JPS6230517Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6230517Y2
JPS6230517Y2 JP1707782U JP1707782U JPS6230517Y2 JP S6230517 Y2 JPS6230517 Y2 JP S6230517Y2 JP 1707782 U JP1707782 U JP 1707782U JP 1707782 U JP1707782 U JP 1707782U JP S6230517 Y2 JPS6230517 Y2 JP S6230517Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
base
distal end
locking
locking part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1707782U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58121725U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1707782U priority Critical patent/JPS58121725U/ja
Publication of JPS58121725U publication Critical patent/JPS58121725U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6230517Y2 publication Critical patent/JPS6230517Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車の車室内において乗員が着
座姿勢を保持するために握持するためのアシスト
グリツプの構造に関するものである。
一般にこの種のアシストグリツプ5は第1図に
示すように自動車1の車室内壁のルーフレールの
トリム3に取付けられ、そのタイプも未格納タイ
プと格納タイプのものとがあり、前者の未格納タ
イプのものは、車室内壁のトリム3にグリツプ本
体7がビス等により固定されたもので、形状は固
定している。また、後者の格納タイプのものは、
例えば第6図、第7図に示すようなものがある。
即ち、後者を更に詳しく説明すれば、グリツプ本
体7にバネ鋼等の弾性鋼板の帯金の芯材11が埋
設され、その両端はグリツプ本体7から突出さ
れ、その端部にはグリツプ本体7に沿つて長孔1
3が形成されている。
又、グリツプ本体7の芯材11の両端部は、ベ
ース本体9内の格納部Xに格納されている。
尚、グリツプ本体7の芯材11の両端部は、格
納部X内でスペーサーベース50とワツシヤ25
の間に摺動可能に配置されビス15を介してベー
ス本体9と共にトリム52に取付けられている。
そして、グリツプ使用時はグリツプ本体7を手
で第6図のA方向に引き出すと、芯材11の両端
部が長孔13を介してビス15、ワツシヤ25、
スペーサーベース50に対し第7図の如く右側に
摺動する。
すると、グリツプ本体7は芯材11のバネ弾性
で曲出湾曲する。次に非使用状態に戻す場合は、
グリツプ本体7を手でA方向と逆方向に押すと、
芯材11の両端部は左側に摺動し第6図のように
なる。
しかしながら、このような従来のアシストグリ
ツプの場合にはグリツプ本体が車室内側に常に突
出しているため車室内の頭上空間を狭めたり、乗
員が頭等をぶつけるという問題があり、また後者
の格納タイプの場合は、グリツプ本体が車室内側
に突出していないため未格納タイプのように車室
内頭上空間を狭めたり、乗員が頭等をぶつけると
いう問題はないが、グリツプ本体の芯材にバネ弾
性を有する剛材の芯金を用いているため、芯材は
特殊なものに限定され、それだけ材料費も高くな
る。又、バネ弾性を有するので使用状態にあつて
もすぐグリツプ本体が格納状態になりやすく、か
つ、バネ弾性が強いと格納時にグリツプ本体がト
リムに急激に当たり異音を発生するという問題が
あつた。(実公昭56−23146号参照) この考案は、かかる従来の問題点に着目して案
出されたものであり、その目的とするところは前
記後者の格納式タイプにおいて、その格納部の構
造を簡単な構成で、かつ部品点数を減少させると
ともにコストダウンを図ることができ、更に操作
性及び組付け作業性の良好な車両用アシストグリ
ツプの構造を提供するものである。
この考案は上記目的を達成するため、ワツシヤ
を備えた固定具にてベースに突設したエンボスを
介して車体側に固定される格納部を設けたベース
本体と、前記格納部に端末部が格納される軟質性
素材から成る帯状のグリツプ本体とから構成され
る車両用アシストグリツプにおいて、 前記グリツプ本体の両端に、金属性素材から成
る帯板状の係止部の一端を埋設し、この係止部に
グリツプ本体の長手方向に沿つて前記エンボスと
嵌合する長孔を形成するとともに、この長孔を形
成した係止部のほぼ中央部をグリツプ本体の表面
側に折曲げて折曲部を形成し、使用時は、係止部
のグリツプ側がワツシヤのグリツプ側下面に当接
し、係止部の折曲げ部がベースに当接し、長孔の
先端側がエンボスの先端外周面に当接して三点弾
圧支持にて固定状態となるとともに、格納時は、
係止部の先端側がワツシヤの先端側下面に当接し
て、固定状態となるようにしたことを要旨とする
ものである。
以下、この考案の実施例を第1図〜第5図に基
づいて説明する。
本考案のアシストグリツプ5は軟質性素材から
成るグリツプ本体7と、このグリツプ本体7の両
端を車体側に固定するベース本体9とから構成さ
れている。
前記グリツプ本体7は、ポリプロピレン(P.P
樹脂)やアクリルニトリルブタジエンスチレン
(ABC樹脂)等の材料によりその本体を成形し、
この本体の内部及びその両端部には一般に鉄板等
の金属製芯材を埋設して係止部11としている。
なお、グリツプ本体7を高温、引張特性の高い
樹脂、例えばポリアセタール、ナイロン等により
成形する場合には本体内部に金属性芯材を入れな
くても強度的には十分である。前記グリツプ本体
7の両端から突出した金属性の係止部11には、
該グリツプ本体7の長手方向に沿つて長孔13が
形成され、またこの長孔13を形成した係止部1
1のほぼ中央部はグリツプ本体7の表面側7aに
向かつて適宜の角度で折曲げられ折曲げ部11C
が形成されている。
次にビス等の固定具15を介して車体側のトリ
ム3に固定されるベース本体9は、第3図〜第5
図に示すように固定具のビス15を差込んで固定
する中空状のエンボス19を突出形成したベース
21と、このベース21の一端から連続する格納
部Xを構成するキヤツプ23とで一体的に形成さ
れ前記中空状のエンボス19は前記係止部11に
形成された長孔13が嵌合して摺動しうる径に形
成されている。
また25は係止部で言うところの平座状のワツ
シヤであつて、中空状のエンボス19の径よりも
大きく形成され、このワツシヤ35の下面が折曲
げ係止部11に当接してグリツプ本体7のストツ
パ兼ガタ止めを行なつている。
次に、上記の実施例の組付け作業並びに操作を
第3図〜第5図に基づいて説明する。
先ずベース本体9のベース21に突設したエン
ボス19にグリツプ本体7の両端から突出する係
止部11の長孔13を嵌め込み、次いで、第3図
に示すようにルーフレールのトリム3の適宜の位
置にワツシヤ25及び固定具15を介してベース
本体9を固定する。そして、このように組付けた
グリツプ本体7の格納時は、第4図に示すように
係止部11の折曲がつた先端側11aがワツシヤ
25の先端側下面に当接して、該先端側11aを
下方に押え付けるように働く。そしてこのような
押え付がもう一個の係止部においても働く。この
為グリツプ本体7に多少の張力が生ずる。よつ
て、係止部11は左右並びに前後方向にぐらつか
ず、この結果グリツプ本体7もガタガタと振動音
等が発生しない。
また、アシストグリツプ5の使用時に、第5図
に示すようにグリツプ本体7を矢印方向に引張る
と、係止部11の長孔13がエンボス19に沿つ
てスライドし、長孔13の先端側13aとエンボ
ス19の先端外周面とが当接し(C点)係止部1
1のグリツプ側11bがワツシヤ25のグリツプ
側下面に当接して(A点)、折曲がつた係止部1
1を下方に押え付けるように作用するため、この
折曲げ部11Cがベース21に当接する(B
点)。この結果、係止部11はこれらA,B及び
Cの三点の当接により弾圧的に支持され固定状態
となる。よつて、グリツプ本体7がガタガタしな
いとともにグリツプ本体7の湾曲形状を保つこと
ができるものである。
即ち、ワツシヤ25は一般的な弾性力を有する
折曲がつた係止部11の弾性変形を有効に利用し
てストツパ兼ガタ止めとしての機能を有するもの
である。
この考案は、上記のように格納式の車両用アシ
ストグリツプにおいて、ワツシヤを備えた固定具
にてベースに突設したエンボスを介して車体側に
固定される格納部を設けたベース本体と、前記格
納部に端末部が格納される軟質性素材から成る帯
状のグリツプ本体とから構成される車両用アシス
トグリツプにおいて、前記グリツプ本体の両端
に、金属性素材から成る帯板状の係止部の一端を
埋設し、この係止部にグリツプ本体の長手方向に
沿つて前記エンボスと嵌合する長孔を形成すると
ともに、この長孔を形成した係止部のほぼ中央部
をグリツプ本体の表面側に折曲げて折曲げ部を形
成し、使用時は、係止部のグリツプ側がワツシヤ
のグリツプ側下面に当接し、係止部の折曲げ部が
ベースに当接し、長孔の先端側がエンボスの先端
外周面に当接して三点弾圧支持にて固定状態とな
るとともに、格納時は、係止部の先端側がワツシ
ヤの先端側下面に当接して、固定状態となるよう
にしたため、従来のような極端なバネ弾性を有し
ないので、使用状態を常に保持することができる
し、異音の発生もなく、しかも、特殊なバネ弾性
を有する芯材を必要としないのでコストダウンを
図ることができ、共に操作性及び組付け作業性を
良好なものとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアシストグリツプの取付け状態
を示す斜視図、第2図は本考案のグリツプ本体の
斜視図、第3図はグリツプ本体とベース本体との
分解斜視図、第4図はグリツプ本体の格納時の断
面図、第5図はグリツプ本体の使用時の断面図、
第6図、第7図は従来の格納タイプの要部断面図
で、第6図は格納状態、第7図は使用状態を示す
図である。 図面に表わされた主要な符号の説明、3……ト
リム(車体側)、5……アシストグリツプ、7…
…グリツプ本体、9……ベース本体、11……係
止部、13……長孔、15……固定具、19……
エンボス、X……格納部、25……ワツシヤ(係
止部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワツシヤ25を備えた固定具15にてベース2
    1に突設したエンボス19を介して車体側に固定
    される格納部Xを設けたベース本体9と、前記格
    納部Xに端末部が格納される軟質性素材から成る
    帯状のグリツプ本体7とから構成される車両用ア
    シストグリツプにおいて、前記グリツプ本体7の
    両端に、金属性素材から成る帯板状の係止部11
    の一端を埋設し、この係止部11にグリツプ本体
    7の長手方向に沿つて前記エンボス19と嵌合す
    る長孔13を形成するとともに、この長孔13を
    形成した係止部11のほぼ中央部をグリツプ本体
    7の表面側に折曲げて折曲げ部11Cを形成し、
    使用時は、係止部11のグリツプ側11bがワツ
    シヤ25のグリツプ側下面に当接し、係止部11
    の折曲げ部11Cがベース21に当接し、長孔1
    3の先端側がエンボス19の先端外周面に当接し
    て三点弾圧支持にて固定状態となるとともに、格
    納時は、係止部11の先端側11aがワツシヤ2
    5の先端側下面に当接して、固定状態となるよう
    にしたことを特徴とする車両用アシストグリツプ
    の構造。
JP1707782U 1982-02-12 1982-02-12 車両用アシストグリツプの構造 Granted JPS58121725U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1707782U JPS58121725U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 車両用アシストグリツプの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1707782U JPS58121725U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 車両用アシストグリツプの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58121725U JPS58121725U (ja) 1983-08-19
JPS6230517Y2 true JPS6230517Y2 (ja) 1987-08-05

Family

ID=11933910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1707782U Granted JPS58121725U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 車両用アシストグリツプの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58121725U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5024715B2 (ja) * 2010-09-16 2012-09-12 勝 鈴木 耳カバー型集音器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58121725U (ja) 1983-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6835633B2 (ja) ステアリングハンドル構造
US5558310A (en) Radiator support bracket
US5549351A (en) Guide bumper device of automobile tailgate
JP2001122007A (ja) 車両用アームレスト
JPS6230517Y2 (ja)
JP3706980B2 (ja) 車両用アシストグリップ
KR100412466B1 (ko) 자동차의 트림 고정용 클립구조
JP2000006838A (ja) 車両用成形天井の衝撃吸収構造
JPS6115607Y2 (ja)
KR200273408Y1 (ko) 차량의 크래쉬 패드 조립구조
JPH0351218Y2 (ja)
KR100241384B1 (ko) 자동차의 실내손잡이 장치
JPH0530984Y2 (ja)
JPH05428Y2 (ja)
JP2591551Y2 (ja) 自動車用アウトドアハンドル装置
JP3121199B2 (ja) シリンダ錠装置
JP3537188B2 (ja) ホールプラグ
JPH0635081Y2 (ja) 自動車用ドアハンドル装置
KR100405342B1 (ko) 자동차 내장 트림의 후크 고정구조
JPS58133928A (ja) 車両用アシストグリツプの構造
JPS626924Y2 (ja)
JP2576665Y2 (ja) パーキングブレーキレバー
JP4054308B2 (ja) 車室内アクセサリ保持装置
JP2002061455A (ja) バンパーラバー
JPH0416749Y2 (ja)