JPS6232256B2 - - Google Patents
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- JPS6232256B2 JPS6232256B2 JP12077084A JP12077084A JPS6232256B2 JP S6232256 B2 JPS6232256 B2 JP S6232256B2 JP 12077084 A JP12077084 A JP 12077084A JP 12077084 A JP12077084 A JP 12077084A JP S6232256 B2 JPS6232256 B2 JP S6232256B2
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- Japan
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- corrosion resistance
- lead
- fins
- cobalt
- alloy
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
「発明の目的」
本発明は耐食性に優れた銅合金に関するもの
で、熱交換器特に薄肉化及び長寿命化が要求され
ている自動車用ラジエーターフインに適するもの
である。 「従来の技術」 自動車ラジエーターのフインはラジエーターチ
ユーブと接合されてチユーブ内を流れる冷却媒体
の熱を大気中に放散させる機能を有している。従
つてフインに要求される特性としては耐熱性、熱
伝導性があり、この要求特性を満たすものとして
従来錫入り銅が用いられてきた。 しかるに近年SO2ガスの増加による環境条件の
悪化や、海岸地方における塩分を含んだ大気、さ
らには積雪時に散布される融雪剤などのために自
動車ラジエーターのフインの腐食が激しくラジエ
ーターの放熱性や寿命を著しく損なうなどの問題
が注目される様になつた。また最近の自動車の軽
量化傾向に伴ないフインも薄肉化される傾向にあ
り、従来では問題にならなかつた程度の腐食が発
生してもラジエーターの性能低下につながること
があつた。 この様な状況下で従来のフインに用いられる錫
入り銅では腐食に対する抵抗性が低く、より耐食
性に優れた銅合金の開発が望まれていた。 「発明の構成」 本発明は、かかる点に鑑み研究を行なつた結
果、熱交換器用として特に自動車ラジエーターフ
イン用として優れた耐食性を有する銅合金を開発
した。 本発明は、鉛を0.005〜0.1wt%、コバルトを
0.01〜1.0wt%含み、残部銅及び不可避的不純物
からなる耐食性に優れた銅合金に関するものであ
る。 次に本発明を構成する合金成分の限定理由を説
明する。 鉛含有量を0.005〜0.1wt%とする理由は、鉛含
有量が0.005wt%未満では耐食性の改善の効果が
認められず、鉛含有量が0.1wt%を越えると耐食
性向上の効果が飽和すると共に熱間脆性など製造
上に問題を生ずるからである。 コバルト含有量を0.01〜1.0wt%とする理由
は、コバルト含有量が0.01wt%未満では耐食性、
耐熱性の改善の効果が認められず、コバルト含有
量が1.0wt%を越えると耐食性、耐熱性の向上の
効果が飽和すると共に熱伝導性が低下するためで
ある。 鉛とコバルトを複合添加する理由は、鉛とコバ
ルトを単独に添加してもさほど耐食性は向上せ
ず、複合添加することによつて初めて耐食性が飛
躍的に向上するためである。 「実施例」 以下に本発明合金の実施例を説明する。 第1表に示す諸組成の合金を溶製し、熱間圧延
及び適宜焼きなましを加えながら冷間圧延により
厚さ0.4mmの板とした。研究の結果、ラジエータ
ーフインの大気腐食は温度、湿度、塩分が重要な
因子であることが判明したので以下の試験方法を
用い供試材の耐食性を評価した。すなわち70℃、
相対湿度90%雰囲気中に曝露し途中適宜第2表に
示す人工海水を吹きつけ15日経過後酸洗して試験
前後の重量減を求めた。この重量減を1dm21日
あたりに換算して腐食速度とした。 耐熱性は最終加工度50%とした冷間圧延材を各
温度に30分間保持してその硬さが冷間圧延材の硬
さの80%となる温度を軟化温度とし評価した。熱
伝導性はこれと相関関係にある導電率により評価
した。 これらの結果を第3表に示す。第3表から判る
様に鉛もしくはコバルトを単独添加した合金(試
料番号1〜10)及び従来の合金(試料番号11)と
比較して本発明合金(試料番号12〜21)は優れた
耐食性を示している。 この様に本発明合金は耐食性が優れ、かつ耐熱
性、熱伝導性にも優れた特性を有しており、熱交
換器用として特に自動車ラジエーターフイン材と
して好適なバランスのとれた特性を有する優れた
合金である。
で、熱交換器特に薄肉化及び長寿命化が要求され
ている自動車用ラジエーターフインに適するもの
である。 「従来の技術」 自動車ラジエーターのフインはラジエーターチ
ユーブと接合されてチユーブ内を流れる冷却媒体
の熱を大気中に放散させる機能を有している。従
つてフインに要求される特性としては耐熱性、熱
伝導性があり、この要求特性を満たすものとして
従来錫入り銅が用いられてきた。 しかるに近年SO2ガスの増加による環境条件の
悪化や、海岸地方における塩分を含んだ大気、さ
らには積雪時に散布される融雪剤などのために自
動車ラジエーターのフインの腐食が激しくラジエ
ーターの放熱性や寿命を著しく損なうなどの問題
が注目される様になつた。また最近の自動車の軽
量化傾向に伴ないフインも薄肉化される傾向にあ
り、従来では問題にならなかつた程度の腐食が発
生してもラジエーターの性能低下につながること
があつた。 この様な状況下で従来のフインに用いられる錫
入り銅では腐食に対する抵抗性が低く、より耐食
性に優れた銅合金の開発が望まれていた。 「発明の構成」 本発明は、かかる点に鑑み研究を行なつた結
果、熱交換器用として特に自動車ラジエーターフ
イン用として優れた耐食性を有する銅合金を開発
した。 本発明は、鉛を0.005〜0.1wt%、コバルトを
0.01〜1.0wt%含み、残部銅及び不可避的不純物
からなる耐食性に優れた銅合金に関するものであ
る。 次に本発明を構成する合金成分の限定理由を説
明する。 鉛含有量を0.005〜0.1wt%とする理由は、鉛含
有量が0.005wt%未満では耐食性の改善の効果が
認められず、鉛含有量が0.1wt%を越えると耐食
性向上の効果が飽和すると共に熱間脆性など製造
上に問題を生ずるからである。 コバルト含有量を0.01〜1.0wt%とする理由
は、コバルト含有量が0.01wt%未満では耐食性、
耐熱性の改善の効果が認められず、コバルト含有
量が1.0wt%を越えると耐食性、耐熱性の向上の
効果が飽和すると共に熱伝導性が低下するためで
ある。 鉛とコバルトを複合添加する理由は、鉛とコバ
ルトを単独に添加してもさほど耐食性は向上せ
ず、複合添加することによつて初めて耐食性が飛
躍的に向上するためである。 「実施例」 以下に本発明合金の実施例を説明する。 第1表に示す諸組成の合金を溶製し、熱間圧延
及び適宜焼きなましを加えながら冷間圧延により
厚さ0.4mmの板とした。研究の結果、ラジエータ
ーフインの大気腐食は温度、湿度、塩分が重要な
因子であることが判明したので以下の試験方法を
用い供試材の耐食性を評価した。すなわち70℃、
相対湿度90%雰囲気中に曝露し途中適宜第2表に
示す人工海水を吹きつけ15日経過後酸洗して試験
前後の重量減を求めた。この重量減を1dm21日
あたりに換算して腐食速度とした。 耐熱性は最終加工度50%とした冷間圧延材を各
温度に30分間保持してその硬さが冷間圧延材の硬
さの80%となる温度を軟化温度とし評価した。熱
伝導性はこれと相関関係にある導電率により評価
した。 これらの結果を第3表に示す。第3表から判る
様に鉛もしくはコバルトを単独添加した合金(試
料番号1〜10)及び従来の合金(試料番号11)と
比較して本発明合金(試料番号12〜21)は優れた
耐食性を示している。 この様に本発明合金は耐食性が優れ、かつ耐熱
性、熱伝導性にも優れた特性を有しており、熱交
換器用として特に自動車ラジエーターフイン材と
して好適なバランスのとれた特性を有する優れた
合金である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 鉛0.005〜0.1wt%及びコバルト0.01〜1.0wt
%を含み、残部銅並びに不可避的不純物からなる
耐食性に優れた銅合金。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12077084A JPS61543A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 耐食性に優れた銅合金 |
CA000479317A CA1248779A (en) | 1984-06-14 | 1985-04-17 | Excellently corrosion-resistant copper alloy |
DE19853514332 DE3514332A1 (de) | 1984-06-14 | 1985-04-19 | Korrosionsbestaendige kupferlegierung |
US06/725,191 US4592891A (en) | 1984-06-14 | 1985-04-19 | Corrosion-resistant copper alloy |
NL8501204A NL8501204A (nl) | 1984-06-14 | 1985-04-26 | Uitstekende corrosiebestendige koperlegering. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12077084A JPS61543A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 耐食性に優れた銅合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61543A JPS61543A (ja) | 1986-01-06 |
JPS6232256B2 true JPS6232256B2 (ja) | 1987-07-14 |
Family
ID=14794570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12077084A Granted JPS61543A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 耐食性に優れた銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61543A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4703925A (en) * | 1985-02-08 | 1987-11-03 | Strippit/Di-Acro-Houdaille, Inc. | Semi-rigid sheet separation device and method |
-
1984
- 1984-06-14 JP JP12077084A patent/JPS61543A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61543A (ja) | 1986-01-06 |
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