JPH0724991Y2 - コンバインの扱深さ制御装置 - Google Patents

コンバインの扱深さ制御装置

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JPH0724991Y2
JPH0724991Y2 JP1983195698U JP19569883U JPH0724991Y2 JP H0724991 Y2 JPH0724991 Y2 JP H0724991Y2 JP 1983195698 U JP1983195698 U JP 1983195698U JP 19569883 U JP19569883 U JP 19569883U JP H0724991 Y2 JPH0724991 Y2 JP H0724991Y2
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哲哉 稲田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は脱穀部前方に刈取部を備えて穀稈を連続的に刈
取って脱穀するコンバインの扱深さ制御装置に関する。
「従来の技術」 一般に脱穀部に供給する前に穀稈の稈長を検出する長稈
センサ及び中立センサを設けるが、前記センサを光電セ
ンサによって形成して非接触型に構成すると、そのセン
サが穂先の抵抗とならないので稈姿勢の乱れ等を防止で
きる。
「考案が解決しようとする問題点」 しなし乍ら、中立及び深扱ぎ用の2個の光電センサを設
けると、従来の接触型センサに比べて高価となってコス
ト低下を図り難いと共に、その2個の光電センサを近接
させることによって互いに影響するので、各センサの取
付け間隔によって設定される不感帯幅を容易に設定し難
く、希望する扱深さ調節精度を得られない等の問題があ
った。
また、特開昭57-132807号公報に示す如く、1個の非接
触センサで穀稈長を検出する技術があったが、刈刃前方
で下向きにセンサを設け、未刈り穀稈を上方から検出す
るもので、穀稈の長手方向延長上にセンサを配設してい
るから、自重で折曲し易い穂先位置を適正に検出し得る
ものではないと共に、刈取部の対地高さが変化しても前
記センサ出力が変化することになり、稈搬送部材を変位
させる扱深さ調節部材の制御が適正に行われるものでな
い等の構造上及び機能上の問題があった。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記の問題点に対処したものであり、刈取部か
ら脱穀部に至る穀稈搬送経路途中の稈搬送部材を扱深さ
調節部材によって変位させて穀稈の扱深さを略一定に保
つ装置において、中立位置及び深扱ぎ位置の横倒し刈取
り穀稈の穂先部を稈長に対し交叉する方向から夫々感知
可能な一定検出幅を有する1個の非接触センサを設け、
前記非接触センサ検出値をふたつの基準電圧と比較し
て、その基準電圧と非接触センサ検出値の出力電圧差に
よって穀稈長を検出可能に構成したものである。
「作用」 従って、前記非接触センサによって稈姿勢を乱すことな
く適正な不感帯幅で稈長を正確に検出し得、並設構造に
比べて経済的で前記非接触センサによる不感帯幅を出力
電圧設定等によって簡単に設定し得、取扱い操作を簡便
にして扱深さ調節精度の向上を容易に図り得ると共に、
穂先が折曲って誤検出する従来の不具合をなくし得、ま
た刈取部の昇降により未刈り稈が誤検出される従来の不
具合をなくし得、横倒し刈取り穀稈の穂先部を安定した
状態で稈長に対し交叉する方向から極めて精度良く検出
し得、稈長検出並びに扱深さ制御の機能を従来に比べて
著しく向上させ得るものである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図はコンバインの側面図、第2図は同平面図であ
り、図中(1)は走行駆動ミッション(2)を取付ける
トラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム
(1)の両側に走行駆動スプロケット(4)を介して装
設する走行クローラ、(5)は前記トラックフレーム
(1)に支持させる機台、(6)は左側にフィードチェ
ン(7)を張設し扱胴(8)を内蔵する脱穀部、(9)
は回動支点軸(10)及び昇降シリンダ(11)を介して機
台(5)前方に支持させ刈刃(12)及び穀稈搬送機構
(13)を備える刈取部、(14)は排藁チェーン(15)終
端を臨ませる排藁カッター、(16)は排藁集束台、(1
7)はコンバインの各部を駆動するエンジン、(18)は
揚穀筒(19)を臨ませて脱穀部(6)から取出す穀粒を
溜める籾タンク、(20)は運転席(21)及び運転操作部
(22)を備える運転台であり、サイドクラッチレバー
(23)(23)と刈取り及び脱穀クラッチレバー(24)
(25)を運転席(21)の前方に備えると共に、運転席
(21)の左側である運転台(20)の内側方に走行変速レ
バー(26)を組込み、連続的に穀稈を刈取って脱穀する
ように構成する。
第3図に示す如く、前記刈取部(9)から脱穀部(6)
に至る穀稈搬送経路途中に設ける稈搬送部材である縦搬
送チェン(27)を前記穀稈搬送機構(13)に備え、刈刃
(12)によって稈元を切断した刈取り穀稈を前記チェン
(27)によってフィードチェン(7)始端部に搬送する
と共に、扱深さ調節支点(28)を中心に前記搬送チェン
(27)を揺動自在に支持させ、そのチェン(27)終端を
フィードチェン(7)始端に接離させて扱深さ調節する
ように構成している。
また前記搬送チェン(27)を変位させる扱深さ調節部材
である扱深さモータ(29)を備え、伸縮自在な一対のネ
ジ軸(30)(31)を介して前記チェン(27)にモータ
(29)の出力軸(32)を連結させ、前記モータ(29)の
正逆転制御により、深浅リミットスイッチ(33)(34)
の調節範囲内で前記チェン(27)を揺動させるように構
成している。
そして中立位置及び深扱ぎ位置の横倒し刈取り穀稈
(a)の穂先部を稈長に対し交叉する方向から夫々感知
可能な一定検出幅(l)を有する1個の光電センサ(3
5)を備え、脱穀部(6)前側の扱口(36)上側に前記
センサ(35)を設けると共に、その扱口(36)を形成す
る入口供給板(37)を前記センサ(35)に対して傾斜さ
せて形成し、前記供給板(37)に当接するセンサ(35)
の検出光を該センサ(35)取付位置と異なる方向に反射
させ、穀稈(a)穂先部に当接した検出光だけを前記セ
ンサ(35)によって受光するように構成している。
更に第5図は前記扱深さモータ(29)の制御回路図であ
り、前記センサ(35)は投光素子(38)と受光素子(3
9)を備えていると共に、刈取り及び脱穀クラッチレバ
ー(24)(25)の入操作を検出する作業スイッチ(40)
と、自動調節スイッチ(41)と、前記搬送チェン(27)
を介して脱穀部(6)に送給する穀稈を検出するスイッ
チ(42)と、自動表示ランプ(43)とを備え、メインス
イッチ(44)を介してバッテリ(45)に各スイッチ(4
0)(41)(42)を直列接続させると共に、メインスイ
ッチ(44)を介して基準電源を印加するコンパレータ
(46)(47)を前記センサ(35)に接続させる。そして
深扱ぎ操作リレー(48)及び浅扱ぎ操作リレー(49)を
備え、各リレー(48)(49)の正逆転用リレースイッチ
(48a)(49a)を前記扱深さモータ(29)の電源回路に
接続させると共に、前記各スイッチ(40)(41)(42)
に接続させるアンドゲート(50)(51)並びに平滑回路
(52)(53)を介して各リレー(48)(49)のドライブ
回路(54)(55)を各コンパレータ(46)(47)に夫々
接続させ、前記センサ(35)の出力電圧差に基づいてモ
ータ(29)を正逆転制御するように構成している。な
お、前記(29)にブレーカ(56)及び警報ランプ(57)
を接続する。
又、前記ドライブ回路(54)(55)を択一的に作動させ
る手動スイッチ(58)と、自動中断回路(59)(60)と
を備え、そのスイッチ(58)操作を優先してモータ(2
9)を正逆転させるように構成するものである。
本実施例は上記の如く構成しており、コンバインを走行
させて連続的に刈取り脱穀作業を行うとき、刈刃(12)
によって稈元を切断した刈取り穀稈(a)を縦搬送チェ
ン(27)によってフィードチェン(7)始端に搬送する
もので、自動調節スイッチ(41)をオン操作することに
より、フィードチェン(7)始端に供給される刈取り穀
稈の長さを前記センサ(35)によって検知し、扱深さモ
ータ(29)を正逆転させて前記搬送チェン(27)を揺動
させ、自動的に扱深さ調節するもので、前記コンパレー
タ(46)(47)の基準電圧を変更するだけで前記光電セ
ンサ(35)の不感帯幅を変化し得るものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、刈取部(9)
から脱穀部(6)に至る穀稈搬送経路途中の稈搬送部材
(27)を扱深さ調節部材(29)によって変位させて穀稈
の扱深さを略一定に保つ装置において、中立位置及び深
扱ぎ位置の横倒し刈取り穀稈の穂先部を稈長に対し交叉
する方向から夫々感知可能な一定検出値を有する1個の
非接触センサ(35)を設け、前記非接触センサ(35)検
出値をふたつの基準電圧と比較して、その基準電圧と非
接触センサ検出値の出力電圧差によって穀稈長を検出可
能に構成したもので、前記非接触センサ(35)によって
稈姿勢を乱すことなく適正な不感帯幅で稈長を正確に検
出でき、並設構造に比べて経済的で前記非接触センサ
(35)による不感帯幅を出力電圧設定等によって簡単に
設定でき、取扱い操作を簡便にして扱深さ調節精度の向
上を容易に図ることができると共に、穂先が折曲がって
誤検出する従来の不具合をなくすことができ、また刈取
部(9)の昇降により未刈り稈が誤検出される従来の不
具合をなくすことができ、横倒し刈取り穀稈の穂先部を
安定した状態で稈長に対し交叉する方向から極めて精度
良く検出でき、稈長検出並びに扱深さ制御の機能を従来
に比べて著しく向上させることができる等の実用的な効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すコンバインの側面図、
第2図は同平面図、第3図は要部の作動説明図、第4図
は部分側面図、第5図は扱深さモータの制御回路図であ
る。 (6)……脱穀部 (9)……刈取部 (27)……縦搬送チェン(稈搬送部材) (29)……扱深さモータ(扱深さ調節部材) (35)……光電センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−132807(JP,A) 特開 昭58−51816(JP,A) 特開 昭58−63325(JP,A) 特開 昭58−149609(JP,A) 特開 昭57−189614(JP,A) 特開 昭58−31914(JP,A) 実開 昭57−67533(JP,U) 実開 昭57−104835(JP,U) 実開 昭58−110241(JP,U) 実開 昭58−73432(JP,U) 特公 昭56−23561(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈取部から脱穀部に至る穀稈搬送経路途中
    の稈搬送部材を扱深さ調節部材によって変位させて穀稈
    の扱深さを略一定に保つ装置において、中立位置及び深
    扱ぎ位置の横倒し刈取り穀稈の穂先部を稈長に対し交叉
    する方向から夫々感知可能な一定検出幅を有する1個の
    非接触センサを設け、前記非接触センサ検出値をふたつ
    の基準電圧と比較して、その基準電圧と非接触センサ検
    出値の出力電圧差によって穀稈長を検出可能に構成した
    ことを特徴とするコンバインの扱深さ制御装置。
JP1983195698U 1983-12-19 1983-12-19 コンバインの扱深さ制御装置 Expired - Lifetime JPH0724991Y2 (ja)

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JPS60104037U JPS60104037U (ja) 1985-07-16
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JPS57132807A (en) * 1981-02-13 1982-08-17 Kubota Ltd Reaper

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