JPS623041Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、加熱時の主ヒーターの発熱状態を分
かりやすく表示させた調理器に関するものであ
る。

従来、主ヒーターに並列に表示ランプを接続
し、主ヒーターの発熱を表示させているので、自
動スイツチ以外に制御スイツチで主ヒーターを
OFFするような場合には自動スイツチがOFFし
ているのか制御スイツチがOFFしているのか判
断つかない欠点がある。また、自動スイツチと表
示ランプを直列に接続させているので自動スイツ
チの状態は表示するが、主ヒーターの発熱状態が
分らない欠点がある。

本考案は、上記に関してなされたもので第１の
炊飯表示ランプを主ヒーターと並列に、第２の炊
飯表示ランプを主ヒーターと制御スイツチとの直
列回路に並列に各々接続し、両者を近接して並べ
た調理器を提供するもので、以下本考案の一実施
例を添付図面を参照して説明する。

図において、１は主ヒーターで内がま２の底部
を加熱する。３は前記主ヒーター１と並列に接続
した第１の炊飯表示ランプである。４は、手動に
て可動接点５と第１の固定接点６とがONになる
自動スイツチで、内がま２の底の温度が設定温度
になると、自動的に可動接点６が第２の固定接点
７へ切換わる。８はモーター９に連動してON−
OFF動作する制御スイツチで、前記自動スイツ
チ４の第１の固定接点６側と、主ヒーター１と直
列に接続し、電源に接続させている。１０は前記
制御スイツチ８と主ヒーター１との直列回路に並
列に接続した第２の炊飯表示ランプで、前記第１
の炊飯表示ランプ３と並べてパネル１１に取付け
てある。

次に動作を説明する。内がま２を載せて、電源
に接続し、自動スイツチ４を手動にてONする
と、主ヒーター１が発熱を始めると共に、両炊飯
表示ランプ３，１０が点灯し、モーター９が回動
を始める。モーター９の回動に連動して制御スイ
ツチ８がある時間後OFFし、主ヒーター１が発
熱を止めると共に、第１の炊飯表示ランプ３が消
え、第２の炊飯表示ランプ１０のみが点灯してい
る。この間、主ヒーター１により加熱され暖たま
つた底部の水が内がま２上部の冷たい水と入れか
わり底部に冷たい水が降りて来る。

この間もモーター９は回動を続け、ある時間後
に再び制御スイツチ８はONし、主ヒーター１が
発熱を再開すると共に第１の炊飯表示ランプ３が
点灯する。

その後も、主ヒーター１が発熱を続け炊飯を続
ける。内がま２内の水がなくなり、かま底の温度
が急上昇を始め、設定温度で自動スイツチ４が第
１固定接点６から第２固定接点７に切り換わり主
ヒーター１の発熱が止まり、炊飯を完了すると第
２の表示ランプ１０が消える。

以上のごとく本考案によれば、第１の炊飯表示
ランプを主ヒーターと並列に接続し、第２の炊飯
表示ランプを制御スイツチと主ヒーターとの直列
回路に接続させたので、自動スイツチONの状態
で、主ヒーターが発熱しているときは２灯で、又
発熱していないときは、１灯で状態を表示でき、
状態表示のための特別なスイツチを設ける必要が
ないので、構造が簡単となり、又これら表示ラン
プを並べて設けたので、主ヒーターの発熱の状態
を使用者に感覚的に分からせることができるとい
う効果がある。

尚、モーターと制御スイツチとの連動の機構は
従来技術を使用するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の電気回路図、第２
図は同じく概略断面図、第３図は同じく側面図で
ある。 １……主ヒーター、３……第１の炊飯表示ラン
プ、４……自動スイツチ、８……制御スイツチ、
９……モーター、１０……第２の炊飯表示ラン
プ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 手動にてONする自動スイツチ４とモーター９
   に連動してON−OFF動作する制御スイツチ８と
   主ヒーター１との直列回路を電源に接続させた調
   理器において、第１の炊飯表示ランプ３を主ヒー
   ター１と並列に接続し、第２の炊飯表示ランプ１
   ０を前記制御スイツチ８と主ヒーター１との直列
   回路に並列に接続し、それらの表示ランプを近接
   して並べたことを特徴とする調理器。