JP4665357B2 - 硬貨識別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は硬貨識別装置に関し、特に自動販売機などに内蔵されて投入された硬貨の種類を識別して振り分ける硬貨識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の硬貨識別装置は、市場で発生している偽造硬貨を用いた釣り銭のすり替え防止用として、投入された硬貨を一時保留しておき、返却指令に対してその保留しておいた現物を返却する方式(エスクロ方式)が一般的である。
【0003】
図4は従来のエスクロ式硬貨識別装置の概略構成を示す正面図である。
従来のエスクロ式硬貨識別装置100は、図の上部に投入された硬貨を受け入れる硬貨受入口101を有し、その下部に硬貨識別部102を備えている。その硬貨識別部102の下部には、硬貨を受け入れるか返却口へ導くかの振り分けを行うゲートG0および受け入れた硬貨を100円および500円か10円および50円かに振り分けるゲートG1を備えている。ゲートG1の下部には、このゲートG1によって10円または50円として振り分けられた硬貨を金庫へ収金するかどうか振り分けるゲートG2Rおよび収金されなかった硬貨を10円チューブまたは50円チューブへ振り分けるゲートG3Rを備えている。
【0004】
また、ゲートG1の下部には、このゲートG1によって100円または500円として振り分けられた硬貨を100円通路103または500円通路104に振り分けるゲートG2Lを備えている。100円通路103には、その通路空間に対して進退可能にエスクロ突起部105,106が設けられ、500円通路104には、その通路空間に対して進退可能にエスクロ突起部107,108が設けられていて、それぞれ一時保留部を構成している。これら100円通路103および500円通路104の下部には、一時保留された硬貨を返却口、金庫または100円チューブ/500円チューブへ振り分けるゲートG2F,G3Lを備えている。そして、ゲートG3R,G2F,G3Lの下部には、10円チューブ、50円チューブ、100円チューブ、500円チューブおよび補助釣銭チューブ(SUB)からなる釣銭チューブ部109が配置されている。
【0005】
ここで、一時保留される100円/500円硬貨の通路構成について説明するが、500円硬貨の通路構成は100円硬貨の通路構成とほぼ同様の構成を有しているので、ここでは、100円硬貨の通路構成について説明する。
【0006】
図5は従来のエスクロ式硬貨識別装置の100円硬貨の流れを示す概略側面図である。図5において、図4に示した構成要素と同じ要素については同じ符号を付してある。
【0007】
硬貨受入口101より投入された硬貨110は、硬貨識別部102を通ってその硬貨110の種類と真贋(正貨または偽貨)が判別され、その判別結果に応じて、ゲートG0が正貨/偽貨の振り分けを行い、偽貨ならば、返却口へ通じる通路へ導かれるようになっている。正貨の場合は、ゲートG2Lへ導かれ、ここで500円硬貨と100円硬貨との振り分けが行なわれる。ゲートG2Lの下流側は、100円硬貨の一時保留部になっていて、エスクロ突起部105,106がレバー111を介してエスクロソレノイド112により通路内に対して突入/待避を交互にできるようになっている。この一時保留部の下流側には、ゲートG2F,G3Lが設けられ、一時保留部より解放された100円硬貨を金庫、検銭チューブ、返却口へ導くようにしている。
【0008】
図6は一時保留部の待機状態を示す図、図7は一時保留部の硬貨処理状態を示す図である。
一時保留部の待機状態では、エスクロソレノイド112はオフ状態にあり、このとき、上流側のエスクロ突起部105は、100円通路103より待避しており、下流側のエスクロ突起部106は、100円通路103内に突出している。これにより、100円通路103は、エスクロ突起部106によって100円通路103が遮られており、100円通路103に落下してきた硬貨110aは、エスクロ突起部106によって阻止され、ここで一時保留される。
【0009】
一時保留部の硬貨処理状態では、エスクロソレノイド112はオン状態になる。すると、エスクロソレノイド112はレバー111の一端を持ち上げ、上流側のエスクロ突起部105を100円通路103内に突入させるとともに、下流側のエスクロ突起部106を100円通路103から待避させる。これにより、一時保留されていた硬貨110aは、送り出されて、ゲートG2F,G3Lの動作によって決まる振り分け先に導かれ、次に落下してきた硬貨110bをエスクロ突起部105で受け止める。再度、エスクロソレノイド112がオフ状態になると、待機状態に戻り、エスクロ突起部105で受け止められていた硬貨110bがその下側のエスクロ突起部106で受け止められ、一時保留される。
【0010】
図8はエスクロ式硬貨識別装置の硬貨の一時保留状態を示す図である。
硬貨識別部102からゲートG0,G1を通過してきた100円および500円硬貨はゲートG2Lにて振り分けられ、100円硬貨は100円通路103に、500円硬貨は500円通路104にそれぞれ導かれる。一時保留部では、導入された硬貨を一旦貯え、エスクロソレノイドのオフ−オン−オフの一連の動作によって、貯えられた硬貨を1枚ずつ送り出すとともに送り出すことによって空いたスペースに次に落下してきた硬貨が貯えられることになる。
【0011】
図9は従来のエスクロ式硬貨識別装置の硬貨振り分け動作の流れを示すフローチャート、図10は振り分けソレノイドの動作マトリックスを示す図である。
まず、投入された硬貨は、硬貨識別部102で硬貨の種類と真贋(正貨/偽貨)が判別される。ゲートG0は、その硬貨識別部102での判別にもとづいて振り分け動作をし、偽貨は返却通路へ、正貨はゲートG1へ振り分けられる(ステップS1)。ゲートG1では、正貨が10円/50円の場合、オン動作をし、100円/500円の場合、オフ動作のままとなる(ステップS2)。10円/50円の場合、その硬貨はゲートG2Rへ振り分けられ、ゲートG2Rでは、金庫へ収金する場合はオン動作をし、それ以外はオフ動作のままで、ゲートG3Rへ振り分けられる(ステップS3)。ゲートG3Rでは、10円の場合、オフ動作のままで、その10円硬貨を10円用の釣銭チューブへ導き、50円の場合、オン動作をして、その50円硬貨を50円用の釣銭チューブへ導く(ステップS4)。
【0012】
一方、ゲートG1で振り分けられた100円/500円は、ゲートG2Lへ振り分けられ、振り分けられた硬貨が100円の場合、ゲートG2Lは、オン動作をし、500円の場合は、オフ動作のままである(ステップS5)。ゲートG2Lがオン動作をすると、その100円硬貨を100円一時保留部へ導く。100円一時保留部では、エスクロソレノイドをオフ−オン−オフ動作させて一時保留されている100円硬貨を1枚ずつ送り出す(ステップS6)。送り出された100円硬貨は、ゲートG3Lに導かれる。ゲートG3Lは、その100円硬貨を返却する場合は、オン動作をして返却口へ振り分け、収金または収納の場合は、オフ動作のままで、ゲートG2Fに振り分けられる(ステップS7)。ゲートG2Fでは、収納する場合はオフ動作のままで、100円硬貨を100円用の釣銭チューブへ導き、収金する場合はオン動作をして100円硬貨を金庫へ導く(ステップS8)。
【0013】
ゲートG2Lがオフ動作のままであると、500円硬貨を500円一時保留部へ導く。500円一時保留部では、エスクロソレノイドをオフ−オン−オフ動作させて一時保留されている500円硬貨を1枚ずつ送り出す(ステップS9)。送り出された500円硬貨は、ゲートG3Lに導かれる。ゲートG3Lは、その500円硬貨を返却する場合は、オン動作をして返却口へ振り分け、収金または収納の場合は、オフ動作のままで、ゲートG2Fに振り分ける(ステップS10)。ゲートG2Fでは、収納する場合はオフ動作のままで、500円硬貨を500円用の釣銭チューブへ導き、収金する場合はオン動作をして500円硬貨を金庫へ導く(ステップS11)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のエスクロ式硬貨識別装置では、100円硬貨の一時保留方法は、図8に示すように100円の通路部に外径方向に隣列して保留しているため、保留する枚数に制限があった。そのため保留枚数以上の硬貨を投入する場合には、先頭の保留硬貨を釣り銭チューブまたは金庫へ振り分ける処理を実施してから次の硬貨の受け入れを可能としていた。したがって、硬貨処理をしている間は、硬貨の受け入れ禁止状態となり硬貨を連続投入した時、受付率が低下してしまうという問題があった。
【0015】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、100円硬貨を連続投入しても受付率が低下しない硬貨識別装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、投入された硬貨の種類を識別して振り分ける硬貨識別装置において、硬貨の種類を識別する硬貨識別手段と、識別された硬貨を識別結果にもとづき対応する種類の釣銭チューブへ振り分ける振り分け手段と、振り分けられた特定の種類の硬貨を対応する種類の前記釣銭チューブへ導く直前の経路上に設けられて前記特定の種類の硬貨を一時的に保留する一時保留手段と、前記特定の種類の硬貨を一時的に保留するかしないかを設定する設定手段と、前記特定の種類の硬貨を、前記設定手段が一時的に保留する設定の場合、前記一時保留手段へ振り分け、一時的に保留しない設定の場合、補助釣銭チューブへ振り分ける特定金種振り分け手段と、を備えていることを特徴とする硬貨識別装置が提供される。
【0017】
このような硬貨識別装置によれば、特定の種類の硬貨を一時保留手段へ振り分けることなく、特定金種振り分け手段がその特定の種類の硬貨を補助釣銭チューブへ振り分けることができるような構成にした。これにより、設定手段を、特定の種類の硬貨を一時保留手段で一時保留しない設定にすることで、特定の種類の硬貨を連続投入しても特定金種振り分け手段が連続して振り分け動作を行って補助釣銭チューブへ振り分けるため、受付率低下することがなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、エスクロ式硬貨識別装置に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明を適用したエスクロ式硬貨識別装置の概略構成を示す正面図である。
本発明によるエスクロ式硬貨識別装置1は、図の上部に投入された硬貨を受け入れる硬貨受入口2を有し、その下部に投入された硬貨の種類と真贋を判定する硬貨識別部3を備えている。その硬貨識別部3の下部には、識別された硬貨が正貨の場合は受け入れ、偽貨の場合は返却口へ導くよう振り分けるゲートG0と、受け入れた硬貨を100円および500円か10円および50円かによって振り分けを行うゲートG1とを備えている。このゲートG1はまた、100円硬貨を補助釣銭チューブ(SUB)に収納する場合にも、硬貨が10円および50円の場合と同じ動作をする。ゲートG1の下部には、このゲートG1によって10円または50円として振り分けられた硬貨を金庫へ収金するかどうか振り分けるゲートG2Rおよび収金されなかった硬貨を10円チューブまたは50円チューブへ振り分けるゲートG3Rと、収納用に振り分けられた100円硬貨を補助釣銭チューブ(SUB)に振り分けるゲートSUB0とを備えている。
【0020】
また、ゲートG1の下部には、このゲートG1によって100円または500円として振り分けられた硬貨を100円通路4または500円通路5に振り分けるゲートG2Lを備えている。100円通路4には、その通路空間に対して進退可能にエスクロ突起部6,7が設けられ、500円通路5には、その通路空間に対して進退可能にエスクロ突起部8,9が設けられていて、それぞれ一時保留部を構成している。これら100円通路4および500円通路5の下部には、一時保留された硬貨を返却口、金庫または100円チューブ/500円チューブへ振り分けるゲートG2F,G3Lを備えている。そして、ゲートG3R,G2F,G3Lの下部には、10円チューブ、50円チューブ、100円チューブ、500円チューブおよび補助釣銭チューブ(SUB)からなる釣銭チューブ部10が配置されている。
【0021】
なお、一時保留される100円/500円硬貨の通路構成は、図5に示した従来のエスクロ式硬貨識別装置の100円硬貨用の通路構成と同じ構成を有している。ただし、一時保留された100円硬貨を送り出すエスクロソレノイドは、ゲートSUB0と連動されており、100円硬貨を一時保留しない設定にした場合に、ゲートSUB0を駆動して100円硬貨を補助釣銭チューブ(SUB)へ振り分けるようにしている。これは、100円硬貨を一時保留しない場合、100円硬貨用の一時保留部で100円硬貨の送り出しを行わないためであり、したがって、100円硬貨を送り出すエスクロソレノイドをゲートSUB0の駆動源として共用できるのある。
【0022】
次に、以上の構成のエスクロ式硬貨識別装置1の動作について説明する。
図2は本発明によるエスクロ式硬貨識別装置の硬貨振り分け動作の流れを示すフローチャート、図3は本発明によるエスクロ式硬貨識別装置の振り分けソレノイドの動作マトリックスを示す図である。
【0023】
まず、投入された硬貨は、硬貨識別部3で硬貨の種類と真贋(正貨/偽貨)が判別される。ゲートG0は、その硬貨識別部3での判別結果にもとづいて、偽貨の場合はオフ動作のまま、正貨の場合はオン動作を行う(ステップS21)。これにより、偽貨は返却通路へ、正貨はゲートG1へ振り分けられる。ゲートG1では、振り分けられた正貨が10円/50円の場合、オン動作をし、100円/500円の場合、オフ動作のままとなる(ステップS22)。また、100円硬貨を一時保留しない場合には、このゲートG1は、オン動作をする。
【0024】
10円/50円の場合および一時保留なしの100円の場合、その硬貨はゲートG2Rへ振り分けられ、ゲートG2Rでは、金庫へ収金する場合はオン動作をし、それ以外はオフ動作のままで、ゲートSUB0へ振り分けられる(ステップS23)。ゲートSUB0では、一時保留なしの100円の場合、オン動作をしてその100円硬貨を補助釣銭チューブ(SUB)へ振り分け、10円/50円の場合はオフ動作のままで、10円または50円硬貨はゲートG3Rへ振り分けられる(ステップS24)。ゲートG3Rでは、10円の場合、オフ動作のままで、その10円硬貨を10円用の釣銭チューブへ振り分け、50円の場合、オン動作をして、その50円硬貨を50円用の釣銭チューブへ振り分ける(ステップS25)。
【0025】
一方、ゲートG1で振り分けられた100円/500円(一時保留なし100円に設定の場合は500円のみ)は、ゲートG2Lへ振り分けられ、振り分けられた硬貨が100円の場合、ゲートG2Lは、オン動作をし、500円の場合は、オフ動作のままである(ステップS26)。ゲートG2Lがオン動作をすると、その100円硬貨を100円一時保留部へ導く。100円一時保留部では、エスクロソレノイドをオフ−オン−オフ動作させて一時保留されている100円硬貨を1枚ずつ送り出す(ステップS27)。送り出された100円硬貨は、ゲートG3Lに導かれる。ゲートG3Lは、その100円硬貨を返却する場合は、オン動作をして返却口へ振り分け、収金または収納の場合は、オフ動作のままで、ゲートG2Fに振り分けられる(ステップS28)。ゲートG2Fでは、収納する場合はオフ動作のままで、100円硬貨を100円用の釣銭チューブへ振り分け、収金する場合はオン動作をして100円硬貨を金庫へ振り分ける(ステップS29)。
【0026】
ゲートG2Lがオフ動作のままであると、500円硬貨を500円一時保留部へ導く。500円一時保留部では、エスクロソレノイドをオフ−オン−オフ動作させて一時保留されている500円硬貨を1枚ずつ送り出す(ステップS30)。送り出された500円硬貨は、ゲートG3Lに導かれる。ゲートG3Lは、その500円硬貨を返却する場合は、オン動作をして返却口へ振り分け、収金または収納の場合は、オフ動作のままで、ゲートG2Fに振り分ける(ステップS31)。ゲートG2Fでは、収納する場合はオフ動作のままで、500円硬貨を500円用の釣銭チューブへ振り分け、収金する場合はオン動作をして500円硬貨を金庫へ振り分ける(ステップS32)。
【0027】
このように、本発明によるエスクロ式硬貨識別装置1は、従来通り100円、500円硬貨を通路部で一時保留する機構を残し、更に、投入された100円硬貨を通常の100円のエスクロ通路に導かず、新しく追加されたゲートSUB0により補助釣銭チューブ(SUB)へ振り分ける構造にしたことで、一時保留なし100円に設定の場合、100円硬貨は、一時保留部へ振り分けられることなく補助釣銭チューブ(SUB)へ振り分けられるようになる。この結果、100円硬貨の連続投入における受け入れ間隔を短縮することができる。この、連続投入における受け入れ間隔は、従来では、硬貨1枚当たり約1秒かかっていたが、本発明では、エスクロソレノイドによる一時保留および送り出しの動作がないため、硬貨1枚当たり約0.5秒となる。
【0028】
なお、補助釣銭チューブ(SUB)へ振り分ける構造は、100円硬貨にこだわらなく、特定のメダルなどの振り分け手段として利用可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、100円硬貨を補助釣銭チューブへ振り分けるゲートSUB0を備える構成にした。これにより、100円硬貨を連続投入してもそのゲートSUB0が連続して補助釣銭チューブへの振り分けをするため、受付率が低下することはない。
【0030】
また、100円硬貨を補助釣銭チューブへ振り分けるゲートを一時保留部のエスクロソレノイドを駆動源とすることにより、ゲートを駆動する新たな駆動源を必要とせず、コスト上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエスクロ式硬貨識別装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】本発明によるエスクロ式硬貨識別装置の硬貨振り分け動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明によるエスクロ式硬貨識別装置の振り分けソレノイドの動作マトリックスを示す図である。
【図4】従来のエスクロ式硬貨識別装置の概略構成を示す正面図である。
【図5】従来のエスクロ式硬貨識別装置の100円硬貨の流れを示す概略側面図である。
【図6】一時保留部の待機状態を示す図である。
【図7】一時保留部の硬貨処理状態を示す図である。
【図8】エスクロ式硬貨識別装置の硬貨の一時保留状態を示す図である。
【図9】従来のエスクロ式硬貨識別装置の硬貨振り分け動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】振り分けソレノイドの動作マトリックスを示す図である。
【符号の説明】
1 エスクロ式硬貨識別装置
2 硬貨受入口
3 硬貨識別部
4 100円通路
5 500円通路
6,7 エスクロ突起部(100円用)
8,9 エスクロ突起部(500円用)
10 釣銭チューブ部
G0,G1,G2F,G2L,G2R,G3L,G3R,SUB0 ゲート

Claims (2)

  1. 投入された硬貨の種類を識別して振り分ける硬貨識別装置において、
    硬貨の種類を識別する硬貨識別手段と、
    識別された硬貨を識別結果にもとづき対応する種類の釣銭チューブへ振り分ける振り分け手段と、
    振り分けられた特定の種類の硬貨を対応する種類の前記釣銭チューブへ導く直前の経路上に設けられて前記特定の種類の硬貨を一時的に保留する一時保留手段と、
    前記特定の種類の硬貨を一時的に保留するかしないかを設定する設定手段と、
    前記特定の種類の硬貨を、前記設定手段が一時的に保留する設定の場合、前記一時保留手段へ振り分け、一時的に保留しない設定の場合、補助釣銭チューブへ振り分ける特定金種振り分け手段と、
    を備えていることを特徴とする硬貨識別装置。
  2. 前記特定金種振り分け手段は、前記一時保留手段の駆動源を利用して振り分け動作を行うことを特徴とする請求項1記載の硬貨識別装置。
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