JPH03225586A

JPH03225586A - 硬貨選別装置の硬貨リフター駆動装置

Info

Publication number: JPH03225586A
Application number: JP2020992A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Ito; 義矩伊藤
Original assignee: Fuji Electric Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Co Ltd
Priority date: 1990-01-31
Filing date: 1990-01-31
Publication date: 1991-10-04
Anticipated expiration: 2012-08-27
Also published as: JP2646783B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、硬貨払出口から払い出された硬貨を上方位置
にある硬貨返却口までリフトアップするための硬貨リフ
ターを備えた硬貨選別装置に関し、さらに詳しくは、か
かる硬貨リフターの駆動制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

自動販売機などにおいては、投入硬貨の正偽の判別およ
び釣銭の払出などのために、投入硬貨を振り分けて金種
毎に収納可能となった硬貨選別装置が組み込まれている
。このような硬貨選別装置では、投入硬貨の自重によっ
てその投入硬貨を移動させるよいうに、装置内に硬貨通
路が構成されている。従って、必然的に硬貨投入口は装
置の最も高い位置に設定され、硬貨返却口の位置は最も
低い位置に設定されている。

［発明が解決しようとする課題］この構成の硬貨選別装置を内蔵した自動販売機などにお
いては、硬貨投入口と硬貨返却口との間に高低差だでき
、これら双方を商品購入者にとって都合によい同一の高
さ位置に設定することができない。そこで、本件出願人
は、硬貨選別装置の硬貨払出部から払い出された硬貨を
、強制的に上方位置までリフトアップする硬貨リフター
を利用し、これによって、硬貨返却口を硬貨投入口と同
一の高さ位置に設定することの可能となった構成を提案
している。

ここに、このような硬貨リフターを駆動するには、硬貨
選別装置の制御系において使用される各種の信号を利用
することが考えられる。しかし、硬貨選別装置の制御系
で使用される信号は、装置毎に異なっており、また同一
の情報を担持した信号であってもそれらの発生タイミン
グが異なっている場合がある。従って、特定の装置に適
するように硬貨リフターの駆動制御系を構成した場合に
は、硬貨リフターの汎用性が低下するという問題が発生
する。特に、投入された偽貨の返却機構は各装置で異な
る場合があり、偽貨が排出された場合において硬貨リフ
ターを各装置における適正なタイミングで起動させるこ
との出来ないおそれがある。

本発明の課題は、かかる点に鑑みて、汎用性の高い硬貨
リフターの駆動装置を実現することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するために、本発明の硬貨選別装置に
おいては、硬貨投入口から硬貨リフターに到るまでの硬
貨移動経路上に、少なくとも偽貨の通過を検知する検知
手段を配置し、少なくともこの検知手段の出力に基づき
、硬貨リフターを起動させるようにしている。上記の検
知手段の設置場所としては、硬貨投入口の近傍、スラグ
シュートの部分、あるいは硬貨リフターの手前の硬貨通
路部分などを挙げることができる。

〔作用）本発明では、検知手段によって硬貨投入口から投入され
て硬貨選別装置内を移動する偽貨が、検知手段によって
検知される。偽貨が検知されると、駆動制御手段によっ
て、硬貨リフターが起動される。従って、硬貨選別装置
の種類が異なる場合においても、この検知手段の出力に
基づいて硬貨リフターの起動が行われるので、硬貨リフ
ターの起動は常に適正な時期に行なわ、特に偽貨の返却
動作が適正に行なわれる。

［実施例］以下に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図には本発明の一実施例の硬貨選別装置を示しであ
る。この装置１は、上下に長い直方体形状の装置本体部
２と、この本体部の一方の側面に取付は硬貨リフター３
とから構成されている。装置本体部の上面には、硬貨人
口１ａが開いており、この直上には、投入硬貨用シュー
ト４が配置され、このシュート４の上端には、水平状態
で硬貨ＣＮを投入する硬貨投入口５が設置されている。

一方、装置本体の下端側には、下方に向けて窄まった形
状の返却硬貨用シュート６が設置され、このシュート６
の下端が硬貨リフター３の下端側に連通している。硬貨
リフター３の上端側には、上記の硬貨投入口５とほぼ同
一の高さ位置に、硬貨返却ロアが設置されている。

上記の装置本体部２の内部には、その上側から、硬貨投
入口５から投入された硬貨の正偽および金種を判別する
検銭部２１と、この検銭部２１による検銭結果に基づき
投入硬貨を金種毎に振り分ける硬貨振り分は部２２と、
振り分けられた硬貨を金種毎に収納する硬貨収納部２３
が組み込まれており、硬貨収納部２３の硬貨リフター３
の側に隣接した部分には、検銭部２１によって偽貨であ
ると判別された硬貨を下方に向けて通過させるスラグシ
ュート２４が設置されている。また、硬貨収納部２３の
下端には、硬貨収納部２２内に収納されている硬貨を選
択的に下方に払い出す硬貨払出部２５が配置されており
、この払出部２５の下端に開けた硬貨払出口２５ａが、
前述した返却硬貨用シュート６の上端開口６ａの直上に
位置している。また、このこの硬貨払出口２５ａには、
上記のスラグシュート２４の下端開口が面しており、こ
のスラグシュート２４を通過して落下する硬貨も、この
硬貨払出口２５ａから返却硬貨用シュート６の側に払い
出される。ここに、スラグシュート２４の下端部分には
、ここを通過する硬貨を検知するためのスラグセンサ２
６が設置されている。

硬貨リフター３において、垂直に延びるその筒状ケース
３１内の下端および上端に配置した駆動ロール３２およ
び従動ロール３３の間に硬貨搬送ベルト３４が架は渡さ
れている。下端の駆動ロール３２は、ベルトおよびプー
リからなる減速機構３５を介して、駆動モータ３６の側
から駆動力が伝達される。搬送ベルト３４の表面には、
図に示すように硬貨に保合可能な突起３４ａが形成され
ている。

この構成の装置１においては、硬貨投入口５から投入さ
れた硬貨ＣＮは、シュート４を通って装置本体２内に入
り、その正偽および金種が判別される。正貨である場合
には、硬貨振り分は部２２によって硬貨収納部２３内の
対応する金種の収納筒内に収納され、偽貨である場合に
は、硬貨振り分は部２２によってスラグシュート２４の
側に振り分けられる。このスラグシュート２４を通って
落下した硬貨、あるいは硬貨収納部２３から硬貨払出部
２５を介して払い出された硬貨は、それぞれ硬貨払出口
２５ａから返却硬貨シュート６内に落下し、このシュー
ト内を転動して、硬貨リフター３の下端部分まで移動す
る。この下端部分に到った硬貨は、駆動ロールによって
移動される搬送ベルト３４によって、上方に搬送され、
上端位置に配置した硬貨返却ロアから外部に返却される
。

第２図には、本例の装置の駆動制御系の概要を示しであ
る。図において、４１は制御回路であり、各種の入力指
令信号、検知信号に基づき、予め格納された制御プログ
ラムを実行して、各被駆動部分を制御する。例えば、釣
銭払出指令信号などが入力された場合には、硬貨払出部
２５に釣銭払出信号２５Ｓを出力して、必要とされる釣
銭額に対応する硬貨の払出動作を行わせる。また、スラ
グセンサ２６からのセンサ出力２６Ｓを受は取り、これ
に基づき、駆動モータ３６の起動を制御する。

ここに、４２は駆動モータ３６の駆動時間の制御に使用
されるタイマである。

次に、第３図のフローチャートを参照して、硬貨リフタ
ーを構成する搬送ベルトの起動制御を説明する。まず、
ステップＳＴＩおよび２において、釣銭払出信号２５Ｓ
が出力されているか否か、およびスラグセンサ２６によ
ってスラグシュート２４を硬貨が通過したか否かの判別
が行われる。何れか一方の判別が肯定判定の場合には、
ステップＳＴ３において駆動モータ３６がオンされ、搬
送ロール３２が回転を開始して、搬送ベルト３４の移動
が開始される。この後には、タイマ４２による時間のカ
ウントが開始される。搬送ベルト３４によって払出硬貨
あるいはスラグシュートを落下してきた硬貨が、硬貨返
却ロアの側に搬送され終わるのに必要とされる時間Ｔが
、タイマ４２によってカウントされ終わった後は（ステ
ップ５Ｔ５）、ステップＳＴ６において駆動モータ３６
がオフされて、搬送ベルトが停止する。

以上説明したように、本例の装置においては、硬貨リフ
ター３の起動を、スラグシュート２４に設置したスラグ
センサ２６の出力２６Ｓおよび釣銭払出信号２５３に基
づいて行っている。従って、偽貨返却時においても釣銭
返却時においても、適正なタイミングで硬貨リフターを
起動することができる。

次に、第４図および第５図には、上記の変形例を示しで
ある。まず、第４図に例では、投入硬貨シュート４の下
端開口部分に、投入硬貨を検知するための硬貨センサ５
１を配置してあり、この硬貨センサ５１によって硬貨が
検知されたときには、硬貨リフター３を起動させるよう
になっている。

これに対して、第５図の例では、逆に返却硬貨シュート
６の下端部分に、同じく硬貨センサ５１を配置して、こ
のセンサによって硬貨の通過が検知されたときに、硬貨
リフター３を起動させるようになっている。これらの例
に示す硬貨移動位置に配置された硬貨センサの出力に基
づいても、硬貨リフターの起動を好適に行うことが可能
である。

次に、第６図には、本発明の別の実施例を示すである。

本例の装置６１の装置本体部６２の構成は上記の第１図
に示す例と同一であるが、硬貨リフター６３の構造およ
び、この硬貨リフターを起動させるために利用するスラ
グセンサ６４の取付は位置が異なっている。すなわち、
本例では、スラグセンサ６４が、スラグシュート２４の
下端開口の下側における装置本体６２０部分に外設され
ている。また、硬貨リフター６３は、Ｌ形状となるよう
に１本の無端搬送ベルト６５が配列されており、装置本
体部６２の下端の硬貨払出口２５ａから落下した硬貨が
、Ｌ形搬送ベルト６５の水平部分６５）（上に落下し、
この水平部分６５Ｈによってベルトの垂直部分６５Ｖの
側に向けて搬送され、しかる後に、この垂直部分６５Ｖ
によって上方の硬貨返却ロアの側に搬送される。

本例の装置においても、第１図の例と同様に、スラグセ
ンサ６４によってスラグシュート２４を通過する硬貨が
検知された時、および釣銭払出信号が出力された時に、
硬貨リフター６３が起動されるようになっている。本例
によっても、第１図に示す例と同様の効果を得ることが
できる。また、本例の装置の構成によれば、スラグセン
サを装置本体部の下端に外設するようになっているので
、かかるセンサの取付けが容易であるという利点もある
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の硬貨リフターの駆動装置
においては、投入された硬貨の移動経路上の位置に少な
（とも偽貨を検知するセンサを配置し、この出力に基づ
き硬貨リフターを起動するようにしている。従って、本
発明によれば、このセンサの出力に基づき常に適正な時
期に硬貨リフターを起動でき、特に偽貨の返却動作を適
正に行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る硬貨選別装置を示す全
体斜視図、第２図は第１図の装置の制御系を示す概略ブ
ロック図、第３図は第１図の装置の硬貨リフターの起動
制御動作を示すフローチャート、第４図は第１図の変形
例を示す全体斜視図、第５図は第１図の更に別の変形例
を示す全体斜視図、第６図は本発明の別の実施例に係る
硬貨選別装置を示す全体斜視図である。［符号の説明］１・・・硬貨選別装置、２・・・装置本体部、３・・・
硬貨リフター　４・・・投入硬貨シュート、５・・・硬
貨投入口、６・・・返却硬貨シュート、７・・・硬貨返
却口、２３Ｓ・・・釣銭払出信号、２４・・・スラグシ
ュート、２５ａ・・・硬貨払出口、２６・・・スラグセ
ンサ、２６３・・・硬貨検知信号、３２・・・駆動ロール、３
４・・・搬送ベルト、３６・・・駆動モータ、４２・・
・タイマ、５１・・・硬貨センサ、６３・・・硬貨リフ
ター　６４・・・スラグセンサ、６５・・・搬送ベルト
。

Claims

【特許請求の範囲】

硬貨投入口と、この硬貨投入口から投入された硬貨の正
偽および金種を判別する検銭手段と、この検銭手段によ
る検銭結果に基づき投入硬貨を金種毎に振り分けて収納
する硬貨収納手段と、前記検銭手段によって偽貨と判別
された硬貨が投入されるスラグシュートと、前記硬貨収
納手段から払いだされた硬貨および前記スラグシュート
を通って払い出された偽貨の払出口と、この払出口より
も上方に配置された硬貨返却口と、前記払出口から払い
出された硬貨を前記硬貨返却口に向けてリフトアップす
る硬貨リフターと、前記硬貨投入口から前記硬貨リフタ
ーまでの間の硬貨移動経路上に配置され、少なくとも前
記偽貨の通過を検知する検知手段と、少なくともこの検
知手段の検知出力に基づき、前記硬貨リフターを起動す
る駆動制御手段とを有することを特徴とする硬貨選別装
置の硬貨リフター駆動装置。