JPS6236596B2 - - Google Patents

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JPS6236596B2
JPS6236596B2 JP55186178A JP18617880A JPS6236596B2 JP S6236596 B2 JPS6236596 B2 JP S6236596B2 JP 55186178 A JP55186178 A JP 55186178A JP 18617880 A JP18617880 A JP 18617880A JP S6236596 B2 JPS6236596 B2 JP S6236596B2
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coins
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JP55186178A
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Jukichi Hayashi
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Nippon Koinko KK
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Nippon Koinko KK
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Publication of JPS6236596B2 publication Critical patent/JPS6236596B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は自動販売機のコインチエンジヤー装
置に関する。
〈従来の技術〉 投入された硬貨のうち所定の高額金種(例えば
100円)を一時保留するエスクロ装置を具えるコ
インチエンジヤーにおいて、それ以外の金種(例
えば10円と50円)の投入硬貨はコインチユーブに
収納されるのが普通である。コインチユーブ内の
硬貨は釣銭用硬貨として使用される。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、商品の販売価格によつては50円硬貨
を釣銭として必要としない場合もあり、そのよう
な場合は50円硬貨を収納したコインチユーブが無
駄になる。このような場合はむしろ50円硬貨をコ
インチユーブに補給せずに全コインチユーブを10
円硬貨の貯蔵に使用するのが釣銭用硬貨準備対策
上好ましい。他方、別の商品を販売対象とするも
のにあつては50円硬貨を釣銭として必要とする場
合もあり、そのような場合は、従来通り、50円硬
貨がコインチユーブに貯蔵されることが好まし
い。そして、50円硬貨を釣銭として使用するか否
かは、恒久的に決定し難いものであり、時代の変
遷、価格の変動等に応じて流動的である。そのた
め、今は50円硬貨をコインチユーブに補給せずに
コインチユーブには10円硬貨のみを貯蔵したいと
いう要求があつても、それ専用のコインチエンジ
ヤーを製造して使用するにはあまりにもリスクが
大きすぎると共にコストもかかり、多少の不便は
あつても50円と10円の両方を夫々貯蔵するコイン
チユーブを具えるコインチエンジヤーに甘んじる
しかなかつた。現時点では50円硬貨が中間的金種
であるため、50円硬貨について上述のような問題
があるが、通貨単位(国)及び時代を問わず、同
様の問題が特に中間的金種の硬貨に関して生じ
る。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
所定金種硬貨(例えば50円貨のような中間的金種
の硬貨)を釣銭用硬貨として必要とするあるいは
必要としないの2通りの要求のどちらにもコイン
チユーブ部分を変更するだけで対応し得るコイン
チエンジヤー装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 この目的の達成のために、本発明によれば、投
入硬貨を金種に応じて選別する硬貨選別装置と、
選別された硬貨のうち所定の高額金種硬貨が該選
別装置から導かれるエスクロ装置と、前記所定高
額金種以外の硬貨が金種別に導かれる硬貨貯蔵装
置と、この硬貨貯蔵装置から硬貨を払出す手段と
を具える自動販売機のコインチエンジヤー装置に
おいて、前記硬貨貯蔵装置に導かれた硬貨のうち
所定の金種の硬貨を前記エスクロ装置に導く方向
変換手段を該硬貨貯蔵装置の入口側に具え、この
方向変換手段それ自体が硬貨貯蔵装置に対して着
脱可能またはこの方向変換手段を具えた硬貨貯蔵
装置それ自体がコインチエンジヤー装置本体に対
して着脱可能であり、この方向変換手段の所定箇
所に凹部を設け、この凹部を検出することにより
方向変換手段の有無を検出するスイツチをコイン
チエンジヤー装置本体側に具備したことを特徴と
する自動販売機のコインチエンジヤー装置が提供
される。
〈作 用〉 本発明によれば、硬貨貯蔵装置(コインチユー
ブ)に導かれた投入硬貨のうち所定の金種(例え
ば50円)をエスクロ装置の方に導く方向変換手段
が該硬貨貯蔵装置の入口側に設けられ、かつこの
方向変換手段それ自体またはこの方向変換手段を
具えた硬貨貯蔵装置それ自体の少なくとも一方が
着脱可能とされる。スイツチは方向変換手段の所
定箇所に設けられた凹部を検出したとき方向変換
手段を設けたコインチユーブが取付られているこ
と検出する。この方向変換手段を設けた硬貨貯蔵
装置(コインチユーブ)をコインチエンジヤーに
取付けた場合は、一旦コインチユーブに導かれた
50円硬貨はすぐにエスクロ装置の方に方向変換さ
れるので、このコインチユーブ内に50円硬貨は貯
蔵されない。例えば、50円硬貨が導かれるはずで
あつたチユーブ内には10円硬貨を予備的に貯蔵し
ておけばよい。従つて、この方向変換手段を具え
るコインチユーブは50円硬貨を釣銭用として必要
としない場合に使用するとよい。他方、この方向
変換手段を有していない在来型のコインチユーブ
を同じコインチエンジヤーに取付ければ、コイン
チユーブに導かれた50円硬貨はそのままチユーブ
内に貯蔵されるので、50円硬貨を釣銭として使用
することができる。
〈実施例〉 以下この発明を添付図面の実施例にもとづいて
詳細に説明しよう。
第1図はコインチエンジヤー10の正面を模式
的に示す図で、硬貨選別機11、コインチユーブ
部12、エスクロ装置13、硬貨検出スイツチC
1,C2,C3等を含んでいる。入口14から選
別機11に入つた硬貨は該選別機11において正
偽が選別され、偽貨(もしくは硬貨拒絶電磁装置
26によつて受入拒否された硬貨)は返却通路1
5に導かれ、正貨は金種別の正貨選別通路16,
17,18に夫々導かれる。釣銭として使用され
ない所定の高額金種硬貨(例えば100円硬貨)に
対応する通路18はエスクロ装置13に通じてい
る。また、釣銭として使用される低額金種硬貨
(例えば10円硬貨)に対応する通路16はコイン
チユーブ部12のチユーブAに通じている。ま
た、この発明に従つて釣銭として使用するかある
いは使用しないかの選択が可能な所定金種硬貨
(例えば50円硬貨)に対応する通路17はコイン
チユーブ部12のチユーブBに通じている。チユ
ーブCは予備のチユーブであり、投入硬貨が自動
補給されずに、専ら手動補給されるものである。
返却通路15はこのチユーブCの背面に形成され
ている。
チユーブA,B及びエスクロ装置13の全段階
において各正貨選別通路16,17,18に対応
して設けられた硬貨検出スイツチC1,C2,C
3は投入された硬貨を金種別に検出するためのも
ので、この出力にもとづいて投入金額の計数がお
こなわれる。エスクロ装置13は、周知のよう
に、投入された所定の高額硬貨を一時保留するも
ので、常時は受入制御部材13Aと返却制御部材
13Bが共に突出しており、硬貨の一時保留を可
能にする。販売が開始された場合、受入制御部材
13Aが没入し、一時保留された硬貨がすべてキ
ヤツシユボツクス(図示せず)に受入れられる。
販売がなされずに返金態勢となつた場合(図示し
ない返却レバーが操作された場合)、返却制御部
材13Bが没入し、一時保留された硬貨は返却シ
ユート19を介して返却通路15に導かれる。例
えば返却シユート19はコインチユーブ部12の
前面に形成されている。
釣銭を払出す場合あるいは返却金を低額硬貨で
払出す場合は、コインチユーブ部12の下部に設
けられたペイアウト装置37が働いてチユーブ
A,B,Cのいずれかから硬貨を排出し、返却通
路15に導く。
第1図に示すコインチユーブ部12は従来より
周知の構造のものである。すなわち、通路16を
経てきた10円硬貨がチユーブA内に自動補給され
ると共に、通路17を経てきた50円硬貨もチユー
ブB内に自動補給される。また、各チユーブA,
Bには手動補給口20A,20Bから10円硬貨及
び50円硬貨を夫々手動補給することも可能であ
る。補助のチユーブCには、釣銭として使用され
ることの多い硬貨(例えば10円)が手動補給口2
0Cから専ら手動補給される。チユーブAに関連
してエンプテイ検出手段(図示せず)が設けられ
ており、チユーブ内の収納硬貨が所定数以上有る
か否かが検出されるようになつている。
一般に、10円硬貨はチユーブAから払出し、こ
のチユーブAのエンプテイが検出されたときに補
助チユーブCから10円硬貨を払出すように制御さ
れる。また、50円硬貨を釣銭として払出す場合は
チユーブBから硬貨払出しを行なう。
コインチユーブ部12は着脱可能なカセツト式
のもので、この部分を第2図に示すように別の型
式コインチユーブ部21に取換えることが可能で
ある。このコインチユーブ部21はこの発明によ
つて初めて提案された新規なもので、外形寸法は
在来型のコインチユーブ部12と全く同一で、両
者の代替が可能となつている。また、コインチユ
ーブ部21のチユーブA及びCもコインチユーブ
部12のチユーブA及びCと同一であり、チユー
ブBが異なつている。
コインチユーブ部21のチユーブBは丈の短い
手動補給専用の補助チユーブとなつており、通路
17はチユーブBに通じていない。すなわち、チ
ユーブBの上部に方向変換部22が設けられてお
り、通路17を通つてきた50円硬貨がこの方向変
換部22でエスクロ装置13の方に導かれるよう
になつている。この方向変換部22の垂直断面を
略示すると第3図aのようになり、エスクロ装置
13の側から見た側面を略示すると同図bのよう
になり、水平断面を略示すると同図cのようにな
る。方向変換部22の上部にある入口22aは通
路17に通じており、側面にある出口22bはエ
スクロ装置13に通じている。
従つて、この方向変換部22を含むコインチユ
ーブ部21を使用した場合は、通路18を経てき
た100円硬貨のみならず、通路17を経てきた50
円硬貨もエスクロ装置13に一時保留される。こ
のコインチユーブ部21は、通路17に導かれる
金種(この例では50円硬貨)を釣銭として使用し
ない場合に使用される。方向変換部22の下部の
チユーブBには50円硬貨ではなく、10円硬貨を手
動補給する。従つて、このコインチユーブ部21
における全チユーブA,B,Cを10円硬貨の収納
のために利用することができる。
釣銭用硬貨として10円及び50円硬貨を使用する
場合は第1図に示すようにコインチエンジヤー1
0にコインチユーブ部12(方向変換部22を含
まないもの)を取付ける。また、釣銭用硬貨とし
て10円硬貨のみを使用する場合は第2図に示すよ
うにコインチエンジヤー10にコインチユーブ部
21(方向変換部22を含むもの)を取付ける。
同じコインチエンジヤー10においてどちらの型
式のコインチユーブ部12,21でも取付可能と
するには、単に両コインチユーブ部12,21が
物理的に互換可能であるだけでは不十分であり、
釣銭払出し制御等の各種制御内容もコインチユー
ブ部の型式に応じて変更可能となつていなくては
ならない。そのためには、コインチエンジヤー1
0に付属する制御回路(図示せず)が、コインチ
ユーブ部12および21の両方に適合した制御機
能をもつ必要があると共に、現在どちらのコイン
チユーブ部(12または21)が取付けられてい
るのかという情報を該制御回路に与えてやる必要
がある。そのために、第4図に示すように方向変
換部22の背後にチユーブ検出スイツチ23を設
けて、どちらのチユーブ部(12または21)が
取付けられているのかを自動的に検出するように
すれば好都合である。
第4図a及びbはスイツチ23が配された部分
の水平断面図であり、aはコインチユーブ部12
が取付けられたときの状態を示し、bはコインチ
ユーブ部21が取付けられたときの状態を示す。
コインチユーブ部12の場合は、スイツチ23に
対応するチユーブBの部分は硬貨を寝かせて収納
し得るように円筒となつているため、スイツチ2
3のアクチユエータ23aは退縮し、該スイツチ
23はオン出力を生じる。他方、コインチユーブ
部21の場合は、スイツチ23に対応する箇所は
方向変換部22となつており、アクチユエータ2
3aに接する面はへこんでいる。従つて、アクチ
ユエータ23aが突出し、スイツチ23はオフ出
力を生じる。24はコインチエンジヤー10の本
体フレーム部である。
チユーブ検出スイツチ23を上述のような構成
とすれば、方向変換部22のあるコインチユーブ
部21とそれのないコインチユーブ部12とを自
動的に区別できる。しかし、これに限らず、スイ
ツチ23を手動操作型のスイツチとしてもよい。
上記では、コインチユーブ部12と21は夫々
別体のカセツト式チユーブとして説明したが、第
5図aに示すような共通部分12′に対して同図
bまたはcに示すような変更部分25Aまたは2
5Bを着脱可能とすることによつてコインチユー
ブ部12または21と同じものを構成することも
できる。共通部分12′はコインチユーブ部12
においてチユーブBの上部を切欠いたものであ
る。すなわち、第5図aの共通部分12′の空所
25に同図bの変更部分25Aを取付けるとコイ
ンチユーブ部12となり、この空所25に同図c
のように方向変換部22を含む変更部分25Bを
取付けるとコインチユーブ部21となる。また、
この共通部分12′はコインチエンジヤー10の
本体フレーム部にネジ等によつて固定し、変更部
分25A,25Bのみを着脱容易としてもよい。
第6図は在来型のエスクロ装置13の側断面を
示すもので、投入硬貨を1列で一時保留する。こ
の場合、コインチユーブ部21を使用したとする
と、方向変換部22の出口22bから落ちてくる
50円硬貨(¥50)も通路18を経て落下してくる
100円硬貨(¥100)も無差別にエスクロ装置13
内で1列に並んで滞留する。
エスクロ装置13は第6図に示すような在来型
のものを用いてもよいが、2種類の硬貨を一時保
留する場合、保留可能枚数が制限されるおそれが
ある。保留可能枚数を増すために第7図に示すよ
うな2列の保留通路13−1,13−2をもつエ
スクロ装置13を用いるようにしてもよい。第7
図の場合、100円硬貨通路18がエスクロ装置1
3の一方の保留通路13−1に通じており、この
保留通路13−1で専ら100円硬貨(¥100)が一
時保留される。また、コインチユーブ部21の方
向変換部22の出口22bが他方の保留通路13
−2に通じており、ここには専ら50円硬貨
(¥50)が一時保留される。尚、受入制御部材1
3Aと返却制御部材13Bは両通路13−1,1
3−2共通に制御する。
上述のような2種類のコインチユーブ部12及
び21を同機種のコインチエンジヤー10で選択
的に使用可能とするために、該コインチエンジヤ
ー10に付属する制御回路に両コインチユーブ部
12,21に適合した制御機能をもたせねばなら
ない。以下この点について説明する。
コインチユーブ部12と21とではチユーブB
の機能(収納金種)が異なり、かつどちらがコイ
ンチエンジヤー10に取付けられているのかによ
つてエスクロ装置13の機能(一時保留硬貨の種
類)も違つてくる。これらの相違によつて、特
に、購入取消し時における投入金額返却制御及び
釣銭払出制御及び投入可能最大枚数の制御及び販
売可能判断制御等に関して、従来とは異なる制御
を行なうことが要求される。すなわち、これらの
制御に関して、コインチユーブ部12または21
のどちらが使用されている場合でも不都合が生じ
ることのないように制御回路を構成することが要
求される。
コインチエンジヤー10に付属する制御回路2
7の一例を第8図に示す。この制御回路27は、
大別すると、金額計数部28とチエンジヤー及び
ベンダー制御部29とを含んでいる。この分類は
説明の便宜上行なつたもので、実際回路において
は、各部28,29が更に細かにデイスクリート
化された各種回路によつて構成されていてもよい
し、あるいは各部28,29が1つのマイクロコ
ンピユータ(あるいはそれに類似した多機能回
路)の中に組込まれていてもよい。
金額計数部28は各金種に対応する硬貨検出ス
イツチC1,C2,C3から与えられる硬貨検出
信号にもとづいて投入金額を加算計数し、チエン
ジヤー及びベンダー制御部29から与えられる信
号にもとづいて販売した商品の価格及び払出した
硬貨の金額を減算計数する。この金額計数部28
は投入金額の合計数(またはその残額)Kを算出
する機能及び各金種別の投入金額(またはその残
額)R100,R50,R10を算出する機能をも有して
いる。合計額K、100円投入額R100、50円投入額
50、10円投入額R10は夫々別々のカウンタで計
数するようにしてもよいし、K,R100,R50を各
別にカウントしてR10はK−(R100+R50)なる
演算で求める、あるいはR100,R50,R10を各別
にカウントしてKはR100+R50+R10なる演算で
求める、等適宜の計算方法を用いてもよい。
チエンジヤー及びベンダー制御部29は、主
に、販売可能判断部30、収金制御部31、硬貨
払出し制御部32を含んでいる。販売可能判断部
30は、投入金額Kと販売価格SPとを比較し、
販売可能な金額が投入されているか否かを判断す
る部分である。販売可能判断部30で販売可能と
判断された場合、販売可能記憶部33がセツトさ
れる。販売可能記憶部33がセツトされると販売
可能信号VEが発生される。販売可能信号VEはベ
ンダー回路(図示せず)に与えられる。このベン
ダー回路では販売可能信号VE及び商品選択スイ
ツチ(図示せず)の操作にもとづいて商品払出し
動作を行なう。ベンダー回路で商品払出し動作が
開始すると、販売開始信号VSがチエンジヤー及
びベンダー制御部29に与えられる。
チエンジヤー及びベンダー制御部29では、販
売開始信号VSにもとづいて販売可能記憶部33
をリセツトすると共に収金制御部31の動作を開
始させる。収金制御部31は、金額計数部28に
おいて投入金額Kから販売価格SPを減算させる
制御を行なう。その結果、金額Kは残額を示す値
となる。
硬貨払出し制御部32は投入金額返却制御及び
釣銭払出し制御を実行するもので、販売がなされ
た後すなわち収金制御がなされた後は残額Kに相
当する硬貨を釣銭として払出す制御を行なうが、
販売がなされる前に返金請求スイツチ34が操作
された場合は各金種の投入金額R100,R50,R10
を同じ金種で返却する全投入金額返却制御を行な
う。
エンプテイセンサ35は10円硬貨自動補給チユ
ーブAの収納硬貨が所定枚数以下であるか否かを
検出するもので、例えばコイル等の近接スイツチ
から成り、チユーブAの所定枚数位置に対応する
高さでコインチエンジヤー10の本体フレーム部
に取付けられている。チユーブAの収納硬貨が所
定枚数(例えば9枚)以下の場合該センサ35か
ら出力されるエンプテイ信号EMPが“0”であ
り、それ以上の場合は“1”である。
払出し硬貨センサ36はコインチユーブ部(1
2または21)から払出された硬貨を検出するた
めのものである。10円エンプテイカウンタE10
コインチユーブ部(12または21)における10
円硬貨の貯蔵枚数をカウントするためのもの、50
円エンプテイカウンタE50はコインチユーブ部1
2における50円硬貨の貯蔵枚数をカウントするた
めのもの、である。このエンプテイカウンタE1
,E50では、コインチユーブ部(12または2
1)に受入れた10円硬貨、50円硬貨を夫々加算計
数し、払出した10円硬貨、50円硬貨を夫々減算計
数することにより、コインチユーブ部(12また
は21)に現在貯蔵している10円硬貨及び50円硬
貨の枚数を夫々計数する。尚、エンプテイセンサ
35またはエンプテイカウンタE10,E50のどち
らか一方だけを具えていてもよい。
チエンジヤー及びベンダー制御部29から出力
されるCREM信号は硬貨拒絶電磁装置26を制
御する信号である。CREM信号は通常オン
(“1”)であり、そのとき電磁装置26は投入硬
貨を正貨通路16,17,18の方向に導き、硬
貨を受入れる。CREM信号がオフ(“0”)とな
ると、電磁装置26は投入硬貨を返却通路15に
導き、受入を拒絶する。また、チエンジヤー及び
ベンダー制御部29からはエスクロ装置13の制
御部材13A,13Bを制御する信号やコインチ
ユーブ部12,21からの硬貨払出しを制御する
信号(ペイアウト装置37を制御する信号)等も
出力される。
チエンジヤー及びベンダー制御部29は50円硬
貨チユーブを有するコインチユーブ部12(以下
これを#1タイプという)と50円硬貨チユーブを
もたないコインチユーブ部21(以下これを#2
タイプという)の両方に適合する制御機能を具備
する。チユーブ検出スイツチ23(第4図)の出
力#1/#2がこの制御部29に入力されてお
り、コインチエンジヤー10において現在どちら
のコインチユーブ部(#1または#2)が取付け
られているかに応じて硬貨受入及び払出し等に関
する制御内容が切換わる。
以下、#1タイプと#2タイプを共用し得るよ
うにしたことに関連する特徴的な制御内容のみを
説明し、それ以外の制御に関する説明は省略す
る。
投入金額返却制御について 返金請求スイツチ34が操作されたときに実行
される制御内容の該略を第9図にフローチヤート
で示す。ステツプ38では販売開始信号VSが発
生されたか否かを判断し、販売が行なわれていな
いこと(ステツプ38の判断がNO)を条件にス
テツプ39に移る。他方、YESの場合は、スイ
ツチ34がオンされても返却制御を行なわずに、
直ちに終了となる。ステツプ39では、エスクロ
装置13の返却制御部材13Bを制御して該エス
クロ装置13に一時保留している硬貨をすべて返
却する。ステツプ40ではコインチエンジヤー1
0に現在取付けられているコインチユーブ部が
#1タイプであるかあるいは#2タイプであるか
を判断する。この判断はチユーブ検出スイツチ2
3の出力#1/#2にもとづいて行なわれる。
#1タイプのコインチユーブ部12が使用され
ている場合はステツプ41を実行する。#1タイ
プの場合はエスクロ装置13には100円硬貨だけ
が一時保留される。従つて、上記ステツプ39で
は投入硬貨のうち100円硬貨のみが返却されたの
である。ステツプ41では金額計数部28におい
て全投入金額Kから100円投入額R100を減算す
る。その結果、投入金額Kは残額(K−R100
を示す値に変更される。同時に100円投入額R100
を0にリセツトする。こうして、エスクロ装置1
3の返却制御によつて返却した100円硬貨の金額
分を減算する。このときの残額Kは投入された50
円硬貨と10円硬貨の合計額を示している。次のス
テツプ42では投入金額(または残額)に50円硬
貨が存在するか否かを判断する。すなわち、金額
計数部28における50円投入額R50が0であるか
否か(R50=0?)を判断し、NOのときすなわ
ち50円硬貨が存在するときステツプ43を実行す
る。ステツプ43では、コインチユーブ部12の
チユーブB(この場合50円硬貨が収納されてい
る)から50円硬貨を1枚払出す制御を行ない、50
円投入額R50及び全投入金額(残額)Kから50円
硬貨1枚分の値を減算する。その後ステツプ42
に戻り、50円投入額(残額)R50が0であるか否
かを判断する。こうして、R50が0とするまでス
テツプ43を繰返し、50円硬貨をチユーブBから
1枚づつ払出し、払出した分を減算する。R50
0となつたとき、50円硬貨で投入された金額をす
べて返却したことを意味する。このときの残額K
は10円硬貨で投入された金額R10を示している。
ステツプ44では投入金額K(すなわちR10
が0であるか否かを判断し、0でない場合はステ
ツプ45に移る。ステツプ45では、チユーブA
から10円硬貨を1枚払出す制御を行ない、K(す
なわちR10)から10円硬貨1枚分の値を減算す
る。その後ステツプ44に戻り、K=0となるま
でステツプ45を繰返す。K=0となつたとき全
投入金額の返却が終了したことを意味する。
一方、#2タイプのコインチユーブ部21が使
用されている場合はステツプ40の次にステツプ
46を実行する。#2タイプの場合はエスクロ装
置13には100円硬貨と50円硬貨が一時保留され
る。従つて、その前のステツプ39では投入硬貨
のうち100円硬貨と50円硬貨がすべて返却された
のである。ステツプ46では全投入金額Kから
100円投入額R100と50円投入額R50を減算する。
その結果、Kは残額すなわち10円投入額R10を示
す値(K−R100−R50)に変更される。同時にR
100及びR50を0にリセツトする。その後ステツプ
44及び45の処理に移り、10円投入額R10に相
当する枚数だけチユーブAから10円硬貨を払出
す。
以上のように、#1タイプあるいは#2タイプ
のどちらの場合でも、投入されたものと同じ金種
の組合せで硬貨を返却することができる。
販売制御のついて 販売がなるれたときに実行される収金及び釣銭
払出しの制御内容を第10図に示す。販売開始信
号VSが発生されたことを条件に、まずステツプ
47が実行される。ここでは、エスクロ装置13
の受入制御部材13Aを制御して該エスクロ装置
13に保留している硬貨をすべてキヤツシユボツ
クスに受入れる。そして、金額計数部28におけ
る100円投入額R100、50円投入額R50、10円投入
額R10をすべてリセツトする。このとき合計投入
額Kはリセツトされない。次に、ステツプ48で
は収金制御を行なう。すなわち、販売した商品の
価格SPを投入金額Kから減算する。その結果、
釣銭として払出すべき残額Kが求められる。ステ
ツプ49では第9図のステツプ40と同様に#1
タイプのコインチユーブ部12が使用されている
かそれとも#2タイプのコインチユーブ部21が
使用されているかを検出する。
#1タイプのコインチユーブ部12が使用され
ている場合は、50円硬貨を釣銭として払出すこと
ができるため、まず50円硬貨の払出しから行な
う。ステツプ50は釣銭額Kが50円以上であるか
否かを判断し、50円以上有る場合はステツプ51
に移つてチユーブBから50円硬貨1枚を払出す制
御を行なう。ステツプ52では払出し硬貨センサ
36の出力を利用して本当に硬貨が払出されたか
を確認する。払出しが確認された場合はステツプ
53に移り、金額計数部28における金額Kから
50円硬貨1枚分の値を減算する。その後ステツプ
50に戻り、Kが50円以下となるまでステツプ5
1及び53を繰返し、50円硬貨を1枚ずつ払出
す。ステツプ50がNOとなると、10円硬貨払出
しルーチン54に移る。
尚、ステツプ52において払出しが確認されな
かつた場合はステツプ55に移り、50円エンプテ
イカウンタE50の内容が0であるか否かを判断す
る。E50=0がYESの場合はチユーブB内に50円
硬貨が存在していないことを意味し、該チユーブ
Bから50円硬貨を払出すことはできないので、10
円硬貨払出しルーチン54に移る。E50=0が
NOの場合はチユーブB内に50円硬貨が存在する
ことを意味し、それにもかかわらず払出しが確認
されなかつたことは何らかのトラブルがあつたと
みなすことができる。そのため、ステツプ56の
おいてペイアウト装置37の硬貨払出し用モータ
(図示せず)を最大で3回まわす制御を行なう。
尚、通常は、このモータを1回まわすことにより
1枚の硬貨がコインチユーブから払出される。ス
テツプ56では、モータを3回まわす過程で硬貨
が払出されたか否かの確認を行ない、払出確認が
なされた場合は3回未満でもステツプ53にジヤ
ンプする。3回まわし終えた後も払出確認がなさ
れなかつた場合は10円硬貨払出しルーチン54に
移る。
10円硬貨払出しルーチン54では、まずステツ
プ57において計数部28の金額Kが0か否かを
判断する。K=0がNOの場合は、払出すべき釣
銭がまだ残つていることを意味するのでステツプ
58において10円硬貨を1枚払出す制御を行な
う。このステツプ58においては始めはチユーブ
Aから10円硬貨を払出す。次に、ステツプ59に
おいては前述のステツプ52と同様の硬貨払出確
認を払出し硬貨センサ36の出力を利用して行な
う。払出しが確認された場合はステツプ60に移
り、金額Kから10円硬貨1枚分の値を減算する。
その後、ステツプ57に戻り、K=0となるまで
ステツプ58及び60を繰返して10円硬貨を1枚
ずつ払出す。K=0となると、釣銭払出しが終了
する。
尚、ステツプ59において払出しが確認されな
かつた場合はステツプ61に移り、前記ステツプ
56と同様に硬貨払出し用モータを3回まわし、
その過程で硬貨払出確認を行なう。払出確認がな
された場合はステツプ60にジヤンプする。払出
確認がなされなかつた場合は、現在払出しを行な
つているチユーブが空になつたと考えられるの
で、ステツプ62において払出チユーブ切替制御
を行なう。例えば今までチユーブAから払出して
いた場合は硬貨を払出すべきチユーブを補助チユ
ーブCに切替える。その後、ステツプ58に戻
り、切替えたチユーブCから10円硬貨を1枚払出
す制御を行なう。
一方、#2タイプのコインチユーブ部21が使
用されている場合は、ステツプ49で#2と判断
されると、直ちに10円硬貨払出しルーチン54を
実行する。尚、払出チユーブ切替ステツプ62で
は、#1タイプの場合はチユーブAの次にチユー
ブCに切替えた後はそれ以上切替は行なわれない
が、#2タイプの場合はチユーブBも10円硬貨補
助チユーブとなつているのでチユーブCが空のと
きはチユーブBに切替える。
販売可能判断について 販売可能記憶部33における販売可能信号VE
のセツト条件は次のまたはが成立したときで
ある。
K=SP K>SPであつてエンプテイ信号ENPが
“1”(チユーブAの10円硬貨が所定枚数以上有
る)かまたは10円エンプテイカウンタE10の内
容が10枚(100円)以上であること。
の場合は釣銭の必要がないため無条件で販売
可能信号VEをセツトする。の場合は釣銭の必
要があるため釣銭用の10円硬貨が必要な枚数だけ
コインチユーブ部に貯えられていることを条件に
販売可能信号VEをセツトする。E10が10枚(100
円)以上有ることを条件とした理由は、最大釣銭
額を90円とし、コインチユーブ部でこの最大釣銭
額を最少限保有していることを条件に販売可能信
号VEをセツトするためである。
販売可能信号VEのリセツト条件は次のまた
はまたはが成立したときである。
販売開始信号VSが発生したとき。
K>SPであつてエンプテイ信号EMPが
“0”(チユーブAの10円硬貨が所定枚数に満た
ない)かまたはE10が10枚(100円)に満たな
いとき。
投入金額Kが販売価格SPに90円をプラスし
た金額SP+90よりも大きいとき。
は、硬貨投入の過程でK=SPが一時的に成
立して一旦販売可能信号VEがセツトされたが、
その後K>SPとなり、釣銭が必要な状態となつ
たが、コインチユーブは釣銭不足状態(EMPが
“0”またはE10が9枚以下)である場合に該当
し、そのような場合は一旦セツトした信号VEを
直ちにリセツトする。
は、最大釣銭額を90円に限定するための制御
である。すなわち、KがSP+90よりも大きいと
いうことは釣銭額が90円を超えることを意味し、
そのような場合は販売可能信号VEをリセツトし
て販売を禁止するのである。従つて釣銭額は最高
で90円に限定される。この理由は、#2タイプで
は50円を釣銭として使用することができないた
め、また、#1、#2両タイプ共100円を釣銭と
して使用できないため、多額の釣銭を必要とする
販売を許可したとすると釣銭用の10円硬貨の不足
がひんぱんに発生するおそれがあるので、これを
防ぐためである。
最大投入額の制御 コインチユーブ部12,21及びエスクロ装置
13において貯留可能な硬貨枚数に制限があるこ
とから1回の販売における硬貨投入枚数に制限を
設けることが従来より実施されている。無制限に
硬貨投入を許可した場合は、エスクロ装置13に
硬貨を保留しきれなくなる、あるいはコインチユ
ーブから硬貨があふれる等の事態が生じる。コイ
ンチユーブからあふれた硬貨はキヤツシユボツク
スに収納されるのであふれること自体に問題はな
いが、多額の10円硬貨が投入されてその殆どがコ
インチユーブからあふれてキヤツシユボツクスに
収納されたときに返金請求がなされるとコインチ
ユーブから多額の10円硬貨を払出さねばならない
事態が生じ、その結果釣銭用硬貨不足を招くこと
になる。上記のような事態を防ぐために、最大投
入額の制限を行うのである。一般に、最大投入額
はコインチユーブの収納容量、エスクロ装置13
の保留容量、販売価格等を考慮して設定される。
最大投入額の制限は、金種別の投入金額あるいは
全投入金額が所定の最大値に達したときに硬貨拒
絶電磁装置26を制御して(オフにして)以後の
投入硬貨を返却通路15に導くことにより行われ
る。
第11図は硬貨拒絶電磁装置26を制御する
CREM信号の発生ロジツクを示す図で、比較部
63に入力されるSPmaxは最高額の商品の販売
価格を示す。また、X1〜X5は各金種毎の最大
投入枚数の設定値を示す。SPmax≦Kのときす
なわち投入金額Kが最高価格SPmax以上となつ
たときは無条件にノア回路64に“1”が与えら
れ、該ノア回路64から出力されるCREM信号
が“0”(オフ)となる。これにより硬貨拒絶電
磁装置26がオフとなり、以後の投入硬貨は受入
れられずに返却通路15に導かれる。#1タイプ
のコインチユーブ部12を使用している場合はア
ンド回路65,66,67が動作可能となり、R
100≧X1またはR50≧X2またはR10≧X3のときに
CREM信号がオフとなる。X1はエスクロ装置
13における100円硬貨の最大保留可能枚数と販
売価格とを考慮した値である。X2はコインチユ
ーブ部12のチユーブBにおける50円硬貨の最大
貯蔵枚数と販売価格とを考慮した値である。X3
はコインチユーブ部12のチユーブAにおける10
円硬貨の最大貯蔵枚数と販売価格とを考慮した値
である。
#2タイプのコインチユーブ部21を利用して
いる場合はアンド回路68,69,70,71が
動作可能となる。更に、エスクロ装置13として
第7図のような2列の保留通路13−1,13−
2を有するものを用いている場合はアンド回路6
8,69が動作可能となり、第6図のような1列
のものを用いている場合はアンド回路71が動作
可能となる。#2タイプはコインチユーブ部21
を使用しかつ2列のエスクロ装置13を用いてい
る場合はアンド回路68,69,70が動作可能
となり、R100≧X1またはR50≧X4またはR10
X3のときにCREM信号がオフとなる。X4は50
円硬貨の一時保留通路13−2(第7図)におけ
る最大保留可能枚数と販売価格とを考慮した値で
ある。1列のエスクロ装置13を用いている場合
はアンド回路70,71が動作可能となり、R10
≧X3またはR100+R50≧X5のときにCREM信号
がオフとなる。X5は第6図に示すような1列の
エスクロ装置13における最大保留可能枚数と販
売価格とを考慮した値であり、100円投入額R100
と50円投入額R50とを合計した値R100+R50がこ
の値X5以上となつたとき、電磁装置26を返却
側に制御するのである。この場合、1列のエスク
ロ装置13には硬貨径の異なる50円硬貨と100円
硬貨が混合して縦に並んで保留されるので最大保
留枚数を正確に特定するのは困難である。そこ
で、径の大きい方の硬貨(100円)によつてエス
クロ装置13を満たしたときの値(X1)をX5
とすれば確実である。しかし、それでは径の小さ
な硬貨がエスクロ装置13に保留されたとき、ま
だ実際には余裕があるにもかかわらずCREM信
号がオフとなり、以後の投入硬貨が返却されてし
まうという不都合が生じることがある。そのよう
な不都合をなくすためには、X5を固定せずに、
100とR50の内容から現在エスクロ装置13に保
留されている硬貨の組合せを判断し、その組合せ
に応じた値をX5とするようにすればよい。
尚、上記実施例ではコインチユーブ部12,2
1のチユーブ数を3としているが、これに限らな
いことは勿論である。また、硬貨の金種も10円、
50円、100円に限らず、通貨単位も円に限らない
ことは勿論である。更に、エスクロ装置で一時保
留する硬貨も100円に限らず、また、コインチユ
ーブ部からエスクロ装置に方向変換される硬貨も
50円硬貨に限らない。例えば、将来的に500円硬
貨が使用されるようになつた場合は、500円硬貨
をエスクロ装置に常に一時保留し、100円硬貨を
コインチユーブ部に自動補給する(#1タイプの
場合)かあるいはコインチユーブ部からエスクロ
装置に方向変換して一時保留する(#2タイプの
場合)ようにしてもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したようにこの発明によれば、所定の
金種(例えば50円硬貨)が導かれるコインチユー
ブの入口側に代替可能に方向変換手段を設けてエ
スクロ装置の方向に硬貨の流れを変換することが
できるようにしたので、同一機種のコインチエン
ジヤーにおいてこの方向変換手段のあるコインチ
ユーブ部とそれのないコインチユーブ部とを選択
的に使用することができるようになる。従つて、
コインチユーブ部(硬貨貯蔵装置)を変更するだ
けで50円硬貨を釣銭として使用するまたは使用し
ないの2通りの要求に対応することができるよう
になり、便利である上、製造コストの点でも有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来より知られているコインチエンジ
ヤーの一例を示す正面略図、第2図はこの発明に
係るコインチエンジヤーの一実施例を示す正面略
図、第3図は同実施例におけるコインチユーブ部
に設けられた方向変換部の構造の一例を示す図、
第4図はコインチエンジヤーに取付けられている
コインチユーブ部のタイプを検出するための構造
の一例を示す断面図、第5図はコインチユーブ部
の別の例を示す斜視図、第6図は硬貨保留通路が
1列のエスクロ装置を示す断面図、第7図は硬貨
保留通路が2列のエスクロ装置を示す断面図、第
8図はこの発明のコインチエンジヤー装置に付属
する制御回路の一例の概略を示すブロツク図、第
9図は同制御回路において実行される投入金額返
却制御の一例を示すフローチヤート、第10図は
同制御回路において実行される販売時の硬貨制御
の一例を示すフローチヤート、第11図は同制御
回路において実行される硬貨投入額(枚数)制限
制御の一例を示すブロツク図、である。 10……コインチエンジヤー、11……硬貨選
別機、12,21……コインチユーブ部、13…
…エスクロ装置、14……硬貨入口、15……返
却通路、16,17,18……金種別の正貨選別
通路、22……方向変換部、26……硬貨拒絶電
磁装置、23……チユーブ検出スイツチ、34…
…返金請求スイツチ、35……エンプテイセン
サ、36……払出し硬貨センサ、37……ペイア
ウト装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 投入硬貨を金種に応じて選別する硬貨選別装
    置と、選別された硬貨のうち所定の高額金種硬貨
    が該選別装置から導かれるエスクロ装置と、前記
    所定高額金種以外の硬貨が金種別に導かれる硬貨
    貯蔵装置と、この硬貨貯蔵装置から硬貨を払出す
    手段とを具える自動販売機のコインチエンジヤー
    装置において、前記硬貨貯蔵装置に導かれた硬貨
    のうち所定の金種の硬貨を前記エスクロ装置に導
    く方向変換手段を該硬貨貯蔵装置の入口側に具
    え、この方向変換手段それ自体が硬貨貯蔵装置に
    対して着脱可能またはこの方向変換手段を具えた
    硬貨貯蔵装置それ自体がコインチエンジヤー装置
    本体に対して着脱可能であり、この方向変換手段
    の所定箇所に凹部を設け、この凹部を検出するこ
    とにより方向変換手段の有無を検出するスイツチ
    をコインチエンジヤー装置本体側に具備したこと
    を特徴とする自動販売機のコインチエンジヤー装
    置。
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JPS57113194A JPS57113194A (en) 1982-07-14
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