JPS6232128Y2 - - Google Patents

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JPS6232128Y2
JPS6232128Y2 JP8775582U JP8775582U JPS6232128Y2 JP S6232128 Y2 JPS6232128 Y2 JP S6232128Y2 JP 8775582 U JP8775582 U JP 8775582U JP 8775582 U JP8775582 U JP 8775582U JP S6232128 Y2 JPS6232128 Y2 JP S6232128Y2
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JP
Japan
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cylinder
peripheral wall
mounting flange
resin layer
flange
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Application number
JP8775582U
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JPS58190247U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は二輪車用マスターシリンダ、特にシリ
ンダ本体の側部に二輪車のハンドルバーに締付け
固定される取付フランジを合成樹脂により一体成
形してなる二輪車用合成樹脂製マスターシリンダ
の改良に関するものである。
従来、この種の合成樹脂製マスターシリンダに
おいては、ハンドルバーに締付け固定される取付
フランジがその構成上必然的にシリンダ周壁の体
積に比して大きな体積を有しているため、モール
ド成形時に取付フランジに隣接するシリンダ周壁
の樹脂層にいわゆるヒケが生じて、このヒケの影
響によりシリンダ内孔の寸法精度を確保すること
が困難であり、また取付フランジが樹脂を主体と
して形成されているため強度が不足する等の問題
がある。なお、樹脂製の取付フランジにネジ孔を
有した金属製のスリーブを鋳込むようにしたもの
が特開昭49−13577号公報に示されているが、こ
のものにおいてはスリーブの抜け出し及び回転に
対し、強度が低く、ボルトの締め付けが確実に行
えないといつた問題がある。
本考案は、かかる問題を解決するため、上記取
付フランジの樹脂層内に、シリンダ本体のシリン
ダ周壁を包囲する支承部とネジ孔が形成されボル
トにより前記ハンドルバーに締付け固定されるフ
ランジ部を一体成形してなる金属製押出し材を、
前記支承部が前記シリンダ本体のシリンダ周壁を
包囲しシリンダ周壁を形成する樹脂層の厚さを略
均一になるように、且つ前記取付フランジの樹脂
層が前記支承部と前記フランジ部間の凹所に入り
込んで形成されるように埋設したもので、この構
成を採用した合成樹脂製マスターシリンダにおい
ては、 (1) 取付フランジに埋設した金属押出し材の前記
支承部によりシリンダ周壁を包囲して同シリン
ダ周壁を構成する樹脂層の肉厚を略均一にした
ことによつて、従来問題となつていたモールド
成形時における樹脂層の部分的なヒケの発生を
なくしてシリンダ内孔の寸法精度を確保でき
る。
(2) 前記金属製押出し材のフランジ部にてボルト
によりハンドルバーに締め付け固定されるた
め、過度なボルトの締め付けによつても割れや
歪みが発生しないばかりか、樹脂製の取付フラ
ンジにネジ孔を有した金属製のスリーブを鋳込
むようにしたものに比して、ボルトの締め付け
時の抜け出し及び回転に対する強度が高く、ボ
ルトの締め付けが確実に行える。
(3) 前記金属製押出し材を包囲する樹脂層が支承
部とフランジ部間の凹所に入り込んで形成され
るため、同金属製押出し材とシリンダ本体の樹
脂層の結合強度が高く両者が分離するおそれが
ない。
等の実用上有用な長所がある。
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、第1図及び第2図に示した二輪車用マス
ターシリンダ10は、スプリング付勢したピスト
ン11を軸方向へ往復動可能に収容する段付内孔
12を有するシリンダ本体13と、段付内孔12
の小径部12aの周壁上部に設けたリザーバタン
ク14と、段付内孔12の大径部12bの周壁側
部に設けた取付フランジ15と、同取付フランジ
15の反対側に設けた一対のフランジ16,16
を合成樹脂により一体成形してなり、リザーバタ
ンク14は合成ゴムからなるダイアフラム17を
介して合成樹脂製キヤツプ18により密閉され、
一方一対のフランジ16,16にはピストン11
の外端面に当接して同ピストン11をスプリング
11aに抗して作動させる手動操作レバー19が
枢着されている。
かかる構成のマスターシリンダ10において、
取付フランジ15は、第1図に示したブラケツト
20を介してボルト21,21により二輪車のハ
ンドルバー(図示せず)に締付け固定される。こ
の取付フランジ15は、本考案の主要構成部材で
あるアルミニウム製押出し材22をモールド成形
時に埋設して構成されている。押出し材22は段
付内孔12の大径部12bを形成しているシリン
ダ周壁13aを包囲する断面半円形の支承部22
aと前記ハンドルバーに締付け固定されるフラン
ジ部22bを押出し成形により構成されている。
また、押出し材22のフランジ部22bにはボル
ト21,21と蝶合する雌ネジ孔22c,22c
が設けられている。
上記のように構成した取付フランジ15を設け
てなるマスターシリンダ10においては、体積の
大きな取付フランジ15の大部分が押出し材22
によつて占有されかつ同押出し材22の支承部2
2aの内周面によつてシリンダ周壁13aの周囲
が包囲されるため、シリンダ周壁13aを構成す
る樹脂層の肉厚が略均一になる。このため、上記
マスターシリンダ10のモールド成形時には、シ
リンダ周壁13aの樹脂にヒケが生じることなく
寸法精度の高い段付内孔12を形成することがで
き、かつ押出し材22を包囲する樹脂層が支承部
22aとフランジ部22b間の凹所に入り込んで
形成されることにより押出し材22がシリンダ本
体13の樹脂層に強固に一体化して埋設される。
なお、本考案の実施にあたつては、押出し材22
の支承部22aに図示二点鎖線にて示したように
段部22eを有する貫通孔22dを設ければ、こ
の貫通孔22dを通して橋架状に形成される樹脂
層によつて押出し材22がシリンダ本体13の樹
脂層に一層強固に一体化して埋設される。また、
押出し材22に雌ネジ孔22c,22cをモール
ド成形に先き立つて切削加工しておくことによ
り、押出し材22のフランジ部22bをハンドル
バーに締付け固定することができ、過度な締付け
によつてもシリンダ本体13の樹脂層に割れや歪
みが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による二輪車用合成樹脂マスタ
ーシリンダの部分断面側面図、第2図は第1図の
−線おける断面図である。 符号の説明、13……シリンダ本体、13a…
…シリンダ周壁、15……取付フランジ、22…
…押出し材、22a……支承部、22b……フラ
ンジ部、22c……雌ネジ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ本体の側部に二輪車のハンドルバーに
    締付け固定される取付フランジを合成樹脂により
    一体成形してなる二輪車用合成樹脂製マスターシ
    リンダにおいて、前記シリンダ本体のシリンダ周
    壁を包囲する支承部とネジ孔が形成されボルトに
    より前記ハンドルバーに締付け固定されるフラン
    ジ部を一体成形してなる金属製押出し材を、前記
    取付フランジの樹脂層内に、前記支承部が前記シ
    リンダ本体のシリンダ周壁を包囲しシリンダ周壁
    を形成する樹脂層の厚さを略均一になるように、
    且つ前記取付フランジの樹脂層が前記支承部と前
    記フランジ部間の凹所に入り込んで形成されるよ
    うに埋設したことを特徴とする二輪車用合成樹脂
    製マスターシリンダ。
JP8775582U 1982-06-11 1982-06-11 二輪車用合成樹脂製マスタ−シリンダ Granted JPS58190247U (ja)

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JP8775582U JPS58190247U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 二輪車用合成樹脂製マスタ−シリンダ

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Publication Number Publication Date
JPS58190247U JPS58190247U (ja) 1983-12-17
JPS6232128Y2 true JPS6232128Y2 (ja) 1987-08-17

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JP8775582U Granted JPS58190247U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 二輪車用合成樹脂製マスタ−シリンダ

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