JP3202513B2 - 料金精算機 - Google Patents
料金精算機Info
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- JP3202513B2 JP3202513B2 JP31961694A JP31961694A JP3202513B2 JP 3202513 B2 JP3202513 B2 JP 3202513B2 JP 31961694 A JP31961694 A JP 31961694A JP 31961694 A JP31961694 A JP 31961694A JP 3202513 B2 JP3202513 B2 JP 3202513B2
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- coins
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車場における車両の
出庫時に使用される精算機や自動販売機、一般金銭収受
け設備などの料金精算機に関する。
出庫時に使用される精算機や自動販売機、一般金銭収受
け設備などの料金精算機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の駐車設備において、入庫
時における駐車カードの受渡しや出庫時おける駐車料金
の精算などを機械によって行うことで、無人化としたも
のがある。この車両の無人有料駐車設備にあっては、入
口にて駐車カードを受け取り、出口にてこの駐車カード
に基づいて駐車料金を算出して支払っている。即ち、駐
車料金精算機には駐車カードを挿入する挿入口と硬貨投
入口及び紙幣投入口が設けられており、車両運転者は駐
車料金精算機の前の所定の位置に停車し、入庫時に受け
取った駐車カードを挿入口に挿入する。挿入口に挿入さ
れた駐車カードはカード処理装置によって処理されるこ
とで、駐車料金が算出されて表示され、車両運転者は表
示された精算金額と同額、あるいはそれ以上の金額の硬
貨を硬貨投入口に入れるか、紙幣を紙幣投入口に入れ
る。すると、硬貨・紙幣処理装置は精算金額と投入金額
を比較し、釣銭が有る場合はこれを返却する。このよう
にして所定の駐車料金の支払を行っている。
時における駐車カードの受渡しや出庫時おける駐車料金
の精算などを機械によって行うことで、無人化としたも
のがある。この車両の無人有料駐車設備にあっては、入
口にて駐車カードを受け取り、出口にてこの駐車カード
に基づいて駐車料金を算出して支払っている。即ち、駐
車料金精算機には駐車カードを挿入する挿入口と硬貨投
入口及び紙幣投入口が設けられており、車両運転者は駐
車料金精算機の前の所定の位置に停車し、入庫時に受け
取った駐車カードを挿入口に挿入する。挿入口に挿入さ
れた駐車カードはカード処理装置によって処理されるこ
とで、駐車料金が算出されて表示され、車両運転者は表
示された精算金額と同額、あるいはそれ以上の金額の硬
貨を硬貨投入口に入れるか、紙幣を紙幣投入口に入れ
る。すると、硬貨・紙幣処理装置は精算金額と投入金額
を比較し、釣銭が有る場合はこれを返却する。このよう
にして所定の駐車料金の支払を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな駐車料金精算機にあっては、種々の問題があった。
即ち、駐車料金をこの料金精算機で精算するにあたり、
駐車料金を硬貨で支払う場合と紙幣で支払う場合があ
る。駐車料金を硬貨で支払う場合、料金精算機に設けら
れたスリット状の硬貨投入口に硬貨を手で一枚ずつ投入
している。しかし、硬貨の投入枚数が多いときには、硬
貨を一枚ずつ投入するのは煩わしく、硬貨を落としてし
まうという問題がある。そこで、多数の硬貨を上部が開
口したホッパに一括して投入するものがある。このタイ
プの料金精算機にあっては、利用者から見れば便利なこ
とから広く各種の自動販売機で広く使用されている。
うな駐車料金精算機にあっては、種々の問題があった。
即ち、駐車料金をこの料金精算機で精算するにあたり、
駐車料金を硬貨で支払う場合と紙幣で支払う場合があ
る。駐車料金を硬貨で支払う場合、料金精算機に設けら
れたスリット状の硬貨投入口に硬貨を手で一枚ずつ投入
している。しかし、硬貨の投入枚数が多いときには、硬
貨を一枚ずつ投入するのは煩わしく、硬貨を落としてし
まうという問題がある。そこで、多数の硬貨を上部が開
口したホッパに一括して投入するものがある。このタイ
プの料金精算機にあっては、利用者から見れば便利なこ
とから広く各種の自動販売機で広く使用されている。
【0004】このような硬貨一括投入式の料金精算機に
おいて、安価で実績のあるスリット状投入口付硬貨処理
機を採用して組み合わせる場合、一括投入された硬貨は
落下式硬貨処理機の硬貨検出器によって硬貨の種別を選
別することとなるが、この硬貨検出器は時間的に断続し
て落下してくる硬貨を選別することはできるが、連続し
て落下してくる場合には硬貨を選別することができず、
誤選別してしまうことがあった。
おいて、安価で実績のあるスリット状投入口付硬貨処理
機を採用して組み合わせる場合、一括投入された硬貨は
落下式硬貨処理機の硬貨検出器によって硬貨の種別を選
別することとなるが、この硬貨検出器は時間的に断続し
て落下してくる硬貨を選別することはできるが、連続し
て落下してくる場合には硬貨を選別することができず、
誤選別してしまうことがあった。
【0005】また、この駐車場の料金精算機は屋外に設
置される場合が多く、この場合、雨水、塵埃等の異物が
作用する雰囲気で使用される。硬貨一括投入式の料金精
算機の硬貨投入用ホッパは投入硬貨を受入れ易いように
してあるので、この雨水や塵埃等の異物も受入れ易く、
ホッパから浸入した雨水や塵埃等が硬貨処理機まで至、
故障を起こしてしまう虞もあった。そこで、ホッパの硬
貨投入開口部に開閉蓋をつけることも考えられるが、反
面、硬貨を投入しにくくさせてしまうという問題もあっ
た。
置される場合が多く、この場合、雨水、塵埃等の異物が
作用する雰囲気で使用される。硬貨一括投入式の料金精
算機の硬貨投入用ホッパは投入硬貨を受入れ易いように
してあるので、この雨水や塵埃等の異物も受入れ易く、
ホッパから浸入した雨水や塵埃等が硬貨処理機まで至、
故障を起こしてしまう虞もあった。そこで、ホッパの硬
貨投入開口部に開閉蓋をつけることも考えられるが、反
面、硬貨を投入しにくくさせてしまうという問題もあっ
た。
【0006】一方、駐車料金を紙幣で支払う場合、料金
精算機に設けられた紙幣投入口に紙幣を手で一枚ずつ投
入している。しかし、前述したように、この駐車場の料
金精算機が屋外に設置される場合、雨水、塵埃等の異物
が作用してしまう。即ち、駐車場の料金精算機での精算
に際して、紙幣を紙幣処理機の投入口に挿入するが、こ
の紙幣処理機の紙幣投入口から雨水が浸入して、処理機
能を損なわさせてしまう虞があった。
精算機に設けられた紙幣投入口に紙幣を手で一枚ずつ投
入している。しかし、前述したように、この駐車場の料
金精算機が屋外に設置される場合、雨水、塵埃等の異物
が作用してしまう。即ち、駐車場の料金精算機での精算
に際して、紙幣を紙幣処理機の投入口に挿入するが、こ
の紙幣処理機の紙幣投入口から雨水が浸入して、処理機
能を損なわさせてしまう虞があった。
【0007】また、料金精算機は挿入された駐車カード
に基づいて駐車料金を算出しており、この駐車カードに
は入庫状況(日時等)が記入されている。そのため、後
処理のことを考慮して駐車カードを表裏反転させずに整
然と重ねてカード収納箱に収納させる必要がある。しか
し、駐車カードは一般的に紙製であって、カード投入口
から挿入された駐車カードはカード収納箱の底に至る前
に反転してしまい、表裏が逆によって積載されてしまう
ことがあった。
に基づいて駐車料金を算出しており、この駐車カードに
は入庫状況(日時等)が記入されている。そのため、後
処理のことを考慮して駐車カードを表裏反転させずに整
然と重ねてカード収納箱に収納させる必要がある。しか
し、駐車カードは一般的に紙製であって、カード投入口
から挿入された駐車カードはカード収納箱の底に至る前
に反転してしまい、表裏が逆によって積載されてしまう
ことがあった。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、料金精算の効率化並びに迅速化を図ると共に
投入された硬貨あるいは紙幣処理機能の高精度化、挿入
されたカードの収納性の向上を図った料金精算機を提供
することを目的とする。
であって、料金精算の効率化並びに迅速化を図ると共に
投入された硬貨あるいは紙幣処理機能の高精度化、挿入
されたカードの収納性の向上を図った料金精算機を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の料金精算機は、複数の硬貨を一括
して投入可能な投入開口を有するホッパと、傾斜状態で
回転自在に支持されて前記ホッパに投入された硬貨を受
け取って所定の方向に個別に保持して断続して放出する
硬貨すくい溝が形成された回転円板と、該回転円板から
放出された硬貨を導くシュータと、該シュータによって
導かれた硬貨を受け取って該硬貨の判別及び分類、保
管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具え、所定の
精算金額に対して対応した硬貨を投入することで料金の
精算を行う料金精算機において、前記回転円板の硬貨す
くい溝をその溝の長手方向に沿う軸線が前記回転円板の
径方向に沿う軸線に対して周方向に所定角度傾斜して一
端が該回転円板の外周部に開口すると共に、前記硬貨す
くい溝の幅を取扱い硬貨の最大直径より大きく、且つ、
長さを取扱い硬貨の最小直径の2倍より短く、深さを取
扱い硬貨の最小厚さより小さく設定したことを特徴とす
るものである。
めの請求項1の発明の料金精算機は、複数の硬貨を一括
して投入可能な投入開口を有するホッパと、傾斜状態で
回転自在に支持されて前記ホッパに投入された硬貨を受
け取って所定の方向に個別に保持して断続して放出する
硬貨すくい溝が形成された回転円板と、該回転円板から
放出された硬貨を導くシュータと、該シュータによって
導かれた硬貨を受け取って該硬貨の判別及び分類、保
管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具え、所定の
精算金額に対して対応した硬貨を投入することで料金の
精算を行う料金精算機において、前記回転円板の硬貨す
くい溝をその溝の長手方向に沿う軸線が前記回転円板の
径方向に沿う軸線に対して周方向に所定角度傾斜して一
端が該回転円板の外周部に開口すると共に、前記硬貨す
くい溝の幅を取扱い硬貨の最大直径より大きく、且つ、
長さを取扱い硬貨の最小直径の2倍より短く、深さを取
扱い硬貨の最小厚さより小さく設定したことを特徴とす
るものである。
【0010】
【0011】
【0012】また、請求項2の発明の料金精算機は、回
転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度を半径方向
に沿う軸線に対して30度〜50度、幅を30mm〜35
mm、長さを30mm〜40mm、深さをほぼ1.5mmに設定
したことを特徴とするものである。
転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度を半径方向
に沿う軸線に対して30度〜50度、幅を30mm〜35
mm、長さを30mm〜40mm、深さをほぼ1.5mmに設定
したことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項3の発明の料金精算機は、複
数の硬貨を一括して投入可能な投入開口を有するホッパ
と、傾斜状態で回転自在に支持されて前記ホッパに投入
された硬貨を受け取って所定の方向に個別に保持して断
続して放出する硬貨すくい溝が形成された回転円板と、
該回転円板から放出された硬貨を導くシュータと、該シ
ュータによって導かれた硬貨を受け取って該硬貨の判別
及び分類、保管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを
具え、所定の精算金額に対して対応した硬貨を投入する
ことで料金の精算を行う料金精算機において、前記回転
円板の硬貨すくい溝をその溝の長手方向に沿う軸線が前
記回転円板の径方向に沿う軸線に対して周方向に所定角
度傾斜して一端が該回転円板の外周部に開口して他端が
中央部に形成されて取扱い最大硬貨の直径よりも大きな
開口溝を有する開口部に連通すると共に、前記硬貨すく
い溝の幅を取扱い硬貨の最大直径より大きく、且つ、該
硬貨すくい溝の回転方向上流側の壁面長さを取扱い硬貨
の最小直径の2倍よりは短く、該下流側の壁面長さを取
扱い硬貨の最大直径より短く、深さを取扱い硬貨の最小
厚さより小さく設定したことを特徴とするものである。
数の硬貨を一括して投入可能な投入開口を有するホッパ
と、傾斜状態で回転自在に支持されて前記ホッパに投入
された硬貨を受け取って所定の方向に個別に保持して断
続して放出する硬貨すくい溝が形成された回転円板と、
該回転円板から放出された硬貨を導くシュータと、該シ
ュータによって導かれた硬貨を受け取って該硬貨の判別
及び分類、保管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを
具え、所定の精算金額に対して対応した硬貨を投入する
ことで料金の精算を行う料金精算機において、前記回転
円板の硬貨すくい溝をその溝の長手方向に沿う軸線が前
記回転円板の径方向に沿う軸線に対して周方向に所定角
度傾斜して一端が該回転円板の外周部に開口して他端が
中央部に形成されて取扱い最大硬貨の直径よりも大きな
開口溝を有する開口部に連通すると共に、前記硬貨すく
い溝の幅を取扱い硬貨の最大直径より大きく、且つ、該
硬貨すくい溝の回転方向上流側の壁面長さを取扱い硬貨
の最小直径の2倍よりは短く、該下流側の壁面長さを取
扱い硬貨の最大直径より短く、深さを取扱い硬貨の最小
厚さより小さく設定したことを特徴とするものである。
【0014】また、請求項4の発明の料金精算機は、回
転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度を半径方向
に沿う軸線に対してほぼ45度、幅を外周側で38mm〜
43mm、中心側で27mm〜33mm、上流側壁面長さを2
5mm〜30mm、下流側壁面長さをほぼ20mm、深さをほ
ぼ1.5mmに設定したことを特徴とするものである。
転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度を半径方向
に沿う軸線に対してほぼ45度、幅を外周側で38mm〜
43mm、中心側で27mm〜33mm、上流側壁面長さを2
5mm〜30mm、下流側壁面長さをほぼ20mm、深さをほ
ぼ1.5mmに設定したことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項5の発明の料金精算機は、複
数の硬貨を一括して投入可能な投入開口を有するホッパ
と、傾斜状態で回転自在に支持されて前記ホッパに投入
された硬貨を受け取って所定の方向に一個ずつ放出可能
な回転円板と、該回転円板から放出された硬貨を導くシ
ュータと、該シュータによって導かれた硬貨を受け取っ
て該硬貨の判別及び分類、保管、釣銭払い出しを行う硬
貨処理機構とを具え、所定の精算金額に対して対応した
硬貨を投入することで料金の精算を行う料金精算機にお
いて、先端部が外部に開口した異物排出通路を設け、一
端部がホッパに連結された投入物導入通路の他端部を前
記回転円板と前記異物排出通路との間で選択的に連結可
能とし、料金精算時には前記ホッパに連結された投入物
導入通路の他端部を前記回転円板に連結し、該ホッパか
ら投入された硬貨を該回転円板に導き、一方、料金精算
時以外では前記ホッパに連結された投入物導入通路の他
端部を前記異物排出通路に連結し、該ホッパから投入さ
れた硬貨以外の異物を外部に放出可能としたことを特徴
とするものである。
数の硬貨を一括して投入可能な投入開口を有するホッパ
と、傾斜状態で回転自在に支持されて前記ホッパに投入
された硬貨を受け取って所定の方向に一個ずつ放出可能
な回転円板と、該回転円板から放出された硬貨を導くシ
ュータと、該シュータによって導かれた硬貨を受け取っ
て該硬貨の判別及び分類、保管、釣銭払い出しを行う硬
貨処理機構とを具え、所定の精算金額に対して対応した
硬貨を投入することで料金の精算を行う料金精算機にお
いて、先端部が外部に開口した異物排出通路を設け、一
端部がホッパに連結された投入物導入通路の他端部を前
記回転円板と前記異物排出通路との間で選択的に連結可
能とし、料金精算時には前記ホッパに連結された投入物
導入通路の他端部を前記回転円板に連結し、該ホッパか
ら投入された硬貨を該回転円板に導き、一方、料金精算
時以外では前記ホッパに連結された投入物導入通路の他
端部を前記異物排出通路に連結し、該ホッパから投入さ
れた硬貨以外の異物を外部に放出可能としたことを特徴
とするものである。
【0016】また、請求項6の発明の料金精算機は、精
算カードが挿入されたことを検知すると、異物排出通路
に連結された投入物導入通路の他端部を回転円板に切換
連結することで、ホッパに投入された硬貨を該投入物導
入通路を介して前記回転円板に導入可能とし、料金精算
が完了したことを検知すると、該回転円板に連結された
前記投入物導入通路の他端部を前記異物排出通路に切換
連結することで、ホッパから投入された硬貨以外の異物
を該投入物導入通路及び異物排出通路を介して外部に排
出可能としたことを特徴とするものである。
算カードが挿入されたことを検知すると、異物排出通路
に連結された投入物導入通路の他端部を回転円板に切換
連結することで、ホッパに投入された硬貨を該投入物導
入通路を介して前記回転円板に導入可能とし、料金精算
が完了したことを検知すると、該回転円板に連結された
前記投入物導入通路の他端部を前記異物排出通路に切換
連結することで、ホッパから投入された硬貨以外の異物
を該投入物導入通路及び異物排出通路を介して外部に排
出可能としたことを特徴とするものである。
【0017】また、請求項7の発明の料金精算機は、挿
入された精算カードを収納するカード収納箱と、該カー
ド収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて前記精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、該受け板を所定
の位置に移動させる駆動手段とを具え、前記挿入された
前記精算カードを処理して精算された所定の精算金額に
対して対応する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金
の精算を行う料金精算機において、前記カード収納箱の
上部及び下部にそれぞれ取付けられた軸受と、該軸受に
より回転自在な支持された上下の連結軸と、該各連結軸
の端部に取付けられた回転プーリと、該上下の回転プー
リに掛け回されると共に前記受け板に連結されたワイヤ
と、前記連結軸のいずれか一方を回転駆動するモータ
と、前記受け板上に積載された前記精算カードの上面位
置を計測する検出手段とを設け、該検出手段の検出結果
に基づいて前記モータを駆動して前記受け板を所定の位
置に移動させることを特徴とするものである。
入された精算カードを収納するカード収納箱と、該カー
ド収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて前記精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、該受け板を所定
の位置に移動させる駆動手段とを具え、前記挿入された
前記精算カードを処理して精算された所定の精算金額に
対して対応する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金
の精算を行う料金精算機において、前記カード収納箱の
上部及び下部にそれぞれ取付けられた軸受と、該軸受に
より回転自在な支持された上下の連結軸と、該各連結軸
の端部に取付けられた回転プーリと、該上下の回転プー
リに掛け回されると共に前記受け板に連結されたワイヤ
と、前記連結軸のいずれか一方を回転駆動するモータ
と、前記受け板上に積載された前記精算カードの上面位
置を計測する検出手段とを設け、該検出手段の検出結果
に基づいて前記モータを駆動して前記受け板を所定の位
置に移動させることを特徴とするものである。
【0018】
【0019】また、請求項8の発明の料金精算機は、挿
入された精算カードを収納するカード収納箱と、該カー
ド収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて前記精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、該受け板を所定
の位置に移動させる駆動手段とを具え、前記挿入された
前記精算カードを処理して精算された所定の精算金額に
対して対応する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金
の精算を行う料金精算機において、前記カード収納箱の
上部及び下部にそれぞれ取付けられた軸受と、該軸受に
より回転自在な支持された上下の連結軸と、該各連結軸
の端部に取付けられた回転プーリと、該上下の回転プー
リに掛け回されると共に前記受け板に連結されたワイヤ
と、前記受け板をカード収納箱内にて昇降自在に支持す
る弾性手段とを設け、該弾性手段により前記受け板の上
に積載された前記精算カードの重量増減に伴って該受け
板が昇降することを特徴とするものである。
入された精算カードを収納するカード収納箱と、該カー
ド収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて前記精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、該受け板を所定
の位置に移動させる駆動手段とを具え、前記挿入された
前記精算カードを処理して精算された所定の精算金額に
対して対応する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金
の精算を行う料金精算機において、前記カード収納箱の
上部及び下部にそれぞれ取付けられた軸受と、該軸受に
より回転自在な支持された上下の連結軸と、該各連結軸
の端部に取付けられた回転プーリと、該上下の回転プー
リに掛け回されると共に前記受け板に連結されたワイヤ
と、前記受け板をカード収納箱内にて昇降自在に支持す
る弾性手段とを設け、該弾性手段により前記受け板の上
に積載された前記精算カードの重量増減に伴って該受け
板が昇降することを特徴とするものである。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【作用】請求項1の発明の料金精算機にあっては、複数
の硬貨を一括してホッパの投入開口に投入すると、投入
された各硬貨は傾斜状態で回転する回転円板に導入さ
れ、回転円板はこの硬貨を所定の方向に一個ずつシュー
タに放出してこのシュータにより硬貨処理機構に導入す
ることとなり、投入された複数の硬貨をこの硬貨処理機
構によって正確且つ迅速に判別及び分類、保管、釣銭払
い出しを行うことができる。そして、回転円板が回転し
て各硬貨をシュータに放出するとき、この回転円板は硬
貨すくい溝が投入された硬貨を個別に保持してシュータ
に断続して放出することで、硬貨処理機構には一つずつ
硬貨が投入され、誤判別等が防止される。また、回転円
板の硬貨すくい溝が径方向に対して周方向に所定角度傾
斜して一端が外周部に開口し、この硬貨すくい溝の幅を
取扱い硬貨の最大直径より大きく、且つ、長さを取扱い
硬貨の最小直径の2倍より短く、深さを取扱い硬貨の最
小厚さより小さく設定したことで、異なる大きさの硬貨
を確実に保持してシュータに断続して放出できる。
の硬貨を一括してホッパの投入開口に投入すると、投入
された各硬貨は傾斜状態で回転する回転円板に導入さ
れ、回転円板はこの硬貨を所定の方向に一個ずつシュー
タに放出してこのシュータにより硬貨処理機構に導入す
ることとなり、投入された複数の硬貨をこの硬貨処理機
構によって正確且つ迅速に判別及び分類、保管、釣銭払
い出しを行うことができる。そして、回転円板が回転し
て各硬貨をシュータに放出するとき、この回転円板は硬
貨すくい溝が投入された硬貨を個別に保持してシュータ
に断続して放出することで、硬貨処理機構には一つずつ
硬貨が投入され、誤判別等が防止される。また、回転円
板の硬貨すくい溝が径方向に対して周方向に所定角度傾
斜して一端が外周部に開口し、この硬貨すくい溝の幅を
取扱い硬貨の最大直径より大きく、且つ、長さを取扱い
硬貨の最小直径の2倍より短く、深さを取扱い硬貨の最
小厚さより小さく設定したことで、異なる大きさの硬貨
を確実に保持してシュータに断続して放出できる。
【0025】
【0026】
【0027】請求項2の発明の料金精算機にあっては、
この回転円板の硬貨すくい溝の傾斜角度は半径方向に対
して30度〜50度、幅は30mm〜35mm、長さは30
mm〜40mm、深さはほぼ1.5mmが適当である。
この回転円板の硬貨すくい溝の傾斜角度は半径方向に対
して30度〜50度、幅は30mm〜35mm、長さは30
mm〜40mm、深さはほぼ1.5mmが適当である。
【0028】請求項3の発明の料金精算機にあっては、
回転円板の硬貨すくい溝が径方向に対して周方向に所定
角度傾斜して一端が外周部に開口して他端が中央部に形
成されて取扱い最大硬貨の直径よりも大きな開口溝を有
する開口部に連通し、硬貨すくい溝の幅を取扱い硬貨の
最大直径より大きく、且つ、回転方向上流側の壁面長さ
を取扱い硬貨の最小直径の2倍よりは短く、下流側の壁
面長さを取扱い硬貨の最大直径より短く、深さを取扱い
硬貨の最小厚さより小さく設定したことで、異なる大き
さの硬貨を確実に保持してシュータに断続して放出する
一方、取扱い最大直径硬貨よりも大きな硬貨以外の異物
は開口部に入り、開口溝から外部に排出することができ
る。
回転円板の硬貨すくい溝が径方向に対して周方向に所定
角度傾斜して一端が外周部に開口して他端が中央部に形
成されて取扱い最大硬貨の直径よりも大きな開口溝を有
する開口部に連通し、硬貨すくい溝の幅を取扱い硬貨の
最大直径より大きく、且つ、回転方向上流側の壁面長さ
を取扱い硬貨の最小直径の2倍よりは短く、下流側の壁
面長さを取扱い硬貨の最大直径より短く、深さを取扱い
硬貨の最小厚さより小さく設定したことで、異なる大き
さの硬貨を確実に保持してシュータに断続して放出する
一方、取扱い最大直径硬貨よりも大きな硬貨以外の異物
は開口部に入り、開口溝から外部に排出することができ
る。
【0029】請求項4の発明の料金精算機にあっては、
この回転円板の硬貨すくい溝の傾斜角度は半径方向に対
してほぼ45度、幅は外周側で38mm〜43mm、中心側
で27mm〜33mm、上流側壁面長さは25mm〜30mm、
下流側壁面長さはほぼ20mm、深さはほぼ1.5mmが適
当である。
この回転円板の硬貨すくい溝の傾斜角度は半径方向に対
してほぼ45度、幅は外周側で38mm〜43mm、中心側
で27mm〜33mm、上流側壁面長さは25mm〜30mm、
下流側壁面長さはほぼ20mm、深さはほぼ1.5mmが適
当である。
【0030】請求項5の発明の料金精算機にあっては、
料金精算時にはホッパに連結された投入物導入通路の他
端部が回転円板に連結されることで、ホッパから投入さ
れた硬貨は回転円板に導かれ、この回転円板の回転によ
ってシュータに一個ずつ放出されることとなり、一方、
料金精算時以外ではホッパに連結された投入物導入通路
の他端部が異物排出通路に連結されることで、ホッパか
ら投入された硬貨以外の異物は回転円板には導かれずに
外部に放出されることとなり、回転円板への異物の浸入
が防止される。
料金精算時にはホッパに連結された投入物導入通路の他
端部が回転円板に連結されることで、ホッパから投入さ
れた硬貨は回転円板に導かれ、この回転円板の回転によ
ってシュータに一個ずつ放出されることとなり、一方、
料金精算時以外ではホッパに連結された投入物導入通路
の他端部が異物排出通路に連結されることで、ホッパか
ら投入された硬貨以外の異物は回転円板には導かれずに
外部に放出されることとなり、回転円板への異物の浸入
が防止される。
【0031】請求項6の発明の料金精算機にあっては、
精算カードが挿入されたことを検知すると、投入物導入
通路は異物排出通路から回転円板に切換連結され、料金
精算が完了すると、投入物導入通路は回転円板から再び
異物排出通路に切換連結されることとなり、投入物導入
通路の切り換えを的確に行うことができる。
精算カードが挿入されたことを検知すると、投入物導入
通路は異物排出通路から回転円板に切換連結され、料金
精算が完了すると、投入物導入通路は回転円板から再び
異物排出通路に切換連結されることとなり、投入物導入
通路の切り換えを的確に行うことができる。
【0032】請求項7の発明の料金精算機にあっては、
挿入された精算カードはカード収納箱内に水平状態で支
持された受け板上に積み重ねられて保持され、検出手段
は受け板上に積載された精算カードの積載量を検出して
おり、この精算カードが所定量積載されると、検出手段
は検出結果を駆動手段に出力し、受け板を所定の位置に
移動させ、随時挿入される精算カードと受け板上に積載
された精算カードとの干渉を防止し、精算カードは挿入
方向に反転することなく正確に積載される。この場合、
検出手段が受け板またはこの受け板上に積載された精算
カードの上面位置を計測しており、この検出センサの検
出結果に基づいて駆動手段は受け板を所定の位置に移動
させる。
挿入された精算カードはカード収納箱内に水平状態で支
持された受け板上に積み重ねられて保持され、検出手段
は受け板上に積載された精算カードの積載量を検出して
おり、この精算カードが所定量積載されると、検出手段
は検出結果を駆動手段に出力し、受け板を所定の位置に
移動させ、随時挿入される精算カードと受け板上に積載
された精算カードとの干渉を防止し、精算カードは挿入
方向に反転することなく正確に積載される。この場合、
検出手段が受け板またはこの受け板上に積載された精算
カードの上面位置を計測しており、この検出センサの検
出結果に基づいて駆動手段は受け板を所定の位置に移動
させる。
【0033】
【0034】請求項8の発明の料金精算機にあっては、
精算カードを積み重ねて保持する受け板は弾性手段を介
してカード収納箱内に昇降自在に支持されており、この
受け板の上に積載された精算カードの重量増減に伴って
受け板が自動的に昇降することとなり、簡単な構成で随
時挿入される精算カードと受け板上に積載された精算カ
ードとの干渉を防止できる。
精算カードを積み重ねて保持する受け板は弾性手段を介
してカード収納箱内に昇降自在に支持されており、この
受け板の上に積載された精算カードの重量増減に伴って
受け板が自動的に昇降することとなり、簡単な構成で随
時挿入される精算カードと受け板上に積載された精算カ
ードとの干渉を防止できる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0040】図1に本発明の一実施例に係る料金精算機
を表す概略、図2に本実施例の料金精算機に用いられる
硬貨処理機の概略、図3に硬貨処理機の要部断面(図2
のIII −III 断面)、図4に硬貨処理機の回転円板を表
す概略、図5に硬貨処理機の回転円板の変形例を表す概
略、図6に本実施例の料金精算機に用いられる紙幣処理
機の挿入部の断面、図7に本実施例の料金精算機に用い
られるカード収納機構の概略、図8に料金精算機に用い
られるカード収納機構の変形例を表す概略、図9に変形
例のカード収納機構に用いられるスプリングの特性を表
すグラフ、図10に料金精算機に用いられるカード収納
機構の別の変形例を表す概略を示す。
を表す概略、図2に本実施例の料金精算機に用いられる
硬貨処理機の概略、図3に硬貨処理機の要部断面(図2
のIII −III 断面)、図4に硬貨処理機の回転円板を表
す概略、図5に硬貨処理機の回転円板の変形例を表す概
略、図6に本実施例の料金精算機に用いられる紙幣処理
機の挿入部の断面、図7に本実施例の料金精算機に用い
られるカード収納機構の概略、図8に料金精算機に用い
られるカード収納機構の変形例を表す概略、図9に変形
例のカード収納機構に用いられるスプリングの特性を表
すグラフ、図10に料金精算機に用いられるカード収納
機構の別の変形例を表す概略を示す。
【0041】以下に説明する実施例にあっては、本発明
の料金精算機を駐車場の料金精算機に適用して説明す
る。
の料金精算機を駐車場の料金精算機に適用して説明す
る。
【0042】本実施例の駐車場の料金精算機は、図1に
示すように、箱体11に、駐車場の入口にて受け取った
駐車精算カードを処理する駐車カード処理機12と、所
定の精算金額に対して投入された硬貨を処理する落下式
硬貨処理機13と、投入された紙幣を処理する紙幣処理
機14とが設けられて構成されている。なお、図1には
本実施例を説明するに必要な最小限の事項しか示してお
らず、駐車場の料金精算機として具備すべき他の事項、
例えば、この駐車カード処理機12と落下式硬貨処理機
13と紙幣処理機14との接続関係や制御システム、ま
た、各種センサ類、制御部、料金表示部等は示していな
いが、当然具備しているものである。
示すように、箱体11に、駐車場の入口にて受け取った
駐車精算カードを処理する駐車カード処理機12と、所
定の精算金額に対して投入された硬貨を処理する落下式
硬貨処理機13と、投入された紙幣を処理する紙幣処理
機14とが設けられて構成されている。なお、図1には
本実施例を説明するに必要な最小限の事項しか示してお
らず、駐車場の料金精算機として具備すべき他の事項、
例えば、この駐車カード処理機12と落下式硬貨処理機
13と紙幣処理機14との接続関係や制御システム、ま
た、各種センサ類、制御部、料金表示部等は示していな
いが、当然具備しているものである。
【0043】落下式硬貨処理機13において、箱体11
の上部には硬貨を投入するための投入口21が形成され
たホッパ22が取付けられており、このホッパ22の下
部にはこのホッパ22に投入された硬貨を受け取って一
個ずつ放出可能な傾斜式回転円板機構23を介してシュ
ータ24が連結されている。そして、このシュータ24
には、硬貨の金種を判別する硬貨検出器25と判別され
た硬貨を仕分けする硬貨仕分け機構26と仕分けされた
硬貨を収納する硬貨別収納筒27と投入された硬貨に対
して釣銭の返却を行う釣銭返却機構28が接続されてい
る。
の上部には硬貨を投入するための投入口21が形成され
たホッパ22が取付けられており、このホッパ22の下
部にはこのホッパ22に投入された硬貨を受け取って一
個ずつ放出可能な傾斜式回転円板機構23を介してシュ
ータ24が連結されている。そして、このシュータ24
には、硬貨の金種を判別する硬貨検出器25と判別され
た硬貨を仕分けする硬貨仕分け機構26と仕分けされた
硬貨を収納する硬貨別収納筒27と投入された硬貨に対
して釣銭の返却を行う釣銭返却機構28が接続されてい
る。
【0044】上述した硬貨処理機13にあっては、多数
の硬貨をホッパ22に一括して投入することができ、こ
の投入された多数の硬貨を傾斜式回転円板機構23によ
り一個ずつシュータ24に放出して処理できるようにな
っている。この傾斜式回転円板機構23において、図2
及び図3に示すように、料金精算機の箱体11に取付け
られたホッパ22は下部が縮径したラッパ形状をなして
おり、このホッパ22の下端部には左右の側板31,3
2が固定される一方、前後の方向変更可能な仕切り板3
3,34が蝶番35,36によって回動自在に連結され
ている。
の硬貨をホッパ22に一括して投入することができ、こ
の投入された多数の硬貨を傾斜式回転円板機構23によ
り一個ずつシュータ24に放出して処理できるようにな
っている。この傾斜式回転円板機構23において、図2
及び図3に示すように、料金精算機の箱体11に取付け
られたホッパ22は下部が縮径したラッパ形状をなして
おり、このホッパ22の下端部には左右の側板31,3
2が固定される一方、前後の方向変更可能な仕切り板3
3,34が蝶番35,36によって回動自在に連結され
ている。
【0045】また、箱体11の取付台37にはフレーム
38が固定されており、フレーム38のほぼ45度に傾
斜した取付面にはケーシング39によって回転円板40
が回転自在に支持されている。この回転円板40はその
中心にフレーム38に固定されたモータ41の駆動軸4
2が固結されており、モータ41の駆動によって回転す
ることができる。また、ケーシング39には、外周の一
部、即ち、真横より少し上方位置に硬貨放出口43が切
欠かれて形成されており、この硬貨放出口43にはシュ
ータ24の一端部が接続されている。そして、回転円板
40には投入された硬貨を個別に保持して硬貨放出口4
3からシュータ24に断続して放出する硬貨すくい溝4
4が形成されている。この硬貨すくい溝44は、本実施
例では、回転円板40の外周部に2個形成されている
が、円周方向で1個でもよいし、2個以上でもよく、モ
ータ41の回転数との兼ね合いで、必要な断続間隔の硬
貨すくい上げができればよいものである。
38が固定されており、フレーム38のほぼ45度に傾
斜した取付面にはケーシング39によって回転円板40
が回転自在に支持されている。この回転円板40はその
中心にフレーム38に固定されたモータ41の駆動軸4
2が固結されており、モータ41の駆動によって回転す
ることができる。また、ケーシング39には、外周の一
部、即ち、真横より少し上方位置に硬貨放出口43が切
欠かれて形成されており、この硬貨放出口43にはシュ
ータ24の一端部が接続されている。そして、回転円板
40には投入された硬貨を個別に保持して硬貨放出口4
3からシュータ24に断続して放出する硬貨すくい溝4
4が形成されている。この硬貨すくい溝44は、本実施
例では、回転円板40の外周部に2個形成されている
が、円周方向で1個でもよいし、2個以上でもよく、モ
ータ41の回転数との兼ね合いで、必要な断続間隔の硬
貨すくい上げができればよいものである。
【0046】なお、この回転円板機構23では、車両が
料金精算機に接近したことを検知するセンサを設けてこ
のセンサの検知信号に基づいてモータ41を駆動して回
転円板40を回転させたり、あるいは駐車カードが駐車
カード処理機12に挿入されたことを検知したセンサ信
号により回転円板40を回転させるようになっており、
また、料金精算が完了したことを検知するセンサ信号に
基づいて回転円板40の回転を停止するようになってい
る。
料金精算機に接近したことを検知するセンサを設けてこ
のセンサの検知信号に基づいてモータ41を駆動して回
転円板40を回転させたり、あるいは駐車カードが駐車
カード処理機12に挿入されたことを検知したセンサ信
号により回転円板40を回転させるようになっており、
また、料金精算が完了したことを検知するセンサ信号に
基づいて回転円板40の回転を停止するようになってい
る。
【0047】ところで、回転円板機構23の回転円板4
0は、図4(a),(b)に示すように、モータ41の駆動
軸42に固結された円板本体45とこの円板本体45に
はり合わされて固定された硬貨すくい溝44が形成され
た制御板46とから構成されている。そして、回転円板
40に形成された各硬貨すくい溝44は回転円板40の
径方向の中心線L1 と外周線L2 との交点Pから、この
中心線L1 に対して周方向に傾斜角度θ1 をもった軸線
S1 方向に沿って形成されており、2つの硬貨すくい溝
44は平行となっている。また、この硬貨すくい溝44
の大きさは日本の10円以上の金額の硬貨を対象として
形成されている。即ち、硬貨すくい溝44の幅bと長さ
hは、一番大きな500円硬貨がゆるく入り、一番小さ
な50円硬貨が2枚並んで入らない大きさとして回転円
板40の中心側の端部は円弧に形成されている。そし
て、硬貨すくい溝44の深さtは50円の厚さより少し
小さな深さまたは同じ深さとなっている。
0は、図4(a),(b)に示すように、モータ41の駆動
軸42に固結された円板本体45とこの円板本体45に
はり合わされて固定された硬貨すくい溝44が形成され
た制御板46とから構成されている。そして、回転円板
40に形成された各硬貨すくい溝44は回転円板40の
径方向の中心線L1 と外周線L2 との交点Pから、この
中心線L1 に対して周方向に傾斜角度θ1 をもった軸線
S1 方向に沿って形成されており、2つの硬貨すくい溝
44は平行となっている。また、この硬貨すくい溝44
の大きさは日本の10円以上の金額の硬貨を対象として
形成されている。即ち、硬貨すくい溝44の幅bと長さ
hは、一番大きな500円硬貨がゆるく入り、一番小さ
な50円硬貨が2枚並んで入らない大きさとして回転円
板40の中心側の端部は円弧に形成されている。そし
て、硬貨すくい溝44の深さtは50円の厚さより少し
小さな深さまたは同じ深さとなっている。
【0048】具体的には、回転円板40の硬貨すくい溝
44の軸線S1 方向のθ1 は30度〜50度とし、10
円硬貨以上の金額の日本の硬貨を取り扱う場合、幅bは
30mm〜35mmとし、長さhは30mm〜40mmとし、厚
さtは1.5mm程度とする。従って、投入される10
円、50円、100円、500円の各硬貨を一枚ずつす
くい上げて移動させ、ケーシング39の硬貨放出口43
に容易に放出することができる。
44の軸線S1 方向のθ1 は30度〜50度とし、10
円硬貨以上の金額の日本の硬貨を取り扱う場合、幅bは
30mm〜35mmとし、長さhは30mm〜40mmとし、厚
さtは1.5mm程度とする。従って、投入される10
円、50円、100円、500円の各硬貨を一枚ずつす
くい上げて移動させ、ケーシング39の硬貨放出口43
に容易に放出することができる。
【0049】なお、本実施例では、回転円板40の硬貨
すくい溝44は2つ形成されて両者とも同じ形状となっ
ているが、異なる種類の硬貨の大きさの合わせて異なる
形状の硬貨すくい溝44を2個以上形成してもよい。そ
して、硬貨すくい溝44の幅bは軸線S1 方向に沿って
同じになっているが、中心側に対して外周部側を大きく
してもよい。
すくい溝44は2つ形成されて両者とも同じ形状となっ
ているが、異なる種類の硬貨の大きさの合わせて異なる
形状の硬貨すくい溝44を2個以上形成してもよい。そ
して、硬貨すくい溝44の幅bは軸線S1 方向に沿って
同じになっているが、中心側に対して外周部側を大きく
してもよい。
【0050】また、回転円板40の硬貨すくい溝44の
形状は上述したものに限定されるものではない。図5
(a),(b)に示すように、この回転円板40aはモータ
41の駆動軸42に固結された円板本体45aとこの円
板本体45aにはり合わされて固定された上流側制御板
46a及び下流側制御板46bとから構成されている。
そして、各硬貨すくい溝44aはこの上流側制御板46
a及び下流側制御板46bによって形成されており、回
転円板40aの径方向の中心線L1 と外周線L2との交
点Pから、この中心線L1 に対して周方向に傾斜角度θ
1 をもった軸線S 1 方向に沿って形成されている。
形状は上述したものに限定されるものではない。図5
(a),(b)に示すように、この回転円板40aはモータ
41の駆動軸42に固結された円板本体45aとこの円
板本体45aにはり合わされて固定された上流側制御板
46a及び下流側制御板46bとから構成されている。
そして、各硬貨すくい溝44aはこの上流側制御板46
a及び下流側制御板46bによって形成されており、回
転円板40aの径方向の中心線L1 と外周線L2との交
点Pから、この中心線L1 に対して周方向に傾斜角度θ
1 をもった軸線S 1 方向に沿って形成されている。
【0051】この下流側制御板46bによって形成され
る硬貨すくい溝44aの一方の壁面は軸線S1 と同じ傾
斜角度θ1 であって、硬貨すくい溝44aの壁面の長さ
h1は取扱い最大直径硬貨、即ち、500円硬貨の重心
を越えた位置で支えられる長さとなっている。一方、上
流制御板46aによって形成される硬貨すくい溝44a
の他方の壁面は傾斜角度θ1 に対して少し小さい傾斜角
度θ2 となっており、硬貨すくい溝44aの壁面の長さ
h2 は取扱い最小直径硬貨、即ち、50円硬貨が2枚並
ばない長さとなっている。また、硬貨すくい溝44aの
幅は外周側の幅b1 に対して中心側の幅b2 が狭くなっ
ているが、両者ともに取扱い最大直径硬貨である500
円硬貨の直径より少し大きくなっている。そして、硬貨
すくい溝44aの深さtは取扱い最小厚さの硬貨の厚さ
より少し小さいかまたは同じ深さとなっている。
る硬貨すくい溝44aの一方の壁面は軸線S1 と同じ傾
斜角度θ1 であって、硬貨すくい溝44aの壁面の長さ
h1は取扱い最大直径硬貨、即ち、500円硬貨の重心
を越えた位置で支えられる長さとなっている。一方、上
流制御板46aによって形成される硬貨すくい溝44a
の他方の壁面は傾斜角度θ1 に対して少し小さい傾斜角
度θ2 となっており、硬貨すくい溝44aの壁面の長さ
h2 は取扱い最小直径硬貨、即ち、50円硬貨が2枚並
ばない長さとなっている。また、硬貨すくい溝44aの
幅は外周側の幅b1 に対して中心側の幅b2 が狭くなっ
ているが、両者ともに取扱い最大直径硬貨である500
円硬貨の直径より少し大きくなっている。そして、硬貨
すくい溝44aの深さtは取扱い最小厚さの硬貨の厚さ
より少し小さいかまたは同じ深さとなっている。
【0052】2つの硬貨すくい溝44aの円周方向中間
部には上流側制御板46aと下流側制御板46bによっ
て取扱い最大直径硬貨である500円硬貨の直径よりも
大きな幅mの開口溝44bが形成されている。この開口
溝44bは取扱い最大直径硬貨である500円硬貨の直
径より大きな異物が入ってきた場合に、図示しない異物
排出用通路から異物を外部に排出するためのものであ
る。なお、各硬貨すくい溝44aと開口溝44bは回転
円板40aの中央部の開口部44cによって連通されて
いる。
部には上流側制御板46aと下流側制御板46bによっ
て取扱い最大直径硬貨である500円硬貨の直径よりも
大きな幅mの開口溝44bが形成されている。この開口
溝44bは取扱い最大直径硬貨である500円硬貨の直
径より大きな異物が入ってきた場合に、図示しない異物
排出用通路から異物を外部に排出するためのものであ
る。なお、各硬貨すくい溝44aと開口溝44bは回転
円板40aの中央部の開口部44cによって連通されて
いる。
【0053】具体的には、回転円板40aの硬貨すくい
溝44aは、10円以上の金額の日本の硬貨を取扱う場
合、軸線S1 の角度及び下流側制御板46bの壁面角度
θ1は45度程度とし、下流側制御板46aの壁面長さ
h1 は20mm程度、上流側制御板46aの壁面角度θ2
は20度程度、上流側制御板46aの壁面長さh2 は2
5mm〜30mm、外周側の溝幅b1 は38mm〜43mm、中
心側の溝幅b2 は27mm〜33mm、溝深さtは1.5mm
程度とする。
溝44aは、10円以上の金額の日本の硬貨を取扱う場
合、軸線S1 の角度及び下流側制御板46bの壁面角度
θ1は45度程度とし、下流側制御板46aの壁面長さ
h1 は20mm程度、上流側制御板46aの壁面角度θ2
は20度程度、上流側制御板46aの壁面長さh2 は2
5mm〜30mm、外周側の溝幅b1 は38mm〜43mm、中
心側の溝幅b2 は27mm〜33mm、溝深さtは1.5mm
程度とする。
【0054】なお、各回転円板40,40aに形成され
た硬貨すくい溝44,44a、開口溝44b、開口部4
4cを2枚の板のはり合せによって形成したが、1枚の
板から削り出しによって形成してもよいものである。
た硬貨すくい溝44,44a、開口溝44b、開口部4
4cを2枚の板のはり合せによって形成したが、1枚の
板から削り出しによって形成してもよいものである。
【0055】また、図3に示すように、箱体11には、
ホッパ22から取扱い硬貨以外の異物が入ってきたとき
に、この異物を回転円板40に導かずに外部に排出する
ための異物排出通路47が設けられている。この異物排
出通路47は上端開口部が回転円板40に隣接して位置
する一方、図示しない下端開口部は箱体11の外部に位
置している。そして、仕切り板33,34は図示しない
駆動機構によって図3に示す実線位置と二点鎖線位置と
の間で回動可能となっており、仕切り板33,34が図
3に示す実線位置にあるときは、ホッパ22に投入され
た投入物は回転円板機構23の回転円板40に案内さ
れ、仕切り板33,34が図3に示す二点鎖線位置にあ
るときは、ホッパ22に投入された投入物は異物排出通
路47に案内されるようになっている。この場合、仕切
り板33,34は通常図3の二点鎖線位置にあって、車
両が接近したことを検知するセンサ信号、または駐車カ
ードが駐車カード処理機12に挿入されたことを検知す
るセンサの信号が入力されることで図3の実線位置に移
動し、料金精算が完了したことを検知するセンサ信号に
より図3の二点鎖線の位置に戻るようになっている。
ホッパ22から取扱い硬貨以外の異物が入ってきたとき
に、この異物を回転円板40に導かずに外部に排出する
ための異物排出通路47が設けられている。この異物排
出通路47は上端開口部が回転円板40に隣接して位置
する一方、図示しない下端開口部は箱体11の外部に位
置している。そして、仕切り板33,34は図示しない
駆動機構によって図3に示す実線位置と二点鎖線位置と
の間で回動可能となっており、仕切り板33,34が図
3に示す実線位置にあるときは、ホッパ22に投入され
た投入物は回転円板機構23の回転円板40に案内さ
れ、仕切り板33,34が図3に示す二点鎖線位置にあ
るときは、ホッパ22に投入された投入物は異物排出通
路47に案内されるようになっている。この場合、仕切
り板33,34は通常図3の二点鎖線位置にあって、車
両が接近したことを検知するセンサ信号、または駐車カ
ードが駐車カード処理機12に挿入されたことを検知す
るセンサの信号が入力されることで図3の実線位置に移
動し、料金精算が完了したことを検知するセンサ信号に
より図3の二点鎖線の位置に戻るようになっている。
【0056】一方、紙幣処理機14において、図1及び
図6に示すように、処理機本体51は箱体11内に位置
しており、箱体11の前面に形成された開口部52に対
応した位置に紙幣挿入口53が形成されている。そし
て、この処理機本体51の紙幣挿入口53は箱体11か
ら所定距離dだけ内方に位置すると共に、紙幣の挿入方
向が水平面に対して所定角度αだけ上方に傾斜してい
る。
図6に示すように、処理機本体51は箱体11内に位置
しており、箱体11の前面に形成された開口部52に対
応した位置に紙幣挿入口53が形成されている。そし
て、この処理機本体51の紙幣挿入口53は箱体11か
ら所定距離dだけ内方に位置すると共に、紙幣の挿入方
向が水平面に対して所定角度αだけ上方に傾斜してい
る。
【0057】具体的には、料金精算機の箱体11前面よ
り処理機本体51の紙幣挿入口53を所定距離d=10
mm〜15mmだけ内方に位置させ、紙幣の挿入方向角度α
を上方に5度〜15度傾斜するように設定する。
り処理機本体51の紙幣挿入口53を所定距離d=10
mm〜15mmだけ内方に位置させ、紙幣の挿入方向角度α
を上方に5度〜15度傾斜するように設定する。
【0058】また、駐車カード処理機12は、図1及び
図7に示すように、駐車カードを処理することで駐車料
金を算出するものであって、前面にカード挿入口61が
形成されており、このカード挿入口61はカード処理孔
62を介して後方に貫通している。この駐車カード処理
機12の後方には使用済みの駐車カードを収納するカー
ド収納機構71が設けられている。このとき、駐車カー
ド処理機12のカード処理孔62から排出された使用済
みの駐車カードPCがカード収納機構71(カード収納
箱72)に対して供給角度αで供給されるようになって
いる。
図7に示すように、駐車カードを処理することで駐車料
金を算出するものであって、前面にカード挿入口61が
形成されており、このカード挿入口61はカード処理孔
62を介して後方に貫通している。この駐車カード処理
機12の後方には使用済みの駐車カードを収納するカー
ド収納機構71が設けられている。このとき、駐車カー
ド処理機12のカード処理孔62から排出された使用済
みの駐車カードPCがカード収納機構71(カード収納
箱72)に対して供給角度αで供給されるようになって
いる。
【0059】このカード収納機構71において、上下が
開口した中空のカード収納箱72の下部には底板73が
固定されて内部に駐車カードPCを収納できるようにな
っている。このカード収納箱72内には駐車カードPC
を積載する受け板74が上下に昇降可能な設けられてお
り、左右一対のガイド部75がカード収納箱72のガイ
ド孔76に係合して移動自在となっている。また、カー
ド収納箱72の外部両側にはそれぞれ4つの回転ローラ
(回転プーリでもよい。)77,78,79,80が回
転自在に取付けられており、各一対の回転ローラ77,
78は連結軸81,82によって同軸上に支持され、軸
受83,84によって支持されている。そして、各回転
ローラ77,78,79,80にはワイヤ85が掛け回
され、回転ローラ77には少なくとも1周巻付けられて
いる。また、カード収納箱72の上部に設けられたモー
タ86の駆動軸が連結軸81に固結されている。なお、
カード収納箱72の上方には受け板74の上面、あるい
はこの受け板74に積載された駐車カードPCの上面位
置を計測するセンサ87が設けられており、このセンサ
87の検出信号に基づいてモータ86を駆動し、ワイヤ
85を介して受け板74を昇降することができる。
開口した中空のカード収納箱72の下部には底板73が
固定されて内部に駐車カードPCを収納できるようにな
っている。このカード収納箱72内には駐車カードPC
を積載する受け板74が上下に昇降可能な設けられてお
り、左右一対のガイド部75がカード収納箱72のガイ
ド孔76に係合して移動自在となっている。また、カー
ド収納箱72の外部両側にはそれぞれ4つの回転ローラ
(回転プーリでもよい。)77,78,79,80が回
転自在に取付けられており、各一対の回転ローラ77,
78は連結軸81,82によって同軸上に支持され、軸
受83,84によって支持されている。そして、各回転
ローラ77,78,79,80にはワイヤ85が掛け回
され、回転ローラ77には少なくとも1周巻付けられて
いる。また、カード収納箱72の上部に設けられたモー
タ86の駆動軸が連結軸81に固結されている。なお、
カード収納箱72の上方には受け板74の上面、あるい
はこの受け板74に積載された駐車カードPCの上面位
置を計測するセンサ87が設けられており、このセンサ
87の検出信号に基づいてモータ86を駆動し、ワイヤ
85を介して受け板74を昇降することができる。
【0060】なお、上述の実施例では、センサ87は常
時働かしてもよいし、断続的に働かしてもよい。また、
センサ87は測距型で説明したが、受け板74の上面、
あるいはこの受け板74に積載された駐車カードPCの
上面の位置を計測できればよく、その検出方法に限定さ
れるものではない。また、受け板74を昇降させる駆動
系もモータ86やワイヤ85等に限らず、ボールネジ方
式の駆動系等を用いてもよいものである。
時働かしてもよいし、断続的に働かしてもよい。また、
センサ87は測距型で説明したが、受け板74の上面、
あるいはこの受け板74に積載された駐車カードPCの
上面の位置を計測できればよく、その検出方法に限定さ
れるものではない。また、受け板74を昇降させる駆動
系もモータ86やワイヤ85等に限らず、ボールネジ方
式の駆動系等を用いてもよいものである。
【0061】また、上述したカード収納機構71はこの
構造に限定されるものではない。即ち、図8に示すよう
に、このカード収納機構71aは受け板74を昇降させ
るモータ86とこの受け板74、あるいは駐車カードP
Cの位置を計測するセンサ87との代わりに、引張ばね
91を用いている。即ち、回転ローラ92,93,94
に掛け回したワイヤ95の一端部をカード収納箱72内
に昇降自在に支持された受け板74に連結し、その他端
部を引張ばね91を介して箱体11の固定部96に連結
する。従って、受け板74はこの上に積載された駐車カ
ードPCの重量の比例して引張ばね91が伸びることで
下降するようになっている。なお、この引張ばね91の
ばね特性は図9に示すものであり、また、この引張ばね
91はゴムや高分子有機材の弾性体でもよい。
構造に限定されるものではない。即ち、図8に示すよう
に、このカード収納機構71aは受け板74を昇降させ
るモータ86とこの受け板74、あるいは駐車カードP
Cの位置を計測するセンサ87との代わりに、引張ばね
91を用いている。即ち、回転ローラ92,93,94
に掛け回したワイヤ95の一端部をカード収納箱72内
に昇降自在に支持された受け板74に連結し、その他端
部を引張ばね91を介して箱体11の固定部96に連結
する。従って、受け板74はこの上に積載された駐車カ
ードPCの重量の比例して引張ばね91が伸びることで
下降するようになっている。なお、この引張ばね91の
ばね特性は図9に示すものであり、また、この引張ばね
91はゴムや高分子有機材の弾性体でもよい。
【0062】更に、図10に示すように、カード収納機
構71bは駐車カードPCを受け板74上に積載させる
ものではなく、カード収納箱72の下部に落下させて傾
斜した底板97上に積載するものである。即ち、カード
収納箱72内に放出された精算カードPCが先端下向き
で、且つ、降下してカード収納箱72の底板97の上面
への先端当接位置がこのカード収納箱72の一方の隅部
よりも若干手前位置fとなるようにカード放出角度αが
設定されている。また、カード収納箱72の底に設けら
れて精算カードPCを積み重ねて保持する底板97の傾
斜角度(積載保持角度)βがカード収納箱72内に放出
された精算カードOCのカード放出角度αと同方向の傾
斜角度に設定されている。なお、この実施例のカード収
納機構71bでは、カートリッジタイプとしてカード収
納箱72が持ち運びできるようにしてすることも可能で
ある。
構71bは駐車カードPCを受け板74上に積載させる
ものではなく、カード収納箱72の下部に落下させて傾
斜した底板97上に積載するものである。即ち、カード
収納箱72内に放出された精算カードPCが先端下向き
で、且つ、降下してカード収納箱72の底板97の上面
への先端当接位置がこのカード収納箱72の一方の隅部
よりも若干手前位置fとなるようにカード放出角度αが
設定されている。また、カード収納箱72の底に設けら
れて精算カードPCを積み重ねて保持する底板97の傾
斜角度(積載保持角度)βがカード収納箱72内に放出
された精算カードOCのカード放出角度αと同方向の傾
斜角度に設定されている。なお、この実施例のカード収
納機構71bでは、カートリッジタイプとしてカード収
納箱72が持ち運びできるようにしてすることも可能で
ある。
【0063】具体的には、駐車カード処理機12のカー
ド放出角度αを20度〜40度とし、駐車カード収納機
構71bの底板97の傾斜角度(積載保持角度)βを2
0度〜40度とし、この底板97に落下する駐車カード
PCの放出速度Dを500mm/sec 〜700mm/sec と
設定する。
ド放出角度αを20度〜40度とし、駐車カード収納機
構71bの底板97の傾斜角度(積載保持角度)βを2
0度〜40度とし、この底板97に落下する駐車カード
PCの放出速度Dを500mm/sec 〜700mm/sec と
設定する。
【0064】ここで、本実施例の駐車場の料金精算機に
よる駐車カードPCと硬貨HMと紙幣PMの処理につい
て説明する。
よる駐車カードPCと硬貨HMと紙幣PMの処理につい
て説明する。
【0065】まず、図1及び図7に示すように、車両が
駐車場の料金精算機に接近して所定の位置に停車し、入
庫時に受け取った駐車カードPCを駐車カード処理機1
2の挿入口61に挿入する。駐車カード処理機12は挿
入された駐車カードPCから入庫時の情報を読み取り、
駐車料金を算出して表示する。そして、使用済みの駐車
カードPCは駐車カード処理機12のカード処理孔62
を通ってカード収納機構71に放出される。
駐車場の料金精算機に接近して所定の位置に停車し、入
庫時に受け取った駐車カードPCを駐車カード処理機1
2の挿入口61に挿入する。駐車カード処理機12は挿
入された駐車カードPCから入庫時の情報を読み取り、
駐車料金を算出して表示する。そして、使用済みの駐車
カードPCは駐車カード処理機12のカード処理孔62
を通ってカード収納機構71に放出される。
【0066】カード収納機構71において、駐車カード
PCが1枚も入っていない状態では、受け板74は最上
位置e1 の位置にあり、このとき、センサ87は受け板
74の上面が最上位置e1 にあるという信号を送り、モ
ータ86を駆動して受け板74を下方に移動させ、カー
ド積載可能位置e2 に位置させる。このカード積載可能
位置e2 は駐車カードPCが放出角度αで、且つ、放出
速度Dで矢印方向に落下したときに表裏反転しない距離
となっている。そして、この状態で駐車カードPCを受
け板74上に順次積載していき、精算カードPCの上面
が最上位置e1になると、センサ87が精算カードPC
の上面位置を検出し、再び、モータ86を駆動して受け
板74を下方に移動させ、精算カードPCの上面位置を
カード積載可能位置e2 に位置させる。この動作を繰り
返し行うことで、カード収納箱42内に精算カードPC
を収納していく。そして、カード収納箱42内に収納さ
れた精算カードPCが満杯になると、作業者は駐車カー
ドPCを取り出し、モータ86を逆回転させ、空になっ
た受け板74を最上位置e1 まで移動し、前述の動作を
最初から繰り返す。
PCが1枚も入っていない状態では、受け板74は最上
位置e1 の位置にあり、このとき、センサ87は受け板
74の上面が最上位置e1 にあるという信号を送り、モ
ータ86を駆動して受け板74を下方に移動させ、カー
ド積載可能位置e2 に位置させる。このカード積載可能
位置e2 は駐車カードPCが放出角度αで、且つ、放出
速度Dで矢印方向に落下したときに表裏反転しない距離
となっている。そして、この状態で駐車カードPCを受
け板74上に順次積載していき、精算カードPCの上面
が最上位置e1になると、センサ87が精算カードPC
の上面位置を検出し、再び、モータ86を駆動して受け
板74を下方に移動させ、精算カードPCの上面位置を
カード積載可能位置e2 に位置させる。この動作を繰り
返し行うことで、カード収納箱42内に精算カードPC
を収納していく。そして、カード収納箱42内に収納さ
れた精算カードPCが満杯になると、作業者は駐車カー
ドPCを取り出し、モータ86を逆回転させ、空になっ
た受け板74を最上位置e1 まで移動し、前述の動作を
最初から繰り返す。
【0067】また、カード収納機構71aにあっては、
図8に示すように、駐車カードPCが1枚も入っていな
い状態では、受け板74は最上位置の位置にあり、この
とき、引張ばね91は一番縮んだ状態となっている。そ
して、この状態で駐車カードPCを受け板74上に順次
積載していくと、駐車カードPCの積載によって受け板
74の積載重量が増加し、引張ばね91がその重量増加
量(駐車カードPCの枚数増加)に比例して伸長し、受
け板74は駐車カードPCの枚数に比例した下降する。
このように駐車カードPCに積載に伴って受け板74が
下降することで、カード収納箱42内に精算カードPC
を収納することができる。そして、カード収納箱42内
に収納された精算カードPCが満杯になって作業者が駐
車カードPCを取り出すと、空になった受け板74は引
張ばね91の弾性力によって最上位置まで移動し、前述
の動作を最初から繰り返す。なお、満杯になった駐車カ
ードPCを受け板74から取り出した後、積載重量が減
少した受け板74が引張ばね91によって急上昇しない
ように、カード収納箱42内の上端部には受け板74の
図示しないストッパ機構が設けられている。また、ワイ
ヤ95の受け板74への着脱性を容易にしておくと、操
作性がよくなる。
図8に示すように、駐車カードPCが1枚も入っていな
い状態では、受け板74は最上位置の位置にあり、この
とき、引張ばね91は一番縮んだ状態となっている。そ
して、この状態で駐車カードPCを受け板74上に順次
積載していくと、駐車カードPCの積載によって受け板
74の積載重量が増加し、引張ばね91がその重量増加
量(駐車カードPCの枚数増加)に比例して伸長し、受
け板74は駐車カードPCの枚数に比例した下降する。
このように駐車カードPCに積載に伴って受け板74が
下降することで、カード収納箱42内に精算カードPC
を収納することができる。そして、カード収納箱42内
に収納された精算カードPCが満杯になって作業者が駐
車カードPCを取り出すと、空になった受け板74は引
張ばね91の弾性力によって最上位置まで移動し、前述
の動作を最初から繰り返す。なお、満杯になった駐車カ
ードPCを受け板74から取り出した後、積載重量が減
少した受け板74が引張ばね91によって急上昇しない
ように、カード収納箱42内の上端部には受け板74の
図示しないストッパ機構が設けられている。また、ワイ
ヤ95の受け板74への着脱性を容易にしておくと、操
作性がよくなる。
【0068】更に、カード収納機構71bにあっては、
図10に示すように、駐車カード処理機12から駐車カ
ードPCがカード放出角度αで、且つ、所定の速度Dで
放出されると、駐車カードPCは、図10(b)に点線で
示すような軌跡で落下し、カード先端がカード収納箱7
2の底板97の前方隅部よりも若干手前の位置fに当接
する。この時点で駐車カードPCの後端は底板97の後
方側へ倒れ、駐車カードPCは表と裏が反転することな
く整然と積載される。
図10に示すように、駐車カード処理機12から駐車カ
ードPCがカード放出角度αで、且つ、所定の速度Dで
放出されると、駐車カードPCは、図10(b)に点線で
示すような軌跡で落下し、カード先端がカード収納箱7
2の底板97の前方隅部よりも若干手前の位置fに当接
する。この時点で駐車カードPCの後端は底板97の後
方側へ倒れ、駐車カードPCは表と裏が反転することな
く整然と積載される。
【0069】このように駐車カードPCが処理されて駐
車料金が表示されると、乗員は所定の駐車料金を支払
う。この場合、硬貨HMのみで支払うときは、図1及び
図3、図4に示すように、所定の金額の硬貨HMを一括
してホッパ22の投入口21から投入する。このとき、
各仕切り板33,34は車両が接近したこと、または駐
車カードPCが駐車カード処理機12に挿入されたこと
を検知して図3に示す実線位置に移動しており、且つ、
回転円板機構23の回転円板40は回転している。従っ
て、ホッパ22に一括投入された複数枚の硬貨HMは側
板31,32及び仕切り板33,34にガイドされて回
転する回転円板40の中央部に落下する。すると、硬貨
すくい溝44の傾斜角度がθ1 に設定されていること
で、硬貨HMは一枚一枚回転円板40の硬貨すくい溝4
4にはまり込み、上方に持ち上げられてケーシング39
の硬貨放出口43から回転円板40の遠心力と落下力と
の作用によってシュータ24に放出される。
車料金が表示されると、乗員は所定の駐車料金を支払
う。この場合、硬貨HMのみで支払うときは、図1及び
図3、図4に示すように、所定の金額の硬貨HMを一括
してホッパ22の投入口21から投入する。このとき、
各仕切り板33,34は車両が接近したこと、または駐
車カードPCが駐車カード処理機12に挿入されたこと
を検知して図3に示す実線位置に移動しており、且つ、
回転円板機構23の回転円板40は回転している。従っ
て、ホッパ22に一括投入された複数枚の硬貨HMは側
板31,32及び仕切り板33,34にガイドされて回
転する回転円板40の中央部に落下する。すると、硬貨
すくい溝44の傾斜角度がθ1 に設定されていること
で、硬貨HMは一枚一枚回転円板40の硬貨すくい溝4
4にはまり込み、上方に持ち上げられてケーシング39
の硬貨放出口43から回転円板40の遠心力と落下力と
の作用によってシュータ24に放出される。
【0070】なお、上述の実施例では、回転円板40の
回転方向を反時計回り方向としたが、時計回り方向とし
ても同様の作用効果を奏することができる。そして、回
転円板40が一定速度で回転していれば、硬貨すくい溝
44は次々に硬貨HMを一枚ずつすくい上げる。このよ
うに硬貨HMが時間的に断続した流れとなってシュータ
24を落下し、硬貨検出器25にて流れてきた硬貨HM
の金種を判別し、硬貨仕分け機構26にて判別された硬
貨HMを仕分けし、硬貨別収納筒27にて仕分けされた
硬貨HMを収納し、また、釣銭返却機構28にて投入さ
れた硬貨HMに対して釣銭の返却を行う。このようにホ
ッパ22に投入された硬貨HMを回転円板機構23の回
転円板40によって一枚ずつ断続的に落下させること
で、効率的に硬貨HMの処理を行うことができる。
回転方向を反時計回り方向としたが、時計回り方向とし
ても同様の作用効果を奏することができる。そして、回
転円板40が一定速度で回転していれば、硬貨すくい溝
44は次々に硬貨HMを一枚ずつすくい上げる。このよ
うに硬貨HMが時間的に断続した流れとなってシュータ
24を落下し、硬貨検出器25にて流れてきた硬貨HM
の金種を判別し、硬貨仕分け機構26にて判別された硬
貨HMを仕分けし、硬貨別収納筒27にて仕分けされた
硬貨HMを収納し、また、釣銭返却機構28にて投入さ
れた硬貨HMに対して釣銭の返却を行う。このようにホ
ッパ22に投入された硬貨HMを回転円板機構23の回
転円板40によって一枚ずつ断続的に落下させること
で、効率的に硬貨HMの処理を行うことができる。
【0071】なお、ホッパ22に装着された各仕切り板
33,34は通常、即ち、車両が接近していないとき、
または駐車カードPCが駐車カード処理機12に挿入さ
れていないときには、図3に示す二点鎖線位置に移動し
ており、且つ、回転円板機構23の回転円板40は回転
していない。従って、ホッパ22は仕切り板33,34
によって異物排出通路47に連通しており、ホッパ22
から入ってきた雨水、塵埃等の異物は異物排出通路47
に落下し、図示しない排出口から箱体11の外部へ排出
される。これにより、回転円板40へは異物が落下しに
くくなり、回転円板機構23の損傷等を防止することが
できる。
33,34は通常、即ち、車両が接近していないとき、
または駐車カードPCが駐車カード処理機12に挿入さ
れていないときには、図3に示す二点鎖線位置に移動し
ており、且つ、回転円板機構23の回転円板40は回転
していない。従って、ホッパ22は仕切り板33,34
によって異物排出通路47に連通しており、ホッパ22
から入ってきた雨水、塵埃等の異物は異物排出通路47
に落下し、図示しない排出口から箱体11の外部へ排出
される。これにより、回転円板40へは異物が落下しに
くくなり、回転円板機構23の損傷等を防止することが
できる。
【0072】また、図5に示す回転円板40aにあって
も同様に、ホッパ22に一括投入された複数枚の硬貨H
Mが回転する回転円板40aの開口部44cに落下する
と、硬貨すくい溝44の壁面の傾斜角度がθ1 ,θ2 に
設定されていることで、硬貨HMは一枚一枚回転円板4
0の硬貨すくい溝44aにはまり込み、回転円板40a
の遠心力と落下力との作用によってケーシング39の硬
貨放出口43からシュータ24に放出される。なお、回
転円板40aに開口溝44bが形成されていることで、
取扱い最大直径硬貨である500円硬貨の直径より大き
な異物が入ってきた場合には、開口部44cから開口溝
44bを通って異物排出用通路によって異物を外部に排
出することができる。
も同様に、ホッパ22に一括投入された複数枚の硬貨H
Mが回転する回転円板40aの開口部44cに落下する
と、硬貨すくい溝44の壁面の傾斜角度がθ1 ,θ2 に
設定されていることで、硬貨HMは一枚一枚回転円板4
0の硬貨すくい溝44aにはまり込み、回転円板40a
の遠心力と落下力との作用によってケーシング39の硬
貨放出口43からシュータ24に放出される。なお、回
転円板40aに開口溝44bが形成されていることで、
取扱い最大直径硬貨である500円硬貨の直径より大き
な異物が入ってきた場合には、開口部44cから開口溝
44bを通って異物排出用通路によって異物を外部に排
出することができる。
【0073】一方、所定の駐車料金に対して紙幣PMの
みで支払うときは、図1及び図6に示すように、所定の
金額の紙幣PMを紙幣処理機14の挿入口53から挿入
する。すると、紙幣処理機14は挿入された紙幣PMに
対して金種を判別し、仕分けして収納する一方、紙幣P
Mに対して釣銭の返却を行う。この場合、処理機本体5
1は箱体11内で、紙幣挿入口53が箱体11から所定
距離dだけ内方に位置し、且つ、紙幣PMの挿入方向が
水平面に対して所定角度αだけ上方に傾斜していること
で、この紙幣挿入口53から雨水等が紙幣処理機14内
部に浸入することはなく、挿入された紙幣PMを効率的
に処理することができる。
みで支払うときは、図1及び図6に示すように、所定の
金額の紙幣PMを紙幣処理機14の挿入口53から挿入
する。すると、紙幣処理機14は挿入された紙幣PMに
対して金種を判別し、仕分けして収納する一方、紙幣P
Mに対して釣銭の返却を行う。この場合、処理機本体5
1は箱体11内で、紙幣挿入口53が箱体11から所定
距離dだけ内方に位置し、且つ、紙幣PMの挿入方向が
水平面に対して所定角度αだけ上方に傾斜していること
で、この紙幣挿入口53から雨水等が紙幣処理機14内
部に浸入することはなく、挿入された紙幣PMを効率的
に処理することができる。
【0074】このようにして表示された駐車料金に対し
て硬貨HMあるいは紙幣PMによって支払いが完了する
と、車両は駐車場から出庫する一方、料金精算機は待機
状態となる。即ち、ホッパ22に装着された各仕切り板
33,34が図3に示す二点鎖線位置に移動し、且つ、
回転円板機構23の回転円板40の回転が停止する。従
って、次の車両の駐車料金の精算が可能となる。
て硬貨HMあるいは紙幣PMによって支払いが完了する
と、車両は駐車場から出庫する一方、料金精算機は待機
状態となる。即ち、ホッパ22に装着された各仕切り板
33,34が図3に示す二点鎖線位置に移動し、且つ、
回転円板機構23の回転円板40の回転が停止する。従
って、次の車両の駐車料金の精算が可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに請求項1の発明の料金精算機によれば、複数の硬貨
を一括して投入可能なホッパと、傾斜状態で回転自在に
支持されてホッパに投入された硬貨を個別に保持して断
続して放出する硬貨すくい溝が形成された回転円板と、
放出された硬貨を導くシュータと、シュータによって導
かれた硬貨を受け取って硬貨の判別及び分類、保管、釣
銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具え、所定の精算金
額に対して対応した硬貨を投入することで料金の精算を
行う料金精算機において、回転円板の硬貨すくい溝をそ
の溝の長手方向に沿う軸線が回転円板の径方向に沿う軸
線に対して周方向に所定角度傾斜して一端が回転円板の
外周部に開口すると共に、硬貨すくい溝の幅を取扱い硬
貨の最大直径より大きく、且つ、長さを取扱い硬貨の最
小直径の2倍より短く、深さを取扱い硬貨の最小厚さよ
り小さく設定したので、異なる大きさの硬貨を硬貨すく
い溝によって確実に保持して個別にシュータに断続して
放出することができ、正確且つ迅速に硬貨の処理を行う
ことができると共に、複数種類の硬貨に対しての処理が
可能となり、且つ、誤判別等を防止することができ、そ
の結果、料金精算の効率化並びに迅速化を図ることがで
きると共に投入された硬貨処理機能の高精度化を図るこ
とができる。
うに請求項1の発明の料金精算機によれば、複数の硬貨
を一括して投入可能なホッパと、傾斜状態で回転自在に
支持されてホッパに投入された硬貨を個別に保持して断
続して放出する硬貨すくい溝が形成された回転円板と、
放出された硬貨を導くシュータと、シュータによって導
かれた硬貨を受け取って硬貨の判別及び分類、保管、釣
銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具え、所定の精算金
額に対して対応した硬貨を投入することで料金の精算を
行う料金精算機において、回転円板の硬貨すくい溝をそ
の溝の長手方向に沿う軸線が回転円板の径方向に沿う軸
線に対して周方向に所定角度傾斜して一端が回転円板の
外周部に開口すると共に、硬貨すくい溝の幅を取扱い硬
貨の最大直径より大きく、且つ、長さを取扱い硬貨の最
小直径の2倍より短く、深さを取扱い硬貨の最小厚さよ
り小さく設定したので、異なる大きさの硬貨を硬貨すく
い溝によって確実に保持して個別にシュータに断続して
放出することができ、正確且つ迅速に硬貨の処理を行う
ことができると共に、複数種類の硬貨に対しての処理が
可能となり、且つ、誤判別等を防止することができ、そ
の結果、料金精算の効率化並びに迅速化を図ることがで
きると共に投入された硬貨処理機能の高精度化を図るこ
とができる。
【0076】
【0077】
【0078】また、請求項2の発明の料金精算機によれ
ば、この回転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度
を半径方向に対して30度〜50度、幅を30mm〜35
mm、長さを30mm〜40mm、深さをほぼ1.5mmに設定
したので、日本のすべての硬貨に対して対応可能とな
る。
ば、この回転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度
を半径方向に対して30度〜50度、幅を30mm〜35
mm、長さを30mm〜40mm、深さをほぼ1.5mmに設定
したので、日本のすべての硬貨に対して対応可能とな
る。
【0079】また、請求項3の発明の料金精算機によれ
ば、複数の硬貨を一括して投入可能なホッパと、傾斜状
態で回転自在に支持されてホッパに投入された硬貨を個
別に保持して断続して放出する硬貨すくい溝が形成され
た回転円板と、放出された硬貨を導くシュータと、シュ
ータによって導かれた硬貨を受け取って硬貨の判別及び
分類、保管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具
え、所定の精算金額に対して対応した硬貨を投入するこ
とで料金の精算を行う料金精算機において、回転円板の
硬貨すくい溝をその溝の長手方向に沿った軸線が回転円
板の径方向に対して周方向に所定角度傾斜させて一端が
回転円板の外周部に開口して他端が中央部に形成されて
取扱い最大硬貨の直径よりも大きな開口溝を有する開口
部に連通すると共に、硬貨すくい溝の幅を取扱い硬貨の
最大直径より大きく、且つ、硬貨すくい溝の回転方向上
流側の壁面長さを取扱い硬貨の最小直径の2倍よりは短
く、下流側の壁面長さを取扱い硬貨の最大直径より短
く、深さを取扱い硬貨の最小厚さより小さく設定したの
で、異なる大きさの硬貨を確実に保持してシュータに断
続して放出することができる一方、取扱い最大直径硬貨
よりも大きな硬貨以外の異物は開口部から開口溝を通っ
て外部に排出することができ、回転円板等の損傷を防止
することができる。
ば、複数の硬貨を一括して投入可能なホッパと、傾斜状
態で回転自在に支持されてホッパに投入された硬貨を個
別に保持して断続して放出する硬貨すくい溝が形成され
た回転円板と、放出された硬貨を導くシュータと、シュ
ータによって導かれた硬貨を受け取って硬貨の判別及び
分類、保管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具
え、所定の精算金額に対して対応した硬貨を投入するこ
とで料金の精算を行う料金精算機において、回転円板の
硬貨すくい溝をその溝の長手方向に沿った軸線が回転円
板の径方向に対して周方向に所定角度傾斜させて一端が
回転円板の外周部に開口して他端が中央部に形成されて
取扱い最大硬貨の直径よりも大きな開口溝を有する開口
部に連通すると共に、硬貨すくい溝の幅を取扱い硬貨の
最大直径より大きく、且つ、硬貨すくい溝の回転方向上
流側の壁面長さを取扱い硬貨の最小直径の2倍よりは短
く、下流側の壁面長さを取扱い硬貨の最大直径より短
く、深さを取扱い硬貨の最小厚さより小さく設定したの
で、異なる大きさの硬貨を確実に保持してシュータに断
続して放出することができる一方、取扱い最大直径硬貨
よりも大きな硬貨以外の異物は開口部から開口溝を通っ
て外部に排出することができ、回転円板等の損傷を防止
することができる。
【0080】また、請求項4の発明の料金精算機によれ
ば、この回転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度
を半径方向に対してほぼ45度、幅を外周側で38mm〜
43mm、中心側で27mm〜33mm、上流側壁面長さを2
5mm〜30mm、下流側壁面長さをほぼ20mm、深さをほ
ぼ1.5mmに設定したので、日本のすべての硬貨に対し
て対応可能となる。
ば、この回転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度
を半径方向に対してほぼ45度、幅を外周側で38mm〜
43mm、中心側で27mm〜33mm、上流側壁面長さを2
5mm〜30mm、下流側壁面長さをほぼ20mm、深さをほ
ぼ1.5mmに設定したので、日本のすべての硬貨に対し
て対応可能となる。
【0081】また、請求項5の発明の料金精算機によれ
ば、複数の硬貨を一括して投入可能なホッパと、傾斜状
態で回転自在に支持されてホッパに投入された硬貨を受
け取って所定の方向に一個ずつ放出可能な回転円板と、
回転円板から放出された硬貨を導くシュータと、シュー
タによって導かれた硬貨を受け取って硬貨の判別及び分
類、保管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具え、
所定の精算金額に対して対応した硬貨を投入することで
料金の精算を行う料金精算機において、先端部が外部に
開口した異物排出通路を設け、一端部がホッパに連結さ
れた投入物導入通路の他端部を回転円板と異物排出通路
との間で選択的に連結可能とし、料金精算時にはホッパ
に連結された投入物導入通路の他端部を回転円板に連結
し、ホッパから投入された硬貨を回転円板に導き、一
方、料金精算時以外ではホッパに連結された投入物導入
通路の他端部を異物排出通路に連結し、ホッパから投入
された硬貨以外の異物を外部に放出可能としたので、ホ
ッパから投入された硬貨以外の異物は回転円板には導か
れずに外部に放出されることとなり、回転円板への異物
の浸入を阻止して損傷を防止することができる。
ば、複数の硬貨を一括して投入可能なホッパと、傾斜状
態で回転自在に支持されてホッパに投入された硬貨を受
け取って所定の方向に一個ずつ放出可能な回転円板と、
回転円板から放出された硬貨を導くシュータと、シュー
タによって導かれた硬貨を受け取って硬貨の判別及び分
類、保管、釣銭払い出しを行う硬貨処理機構とを具え、
所定の精算金額に対して対応した硬貨を投入することで
料金の精算を行う料金精算機において、先端部が外部に
開口した異物排出通路を設け、一端部がホッパに連結さ
れた投入物導入通路の他端部を回転円板と異物排出通路
との間で選択的に連結可能とし、料金精算時にはホッパ
に連結された投入物導入通路の他端部を回転円板に連結
し、ホッパから投入された硬貨を回転円板に導き、一
方、料金精算時以外ではホッパに連結された投入物導入
通路の他端部を異物排出通路に連結し、ホッパから投入
された硬貨以外の異物を外部に放出可能としたので、ホ
ッパから投入された硬貨以外の異物は回転円板には導か
れずに外部に放出されることとなり、回転円板への異物
の浸入を阻止して損傷を防止することができる。
【0082】また、請求項6の発明の料金精算機によれ
ば、精算カードが挿入されたことを検知すると、異物排
出通路に連結された投入物導入通路の他端部を回転円板
に切換連結することで、ホッパに投入された硬貨を投入
物導入通路を介して回転円板に導入可能とし、料金精算
が完了すると、回転円板に連結された投入物導入通路の
他端部を異物排出通路に切換連結することで、ホッパに
投入された硬貨以外の異物を投入物導入通路及び異物排
出通路を介して外部に放出可能としたので、料金の精算
処理に合わせて投入物導入通路の切り換えを行うことが
できる。
ば、精算カードが挿入されたことを検知すると、異物排
出通路に連結された投入物導入通路の他端部を回転円板
に切換連結することで、ホッパに投入された硬貨を投入
物導入通路を介して回転円板に導入可能とし、料金精算
が完了すると、回転円板に連結された投入物導入通路の
他端部を異物排出通路に切換連結することで、ホッパに
投入された硬貨以外の異物を投入物導入通路及び異物排
出通路を介して外部に放出可能としたので、料金の精算
処理に合わせて投入物導入通路の切り換えを行うことが
できる。
【0083】また、請求項7の発明の料金精算機によれ
ば、挿入された精算カードを収納するカード収納箱と、
カード収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、受け板を所定の
位置に移動させる駆動手段とを具え、挿入された精算カ
ードを処理して精算された所定の精算金額に対して対応
する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金の精算を行
う料金精算機において、カード収納箱の上部及び下部に
それぞれ取付けられた軸受と、軸受により回転自在な支
持された上下の連結軸と、各連結軸の端部に取付けられ
た回転プーリと、上下の回転プーリに掛け回されると共
に受け板に連結されたワイヤと、連結軸のいずれか一方
を回転駆動するモータと、受け板上に積載された精算カ
ードの上面位置を計測する検出手段とを設け、検出手段
の検出結果に基づいてモータを駆動して受け板を所定の
位置に移動させるようにしたので、随時挿入される精算
カードと受け板上に積載された精算カードとの干渉を防
止することができると共に、精算カードを反転させずに
正確に積載することができ、挿入されたカードの収納性
の向上を図ることができる。
ば、挿入された精算カードを収納するカード収納箱と、
カード収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、受け板を所定の
位置に移動させる駆動手段とを具え、挿入された精算カ
ードを処理して精算された所定の精算金額に対して対応
する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金の精算を行
う料金精算機において、カード収納箱の上部及び下部に
それぞれ取付けられた軸受と、軸受により回転自在な支
持された上下の連結軸と、各連結軸の端部に取付けられ
た回転プーリと、上下の回転プーリに掛け回されると共
に受け板に連結されたワイヤと、連結軸のいずれか一方
を回転駆動するモータと、受け板上に積載された精算カ
ードの上面位置を計測する検出手段とを設け、検出手段
の検出結果に基づいてモータを駆動して受け板を所定の
位置に移動させるようにしたので、随時挿入される精算
カードと受け板上に積載された精算カードとの干渉を防
止することができると共に、精算カードを反転させずに
正確に積載することができ、挿入されたカードの収納性
の向上を図ることができる。
【0084】
【0085】また、請求項8の発明の料金精算機によれ
ば、挿入された精算カードを収納するカード収納箱と、
カード収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、受け板を所定の
位置に移動させる駆動手段とを具え、挿入された精算カ
ードを処理して精算された所定の精算金額に対して対応
する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金の精算を行
う料金精算機において、カード収納箱の上部及び下部に
それぞれ取付けられた軸受と、軸受により回転自在な支
持された上下の連結軸と、各連結軸の端部に取付けられ
た回転プーリと、上下の回転プーリに掛け回されると共
に受け板に連結されたワイヤと、受け板をカード収納箱
内にて昇降自在に支持する弾性手段とを設け、弾性手段
により受け板の上に積載された精算カードの重量増減に
伴って受け板が昇降するようにしたので、簡単な構成で
随時挿入される精算カードと受け板上に積載された精算
カードとの干渉を防止することができる。
ば、挿入された精算カードを収納するカード収納箱と、
カード収納箱内に水平状態で昇降自在に支持されて精算
カードを積み重ねて保持する受け板と、受け板を所定の
位置に移動させる駆動手段とを具え、挿入された精算カ
ードを処理して精算された所定の精算金額に対して対応
する硬貨あるいは紙幣を投入することで料金の精算を行
う料金精算機において、カード収納箱の上部及び下部に
それぞれ取付けられた軸受と、軸受により回転自在な支
持された上下の連結軸と、各連結軸の端部に取付けられ
た回転プーリと、上下の回転プーリに掛け回されると共
に受け板に連結されたワイヤと、受け板をカード収納箱
内にて昇降自在に支持する弾性手段とを設け、弾性手段
により受け板の上に積載された精算カードの重量増減に
伴って受け板が昇降するようにしたので、簡単な構成で
随時挿入される精算カードと受け板上に積載された精算
カードとの干渉を防止することができる。
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【図1】本発明の一実施例に係る料金精算機を表す概略
図である。
図である。
【図2】本実施例の料金精算機に用いられる硬貨処理機
の概略図である。
の概略図である。
【図3】硬貨処理機の要部断面(図2のIII −III 断
面)図である。
面)図である。
【図4】硬貨処理機の回転円板を表す概略図である。
【図5】硬貨処理機の回転円板の変形例を表す概略図で
ある。
ある。
【図6】本実施例の料金精算機に用いられる紙幣処理機
の挿入部の断面図である。
の挿入部の断面図である。
【図7】本実施例の料金精算機に用いられるカード収納
機構の概略図である。
機構の概略図である。
【図8】料金精算機に用いられるカード収納機構の変形
例を表す概略図である。
例を表す概略図である。
【図9】変形例のカード収納機構に用いられるスプリン
グの特性を表すグラフ図である。
グの特性を表すグラフ図である。
【図10】料金精算機に用いられるカード収納機構の別
の変形例を表す概略図である。
の変形例を表す概略図である。
11 箱体 12 駐車カード処理機 13 落下式硬貨処理機 14 紙幣処理機 21 投入開口 22 ホッパ 23 回転円板機構 24 シュータ 25 硬貨検出器 26 硬貨仕分機構 27 硬貨別収納筒 28 釣銭返却機構 33,34 仕切り板 39 ケーシング 40,40a 回転円板 41 モータ 43 硬貨放出口 44,44a 硬貨すくい溝 47 異物排出通路 53 紙幣挿入口 61 カード挿入口 71 駐車カード収納機構 72 カード収納箱 74 受け板 86 モータ 91 引張ばね 97 底板 PC 駐車カード HM 硬貨 PM 紙幣
フロントページの続き (72)発明者 沢野 市郎 兵庫県神戸市兵庫区小松通五丁目1番16 号 株式会社神菱ハイテック内 (72)発明者 河野 廣 兵庫県神戸市兵庫区小松通五丁目1番16 号 株式会社神菱ハイテック内 (56)参考文献 特開 平4−257991(JP,A) 特開 昭49−60998(JP,A) 特開 平4−315288(JP,A) 特開 平1−156276(JP,A) 特開 平6−52396(JP,A) 実開 昭62−200670(JP,U) 実開 平2−95474(JP,U) 実開 平2−38662(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 - 9/00 G07F 5/00 - 9/10 G07B 15/00
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の硬貨を一括して投入可能な投入開
口を有するホッパと、傾斜状態で回転自在に支持されて
前記ホッパに投入された硬貨を受け取って所定の方向に
個別に保持して断続して放出する硬貨すくい溝が形成さ
れた回転円板と、該回転円板から放出された硬貨を導く
シュータと、該シュータによって導かれた硬貨を受け取
って該硬貨の判別及び分類、保管、釣銭払い出しを行う
硬貨処理機構とを具え、所定の精算金額に対して対応し
た硬貨を投入することで料金の精算を行う料金精算機に
おいて、前記回転円板の硬貨すくい溝をその溝の長手方
向に沿う軸線が前記回転円板の径方向に沿う軸線に対し
て周方向に所定角度傾斜して一端が該回転円板の外周部
に開口すると共に、前記硬貨すくい溝の幅を取扱い硬貨
の最大直径より大きく、且つ、長さを取扱い硬貨の最小
直径の2倍より短く、深さを取扱い硬貨の最小厚さより
小さく設定したことを特徴とする料金精算機。 - 【請求項2】 請求項1記載の料金精算機において、回
転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度を半径方向
に沿う軸線に対して30度〜50度、幅を30mm〜35
mm、長さを30mm〜40mm、深さをほぼ1.5mmに設定
したことを特徴とする料金精算機。 - 【請求項3】 複数の硬貨を一括して投入可能な投入開
口を有するホッパと、傾斜状態で回転自在に支持されて
前記ホッパに投入された硬貨を受け取って所定の方向に
個別に保持して断続して放出する硬貨すくい溝が形成さ
れた回転円板と、該回転円板から放出された硬貨を導く
シュータと、該シュータによって導かれた硬貨を受け取
って該硬貨の判別及び分類、保管、釣銭払い出しを行う
硬貨処理機構とを具え、所定の精算金額に対して対応し
た硬貨を投入することで料金の精算を行う料金精算機に
おいて、前記回転円板の硬貨すくい溝をその溝の長手方
向に沿う軸線が前記回転円板の径方向に沿う軸線に対し
て周方向に所定角度傾斜して一端が該回転円板の外周部
に開口して他端が中央部に形成されて取扱い最大硬貨の
直径よりも大きな開口溝を有する開口部に連通すると共
に、前記硬貨すくい溝の幅を取扱い硬貨の最大直径より
大きく、且つ、該硬貨すくい溝の回転方向上流側の壁面
長さを取扱い硬貨の最小直径の2倍よりは短く、該下流
側の壁面長さを取扱い硬貨の最大直径より短く、深さを
取扱い硬貨の最小厚さより小さく設定したことを特徴と
する料金精算機。 - 【請求項4】 請求項3記載の料金精算機において、回
転円板の硬貨すくい溝の軸線方向の傾斜角度を半径方向
に沿う軸線に対してほぼ45度、幅を外周側で38mm〜
43mm、中心側で27mm〜33mm、上流側壁面長さを2
5mm〜30mm、下流側壁面長さをほぼ20mm、深さをほ
ぼ1.5mmに設定したことを特徴とする料金精算機。 - 【請求項5】 複数の硬貨を一括して投入可能な投入開
口を有するホッパと、傾斜状態で回転自在に支持されて
前記ホッパに投入された硬貨を受け取って所定の方向に
一個ずつ放出可能な回転円板と、該回転円板から放出さ
れた硬貨を導くシュータと、該シュータによって導かれ
た硬貨を受け取って該硬貨の判別及び分類、保管、釣銭
払い出しを行う硬貨処理機構とを具え、所定の精算金額
に対して対応した硬貨を投入することで料金の精算を行
う料金精算機において、先端部が外部に開口した異物排
出通路を設け、一端部がホッパに連結された投入物導入
通路の他端部を前記回転円板と前記異物排出通路との間
で選択的に連結可能とし、料金精算時には前記ホッパに
連結された投入物導入通路の他端部を前記回転円板に連
結し、該ホッパから投入された硬貨を該回転円板に導
き、一方、料金精算時以外では前記ホッパに連結された
投入物導入通路の他端部を前記異物排出通路に連結し、
該ホッパから投入された硬貨以外の異物を外部に放出可
能としたことを特徴とする料金精算機。 - 【請求項6】 請求項5記載の料金精算機において、精
算カードが挿入されたことを検知すると、異物排出通路
に連結された投入物導入通路の他端部を回転円板に切換
連結することで、ホッパに投入された硬貨を該投入物導
入通路を介して前記回転円板に導入可能とし、料金精算
が完了したことを検知すると、該回転円板に連結された
前記投入物導入通路の他端部を前記異物排出通路に切換
連結することで、ホッパに投入された硬貨以外の異物を
該投入物導入通路及び異物排出通路を介して外部に排出
可能としたことを特徴とする駐車場の料金精算機。 - 【請求項7】 挿入された精算カードを収納するカード
収納箱と、該カード収納箱内に水平状態で昇降自在に支
持されて前記精算カードを積み重ねて保持する受け板
と、該受け板を所定の位置に移動させる駆動手段とを具
え、前記挿入された前記精算カードを処理して精算され
た所定の精算金額に対して対応する硬貨あるいは紙幣を
投入することで料金の精算を行う料金精算機において、
前記カード収納箱の上部及び下部にそれぞれ取付けられ
た軸受と、該軸受により回転自在な支持された上下の連
結軸と、該各連結軸の端部に取付けられた回転プーリ
と、該上下の回転プーリに掛け回されると共に前記受け
板に連結されたワイヤと、前記連結軸のいずれか一方を
回転駆動するモータと、前記受け板上に積載された前記
精算カードの上面位置を計測する検出手段とを設け、該
検出手段の検出結果に基づいて前記モータを駆動して前
記受け板を所定の位置に移動させることを特徴とする料
金精算機。 - 【請求項8】 挿入された精算カードを収納するカード
収納箱と、該カード収納箱内に水平状態で昇降自在に支
持されて前記精算カードを積み重ねて保持する受け板
と、該受け板を所定の位置に移動させる駆動手段とを具
え、前記挿入された前記精算カードを処理して精算され
た所定の精算金額に対して対応する硬貨あるいは紙幣を
投入することで料金の精算を行う料金精算機において、
前記カード収納箱の上部及び下部にそれぞれ取付けられ
た軸受と、該軸受により回転自在な支持された上下の連
結軸と、該各連結軸の端部に取付けられた回転プーリ
と、該上下の回転プーリに掛け回されると共に前記受け
板に連結されたワイヤと、前記受け板をカード収納箱内
にて昇降自在に支持する弾性手段とを設け、該弾性手段
により前記受け板の上に積載された前記精算カードの重
量増減に伴って該受け板が昇降することを特徴とする料
金精算機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31961694A JP3202513B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 料金精算機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31961694A JP3202513B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 料金精算機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08180240A JPH08180240A (ja) | 1996-07-12 |
JP3202513B2 true JP3202513B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=18112277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31961694A Expired - Fee Related JP3202513B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 料金精算機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3202513B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4530309B2 (ja) * | 1999-11-05 | 2010-08-25 | マミヤ・オーピー株式会社 | 玉貸し機 |
CN102509362B (zh) * | 2011-11-15 | 2014-07-02 | 红门智能科技股份有限公司 | 具有可旋转出卡器的收费机箱 |
JPWO2023181192A1 (ja) | 2022-03-23 | 2023-09-28 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP31961694A patent/JP3202513B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08180240A (ja) | 1996-07-12 |
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