウントを停止し、第1と
第2のタイマ2,3の内容をクリアする。以上で
商品の搬出動作が終了する。100―101―1
02―110―112までが第2図a〜cに示し
た正常な搬出動作Cの時の制御手順に該当する。
一方、手順110―113―110を循環中に
手順113で第2タイマ3のカウント終了信号S
8が有ると判断した場合は手順114において搬
出信号S1を停止し、搬出不能信号S4を搬出不
能記憶部12と搬出不能表示部13へと送出し、
第1と第2のタイマ2,3の内容をクリアする。
手順100―101―102―110―113―
114までが第2図h〜kに示した異常な搬出動
作Bの時の搬出信号停止制御手順に該当する。
次に、手順115に進み、今回の販売が連続販
売の途中であつたかどうかを判断する。連続販売
の途中である場合は搬出確認信号S2が立下がら
ず投入金額(または残額)から商品の販売価格が
減算されておらず、この場合には異常な搬出動作
Aの場合と同様に販売可能商品メモリ14の記憶
内容で販売が可能であるので、上述の手順105
に戻り、販売可能商品メモリ14の記憶内容D5
で他の商品の販売が可能かどうかを再び判断す
る。しかし、連売の途中でない場合、すなわち単
一販売および制限付連続販売の最終販売の時は、
手順116においてそれを意味する。最終販売フ
ラグFを最終販売メモリ19に格納する。次に、
手順117において、搬出商品価格メモリ16の
記憶内容D8(すなわち搬出不能になつた商品の
価格)で、他の商品の販売が可能かどうかの判断
をする。すなわち単一販売または連続販売の最終
販売の時には、搬出確認信号S2の立上がりで投
入金額(または残額)から商品の販売価格が減算
されたのち釣銭の払い出しが開始され釣銭が払い
出されるが、搬出不能となつた商品の販売価格に
相当する金額が搬出商品価格メモリ16に記憶さ
れており、この金額の範囲内で販売が可能である
からその金額範囲内で販売可否を判断するのであ
る。手順117で搬出不能となつた商品列を除く
他の商品の販売が不可能な場合は、前記の手順1
06により自動返金を行う。けれども他の商品の
販売が可能な場合は前記の手順107へ進みその
手順107で該当する商品に対応する販売可能信
号S5を販売可能信号表示部6へ送出し、第3タ
イマ18のカウントを開始する。
第3図に示すように、本実施例では手順100
で搬出確認信号S2の立ち上がりにより第2タイ
マ3のカウントを開始して、手順113において
そのタイマ3の出力の有無により第2図h〜kに
示されている異常な搬出動作Bの判定をしている
が、搬出信号S1の送出時より別の第4タイマ
(図示せず)のカウントを開始して、そのカウン
トの出力の有無、すなわち第2図b,hで示すよ
うに、Ta+Teの時間経過でのカウント出力によ
つても異常な搬出動作Bの判定をすることができ
る。なぜなら、第4タイマと第2タイマ3のカウ
ント出力の差はTaだからである。また、第2タ
イマ3と第4タイマの出力の論理和によつても異
常な搬出動作Bの判定は可能である。
第3図の手順106の自動返金をさらに詳しく
説明するために、第4図に自動返金手順の詳細な
フローチヤートを示す。この第4図を参照して以
下に自動返金動作を説明する。
まず、手順120において、第3図の手順11
6において設定される最終販売フラグFの有無を
判断する。最終販売フラグFが有つた場合は、手
順121において搬出商品価格メモリ16の内容
D8を自動返金時に釣銭として払い出す金額をし
まつておく自動返金額メモリ20に供給し格納す
る。最終販売フラグFが無かつた場合は、手順1
21において残額メモリ17の内容D6を自動返
金金額メモリ20に供給し格納する。
ここで、上述のような手順120および121
を行う理由を説明すると、最終販売フラグFが立
つている場合は、第2図h〜kに示すような単一
販売または制限付の連続販売の最終販売時での異
常な搬出動作Bの場合であつて(第3図の手順1
15参照)、このときは、第3図の手順116で
示すように釣銭は払い出されてしまつており、商
品購入者に補償する金額は、搬出不能になつた商
品の金額のみである。すなわち、その補償する金
額は搬出商品価格メモリ16の内容である。とこ
ろが、最終販売フラグFが無い場合は第2図d〜
gに示すような異常な搬出動作Aの場合(第3図
の手順103参照)やまだ販売が可能な連売の途
中での異常な搬出動作Bの場合であつて(第3図
の手順115参照)、釣銭は払い出されておら
ず、商品購入者に補償する金額は今回搬出不良に
なる前までに残つていた金額、すなわち残額メモ
リ17の内容である。従つて、商品購入者に自動
返金という形で補償するのは2種類のメモリ16
および17の内容を使い分けなくてはいけないか
らである。
次に、自動返金金額メモリ20に格納された金
額Kを手順123以降の制御手順により、高額貨
幣優先に自動返金する。すなわち、1000円紙幣の
投入があり、自動返金金額メモリ20の金額Kが
1000円以上の時は、手順125において一次保留
(エスクロ)されている1000円紙幣を返却する。
次に、手順126以降の500円貨の払い出し動作
に移る。しかし、手順123および手順124に
おいて1000円紙幣返却の前記の条件に合わない場
合は、ただちに手順126以降の500円貨の払い
出し動作に移る。
手順126以降の500円の払い出し動作は次の
通りである。まず、手順126において、自動返
金金額メモリ20の内容Kが500円以上か否かを
判断する。500円未満のときは500円貨での返却の
必要がないため、手順129以降の100円貨の払
い出し動作に移る。自動返金金額メモリ20の金
額Kが500円以上のときは手順127において500
円貨が釣銭として払い出し可能な枚数だけあるか
否かの有無を調べ、それが無かつたら手順129
以降の100円貨の払い出し動作に移る。500円貨が
有つた場合は手順128において、K―500を
自動返金金額メモリ20に格納し、M500―1
をメモリM500に格納し、500円貨の払い出し
を行う。
ここで、メモリM500は500円貨の釣銭とし
て払い出し可能な枚数を記憶するメモリである。
そして、Kが500円未満になるまで、またはM5
00がゼロになるまで手順126→手順127→
手順128→手順126……のループをくり返
し、手順129へ進む。手順129〜131の
100円貨の払い出し動作および手順132〜13
4の50円貨の払い出し動作も、上述の手順126
〜128の500円貨の払い出し動作と同様に行
う。
ここで、M100は100円貨の釣銭として払い
出し可能な枚数を記憶するメモリ、M50は50円
貨の釣銭として払い出し可能な枚数を記憶するメ
モリである。
次に、最後の10円貨の払い出し動作を次の手順
135と136により行う。まず、手順135に
おいて自動返金金額メモリ20の内容Kが“0”
か否かを判断し、“0”でない場合は手順136
において自動返金金額メモリ20の内容Kが
“0”になるまで10円貨の払い出しをする。自動
返金金額メモリ20の内容Kが“0”の状態で自
動返金動作が終了する(手順135参照)。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、顧客が
選択した商品の搬出が終了する前に商品の搬出動
作と並行して釣銭の払出し動作を開始するように
することによつて、顧客に無用の苛立ちを抱かせ
ず、さらに、顧客が選択した商品が搬出不能にな
つた場合には、返還貨幣の再投入をせずに可能な
限り多くの他の商品列の商品の販売が可能な状態
になるよう自動販売機を制御するようにすること
によつて、顧客に無用の煩雑感を抱かせないとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明自動販売機の制御装置の一実施
例を示すブロツク図、第2図a〜kは第1図の実
施例の動作を説明するための波形図、第3図は第
1図および第2図で示す商品搬出動作手順を説明
するためのフローチヤート、第4図は第3図にお
ける自動返金動作手順を説明するためのフローチ
ヤートである。 1……制御演算部、2……第1タイマ、3……
第2タイマ、4……商品搬出部、5……搬出検出
部、6……販売可能信号表示部、7……売切検知
部、8……選択ボタン、9……投入貨幣検出部、
10……釣銭検出部、11……商品価格設定部、
12……搬出不能記憶部、13……搬出不能表示
部、14……販売可能商品メモリ、15……投入
金種メモリ、16……搬出商品価格メモリ、17
……残額メモリ、18……第3タイマ、19……
最終販売メモリ、20……自動返金メモリ、S1
〜S9……信号、D1〜D8……情報、F……フ
ラグ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 商品選択スイツチの操作に応じて商品を搬出
    し、前記搬出された商品の販売価格を投入金額
    (または残額)から減算して釣銭払い出し動作を
    行なう自動販売機の制御装置において、 前記商品の搬出終了前に前記釣銭の払い出しを
    開始する釣銭払出手段と、 前記商品の搬出不能状態を検出して搬出不能信
    号を送出する搬出不能検出手段と、 該搬出不能信号の受信に基づき、釣銭が払出さ
    れる以前のときは当該搬出不能の商品の販売価格
    を減算する前の投入金額(または残額)の範囲内
    で、また釣銭が払い出されているときは当該搬出
    不能の商品の販売価格の金額範囲内で、搬出不能
    となつた商品の商品列を除く他の商品列の商品に
    対して販売可否を判定し、販売が可能なときは販
    売可能信号を送出する判定手段と、 該販売可能信号に基づき販売が可能な前記他の
    商品列の商品を表示する手段と、 前記販売可能信号に基づき販売が可能な前記他
    の商品列に対しては前記自動販売機を販売可能状
    態にする手段とを有することを特徴とする自動販
    売機の制御装置。
JP21141281A 1981-12-30 1981-12-30 自動販売機の制御装置 Granted JPS58117097A (ja)

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