JPS62297991A - 空き缶回収機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、缶コーヒー、缶ジュース、缶ビール等の缶詰
製品の空き缶を、その材質によって選別して回収する空
き缶回収機に関するものである。

（発明の背景） 缶コーヒー、缶ジュース、缶ビール等の空き缶を回収す
る空き缶回収機が従来より提案されている。しかし従来
はこれら空き缶の材質を選別することなく回収していた
ため、空き缶を再利用する場合には、その都度材質を選
別して、例えば鉄製の空き缶とアルミニュームなどの空
き缶とを選別して処理しなければならなかった。このた
め回収した空き缶の処理工程が増え効率が悪いという問
題があった。

（発明の目的） 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、空
き缶の材質を判別し、この材質判別した空き缶をそれぞ
れ材質毎に異なる回収箱に回収する空き缶回収機を提供
することを目的とする。

（発明の構成） 本発明によればこの目的は、投入口より投入された適正
な空き缶と異物とを判別する缶判別手段と、前記缶判別
手段が判別した異物を排出口へ導く異物選別手段と、前
記投入口から投入された空き缶の材質を判別する缶材質
判別手段と、前記異物選別手段で選別された適正な空き
缶を前記缶材質判別手段の出力に基いて材質毎に異なる
回収箱へ誘導する誘導手段とを備えることを特徴とする
、空き缶回収機により達成される。

ここに誘導手段は、材質毎に正逆転するベルトコンベア
や、材質毎にいずれかの回収箱側に傾斜する揺動板や、
あるいは基板上に落下した空き缶を水平方向に移動して
いずれかの回収箱に導く選別板により構成することがで
きる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例の空き缶回収機の全体概略図
、第２図は缶材質判別手段の斜視図、第３図はベルトコ
ンベアを用いた誘導手段の斜視図である。

第１図において符号１０は円筒状の空き缶であり、この
空き缶１０は投入口１２から投入される。

この投入口１２には下縁を支点として開閉する投入扉１
４が取付けられている。この投入扉１４はその開いた位
置で空き缶１０を保持し、閉じた位置で缶通路１６へ落
下させる。この投入扉１４には缶材質判別手段１８が取
付けられている。すなわちこの缶材判別手段１８は、磁
性材（例えば鉄）と非磁性材（例えばアルミニューム）
とを判別する金属センサ１８Ａと、金属と非金属とを判
別する非金属センサ１８Ｂとで構成される。

投入された空き缶１０はリミットスイッチで構成された
缶判別手段２０で所定形状、寸法の空き缶であるか否か
判別された後、シール検出部２２に送られる。この実施
例では例えば空き缶の回収率を向上させるためにいわゆ
るデポジット方式に従ってシール付きの空き缶のみを回
収する。

すなわちデポジット方式とは、缶詰製品をその定価に一
定金額例えば１０円を預り金として上乗せし、その印と
して缶にシールを貼付して版元し、そのシールが貼付さ
れた空き缶に対して預り金を払い戻す方式である。２４
は異物選別手段であり、前記缶判別部２０で規格外の空
き缶１０や石や木片などが投入された場合、シール検出
部２２でシール無しの空き缶１０と判別された場合等に
は、これらを異物として排出口２６にに排出する。

規格に合いかつシール付きの空き缶であれば、硬貨払い
出し装置２８が所定の預り金を払い出し口３０に払い出
すと同時に、その空き缶１０は缶通路１６を通してプレ
ス手段３２に送られて、プレスされる。

プレス手段３２は、モータ３２Ａにより回転されるカム
３２Ｂが、押し金３２Ｃを押し出すように構成される。

３４は揺動レバー３４Ａからなる重量センサであって、
石等の異物が詰められていない適正な空き缶１０ならプ
レス位置にこの空き缶を保持し、規定以上に重い空き缶
に対してはビン３４Ｂを中心にして図上時計方向に揺動
して空き缶を回収箱に落下させる０重量センサ３４に捕
獲された適正な空き缶１０は、プレスセンサ３６により
検出され、モータ３２Ａが起動してプレスが開始される
。空き缶が適正にプレスされると、重量センサ３４のレ
バー３４Ａの先端と缶通路１６の内壁との間を通り誘導
手段３８に落下する。

３８は誘導手段としてのベルトコンベアである、このコ
ンベア３８は前記缶材質判別手段１８の出力に基づいて
モータ３８Ａにより正逆転しく第３図参照）、例えば鉄
などの磁性金属の缶に対しては第１．３図で時計方向に
回転して右側の回収箱４０Ａに、またアルミニュームな
どの非磁性金属の缶に対しては反時計方向に回転して左
側の回収箱４０Ｂにそれぞれ誘導する。なお各回収箱４
ＯＡ、４０Ｂの入口付近には缶通過センサ４２Ａ、４２
Ｂが取付けられ、缶の落下を最終的に確認すると共に、
そのセンサ４２Ａ、４２Ｂの出力が連続していることか
ら回収箱４ＯＡ、４０Ｂの満杯を検出する。

第４図は誘導手段の他の実施例を示す斜視図であり、回
収箱４ＯＡ、４０Ｂ間の上方に位置する揺動板５０を備
え、この揺動板５０は通常は引張′りばね５２により右
側の磁性金属缶用の回収箱４０Ａ側に傾斜し、前記缶材
質判別手段１８が非磁性金属缶を検出した時にはソレノ
イド５４が励磁されて揺動板５０は左側の回収箱４０Ｂ
側へ傾斜する。この結果磁性金属缶と非磁性金属缶とを
各回収箱４０Ａ、４０Ｂに選別して回収する。

第５図は誘導手段のさらに他の実施例を示す斜視図であ
り、回収箱４ＯＡ、４０Ｂ間の上方に固定された水平基
板１００と、この基板１００に落下するプレス済み空き
缶を検出する落下センサ１０２．１０２と、落下した空
き缶を前記缶材質判別手段１８の出力に基づいていずれ
かの回収箱４ＯＡまたは４０Ｂに導く二叉状の選別板１
０４とを備える。この選別板１０４は例えば、引張りば
ね１０６．１０６により中央位置への復帰習性が付与さ
れ、モータ１０８により回動するカム１１０によって左
右いずれかに回動じてプレス済みの空き缶を回収箱４０
Ａまたは４０Ｂに誘導する。

この実施例の缶材質判別手段１８は投入扉１４に設けた
センサ１８Ａ、１８Ｂで構成したので、空き缶１０がこ
の投入扉１４の開位置で保持されている状態、すなわち
空缶１０の静止状態で缶材質の判別ができ、材質判別精
度が向上する。

また前記実施例ではデポジット方式により硬貨を払い出
し、また空き缶はプレスして回収するようにしたもので
あるが、本発明はこれらに限られるものではなく、硬貨
を払い出さないもの、あるいはプレスせずに空き缶をそ
のまま回収するものにも適用でき、本発明はそのような
ものも包含する。

（発明の効果） 本発明は以上のように、空き缶の通路に缶材質判別手段
を配設し、この缶材質判別手段の出力に基づいて空き缶
を材質毎に異なる回収箱に選別収容するものであるから
、空き缶をその材質別に回収できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の空き缶回収機の全体概略図
、第２図は缶材質判別手段の斜視図、第３図はベルトコ
ンベアを用いた誘導手段の斜視図、第４．５図はそれぞ
れ誘導手段の他の実施例を示す斜視図である。 １０・・・空き缶、 １６・・・普通路、 １８・・・缶材質判別手段、 ２０・・・缶判別手段、 ２４・・・異物選別手段、 ３８・・・ベルトコンベア、 ４０Ａ、４０Ｂ・・・回収箱、 ５０・・・揺動板、 １００・・・基板、 １０４・・・選別板。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）投入口より投入された適正な空き缶と異物とを判
   別する缶判別手段と、前記缶判別手段が判別した異物を
   排出口へ導く異物選別手段と、前記投入口から投入され
   た空き缶の材質を判別する缶材質判別手段と、前記異物
   選別手段で選別された適正な空き缶を前記缶材質判別手
   段の出力に基いて材質毎に異なる回収箱へ誘導する誘導
   手段とを備えることを特徴とする空き缶回収機。
2. （２）前記誘導手段は、材質毎に正逆転するベルトコン
   ベアで形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の空き缶回収機。
3. （３）前記誘導手段は、回収箱間の上方の支軸を中心に
   揺動する揺動板を備え、この揺動板は材質毎にいずれか
   の回収箱側に傾斜されることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の空き缶回収機。
4. （４）前記誘導手段は、２つの回収箱間の上方に固定さ
   れた水平な基板と、この基板上で水平方向に回動して前
   記基板上に落下した空き缶を材質毎にいずれかの回収箱
   に導く選別板とを備えることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の空き缶回収機。
5. （５）缶材質判別手段は、投入口に設けられその開位置
   で空き缶を保持し閉位置で空き缶を缶通路の落下させる
   投入扉と、この投入扉に設けられ投入扉の開位置でここ
   に保持された空き缶の材質を判別するセンサとを備える
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空き缶回
   収機。