JPS6233542Y2 - - Google Patents

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JPS6233542Y2
JPS6233542Y2 JP1979080645U JP8064579U JPS6233542Y2 JP S6233542 Y2 JPS6233542 Y2 JP S6233542Y2 JP 1979080645 U JP1979080645 U JP 1979080645U JP 8064579 U JP8064579 U JP 8064579U JP S6233542 Y2 JPS6233542 Y2 JP S6233542Y2
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JP
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handling depth
drive mechanism
motor
handling
grain
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、扱深さ調節用の穀稈搬送装置を位置
変更させる電動駆動機構を、穀稈の穂先位置検出
検果に基づいて作動させ、該搬送装置を所定扱深
さ位置まで自動変化させて停止させるよう構成し
たコンバインの扱深さ制御機構に関する。
上記構成の制御機構では、稈長の変動によつて
扱深さ量が変化すると電動モータ等の駆動機構が
通電駆動され、穀稈搬送装置が所定の扱深さ調節
位置まで変位すると電動駆動機構への通電が自動
的に断たれて制御が完了するように構成されてい
るのであるが、穀稈搬送装置の移動抵抗が電動駆
動機構の起動力よりも大きくなると、搬送装置が
移動不能もしくは移動途中で停止してしまい、制
御が完了しないために電動駆動機構に連続して大
電流が流されたまゝとなり、電動駆動機構や制御
回路が焼損してしまうおそれがあつた。
この考案は、このようなトラブルを解消するた
めになされたものであつて、冒記構成の制御機構
において、前記穀稈搬送装置をその位置変更全範
囲に亘つて正規速度で移動させるのに要する時間
よりも長く前記電動駆動機構へ通電されたとき
に、この駆動機構への駆動電流を断つタイマー回
路を設けてあることを特徴としている。
上記特徴構成によれば、扱深さ調節用穀稈搬送
装置が機械的なトラブルで不測に動かなくなつた
状態で制御が行われたとしても、電動駆動機構に
長時間に亘つて大電流を流すことがなくなり、電
動駆動機構や制御回路が焼損するのを未然に防止
することができるようになつた。
この様な過電流によるトラブルの防止対策とし
て一般にはブレーカが使用されるが、本考案によ
るコンバインの扱深さ制御機構はこのブレーカと
比べても特に次の利点がある。すなわち、電動駆
動機構に対してはその始動時の大電流によつて遮
断しないようにバイメタルを用いた熱伝動式のブ
レーカを使用することが多く、この熱動式のブレ
ーカは遮断動作にバラツキがあつて信頼性に欠け
ることがある。これに比べて本考案は、扱深さ調
節用の搬送装置をその位置変更全範囲に亘つて正
規速度で移動させるのに要する時間よりも長く通
電されたときに駆動電流を断つものであるから、
その作動が極めて正確であり、前述の焼損を確実
に防止できるという利点がある。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はコンバインの前部を示す側面図であつ
て、クローラ走行装置1及び脱穀装置2を装備し
た本機3の前部に、複数条の穀稈列に作用する引
起し装置4、刈取り装置5、刈取り穀稈の合流用
搬送装置6及び穂先と株元を支持して刈取穀稈を
脱穀フイードチエーン7に供給する穀稈後方搬送
装置8とを装備した引起し前処理部9が、後部支
点Pを中心に揺動昇降自在に連結されている。
前記穀稈後方搬送装置8は前処理部支点Pを中
心に揺動昇降自在に構成されて、脱穀フイードチ
エーン7への穀稈供給位置を変更する扱深さ調節
装置としての機能が与えられている。
第2図は前記穀稈後方搬送装置8の位置変更構
造を示すものであつて、正逆転可能な電気モータ
10の出力軸11がウオーム減速機構12、チエ
ーン13を介して位置変更用リンク機構14に連
動連結されている。
前記電気モータ10は引起し装置4の背部に設
けた稈長検出機構15の検出結果に基づいて自動
的に正逆転駆動並びに停止されるものであつて、
その詳細を次に説明する。
前記稈長検出機構15は、引起し穀稈の稈長方
向に並設された3個の穂先検出センサスイツチ
S1,S2,S3と、株元位置に設けた起動スイツチS0
からなり、穂先位置の検出によつて稈長を4段階
に判別可能となつている。つまり、稈長がスイツ
チS1よりも低いもの、スイツチS1,S2の中間高さ
にあるもの、スイツチS2,S3の中間高さにあるも
の、及び、スイツチS3よりも高いものを判別する
ものである。
又、前記穀稈後方搬送装置8の駆動部の固定フ
レーム部分には該搬送装置8の位置を検出する回
転摺接式のスイツチ機構16が連結されている。
このスイツチ機構16は、第3図に示すように、
前記稈長検出機構15の穂先検出センサスイツチ
S1,S2,S3に接続された部分円弧状の固定接点
a,b,c,a′,b′,c′と、前記電気モータ10
の正逆駆動用リレ17,18に接続された一対の
部分円弧状の固定接点d,d′と、一体的に回動可
能な一対の可動接点e,e′とからなり、且つ、可
動接点e,e′の支持部材19が前記ウオーム減速
機構12の出力軸20に連結されて回転するよう
に構成されている。
尚、第3図中のSW1は後述する手動調節時に用
いる「手動−自動」切換え用のスイツチ、又、
SW2はメインスイツチである。
次に、上記構成による自動扱深さ制御作動につ
いて説明する。
第3図の状態でセンサスイツチS1より低い穀稈
が引起し装置4に導入されると、起動スイツチS0
のみがONされるために、電源V→固定接点d′→
可動接点e′→固定接点b′→センサスイツチS2→起
動スイツチS0→アース、の通電回路が成立し、リ
レー17が通電作動してモータ10が深扱き側に
正転駆動される。モータ10の駆動に伴つて支持
部材19が時計回りに回転され、可動接点e′が固
定接点b′を越えa′に移つてもリレー17の通電は
維持され同方向の回転が続行され、そして可動接
点e′が固定接点a′から外れた位置F1でリレー17
の通電回路が断たれてモータ10が停止し、この
位置F1が最深扱き調節位置となる。
この状態からセンサスイツチS1,S2の中間高さ
の穀稈が導入されると、センサスイツチS1がON
されるために、電源V→固定接点d→可動接点e
→固定接点a→センサスイツチS1→起動スイツチ
S0→アース、の通電回路が成立し、リレー18が
通電作動してモータ10が浅扱き側に逆転駆動さ
れる。そして、支持部材19の反時計回りの回転
によつて可動接点eが固定接点aから外れた位置
F2まで回転されると、リレー18の通電が断た
れてモータ10は停止する。この位置F2が中深
扱き調節位置となる。
更に、この状態からセンサスイツチS2,S3の中
間高さの穀稈が導入されると、センサスイツチ
S1,S2がONされるために、電源V→固定接点d
→可動接点e→固定接点b→センサスイツチS2
起動スイツチS0→アース、の通電回路が成立して
リレー18が通電され、モータ10が浅扱き側に
逆転駆動される。そして、支持部材19の反時計
回りの回転によつて可動接点eが固定接点bから
外れた位置F3まで回転されるとモータ10が停
止する。この位置F3が中浅扱き調節位置とな
る。
又、この状態でセンサスイツチS3より高い穀稈
が導入されると、センサスイツチS1,S2,S3が総
てONされるために、電源V→固定接点d→可動
接点e→固定接点c→センサスイツチS3→起動ス
イツチS0→アース、の通電回路が成立してモータ
10が更に浅扱き側に逆転駆動され、可動接点e
が固定接点cから外れた位置F4まで回転されて
モータ10が停止する。この位置F4が最浅扱き
調節位置となる。
又、前記各位置F4,F3,F2において1段階又
はそれ以上の短い稈が導入されると、リレー17
が通電されてモータ10が深扱き側に正転され、
センサスイツチS1,S2,S3の作動状態に応じた位
置F3,F2,F1まで支持部材19が回転して停止
するのである。
又、本考案においては前記モータ10の焼損を
防止するため第3図中に示すようにタイマー回路
21a,21bが組込まれている。
つまり、第3図の状態でセンサS1がONされる
と、タイマー回路21aのトランジスタTr1
OFFとなり、それによつてリレー駆動用トラン
ジスタTr2がONとなり、リレー17が働いて支
持部材19が時計回りに回転され始め、これと同
時にコンデンサC1に充電が開始される。そし
て、充電開始ののち一定時間Tが経過するとトラ
ンジスタTr3がONしてトランジスタTr2のベース
電流が流れなくなり、トランジスタTr2がOFFと
なつてリレー17が作動を停止する。これによつ
てモータ10への通電が断たれる。
この場合、前記一定時間Tは、モータ10が正
規速度で回転して可動接点e,e′が固定接点群
a,b,c,a′,b′,c′の全てを通過するに要す
る時間、つまり最深扱き位置F1から最浅扱き位
置F4、又はその逆に作動する時間Tよりも長く
設定されている。
従つて、搬送詰まりなどの原因で搬送装置8の
移動に大きい抵抗が作用して所定の扱深さ調節位
置に至るまでに停止すると、回転しないモータ1
0に大電流が流れることになるが、前記タイマー
時間Tが経過すると自動的にモータ駆動が断たれ
てモータ10の焼損が防止されるのである。
尚、このようにタイマー回路21a,21bの
働きでモータ駆動が断たれたことをランプ又はブ
ザー等で警報するとよい。そして、このような警
報が出るとスイツチSW1を手動Manuに切換え
て、逆方向に一旦搬送装置8を動かす等するとよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る扱深さ制御機構の実施例を
示し、第1図はコンバイン前部の側面図、第2図
は扱深さ調節機構の側面図、第3図は電気回路図
である。 8……穀稈搬送装置、10……電動駆動機構、
21a,21b……タイマー回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱深さ調節用の穀稈搬送装置8を位置変更させ
    る電動駆動機構10を、穀稈の穂先位置検出結果
    に基づいて作動させ、該搬送装置8を所定扱深さ
    位置まで自動変位させて停止させるよう構成した
    コンバインの扱深さ制御機構において、前記搬送
    装置8をその位置変更全範囲に亘つて正規速度で
    移動させるのに要する時間よりも長く前記電動駆
    動機構10へ通電されたときに、この駆動機構1
    0への駆動電流を断つタイマー回路21a,21
    bを設けてあるコンバインの扱深さ制御機構。
JP1979080645U 1979-06-12 1979-06-12 Expired JPS6233542Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979080645U JPS6233542Y2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979080645U JPS6233542Y2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55180346U JPS55180346U (ja) 1980-12-25
JPS6233542Y2 true JPS6233542Y2 (ja) 1987-08-27

Family

ID=29313978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979080645U Expired JPS6233542Y2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12

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JP (1) JPS6233542Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635454Y2 (ja) * 1978-10-05 1988-02-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55180346U (ja) 1980-12-25

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