JPS6229992A - ムコン酸の製造方法 - Google Patents

ムコン酸の製造方法

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JPS6229992A
JPS6229992A JP16690285A JP16690285A JPS6229992A JP S6229992 A JPS6229992 A JP S6229992A JP 16690285 A JP16690285 A JP 16690285A JP 16690285 A JP16690285 A JP 16690285A JP S6229992 A JPS6229992 A JP S6229992A
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muconic acid
acid
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benzoic acid
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今田 幸男
Nobuji Yoshikawa
展司 吉川
Sumiko Mizuno
水野 澄子
Takashi Mikawa
隆 三川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ムコン酸の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、安息香酸より、″:Iリネバクテリウム属に属す
る変異株を用いてムコン酸を産生ずる方法が知られてい
る(醗酵工学筒j!巻第λ号。
りj−27,/り77)。また、アルスロバクタ−ep
、(D8Mコo4!λ7)を用いる方法も知られている
(アーカイプズ オブ マイクロバイオロジー(ムrc
h、 Microbiol、 )、 /10 、コj3
−21t )。
本発明者らは、安息香酸を炭素源とし、さらに産生量の
向上したムコン酸の製造法を得るべく種々検討した結果
、アルスロバクタ−属に属する特定の微生物が安息香酸
をムコン酸に高収率で変換する能力を有することを見出
し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、ムコン酸を生産する能力を
有するアルスロバクターsp、T8626またはその突
然変異株を、炭素源として安息香酸を使用して培養し、
培養物からムコン酸を得ることを特徴とするムコン酸の
製造方法にある。
(発明の構成) 以下、本発明の詳細な説明する。
まず1本発明において使用される微生物は。
アルスロバクタ−属に属し、ムコン酸を生産する能力を
有するものであり、たとえば、アルスロバクタ−(Ar
throbaoter)sp、TrA、2t(微工研菌
寄第72!λ号)およびその変異株アルスロバクタ−(
Arthrobaoter)sp、TrtJt−11(
微工研菌寄第72j3号)が挙げられる。
アルスロバクタ−sp、Tlr&、24菌は本発明者等
により土壌から分離された細菌であり、その細菌学的性
状は次の通りである。
イ 顕微鏡的特徴 普通寒天培地上、30℃、1週間の培養的性質(コロニ
ーの特徴)。
■ 外   形  :  円形 ■大きさ :、2〜≠論 ■ 表面の隆起: 凸状 ■ 表面の形状: 平滑 ■ 光  沢 : 鈍光 ■ 色  調 : はじめ灰白色、のちに黄色を呈する
■ 透明度 : 不透明 ■ 周   縁  :  金縁 普通寒天培地上、30℃、3時間〜24を時間培養中の
形態的性質 ■ 細胞形態 : 培養後3時間位まで、細胞は不均一
に伸長し、長い桿状〜梶棒状になる。その後、中央部に
隔壁が形成され、細胞は湾曲状に曲り、漸次分裂をくり
返す。に時間〜r時間位までこの補力状態(Bendi
ng)か進み、7.2時間以降は、はとんどの細胞力性
桿菌〜双球状、ビーズ状に連鎖した球状を呈し、整一な
状態になる。
■ 多形性 : 有する。比較的短かい糸状〜短桿状〜
球状に変化する。
■ 分裂様式 : Bonding type■ 運動
性 : 無 ■ 胞子形成 : 無 ■ グラム染色 : 培養開始後8時間位までは弱い陽
性を呈し、12時間以後は陰性を示す。
■ 抗酸性 : 陰性 口 生理的性質 ■ 嫌気条件下での生育: − ■ 空気中での生育  : 十 ■ カタラーゼ    : 十 ■ オキシダーゼ   ; − ■ O’Fテスト    : − ■ 硝酸塩の還元   二 十 ■ ゼラチンの加水分解: ± ■ カゼインの加水分解二 − ■ デンプンの加水分解: 士 ■ ウレアーゼ      + ■ 3チMail  での生育二 十 010%Mailでの生育二 − 0生育温度域 +  ℃             −io  ℃  
          ±λO℃廿 、26℃丑 3o  ℃             (−t+37 
℃             4汁グ一℃士 ■ 糖類の資化性(酸の生成): 結果は表1に示す。
■ 有機酸の資化性  : 結果は表コに示す。
ハ 生化学的性質 ■ DNAの塩基組成 : GC含量 66.8% ■ 細胞壁の主要彦アミノ酸組成: リジン■ クリコ
ヒート・テスト: アシル型■ ペプチドグリカン・タ
イプ: Lys −Ala型 二 分類学的考察 高次の分類学上の位置について、 本菌株T−4t2tは、セルサイクル(Cθ11cya
1e )の一時期にコリネ型形態を持つ、分裂様式はB
endingtype を示す、わずかに分岐した多形
性を有する。ダラム陽性の細菌であること、DNAのG
O含量が70q6の高い値を示すことから、コリネバク
テリウム科(0orynabacteriaceae 
)、ミコバクテリウム科(Mycobacteriaa
eae ) 、ノカルディア科(Nocardiac+
θaθ)に帰属する細菌と思われる。
これらの科の中で、Mycobacteriaoeae
  とNocarciiaceae は、細胞壁の主要
なアミノ酸組成としてDL−ジアミノピメリン酸を持つ
こと、ペプチドグルカン糖鎖部はグリコリル型を示すこ
とによつて特徴づけられている。
一方、Corynebacteriacecaは、細胞
壁組成に多様性がみられ、DL−、LL−ジアミノピメ
リン酸、リジン、オルニチン、ジアミノ酪酸等を主要な
アミノ酸組成に持つ群が含まれている。ペプチドグルカ
ンのタイプもグリコ1リル型またはアシル型に圧する群
が含1れている。
本菌株T♂乙、2乙について、細胞壁のアミノ酸組成の
分析およびグリコレート・テストを実施した結果、その
細胞壁の主要組成はリジンであり、ペプチドグルカンの
糖鎖部はアシル型であること翅判った。これらの事実か
ら、本菌株TJ’&、2!:はコリネ型細菌群、0or
yne−bactθriacθae  に帰属すること
が判明した。
属レベルの同定 コリネ型細菌に含まれている細菌群は、不安定な要素・
微細な性状によって、属・種が識別されているために、
その分類・同定は難かしく、従来多くの論議のあるとこ
ろである。
近年、山田・駒形等(lり乙ター/?7.2)はコリネ
型細菌に関する一連の分類学的研究を行ないこの群の新
しい分類システムを提案している。彼らは、細胞壁のア
ミノ酸組成、DNAのGC含量、糖類・有機酸の資化性
パターンおよび細胞の分裂様式をコリネ型細胞の属レベ
ルの文例形質としてとり挙げ、この郡を7属に分類して
いる。(コリネバクテリウム(Corynebacte
rium )、ブレビバクテリウム(Brevibac
terium ) 、アルスロバクタ−(人rthro
bacter ) *  クルトバクテリウム(Our
tobacterium ) 、セルロモナス(0el
lu’lo−monas ) 、  ビメロバクター(
Pimelobaater )、未知分類群) 本菌株T−1rt−t は、表1及び−に示したように
、各種糖類から酸を生成しないこと。
比較的巾広く有機酸を利用すること%細胞壁の主要なア
ばノ酸組成としてリジンを有す、る、。
こと、また細胞分裂様式方Bendingであることか
らアルスロバクタ−(Arthrobacter ) 
1に帰属するものと思われる。
種レベルの同定 アルスロバクタ−属の種は、今日せでに約5tf4が報
告されている。これらの鍾類は各種の生理的性質、生化
学的性質によって識別されている方、とくに、細胞壁の
架橋ペプチド構造(ペプチドグリカン・タイプ)は種を
同定する重要な特徴と見做されている (Schleifer & Kandler、 Bac
teriol、ogicalReview、 36 、
 u07−!77(lり7.2);  ドイツ微生物株
保存機関(DSM )カタログ、 01aus&Sch
aab −Engels  (ed、)、JndEta
、、tり77)。
本菌株(T−412J)  のペプチドグリカン・タイ
プはLyB−Ala型であることから、アルスロハクタ
ークリスタロボイエテス(Arthro−bacter
 cryetallopoietes)近縁菌と推定さ
れた。
アルスロバクタークリスタロボイエテスの原著者等(J
、O,Ensign & S、O,Rlttenber
g、 /り63)によると、本種は、λ−ハイドロキシ
ピリジンを唯一の0源にし穴培地で培養すると、培地中
に緑色色素の結晶を産生ずる特徴を持つ。
そこで、アルスロバクタークリスタロボイエテスの基準
菌株JOM 、2s、2s株を取得して、本菌株と比較
検討した。アルスロバクタークリスタロボイエテス(J
oMJ、−コ)はコーハイドロキシビリジンを唯一のO
源とした培地中に緑色色素の結晶を形成した。−力、本
菌株は同一の培地上で培養しても色素の雄牛は検出され
々かった。さらに下記表3に示し之ように、他の生理的
性質・生化学的性質においても、両画はいくつかの差異
がみられた。
よって1本菌株T−r≦2tMはアルスロバフター属の
新菌種と推定されるが、正式々種の命名は、今後多類の
類似菌株を発見した上で報告する。現段階では本菌株(
T−Ir7.2&)をアルスロバクタ−sp、と同定し
た。
表3 アスロバクターsp、 (T−162A)とA、クリス
タロボイエテス(JOM 、2.t、2.2)の生理・
生化学的性質の比較また、変異株アルスロバクターsp
.T8626−11は、上記sp.T8626より参考
例1に示す方法によって取得されたものである。
本発明において使用される培地としては、主炭素源とし
て安息香酸を含むものであれば、特に制限され彦い。
炭素源としては、安息香酸以外に、種々の炭水化物、有
機酸等をさらに添加してもよく、窒素源としては、有機
アンモニウム塩、無機アンモニウム塩、尿素等を用いる
ことができる。
また、必要に応じ、無機物として各狸リン酸塩、硫酸塩
等を使用することができ、必要に応じ各種有機栄養物を
添加することもできる。
培養は、通常12時間〜10日間程度、好気的条件下に
行なわれる。
培地のpHは4−10,温度は、20−40℃程度から
選ばれる。
ムコン酸の生産に際しては、増殖菌体、休止菌体のいず
れをも用いることができる。
培養物からムコン酸の採取、精製に際しては、一般に有
機化合物の採取、精製に用いられている方法を採用する
ことができる。
得られたムコン酸は、水添してアジピン酸とすることが
でき、また、1,4−ジカルボン酸誘導体等の原料とし
て、さらには機能性樹脂原料として有用である。
(発明の効果) 本発明方法によねば、安息香酸よりムコン酸を高収率で
得ることかできる。
(実施例) 以下、実施例により、本発明をさらに説明する。
なお、実施例における物質の同定は方スクロマトグラ々
−質蓋分析等により標品と比較して行々つた。
実施例1 Itの水に、ペプトンioy、イーストエキスj9%N
a1l 101および安息香酸ナトリウムj1を溶解し
、 pH7,0に調整した培地を作製した。この!r0
1tLgを200−容コルベンに分注し、120℃で1
0分間殺菌した。
一方、安息香酸含有斜面培地にアルスロバクタ−sp、
 T♂乙、2J菌′f、30℃で3日間培養し、そのコ
ルベンにその一白金耳を接種し30℃往復振盪機で11
2回/分の回転数で種培養を2日行った。その種培養よ
り上記培地で安息香酸ナトリウムを3%に変更した培地
50mlを含むコルベンに8%をを接種し、30℃、往
復振盪機で上記回転数にて培養を2−3日間行ったとこ
ろその培養液中に50mgのシス、シス−ムコン酸が生
成していた(1g/l)。
参考例1 普通ブイヨン培地による液体振盪培養において対数増殖
期にあるアルスロバ/p−ap、Trt、ztを集菌、
クエン酸緩衝液(pH7,117) Kて洗浄した。
続いて、常法により、この菌体に紫外線照射処理を施し
た後、普通ブイヨン培地による中間培養をl夜行った。
この培養物を普通寒天培地をマスタープレートとして、
安息香酸を唯一炭素源とした培地にレプリカブレーティ
ングを行い、レプリカ培地での非生育突然変異菌を検索
した。
さらに得られた変異菌における安息香酸からムコン酸へ
の変換能を確認し、ムコン酸生産変異菌2株を見出した
実施例2 あらかじめ1.20℃1.20分の蒸気滅菌を施してお
いた500ml容三角フラスコ中の45ml普通ブイヨ
ン培地に、参考例1で得られた1株であり、普通寒天斜
面培地にて生育させたムコン酸蓄積変異株アルスロバク
ターsp.T8626−11を植菌し、30℃で24時
間液体振盪培養を行った後、別途滅菌処理を施した安息
香酸ナトリウム水溶液(50g/l)を5ml添加し、
さらに同一条件で培養を続けた。
得られた培養液中のムコン酸含量を分析すると、培養液
/7あたり先trであつ71c(対安息香酸モル収率:
21%)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ムコン酸を生産する能力を有するアルスロバクタ
    ー(Arthrobacter)sp.T8626また
    はその突然変異株を、炭素源として安息香酸を使用して
    培養し、培養物からムコン酸を得ることを特徴とするム
    コン酸の製造方法。
JP16690285A 1984-11-26 1985-07-30 ムコン酸の製造方法 Granted JPS6229992A (ja)

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JP16690285A JPS6229992A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 ムコン酸の製造方法
US06/800,027 US4871667A (en) 1984-11-26 1985-11-20 Process for preparing muconic acid
DE19853541581 DE3541581A1 (de) 1984-11-26 1985-11-25 Verfahren zur herstellung von muconsaeure

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