JP2740979B2 - 自動販売機の制御装置 - Google Patents
自動販売機の制御装置Info
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F15/00—Coin-freed apparatus with meter-controlled dispensing of liquid, gas or electricity
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F5/00—Coin-actuated mechanisms; Interlocks
- G07F5/24—Coin-actuated mechanisms; Interlocks with change-giving
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動販売機の制御装置に関し、特に釣銭切
れの場合でも商品の販売を可能にするモードを選択でき
るようにしたものに関する。
れの場合でも商品の販売を可能にするモードを選択でき
るようにしたものに関する。
従来、自動販売機には釣銭払出用コインチューブ内の
硬貨が釣銭に必要な最低枚数になると、これを釣銭切れ
として検出するエンプティ検出手段が設けられている。
そして、エンプティ検出手段により釣銭切れが検出され
ると、釣銭の払出しを伴う全ての販売動作を禁止するよ
うに構成されている。これは釣銭切れ状態において釣銭
の払出しを伴う販売動作がなされると、釣銭の払出しが
保障できないため、自動販売機利用者に不測の損害を与
える虞があるからである。
硬貨が釣銭に必要な最低枚数になると、これを釣銭切れ
として検出するエンプティ検出手段が設けられている。
そして、エンプティ検出手段により釣銭切れが検出され
ると、釣銭の払出しを伴う全ての販売動作を禁止するよ
うに構成されている。これは釣銭切れ状態において釣銭
の払出しを伴う販売動作がなされると、釣銭の払出しが
保障できないため、自動販売機利用者に不測の損害を与
える虞があるからである。
しかし、自動販売機の利用者にとっては釣銭の払出し
が受けられなくても商品を購入したい場合がある。例え
ば、近くに、その自動販売機以外にその商品を購入する
手段が無い場合、また、その商品を購入する手段が近く
にあるが、時間帯などにより利用できない場合、また、
多少の釣銭を損失してもその商品をどうしても直ぐに必
要な場合等である。しかしながら、従来の自動販売機に
おいては、釣銭切れになると、釣銭の払出しを伴う販売
動作が全て禁止されてしまうため、その商品を販売する
自動販売機が近くにあっても、釣銭を必要としない金種
が揃えられないかぎり、その商品を購入することが出来
ないという問題があった。
が受けられなくても商品を購入したい場合がある。例え
ば、近くに、その自動販売機以外にその商品を購入する
手段が無い場合、また、その商品を購入する手段が近く
にあるが、時間帯などにより利用できない場合、また、
多少の釣銭を損失してもその商品をどうしても直ぐに必
要な場合等である。しかしながら、従来の自動販売機に
おいては、釣銭切れになると、釣銭の払出しを伴う販売
動作が全て禁止されてしまうため、その商品を販売する
自動販売機が近くにあっても、釣銭を必要としない金種
が揃えられないかぎり、その商品を購入することが出来
ないという問題があった。
このように、従来の自動販売機は釣銭切れになると、
釣銭の払出しを伴う販売動作が全て禁止されてしまうた
め、釣銭切れの状態においては釣銭を必要としない金種
が揃えられないかぎり、その商品を購入することが出来
なかった。
釣銭の払出しを伴う販売動作が全て禁止されてしまうた
め、釣銭切れの状態においては釣銭を必要としない金種
が揃えられないかぎり、その商品を購入することが出来
なかった。
そこで、この発明は、釣銭切れの状態においても、釣
銭の払出しを伴う販売動作を可能にする動作モードを設
定できるようにした自動販売機の制御装置を提供するこ
とを目的とする。
銭の払出しを伴う販売動作を可能にする動作モードを設
定できるようにした自動販売機の制御装置を提供するこ
とを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明によれば、強
制受入モードを設定するための強制受入スイッチと、こ
の強制受入スイッチにより強制受入モードが設定されて
いる場合は、釣銭が払えない場合でも投入貨幣を受入
れ、投入貨幣の額が所定の販売設定価格に達した時点で
販売可信号を発生する制御手段と、前記販売可信号に応
答して販売がなされた場合は、釣銭の払出が可能な範囲
で釣銭を払い出す釣銭払出手段とを備えて構成される。
制受入モードを設定するための強制受入スイッチと、こ
の強制受入スイッチにより強制受入モードが設定されて
いる場合は、釣銭が払えない場合でも投入貨幣を受入
れ、投入貨幣の額が所定の販売設定価格に達した時点で
販売可信号を発生する制御手段と、前記販売可信号に応
答して販売がなされた場合は、釣銭の払出が可能な範囲
で釣銭を払い出す釣銭払出手段とを備えて構成される。
強制受入スイッチにより強制受入モードが設定される
と、釣銭が払えない場合でも投入貨幣を受入れる。そし
て投入貨幣の額が所定の販売設定価格に達した時点で販
売可信号を発生する。この販売可信号に応答して販売が
なされると、釣銭の払出が可能な範囲、すなわち釣銭払
出しチューブの残存の貨幣の範囲内で釣銭の払出しが行
われる。
と、釣銭が払えない場合でも投入貨幣を受入れる。そし
て投入貨幣の額が所定の販売設定価格に達した時点で販
売可信号を発生する。この販売可信号に応答して販売が
なされると、釣銭の払出が可能な範囲、すなわち釣銭払
出しチューブの残存の貨幣の範囲内で釣銭の払出しが行
われる。
この場合、釣銭払出しチューブの残存の貨幣が釣銭額
に満たない場合は、完全には釣銭の払出しが行われない
ことになるが、自動販売機の利用者は必要な商品を手に
いれることができる。
に満たない場合は、完全には釣銭の払出しが行われない
ことになるが、自動販売機の利用者は必要な商品を手に
いれることができる。
以下、この発明の一実施例を添付図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
第１図はこの発明に係る自動販売機の制御装置の一実
施例をブロック図で示したものである。
施例をブロック図で示したものである。
第１図において、硬貨検出部11は、投入された硬貨の
正偽およびその金種の検出を行うものである。この実施
例では５種類の金種の硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅを利用で
きるようになっており、硬貨検出部11はこの５種類の硬
貨の正偽の検出およびその金種の検出を行う。この硬貨
検出部11としては、投入された硬貨の正偽およびその金
種をその硬貨の電磁的性質にもとづき検出する周知の電
子式硬貨検出装置を用いることができる。なお、この実
施例において、利用できる各硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ
は、その単位額をそれぞれPA、PB、PC、PD、PEとすると
き、PA＜PB＜PC＜PD＜PEの関係に設定されているものを
用いる。この硬貨検出装置11は、第２図に示すように、
硬貨投入口１から投入された硬貨を硬貨振分制御部14に
導くガイドレール２に沿って配設される。硬貨検出装置
11は、硬貨の通過により、その通過した硬貨が正貨であ
ると、この硬貨の種類に対応する信号ラインのいずれか
に、パルス信号を出力する。この硬貨検出装置11の出力
は投入金額計数部12に加えられる。投入金額計数部12
は、硬貨検出部11からの各金種に対応する信号ラインの
パルス信号にそれぞれ各金種の単位額PA、PB、PC、PD、
PEに対応する重み付けを付けて計数することにより、投
入硬貨の合計額、すなわち投入金額を計数する。
正偽およびその金種の検出を行うものである。この実施
例では５種類の金種の硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅを利用で
きるようになっており、硬貨検出部11はこの５種類の硬
貨の正偽の検出およびその金種の検出を行う。この硬貨
検出部11としては、投入された硬貨の正偽およびその金
種をその硬貨の電磁的性質にもとづき検出する周知の電
子式硬貨検出装置を用いることができる。なお、この実
施例において、利用できる各硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ
は、その単位額をそれぞれPA、PB、PC、PD、PEとすると
き、PA＜PB＜PC＜PD＜PEの関係に設定されているものを
用いる。この硬貨検出装置11は、第２図に示すように、
硬貨投入口１から投入された硬貨を硬貨振分制御部14に
導くガイドレール２に沿って配設される。硬貨検出装置
11は、硬貨の通過により、その通過した硬貨が正貨であ
ると、この硬貨の種類に対応する信号ラインのいずれか
に、パルス信号を出力する。この硬貨検出装置11の出力
は投入金額計数部12に加えられる。投入金額計数部12
は、硬貨検出部11からの各金種に対応する信号ラインの
パルス信号にそれぞれ各金種の単位額PA、PB、PC、PD、
PEに対応する重み付けを付けて計数することにより、投
入硬貨の合計額、すなわち投入金額を計数する。
また、硬貨検出部11から出力される各金種に対応する
信号ラインの内、低額硬貨Ａ、Ｂ、Ｃに対応する信号ラ
インのパルス信号は、投入枚数計数部13に加えられ、硬
貨Ａ、Ｂ、Ｃに対して、金種別に、その投入枚数を計数
する。これは、返金に際して、投入された金種と同一の
金種での返金を保証するようにするためである。すなわ
ち、この実施例では、第２図に示すように、利用できる
硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅの内、３種類の低額硬貨Ａ、
Ｂ、Ｃは、それぞれ釣銭払出用コインチューブCA、CB、
CCに導き、他の高額硬貨Ｄ、Ｅは、強制受入制御部21を
介してキャッシュボックス３に直接導くように構成され
ており、釣銭払出および返金に際しては、硬貨払出制御
部20を駆動して、釣銭払出用コインチューブCA、CB、CC
内から図示しない硬貨払出口への釣銭および返金が行わ
れる。そこで、この実施例では返金に用いられる３種類
の低額硬貨Ａ、Ｂ、Ｃについては、その投入枚数をそれ
ぞれ記憶し、返金に際しては、その記憶した投入枚数に
したがって返金を行い、これによって投入された金種と
同一の金種での返金を実現するようにしている。なお、
後述する説明から明らかになるように、この実施例で
は、高額硬貨Ｄ、Ｅが１枚でも投入されると返金動作を
禁止し、高額硬貨Ｄ、Ｅでの返金は行わないように構成
されている。
信号ラインの内、低額硬貨Ａ、Ｂ、Ｃに対応する信号ラ
インのパルス信号は、投入枚数計数部13に加えられ、硬
貨Ａ、Ｂ、Ｃに対して、金種別に、その投入枚数を計数
する。これは、返金に際して、投入された金種と同一の
金種での返金を保証するようにするためである。すなわ
ち、この実施例では、第２図に示すように、利用できる
硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅの内、３種類の低額硬貨Ａ、
Ｂ、Ｃは、それぞれ釣銭払出用コインチューブCA、CB、
CCに導き、他の高額硬貨Ｄ、Ｅは、強制受入制御部21を
介してキャッシュボックス３に直接導くように構成され
ており、釣銭払出および返金に際しては、硬貨払出制御
部20を駆動して、釣銭払出用コインチューブCA、CB、CC
内から図示しない硬貨払出口への釣銭および返金が行わ
れる。そこで、この実施例では返金に用いられる３種類
の低額硬貨Ａ、Ｂ、Ｃについては、その投入枚数をそれ
ぞれ記憶し、返金に際しては、その記憶した投入枚数に
したがって返金を行い、これによって投入された金種と
同一の金種での返金を実現するようにしている。なお、
後述する説明から明らかになるように、この実施例で
は、高額硬貨Ｄ、Ｅが１枚でも投入されると返金動作を
禁止し、高額硬貨Ｄ、Ｅでの返金は行わないように構成
されている。
また、硬貨検出部11から出力される各金種に対応する
信号は、硬貨振分制御部14に供給される。硬貨振分制御
部14は、硬貨検出部11の出力にもとづき、投入された硬
貨をその金種に対応して釣銭払出用コインチューブCA、
CB、CCまたはキャッシュボックス３に振り分ける。この
硬貨振分制御部14としては、ソレノイドによる通路切り
替え、硬貨の径による機械的振り分け、硬貨の反発係数
による機械的な振り分けなどを利用した周知の硬貨振分
装置を用いることができる。なお、釣銭払出用コインチ
ューブCA、CB、CCは、硬貨の投入によって一杯になり、
振分硬貨がオーバーフローすると、このオーバーフロー
した硬貨は、図示しない通路を介してキャッシュボック
ス３に導かれるように構成されている。
信号は、硬貨振分制御部14に供給される。硬貨振分制御
部14は、硬貨検出部11の出力にもとづき、投入された硬
貨をその金種に対応して釣銭払出用コインチューブCA、
CB、CCまたはキャッシュボックス３に振り分ける。この
硬貨振分制御部14としては、ソレノイドによる通路切り
替え、硬貨の径による機械的振り分け、硬貨の反発係数
による機械的な振り分けなどを利用した周知の硬貨振分
装置を用いることができる。なお、釣銭払出用コインチ
ューブCA、CB、CCは、硬貨の投入によって一杯になり、
振分硬貨がオーバーフローすると、このオーバーフロー
した硬貨は、図示しない通路を介してキャッシュボック
ス３に導かれるように構成されている。
釣銭切れ検出部15は、釣銭払出用コインチューブCA、
CB、CC内の硬貨の量が、釣銭を払い出すに充分な量以下
になったとき、これを検出するものである。この釣銭切
れ検出部15は、第２図に示すように、各釣銭払出用コイ
ンチューブCA、CB、CCの所定の位置に配設された３つの
エンプティスイッチ15a、15b、15cから構成される。３
つのエンプティスイッチ15a、15b、15cは、各釣銭払出
用コインチューブCA、CB、CC内の硬貨の枚数が各エンプ
ティスイッチ15a、15b、15cの配設位置に対応する所定
枚数になると、これを検出する。そして、この検出結果
にもとづき、釣銭切れ検出部15は各釣銭払出用コインチ
ューブCA、CB、CC内の硬貨を組み合わせて釣銭の払い出
しができるか否かを判断し、釣銭の払い出しができない
場合は、釣銭無しを示すエンプティ信号を出力する。
CB、CC内の硬貨の量が、釣銭を払い出すに充分な量以下
になったとき、これを検出するものである。この釣銭切
れ検出部15は、第２図に示すように、各釣銭払出用コイ
ンチューブCA、CB、CCの所定の位置に配設された３つの
エンプティスイッチ15a、15b、15cから構成される。３
つのエンプティスイッチ15a、15b、15cは、各釣銭払出
用コインチューブCA、CB、CC内の硬貨の枚数が各エンプ
ティスイッチ15a、15b、15cの配設位置に対応する所定
枚数になると、これを検出する。そして、この検出結果
にもとづき、釣銭切れ検出部15は各釣銭払出用コインチ
ューブCA、CB、CC内の硬貨を組み合わせて釣銭の払い出
しができるか否かを判断し、釣銭の払い出しができない
場合は、釣銭無しを示すエンプティ信号を出力する。
強制受入スイッチ16は、この発明によって設けられた
もので、この強制受入スイッチ16をオンにすると、釣銭
が有るか無いかにかかわらず（釣銭切れ検出部15からエ
ンプティ信号がでていないかいるかにかかわらず）、強
制受入制御部21を受入状態に設定して、投入された高額
硬貨Ｄ、Ｅを強制的にキャッシュボックス３に受け入れ
る。ここで、釣銭切れの状態であると、釣銭の払い出し
の保証はできないので、釣銭の払い出す場合は、釣銭払
出用コインチューブCA、CB、CC内の硬貨で払い出せる最
大の額が釣銭として払い出される。強制受入スイッチ16
がオフの場合は、釣銭が有りの場合のみ強制受入制御部
21が受入状態に設定され、投入された高額硬貨Ｄ、Ｅを
キャッシュボックス３に受け入れ、釣銭切れの状態にお
いては、強制受入制御部21は受入拒否状態になり、投入
された高額硬貨Ｄ、Ｅを図示しない硬貨通路を通って図
示しない硬貨払出口から返却する。
もので、この強制受入スイッチ16をオンにすると、釣銭
が有るか無いかにかかわらず（釣銭切れ検出部15からエ
ンプティ信号がでていないかいるかにかかわらず）、強
制受入制御部21を受入状態に設定して、投入された高額
硬貨Ｄ、Ｅを強制的にキャッシュボックス３に受け入れ
る。ここで、釣銭切れの状態であると、釣銭の払い出し
の保証はできないので、釣銭の払い出す場合は、釣銭払
出用コインチューブCA、CB、CC内の硬貨で払い出せる最
大の額が釣銭として払い出される。強制受入スイッチ16
がオフの場合は、釣銭が有りの場合のみ強制受入制御部
21が受入状態に設定され、投入された高額硬貨Ｄ、Ｅを
キャッシュボックス３に受け入れ、釣銭切れの状態にお
いては、強制受入制御部21は受入拒否状態になり、投入
された高額硬貨Ｄ、Ｅを図示しない硬貨通路を通って図
示しない硬貨払出口から返却する。
返金スイッチ17は、硬貨を投入したが、商品は購入せ
ずに投入した硬貨の全額の返金を求める場合に操作する
ものである。この実施例では、高額硬貨Ｄ、Ｅの内１枚
でも投入されると、返金は禁止される構成となっている
ので、高額硬貨Ｄ、Ｅの投入後にこの返金スイッチ17を
操作しても返金は行われない。
ずに投入した硬貨の全額の返金を求める場合に操作する
ものである。この実施例では、高額硬貨Ｄ、Ｅの内１枚
でも投入されると、返金は禁止される構成となっている
ので、高額硬貨Ｄ、Ｅの投入後にこの返金スイッチ17を
操作しても返金は行われない。
販売価格設定部18は、この自動販売機の複数の販売商
品の販売価格SPiをそれぞれ設定するものである。この
販売価格設定部18における販売価格の設定は、図示しな
いディップスイッチまたはテンキーなどによって行う。
品の販売価格SPiをそれぞれ設定するものである。この
販売価格設定部18における販売価格の設定は、図示しな
いディップスイッチまたはテンキーなどによって行う。
制御部19は、この装置の全体の制御を行うもので、投
入金額計数部12の計数値が販売価格設定部18に設定され
た販売価格SPiに達すると、この販売価格SPiに達した商
品の販売を可能にする販売可信号を商品の払出制御を行
う図示しないベンダー部に送出し、販売可信号の出た商
品の選択によりベンダー部から商品選択信号が送出され
てくると、この商品販売信号に対応してこの商品の販売
を開始させる販売信号をベンダー部に送出する販売制
御、商品の販売後釣銭を計算し、この計算結果にもとづ
き硬貨払出制御部20を制御して釣銭を払い出す釣銭払出
制御、返金スイッチ17の操作に対応して硬貨払出制御部
20を制御して、投入枚数制御部13の各硬貨の計数枚数に
もとづき、投入硬貨に対応する硬貨を払い出す返金制
御、強制受入スイッチ16の操作にもとづく強制受入制御
部21の制御等の制御を行う。
入金額計数部12の計数値が販売価格設定部18に設定され
た販売価格SPiに達すると、この販売価格SPiに達した商
品の販売を可能にする販売可信号を商品の払出制御を行
う図示しないベンダー部に送出し、販売可信号の出た商
品の選択によりベンダー部から商品選択信号が送出され
てくると、この商品販売信号に対応してこの商品の販売
を開始させる販売信号をベンダー部に送出する販売制
御、商品の販売後釣銭を計算し、この計算結果にもとづ
き硬貨払出制御部20を制御して釣銭を払い出す釣銭払出
制御、返金スイッチ17の操作に対応して硬貨払出制御部
20を制御して、投入枚数制御部13の各硬貨の計数枚数に
もとづき、投入硬貨に対応する硬貨を払い出す返金制
御、強制受入スイッチ16の操作にもとづく強制受入制御
部21の制御等の制御を行う。
硬貨払出制御部20は、上述したように制御部19の制御
により釣銭の払い出し、返金を制御するもの、強制受入
制御部21は後に詳述する高額硬貨Ｄ、Ｅのキャッシュボ
ックス３への強制受入を制御するものである。
により釣銭の払い出し、返金を制御するもの、強制受入
制御部21は後に詳述する高額硬貨Ｄ、Ｅのキャッシュボ
ックス３への強制受入を制御するものである。
次に、第３図から第７図のフローチャートを参照して
この装置の動作を更に説明する。
この装置の動作を更に説明する。
第３図は、強制受入スイッチ16がオフの場合における
制御部19の動作を示したものである。まず、後述する高
額硬貨Ｄ、Ｅの投入にもとづく返金禁止フラグが立って
いるか否かを調べ（ステップ101）、返金禁止フラグが
立っていない場合は返金スイッチ17が操作されたか否か
を調べる（ステップ102）。ここで、返金禁止フラグが
立っていないか、または、返金禁止フラグが立っていて
も返金スイッチ17が操作されていない場合は、次に、釣
銭切れ検出部15の出力にもとづき釣銭切れか否かを調べ
る（ステップ103）。
制御部19の動作を示したものである。まず、後述する高
額硬貨Ｄ、Ｅの投入にもとづく返金禁止フラグが立って
いるか否かを調べ（ステップ101）、返金禁止フラグが
立っていない場合は返金スイッチ17が操作されたか否か
を調べる（ステップ102）。ここで、返金禁止フラグが
立っていないか、または、返金禁止フラグが立っていて
も返金スイッチ17が操作されていない場合は、次に、釣
銭切れ検出部15の出力にもとづき釣銭切れか否かを調べ
る（ステップ103）。
ここで、釣銭切れであると、強制受入制御部21を制御
して、投入硬貨が高額硬貨Ｄ、Ｅで有る場合は（ステッ
プ104）、この高額硬貨Ｄ、Ｅの受け入れを拒否し（ス
テップ105）、硬貨払出口から自動返却する。
して、投入硬貨が高額硬貨Ｄ、Ｅで有る場合は（ステッ
プ104）、この高額硬貨Ｄ、Ｅの受け入れを拒否し（ス
テップ105）、硬貨払出口から自動返却する。
また、釣銭切れでないと、強制受入制御部21を制御し
て、投入硬貨が高額硬貨Ｄ、Ｅで有る場合は（ステップ
106）、この高額硬貨Ｄ、Ｅを受け入れる（ステップ10
7）。ただし、この場合は以後の返金動作を禁止するた
めに返金禁止フラグを立てる（ステップ108）。
て、投入硬貨が高額硬貨Ｄ、Ｅで有る場合は（ステップ
106）、この高額硬貨Ｄ、Ｅを受け入れる（ステップ10
7）。ただし、この場合は以後の返金動作を禁止するた
めに返金禁止フラグを立てる（ステップ108）。
次に、釣銭切れで有るか否かを調べ（ステップ10
9）、釣銭切れであると投入金額計数部12の計数値Ｋと
販売価格設定部18の設定販売価格SPiとを比較し、Ｋ＝S
Piが成立するものがあるかを調べる（ステップ110）。
ここで、Ｋ＝SPiが成立するものが有ると、この成立し
た商品に対応して販売可信号を送出する（ステップ11
2）。
9）、釣銭切れであると投入金額計数部12の計数値Ｋと
販売価格設定部18の設定販売価格SPiとを比較し、Ｋ＝S
Piが成立するものがあるかを調べる（ステップ110）。
ここで、Ｋ＝SPiが成立するものが有ると、この成立し
た商品に対応して販売可信号を送出する（ステップ11
2）。
また、釣銭切れでないと、投入金額計数部12の計数値
Ｋと販売価格設定部18の設定販売価格SPiに関して、Ｋ
≧SPiが成立するものがあるかを調べる（ステップ11
1）。ここで、Ｋ≧SPiが成立するものがあると、この成
立した商品に対応して販売可信号を送出する（ステップ
112）。
Ｋと販売価格設定部18の設定販売価格SPiに関して、Ｋ
≧SPiが成立するものがあるかを調べる（ステップ11
1）。ここで、Ｋ≧SPiが成立するものがあると、この成
立した商品に対応して販売可信号を送出する（ステップ
112）。
この販売可信号に対応してベンダー部で商品の選択が
なされ、選択信号がベンダー部から送出されてくると
（ステップ113）、その選択された商品の販売開始を指
示する販売信号をベンダー部に送出し（ステップ11
4）、その後、硬貨払出制御部20を制御して釣銭の払出
動作を行う（ステップ115）。
なされ、選択信号がベンダー部から送出されてくると
（ステップ113）、その選択された商品の販売開始を指
示する販売信号をベンダー部に送出し（ステップ11
4）、その後、硬貨払出制御部20を制御して釣銭の払出
動作を行う（ステップ115）。
ステップ115の釣銭の払出動作の詳細が第４図に示さ
れる。
れる。
まず、投入金額計数部12の計数値Ｋから販売した商品
の販売価格SPを減算して、これを新たな投入金額計数部
12の計数値Ｋとし（Ｋ−SP→Ｋ）、投入金額計数部12の
計数値Ｋを釣銭額に相当する値にする（ステップ20
1）。
の販売価格SPを減算して、これを新たな投入金額計数部
12の計数値Ｋとし（Ｋ−SP→Ｋ）、投入金額計数部12の
計数値Ｋを釣銭額に相当する値にする（ステップ20
1）。
次に、この釣銭額Ｋ（投入金額計数部12の計数値Ｋ）
と硬貨Ｃの単位額CPとを比較し、Ｋ≧CPが成立するか否
か、すなわち釣銭払出しに硬貨Ｃが必要か否かを調べる
（ステップ202）。ここで、Ｋ≧CPが成立すると、硬貨
Ｃを蓄積するコインチューブCCが空か否かを調べ（ステ
ップ203）、コインチューブCCが空でないと、硬貨払出
制御部20を制御して、コインチューブCCから１枚の硬貨
Ｃを払い出し（ステップ204）、投入金額計数部12の計
数値Ｋから硬貨Ｃの単位額CPを減算して、これを新たな
投入金額計数部12の計数値Ｋとする（Ｋ−CP→Ｋ）演算
を行う（ステップ205）。続いて投入金額計数部12の計
数値Ｋが０であるか否か（Ｋ＝０）を調べ（ステップ20
6）、Ｋ＝０でないと、ステップ202に戻り、上記動作が
繰り返される。
と硬貨Ｃの単位額CPとを比較し、Ｋ≧CPが成立するか否
か、すなわち釣銭払出しに硬貨Ｃが必要か否かを調べる
（ステップ202）。ここで、Ｋ≧CPが成立すると、硬貨
Ｃを蓄積するコインチューブCCが空か否かを調べ（ステ
ップ203）、コインチューブCCが空でないと、硬貨払出
制御部20を制御して、コインチューブCCから１枚の硬貨
Ｃを払い出し（ステップ204）、投入金額計数部12の計
数値Ｋから硬貨Ｃの単位額CPを減算して、これを新たな
投入金額計数部12の計数値Ｋとする（Ｋ−CP→Ｋ）演算
を行う（ステップ205）。続いて投入金額計数部12の計
数値Ｋが０であるか否か（Ｋ＝０）を調べ（ステップ20
6）、Ｋ＝０でないと、ステップ202に戻り、上記動作が
繰り返される。
ステップ202でＫ≧CPが成立しない場合、または、ス
テップ203で硬貨Ｃを蓄積するコインチューブCCが空で
あるとされた場合は、次に、投入金額計数部12の計数値
Ｋと硬貨Ｂの単位額BPとを比較し、Ｋ≧BPが成立するか
否か、すなわち釣銭の払出しに硬貨Ｂが必要が否かを調
べる（ステップ207）。ここでＫ≧BPが成立すると、硬
貨Ｂを蓄積するコインチューブCBが空か否かを調べ（ス
テップ208）、コインチューブCBが空でないと、硬貨払
出制御部20を制御して、コインチューブCBから１枚の硬
貨Ｂを払い出し（ステップ209）、投入金額計数部12の
計数値Ｋから硬貨Ｂの単位額BPを減算して、これを新た
な投入金額計数部12の計数値Ｋとする（Ｋ−BP→Ｋ）演
算を行う（ステップ210）。続いて投入金額計数部12の
計数値Ｋが０であるか否か（Ｋ＝０）を調べ（ステップ
211）、Ｋ＝０でないと、ステップ207に戻り、上記動作
が繰り返される。
テップ203で硬貨Ｃを蓄積するコインチューブCCが空で
あるとされた場合は、次に、投入金額計数部12の計数値
Ｋと硬貨Ｂの単位額BPとを比較し、Ｋ≧BPが成立するか
否か、すなわち釣銭の払出しに硬貨Ｂが必要が否かを調
べる（ステップ207）。ここでＫ≧BPが成立すると、硬
貨Ｂを蓄積するコインチューブCBが空か否かを調べ（ス
テップ208）、コインチューブCBが空でないと、硬貨払
出制御部20を制御して、コインチューブCBから１枚の硬
貨Ｂを払い出し（ステップ209）、投入金額計数部12の
計数値Ｋから硬貨Ｂの単位額BPを減算して、これを新た
な投入金額計数部12の計数値Ｋとする（Ｋ−BP→Ｋ）演
算を行う（ステップ210）。続いて投入金額計数部12の
計数値Ｋが０であるか否か（Ｋ＝０）を調べ（ステップ
211）、Ｋ＝０でないと、ステップ207に戻り、上記動作
が繰り返される。
ステップ207でＫ≧BPが成立しない場合、または、ス
テップ208で硬貨Ｂを蓄積するコインチューブCBが空で
あるとされた場合は、次に、硬貨Ａを蓄積するコインチ
ューブCAから硬貨Ａの払出しを行う。この硬貨Ａの払出
しはまず硬貨Ａを１枚払い出し（ステップ212）、投入
金額計数部12の計数値Ｋから硬貨Ａの単位額APを減算し
て、これを新たな投入金額計数部12の計数値Ｋとする
（Ｋ−AP→Ｋ）演算を行い（ステップ213）、続いて投
入金額計数部12の計数値Ｋが０であるか否か（Ｋ＝０）
を調べ（ステップ214）、Ｋ＝０でないと、ステップ212
に戻り、上記動作が繰り返される。
テップ208で硬貨Ｂを蓄積するコインチューブCBが空で
あるとされた場合は、次に、硬貨Ａを蓄積するコインチ
ューブCAから硬貨Ａの払出しを行う。この硬貨Ａの払出
しはまず硬貨Ａを１枚払い出し（ステップ212）、投入
金額計数部12の計数値Ｋから硬貨Ａの単位額APを減算し
て、これを新たな投入金額計数部12の計数値Ｋとする
（Ｋ−AP→Ｋ）演算を行い（ステップ213）、続いて投
入金額計数部12の計数値Ｋが０であるか否か（Ｋ＝０）
を調べ（ステップ214）、Ｋ＝０でないと、ステップ212
に戻り、上記動作が繰り返される。
このようにして、ステップ206、211または214でＫ＝
０が成立すると釣銭払い出し動作は終了する。
０が成立すると釣銭払い出し動作は終了する。
第３図に示すステップ102において、返金スイッチ17
が操作され返金が指令されていると、返金動作を行う。
この返金動作の詳細は第５図に示される。この返金動作
は、投入枚数計数部13で計数された低額硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ
（コインチューブに蓄積される硬貨）のそれぞれの投入
枚数NC、NB、NAにもとづき、硬貨払出制御部20を制御す
ることにより、硬貨Ａ、Ｂ、Ｃを払出す。まず、投入枚
数計数部13で計数された硬貨Ｃの投入枚数NCが０でない
か（NC＝０）を調べ（ステップ301）、硬貨Ｃの投入枚
数NCが０でないと、コインチューブCCから硬貨Ｃを１枚
払い出し（ステップ302）、投入枚数計数部13の硬貨Ｃ
の投入枚数NCから１を減算し、これを新たな投入枚数NC
とする（NC−１→NC）演算を行い（ステップ303）、こ
の動作をNC＝０が成立するまで繰り返す。ステップ301
でNC＝０が成立すると、硬貨Ｃに関して投入枚数と同数
の硬貨が払い出されたことになるから、次にコインチュ
ーブCBからの硬貨Ｂの払出しが行われる。
が操作され返金が指令されていると、返金動作を行う。
この返金動作の詳細は第５図に示される。この返金動作
は、投入枚数計数部13で計数された低額硬貨Ａ、Ｂ、Ｃ
（コインチューブに蓄積される硬貨）のそれぞれの投入
枚数NC、NB、NAにもとづき、硬貨払出制御部20を制御す
ることにより、硬貨Ａ、Ｂ、Ｃを払出す。まず、投入枚
数計数部13で計数された硬貨Ｃの投入枚数NCが０でない
か（NC＝０）を調べ（ステップ301）、硬貨Ｃの投入枚
数NCが０でないと、コインチューブCCから硬貨Ｃを１枚
払い出し（ステップ302）、投入枚数計数部13の硬貨Ｃ
の投入枚数NCから１を減算し、これを新たな投入枚数NC
とする（NC−１→NC）演算を行い（ステップ303）、こ
の動作をNC＝０が成立するまで繰り返す。ステップ301
でNC＝０が成立すると、硬貨Ｃに関して投入枚数と同数
の硬貨が払い出されたことになるから、次にコインチュ
ーブCBからの硬貨Ｂの払出しが行われる。
まず、投入枚数計数部13で計数された硬貨Ｂの投入枚
数NBが０でないか（NB＝０）を調べ（ステップ304）、
投入枚数NBが０でないと、コインチューブCBから硬貨Ｂ
を１枚払い出し（ステップ305）、投入枚数計数部13の
硬貨Ｂの投入枚数NBから１を減算し、これを新たな投入
枚数NBとする（NB−１→NB）演算を行い（ステップ30
6）、この動作をNB＝０が成立するまで繰り返す。ステ
ップ304でNB＝０が成立すると、硬貨Ｂに関して投入枚
数と同数の硬貨が払い出されたことになるから、次にコ
インチューブCAからの硬貨Ａの払出しが行われる。
数NBが０でないか（NB＝０）を調べ（ステップ304）、
投入枚数NBが０でないと、コインチューブCBから硬貨Ｂ
を１枚払い出し（ステップ305）、投入枚数計数部13の
硬貨Ｂの投入枚数NBから１を減算し、これを新たな投入
枚数NBとする（NB−１→NB）演算を行い（ステップ30
6）、この動作をNB＝０が成立するまで繰り返す。ステ
ップ304でNB＝０が成立すると、硬貨Ｂに関して投入枚
数と同数の硬貨が払い出されたことになるから、次にコ
インチューブCAからの硬貨Ａの払出しが行われる。
この硬貨Ａの払出しも、まず、投入枚数計数部13で計
数された硬貨Ａの投入枚数NAが０でないか（NA＝０）を
調べ（ステップ307）、投入枚数NAが０でないと、コイ
ンチューブCAから硬貨Ａを１枚払い出し（ステップ30
8）、投入枚数計数部13の硬貨Ａの投入枚数NAから１を
減算し、これを新たな投入枚数NAとする（NA−１→NA）
演算を行い（ステップ309）、この動作をNA＝０が成立
するまで繰り返す。ステップ307でNA＝０が成立する
と、硬貨Ａに関しても投入枚数と同数の硬貨が払い出さ
れたことになるからこれにより返金動作を終了する。
数された硬貨Ａの投入枚数NAが０でないか（NA＝０）を
調べ（ステップ307）、投入枚数NAが０でないと、コイ
ンチューブCAから硬貨Ａを１枚払い出し（ステップ30
8）、投入枚数計数部13の硬貨Ａの投入枚数NAから１を
減算し、これを新たな投入枚数NAとする（NA−１→NA）
演算を行い（ステップ309）、この動作をNA＝０が成立
するまで繰り返す。ステップ307でNA＝０が成立する
と、硬貨Ａに関しても投入枚数と同数の硬貨が払い出さ
れたことになるからこれにより返金動作を終了する。
次に、強制受入スイッチ16がオンにされた場合におけ
る制御部19の動作について説明する。強制受入スイッチ
16がオンにされた場合は、釣銭切れであか否かにかかわ
らず、強制受入制御部21が硬貨受入状態に設定される。
る制御部19の動作について説明する。強制受入スイッチ
16がオンにされた場合は、釣銭切れであか否かにかかわ
らず、強制受入制御部21が硬貨受入状態に設定される。
第６図は、強制受入スイッチ16がオンにされた場合に
おける制御部19の動作を示したものである。まず、高額
硬貨Ｄ、Ｅの投入にもとづく返金禁止フラグが立ってい
るか否かを調べ（ステップ401）、返金禁止フラグが立
っていない場合は返金スイッチ17が操作されたか否かを
調べる（ステップ402）。ここで、返金禁止フラグが立
っていないか、また返金禁止フラグが立っていても返金
スイッチ17が操作されていない場合は、次に、投入硬貨
が高額硬貨Ｄ、Ｅであるか否かを調べ（ステップ40
3）、ここで、投入硬貨が高額硬貨Ｄ、Ｅで有ると、こ
の高額硬貨Ｄ、Ｅを、受入れ状態となっている強制受入
制御部21を介して、キャッシュボックス３に受け入れ、
（ステップ404）。以後の返金動作を禁止するために返
金禁止フラグを立てる（ステップ405）。
おける制御部19の動作を示したものである。まず、高額
硬貨Ｄ、Ｅの投入にもとづく返金禁止フラグが立ってい
るか否かを調べ（ステップ401）、返金禁止フラグが立
っていない場合は返金スイッチ17が操作されたか否かを
調べる（ステップ402）。ここで、返金禁止フラグが立
っていないか、また返金禁止フラグが立っていても返金
スイッチ17が操作されていない場合は、次に、投入硬貨
が高額硬貨Ｄ、Ｅであるか否かを調べ（ステップ40
3）、ここで、投入硬貨が高額硬貨Ｄ、Ｅで有ると、こ
の高額硬貨Ｄ、Ｅを、受入れ状態となっている強制受入
制御部21を介して、キャッシュボックス３に受け入れ、
（ステップ404）。以後の返金動作を禁止するために返
金禁止フラグを立てる（ステップ405）。
次に、投入金額計数部12の計数値Ｋと販売価格設定部
18の設定販売価格SPiに関して、Ｋ≧SPiが成立するもの
があるかを調べ（ステップ406）、Ｋ≧SPiが成立するも
のがあると、この成立した商品に対応して販売可信号を
送出する（ステップ407）。
18の設定販売価格SPiに関して、Ｋ≧SPiが成立するもの
があるかを調べ（ステップ406）、Ｋ≧SPiが成立するも
のがあると、この成立した商品に対応して販売可信号を
送出する（ステップ407）。
この販売可信号に対応してベンダー部で商品の選択が
なされ、選択信号がベンダー部から送出されてくると
（ステップ408）、その選択された商品の販売開始を指
示する販売信号をベンダー部に送出し（ステップ40
9）、その後、硬貨払出制御部20を制御して釣銭の払出
動作を行う（ステップ410）。ここで、この場合は釣銭
の払出しが保証されていないので、ステップ410におけ
る釣銭の払出しは、コインチューブCC、CB、CAの残存の
硬貨の範囲内において払出し可能な最大額により払い出
される。
なされ、選択信号がベンダー部から送出されてくると
（ステップ408）、その選択された商品の販売開始を指
示する販売信号をベンダー部に送出し（ステップ40
9）、その後、硬貨払出制御部20を制御して釣銭の払出
動作を行う（ステップ410）。ここで、この場合は釣銭
の払出しが保証されていないので、ステップ410におけ
る釣銭の払出しは、コインチューブCC、CB、CAの残存の
硬貨の範囲内において払出し可能な最大額により払い出
される。
この場合の釣銭の払出動作の詳細が第７図に示され
る。この第７図に示す釣銭払出動作は、第４図に示すも
のがＫ＝０になって初めて釣銭払出動作を終了するのに
対し、Ｋ＝０にならなくてもコインチューブCAが空にな
り、これ以上の釣銭が払い出せなくなると、この時点で
釣銭の払出を終了する。これは、強制受入スイッチ16を
オフにしている場合は、釣銭の払出が可能か否かを確認
した後に販売を可能にしているので、釣銭の確実な払出
しが保証されているが、強制受入スイッチ16がオンのと
きは、釣銭の払出しが保証されていないので、確実に釣
銭が払い出せるか否かは解らないので、Ｋ＝０が成立し
なくても最低額硬貨Ａが空になれば釣銭が払出しを終了
するようにしているのである。すなわち、まず、投入金
額計数部12の計数値Ｋから販売した商品の販売価格SPを
減算して、これを新たな投入金額計数部12の計数値Ｋ、
すなわち（Ｋ−SP→Ｋ）とし（ステップ501）、ここ
で、Ｋ≧CPが成立すると（ステップ502）、コインチュ
ーブCCが空か否かを調べ（ステップ503）、コインチュ
ーブCCが空でないと、硬貨Ｃを１枚払い出し（ステップ
504）、値Ｋから値CPを減算して、これを新たな値Ｋと
する演算（Ｋ−CP→Ｋ）を行う（ステップ505）。続い
てＫ＝０かを調べ（ステップ506）、Ｋ＝０でないと、
ステップ502に戻り、上記動作を繰り返す。
る。この第７図に示す釣銭払出動作は、第４図に示すも
のがＫ＝０になって初めて釣銭払出動作を終了するのに
対し、Ｋ＝０にならなくてもコインチューブCAが空にな
り、これ以上の釣銭が払い出せなくなると、この時点で
釣銭の払出を終了する。これは、強制受入スイッチ16を
オフにしている場合は、釣銭の払出が可能か否かを確認
した後に販売を可能にしているので、釣銭の確実な払出
しが保証されているが、強制受入スイッチ16がオンのと
きは、釣銭の払出しが保証されていないので、確実に釣
銭が払い出せるか否かは解らないので、Ｋ＝０が成立し
なくても最低額硬貨Ａが空になれば釣銭が払出しを終了
するようにしているのである。すなわち、まず、投入金
額計数部12の計数値Ｋから販売した商品の販売価格SPを
減算して、これを新たな投入金額計数部12の計数値Ｋ、
すなわち（Ｋ−SP→Ｋ）とし（ステップ501）、ここ
で、Ｋ≧CPが成立すると（ステップ502）、コインチュ
ーブCCが空か否かを調べ（ステップ503）、コインチュ
ーブCCが空でないと、硬貨Ｃを１枚払い出し（ステップ
504）、値Ｋから値CPを減算して、これを新たな値Ｋと
する演算（Ｋ−CP→Ｋ）を行う（ステップ505）。続い
てＫ＝０かを調べ（ステップ506）、Ｋ＝０でないと、
ステップ502に戻り、上記動作を繰り返す。
ステップ502でＫ≧CPが成立しない場合、またはステ
ップ503でコインチューブCCが空であるとされた場合
は、Ｋ≧BPが成立するか否かを調べる（ステップ50
7）。Ｋ≧BPであると、コインチューブCBが空か否かを
調べ（ステップ508）、コインチューブCBが空でない
と、硬貨Ｂを１枚払い出し（ステップ509）、値Ｋから
値BPを減算して、これと新たな値Ｋとする演算（Ｋ−BP
→Ｋ）を行い（ステップ510）、続いてＫ＝０かを調べ
（ステップ511）、Ｋ＝０でないと、ステップ507に戻
り、上記動作が繰り返される。
ップ503でコインチューブCCが空であるとされた場合
は、Ｋ≧BPが成立するか否かを調べる（ステップ50
7）。Ｋ≧BPであると、コインチューブCBが空か否かを
調べ（ステップ508）、コインチューブCBが空でない
と、硬貨Ｂを１枚払い出し（ステップ509）、値Ｋから
値BPを減算して、これと新たな値Ｋとする演算（Ｋ−BP
→Ｋ）を行い（ステップ510）、続いてＫ＝０かを調べ
（ステップ511）、Ｋ＝０でないと、ステップ507に戻
り、上記動作が繰り返される。
ステップ507で、Ｋ≧BPが成立しない場合、または、
ステップ508で硬貨Ｂを蓄積するコインチューブCBが空
であるとされた場合は、硬貨Ａを蓄積するコインチュー
ブCAが空であるか否かを調べ（ステップ512）、コイン
チューブCAが空でないと、硬貨Ａを１枚払い出し（ステ
ップ513）、値Ｋから値APを減算して、これを新たな値
Ｋとする演算（Ｋ−AP→Ｋ）を行い（ステップ514）、
続いてＫ＝０かを調べ（ステップ515）、Ｋ＝０でない
と、ステップ512に戻り、上記動作が繰り返される。
ステップ508で硬貨Ｂを蓄積するコインチューブCBが空
であるとされた場合は、硬貨Ａを蓄積するコインチュー
ブCAが空であるか否かを調べ（ステップ512）、コイン
チューブCAが空でないと、硬貨Ａを１枚払い出し（ステ
ップ513）、値Ｋから値APを減算して、これを新たな値
Ｋとする演算（Ｋ−AP→Ｋ）を行い（ステップ514）、
続いてＫ＝０かを調べ（ステップ515）、Ｋ＝０でない
と、ステップ512に戻り、上記動作が繰り返される。
このようにして、ステップ506、511または515でＫ＝
０が成立すると釣銭払い出し動作は終了するが、ステッ
プ515でＫ＝０が成立しなくても、ステップ512で硬貨Ａ
を蓄積するコインチューブCAが空であると判断される
と、これ以上の釣銭は払出せないので、釣銭払出し動作
を終了する。
０が成立すると釣銭払い出し動作は終了するが、ステッ
プ515でＫ＝０が成立しなくても、ステップ512で硬貨Ａ
を蓄積するコインチューブCAが空であると判断される
と、これ以上の釣銭は払出せないので、釣銭払出し動作
を終了する。
なお、第６図のステップ402で、返金スイッチ17が操
作され、返金が指令されていると判断された場合の返金
動作は、第５図に示したものと同様である。
作され、返金が指令されていると判断された場合の返金
動作は、第５図に示したものと同様である。
また、上記実施例では釣銭の払出しに際し、投入金額
計数部12の釣銭額Ｋが０になるように各金種の硬貨の払
出しを制御するようにしたが、釣銭の払出し開始前に各
金種の硬貨の払出し枚数を予め求めてから各金種の硬貨
の払出しを開始するように構成してもよい。
計数部12の釣銭額Ｋが０になるように各金種の硬貨の払
出しを制御するようにしたが、釣銭の払出し開始前に各
金種の硬貨の払出し枚数を予め求めてから各金種の硬貨
の払出しを開始するように構成してもよい。
すなわち、釣銭額をＫ、釣銭用硬貨Ｃ、Ｂ、Ａの単位
額をそれぞれCP、BP、APとするとき、K/CPの演算から硬
貨Ｃの払出し枚数KCを求め、Ｋ−（CP×KC）の演算を行
い、その値Ｒに対するR/BPの演算から硬貨Ｂの払出し枚
数KBを求め、更にＲ−（BP×KB）の演算を行い、その値
Ｒ′に対するＲ′/APの演算から硬貨Ａの払出し枚数KA
を求める。そして硬貨払出しに際しては上記予め求めた
各金種の硬貨Ｃ、Ｂ、Ａの払い出し枚数KC、KB、KAにも
とづき釣銭の払出しを行う。
額をそれぞれCP、BP、APとするとき、K/CPの演算から硬
貨Ｃの払出し枚数KCを求め、Ｋ−（CP×KC）の演算を行
い、その値Ｒに対するR/BPの演算から硬貨Ｂの払出し枚
数KBを求め、更にＲ−（BP×KB）の演算を行い、その値
Ｒ′に対するＲ′/APの演算から硬貨Ａの払出し枚数KA
を求める。そして硬貨払出しに際しては上記予め求めた
各金種の硬貨Ｃ、Ｂ、Ａの払い出し枚数KC、KB、KAにも
とづき釣銭の払出しを行う。
また、上記実施例では５種類の硬貨を利用可能な場合
について示したが硬貨の種類は５種類に限定されないこ
とは勿論である。また一部の硬貨を紙幣等の他の貨幣に
置き換えても同様に構成することができる。
について示したが硬貨の種類は５種類に限定されないこ
とは勿論である。また一部の硬貨を紙幣等の他の貨幣に
置き換えても同様に構成することができる。
以上説明したようにこの発明においては、釣銭切れの
状態においても、釣銭の払出しを伴う販売動作を可能に
する動作モードを設定できるように構成されているた
め、釣銭切れの状態でも釣銭の払出しを伴う商品の購入
を可能にするように設定することができ、完全な釣銭の
払出しを受けなくても商品を購入したいという場合等の
利用者の要求に答えることができる。
状態においても、釣銭の払出しを伴う販売動作を可能に
する動作モードを設定できるように構成されているた
め、釣銭切れの状態でも釣銭の払出しを伴う商品の購入
を可能にするように設定することができ、完全な釣銭の
払出しを受けなくても商品を購入したいという場合等の
利用者の要求に答えることができる。
第１図はこの発明の自動販売機の制御装置の一実施例を
示すブロック図、第２図は第１図に示した実施例を適用
した自動販売機の硬貨選別部を示す略図、第３図は第１
図に示した実施例における強制受入スイッチをオフにし
た場合における動作を示すフローチャート、第４図は第
３図に示したフローチャートにおける釣銭払出動作の詳
細を示すフローチャート、第５図は第３図に示したフロ
ーチャートにおける返金動作の詳細を示すフローチャー
ト、第６図は第１図に示した実施例における強制受入ス
イッチをオンにした場合における動作を示すフローチャ
ート、第７図は第６図に示したフローチャートにおける
釣銭払出動作の詳細を示すフローチャートである。 １……硬貨投入口、２……ガイドレール、３……キャッ
シュボックス、11……硬貨検出部、12……投入金額計数
部、13……投入枚数計数部、14……硬貨振分部、15……
釣銭切れ検出部、15a、15b、15c……エンプティスイッ
チ、16……強制受入スイッチ、17……返金スイッチ、18
……販売価格設定部、19……制御部、20……硬貨払出制
御部、21……強制受入制御部
示すブロック図、第２図は第１図に示した実施例を適用
した自動販売機の硬貨選別部を示す略図、第３図は第１
図に示した実施例における強制受入スイッチをオフにし
た場合における動作を示すフローチャート、第４図は第
３図に示したフローチャートにおける釣銭払出動作の詳
細を示すフローチャート、第５図は第３図に示したフロ
ーチャートにおける返金動作の詳細を示すフローチャー
ト、第６図は第１図に示した実施例における強制受入ス
イッチをオンにした場合における動作を示すフローチャ
ート、第７図は第６図に示したフローチャートにおける
釣銭払出動作の詳細を示すフローチャートである。 １……硬貨投入口、２……ガイドレール、３……キャッ
シュボックス、11……硬貨検出部、12……投入金額計数
部、13……投入枚数計数部、14……硬貨振分部、15……
釣銭切れ検出部、15a、15b、15c……エンプティスイッ
チ、16……強制受入スイッチ、17……返金スイッチ、18
……販売価格設定部、19……制御部、20……硬貨払出制
御部、21……強制受入制御部
Claims (4)
- 【請求項１】強制受入モードを設定するための強制受入
スイッチと、 この強制受入スイッチにより強制受入モードが設定され
ている場合は、釣銭が払えない場合でも投入貨幣を受入
れ、投入貨幣の額が所定の販売設定価格に達した時点で
販売可信号を発生する制御手段と、 前記販売可信号に応答して販売がなされた場合は、釣銭
の払出が可能な範囲で釣銭を払い出す釣銭払出手段と を備えた自動販売機の制御装置。 - 【請求項２】投入貨幣の内の１乃至複数種類の低額硬貨
を釣銭払出のために用いる第１の貨幣収納部に導き、１
乃至複数種類の高額硬貨を釣銭払出のために用いない第
２の貨幣収納部に導く自動販売機の制御装置において、 強制受入モードを設定するための強制受入スイッチと、 この強制受入スイッチにより強制受入モードが設定され
ている場合は、釣銭払出が可能か否かにかかわらず前記
高額貨幣を受入れ、投入貨幣の額が所定の販売設定価格
に達した時点で販売可信号を発生する制御手段と、 前記販売可信号に応答して販売がなされた場合は、前記
第１の貨幣収納部にある貨幣の範囲内で釣銭を払い出す
釣銭払出手段と を備えた自動販売機の制御装置。 - 【請求項３】前記第１の貨幣収納部は、釣銭払出用コイ
ンチューブであり、 前記第２の貨幣収納部は、前記釣銭払出用コインチュー
ブをオーバフローした硬貨が導かれると共に前記高額貨
幣が直接導かれるキャシュボックスである請求項（２）
記載の自動販売機の制御装置。 - 【請求項４】前記高額貨幣の投入を検出する手段と、 前記高額貨幣の投入があった場合は、全ての金種の貨幣
の返却を禁止する手段と を更に備えた請求項（２）記載の自動販売機の制御装
置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2089542A JP2740979B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 自動販売機の制御装置 |
| US07/678,514 US5197588A (en) | 1990-04-04 | 1991-04-01 | Controller for vending machine |
| AU74066/91A AU621782B2 (en) | 1990-04-04 | 1991-04-03 | Controller for vending machine |
| CA002039620A CA2039620C (en) | 1990-04-04 | 1991-04-03 | Controller for vending machine |
| DE69121129T DE69121129T2 (de) | 1990-04-04 | 1991-04-03 | Steuereinrichtung für einen Verkaufsautomaten |
| EP91302901A EP0450927B1 (en) | 1990-04-04 | 1991-04-03 | Controller for vending machine |
| KR1019910005490A KR940008126B1 (ko) | 1990-04-04 | 1991-04-04 | 자동판매기의 제어장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2089542A JP2740979B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 自動販売機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03288296A JPH03288296A (ja) | 1991-12-18 |
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