JPS5820596B2 - コプロボルフイリン 3 ノ セイホウ - Google Patents

コプロボルフイリン 3 ノ セイホウ

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JPS5820596B2
JPS5820596B2 JP50083165A JP8316575A JPS5820596B2 JP S5820596 B2 JPS5820596 B2 JP S5820596B2 JP 50083165 A JP50083165 A JP 50083165A JP 8316575 A JP8316575 A JP 8316575A JP S5820596 B2 JPS5820596 B2 JP S5820596B2
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JP
Japan
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cobroporphyrin
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starch
none
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JP50083165A
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丸橋健司
佐藤博
小島一郎
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Eneos Corp
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Nippon Oil Corp
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 ポルフィリン構造を有する例えばプロトポルフィリンI
X (Protoporphyrin N )が医薬用
途に有用なことは知られている。
本発明はポルフィリン構造を有し、同様に医薬用途もし
くはその合成中間体あるいは飲食物着色用赤色系色素な
どの広い用途に注目されている公知物質コブロポルフイ
リン■を、工業的に容易な操作で、安価に且つ優れた収
率で取得することのできるコブロポルフイリン■の製法
に関する。
更に詳しくは、アースロバフタ−(Arthro−ba
cter)属及びブレビバクテリウム(Breviba
−c t e r i um )属よりなる群からえら
ばれた属に属するコブロポルフイリン■生産菌を培地に
培養し、得られた培養物からコブロポルフイリン■をl
することを特徴とするコブロポルフイリン■の製法に関
する。
下記式、 で表わされるコブロポルフイリン■を生産する微生物と
して、上記アースロバフタ−属及びブレビバクテリウム
属よりなる群からえらばれた属に属する微生物は、従来
全く知られていない。
従来、コブロポルフィリン■を生産する微生物としては
、ロドプソイドモナス・スフェロイデス(Rhodop
seudomonas 5pheroides)、ミ
クロコツカス・リゾデクチカス(Mi crococc
ouslysodeikticus )、スタフィロ
コッカス・エビデラミデス(Staphylococc
us epidermi−dis)、サツカロミセス
・セレビシェ(Saccharo−rnyces ce
revisiae)、バチルス0セレウス(Bacil
lus cereus)、ストレプトミセス・グリセウ
ス(S t r e pt omyces gr 1s
eus)、ストレプトミセス・オリバシウス(Stm、
oliva−ceus)、ミコバクテリウム・スメグマ
チス(Mycobacterium smegmati
s) 、コリネバクテリウム・ジフテリア(Coryn
ebacteriumdi pht her i ae
)、コリネバクテリウム・シンプレックス(Cory
ne、 simplex)などの微生物が知られている
しかしながら、例えば液体培養によって、培養液中にコ
ブロポルフイリン■を生産した量が具体的に記載された
報告(J 、Biol、Chem、 、 167.25
1、(1947))によれば、最も多く生産したコリネ
バクテリウム・ジフテリアの使用でも、高々4〜/l培
地の生産量にすぎず、到底工業的実施に適さない。
本発明者等は、液体培養によっても、優れた実用性のあ
る生産量でコブロポルフイリン■を取得できる方法を開
発すべく研究の結果、アースロバフタ−属及びブレビバ
クテリウム属よりなる群からえらばれた属に属する微生
物が、上記コブロポルフイリン■を生産するという新し
い事実を発見した。
更に、これら属に属するコブロポルフイリン■生産菌は
、従来公知の他の属に属する微生物が培養液中に生産し
た上記高々4 W1f?/ 13培地の生産量に比して
、約22倍にも達する例えば86〜/l培地というよう
な著るしく優れた生産量で、コブロポルフイリン■を生
産することを発見した。
さらにまた、アースロバフタ−属及びブレビバクテリウ
ム属よりなる群からえらばれた属に属するコブロポルフ
イリン■生産菌中、イソプロピルアルコール資化性微生
物が、炭素源としてイソプロピルアルコールもしくはこ
れを含む炭素源含有培地で培養した際に、とくに優れた
生産量で培養液中にコブロポルフイリン■を蓄積するこ
とを発見した。
また、上記コブロポルフイリン■生産菌の培養に際して
は、ミネラル源としてF’e塩を含有しない培地の利用
がとくに好ましいこと及び溶存酸素の供給速度を低レベ
ル条件として培養することが好ましいことを発見した。
従って、本発明の目的は、従来、コブロポルフイリン■
生産菌の存在の全く知られていなかったアースロバフタ
−属及びブレビバクテリウム属よりなる群からえらばれ
た属に属するコブロポルフイリン■生産菌を利用して、
工業的に容易な操作で、安価且つ優れた収率をもってコ
ブロポルフイリン■を採取できるコブロポルフイリン■
の製法を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的及び利点は以
下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明方法で利用できるアースロバフタ−属及びブレビ
バクテリウム属よりなる群からえらばれた属に属するコ
ブロポルフイリン■生産菌の具体例としては、下記菌を
あげることができる。
アースロバフタ−・ヒアリナス (Arthrobacter hyalinus)〔微
工研菌寄 受託番号筒3125号〕 アースロバクター・クレメウス (Arthrobacter cremeus)〔微工
研菌寄 受託番号第3126号〕 アース口バクター・レジノサス (Arthrobacter resinosus)〔
微工研菌寄 受託番号筒3131号〕 アースロバクター・インプロパノロフイラ(Arthr
obacter 1sopropanolophila
)〔微工研菌寄 受託番号筒3129号〕 アースロバクター・フラビダス (Arthrobacter flavidus)〔微
工研菌寄 受託番号筒3130号〕 ブレビバクテリウム・エバネウス (Brevjbac ter ium eburneu
s)〔微工研菌寄 受託番号筒3128号〕 ブレビバクテリウム・ラクチカラー (Brevibacterium Iacticolo
r)〔微工研菌寄 受託番号第3127号〕 ここに例示したコブロポルフイリン■生産菌は、後記の
菌学的性質を有し、その性質を°1バーシース・マニュ
アル・オブ・デタミ不テイブ・バクテリオロジー++第
7版の記載と対比すると、該当する菌種が見当らない。
従って、上記例示の菌株はいずれも新菌種と同定され、
上記の通り命名された0 以下に、上記コブロポルフイリン■生産菌の菌学的諸性
質について述べる。
(’11 アースロバフタ−・ヒアリナス〔微工研菌
寄 受託番号第3125号〕 1、形態学的性質ニー 画形;培養前期には長桿菌を示し湾曲し大きさは0.8
X4〜5ミクロンでV字状示すものあり、後期には1.
2X1.5ミクロンの短桿菌に変化する。
運動性:なし。
ダラム染色;陽性または陰性。
胞子;なし。
2、培養的性質ニー 肉汁寒天平板培養;周縁ぎざぎざ状、中心凸状、透明、
湿光 肉汁寒天斜面培養;生育不良、糸状、透明湿も 肉汁液体培養;混濁。
3、生理的性質ニー 生育温度:25〜35℃。
生育pH;6〜9゜ 酸素要求;通性好気性。
ゼラチンの液化;行なわない。
リドマスミルク;わずかにアルカリに変わりゆっくりペ
プトン化する。
インドール;発生しない。
硫化水素−発生する。
硝酸塩還元;行なわない。
カタラーゼ;生成しない。
ウレアーゼ;生成する。
抗酸性:陰性。
殿粉の分解;行なわない。
0−Fテスト; 酸化 発酵 L−アラビノース −− D−キシロース −− D−グルコース − − D−マンノース − − D−フラクトース − − D−ガラクトース − − 麦芽糖 −− シ ヨ 糖 −− 乳 糖 −− トレハロース − − D−ソルビット − − D−マンニット −− フィレット − − グリセリン −− デンプン −− アスパラギン;分解しない。
くえん酸;利用しない。
脱窒反応;− MRテスト;− VPテスト;− 無機N源の利用:硝酸塩 士 アンモニウム塩十 色素の生成; 鉄塩の少ない培地で酸素の供給を制限して培養すると赤
い色素を生成する。
オキシダーゼ;− 酸及びガスの生成;何れもなし ■トロハロース ■イノジット ■デンプン(2)アー
スロバフタ−・クレメウス 〔微工研菌寄 受託番号第3126号〕 1、形態学的性質ニー 画形;培養前期には長桿菌を示し湾曲し大きさは0.7
〜1.OX3〜4ミクロンでV字状を示すものあり。
後期には1×1ミクロンの球菌に変化する。
運動性;なし。
ダラム染色;陽性または陰性。
胞子形成:なし。
2、培養的性質ニー 肉汁寒天平板培養:生育良好、周縁不規則ないし円形、
凸円形、不透明、淡黄褐色、混光。
肉汁寒天斜面培養;生育良好、糸状、不透明、淡黄褐色
、混光。
肉汁液体培養;もろい画壇をつくり透明、沈渣あり。
3、生理的性質ニー 生育温度;25〜37°C 生育pH;5〜9゜ 酸素要求:好気性。
ゼラチンの液化;行なわない。
リドマスミルク;やや脱色しゆっくりペプトン化する。
インドール;発生しない。
硫化水素;発生する。
硝酸塩還元:行なう。
カタラーゼ;生成する。
ウレアーゼ;生成する。
抗酸性;陰性。
殿粉の分解;行なう。
0−Fテスト: 酸化 発酵 L−アラビノース − − D−キシロース − ・− D−グルコース −− D−マンノース −− D−フラクトース − − D−ガラクトース −− 酸化 発酵 麦芽糖 −− ショ糖 −− 乳 糖 −− トレハロース −− D−ソルビット − − D−マンニット −− イノジット − − グリセリン −− デンプン −− アスパラギン;分解する。
くえん酸:利用する。
脱窒反応ニー MRテスト;− ■Pテストニー 無機N源の利用;硝酸塩 − アンモニウム塩干 色素の生成: 鉄塩の少ない培地で酸素供給を制限して培養すると赤い
色素を生成する。
□オキシダーゼ;− 酸及びガスの生成;何れもなし ■トレハロース、■イノジット ■デンプン(3)アー
スロバフタ−・レジノサス 〔微工研菌寄 受託番号第3131号〕 1 形態学的性質ニー 画形;培養前期には長桿菌を示し湾曲し大きさは0.7
〜1. OX 3〜4ミクロンである。
後期には0.8X1.5μの直線形桿菌に変化し、梶棒
状のものも見える。
7字状つながりが見。える。
運動性;なし。
ダラム染色;陽性または陰性。
胞子形成;なし。
2、培養的性質ニー 肉汁寒天平板培養:生育中程度、周縁不規則、扁平状、
不透明、光なし、淡黄色。
肉汁寒天斜面培養;生育中程度、糸状、不透明、光なし
、淡黄色。
肉汁液体培養:もろい画壇をつくり透明、沈渣あり。
3、生理的性質ニー 生育温度:25〜37℃。
生育pH;5〜9゜ 酸素要求;好気も ゼラチンの液化:行なわない。
IJ )マスミルク;やや脱色しゆっくりペプトン化す
る。
インドール;発生しない。
硫化水素;発生する。
硝酸塩還元:行なう。
カタラーゼ;生成する。
ウレアーゼ;生成する。
抗酸性;陰性。
殿粉の分解二行なう。
0−Fテスト; 酸化 発酵 L−アラビノース −− D−キシロース −− D−グルコース − − D−マンノース −− D−フラクトース − − D−ガラクトース − − 麦芽糖 −− ショ糖 −− 乳 糖 −− トレハロース −− D−ソルビット −− D−マンニット −− イノジット −− グリセリン −− デンプン −− アスパラギン;分解する。
くえん酸;利用する。
脱窒反応;− MRテストニー VPテスト;− 無機N源の利用;硝酸塩 − アンモニウム塩十 色素の生成; 鉄塩の少ない培地で酸素供給を制限して培養すると赤い
色素を生成する。
オキシダーゼ;− 酸及びガスの発生;何れもなし ■トレハロース ■イノジット ■デンプン(4)アー
スロバフタ−・イソプD/々ノフイラ〔微工研菌寄 受
託番号第3129号〕 ■、形態学的性質二一 画形;培養前期には長桿菌を示し湾曲し、大きさは0.
7〜1.OX4〜5ミクロンである。
後期には0.8×1.2ミクロンの短桿菌に変化する。
7字状つながりが見える。運動性;なし。
ダラム染色;陽性または陰性。
胞子形成;なし。
2、培養的性質ニー 肉汁寒天平板培養;生育良好、円形、凸円状、不透明、
混光、乳白色。
肉汁寒天斜面培養:生育良好、糸状、不透明、混光、乳
白色。
肉汁液体培養;もろい画壇をつくり透明、沈渣あり。
3、生理的性質ニー 生育温度:25〜37℃。
生動H;5〜9゜ 酸素要求;好気性。
ゼラチンの液化;行なわない。
リドマスミルク;やや脱色しゆっくりペプトン化する。
インドール;発生しない。
硫化水素;発生しない。
硝酸塩還元:行なう。
カタラーゼ;生成する。
ウレアーゼ:生成する。
殿粉の分解;行なう。
0−Fテスト; 酸化 発酵 L−アラビノース −− D−キシロース −− D−グルコース − − D−マンノース −− D−フラクトース −− D−ガラクトース −− 麦芽糖 −− シ ヨ 糖 −− 乳 糖 −− トレハロース − − D−ソルビット −− D−マンニット −− イノジット −− グリセリン −− デンプン −− アスパラギン;分解する。
くえん酸;利用する。
脱窒反応ニー MRテスト;− VPテスト;− 無機N源の利用;硝酸塩−、アンモニウム塩十 色素の生成; 鉄塩の少ない培地で酸素供給を制限して培養すると赤い
色素を生成する。
オキシダーゼ;− 酸及びガスの発生 何れもなし ■トレハロース ■イノジット ■デンプン) アース
ロバフタ−・フラビダス 〔微工研菌寄 受託番号第3130号〕 1、形態学的性質ニー 画形;培養前記には長桿菌を示し、梶棒形で大きさは0
.5X3.5ミクロンである。
V字状のつながりが見える。
後期には1.OXl、5ミクロンの短桿菌に変化する。
運動性;なし。
ダラム染色性;陽性または陰性。
胞子形成;なし。
2、培養的性質ニー 肉汁寒天平板培養;生育中程度、円形、凸円状、不透明
、鈍光、淡黄色。
肉汁寒天斜面;生育中程度、糸状、不透明、鈍光、淡黄
色。
肉汁液体培養;もろい画壇をつくり透明。
沈渣あり。
3、生理的性質ニー 生育程度;25〜37℃。
生動H;5〜9゜ 酸素要求;好気も ゼラチンの液化;行なわない。
リドマスミルク;やや脱色しゆっくりペプトン化する。
インドール;発生しない。
硫化水素;発生する。
硝酸塩還元;行なう。
カタラーゼ;生成する。
ウレアーゼ;生成する。
殿粉の分解;行なう。
0−Fテスト; 酸化 発酵 L−アラビノース −− D−キシロース −− D−グルコース −− D−マンノース −− D−フラクトース −− D−ガラクトース −− 麦芽糖 −− ショ糖 −− 乳 糖 −− トレハロース −− D−ソルビット −− D−マンニット −− イノジット −− グリセリン −− デンプン −− アスパラギン:分解する。
くえん酸;利用する。
脱窒反応ニー MRテスト;− VPテスト;− 無機N源の利用;硝酸塩−、アンモニウム塩干 色素の生成; 鉄塩の少ない培地で酸素供給を制限して培養すると赤い
色素を生成する。
オキシダーゼニー 酸及びガスの発生;何れもなし ■トレハロース ■イノジット Cデンプン(6)ブレ
ビバクテリウム・エバネウス 〔微工研菌寄 受託番号第3128号〕 ■、形態学的性質ニー 画形;大きさ1.OX4〜6ミクロンの長桿菌で直線形
である。
運動性;なし。
ダラム染色性:陽性。
胞子形成;なし。
2、培養的性質ニー 肉汁寒天平板培養;生育よくない、周縁不規則、中心凸
状、不透明、光なし、乳白色中心部淡褐色 肉汁寒天斜面培養;生育よくない、糸状、不透明、光な
し、乳白色。
肉汁液体培養:厚膜をつくり沈渣あり。
3、生理的性質ニー 生育温度;25〜37℃。
生育−;5〜9゜ 酸素要求;好気も ゼラチンの液化;行なわない。
リドマスミルク;アルカリを呈しゆっくりペプトン化す
る。
インドール:発生しない。
硫化水素;発生する。
硝酸塩還元;弱く行なう。
カタラーゼ;生成する。
ウレアーゼ:生成する。
殿粉の分解;行なわない。
0−Fテスト; 酸化 発酵 L−アラビノース −− D−キシロース − − D−グルコース − − D−マンノース −− D−フラクトース −− D−ガラクトース − − 麦芽糖 −− ショ糖 −− 乳 糖 −− トレハロース −− D−ソルビット − − D−マンニット −− イノジット − − グリセリン −− デンプン −− アスパラギン;分解する。
くえん酸;利用する。
脱窒反応;− MRテストニー VPテストニー 無機N源の利用;硝酸塩十、アンモニウム塩十 色素の生成; 鉄塩の少ない培地で、酸素供給を制限して培養すると赤
い色素を生成する。
オキシダーゼ; 酸及びガスの発生;何れもなし ■トレハロース ■イノジット Cデンプン(カ ブレ
ビバクテリウム・ラクチカラー〔微工研菌寄 受託番号
第3127号〕 1.形態学的性質ニー 画形;0.8X3〜4ミクロンの長桿菌で直線形。
運動性;なし。
ダラム染色性;陽性。
胞子形成:なし。
2、培養的性質ニー 肉汁寒天平板培養;生育やや悪い、円形、凸円状、不透
明、混光あり、乳白色。
肉汁寒天斜面培養;生育やや悪い、糸状、不透明、光な
し、乳白色。
肉汁液体培養;もろい画壇をつくり透明、沈渣あり。
3、生理的性質ニー 生育温度:25〜37℃。
生麺:5〜9゜ 酸素要求:好気性。
ゼラチンの液化;行なわない。
リドマスミルク;アルカリを呈しゆっくりペプトン化す
る。
インドール;発生しない。
硫化水素;発生する。
硝酸塩還元;行なう。
カタラーゼ;生成する。
ウレターゼ;生成する。
殿粉の分解;行なわない。
0−Fテスト; 酸化 発酵 L−アラビノース −− D−キシロース −− D−グルコース −− D−マンノース −− D−フラクトース −− D−ガラクトース −− 麦芽糖 −− ショ糖 −− 乳 糖 −− トレハロース −− D−ソルビット −− D−マンニット −− イノジット −− グリセリン −− デンプン − −アスパラギン
:分解する。
くえん酸;利用する。
脱窒反応;− MRテスト;− VPテスト;− 無機N源の利用;硝酸塩+、アンモニウム塩十 色素の生成; 鉄塩の少ない培地で、酸素供給を制限して培養すると赤
い色素を生成する。
オキシダーゼ;− 酸及びガスの発生;何れもなし ■トレハロース、■イノジット、■デンプン本発明によ
れば、上述の如きアースロバフタ−属及びブレビバクテ
リウム属よりなる群からえらばれた属に属するコブロポ
ルフイリン■生産菌を培地に培養し、得られた培養物か
ら直接もしくは間接にコブロポルフイリン■を採取する
ことができる。
本発明によれば、上記培地としては、炭素源、窒素源、
無機塩類、消泡剤などを含有する培地が利用できる。
斯かる炭素源の例としては、たとえば、糖質、アルコー
ル類、炭化水素類、ふすまなどの如き炭素源をあげるこ
とができる。
また、窒素源としては、たとえば、コーンスチープ・リ
カー、酵母エキス、肉エキス、ペプトン、フィツシュミ
ール、アンモニウム塩類、硝酸塩類、尿素などの窒素源
をあげることができ、更に、無機塩類としては、例えば
、燐酸塩類、マグネシウム塩類、亜鉛塩類、カルシウム
塩類、マンガン塩類、モリブデン塩類、銅塩類などを挙
げることができる。
培地組成は適当に変更でき、また培養中に適宜に追加し
て添加することもできる。
例えば、炭素源としてのアルコール類を利用するに際し
て、アルコールの残存濃度が少なくなったとき、あるい
はコブロポルフイリン■の生産開始の時期またはそノ前
後でアルコールを追加することによってコブロポルフイ
リン■の生産を増加できる方法に従ってアルコールを追
加することができる。
培養に際して、培地中に鉄塩類が存在しないことが好ま
しい結果を与える。
培養は振盪もしくは通気攪拌などの好気性条件下に行わ
れるが、可及的低通気条件を採用するのがよい、培養温
度としては一般に約20〜約40℃程度の温度が利用さ
れ、pH約4〜約9,5程度のpH+件が採用できる。
培養時間は、通常、約2〜8日程度がよく、他の培養条
件の選択に応じて適当に変更可能である。
得られた培養物、たとえば培養液中には、従来公知の他
の属に属するコブロポルフイリン■生産菌を使用した場
合に比して格段に増大した量で、コブロボルフイリン■
が蓄積するので、例えば公知の手段に従って、酢酸酸性
酢酸エチル溶媒などの適当な抽剤を用いて、好収率で培
養物から抽出することができる。
抽出に際しては、菌体その他の固形分を分離除去した培
養液から抽出するのが普通である。
抽出液は、たとえば塩酸メタノールを用いてコブロポル
フイリン■をメチルエステル化し、必要に応じ、アルミ
ナを用いてカラムクロマト方式により精製して、メチル
エステルの形でコブロポルフイリン■を採取することが
できる。
更に、本発明方法においては、得られた培養物から分離
した菌体、好ましくは菌体の増殖に適したコブロポルフ
イリン■生成条件下に、アースロバフタ−属及びブレビ
バクテリウム属よりなる群からえらばれた属に属するコ
ブロポルフイリン■生産菌を培地に培養して得られた培
養物から分離した菌体またはその菌体の粗酵素抽出液を
、フプロポルフイリン■形成性基質と反応させた反応生
成物から、コブロボルフイリン■を採取することもでき
る。
上記コブロポルフイリン■形成性基質としては、例えば
、グリシン、フマール酸、αケトゲルタール酸、こはく
酸、δアミルプリン酸もしくはこれらの塩類およびこれ
ら化合物を成分とする物質などを挙げることができる。
反応は、例えば温度が約20〜40℃、pH約4〜9.
5程度の条件下に、振とうもしくは攪拌等により反応液
をかきまぜるか、反応液を静置して、例えば約5時間〜
5日間程度行うのがよい。
反応生成物からのコブロボルフイリン■の分離採取は、
前記培養液からのコブロボルフイリン■の採取と同様に
行うことができる。
従って、本発明においては、培養物から直接に、もしく
は更に反応を経て間接に、コブロポルフイリン■を高収
率で取得することができる。
以下、実施例により、本発明方法実施の数軒様について
更に詳しく説明する。
実施例 1 アースロバフタ−・ヒアリナス〔微工研菌寄受託番号第
3125号〕を、イオン交換純水11あたり、イソプロ
ピルアルコール10rIL11酵母エキス0゜3g、ペ
プトン3.0g、硝酸アンモニウム3.0g、リン酸カ
リウム0.4.@、リン酸二ナトリウム1.5g、硫酸
マグネシウム0.5.!i’、硫酸マンガン10111
9、硫酸亜鉛101v、硫酸鋼50 μg。
三酸化モリブデン10μy1炭酸カルシウム5.OIを
含有する殺菌した培地300mlを収容した500m1
容三角フラスコに植菌して、30℃で3日間振とう培養
した。
この培養物を、上記同様の培地300171/!を含む
500WLl容三角フラスコに、3.0mA植菌して、
30°Cで5日間振とう培養した。
培養液中のコブロポルフイリン■の蓄積量は10.8即
/lであった。
実施例 2 実施例1と同じ菌株を用いた。
この菌株を14のイオン交換純水あたり酵母エキス1.
0,9、ペプトン3.0g、硝酸アンモニウム3.0g
、リン酸−カリウム0.4g、リン酸二ナトリウム1−
5fi、硫酸マグネシウム0.5g、硫酸亜鉛10rI
I9、硫酸銅50μy1三酸化モリブデン10μS、炭
酸カルシウム5.0 gを含有する殺菌した培地200
mA’を収容した500TILl容三角フラスコに植菌
して、30℃で3日間振とう培養した。
この培養物を、上記同様の培地200dを含む500d
容三角フラスコに2.0罰植菌して、30℃で3日間振
とう培養したときに、イソプロピルアルコール2. O
rILlを添加してさらに3日間振とう培養した。
培養液中のコブロポルフイリン■の蓄積量は86ダ/#
であった。
得られた培養液11を遠心分離し、菌体その他の不溶物
を除いた上澄液を、酢酸酸性酢酸エチルで抽出し、コブ
ロボルフイリン■を含む酢酸エチル層を採取し、乾固し
て、塩酸メタノールヲ加工てエステル化を行い、コブロ
ポルフイリン■のテトラメチルエステルをつくった。
これをアルミナのクロマトで精製することによりコブロ
ポルフイリン■のテトラメチルエステルの結晶651v
を得た。
;実施例 3 実施例2において、培地の炭素源をイソプロピルアルコ
ール2.0コの代わりにグルコース2.0gを2回に分
けて加えるほかは、実施例2と同様に実施した場合のコ
ブロポルフイリン■の蓄積量は19.2雫/lであった
実施例 4 実施例2においてイソプロピルアルコールを追加する前
の培養3日目の培養液2001rLlを10.000回
転で10分間遠心分離し菌体を分離1 、 した。
この菌体をよくすりつぶし、MIJノ酸緩衝液(PH7
,0) 20mlに懸濁した。
500m容三角フラスコに180m1の水を入れ、これ
に200マイクロモルのδアミルプリン酸を加え、さら
に先に示した菌体破砕液201nlを加えて30℃で反
応を開始した。
15時間の反応終了后、反応液中のコブロポルフイリン
■の濃度を測ると611Vlであった。
実施例 5 実施例2で用いた菌株の代りに、アースロバフタ−・ク
レメウス〔微工研菌寄受託番号第3126号〕を用いる
ほかは、実施例2と同様に実施した。
コブロポルフイリン■の蓄積量は12.8 r/19/
7であった。
実施例 6 実施例2で用いた菌株の代りに、アースロバフタ−・レ
ジノサス〔微工研菌寄受託番号第3131号〕を用いる
ほかは、実施例2と同様に実施した。
コブロポルフイリン■の蓄積量は16.0■/lであっ
た。
実施例 7 実施例3で用いた菌株の代りに、アースロバフタ−・イ
ンプロパノロフイラ〔微工研菌寄受託番号第3129号
〕を用いるほかは、実施例3と同様に実施した。
コブロポルフイリン■の蓄積量は26即/lであった。
実施例 8 実施例3で用いた菌株の代りに、アースO/ <フタ−
・フラビダス〔微工研菌寄受託番号第3130号〕を用
いるほかは、実施例3と同様に実施した。
コブロポルフイリン■の蓄積量は22m9/lであった
実施例 9 実施例2で用いた菌株の代りに、ブレビバクテリウム・
エバネウス〔微工研菌寄受託番号第3128号〕を用い
るほかは実施例2と同様に実施した。
コブロポルフイリン■の蓄積量は19.2〜/lであっ
た。
実施例 10 実施例2で用いた菌株の代りに、ブレビバクテリウム・
ラクチカラー〔微工研菌寄受託番号第3127号〕を用
いるほかは、実施例2と同様に実施した。
コブロポルフイリン■の蓄積量は7.2即/lであった

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アースロバフタ−属及びブレビバクテリウム属より
    なる群から選ばれた属に属するコブロポルフイリン■生
    産菌を培地に培養して、得られた培養物からコブロポル
    フイリン■を採取することを特徴とするコブロポルフイ
    リン■の製法。
JP50083165A 1975-07-08 1975-07-08 コプロボルフイリン 3 ノ セイホウ Expired JPS5820596B2 (ja)

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