JP4355475B2 - 硬貨処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機等の機器内に配設された硬貨処理装置およびその制御方法に関し、特に、硬貨処理装置のコインチューブ内に該当金種の硬貨が1枚だけ導入された時の硬貨立ちによる払出しミスを解消できるようにした硬貨処理装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動販売機、券売機等の機器内部には投入硬貨の真偽を判別するとともに、釣銭の額に応じた硬貨を払い出す硬貨処理装置が配設されている。
【0003】
この硬貨処理装置は、大別すると投入硬貨の正偽を判別し、正偽貨を選別する硬貨選別部と、正貨と見做された硬貨を蓄積収容する硬貨収容部と、この硬貨収容部内から釣り銭の額に応じて硬貨を払い出す硬貨払出部とから構成されている。
【0004】
このうち、硬貨収容部は硬貨選別部により選別され、正貨と見なされた各硬貨を金種別にそれぞれ収容する複数のコインチューブを有している。
【0005】
また、硬貨払出部は、上述した硬貨収容部のコインチューブ下方に配設され、当該コインチューブの下端から硬貨を硬貨収容孔内に収容した状態で一枚ずつ引き出すペイアウトスライドと、このペイアウトスライド下方に配設され、当該ペイアウトスライドにより引き出された硬貨の硬貨収容孔からの落下払出しを行なわしめたり規制したりするように動作するチェンジスライドから構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の硬貨処理装置によると、コインチューブが空の状態で該当する金種の硬貨が1枚だけ導入された場合に、当該コインチューブ内で導入硬貨が立った状態になる硬貨立ちが生じる可能性がある。
【0007】
この硬貨立ちした硬貨に対して硬貨払出指令が与えられた場合、そのまま硬貨払出動作を行なっても、硬貨収容孔に収容されていない当該硬貨を払出すことはできない。
【0008】
従って、このような状況に際しては、全ての金種の硬貨を払出ししない状態にして空打ちという動作を行ない、硬貨立ちしている硬貨を倒して硬貨収容孔に収容した後、当該硬貨を実際に払出す動作を行なう措置が講じられる。
【0009】
しかしながら、この種の従来装置では、毎回の払出し毎に上述した空打ち動作を行なった後に当該硬貨の払出し動作を行なうものが一般的であった。
【0010】
このように、毎回の払出し毎に空打ち動作を行なう上記従来装置では、硬貨払出処理に時間がかかり、しかも硬貨払出しに係わる各機構部の動作回数が増えるために当該機構部の動作寿命が短くなるという問題点があった。
【0011】
本発明は上記問題点を除去し、硬貨立ちがあっても最小限の空打ち動作で確実に硬貨の払い出しが行なえると共に、空打ち動作回数の低減により硬貨払出し時間を短縮できかつ硬貨払出機構部の動作寿命を延ばすことができる硬貨処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、投入された硬貨を金種毎に識別し、識別した硬貨を振り分けて金種別に複数のコインチューブに蓄積し、蓄積された硬貨を各コインチューブの下端から選択的に1枚ずつ引き出すことで払い出す硬貨処理装置であって、前記各コインチューブに蓄積される払出可能な硬貨の枚数を各金種毎に計数する払出可能枚数計数手段と、前記払出可能枚数計数手段により計数される払出可能枚数が「ゼロ」から「1」になったコインチューブを空打ち対象コインチューブとして検出する検出手段と、前記検出手段により空打ち対象コインチューブが検出され、他の金種に対する払出指令が出される前に、該空打ち対象コインチューブに対応する金種のみに対する払出指令があった場合、全てのコインチューブからの硬貨払出を禁止した状態で硬貨払出動作を行う空打ち動作を実行し、前記空打ち動作終了後に前記空打ち対象コインチューブからの硬貨払出を行うように制御する払出制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、投入された硬貨を金種毎に識別し、識別した硬貨を振り分けて金種別に複数のコインチューブに蓄積し、蓄積された硬貨を各コインチューブの下端から選択的に1枚ずつ引き出すことで払い出す硬貨処理装置の制御方法において、前記各コインチューブに蓄積される払出可能な硬貨の枚数を各金種毎に計数し、前記払出可能枚数が「ゼロ」から「1」になったコインチューブを空打ち対象コインチューブとして検出し、前記空打ち対象コインチューブが検出され、他の金種に対する払出指令が出される前に、該空打ち対象コインチューブに対応する金種のみに対する払出指令があった場合、全てのコインチューブからの硬貨払出を禁止した状態で硬貨払出動作を行う空打ち動作を実行し、前記空打ち動作終了後に前記空打ち対象コインチューブからの硬貨払出を行うように制御することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる硬貨処理装置の一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係わる硬貨処理装置100内部の要部概念側面構成を示す図である。
【0022】
この硬貨処理装置100は、硬貨投入口11から投入される硬貨5(この例では、500円、100円、50円、10円の4種類の硬貨を扱うものとする。)を正偽判定/選別部12に導き、該正偽判定/選別部12により投入硬貨5の正偽及び金種を判別し、かつ正貨を金種毎に選別する硬貨選別部1と、硬貨選別部1の下方に配設され、該硬貨選別部1により金種毎に選別された正貨を、それぞれ金種毎に収容する複数のコインチューブ21(500円チューブ21−1,100円チューブ21−2,50円チューブ21−3,10円チューブ21−4)から成る硬貨収容部2と、硬貨収容部2の各金種毎のコインチューブ21から釣銭の額に応じた硬貨5を選択して払出す硬貨払出部3とから構成される。
【0023】
図2は、この硬貨処理装置100における硬貨払出部3の要部破断概念斜視構造を示す図である。
【0024】
図2に示すように、硬貨払出部3は、図示せぬ硬貨払出モータ35(図4参照)及びこの硬貨払出モータ35の駆動力を伝達する図示せぬ歯車等の動力伝動手段を介し一払出動作毎に一方向(図示では矢印で示す時計方向)へ一回転するペイアウトカム31と、このペイアウトカム31の下面に突設されたピン31aと係合する溝32aを有し、ペイアウトカム31が矢印方向(時計方向)へ一回転すると、図の初期位置から矢印Hの方向へ往復移動するペイアウトリンク32と、このペイアウトリンク32に対しピン32bを介し着脱自在に係合し、ペイアウトリンク32の往復運動に従動して矢印H方向へ往復運動するペイアウトスライド23とから構成されている。
【0025】
このペイアウトスライド23には、硬貨収容部2を構成する図示せぬコインチューブ21−1、21−2、21−3、21−4の各最下面に収容された硬貨を一枚だけ収容する硬貨収容孔23a−1、23a−2、23a−3、23a−4がそれぞれ形成されている。
【0026】
なお、この各硬貨収容孔23a−1、23a−2、23a−3、23a−4の下面には、図2の初期位置においてペイアウトスライド23の底面の一部を覆い、各硬貨収容孔23a−1、23a−2、23a−3、23a−4内に収容された硬貨の落下を阻止する底板(コインベース)22が配設されている。
【0027】
一方、前記ペイアウトリンク32内には、先端が前記ペイアウトスライド23の各硬貨収容孔23a−1、23a−2、23a−3、23a−4の下面に臨み、各孔23a−1、23a−2、23a−3、23a−4内に一枚ずつ収容された硬貨の払出と非払出とを制御するチェンジスライド33−1、33−2、33−3、33−4が出没自在に嵌挿している。
【0028】
このチェンジスライド33−1、33−2、33−3、33−4のうち、チェンジスライド33−1の先端33a−1は孔23a−1内に、チェンジスライド33−2の先端33a−2は孔23a−2内に、チェンジスライド33−3の先端33a−3は孔23a−3内に、チェンジスライド33−4の先端33a−4は孔23a−4内に臨むように配設されている。
【0029】
また、この各チェンジスライド33−1、33−2、33−3、33−4の各後端33b−1、33b−2、33b−3、33b−4は、各チェンジスライド33−1、33−2、33−3、33−4毎に独立して配設された払出硬貨選択ソレノイド34−1、34−2、34−3、34−4の各プランジャから成るチェンジレバー34a−1、34a−2、34a−3、34a−4と係合し、常時はその移動が規制されている。
【0030】
かかる構成の硬貨払出部3によると、例えば硬貨収容孔23a−1内に収容された硬貨(例えば、500円硬貨)を一枚払い出す信号(硬貨払出指令)が図示せぬ硬貨払出制御部60(図4参照)に入力されると、その払出し信号に基き、図示せぬ硬貨払出モータ35が駆動され、その回転力によりペイアウトカム31が矢印方向へ向け一回転し、これによりペイアウトスライド23が矢印H方向へ向け往復運動して、ペイアウトスライド23の各硬貨孔23a−1、23a−2、23a−3、23a−4内に収容された各硬貨を一枚ずつ当該各孔23a−1、23a−2、23a−3、23a−4の下方から落下させようとするが、その際、硬貨収容孔23a−1内に収容された硬貨を一枚払い出す払出し信号に基づき、チェンジスライド33−1の後端33b−1の動きを規制する払出硬貨選択ソレノイド34−1のチェンジレバー34a−1のみが作動して矢印Iのように上動し、チェンジスライド33−1の後端33b−1との係合を解除するので、チェンジスライド33−1のみがペイアウトカム32の移動に連動して後方へスライド移動し、これにより孔23a−1の底面の開放を維持し、そのため孔23a−1内に収容された硬貨は孔23a−1の下方へ落下して払い出される。
【0031】
なお、他のチェンジスライド33−2、33−3、33−4は、その後端が各チェンジレバー34a−2、34a−3、34a−4によりその動きが規制されているので各孔23a−2、23a−3、23a−4の底面内には各チェンジスライド33−2、33−3、33−4の各先端33a−2、33a−3、33a−4が侵入して開放されず、よって他の硬貨収容孔23a−2、23a−3、23a−4内に収容された硬貨はペイアウトスライド23が矢印H方向へ往復運動しても各孔23a−2、23a−3、23a−4の底面から落下して払い出されることはない。
【0032】
すなわち、上述した硬貨払出部3では、払い出す硬貨に対応したチェンジレバー34a−1、34a−2、34a−3、34a−4を作動(上動)させて、払い出す硬貨に対応したチェンジスライドの移動規制を解除すれば、その硬貨を払い出すことができるように構成されている。
【0033】
勿論、同一種類の硬貨を複数枚払い出す場合は、その硬貨に対応する払出硬貨選択ソレノイド34−1、34−2、34−3、34−4の各チェンジレバーを作動(上動)させて各チェンジスライド33−1、33−2、33−3、33−4の規制を解除し、その後、その払出枚数分だけペイアウトスライド23を往復運動させれば良く、また複数種類の硬貨を同時に払い出す場合は、その複数種類の硬貨に対応する複数の払出硬貨選択ソレノイド34−1、34−2、34−3、34−4のチェンジレバー34a−1、34a−2、34a−3、34a−4を同時に作動(上動)させて、払い出す複数種類の硬貨に対応したチェンジスライド23の規制を解除すれば、その複数種類の硬貨を同時に払い出すことができることとなる。
【0034】
図3は、本発明に係わる硬貨処理装置100の要部破断概念断面図であり、特に、上述した硬貨収容部2と硬貨払出部3とを概念的に示したものである。
【0035】
図3を用いてこれら硬貨収容部2と硬貨払出部3の構成を更に詳しく説明する。この硬貨処理装置100は、筐体から成る装置本体100aに、金種毎に用意された複数本のコインチューブ21(図2における21−1、21−2、21−3、21−4:以下の説明でコインチューブ21といった場合はこれらの4つを示すものとする。)から成る硬貨収容部2が着脱自在に装着されている。
【0036】
そして、この各コインチューブ21の下端21aと、この各コインチューブ21の下方に固着されたコインベース22との間には、コインチューブ21内に蓄積収容された硬貨5を一枚づつ引き出すペイアウトスライド23がスライド自在に支承されている。
【0037】
なお、このペイアウトスライド23にはコインチューブ21内に収容された硬貨5を一枚だけ収容する硬貨収容孔23a(図2における23a−1、23a−2、23a−3、23a−4)が形成されている。
【0038】
一方、硬貨払出部3は装置本体100aの下部に配設され、硬貨払出モータ35(図4参照)により回動する円板形状のペイアウトカム31と、このカム31に連動して図面左右方向へ往復スライド移動するペイアウトリンク32と、このペイアウトリンク32下面の各コインチューブ21毎に配設され、ペイアウトスライド23により引き出された硬貨の下面支持とその解除とを選択的に行って硬貨の払出しと非払出しとを制御する複数本のチェンジスライド33(図2における33−1、33−2、33−3、33−4)とから構成されている。
【0039】
なお、前記ペイアウトリンク32とペイアウトスライド23は硬貨収容部2を装置本体100aに装着した際に図2に示したピン32bによって互いに凹凸嵌着し連結される。
【0040】
また、前記各チェンジスライド33の後端(図2における33b−1、33b−2、33b−3、33b−4)には、当該チェンジスライド33の駆動を制御する払出硬貨選択ソレノイド34(図2における34−1、34−2、34−3、34−4)がそれぞれ配設されている。
【0041】
図4は、本発明に係わる硬貨処理装置100の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【0042】
この硬貨処理装置100の制御系は、例えば自動販売機での商品販売に際して、本硬貨処理装置100から釣銭を払出す必要が生じた場合に該釣銭の額に応じた各金種の硬貨の払出しを指令する硬貨払出指令を発する等、当該装置100全体の制御を行なう主制御部65と、この主制御部65からの硬貨払出指令に基づき、硬貨払出モータ35や各金種に対応する払出硬貨選択ソレノイド34−1、34−2、34−3、34−4を駆動して硬貨払出制御を行なう硬貨払出制御部60とにより構成される。
【0043】
硬貨払出制御部60は、主制御部65からの硬貨払出指令、並びに図1の構成における正偽判定/選別部12からの金種情報あるいはパスセンサ(図示せず)からの入金検出情報等に基づき記憶部61内に硬貨払出制御データ610を構築し、該硬貨払出制御データ610に基づき上述した硬貨払出制御を実施する。
【0044】
この場合、正偽判定/選別部12は、投入された硬貨が正貨であることを検出し(その際、金種も識別する。)、該正貨として検出された硬貨を正偽貨振分けレバーで正貨側に振分けると共に、該正貨側を通る硬貨をパスセンサにより検出する。
【0045】
この動作において、正偽判定/選別部12により認識された金種情報と、パスセンサで検出された入金検出情報が硬貨払出制御部60に送出される。
【0046】
硬貨払出制御部60は、正偽判定/選別部12からの金種情報及びパスセンサからの入金検出情報に基づき該金種情報に対応した金種の硬貨が入金されたことを認識して当該金種の入金をカウントする。
【0047】
次に、この硬貨処理装置100の硬貨払出部3からの代表的な硬貨払出動作について説明する。
【0048】
この硬貨処理装置100からの硬貨払出動作は、上述したように、記憶部61内に記憶された硬貨払出制御データ610に基づき硬貨払出制御部60により制御される。なお、この硬貨払出制御データ610を生成する方法については、後で詳しく説明する。
【0049】
まず初めに、コインチューブ21内に払い出せる硬貨5がある場合で、かつ当該金種に対して硬貨払出指令が与えられた場合の硬貨払出し動作について図5及び図6を参照して説明する。
【0050】
この場合、硬貨払出制御部60内の各金種に対応した払出可能カウンタ(図示せず)のうち、当該金種に対応する払出可能カウンタのカウント値は1以上の値となっている。
【0051】
硬貨払出制御部60は、払出可能カウンタの値が1以上の場合は、該当するコインチューブ21内に硬貨5が少なくとも一枚有ることを認識できるので、このコインチューブ21内にある一枚の硬貨5を釣銭として払い出す硬貨払出指令を受けた場合は、硬貨払出モータ35を回転駆動することで、図5に示すように、円板形状のペイアウトカム31の回転を開始する。
【0052】
なお、その際、同時にチェンジスライド33の駆動を制御する払出硬貨選択ソレノイド34の駆動を同時にオン(ON)して、当該ソレノイド34とチェンジスライド33との係合を解除する。
【0053】
このように、円板形状のペイアウトカム31の回転が開始され、かつソレノイド34がONすると、当該ソレノイド34とチェンジスライド33との係合が解除されるので、図6に示すように、ペイアウトリンク32を介しペイアウトスライド23が図面右側へ移動し硬貨収容孔23a内の硬貨5が硬貨払出し位置に移動すると、同時にチェンジスライド33もペイアウトリンク32とともに、図面の右側へ移動するので硬貨収容孔23a内の硬貨5はチェンジスライド33により下面が支承されず、したがって当該硬貨5は一点鎖線で示すように下方へ落下し、釣り銭硬貨として払い出されることとなる。
【0054】
なお、この時の硬貨5の払い出しに際しては、当該硬貨5の金種以外の硬貨に対応する硬貨収容孔23aが設けられるペイアウトスライド23が共通にスライド動作をする。このため、硬貨払出指令の出ていない金種の硬貨5については払い出しを停止するように制御する必要がある。
【0055】
そこで、次に、コインチューブ21内に払い出せる硬貨がある状態で、他の金種の硬貨の払出しに際して当該金種の硬貨払出指令が与えられない場合の当該硬貨5の払出し停止動作について図7を参照して説明する。
【0056】
この場合も、硬貨払出制御部60は、当該金種に対応する払出可能カウンタのカウント値が1以上となっていることから、該当するコインチューブ21内に硬貨5が少なくとも一枚有ることを認識できるが、当該金種に対する硬貨払出指令を受けていないために、他の金種の硬貨払出しのために円板形状のペイアウトカム31を回転する前に、図7に示すように、当該硬貨5に対応するチェンジスライド32の駆動を制御する払出硬貨選択ソレノイド34の駆動を同時にオフ(OFF)にして、当該ソレノイド34とチェンジスライド32とが係合を維持する。
【0057】
これにより、その後、硬貨払出モータ35により円板形状のペイアウトカム31を一回転させると、この間に、図7に示すように、ペイアウトリンク32を介しペイアウトスライド23が図面右側へ移動して、同時に硬貨収容孔23a内の硬貨5を硬貨払出し位置に移動させる。
【0058】
なお、その際、硬貨払出制御部60はチェンジスライド33の駆動を制御する払出硬貨選択ソレノイド34の駆動をOFFに制御しているので、ペイアウトスライド23が図面右側へ移動しても、チェンジスライド32は払出硬貨選択ソレノイド34により初期状態を維持し、このためチェンジスライド32は硬貨収容孔23aの下面に進出して、その内部に収容されている硬貨5の落下を規制する。
【0059】
これにより、他の金種の硬貨5の払い出しが行なわれる際にも、硬貨払出指令を受けていない当該金種の硬貨5を払出さないようにすることができる。
【0060】
なお、図7において、硬貨払出モータ35により円板形状のペイアウトカム31が一回転を終了すると、ペイアウトスライド23は再びコインチューブ21の下端へ戻り初期位置に復帰する。
【0061】
次に、コインチューブ21内に払い出せる硬貨がない状態(空の状態)で、硬貨投入口11から該コインチューブ21に1枚の硬貨5(当該コインチューブ21に対応する金種の硬貨5)が投入された後、当該硬貨5のみに対する硬貨払出指令があった場合の硬貨払い出し動作について図8〜図10を参照して説明する。
【0062】
この時、コインチューブ21が空の状態で、硬貨投入口11から該コインチューブ21に投入された1枚の硬貨5が当該コインチューブ21内で例えば図8に示すように硬貨立ちの状態になったものとする。
【0063】
この場合、当該金種に対応する払出可能カウンタのカウント値が0から1に更新されるため、硬貨払出制御部60は、当該金種に対応するコインチューブ21内に払い出せる硬貨5がない状態から1枚の硬貨5が投入されて払出し可能状態になったことを認識することができる。
【0064】
この払出し可能状態になったことが認識された硬貨5のみに対し、他の金種の硬貨5に対する硬貨払出指令が出される前に硬貨払出指令が入力されると、硬貨払出制御部60は、以下のような硬貨払出制御を行なう。
【0065】
この場合、硬貨払出制御部60は、まず、非払出動作(空打ち動作)を行なうために、図8に示す状態から、円板形状のペイアウトカム31の回転を開始させる。
【0066】
その際、硬貨払出制御部60は、当該金種に対応するチェンジスライド33の駆動を制御する払出硬貨選択ソレノイド34、及び他の金種に対応する全ての払出硬貨選択ソレノイド34の駆動を同時にOFFにして、これら各ソレノイド34と対応する各チェンジスライド33との係合を維持したままにする。
【0067】
これにより、その後、円板形状のペイアウトカム31が硬貨払出モータ35により半回転されるまでの間に、図9に示すように、ペイアウトリンク32を介しペイアウトスライド23が図面右側へ移動する際、硬貨5がペイアウトスライド23の移動により倒され、ペイアウトスライド23上に水平に積まれた状態(硬貨立ち解消状態)になる。
【0068】
その後、硬貨払出モータ35により円板形状のペイアウトカム31が更に半回転する(一回転を終了する)と、ペイアウトスライド23は再びコインチューブ21の下端へ戻り初期位置に復帰する。
【0069】
ペイアウトスライド23が初期位置に復帰した時、図10に示すように、それ以前に図9に示すタイミングで硬貨立ちを解消されている硬貨5は、当該初期位置に復帰したペイアウトスライド23の硬貨収容孔23a内に収められる。
【0070】
この状態になった後、硬貨払出制御部60では、図5〜図6を参照して説明したように、当該金種に対応するチェンジスライド33の駆動を制御する払出硬貨選択ソレノイド34の駆動をONにして、当該ソレノイド34とチェンジスライド33との係合を解放した状態で円板形状のペイアウトカム31を更に1回転駆動することにより、チェンジスライド33による下面支持が解除された硬貨収容孔23aから当該硬貨5を落下払出しすることができる。
【0071】
このように、本発明の硬貨処理装置100は、硬貨投入口11から投入された該当金種の硬貨5が導入される各金種対応の複数のコインチューブ21を備え、各金種の硬貨5を収容する複数の硬貨収容孔23aを有する1枚のペイアウトスライド23を1つの硬貨払出モータ35で往復動作させながら、各コインチューブ21に対応して設けられる払出硬貨選択ソレノイド34のON/OFFにより、複数のコインチューブ21の中のいずれから選択的に硬貨の払出を行なえる構造を有している。
【0072】
そして、コインチューブ21に払い出せる硬貨5が無い状態で硬貨投入口11から当該金種の硬貨5が例えば1枚だけ投入されて1枚の硬貨5が払い出し可能状態になった場合、当該払出し可能状態の硬貨5のみに対する硬貨払出指令が主制御部65から与えられた時に、当該硬貨5を払い出す直前に硬貨払出モータ35のみを駆動し、いずれの金種の払出硬貨選択ソレノイド34もOFFにして硬貨払出しを行なわない動作(非払出動作=空打ち動作)を1回加えた後に当該金種の硬貨5を1枚払い出す制御を行なう。
【0073】
しかも、この硬貨処理装置100では、払出し可能状態のコインチューブ21があり、該コインチューブ21からの硬貨5の払い出し可能な場合であっても、当該硬貨5の払出しを行なう前に、他の金種の硬貨5の払い出し動作を行なった場合、あるいは他の金種の硬貨5と一緒に硬貨払出指令を受けた場合には、その後に、上記払出し可能状態になった硬貨5の硬貨払出指令があっても、上記空打ち動作を行なわないで1回で当該金種の硬貨5の払い出しを行なうように制御するものである。
【0074】
この制御のポイントは、コインチューブ21が空の状態の時に投入されて、コインチューブ21に導入された1枚目の硬貨5がコインチューブ5内で硬貨立ちした場合でも2枚目の硬貨の投入によって殆どが整列されることと、1枚目の硬貨5がコインチューブ21内で硬貨立ちした場合でも当該硬貨5の払い出しをしないで空打ちすることで硬貨立ちが解消されることに着目し、最小の空打ち動作で払い出しを行ない、払い出し時間の短縮と信頼性を確保しようという点にある。
【0075】
次に、本発明の硬貨処理装置100の動作についてより詳しく説明する。
【0076】
まず、硬貨5の払出動作制御に必要な制御データを生成するための投入コイン処理について説明する。
【0077】
図11は、本発明に係わる硬貨処理装置100の投入コイン処理を示すフローチャートである。
【0078】
この硬貨処理装置100では、硬貨投入口11から投入され、正偽判定/選別部12により正貨と判定された(この正偽判定に際しては金種も認識される。)硬貨5が正偽貨振分けレバーにより正貨側に振分けられ、各金種別に選別されてそれぞれ該当する金種のコインチューブ21に導入される。
【0079】
この時、正偽判定/選別部12は、上記正偽判定に際して認識した硬貨5の金種を示す金種情報を硬貨払出制御部60に入力する。
【0080】
また、正貨側の経路中に設けられるパスセンサ(図示せず)は、当該経路を通る硬貨5を検出する毎に、入金検出信号を硬貨払出制御部60に入力する。
【0081】
一方、硬貨払出制御部60は、入金カウンタと、各金種毎の払出可能枚数カウンタを有している。
【0082】
上述した硬貨投入動作に対し、硬貨払出制御部60は、パスセンサからの入金検出信号が入力される毎に入金カウンタを1だけ加算する(ステップ111)。
【0083】
また、入金カウンタを加算した後、硬貨払出制御部60は、正偽判定/選別部12からの金種情報に基づき今回入金のカウントがなされた金種に対応する払出可能カウンタに1を加算する(ステップ112)。
【0084】
次いで、硬貨払出制御部60は、当該金種の払出可能カウンタの上記加算後の値が1であるか否かをチェックする(ステップ113)。
【0085】
ここで、当該金種の払出可能カウンタの値が1であれば(ステップ113YES)、当該金種に対応する空打ちフラグとして、空打ち動作を行なうことを示す“1”にセットする(ステップ114)。
【0086】
この場合、硬貨払出制御部60は、当該金種の払出可能カウンタの値が“0”になった後、該値が“1”に更新されたことにより、当該金種のコインチューブ21に払出し可能な硬貨5が無くなった後に硬貨5が1枚だけ投入されて払出し可能状態になったことを認識していることになる。言い換えれば、空の状態から新たに硬貨が1枚蓄積されたコインチューブ21を空打ち対象コインチューブとして認識していることになる。
【0087】
この空打ち対象コインチューブ21が認識された状況下では、例えば、図8に示すように、導入された硬貨5が当該コインチューブ21内で硬貨立ちする可能性があり、この硬貨立ちの場合には硬貨払出しを確実にするためには空打ち動作を一回行なう必要があるとの観点から上記空打ちフラグ=“1”をセットすることになる。
【0088】
これに対し、当該金種の払出可能カウンタの値が1でない場合(ステップ113NO)、当該金種の空打ちフラグとして、空打ち動作を行なわないことを示す“0”にセットする(ステップ115)。
【0089】
硬貨払出制御部60は、上述したステップ111〜115から成る投入コイン処理を硬貨投入口11から硬貨5の投入がある毎に繰り返し実施する。
【0090】
上記投入コイン処理によって、硬貨払出制御部60の記憶部61には、例えば、図12に示すような硬貨払出制御データ610が用意される。
【0091】
この例では、本硬貨処理装置100で扱う500円、100円、50円及び10円の各硬貨がそれぞれ金種番号1、2、3、4で識別され、これら各金種毎の払出可能枚数としては、500円硬貨について1枚、それ以外の100円、50円及び10円の各硬貨についてはそれぞれ3枚であることが認識されている。
【0092】
また、各金種毎の空打ちフラグとしては、500円硬貨については“1”、それ以外の100円、50円及び10円の各硬貨についてはそれぞれ“0”がセットされている。
【0093】
この後、主制御部65から硬貨払出指令が与えられると、硬貨払出制御部60は、この時の硬貨払出制御データ610(図12参照)中の、各金種に対応した払出残枚数の欄に、当該硬貨払出指令に対応した各金種毎の払出枚数をそれぞれセットしたうえで、硬貨払出モータ35及び各金種対応の払出硬貨選択ソレノイド34−1、34−2、34−3及び34−4を選択的に駆動して当該硬貨払出指令に従った硬貨払出動作を行なう。
【0094】
次に、硬貨払出制御部60における硬貨払出動作について説明する。
【0095】
図13は、硬貨払出制御部60における硬貨払出動作を示すフローチャートである。
【0096】
この硬貨処理装置100からの硬貨払出動作は、上記投入コイン処理により記憶部61内に用意された硬貨払出制御データ610に基づき硬貨払出制御部60により制御される。
【0097】
まず、硬貨払出制御部60は、主制御部65から硬貨払出指令が与えられると、記憶部61に記憶された制御データ610中の払出残枚数欄に、当該硬貨払出指令に応じた各金種別の払出残枚数をセットし、かつ金種番号をリセットする(ステップ131)。
【0098】
次に、金種番号に“1”を加算し(ステップ132)、次いで、その加算結果である金種番号“1”に対応する金種(この例では、500円)の払出残枚数欄を見て払出残枚数が1以上であるかどうかを判断する(ステップ133)。
【0099】
ここで、払出残枚数が1以上であれば(ステップ133YES)、次に制御データ610中の空打ちフラグ欄を見て空打ちフラグが“0”であるかどうかをチェックする(ステップ134)。
【0100】
ここで、空打ちフラグが“0”であれば(ステップ134YES)、当該金種に対応する払出硬貨選択ソレノイド34をONにする(ステップ135)。
【0101】
次いで、金種番号が“4”であるかどうかをチェックし(ステップ136)、金種番号が“4”でなければ(ステップ136NO)、ステップ132に戻って金種番号に“1”を加算したうえで、その加算結果である金種番号“2”に対応する金種(この例では、100円)についてステップ133〜ステップ136の処理を行なう。
【0102】
その後、このステップ132〜136の処理を、金種番号“3”に対応する金種(この例では、50円)、金種番号“4”に対応する金種(この例では、10円)について順次繰り返し実施する。
【0103】
この間、ステップ133で当該金種の払出残枚数が1以上でない場合(ステップ133NO)、及びステップ134で当該金種の空打ちフラグが“0”でない場合(ステップ134NO)、それぞれ、当該金種に対応する払出硬貨選択ソレノイド34をOFFにしたままステップ136に進む。
【0104】
そして、ステップ136で金種番号が“4”であるかどうかをチェックし、金種番号が“4”であると判定された場合(ステップ136YES)、次いで硬貨払出制御部60は、硬貨払出モータ35を1回転駆動する(ステップ137)。
【0105】
その際、それ以前のステップ135で該当する払出硬貨選択ソレノイド34をONになされた金種のコインチューブ21においては、図5及び図6に示すように、当該ソレノイド34とチェンジスライド33との係合が解除されるので(図5参照)、円板形状のペイアウトカム31の回転により、ペイアウトリンク32を介しペイアウトスライド23が図面右側へ移動し硬貨収容孔23a内の硬貨5が硬貨払出し位置に移動すると、同時にチェンジスライド33もペイアウトリンク32とともに、図面の右側へ移動することにより(図6参照)、硬貨収容孔23a内の硬貨5はチェンジスライド33により下面が支承されず、したがって当該硬貨5は一点鎖線で示すように下方へ落下し、釣り銭硬貨として払い出される。
【0106】
これに対して、それ以前のステップ135で該当する払出硬貨選択ソレノイド34がOFFのままの金種のコインチューブ21においては、図7に示すように、当該ソレノイド34とチェンジスライド33との係合が維持されるので、円板形状のペイアウトカム31の回転により、ペイアウトリンク32を介しペイアウトスライド23が図面右側へ移動し硬貨収容孔23a内の硬貨5が硬貨払出し位置に移動しても、チェンジスライド33はソレノイド34により動きを規制されて硬貨収容孔23aの下面に進出して、その内部に収容されている硬貨5の落下を規制することにより、当該金種の硬貨5の払い出しは行なわれない。
【0107】
上述の如く、硬貨払出モータ35の1回転駆動がなされた後、硬貨払出制御部60は、払い出しが行なわれた金種の払出残枚数から1を減算する処理を行なうと共に、全ての金種についての空打ちフラグを“0”にセットする(ステップ138)。
【0108】
ここで、全ての金種についての空打ちフラグを“0”にするのは、1つの金種の払い出しが行なわれた場合には、たとえ他の金種のコインチューブ21内で該当金種の硬貨5が例えば図8に示すように払出し可能状態になったことが認識された状態で硬貨立ちしていたとしても、この時の他の金種の硬貨5の払出動作に伴なうペイアウトスライド23の図面左右往復移動により硬貨立ちが解消されているとの前提に基づくものである。
【0109】
なお、上述した1回目の硬貨払い出し時に、硬貨立ちの状態にある硬貨5については、払出硬貨選択ソレノイド34がOFFになっているため、実際には硬貨払い出しは行なわれず、当該金種の払出残枚数も減算されないままとなる。
【0110】
つまり、当該金種の硬貨5に関しては、たとえ硬貨払出指令があったとしても1回目は空打ち動作が行なわれるだけ(硬貨立ち解消のみ)となり、実際に払い出しされるのは次回の払出動作時となる。
【0111】
硬貨払出制御部60は、ステップ138の処理を終えた後、全ての金種に対応する払出硬貨選択ソレノイド34をOFFの状態に戻す(ステップ139)。
【0112】
次いで、硬貨払出制御部60は、記憶部61の制御データ中の払出残枚数欄を見て、払出が終了したどうかをチェックし(ステップ140)、払い出しが終了していない場合(ステップ140NO)には、ステップ131まで戻り、以後、払い出しが終了したと判断される(ステップ140YES)まで、つまり全ての金種の払出残枚数が“0”になるまで一連の硬貨払出処理(ステップ131〜140)を続行する。
【0113】
次に、硬貨払出制御データ610の具体例と、その制御データ610に基づく硬貨払出動作について説明する。
【0114】
図14は、500円チューブに1枚の硬貨が、100円チューブ,50円チューブ,10円チューブにそれぞれ3枚ずつの硬貨が導入されている状態で、500円(500円×1枚)の釣銭を払い出す場合の硬貨払出制御データ610の内容を示す図である。
【0115】
なお、この場合、500円チューブに投入されている500円硬貨は硬貨立ち(図8参照)の状態にあるものとする。
【0116】
この場合の硬貨払出動作を図13に示すフローチャートに照らして説明すると、次のようになる。
【0117】
この場合、ステップ132〜136のサイクリック処理中、ステップ133で500円硬貨が払出残枚数があることが判断され、ステップ134で当該500円硬貨の空打ちフラグが“1”であると判断されることにより、当該500円チューブに対応するソレノイド34が空打ち動作を目的としてOFFになされ、他の金種のソレノイド34は払い出し不要のためにOFFになされた状態で、ステップ137で硬貨払出モータ35が1回転駆動される。
【0118】
これにより、500円チューブでは、図8〜図10で説明したように、当該500円チューブに導入された500円硬貨の硬貨立ちを解消するだけの空打ち動作がなされ、他のチューブでは、図7で説明したように、対応するソレノイド34がOFFによりペイアウトリンク32に追従した動きを規制されたチェンジスライド33がペイアウトスライド23の硬貨収容孔23aの下面に進出することにより該当各硬貨の払い出しは行なわれない。
【0119】
この時、上述した空打ち動作のために500円チューブからの500円硬貨の払出しが行なわれないから、ステップ138で当該500円硬貨に関する払出残枚数が“1”のままとなり(但し、500円硬貨に対応する空打ちフラグは“1”から“0”に更新される。)、ステップ140で払出終了を判断されることなく、ステップ131に戻り、次の回の払出動作が開始される。
【0120】
次の回の硬貨払出動作では、ステップ133で500円硬貨が払い出し残枚数があることが判断され、ステップ134で当該500円硬貨の空打ちフラグが“0”であると判断されることにより、当該500円チューブに対応するソレノイド34がONになされ、他の金種のソレノイド34は払い出し不要のためにOFFになされた状態で、ステップ137で硬貨払出モータ35が1回転駆動される。
【0121】
この時、500円チューブでは先の回の空打ち動作により硬貨立ちが解消された状態(ペイアウトスライド23の硬貨収容孔23a内に収容された状態:図10参照)にあり、硬貨払出モータ35の1回転駆動により、当該500円チューブでは、図10の状態から図5〜図6で説明したような手順を経て500円硬貨の払い出しが行なわれる。
【0122】
図15は、500円チューブに1枚の硬貨が、100円チューブ,50円チューブ,10円チューブにそれぞれ3枚ずつの硬貨が導入されている状態で、260円(100円×2枚、50円×1枚、10円×1枚)の釣銭を払い出す場合の硬貨払出制御データ610の内容を示す図である。
【0123】
なお、この場合も、500円チューブに投入されている500円硬貨は硬貨立ち(図8参照)の状態にあるものとする。
【0124】
この場合の硬貨払出動作を図13に示すフローチャートに照らして説明すると、次のようになる。
【0125】
この場合、1回目の払出動作におけるステップ132〜136のサイクリック処理中、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨がそれぞれステップ133で払い出し残枚数があることが判断され、ステップ134で当該100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨の空打ちフラグがそれぞれ“0”であると判断されることにより、これら100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨に対応する各ソレノイド34がONになされ、500円硬貨に対応するソレノイド34は払い出し不要のためにOFFになされた状態で、ステップ137で硬貨払出モータ35が1回転駆動される。
【0126】
この時、100円チューブ、50円チューブ、10円チューブでは、それぞれ、図5〜図6で説明した手順で該当する硬貨の払い出しが行なわれる。
【0127】
一方、500円チューブでは、対応するソレノイド34がOFFになされた状態であるため、図8〜図10で説明した手順で空打ち動作に相当する動作が行なわれ、当該500円チューブ内で500円硬貨の硬貨立ちが解消された状態となる。
【0128】
上記の如く、硬貨払出モータ35の1回転駆動によって、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨の払い出しが行なわれることにより、ステップ138でこれら各硬貨に関する払出残枚数がそれぞれ“1”だけ減算され、かつ500円硬貨に対応する空打ちフラグは“1”から“0”に更新される。
【0129】
この状態でも、100円硬貨に関する払出残枚数がまだ1枚あるため、ステップ140で払出終了を判断されることなく、ステップ131に戻り、次の回の払出動作が開始される。
【0130】
次の回の払出動作では、ステップ132〜136のサイクリック処理中、ステップ133で100円硬貨が払い出し残枚数があることが判断され、ステップ134で当該100円硬貨の空打ちフラグが“0”であると判断されることにより、当該100円チューブに対応するソレノイド34がONになされ、他の金種のソレノイド34は払い出し不要のためにOFFになされた状態で、ステップ137で硬貨払出モータ35が1回転駆動される。
【0131】
この時、100円チューブからは、図5〜図6で説明した手順で100円硬貨の払い出しが行なわれ、他の金種のチューブでは、対応するソレノイド34がOFFによりペイアウトリンク32に追従した動きを規制されたチェンジスライド33がペイアウトスライド23の硬貨収容孔23aの下面に進出することにより該当各硬貨の払い出しは行なわれない。
【0132】
その後は、ステップ138で100円硬貨に関する払出残枚数が“1”だけ減算されて“0”となり、次いで、ステップ140で払出終了を判断されて、一連の硬貨払出動作が終了する。
【0133】
その後、500円硬貨の払い出しが必要になった場合も、当該500円硬貨は他の金種の硬貨払い出しにより、硬貨立ちが解消され、しかも空打ちフラグも“1”から“0”に更新されているため、たとえ500円チューブ内に500円硬貨が1枚だけ残っていたとしても、空打ち動作を行なうことなく直ちに払出動作を行なうことができる。
【0134】
このように、本発明の硬貨処理装置100では、コインチューブ21に払い出せる硬貨5が無い状態で硬貨投入口11から硬貨5が1枚だけ投入されて1枚の硬貨5が払い出し可能状態になったことを各金種のコインチューブ21毎に認識(払出し可能カウンタのカウント値に基づき認識する。)し、上記払出し可能状態になったことが認識された金種の硬貨1枚の硬貨払出指令を受けた場合、当該払出し可能状態になったことが認識された硬貨5を払い出す直前に硬貨払出モータ35のみを駆動して空打ち動作を1回加えた後に、当該硬貨払出指令を受けた金種に対応する払出硬貨選択ソレノイド34及び硬貨払出モータ35を駆動して当該金種の硬貨5を払出すように制御している。
【0135】
しかも、この硬貨処理装置100では、空のコインチューブ21に1枚の硬貨が導入されて払い出し可能状態になったことが認識された場合であっても、該払出し可能状態になったことが認識された1枚の硬貨の払出しを行なう前に、他の金種の硬貨の払い出し動作を行なった場合、あるいは、他の金種と一緒に硬貨払出指令を受けた場合には、その後に、当該払出し可能状態と認識された硬貨の硬貨払出指令があっても、上述した空打ち動作を行なわないで1回で当該金種の硬貨の払い出しを行なうように制御する。
【0136】
なお、上記実施例では、コインチューブ21に硬貨がない状態で1枚目の硬貨が投入されて該硬貨が当該コインチューブ21内で硬貨立ちした場合を想定しているが、2枚あるいは3枚目の硬貨の投入でも1枚の硬貨投入と同様の硬貨立ちが起こる可能性があるため、この複数枚の投入による硬貨立ちを想定して空打ち動作の制御を行なうようにしても良い。
【0137】
この場合、硬貨払出制御部60では、コインチューブ21に硬貨がない状態から硬貨がn枚(nは任意の整数。例えば、n=3)までの範囲内で投入されて払出し可能状態になったことを各金種毎に認識する。
【0138】
具体的には、例えば、図11に示す投入コイン処理中、ステップ113において、各金種の払出可能カウンタがnを超えているかどうかをチェックし、nを超えていれば空打ちフラグを“0”にセットし(ステップ115)、n以下であれば、空打ちフラグを“1”にセットする。
【0139】
硬貨払出制御部60では、コインチューブ21に硬貨がない状態から硬貨がn枚までの範囲内で投入されて払出し可能状態になったことを上述した方法で各金種毎に認識したうえで、この払出し可能状態になったことが認識された金種の硬貨の硬貨払出指令を受けた場合であって、かつ当該硬貨払出指令以前に他の金種の硬貨の払出しが行なわれていない場合に限り、硬貨払出モータ35のみを駆動する空打ち動作を1回行なった後、当該硬貨払出指令を受けた金種に対応する払出硬貨選択ソレノイド34及び硬貨払出モータ35を駆動して当該金種の硬貨を払出すようにすれば良い。
【0140】
上記2つの実施例からも分かるように、本発明の硬貨処理装置では、コインチューブ21内に蓄積される硬貨5を各コインチューブ21別に計数し、この計数値に基づき硬貨蓄積枚数が所定数以下で新たに硬貨が蓄積されたコインチューブ21を空打ち対象コインチューブとして検出するとともに、硬貨5の払い出しに際して、上記空打ち対象コインチューブ21が検出されている場合のみ、当該コインチューブ21からの硬貨5の払い出しを禁止した状態で払出動作を行なう空打ち動作を実行する。
【0141】
かかる構成によれば、1回の販売で釣銭を払い出す場合に毎回空打ちを行なう必要はなく、空打ち動作の回数が減る分だけ釣銭払出時間を短縮できる。
【0142】
また、毎回の販売について1回ずつ空打ち動作を行なう必要がないために、その分だけ、払出硬貨選択ソレノイド34やペイアウトスライド23等、硬貨払出しに係わる各駆動機構の動作寿命を長くすることが可能になる。
【0143】
なお、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できるものである。
【0144】
例えば、本発明の硬貨処理装置で扱う硬貨の種別は上述した4金種に限ることなく、これより多くても良いし、少なくても良い。
【0145】
また、本発明の硬貨処理装置は、自動販売機に限らず、両替機、サービス機器等、投入硬貨を釣銭として払出す機能を有する機器全般に適用可能である。
【0146】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、払出可能枚数が「ゼロ」から「1」になったコインチューブが空打ち対象コインチューブとして検出され、他の金種に対する払出指令が出される前に、該空打ち対象コインチューブに対応する金種のみに対する払出指令があった場合に、全てのコインチューブからの硬貨払出を禁止した状態で硬貨払出動作を行う空打ち動作を実行し、空打ち動作終了後に空打ち対象コインチューブからの硬貨払出を実行するようにしたため、一回の硬貨払出毎に空打ち動作を行なわずに済み、硬貨払出時間を大幅に短縮できると共に、空打ち動作の回数が少なくなる分、硬貨払出しに係わる各機構部の動作寿命を延ばすことができ、硬貨払出処理の信頼性向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる硬貨処理装置内部の要部概念側面構成図。
【図2】本発明の硬貨処理装置における硬貨払出部の要部破断概念斜視構造を示す図。
【図3】本発明に係わる硬貨処理装置の要部破断概念断面図。
【図4】本発明に係わる硬貨処理装置の制御系の概略構成を示すブロック図。
【図5】硬貨処理装置の硬貨払出部からの硬貨払出動作を説明するための図。
【図6】硬貨払出部からの図6に続く硬貨払出動作を説明するための図。
【図7】硬貨払出部からの別の態様の硬貨払出動作を説明するための図。
【図8】硬貨払出部からの更に別の態様の硬貨払出動作を説明するための図。
【図9】硬貨払出部からの図8に続く硬貨払出動作を説明するための図。
【図10】硬貨払出部からの図9に続く硬貨払出動作を説明するための図。
【図11】本発明に係わる硬貨処理装置の投入コイン処理を示すフローチャート。
【図12】硬貨払出制御部における硬貨払出制御データの一例を示す表図。
【図13】硬貨払出制御部における硬貨払出動作を示すフローチャート。
【図14】硬貨払出動作に用いる硬貨払出制御データの具体例を示す図。
【図15】別の態様の硬貨払出動作に用いる硬貨払出制御データの具体例を示す図。
【符号の説明】
100 硬貨処理装置
100a 装置本体
21,21−1,21−2,21−3,21−4 コインチューブ
22 底板(コインベース)
23 ペイアウトスライド
23a,23a−1,23a−2,23a−3,23a−4 硬貨収容孔
31 ペイアウトカム
32 ペイアウトリンク
33 チェンジスライド
34,34−1,34−2,34−3,34−4 払出硬貨選択ソレノイド
35 硬貨払出モータ
60 硬貨払出制御部
61 記憶部
610 硬貨払出制御データ

Claims (2)

  1. 投入された硬貨を金種毎に識別し、識別した硬貨を振り分けて金種別に複数のコインチューブに蓄積し、蓄積された硬貨を各コインチューブの下端から選択的に1枚ずつ引き出すことで払い出す硬貨処理装置であって、
    前記各コインチューブに蓄積される払出可能な硬貨の枚数を各金種毎に計数する払出可能枚数計数手段と、
    前記払出可能枚数計数手段により計数される払出可能枚数が「ゼロ」から「1」になったコインチューブを空打ち対象コインチューブとして検出する検出手段と、
    前記検出手段により空打ち対象コインチューブが検出され、他の金種に対する払出指令が出される前に、該空打ち対象コインチューブに対応する金種のみに対する払出指令があった場合、全てのコインチューブからの硬貨払出を禁止した状態で硬貨払出動作を行う空打ち動作を実行し、前記空打ち動作終了後に前記空打ち対象コインチューブからの硬貨払出を行うように制御する払出制御手段と
    を具備することを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 投入された硬貨を金種毎に識別し、識別した硬貨を振り分けて金種別に複数のコインチューブに蓄積し、蓄積された硬貨を各コインチューブの下端から選択的に1枚ずつ引き出すことで払い出す硬貨処理装置の制御方法において、
    前記各コインチューブに蓄積される払出可能な硬貨の枚数を各金種毎に計数し、
    前記払出可能枚数が「ゼロ」から「1」になったコインチューブを空打ち対象コインチューブとして検出し、
    前記空打ち対象コインチューブが検出され、他の金種に対する払出指令が出される前に、該空打ち対象コインチューブに対応する金種のみに対する払出指令があった場合、全てのコインチューブからの硬貨払出を禁止した状態で硬貨払出動作を行う空打ち動作を実行し、前記空打ち動作終了後に前記空打ち対象コインチューブからの硬貨払出を行うように制御する
    ことを特徴とする硬貨処理装置の制御方法
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